JPH08134321A - ガスアシスト射出成形用樹脂組成物及び成形体の製造方法 - Google Patents

ガスアシスト射出成形用樹脂組成物及び成形体の製造方法

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JPH08134321A
JPH08134321A JP26974194A JP26974194A JPH08134321A JP H08134321 A JPH08134321 A JP H08134321A JP 26974194 A JP26974194 A JP 26974194A JP 26974194 A JP26974194 A JP 26974194A JP H08134321 A JPH08134321 A JP H08134321A
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JP
Japan
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gas
weight
rubber
injection molding
ethylene
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Withdrawn
Application number
JP26974194A
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English (en)
Inventor
Toraichi Katsube
寅市 勝部
Ichiro Kakihara
一郎 柿原
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPH08134321A publication Critical patent/JPH08134321A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1704Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガスアシスト射出成形用材料として、結晶性
ポリプロピレン/特定のゴム/タルク/繊維状マグネシ
ウムオキシサルフェート/造核剤の5成分からなり、か
つその溶融体を急冷した時の結晶化開始温度が75℃以
上を示す特定割合の樹脂組成物、および該樹脂組成物を
用いるガスアシスト射出成形体の製造方法。 【効果】 ガス射出成形時において、注入したガスが成
形品の意図した部分以外へ漏れ込み、それによる膨れと
いった不具合な現象が起きる事を大幅に軽減し、剛性と
耐衝撃性に優れた中空型物射出成形品を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスアシスト射出成形
法に適したポリプロピレン系材料および該材料を用いる
ガスアシスト射出成形体の製造方法に関するものであ
り、自動車用内装部品などに適する。
【0002】
【従来の技術】ガスアシスト射出成形法は金型内に充填
した溶融樹脂中に窒素ガスを注入し、樹脂による保圧に
かえてガスによって内部から効率の良い保圧をすること
でヒケやソリを防ぐことができる。また、それ以外に積
極的に中空部を設けて軽量化を計ったり、ガスの誘導路
としてのガスチャンネルは、それを配置することによっ
て樹脂の流動支援効果の他に補強効果が得られ、製品剛
性を向上させる効果がある(例えば、特公昭48−41
262号、特公昭57−14968号、特開平3−47
171号各公報)。
【0003】一方、自動車部品などにポリプロピレン系
材料は安価で、耐衝撃性、剛性、耐熱性などのバランス
に優れた材料が得られることから多用されている。特
に、ポリプロピレンとエチレン・プロピレン系ゴム、エ
チレン・ブテン−1系ゴム、スチレン・ブタジエン系ゴ
ムにタルクや繊維状マグネシウムオキシサルフェートを
組み合わせた樹脂組成物は耐衝撃性、剛性、耐熱性など
のバランスを取りやすい重要な材料として知られている
(例えば、特公昭60−3414号、特公昭61−14
68号、特公平4−80060号、特公平4−6310
0号公報、特公平6−27237号各公報)。
【0004】このガスアシスト射出成形法と上記のポリ
プロピレン系材料を組み合わせて、例えば、自動車部品
ではセンタークラスター、メータークラスター、トラン
クボード、インスツルメントパネルなどに応用されてい
る。しかしながら、この両者を組み合わせて成形品を得
ること事態が新しい技術の範疇にあり、当事者は新たな
問題が起こる度にその解決に注力している。その中の大
きな問題のひとつとして、例えば、自動車部品でも大型
部品であるインスツルメントパネルなどをポリプロピレ
ン系材料で成形した場合に、ガス注入口やガスチャンネ
ル部の周辺樹脂部に、ガスの漏れ込みによる薄肉化やガ
スによる膨れ現象が発生し、その部分の耐衝撃性が低く
なったり、商品価値が無くなったりする。
【0005】この注入ガスの周辺樹脂部への漏れ込みと
それに起因する膨れ現象は、特に、型キャビティを満た
すに不充分な樹脂量(謂ゆるショートショット状態)で
中空率を高める場合や、得ようとする成形品が薄肉で広
い面積をもち、その面積に対してガス注入口が小さいも
のや、ガスチャンネル部が細長い場合においては、溶融
樹脂が固まる前に型キャビティを満たすために注入ガス
の圧力を高くし、必要な量のガスを急激に送り込んだ
り、長い時間ガス圧力を掛け続けたりすることもあっ
て、周辺樹脂部へのガスの漏れ込みや膨れ現象が成形品
に発現しやすい。
【0006】これらの不良現象を成形条件のみで解消す
ることは難しく、材料面からの改良が望まれている。ガ
スアシスト射出成形に適していない材料の場合は、ガス
注入と同時にその周辺へも流れ込み、平面部へのガスリ
ークを起こす。そしてその途中の部分が樹脂同志の融着
によって閉鎖されると先端部分のガスは回収されずに残
り、結局型開き(圧力解放)時に膨れを起こす。しか
し、理想的な材料であれば、圧入されたガスは金型のリ
ブ構造部分に沿って流れ、平面部へのガスリークを起こ
さずガス流路の閉鎖も無いため膨れも無くなると予測さ
れる。
【0007】特公平6−27237号公報に開示された
樹脂組成物は、通常の射出成形用の材料樹脂組成物とし
て、また剛性の改良や低比重化・軽量化が可能で自動車
用大型内装部品などにに好適な材料である。しかしなが
ら、この材料はガスアシスト射出成形に供することを目
的としていないこともあって、それに対する技術的な完
成度は不十分なものである。
【0008】本発明者は、先にこの様な不良現象を解決
する効果的な方法を見出だし、例えば特願平5−289
143号、特願平6−20524号に提案している。こ
れらで提案された樹脂組成物は、ガスアシスト射出成形
用に供することを目的として開発されており、ガスアシ
スト成形上の問題はないが、自動車用大型内装部品など
に対する材料の機械的特性では、更なる剛性の改良や低
比重化・軽量化が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特にインス
ツルメントパネルなどの自動車用大型内装部品などに要
求されている高剛性・低比重・軽量といった材料の機械
的特性を備え、かつガスアシスト成形に適する複合ポリ
プロピレン系樹脂組成物を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(a)エチレン含有量4〜10重量%、MFIが3〜3
0g/10分、沸騰n−ヘプタン不溶分が90重量%以
上、の結晶性エチレン・プロピレンブロック共重合体6
0〜80重量%、(b)エチレン・プロピレン系ゴム、
エチレン・ブテン−1系ゴム、スチレン・ブタジエン系
ゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重合体系ゴムの
中から選ばれた少なくとも1種のゴム3〜15重量%、
(c)平均粒子径が0.5〜3μmのタルク13〜23
重量%、および(d)繊維径0.1〜1.5μm、アス
ペクト比70〜150の繊維状マグネシウムオキシサル
フェート1〜8重量%で、かつ(c)と(d)の合計が
15〜25重量%からなる成分100重量部に対して、
(e)結晶化促進作用を持つ有機化合物0.01〜3重
量部を配合した樹脂組成物であって、その溶融混合物を
150℃/minの速度で冷却したとき、その結晶化開
始温度が75℃以上であるガスアシスト射出成形用樹脂
組成物である。
【0011】更に、本発明は、上記ガスアシスト射出成
形用樹脂組成物の溶融体を金型キャビティに射出注入し
た後、引き続きガス体を単独あるいは上記溶融体と共に
注入しつつ圧入して型キャビティを満たす工程を経るガ
スアシスト射出成形法による成形体の製造方法である。
成分(a)は、結晶性エチレン・プロピレンブロック共
重合体であり、エチレン含有量が耐衝撃性の面から4〜
10重量%さらに好ましくは5〜8重量%、MFIが3
〜30g/10分さらに好ましくは5〜15g/10
分、沸騰n−ヘプタン不溶分(結晶性の指標となる値で
アイソタクチックインデックス値またはIIとも称され
る)の値は剛性や硬度等から90重量%以上さらに好ま
しくは95重量%以上のものである。
【0012】成分(a)のMFI(JIS−K721
0、230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフ
ローインデックス値)の選ばれた範囲は、成形性と耐衝
撃性の面以外にも本発明の目的とするガス射出成形時の
注入ガスの漏れ込みとそれに起因する膨れ現象を少なく
する。特に、MFIが低いものほど注入ガスの漏れ込み
や膨が少ないのを利用して、MFIが3g/10分未満
のものにMFIが30g/10分を越えるものを少量配
合して、全体のMFIが3〜30g/10分となるよう
な複数の結晶性エチレン・プロピレンブロック共重合体
の組み合わせも本発明に利用できる。
【0013】成分(b)は、エチレン・プロピレン系ゴ
ム、エチレン・ブテン−1系ゴム、スチレン・ブタジエ
ン系ゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重合体系ゴ
ムの中から選ばれた少なくとも1種のゴムである。これ
らのゴムは成形品の耐衝撃性を改良する目的で使用す
る。一般にムーニー粘度で表示されるゴムの場合は、そ
のムーニー粘度(JIS−K6300、ML 1+4 、10
0℃)は40〜200が良く、中でも大型成形品用には
50〜150が好ましい。また、スチレン・ブタジエン
ブロック共重合体系ゴムなどMFIで表されるゴムの場
合は、MFIで0.1〜10g/10分のものが好まし
い。スチレン・ブタジエン系ゴム、スチレン・ブタジエ
ンブロック共重合体系ゴムの結合スチレン量は10〜6
0%、特に15〜40%のものが目的とする成形性改良
及び製品物性とのバランスに好適であり、エチレン・プ
ロピレン系ゴムやエチレン・ブテン−1系ゴムよりも分
散性に優れ、さらに塗装性や接着性の改善に効果的であ
る。また耐光性改良には残余の不飽和結合の95%以上
を水素添加したものが特に好ましい。また、ガス射出成
形時の注入ガスの漏れ込みとそれに起因する膨れ現象を
少なくするうえからも、なるべく溶融粘度の高いもの
(すなわち、ムーニー粘度の高いもの、あるいはMFI
値の小さいもの)が効果的である。
【0014】成分(c)はタルクであり、成形性を損な
わせることなく、寸法精度を高めたり、線膨脹率を下げ
たり、製品の剛性や耐熱性などを高める成分として最も
好ましく用いられる。このタルクの平均粒子径(JIS
・Z8901による測定値)が0.5〜3μmのものが
分散性と剛性向上のバランス上で好ましく、特に0.7
〜2μmが好適である。より好ましくはタルクの白色度
(JIS・P8123に準じたハンター式白色度値)が
80〜95、更に好ましくは80〜93のものが膨れを
起こしにくい素材として挙げられる。
【0015】成分(d)は繊維径0.1〜1.5μm好
ましくは0.1〜1μm、アスペクト比70〜150の
繊維状マグネシウムオキシサルフェートであり、このも
のはタルクよりガス射出成形時の注入ガスの漏れ込みと
それに起因する膨れ現象も少なく、さらに製品の剛性や
耐熱性などを少量で高めることができ、軽量化に好まし
い素材である。このマグネシウムオキシサルフェートは
MgSO4 ・5Mg(OH)2 ・3H2 Oで表され、例
えばモスハイジという商品名で市販されている(宇部化
学工業(株)製)。
【0016】これらの(a)、(b)、(c)、(d)
のそれぞれの好適な配合割合とその理由について述べ
る。結晶性エチレン・プロピレンブロック共重合体
(a)は60〜80重量%含有することが必要である。
この範囲は製品の剛性と耐衝撃性の双方を満足させる値
であり、60重量%未満では成形品の曲げ弾性率が低く
なり、80重量%を越えると低温での耐衝撃性強度が上
がらない。
【0017】ゴム成分(b)は3〜15重量%含有する
ことが必要である。この量は結晶性エチレン・プロピレ
ンブロック共重合体(a)の特に低温での耐衝撃性強度
を向上させるために必要な量であるが、3重量%未満で
は低温での耐衝撃性強度が上がらず、15重量%を越え
ると成形品の曲げ弾性率が低くなりすぎる。タルク
(c)は13〜23重量%含有することが必要である。
13重量%未満では製品の剛性が十分でなく、この量が
増えるに従い製品重量が重くなり、耐衝撃性強度も低下
するため23重量%以下が好ましい。
【0018】繊維状マグネシウムオキシサルフェート
(d)は1〜8重量%含有することが必要である。1重
量%以上で製品の寸法安定性や剛性を高めることができ
ることで軽量化に効果があり、タルク(c)を置換して
いくことが可能であるが、その量が8重量%を越えると
耐衝撃性強度の低下や成形品の変形や寸法の異方性が目
立ってくる。つまり、これら四成分の本発明における百
分率は(a)/(b)/(c)/(d)=60〜80/
3〜15/13〜23/1〜8重量%で、かつ(c)と
(d)の合計は15〜25重量%である。好ましくは
(a)/(b)/(c)/(d)=65〜78/5〜1
1/15〜20/2〜6重量%かつ(c)と(d)の合
計は17〜24重量%である。
【0019】成分(e)は、上記の四成分からなる溶融
混合樹脂組成物を急激に冷却したとき、ポリプロピレン
系樹脂の結晶化開始温度を高めることが可能な有機化合
物であり、実質は成分(a)の結晶性樹脂の結晶化を促
進する作用を持つ有機化合物である。このような作用を
持つ化合物の代表的なものは、例えば、プラスチック
ス,Vol.43.No11.p113に記載、引用さ
れているようなものであり、通常は造核剤と呼ばれてお
り、一般には粉末状に加工されて市販されている。
【0020】本発明においてこれらの中で好ましくは、
有機カルボン酸の金属塩、ジベンジリデンソルビトール
系化合物(通称、DBS、置換DBS)、芳香族燐酸金
属塩、芳香族カルボン酸のアルミニウム塩などが挙げら
れる。中でも芳香族燐酸金属塩、芳香族カルボン酸のア
ルミニウム塩は少量の添加で効果があがることから本発
明に最も効果的なものである。芳香族燐酸金属塩の具体
例としては、ビス(4−t−ブチルフェニル)燐酸のナ
トリウム塩、カリウム塩およびリチウム塩、2,2′−
メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)燐
酸のナトリウム塩、カリウム塩およびマグネシウム塩な
ど、並びに2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−
t−ブチルフェニル)燐酸のナトリウム塩、カリウム塩
およびリチウム塩などが挙げられ、中でも2,2′−メ
チレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)燐酸
のナトリウム塩がより好ましい。
【0021】芳香族カルボン酸のアルミニウム塩の具体
例としては、アルミニウム−ジ−p−t−ブチル−モノ
ヒドロキシ−安息香酸などが挙げられる。本発明では、
これらの化合物が結晶性樹脂の結晶化速度を早めること
により、ガス射出成形時の注入ガスの漏れ込みとそれに
起因する膨れ現象を少なくすることができる。より具体
的には、本発明の樹脂組成物の溶融体を150℃/mi
nというような実際の射出成形時における金型内の冷却
速度に相当するような急激な冷却速度下で冷やしたとき
に、その結晶化開始温度を75℃以上に高めることがで
きるような作用を持つ化合物であれば、本発明の主目的
の注入ガスの漏れ込みと膨れ現象を押さえるのに極めて
有効である。そのような効果を発現する化合物の配合量
はできるだけ少量であるのが好ましいが、上述の
(a)、(b)、(c)、(d)の合計100重量部に
対して、0.01〜3重量部、さらに好ましくは0.0
3〜1重量部、最も好ましくは0.05〜0.5重量部
である。これらの化合物(e)は単独またはその組み合
わせのいずれであってもよい。
【0022】配合方法としては、射出成形に供するに当
たって、(a)/(b)/(c)/(d)、(e)の材
料は単にドライブレンドして供しても良いが、予めそれ
らの材料を均質に溶融混練した物(通常はペレット状に
したもの)を成形に供する事が好ましい。この他に各成
分を均質に分散をさせるために溶融混練時に上記成分に
対してステアリン酸マグネシウムやステアリン酸アルミ
ニウムを0.1〜0.3重量部加えておくことが好まし
い。溶融混練の方法としては一般に用いられている押出
機で良い。
【0023】このようにして得られた樹脂組成物の物性
が、好ましくはMFIで3〜25g/10分、より好ま
しくは4〜15g/10分、好ましくは23℃のアイゾ
ット値(ASTM・D256)が10kg・cm/cm
以上、より好ましくは15kg・cm/cm以上、23
℃の曲げ弾性率の値(ASTM・D790)が好ましく
は20000kg/cm2 以上、より好ましくは230
00kg/cm2 以上、特に好ましくは25000kg
/cm2 以上であれば、実用上十分な製品性能が得られ
る。
【0024】すなわち、前述の配合割合からなる(a)
/(b)/(c)/(d)/(e)の少なくとも5成分
からなる樹脂組成物であって、その溶融物を150℃/
minの速度で冷却したとき、その結晶化開始温度が7
5℃以上である組成物はガスアシスト射出成形法を用い
た中空型物射出成形体の製造において、ガス射出成形時
の注入ガスの漏れ込みとそれに起因する膨れ現象を少な
くすることができ、その製品は実用上十分な成形性と製
品物性を有する。
【0025】次に本発明で規定するところの、樹脂組成
物の結晶化開始温度の測定方法について述べる。測定機
は例えばPerkin Elmer社製品で型式はDS
C−7が使用できる。この測定機の昇降温速度は0.1
℃ステップで0.1〜200℃/minの範囲で可能で
あり、標準物質としてインジウムの転移温度(Onse
t)が156.5±0.2℃の精度で測定できる。測定
に供する試料は、前述の構成成分からなる均質に溶融混
練した樹脂組成物に熱を加えて数μm厚のフィルム状に
したものから、あるいは成形品から同様の厚さにスライ
スしたものから重量で0.5±0.2mgを採取して用
いる。試料の昇温速度は200℃/minで行い、20
0℃(このとき試料は溶融状態にある)に達したら3分
間保持する。次いで150℃/minの速度で冷却す
る。この条件下での結晶化開始温度を求める。結晶化の
開始温度(Onset値)の求め方についてはJIS−
K7121(9−2項)に記載されている。このように
して求めた本発明の樹脂組成物の結晶化開始温度測定値
のバラツキは±1.5℃の範囲内で得られる。
【0026】本発明の組成物にはこの他に、ポリエチレ
ン樹脂を(b)成分の1/2重量%以下の量を新たに加
えることで(b)成分を減らしても同様の性能を発現で
きる。また、微粉の硅酸カルシウムやワラストナイトの
添加(特願平6−20524号で提案)はガス射出成形
時の膨れ現象をより効果的に少なくする。その他、樹脂
の加工性や性能向上を目的とした熱安定剤、光安定剤、
滑剤、着色剤などを本発明の目的とする効果を損なわな
い範囲で配合することができる。
【0027】次に、ガスアシスト射出成形体の製造方法
について記述する。プラスチックのガスアシスト射出成
形方法は、従来の技術の項で挙げた特許文献以外にも、
それに関する数多くの文献が出ている。例えば近年では
ポリファイル,Vol.28 No.9 P.37〜3
9(1991)、プラスチックエージ,Vol.38
No.10 P.132〜138(1992)、合成樹
脂,Vol.37 No.5 P.48〜52(199
1)、工業材料,Vol.42 No.9 P.65〜
73(1994)が挙げられる。
【0028】射出成形法は、成形機に取り付けられた金
型キャビティ中に溶融した樹脂を射出注入し、冷却して
成形体を取り出す工程からなる。この工程で高温の樹脂
が固化して成形体になる訳であるが、この過程で樹脂の
体積収縮が起こり結果として成形品がヒケたり、反った
りする。これを防ぐために通常の射出成形方法では、射
出工程の最後に溶融した樹脂を更に押し込む工程(これ
を保圧という。)がある。
【0029】ガスアシスト射出成形方法は、金型中の溶
融樹脂内部に加圧気体を注入し、この圧力を保圧に代
え、その間に冷却を行うものである。さらに積極的には
上記文献にもあるように金型中に射出注入する樹脂を少
し減らして意図した部分に中空部を設けた成形体を得る
ことも行われている。ガスアシスト射出成形における溶
融樹脂とガスの注入方法およびその量は、金型キャビテ
ィの空間とほぼ同じ量の樹脂を注入し、樹脂が固化した
ときの体積収縮に見合う量のガスを圧入するものから、
金型キャビティの空間よりも少ない樹脂を注入し、ガス
で展延・賦形して中空率を上げるものまである。
【0030】また、ガスを圧入する位置や方法として
は、成形機のノズル、ランナー、金型キャビティに直接
入れる3通りがあり、製品形状と目的により使い分けら
れる。ガス圧入するタイミングは樹脂の射出完了と同時
あるいはその前後に行われる。射出完了の前にガスを入
れる方法ではヘジテーションマークの改善ができるし、
射出完了からタイミングを遅らせ方法では固化樹脂層を
厚くしたり、ガスの圧力による樹脂層のパンクを防いだ
りするのに効果がある。注入するガスの圧力は樹脂内圧
より高圧にする。これらの溶融樹脂とガス注入方法およ
びその量並びにガスを圧入する位置やタイミングなどを
制御・調整することが行われている。本発明においては
上記文献に記載された一般的なガスアシスト射出成形方
法を用いて本発明の樹脂組成物を成形するものである。
特に積極的に中空部を設けた成形体を成形しようとする
場合には本発明の樹脂組成物は有用である。
【0031】
【実施例】ガスアシスト射出成形機は、ノズルから任意
の量・圧力の窒素ガスを注入し、また回収できる成形機
(住友重工製SG220を改造したもの)を用いた。成
形品外観の評価に供したモデル金型としては、図1に示
した幅500×長さ200×厚さ3.2(単位:mm)
の平板の中央部分に径13φ×長さ420のリブ構造を
持つ製品図(容積=345cm3 )を堀込んだ射出成形
用金型を使用して、以下の成形条件で成形体を成形し
た。
【0032】射出成形機のシリンダー温度は190/2
10/220/230℃(ノズル部)、スクリュウ回転
は最大回転数の20%、金型設定温度は変数、樹脂充填
速度は最大速度の35%とし、窒素ガスの注入時期は、
所定量(変数)の樹脂を型内に射出後ただちに行った。
その圧力は175kg/cm2 ・Gであり注入時間を変
数とした。所定量の窒素ガスを注入した後、ガスをノズ
ル部から回収する迄の時間(圧力保持時間)を変数とし
た。樹脂注入から製品取り出し迄の冷却時間は80秒、
休止15秒とした。
【0033】これらの成形条件は膨れの発生し易い条件
をあえて揃えたものであり、かつ膨れテスト条件(ラン
ク別)数値の大きい値のものほど厳しい条件下で行った
ことを表す。表1にその条件(変数部分のみ)をまとめ
て示した。また製品外観(膨れの発生)判定用のサンプ
リングは型温度が安定した状態から10ケとし、この成
形品について膨れの発生した割合(%)を評価点として
表した。尚、注入ガスの漏れ込み(ガスリーク)の評価
については膨れの発生とほぼ比例関係にあるので特に記
載しなかった。なお、以下に記載されたMFI値はJI
S−K7210、230℃、2.16kg荷重で測定し
たメルトフローインデックス値である。
【0034】
【表1】
【0035】
【実施例1〜7、比較例1〜5】成分(a)の結晶性ポ
リプロピレンとして、MFI=7、II=92、エチレ
ン含有率が7重量%のエチレン・プロピレンブロックポ
リマー(PP1)、MFI=7、II=97、エチレン
含有率が7重量%のエチレン・プロピレンブロックポリ
マー(PP2)を用いた。成分(b)のゴムとして、ス
チレン含有率が20重量%、MFI=0.5の水添スチ
レン・ブタジエンブロック共重合体系ゴム(旭化成工業
(株)製 商品名 タフテックH1071)(SB
1)、プロピレン含有率が42重量%、ムーニー粘度=
120のエチレン・プロピレン共重合ゴム(エニケム
(株)製 商品名 デュートラル・CO059)(EP
1)を用いた。成分(c)のタルクとして、白色度が8
7、平均粒径が約2μのタルク(T−3)を用いた。成
分(d)の繊維状マグネシウムオキシサルフェートとし
ては、繊維径0.5μm、アスペクト比100のマグネ
シウムオキシサルフェート(MOS)をもちいた。
【0036】PP/ゴム/タルク/MOSの配合割合を
表2に示す。その他にイルガノックスB215(チバガ
イギー社製)とステアリン酸マグネシウムをPP/ゴム
/タルク/MOSの合計100重量部に対してそれぞれ
0.3重量部加え、また実施例3については造核剤とし
て燐系核剤である2,2´−メチレン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)燐酸のナトリウム塩(アデカ
アーガス社製 商品名マークNA−11)を0.3部加
えた。またその他の実施例についてはアルミニウム系核
剤であるアルミニウム−ジ−p−tブチル−モノヒドロ
キシ−安息香酸(シェル化学(株)製 ALPTBB
A)を0.3重量部加えた。
【0037】これらを予めヘンシェルミキサーを用いて
攪拌・混合し、次いで二軸混練押出機を用いて均一な組
成となるよう溶融混練し、ペレット化した。この組成物
の一般的な物性は表3に示した。またこれらの材料をモ
デル金型を使ったガス射出成形に供し、その膨れテスト
の結果と、その成形品から切り出して測定した結晶化の
開始温度(Onset値)などを合わせて表3に示し
た。その結果、曲げ剛性が改善され、樹脂組成物の結晶
化の開始温度が75℃を越えていれば注入ガスの漏れ込
みや膨れといった不良現象が格段に改善されたことが分
かる。
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【実施例8〜15、比較例6〜8】ポリプロピレンは実
施例1に記載したPP1、PP2を、ゴムとしてはプロ
ピレン含有率が50重量%、ムーニー粘度=80のエチ
レン・プロピレン共重合ゴム(エニケム社製 商品名
デュートラル・CO058)(EP2)を用いた。タル
クとしては白色度のことなるT−1〜T−7のタルクを
用いた。繊維状マグネシウムオキシサルフェートとして
は実施例1と同じものであるMOSを用いた。なお、実
施例12のポリプロピレンはPP2を、その他は比較例
を含めてPP1のポリプロピレンを用いた。これらの材
料の組成(配合割合)はPP/EP2/タルク/MOS
=69/8/20/3に統一した。その他イルガノック
スB215とステアリン酸マグネシウムを実施例1と同
様にそれぞれ0.3重量部加えた。また実施例について
は造核剤としてALPTBBAを0.2重量部とマーク
NA−11の0.1重量部を加えた。比較例は造核剤を
含まない系である。この組成物をモデル金型を使ったガ
ス射出成形に供し、その膨れテストの結果と成形品の物
性を表4に示した。その結果、タルクとしては白色度の
低いもののほうが注入ガスの漏れ込みや膨れといった不
良現象が少ないことが分かる。しかしながら一方では剛
性が低くなる。ポリプロピレンとしてはII値の高いP
P2の方がより良い結果である。
【0041】
【表4】
【0042】
【実施例16〜20】成分(a)の結晶性ポリプロピレ
ンとして、エチレン含有率が6.5重量%、MFI=
8.5、II=97のエチレン・プロピレンブロックポ
リマー(PP3)を用いた。ゴムとしてSB1およびブ
テン−1含有率が20重量%、MFI=1.0のエチレ
ン・ブテン−1共重合ゴム(日本合成ゴム製 商品名
EBM2011P)(EB1)を用いた。タルクはT−
3タルクを、繊維状マグネシウムオキシサルフェートと
しては実施例1と同じMOSをもちいた。これらの配合
割合を表5に示した。この他にイルガノックスB215
とステアリン酸アルミニウムをそれぞれ0.3部加え
た。また実施例についてはさらにALPTBBAを0.
3部加えた。これらを予めヘンシェルミキサーを用いて
攪拌・混合し、次いで二軸混練押し出し機を用いて均一
な組成となるよう溶融混練し、ペレット化した。この組
成物の成形品の機械的な物性とモデル金型を使ったガス
射出成形における膨れテストの結果を合わせてを表6に
示した。この結果から繊維状マグネシウムオキシサルフ
ェートの比率が増えれば、剛性は高くできるが耐衝撃性
は低下するため、両者のバランスを取る必要があること
が分かる。
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】
【実施例21、比較例9】実施例17および比較例9に
記載した樹脂組成物を、実際の乗用車インスツルメント
・パネル製品形状とほぼ同じデザイン・寸法でガス射出
成形用にガスチヤンネルを堀込んだインスツルメント・
パネル・ガス射出成形用金型(ZAS型)を用いて、ガ
ス射出成形を実施した。成形条件として、シリンダー温
度は200/210/220/230/220℃(ノズ
ル部)、スクリュウ回転は52rpm、金型設定温度4
0℃、樹脂充填速度は60%、射出10秒、窒素ガスの
注入時期は、所定量の樹脂を型内に射出後ただちに行っ
た。その圧力は185kg/cm2 ・Gであり注入時間
を10秒とした。所定量の窒素ガスを注入した後、ガス
をノズル部から回収する迄の時間(圧力保持時間)を2
5秒とした。樹脂注入から製品取り出し迄の冷却時間は
50秒とした。これによって得られた成形品のそれぞれ
20ケについての外観は実施例17の樹脂組成物を用い
た系はガスの漏れ込みも少なく実用上はなんら問題点は
なかったが、比較例9を用いた系はいずれもガスの漏れ
込み面積が広く、かつ5〜8ケ所に膨れが見られ製品と
しては実用に供し得ないものであった。
【0046】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、広い成形条件範
囲下でのガス射出成形においても膨れ現象は発生せず、
かつガスの漏れ込みも少なく実用上はなんら支障のない
製品が得られ、ガス射出成形用材料として好適である。
すなわち、中空型物射出成形法を用いた中空型物射出成
形体の製造において、ガス射出成形時の注入ガスの漏れ
込みとそれに起因する膨れ現象を少なくすることがで
き、その製品は実用上十分な成形性を有し、剛性と耐衝
撃性バランスの良い製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および比較例に用いたガスアシ
スト射出成形体の上面図および側面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 21/00 LBF

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)エチレン含有量4〜10重量%、
    MFIが3〜30g/10分、沸騰n−ヘプタン不溶分
    が90重量%以上の結晶性エチレン・プロピレンブロッ
    ク共重合体60〜80重量%、(b)エチレン・プロピ
    レン系ゴム、エチレン・ブテン−1系ゴム、スチレン・
    ブタジエン系ゴム、スチレン・ブタジエンブロック共重
    合体系ゴムの中から選ばれた少なくとも1種のゴム3〜
    15重量%、(c)平均粒子径が0.5〜3μmのタル
    ク13〜23重量%、および(d)繊維径0.1〜1.
    5μm、アスペクト比70〜150の繊維状マグネシウ
    ムオキシサルフェート1〜8重量%で、かつ(c)と
    (d)の合計が15〜25重量%である成分100重量
    部に対して、(e)結晶化促進作用を持つ有機化合物
    0.01〜3重量部を配合した樹脂組成物であって、そ
    の溶融混合物を150℃/minの速度で冷却したと
    き、その結晶化開始温度が75℃以上であるガスアシス
    ト射出成形用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスアシスト射出成形用
    樹脂組成物の溶融体を金型キャビティに射出注入した
    後、引き続きガス体を単独あるいは上記溶融体と共に注
    入しつつ圧入して型キャビティを満たす工程を経るガス
    アシスト射出成形法による成形体の製造方法。
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