JPH08132861A - 自動車用エアコンの制御方法 - Google Patents

自動車用エアコンの制御方法

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JPH08132861A
JPH08132861A JP27260994A JP27260994A JPH08132861A JP H08132861 A JPH08132861 A JP H08132861A JP 27260994 A JP27260994 A JP 27260994A JP 27260994 A JP27260994 A JP 27260994A JP H08132861 A JPH08132861 A JP H08132861A
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JP
Japan
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air conditioner
compressor
economy
temperature
state
Prior art date
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Pending
Application number
JP27260994A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fujii
孝治 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エコノミー運転時に自動車の減速動力を利用
してエアコンの圧縮機を駆動することにより省燃費を図
り、かつ快適な空調状態を維持する。 【構成】 蒸発器出口の検出温度と設定温度とを比較し
て圧縮機のオンオフ制御を行うとともに、比較的低い設
定温度にて制御する通常運転と比較的高い設定温度にて
制御するエコノミー運転とに切換可能に構成された自動
車用エアコンの制御方法において、エコノミー運転時
に、自動車が減速運転状態になると通常運転に切り換え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用エアコンの制御
方法に関し、特に通常運転とエコノミー運転の切換可能
なエアコンの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用エアコンはその圧縮機をエンジ
ン出力によって駆動するように構成されており、圧縮機
を駆動するとその分自動車の燃費が悪くなる。このエア
コンの制御は、エアコンスイッチACSWがオンされる
と、蒸発器出口の検出温度と設定温度とを比較して圧縮
機のオンオフ制御を行うように構成されている。
【0003】また、エアコンスイッチACSWがオンさ
れた状態において設定温度を比較的低く設定して制御す
る通常運転と、エコノミースイッチACENがオンされ
た状態において設定温度を比較的高く設定して制御する
エコノミー運転とに切換可能に構成されたエアコンも良
く知られている。その場合のエアコンの運転条件決定制
御を図5を参照して説明すると、図5(a)に示すよう
に、エコノミースイッチACENがオンしているか否か
を判定し、オフしている場合には通常運転である条件A
で運転制御し、オンしている場合にはエコノミー運転で
ある条件Bで運転するように制御される。条件Aでは、
図5(b)に示すように、蒸発器出口温度がT1 で圧縮
機をオンし、それよりも適当に低い温度T1'まで温度が
低下するとオフするように制御され、条件Bでは、図5
(c)に示すように、蒸発器出口温度がT1 よりも高い
温度であるT2 で圧縮機をオンし、それよりも適当に低
い温度T2'まで温度が低下するとオフするように制御さ
れる。
【0004】なお、特開昭61−77517号公報に
は、エアコンスイッチがオンした状態で、蒸発器出口温
度に応じてオン・オフして圧縮機をオン・オフするサー
モスイッチと、これと並列に制動減速状態になったとき
にオンして圧縮機をオンする手段とを設けたエアコン制
御装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記エコノ
ミー運転は外気温度があまり高くない時に圧縮機をより
間歇的に運転することによって全体としてその運転時間
を短縮して省燃費を図るものであるが、その一方で自動
車の減速時にはその動力が無駄に消費されており、この
動力を利用してエアコンの圧縮機を駆動することによっ
て一層の省燃費を図るということができていない。
【0006】なお、上記公報には制動減速状態のときに
その動力を利用してエアコンの圧縮機を駆動することが
開示されているが、サーモスイッチと並列に圧縮機をオ
ンする手段が設けられているので、制動時には蒸発器出
口温度とは無関係に強制的に圧縮機を駆動するものであ
るため、減速制動状態が続くと冷え過ぎてしまい、快適
な空調状態が保持されなくなるという問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、エコ
ノミー運転時に自動車の減速動力を利用してエアコンの
圧縮機を駆動することにより省燃費を図り、かつ快適な
空調状態を維持できる自動車用エアコンの制御方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用エアコ
ンの制御方法は、蒸発器出口の検出温度と設定温度とを
比較して圧縮機のオンオフ制御を行うとともに、比較的
低い設定温度にて制御する通常運転と比較的高い設定温
度にて制御するエコノミー運転とに切換可能に構成され
た自動車用エアコンの制御方法において、エコノミー運
転時に、自動車が減速運転状態になると通常運転に切り
換えることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、エコノミー運転時に自動車が
減速運転状態になると、エコノミー運転を維持して動力
を節約するのではなく、通常運転に切り換えて減速動力
を利用して圧縮機を駆動し、圧縮機の稼働率を上げてお
くことにより、その分自動車の通常運転時の圧縮機の稼
働率を低下させることができ、それだけ燃費を向上する
ことができ、またエアコンを通常運転条件で制御するの
で減速運転状態が継続しても快適な空調状態を維持でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。
【0011】まず、本実施例におけるエアコンの運転条
件決定制御の概略構成を図1を参照しながら説明する。
図1(a)に示すように、エコノミースイッチACEN
がオンしているか否かを判定し、オフしている場合には
通常運転である条件Aで運転制御し、オンしている場合
には次に自動車が減速運転中であるか否かを判定し、減
速運転中の場合には通常運転である条件Aで運転制御
し、減速運転中でない場合にはエコノミー運転である条
件Bで運転するように制御される。条件Aでは、図1
(b)に示すように、蒸発器出口温度がT1 で圧縮機を
オンし、それよりも適当に低い温度T1'まで温度が低下
するとオフするように制御し、条件Bでは、図1(c)
に示すように、蒸発器出口温度がT1 よりも高い温度で
あるT2 で圧縮機をオンし、それよりも適当に低い温度
2'まで温度が低下するとオフするように制御する。
【0012】次に、具体的なエアコン制御動作につい
て、図2〜図4を参照しながら説明する。
【0013】まず、エアコンとその制御装置に概略構成
について図4を参照して説明すると、1は自動車エンジ
ンを駆動源としてクラッチのオン・オフにて駆動制御さ
れる圧縮機であり、2は圧縮機1にて圧縮された高温高
圧の冷媒ガスを外気にて冷却して凝縮させる凝縮器、3
は凝縮された冷媒を貯留するレシーバタンク、4は膨張
弁、5は冷媒を気化させ、その気化熱にて外気の熱を奪
って冷風を得る蒸発器であり、気化した冷媒は蒸発器5
から圧縮機1に還流して循環作動する。
【0014】6は制御ユニット(ECU)であり、エア
コンスイッチACSWとエコノミースイッチACENの
オン・オフ信号と、蒸発器5の出口温度の検出信号Tの
他に、自動車が減速運転中であるか否かを判定するため
のスロットルセンサの検出信号TH、エンジン回転セン
サの検出信号NE、及びスピードセンサの検出信号SP
Dがそれぞれ入力され、圧縮機1のクラッチをオン・オ
フ制御するように構成されている。
【0015】次に、制御ユニット6による圧縮機1のオ
ン・オフ制御動作を、図2のフローチャートを参照して
説明する。
【0016】ステップ#1で、エコノミースイッチAC
ENがオンしているか否かを判定し、オンしている場合
にはステップ#2に移行して減速運転中か否かの判定を
行い、オフしている場合にはステップ#3に移行してエ
アコンスイッチACSWがオンしているか否かを判定す
る。ステップ#2の減速運転中か否かの判定は、図3に
示すように、スロットルセンサの検出信号THが全閉
で、エンジン回転センサの検出信号NEがある設定値よ
り大きく、かつスピードセンサの検出信号SPDがある
設定値より大きい時に減速中と判定され、それ以外の場
合はすべて非減速中と判定される。
【0017】ステップ#2、#3の判定において、エコ
ノミースイッチACENがオンしかつ減速運転中の場合
及びエアコンスイッチACSWがオンしている場合はス
テップ#5に移行してエアコンの運転条件が通常運転で
ある条件Aに設定され、エコノミースイッチACENが
オンしかつ減速運転中でない場合はステップ#4に移行
してエアコンの運転条件がエコノミー運転である条件B
に設定される。条件Aでは、図1(b)に示すように圧
縮機1をオンさせる温度T1 をTH とし、オフさせる温
度T1'をTL とし、条件Bでは、図1(c)に示すよう
に圧縮機1をオンさせる温度T2 をTH とし、オフさせ
る温度T2'をTL とする。
【0018】このように条件設定を行った後ステップ#
6に移行し、蒸発器5の出口温度TがTH より高いか否
かを判定し、高い場合にはステップ#9に移行して圧縮
機1をオンし、高くない場合はステップ#7で圧縮機1
がオン状態(作動中)か否かを判定し、オフ状態のとき
はステップ#10に移行して、オフ状態を維持する。ス
テップ#7で圧縮機1がオン状態のときは、ステップ#
8に移行し、ここで出口温度TがTL より高いか否かを
判定し、高い場合はステップ#9に移行して圧縮機1の
オン状態を維持し、高くなくなった場合にはステップ#
10に移行して圧縮機1をオフする。
【0019】以上の制御動作を数msec程度の一定時
間間隔で繰り返すことにより、通常運転時及びエコノミ
ー運転時でも減速運転中には蒸発器5の出口温度TがT
1 で圧縮機1をオンし、T1'でオフするという制御を行
い、エコノミー運転時で非減速運転中には蒸発器5の出
口温度TがT2 で圧縮機1をオンし、T2'でオフすると
いう制御が行われる。
【0020】かくして、本実施例によればエコノミー運
転時にも自動車が減速運転状態になると、蒸発器5の出
口温度を低い設定温度と比較して圧縮機1をオン・オフ
制御する通常運転に切り換え、減速動力を利用して圧縮
機1を駆動するので、圧縮機1の稼働率が上がり、その
分自動車が減速運転状態から通常運転状態に戻ったとき
の圧縮機1の稼働率を低下させることができ、それだけ
燃費を向上することができる。また自動車の減速運転状
態でもエアコンは通常運転条件で制御されるので、減速
運転状態が継続しても快適な空調状態が維持される。
【0021】
【発明の効果】本発明の自動車用エアコンの制御方法に
よれば、以上のようにエコノミー運転時に自動車が減速
運転状態になると、エコノミー運転を維持して動力を節
約するのではなく、通常運転に切り換えてその減速動力
を利用して圧縮機を駆動し、圧縮機の稼働率を上げてお
くので、それだけ自動車の通常運転時にエアコンの圧縮
機の稼働率を低下させることができ、その分燃費を向上
することができ、また通常運転状態で制御するので減速
運転状態が継続しても快適な空調状態を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用エアコンの制御方法の一実施
例における運転条件決定制御のフローチャートとその運
転条件の説明図である。
【図2】同実施例における具体的なエアコン制御のフロ
ーチャートである。
【図3】同実施例における減速運転中判定のフローチャ
ートである。
【図4】同実施例におけるエアコン及びその制御装置の
概略構成図である。
【図5】従来例の自動車用エアコンの制御方法における
運転条件決定制御のフローチャートとその運転条件の説
明図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 5 蒸発器 6 制御ユニット(ECU)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器出口の検出温度と設定温度とを比
    較して圧縮機のオンオフ制御を行うとともに、比較的低
    い設定温度にて制御する通常運転と比較的高い設定温度
    にて制御するエコノミー運転とに切換可能に構成された
    自動車用エアコンの制御方法において、エコノミー運転
    時に、自動車が減速運転状態になると通常運転に切り換
    えることを特徴とする自動車用エアコンの制御方法。
JP27260994A 1994-11-07 1994-11-07 自動車用エアコンの制御方法 Pending JPH08132861A (ja)

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