JPH08139314A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH08139314A
JPH08139314A JP6274851A JP27485194A JPH08139314A JP H08139314 A JPH08139314 A JP H08139314A JP 6274851 A JP6274851 A JP 6274851A JP 27485194 A JP27485194 A JP 27485194A JP H08139314 A JPH08139314 A JP H08139314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
gate electrode
film
bit line
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6274851A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ito
伊藤  豊
Koji Naito
康志 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6274851A priority Critical patent/JPH08139314A/ja
Publication of JPH08139314A publication Critical patent/JPH08139314A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 DRAM等の半導体装置の高密度化時に、L
DD構造のMISFETにおけるコンタクトスペースを
広く確保し、低コンタクト抵抗化、あるいはセルフアラ
イン化を容易にする。 【構成】 ゲート電極101のパターニング後、薄いソ
ース・ドレイン注入を行い、ビット線下地絶縁膜107
をゲート電極101の側部を含む全面に形成後、Siサ
イドウォール106を形成し、ゲート電極101とSi
サイドウォール106をマスクとしてビット線下地絶縁
膜107を通して高濃度の不純物イオンを注入する。そ
の後、ビット線コンタクトをSiサイドウォール10
6、絶縁膜107の2段エッチによりゲート電極101
及び下地絶縁膜107に対し自己整合的に開口し、ビッ
ト線109を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LDD構造を有するM
ISFETを備えた半導体装置に係り、特に、コンタク
ト抵抗の低減対策に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DRAMにおいて高容量化が進
み、64MbitDRAMのサンプル出荷もすでに行わ
れている。従来、DRAM型半導体装置ではMISFE
T構造はゲート長の減少にともなうショートチャネル効
果の抑制およびホットキャリア耐性の向上などのため酸
化膜サイドウォールを用いたLDD構造を採用してい
る。すなわち、図8に示すように、従来のDRAMの周
辺回路に配置されるMOSトランジスタは、Si基板5
00上に形成されたゲート電極501と、ゲート電極5
01の上に形成されたゲート上絶縁膜502と、ゲート
電極501とSi基板500との間に介設されるゲート
酸化膜503と、ゲート電極501の側部に形成された
シリコン酸化膜からなるサイドウォール506と、Si
基板501の表面領域のゲート電極501端部付近に形
成された低濃度ソース・ドレイン領域511と、低濃度
ソース・ドレイン領域511の外側に形成された高濃度
ソース・ドレイン領域512とを備えている。そして、
上記ゲート電極501及びサイドウォール506の上を
含む基板全面を覆うビット線下地絶縁膜507と、該ビ
ット線下地絶縁膜507に設けられたコンタクト孔を介
して高濃度ソース・ドレイン領域512にコンタクトす
るビット線509とが設けられている。
【0003】次に、図9(a)〜(c)及び図10
(a),(b)を参照しながら、従来のDRAM型の半
導体装置の製造方法について説明する。なお、図9
(a)〜(c)及び図10(a),(b)において、左
側が周辺回路Rpcにおける半導体装置の断面構造を、右
側がメモリセル部Rmcの構造をそれぞれ示す。
【0004】まず、図9(a)に示すように、半導体基
板500の表面領域を区画する素子分離504を形成
し、素子分離504で区画される活性領域と素子分離5
04との上に、ゲート酸化膜503,ゲート電極50
1,ゲート上絶縁膜502を形成する。そして、ゲート
酸化膜503,ゲート電極501,ゲート上絶縁膜50
2をマスクとして、低濃度の不純物イオンを注入し、低
濃度ソース・ドレイン領域511を自己整合的に形成す
る。不純物イオンの注入は、nチャネルMOSトランジ
スタと必要に応じてpチャネルMOSトランジスタとに
分け、フォトレジストマスクを併用して行う。
【0005】次に、図2(b)に示すように、CVD法
で酸化膜を150nm程度堆積し異方性ドライエッチを
行い図19に示すようにゲート電極側面に高濃度ソース
・ドレイン注入のためのスペーサとなるよう酸化膜(以
下「酸化膜サイドウォール406」という)を形成し、
高濃度のソース・ドレインイオン注入を行い、高濃度ソ
ース・ドレイン領域506を形成する。。このとき、酸
化膜サイドウォール506の下には高濃度イオンは注入
されない。
【0006】次に、図2(c)に示すように、ビット線
下地絶縁膜507を堆積する。
【0007】次に、図3(a)に示すように、フォトマ
スク工程とドライエッチ工程によりレジストマスクMre
10を用いてビット線下地絶縁膜507の一部をエッチン
グしビット線コンタクト孔508をゲート電極501に
対して自己整合的に形成する。
【0008】次に、図3(b)に示すように、多結晶S
i膜509a及びWSi膜509bからなるビット線5
09と、ビット線上絶縁膜510とを形成する。
【0009】その後、図は省略するが、メモリセル部R
mcで、容量絶縁用酸化膜,容量電極、誘電体膜、プレー
ト電極等を形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、DRAMの高容量化、高密度化に伴いコ
ンタクト抵抗が上昇し、素子特性が低下したりコンタク
ト形成が困難になる問題があった。すなわち、ゲート間
スペースが狭くなると、コンタクト形成を自己整合的に
形成する場合、ゲート電極に対して垂直方向のコンタク
トスペースが、ゲート間スペースからLDD用の酸化膜
サイドウォールとビット線用酸化膜の合計膜厚の2倍分
差し引いた長さになるため、著しく狭くなり、コンタク
ト抵抗が上昇し十分なMOSトランジスタ性能が得られ
なくなった。さらに、DRAMにおいて最もゲート間ス
ペースが狭くなるセル部においては、ゲート長が0.3
μm程度になるとゲート間スペースも0.3μm程度に
狭くなりセル部ゲート間スペースが前述した酸化膜膜で
埋まってしまい自己整合的なコンタクト形成が不可能に
なる。
【0011】図11(a)〜(c)は、微細化されたD
RAMの製造工程における構造の変化を示す断面図であ
る。まず、図11(a)に示すように、上記図9(c)
に示す状態まで工程が進んだとする。このとき、酸化膜
サイドウォール506を形成したときに、多くの場合、
メモリセル部Rmcのゲート電極501間スペースが酸化
膜サイドウォール506でほとんど埋まってしまう。ま
た、酸化膜サイドウォール506によりメモリセル部R
mcのゲート電極501間が完全には埋まっていなかった
としても、ビット線下地絶縁膜507を堆積する際に、
ゲート501間スペースが0.3μm程度より狭くなる
と、メモリセル部Rmcのゲート電極501間がこのビッ
ト線下地絶縁膜507を形成することで埋まってしま
う。
【0012】この後、図11(b)に示すように、フォ
トマスク露光工程を経て、ビット線下地絶縁膜507を
エッチングする際、周辺回路部Rpcにはビットコンタク
ト孔508aが開口されるが、メモリセル部Rmcではビ
ット線コンタクト508b孔を開口しようとしても、こ
の埋まった分を除去してSi基板501の表面を露出さ
せることが困難となる。すなわち、図11(c)に示す
ように、なおもエッチングを続行すると、メモリセル部
Rmcのビット線コンタクト孔508bにおいて、ゲート
上絶縁膜502の一部が除去されて、ゲート電極501
が露出する箇所Defが生じる。
【0013】すなわち、酸化膜サイドウォール506お
よびビット線下地絶縁膜507で埋まってしまったセル
部545ゲート501間にビット線コンタクト孔509
bを開口しようとすると、ゲート501の段差とゲート
上絶縁膜502とビット線下地絶縁膜507の合計膜厚
程度のエッチングが必要であるが、その場合、よほどフ
ォトマスク露光工程でレジストの開口部がゲート501
と重ならないようにレジスト開口寸法を小さく出して、
しかも超厳密なアライメントができないと、前述のよう
にゲート上絶縁膜502の一部が除去され、ゲート電極
501が露出してしまう。そして、そのままビット線を
形成するとビット線とゲート501の短絡不良がおこ
る。
【0014】また、図8に示す部分断面図で説明する
と、ビット線コンタクト孔はゲート電極501に対して
自己整合的に形成された部分では、ゲート電極方向に垂
直方向のコンタクトスペースWcoはゲート間スペースか
ら(酸化膜サイドウォール506の厚み+ビット線下地
絶縁膜507の厚み)の2倍分の膜厚を引いた長さにな
り、例えゲート電極501の一部を露出させることなく
開口できたとしても、コンタクト抵抗が上昇しMOSト
ランジスタとして十分な性能が得られない。
【0015】さらに、ビット線形成後の容量電極コンタ
クト形成においては、ビット線コンタクト孔508bと
比較して、各ゲート電極501の間隔が容量電極下地絶
縁膜の膜厚の2倍分さらに狭くなり、ゲート電極501
に対して自己整合的にコンタクトを形成するのが、益々
困難になる。一方、コンタクトのスペースを確保しよう
とすると、酸化膜サイドウォール506やビット線下地
酸化膜507を非常に薄くせねばならず、ショートチャ
ネル効果の抑制が困難になるとともに素子設計、プロセ
ス設計の自由度が著しく阻害されることになる。
【0016】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、MISFETを配置した半導体装置
において、素子寸法が縮小化しても、所望するLDD構
造の横方向のソース・ドレイン不純物分布を持ち、ショ
ートチャネル効果を抑制しつつビット線用あるいはセル
容量電極用コンタクトスペースが広く低いコンタクト抵
抗をもつMISFETの構成及びその製造方法を提供す
るものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本願によって開示される発明のうち代表的なものの
概要を説明する。すなわち、ゲート電極の側面とビット
線にはさまれた絶縁膜とSi基板活性領域とビット線に
はさまれた絶縁膜を実効的に同じ構造にするわけであ
る。また、その構造を実現するための製造方法としてゲ
ート電極形成後に全面に酸化膜と多結晶Siを形成し、
異方性ドライエッチによりゲート電極側面に多結晶Si
サイドウォールを形成する工程とその後高濃度ソース・
ドレインイオン注入を行う工程とビット線コンタクトを
形成するため一部のSiサイドウォールと酸化膜を除去
する工程とその上にビット線を形成する工程を備えたも
のである。
【0018】
【作用】以上の半導体装置及びその製造方法によって、
各請求項の発明では、下記の作用が得られる。
【0019】請求項1又は2の発明では、MISFET
の寸法が小さくなり、ゲート電極間のスペースが狭くな
っても、導電性部材とソース・ドレイン領域とのコンタ
クト領域が高濃度ソース・ドレイン領域の幅よりも広く
低濃度ソース・ドレイン領域にまで亘っているので、広
いコンタクト面積が確保される。したがって、低濃度ソ
ース・ドレインと高濃度ソース・ドレインとによるショ
ートチャネル効果の防止作用が得られるとともに、広い
コンタクト面積が確保され、信頼性が向上する。
【0020】請求項3又は4の発明では、ゲート電極が
MISFETとして機能する部分でも、導電性部材がゲ
ート電極の一部を覆う部分と同じ処理を受けたことによ
り、高濃度ソース・ドレイン領域がゲート電極側方の配
線下地絶縁膜及び高選択性サイドウォールに対して自己
整合的に形成されているので、低濃度ソース・ドレイン
との間でショートチャネル効果を防止するための良好な
位置関係が確保される。一方、高選択性サイドウォール
は側部絶縁膜に対して高選択比の被エッチング特性を有
しているので、配線下地絶縁膜が製造工程中におけるダ
メージを受けることがなく、導電性膜とゲート電極との
絶縁性も良好に維持される。
【0021】請求項5の発明では、周辺回路に形成され
るMISFETにおける各ゲート電極間では、従来のゲ
ート電極間の絶縁膜が1層少ない(酸化膜サイドウォー
ルが無くなる)ことにより、高濃度及び低濃度ソース・
ドレインからなる不純物拡散領域と導電性部材とのコン
タクトスペースが広くなる。したがって、コンタクト抵
抗が低く高性能のMISFETを搭載した半導体装置が
得られる。
【0022】また、特にゲート電極間スペースが狭いメ
モリセル部においても、ゲート電極間がいったん高選択
性サイドウォールを構成する膜で埋まったとしても、そ
の後のコンタクト孔の開口のためのエッチング時に、配
線下地絶縁膜とは高い選択比を有する高選択性サイドウ
ォールが容易に除去される。したがって、ゲート電極間
のスペースが絶縁膜で埋まってしまうことがなく、自己
整合的なコンタクト形成が可能になる。
【0023】さらに、高選択性サイドウォールはゲート
段差部の曲率を大きくする平坦化効果もあり、その上に
導電性部材のパターニングを行う際、フォトマスク露光
工程ではレジストの膜厚ムラや下地の乱反射を低減し、
レジストパターン形成を容易にする。そして、その後の
パターニング用エッチング時に、上方に形成される膜の
ゲート段差部において垂直方向の実効膜厚が薄くなるた
めエッチング時間が短縮され、寸法変化や平坦部での下
地の膜べりを低減させる等、加工性を向上させる作用も
大きい。
【0024】請求項6の発明では、導電性を有する高選
択性サイドウォールが不純物拡散領域にコンタクトして
いるので、これを除去しなくても導電性膜を上方から堆
積すると、両者が一体化して、配線等として機能する。
そして、高濃度ソース・ドレイン形成用の不純物注入時
に高選択性サイドウォールにも不純物イオンが同時に注
入されるので、導電性膜形成後にコンタクト抵抗を低減
するための不純物イオンの注入が不要になり、あるいは
不純物イオンの注入量が軽減される。
【0025】請求項7又は8の発明では、特に高速動作
が要求されるDRAMにおいて、周辺回路に高速動作の
MISFETが形成される。
【0026】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0027】(第1実施例)まず、第1実施例について
説明する。図1は本発明の半導体装置の周辺回路に配置
されるMOSトランジスタの構造を示す断面図である。
同図において、100はSi基板、101はゲート電
極、102はゲート上絶縁膜、103はゲート酸化膜、
109はビット線、107はゲート電極101及びゲー
ト上絶縁膜102の周囲及び活性領域を覆いビット線1
09の下地となるビット線下地絶縁膜、111は低濃度
ソース・ドレイン領域(LDD)、112は高濃度ソー
ス・ドレイン領域である。
【0028】ここで、図1に示すMOSトランジスタの
特徴として、高濃度ソース・ドレイン領域112と低濃
度ソース・ドレイン領域111との境界は、ビット線1
09と活性領域とのコンタクトスペース内に含まれてい
る。例えば図1の2つのゲート電極101に挟まれる領
域において、ビット線109と活性領域とのコンタクト
スペース幅Wo は、高濃度ソース・ドレイン領域112
の幅W1 よりも広く、ビット線109の一部が低濃度ソ
ース・ドレイン領域111に接触している。言い換える
と、低濃度ソース・ドレイン不純物領域111と高濃度
不純物領域112を有するいわゆるLDD構造のMOS
トランジスタにおいて、通常存在するサイドウォール、
つまり高濃度ソース・ドレイン不純物の注入マスクとな
り高濃度ソース・ドレイン不純物領域112の位置を規
定する酸化膜サイドウォールが存在しない。よって、ゲ
ート間スペースの狭いところにおいても、ゲート電極1
01に対して自己整合的に形成されたビット線コンタク
ト109のスペースは広く確保され、低コンタクト抵抗
を持つMOSトランジスタが実現されるのである。すな
わち、ビット線コンタクトスペース幅Wo は、ゲート間
スペースからビット線下地絶縁膜107の膜厚の2倍分
を差し引いたものになる。
【0029】次に、以下、本実施例の半導体装置の製造
方法について、図2(a)〜(d)を参照しながら説明
する。図2(a)〜(d)において、左側の図は周辺回
路部Rpcの状態を示し、右側の図はメモリセル領域Rmc
の状態を示す。
【0030】まず、図2(a)に示すように、半導体基
板100の表面領域を区画する素子分離104を形成
し、素子分離104で区画される活性領域と素子分離1
04との上に、ゲート酸化膜103,ゲート電極10
1,ゲート上絶縁膜102を形成する。そして、ゲート
酸化膜103,ゲート電極101,ゲート上絶縁膜10
2をマスクとして、低濃度の不純物イオンを注入し、低
濃度ソース・ドレイン領域111を自己整合的に形成す
る。不純物イオンの注入は、nチャネルMOSトランジ
スタと必要に応じてpチャネルMOSトランジスタとに
分け、フォトレジストマスクを併用して行う。
【0031】次に、図2(b)に示すように、ゲート電
極101及びゲート上絶縁膜102の周囲及びSi基板
100の全面を覆うCVD酸化膜(ビット線下地絶縁膜
107)を全面に形成し、さらに導電性部材である多結
晶Si膜(又はアモルファスSi膜)を全面に形成し、
異方性ドライエッチによりSiサイドウォール106を
ゲート電極101の側部に形成する。その際、メモリセ
ル領域Rmcでは、各ゲート電極101間のスペースによ
っては、図2(b)のA部に示されるように、ゲート電
極101間のスペースがSiサイドウォール106で埋
まる。一方、ビット線下地絶縁膜107の膜厚は、ゲー
ト電極101間のコンタクトスペースを広く確保し、ま
た、高濃度ソース・ドレイン112を形成するための不
純物イオンの注入をこのビット線下地絶縁膜107の上
から行うためには、なるべく薄くするのが好ましい。た
だし、このビット線下地絶縁膜107は、電気的絶縁だ
けでなく後述のビット線のエッチング工程におけるエッ
チングストッパーの役割を持つため、20nm程度は必
要である。また、Siサイドウォール106を形成する
ための多結晶Si膜の膜厚は、高濃度ソース・ドレイン
領域112を形成するための不純物イオンが所望の位置
に注入されるように膜厚を設定する。すなわち、不純物
イオンはゲート電極101の側面部からビット線下地絶
縁膜107とSiサイドウォール106の合計膜厚分だ
け離れたところに注入される。その合計膜厚の最適値
は、トランジスタのゲート長や後工程の熱処理、駆動電
圧等によって変わってくるが、0.08μmから0.1
8μm程度である。
【0032】Siサイドウォール106の形成後、フォ
トマスク露光工程を経てnチャネル,pチャネルMOS
トランジスタに、それぞれ高濃度不純物イオンの注入を
行い、高濃度ソース・ドレイン領域112を形成する。
その際、レジストおよびゲート電極101およびSiサ
イドウォール106をマスクとし、ビット線下地絶縁膜
107を通してイオン注入を行う。ただし、nチャネル
MOSトランジスタのうちメモリセル領域RmcのMOS
トランジスタはレジストマスクによりこの注入を避ける
場合もある。
【0033】次に、図2(c)に示すように、フォトマ
スク露光工程によリ形成したレジストマスクMre1 を用
いて、Siサイドウォール106とビット線下地絶縁膜
107の一部を連続的にエッチングし、活性領域の一部
を露出させてビット線コンタクト孔108を形成する。
この工程のうちSiサイドウォール106をエッチング
する際、ゲート電極101とゲート上絶縁膜102の段
差分(合計膜厚)程度の多結晶Si膜のエッチングが必
要であるが、Siサイドウォール106を構成する多結
晶Si膜(あるいはアモルファスSi膜)とビット線下
地絶縁膜107を構成するシリコン酸化膜のエッチング
選択比は高いので、Siサイドウォール106のエッチ
ング時にその下のビット線下地絶縁膜107はほとんど
なくならない。また、ビット線下地絶縁膜107の膜厚
はゲート上絶縁膜102と比較して薄いので、ビット線
下地絶縁膜107のエッチング時にゲート電極101が
露出することなく自己整合的にコンタクト孔を開口でき
る。特に、本実施例のようにメモリセル領域Rmcと同時
に周辺回路部Rpcのビット線コンタクト孔108を形成
する場合、Siサイドウォール106のエッチングの初
期からビット線下地絶縁膜107が露出している部分が
あるが、現在のドライエッチ技術においても多結晶Si
膜のエッチング時のシリコン酸化膜との選択比は最大で
100近い値が得られており、Siサイドウォール10
6エッチング時にビット線下地絶縁膜107がなくなっ
て、Si基板100がエッチングされる虞れはない。
【0034】なお、ここではメモリセル領域Rmcと周辺
回路部Rpcで同時にレジストマスクMre1 を形成しビッ
ト線コンタクト孔108を開口する場合について述べた
が、フォトマスク露光工程とエッチング工程をメモリセ
ル領域Rmcと周辺回路部Rpcでそれぞれ2回に分けて行
う方法も考えられる。この場合、工程数は増加するが周
辺回路部Rpcのエッチング時にSiサイドウォール10
6のエッチングが不要になる。
【0035】次に、図2(d)に示すように、ビット線
コンタクト孔108を介して活性領域にコンタクトする
ビット線109の形成を行う。ここでは、例としてWS
iポリサイドのビット線を形成することとする。ビット
線コンタクト孔108の開口後、まずWSi下地用に多
結晶Si膜109aを20nmから150nm程度堆積
する。その後、低抵抗化のため例えば砒素イオンを多結
晶Si膜109aに注入し、ついでWSi膜109bを
50nmから200nm程度堆積する。ついで、次工程
で形成するセル容量電極コンタクト孔をビット線に対し
て自己整合的に形成可能とするためにWSi膜109b
上にCVD酸化膜(以後ビット線上絶縁膜110と称す
る)を形成する。その後、フォトマスク工程とドライエ
ッチ工程によりビット線上絶縁膜110、WSi膜10
9b、多結晶Si膜109a、Siサイドウォール10
6をエッチングし、ビット線109のパターニングを行
う。場合によっては、連続してさらにCVD酸化膜をエ
ッチングし活性領域の一部を露出させる。
【0036】次に、図3(a)に示すように、ビット線
109の形成後、セル容量電極絶縁用に例えばCVD酸
化膜を容量電極下地絶縁膜114として形成し、フォト
マスク露光工程とドライエッチ工程によりレジストMre
2 をマスクとして容量電極下地絶縁膜114をエッチン
グして活性領域の一部を露出させ、容量電極用コンタク
ト孔116を形成する。
【0037】その後、図3(b)に示すように、容量電
極117を例えば燐含有多結晶Si膜、誘電体膜118
を例えばONO膜、プレート電極119を例えば燐含有
多結晶Si膜で形成する。このあと数回の絶縁膜、導電
性膜、フォト工程、エッチング工程により上層の配線が
形成されデバイス(DRAM型半導体装置)が完成す
る。
【0038】ここで、Siサイドウォール106の役割
について補足しておく。Siサイドウォール106は注
入時のスペーサとしてだけではなくゲート段差部の曲率
を大きくする効果も持っており、ビット線109のフォ
トマスク露光工程によるレジストパターン形成や、その
後のビット線エッチング工程を容易にする効果もある。
すなわち、Siサイドウォール106は工程数を増やす
ことなく自動的に平坦化を行う働きを持つわけである。
【0039】また、ビット線109の下方以外の不要部
分のSiサイドウォール106が後工程まで残っている
と、コンタクト孔の形成時などに不都合を生じるが、ビ
ット線109のWSi膜109b,多結晶Si膜109
aのエッチング時に自動的に除去されるので除去工程を
設ける必要はない。なお、多結晶Si膜109aへの低
抵抗化注入にここでは砒素を例として示したが燐でもよ
い。
【0040】また、上記実施例では多結晶Si膜109
aの形成後、砒素注入の後そのままWSi膜109bを
形成したが、工程数が増えてもさらなる平坦化によりプ
ロセスマージンを広げたいときは多結晶Si膜のエッチ
バックを行ってもよい。すなわち、高濃度ソース・ドレ
イン注入後、多結晶Siをやや厚めに、膜厚として20
0nmから500nm程度堆積後、多結晶Siを最も薄
いところ(平坦部)で10nmから150nm程度残る
ようにエッチバックした後、低抵抗化注入、WSi膜1
09bの堆積を行うという方法も当然有り得る。
【0041】また、上記実施例ではビット線109とし
てWSiポリサイド構造を用いたがTiSiポリサイド
ほか他の高融点金属シリサイドを用いたポリサイドや高
融点金属シリサイドのみでもよい。
【0042】なお、上記実施例においてはビット線下地
絶縁膜107はCVD酸化膜の1回の堆積で形成した
が、熱酸化とCVD酸化膜堆積の組合せでもよい。ま
た、最初に薄めの酸化膜を形成したあと、Siサイドウ
ォール106を形成し、高濃度ソース・ドレイン領域1
12形成用の不純物イオンの注入後、Siサイドウォー
ル106を完全に除去してしまい、再度酸化膜を堆積
し、ビット線コンタクト、ビット線を形成するという方
法もある。酸化膜の形成を注入をはさんで2回に分ける
ことにより2回目に形成した酸化膜は注入損傷を受けて
いないため高い絶縁性とエッチング耐性を持つようにな
る。もちろん、この場合でも2回の酸化膜によりゲート
電極間スペーサが埋まらないように膜厚を設定するのは
当然である。2回目の酸化膜をより厚く形成するため
に、Siサイドウォール106の除去後、HF処理によ
り、最初の薄い酸化膜をエッチングしておいてから2回
目の酸化膜を形成してもよい。
【0043】また、ビット線下地絶縁膜107の形成
後、多結晶Si膜の代わりに例えばSiN膜や有機膜を
用いて、注入スペーサを形成してもよい。この場合、ス
ペーサのエッチング時に下地の酸化膜が削れないように
下地の酸化膜に対して、エッチング選択比の大きい材料
を使う必要がある。
【0044】次に、上記工程で決まるデバイス完成後の
高濃度ソース・ドレイン領域112のと低濃度ソース・
ドレイン領域111との境界位置(以後「高濃度ソース
・ドレイン領域境界位置」という)について説明する。
高濃度境界位置は注入直後と比較して注入後の熱処理や
酸化等の熱プロセスによる不純物拡散により移動する。
その位置について図4を用いて説明する。
【0045】図4は、上記実施例により形成されるMO
Sトランジスタのうちビット線109がゲート電極10
1の上を横断しているMOSトランジスタの断面図を示
すものであり、図1及び図2に示す部材と同じ部材は共
通の符号を付している。ただし、Siサイドウォール1
06はデバイスの完成時には除去されているが、理解を
容易にするために破線で示している。ここで、直線A
1,A2はデバイス完成後の横方向高濃度ソース・ドレ
イン領域境界位置、直線B1,B2はビット線下地絶縁
膜で規定される横方向高濃度ソース・ドレイン領域境界
位置、直線C1,C2は本実施例の図2(b)に示す工
程における不純物イオン注入直後の横方向高濃度ソース
・ドレイン領域境界位置、直線D1,D2はビット線下
地絶縁膜形成後かつSiサイドウォール106形成前に
高濃度注入を行った場合の注入直後の高濃度ソース・ド
レイン領域境界位置を示す。
【0046】本実施例では、高濃度ソース・ドレイン領
域形成用の不純物イオンの注入は、Siサイドウォール
106の形成後に注入されることから、注入直後の高濃
度境界は直線C1,C2の位置にある。デバイス完成ま
での熱処理において縦、横方向とも拡散するが、最終的
な縦方向の高濃度ソース・ドレイン領域境界深さをdと
すると一般に広く知られた経験則により、横方向の高濃
度ソース・ドレイン領域境界は深さdのおよそ80%の
距離(0.8d)だけ内側に入ったところ、すなわち直
線A1,A2で示す位置にくる。それに対し、ビット線
下地絶縁膜107の形成直後に高濃度注入を行ったと仮
定すると、注入直後の境界位置は直線D1,D2で示さ
れる位置になり、デバイス完成後には直線D1,D2か
ら長さ0.8dだけ内側に入った直線B1,B2の位置
になる。また、ゲート電極101のパターニング直後に
高濃度注入を行ったとすると、デバイス完成後の高濃度
ソース・ドレイン領域境界位置は直線B1,B2の位置
よりさらに内側に入るはずである。
【0047】なお、図4の断面構造についてソース・ド
レイン境界位置以外で本発明の特徴的な部分を説明す
る。まず、Siサイドウォール106はビット線109
と直接接しているのでビット線109の一部とみなす。
ビット線下地絶縁膜107のうちゲート電極101とビ
ット線109にはさまれた部分(膜厚xとする)と、ビ
ット線下地絶縁膜107のうちビット線109と基板活
性領域(ソース・ドレイン領域等)とにはさまれた部分
(膜厚yとする)は同時に形成されているので、膜厚も
ほぼx=yとなる。
【0048】また、図4はビット線109がゲート電極
101の上を横断するトランジスタの断面図であるが、
実際には1つのLSIチップ上にはビット線とは離れた
MOSトランジスタも多数存在し、その場合には、図4
からSiサイドウォール106およびビット線101を
省いた断面構造となる。しかし、高濃度ソース・ドレイ
ン領域112の横方向境界位置が、ビット線下地絶縁膜
107とSiサイドウォール106との合計膜厚により
規定されるのは、ビット線109がゲート電極101を
横断している部分のMOSトランジスタと同様である。
ビット線下地絶縁膜107の膜厚とSiサイドウォール
106との膜厚は、トランジスタ部でなくて素子分離1
04の上であってもゲート電極101とビット線109
とが交差している部分でも同じである。
【0049】(第2実施例)次に、第2実施例について
説明する。図5は第2実施例に係る半導体装置の周辺回
路部に配置されるMOSトランジスタの断面構造を示
す。図5に示すMOSトランジスタの構造は、上記第1
実施例の図1に示すMOSトランジスタの構造とほとん
ど同じであるが、本実施例では、製造工程の途中で形成
されるSiサイドウォール106がビット線コンタクト
部に残っており、ビット線109と一体化されている。
【0050】そして、製造工程において、第1実施例で
は、ビット線コンタクト部の形成をSiサイドウォール
を形成し高濃度ソース・ドレイン領域へのイオン注入の
後に行うのに対し、第2実施例では、ビット線下地絶縁
膜の形成直後で、かつSiサイドウォールの形成前に行
っている。
【0051】以下、図6(a)〜(d)及び図7
(a),(b)を参照しながら第2実施例に係る半導体
装置の製造方法について説明する。
【0052】まず、図6(a)に示すように、半導体基
板100の表面領域を区画する素子分離104を形成
し、素子分離104で区画される活性領域と素子分離1
04との上に、ゲート酸化膜103,ゲート電極10
1,ゲート上絶縁膜102を形成する。そして、ゲート
酸化膜103,ゲート電極101,ゲート上絶縁膜10
2をマスクとして、低濃度の不純物イオンを注入し、低
濃度ソース・ドレイン領域111を自己整合的に形成す
る。不純物イオンの注入は、nチャネルMOSトランジ
スタと必要に応じてpチャネルMOSトランジスタとに
分け、フォトレジストマスクを併用して行う。
【0053】次に、図6(b)に示すように、ゲート電
極101及びゲート上絶縁膜102の周囲及びSi基板
100の全面を覆うCVD酸化膜(ビット線下地絶縁膜
107)を全面に形成する。この工程までは上記第1実
施例と同様である。
【0054】次に、図6(c)に示すように、フォトマ
スク露光工程とドライエッチ工程によりレジストマスク
Mre3 を形成し、レジストマスクMre3 を用いてビット
線下地絶縁膜107をエッチングして、基板活性領域の
一部を露出させ、ビット線コンタクト孔108を開口す
る。
【0055】次に、図6(d)に示すように、非単結晶
Si膜を堆積した後、異方性ドライエッチを行って、ゲ
ート電極101の側面に非単結晶SiからなるSiサイ
ドウォール106を形成する。その後、フォトマスク露
光工程を経てnチャネルMOSトランジスタ、pチャネ
ルMOSトランジスタにそれぞれソース・ドレインに高
濃度イオン注入を行い高濃度ソース・ドレイン領域11
2を形成する。
【0056】その後の工程は、上記第1実施例の図2
(d)に示す工程と同様であり、図7(a)に示すよう
に、フォトマスク工程とドライエッチ工程によりビット
線上絶縁膜110、WSi膜109b、多結晶Si膜1
09a、Siサイドウォール106をエッチングし、ビ
ット線109のパターニングを行う。そして、ビット線
109の形成後、セル容量電極絶縁用に例えばCVD酸
化膜を容量電極下地絶縁膜114として形成し、フォト
マスク露光工程とドライエッチ工程によりレジストMre
4 をマスクとして容量電極下地絶縁膜114をエッチン
グして活性領域の一部を露出させ、容量電極用コンタク
ト孔116を形成する。
【0057】さらに、図7(b)に示すように、容量電
極117、容量絶縁膜118、プレート電極119を形
成する。
【0058】第2実施例のように、先にビット線コンタ
クト孔109を開口してからSiサイドウォール106
を形成することにより、ビット線コンタクト109に底
面を接するSiサイドウォール106には、nチャネル
MOSトランジスタの高濃度ソース・ドレインを形成す
るためのイオン注入の際に、同時に砒素が注入される。
よって、多結晶Si膜110を形成した後にコンタクト
抵抗を低減するための砒素イオンの注入が不要になる
か、あるいは少なくともイオン注入量を低減することが
できる。
【0059】なお、ここでは、Siサイドウォール10
6はノンドープ膜を用いるとしたが、例えば砒素がドー
プされた非単結晶SiをSiサイドウォール106の構
成材料に用いれば、コンタクト抵抗を低抵抗化するため
の砒素注入がほとんど不要となる利点がある。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2,3
又は4の発明によれば、LDD構造を有するMISFE
Tを搭載してなる半導体装置において、ショートチャネ
ル効果の防止機能を維持しながら、集積度及び信頼性の
向上を図ることができる。
【0061】請求項5,6,7又は8の発明によれば、
LDD構造を有するMISFETを搭載してなるDRA
M等の半導体装置の製造工程において、狭いゲート電極
間における活性領域と導電性部材とのコンタクトを容易
に確保することができ、よって、集積度及び信頼性の高
い半導体装置の提供を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るDRAMの構造を示す断面図
である。
【図2】第1実施例に係るDRAMのビット線の形成ま
での製造工程における構造の変化を示す断面図である。
【図3】第1実施例に係るDRAMのビット線形成後の
製造工程における構造の変化を示す断面図である。
【図4】第1実施例に係るDRAMの高濃度ソース・ド
レイン領域とゲート側壁の絶縁膜との位置関係を説明す
るための断面図である。
【図5】第2実施例に係る半導体装置の構造を示す断面
図である。
【図6】第2実施例に係るDRAMのビット線の形成ま
での製造工程における構造の変化を示す断面図である。
【図7】第2実施例に係るDRAMのビット線形成後の
製造工程における構造の変化を示す断面図である。
【図8】従来のDRAMの構造を示す断面図である。
【図9】従来のLDD構造を有するDRAMの製造工程
のうちビット線下地絶縁膜の形成までの工程における構
造の変化を示す断面図である。
【図10】従来のLDD構造を有するDRAMの製造工
程のうちビット線下地絶縁膜の形成後の工程における構
造の変化を示す断面図である。
【図11】従来のLDD構造を有するDRAMが微細化
された場合の製造工程における構造の変化を示す断面図
である。
【符号の説明】
100 Si基板 101 ゲート電極 102 ゲート上絶縁膜 103 ゲート酸化膜 104 素子分離 106 Siサイドウォール 107 ビット線下地絶縁膜 108 ビット線コンタクト 109 ビット線 110 ビット線上絶縁膜 111 低濃度ソース・ドレイン領域 112 高濃度ソース・ドレイン領域 Rmc メモリセル部 Rpc 周辺回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8234 27/088 27/108 21/8242 H01L 21/265 Y 27/08 102 D 7735−4M 27/10 681 B 29/78 301 M

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にMISFETを搭載した
    半導体装置において、 上記MISFETは、 上記半導体基板上に形成されたゲート電極と、 上記半導体基板の上記ゲート電極の直下方に位置する領
    域のほぼ外方に形成された低濃度ソース・ドレイン領域
    及び高濃度ソース・ドレイン領域からなる2つの不純物
    拡散領域と、 上記ゲート電極の側方を含む半導体基板上に形成された
    配線下地絶縁膜と、 上記ゲート電極及び配線下地絶縁膜に対して自己整合的
    に上記不純物拡散領域にコンタクトする導電性部材とを
    備え、 上記各高濃度ソースドレイン領域と各低濃度ソース・ド
    レイン領域との境界位置のうち少なくとも1つは、上記
    ゲート電極側方の配線下地絶縁膜と導電性部材との境界
    位置よりも導電性部材側にあり、導電性部材が低濃度ソ
    ース・ドレイン領域の一部と接していることを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記MISFETは、DRAMの周辺回路部に配置され
    ており、 上記導電性部材は、ビット線であることを特徴とする半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置におい
    て、 上記導電性部材が上記ゲート電極の少なくとも一部を覆
    う部分には、上記ゲート電極の側方及び半導体基板の上
    方で上記配線下地絶縁膜を挟んで設けられ、上記配線下
    地絶縁膜に対して選択比が高い被エッチング特性を有す
    る材料からなる高選択性サイドウォールを有し、 該高選択性サイドウォールの膜厚と上記側部絶縁膜の膜
    厚との和が少なくとも一部の低濃度ソース・ドレイン領
    域と高濃度ソース・ドレイン領域との横方向境界を規定
    し、上記高選択性サイドウォールが上記導電性部材の少
    なくとも一部と接していることを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置において、 上記高選択性サイドウォールは、多結晶Si,アモルフ
    ァスSiのうちいずれか1の材料で構成されていること
    を特徴とする請求項第3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 LDD構造を有するMISFETを搭載
    した半導体装置の製造方法であって、 半導体基板の上に上記MISFETのゲート電極とゲー
    ト上絶縁膜を形成する工程と、 上記ゲート電極及びゲート上絶縁膜をマスクとして半導
    体基板の活性領域に低濃度の不純物イオンを注入して低
    濃度ソース・ドレイン領域を形成する工程と、 上記ゲート電極の側方を含む半導体基板の全面上に薄い
    配線下地絶縁膜を形成する工程と、 上記ゲート電極側方の配線下地絶縁膜の表面上に、配線
    下地絶縁膜に対して選択比が高い被エッチング特性を有
    する材料からなる高選択性サイドウォールを形成する工
    程と、 上記配線下地絶縁膜を通して少なくとも上記ゲート電極
    と上記高選択性サイドウォールをマスクとして基板活性
    領域に高濃度の不純物イオンを注入して、高濃度ソース
    ・ドレインを形成する工程と、 上記高選択性サイドウォールの一部と上記配線下地絶縁
    膜の一部とをエッチングして、上記ゲート電極に対して
    自己整合的にコンタクト孔を形成する工程と、 上記コンタクト孔を埋め、かつ上記配線下地絶縁膜の少
    なくとも一部の上を覆う導電性膜を形成する工程とを備
    えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 LDD構造を有するMISFETを搭載
    した半導体装置の製造方法であって、 半導体基板の上に上記MISFETのゲート電極と該ゲ
    ート上絶縁膜を形成する工程と、 上記ゲート電極及びゲート上絶縁膜をマスクとして半導
    体基板の活性領域に低濃度の不純物イオンを注入して低
    濃度ソース・ドレイン領域を形成する工程と、 上記ゲート電極の側方を含む半導体基板の全面上に薄い
    配線下地絶縁膜を形成する工程と、 上記配線下地絶縁膜の一部をエッチングして、基板活性
    領域の一部を露出させコンタクト孔を形成する工程と、 上記コンタクト孔を埋めかつ上記配線下地絶縁膜の少な
    くとも一部を覆うように、配線下地絶縁膜に対して選択
    比の高い被エッチング特性を有する導電性材料からなる
    膜を堆積し、異方性ドライエッチングを行って上記ゲー
    ト電極側方の配線下地絶縁膜の表面上に高選択性サイド
    ウォールを形成する工程と、 少なくとも上記ゲート電極と上記高選択性サイドウォー
    ルをマスクとして基板活性領域に高濃度の不純物イオン
    を注入して、高濃度ソース・ドレインを形成する工程
    と、 上記コンタクト孔を高選択性サイドウォールの上から埋
    めかつ上記配線下地絶縁膜の上を覆うように導電性膜を
    形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の半導体装置の製造
    方法において、 上記MISFETは、DRAMの周辺回路部に配置され
    るものであり、 上記導電性膜をパターニングしてビット線を形成する工
    程をさらに備えることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 DRAMのメモリセル部において、 上記ビット線形成後に電極下地絶縁膜を形成する工程
    と、 上記電極下地絶縁膜の一部と上記配線下地絶縁膜の一部
    をエッチングし、上記ゲート電極および上記ビット線に
    対して自己整合的に容量電極コンタクト孔を形成する工
    程と、 上記容量電極コンタクト孔を埋め、かつ電極下地絶縁膜
    の上を覆う電極膜を堆積した後パターニングして、容量
    電極を形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
JP6274851A 1994-11-09 1994-11-09 半導体装置およびその製造方法 Withdrawn JPH08139314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6274851A JPH08139314A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6274851A JPH08139314A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 半導体装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08139314A true JPH08139314A (ja) 1996-05-31

Family

ID=17547468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6274851A Withdrawn JPH08139314A (ja) 1994-11-09 1994-11-09 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08139314A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998045876A1 (fr) * 1997-04-10 1998-10-15 Hitachi, Ltd. Circuit integre a semi-conducteur et son procede de fabrication
EP0899785A2 (en) * 1997-08-29 1999-03-03 Texas Instruments Incorporated Fabrication method for DRAM cell array
EP0905773A2 (en) * 1997-09-30 1999-03-31 Siemens Aktiengesellschaft Method of making an integrated circuit comprising forming spacers from an interlevel dielectric layer
US6551882B2 (en) 1998-12-21 2003-04-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing method permitting suppression of leak current through the PN junction
EP0862208A3 (en) * 1997-02-27 2004-09-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0862208A3 (en) * 1997-02-27 2004-09-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same
WO1998045876A1 (fr) * 1997-04-10 1998-10-15 Hitachi, Ltd. Circuit integre a semi-conducteur et son procede de fabrication
CN1132228C (zh) * 1997-04-10 2003-12-24 株式会社日立制作所 半导体集成电路装置及其制造方法
US6743673B2 (en) 1997-04-10 2004-06-01 Hitachi, Ltd. Semiconductor integrated circuitry and method for manufacturing the circuitry
US6800888B2 (en) 1997-04-10 2004-10-05 Hitchi, Ltd. Semiconductor integrated circuitry and method for manufacturing the circuitry
US7081649B2 (en) 1997-04-10 2006-07-25 Hitachi, Ltd. Semiconductor integrated circuitry and method for manufacturing the circuitry
KR100755911B1 (ko) * 1997-04-10 2007-09-06 엘피다 메모리 가부시키가이샤 반도체 집적회로장치 및 그 제조방법
EP0899785A2 (en) * 1997-08-29 1999-03-03 Texas Instruments Incorporated Fabrication method for DRAM cell array
EP0899785A3 (en) * 1997-08-29 2004-09-01 Texas Instruments Incorporated Fabrication method for DRAM cell array
EP0905773A2 (en) * 1997-09-30 1999-03-31 Siemens Aktiengesellschaft Method of making an integrated circuit comprising forming spacers from an interlevel dielectric layer
US6551882B2 (en) 1998-12-21 2003-04-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing method permitting suppression of leak current through the PN junction

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2585140B2 (ja) 半導体装置の配線接触構造
JP3253552B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6451652B1 (en) Method for forming an EEPROM cell together with transistor for peripheral circuits
JPH0821694B2 (ja) 超高集積半導体メモリ装置の製造方法
JPH1041480A (ja) 半導体メモリ装置及びその製造方法
US5497022A (en) Semiconductor device and a method of manufacturing thereof
KR20040072962A (ko) 자기정렬 콘택홀을 갖는 반도체 장치및 그 제조방법
US6818505B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method thereof
US5234853A (en) Method of producing a high voltage MOS transistor
JPH11135779A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3093575B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH08139314A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR100311954B1 (ko) 도핑영역에대한콘택홀의제조방법
US5360757A (en) Process for fabricating a self aligned interconnect structure in a semiconductor device
KR940008222B1 (ko) 고전압 mos 트랜지스터 및 그 제조방법과 고전압 mos 트랜지스터를 갖는 반도체 장치 및 그 제조방법
KR100346834B1 (ko) 반도체 소자의 마스크 롬 및 그 제조방법
JPH1197529A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100704132B1 (ko) 자기 정렬 컨택트와 랜딩 패드 구조를 갖는 반도체 장치및 그 형성 방법
US6580175B1 (en) Semiconductor layout structure for a conductive layer and contact hole
KR100255514B1 (ko) 반도체 메모리 장치 제조방법
JP3165693B2 (ja) スタックトキャパシタ型dram
JPS6237960A (ja) 読み出し専用半導体記憶装置の製造方法
KR100390891B1 (ko) 고집적반도체소자의제조방법
KR100560632B1 (ko) 금속 샐러사이드를 이용한 반도체 장치의 제조방법
KR100362195B1 (ko) 에스램 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115