JPH08132112A - 形鋼の自動板厚制御方法 - Google Patents

形鋼の自動板厚制御方法

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JPH08132112A
JPH08132112A JP6299037A JP29903794A JPH08132112A JP H08132112 A JPH08132112 A JP H08132112A JP 6299037 A JP6299037 A JP 6299037A JP 29903794 A JP29903794 A JP 29903794A JP H08132112 A JPH08132112 A JP H08132112A
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JP
Japan
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horizontal
roll
vertical
rolls
rolling
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Pending
Application number
JP6299037A
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English (en)
Inventor
Toru Ikezaki
徹 池崎
Hiroshi Goto
弘 後藤
Toshihiro Miyamoto
利広 宮本
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ユニバーサル圧延において、安価
で高精度にH形鋼,I形鋼,溝形鋼等,形鋼の圧延を行
う自動板厚制御方法を提供する。 【構成】 ユニバーサルミルの水平ロール1,2胴部の
位置を、地上に設置したセンサー8,13で検出して水
平ロールギャップの変動を演算し、この変動がなくなる
ように水平ロール開度量を制御し、一方駆動側・作業側
の各竪ロール3,4についても、竪ロールの胴部の位置
もしくは各竪ロールバランスシリンダ12位置を、地上
に設置したセンサー14で検出して、竪ロールと水平ロ
ール側面とのギャップ量を演算し、この変動がなくなる
ように各竪ロール位置を制御する。 【効果】 制御系は極めて簡素で安価なものとなり、ま
た極めて精度の高い自動板厚制御を行うことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H形鋼,I形鋼,溝形
鋼など形鋼のユニバーサル圧延における自動板厚制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のH形鋼,I形鋼,溝形鋼などのユ
ニバーサル圧延による形鋼の自動板厚制御は、例えば特
公昭63−66608号公報や特公昭61−24083
号公報にあるように、基本的には水平,竪の圧延荷重
と、水平,竪の圧下位置もしくは圧下装置の位置から演
算したロールギャップに基づいて、これにモデル式を適
用して演算し、ウエブとフランジの肉厚を制御してい
た。
【0003】しかしこれには、荷重検出の精度上の問
題,つまりロードセル自身の精度とチョック,ハウジン
グ間の摩擦などに起因する外乱があり、良好な荷重値を
得ることは困難であった。
【0004】またミルの伸びと圧延荷重の関係は直線的
ではなく、この関係は厳密なモデル化は困難で、かつ、
圧延が形鋼のウエブとフランジで同時に進行するため、
圧延現象のモデルを構築することも困難であった。仮に
これらを厳密にモデル化できたとしても、制御演算が複
雑となることから演算器に高い能力が要求され、自動板
厚制御装置のコストアップの要因ともなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術で
は、荷重の検出精度,ミルの伸び,ユニバーサル圧延の
圧延現象のモデル化等が困難なため高い制御精度が得難
く、また制御モデルロジックも複雑で、制御装置が高価
なものとなっていた。また仮に、廉価な制御装置とした
場合にはスキャンタイムに時間を必要とし、ダイナミッ
クな機能が要求される自動板厚制御には不適切なもので
あった。
【0006】本発明は、この様な従来技術の制御方法に
代わり、安価で高精度に自動板厚制御が可能な形鋼の自
動板厚制御方法を提供するものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
ため本発明は、水平・竪の各ロール位置を地面から直接
測定して、圧延荷重による水平・竪の各ロール位置の位
置変動を検出し、この信号を従来の圧下位置制御装置に
補正として加えるものであり、その要旨は次の通りであ
る。
【0008】本発明は、水平ロールと竪ロールからなる
ユニバーサルミルにおいて、水平ロールの胴部の位置
を、地上に設置したセンサーで検出することにより圧延
荷重の変動による上・下水平ロールギャップの変動を演
算し、この変動がなくなるように水平ロール開度量を制
御し、一方駆動側・作業側の各竪ロールについても、竪
ロールの胴部の位置もしくは駆動側・作業側の各竪ロー
ルバランスシリンダ位置を、地上に設置したセンサーで
検出することにより、圧延荷重の変動による竪ロールと
水平ロール側面とのギャップ量を演算し、この変動がな
くなるように駆動側・作業側の各竪ロール位置を制御す
ることを特徴とする形鋼の自動板厚制御方法である。
【0009】
【作用】上記手段により、従来の水平・竪の各ロール位
置制御装置の構成を変えずに、圧延荷重による水平・竪
の各ロール位置の変動量をこれら各ロール位置制御装置
に補正することで、容易にユニバーサル圧延における高
精度な板厚制御が実現できる。
【0010】
【実施例】以下本発明を、H形鋼を例にとり、図面に従
って詳細に説明する。
【0011】図1(a),(b)は、ユニバーサルミル
によるH形鋼20の圧延状態を示し、上水平ロール1と
下水平ロール2でH形鋼のウエブを圧延し、H形鋼の駆
動側のフランジを駆動側竪ロール3と上・下水平ロール
1,2で圧延し、H形鋼の作業側のフランジを作業側竪
ロール4と上・下水平ロール1,2で圧延する。
【0012】図2は本発明の制御方法を実施する装置の
構成図を示す。先ず図2において、上水平ロール1,下
水平ロール2と駆動側竪ロール3と作業側竪ロール4
は、それぞれ初期に圧下位置へセットされ、圧延材料の
噛込みと同時に、ウエブ圧延部に関しては、上下方向の
圧延荷重FH によりミルが伸びる。
【0013】この伸び量は、水平ロール1,2,水平ベ
アリング5,水平チョック6,水平圧下・圧上装置7
a,7b,ハウジング等からなり、上下方向の圧延荷重
H により、初期ロールギャップ量HδGAP0の増分は、
下ロールと地上間に設置した下水平ロール位置検出器8
で検出可能である。
【0014】図3はギャップ計を用いた場合を示してお
り、上下方向の圧延荷重による下水平ロール位置はH△
δB だけ下がる。従って水平ロールギャップはHδGAP
=HδGAP0+(H△δB +α×H△δB )で求められ
る。
【0015】ここでαは、上水平ロール系の下水平ロー
ル系に対する変形比率係数である。上水平ロール位置検
出器13を図3に示すように設置できれば、上記水平ロ
ールギャップは、HδGAP =HδGAP0+(H△δB +H
△δT )で求められる。
【0016】これら変動量を、δGAP 演算器15を経由
して水平圧下駆動装置21,22に補正値として入力
し、即座に水平ロールギャップ調整を行う。ここで水平
ロールギャップ調整のため、水平圧下装置の代わりに、
水平圧上装置7aを動かしてもよい。また水平圧下・圧
上装置7a,7bの両方とも動かしてもよい。
【0017】次にフランジ圧延部に関しては、図2およ
び図4に示す駆動側竪ロール3を例にとり以下に説明す
る。水平方向の圧延荷重FV によりミルが伸びる。この
伸び量は、竪ロール3,竪ベアリング9,竪チョック1
0,竪圧下装置11,ハウジング等からなる。
【0018】水平方向の圧延荷重FV により、初期ロー
ルギャップ量VδGAP0DSの増分は駆動側竪ロールと地
上間に設置した竪ロール位置検出器14で検出され、実
ギャップ増分は、上記と同様にVδGAP DS=VδGAP0
DS+V△δDSで算出される。この変動量を駆動側竪
圧下駆動装置23に補正値として入力し、即座に駆動側
竪ロールギャップ調整を行う。
【0019】ところで竪ロール3,4位置の検出は、一
般的には機械との取合が難しいため、図2に示す竪ロー
ルバランスシリンダ12位置で代用することも可能であ
る。この場合圧延荷重による竪ロール3とベアリング9
および竪チョック10軸受部の圧縮変形量は検出できな
いが、一般に、この箇所の変形量は小さく、竪ロール系
のミル伸び全体に占める割合は数%以下と小さいため、
フランジ厚み精度の及ぼす影響は小さい。作業側竪ロー
ル位置調整についても、駆動側竪ロール位置調整と同様
に行う。
【0020】本発明はユニバーサルミルの場合について
示したが、2hiミルのロールギャップ制御にももちろ
ん適用可能であり、またユニバーサル圧延の場合にも、
水平または竪の片側のみに適用することも可能である。
【0021】より理想的な絶対値板厚制御の実現のた
め、図5に示すように、ユニバーサルミル出側の距離L
の位置に板厚計26a,26bを設置し、この実測板厚
によるモニターAGCを併用することも可能で、これに
よりロール摩耗も考慮した理想的な絶対値板厚制御が可
能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、形鋼圧延
機の水平ロールおよび各竪ロールの位置を、それぞれ地
上に設置したセンサーで検出し、その変動量を演算して
従来の圧下位置制御装置に補正として加え、この変動が
なくなるように各ロール位置を制御することにより、従
来の制御コストの上昇と外乱などによる精度の悪化とい
う課題を解決するものであり、このようにして制御系は
極めて簡素で安価なものとなり、また極めて精度の高い
自動板厚制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、ユニバーサルミルによるH
形鋼の圧延状態を示す断面図である。
【図2】本発明の形鋼自動板厚制御を実施する装置の構
成例を示す図面である。
【図3】ギャップ計を用いた水平ロールの板厚制御を実
施する装置の構成例を示す図面である。
【図4】竪ロールの板厚制御を実施する装置の構成例を
示す図面である。
【図5】ユニバーサルミルによるH形鋼圧延の場合の板
厚計の設置例(a)と、H形鋼の断面例(b)を示す図
面である。
【符号の説明】
1 上水平ロール 2 下水平ロール 3 駆動側竪ロール 4 作業側竪ロール 5 水平ベアリング 6 水平チョック 7a 水平圧下装置 7b 水平圧上装置 8 下水平ロール位置検出器 9 竪ベアリング 10 竪チョック 11 竪圧下装置 12 竪ロールバランスシリンダ 13 上水平ロール位置検出器 14 竪ロール位置検出器 15 δGAP 演算器 20 H形鋼 21 水平圧下駆動装置 22 水平圧上駆動装置 23 駆動側竪圧下駆動装置 24 作業側竪圧下駆動装置 25 ユニバーサルミル 26a,26b 板厚計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 37/18 BBG B21B 37/08 BBG 37/12 BBG

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平ロールと竪ロールからなるユニバー
    サルミルにおいて、水平ロールの胴部の位置を、地上に
    設置したセンサーで検出することにより圧延荷重の変動
    による上・下水平ロールギャップの変動を演算し、この
    変動がなくなるように水平ロール開度量を制御し、一方
    駆動側・作業側の各竪ロールについても、竪ロールの胴
    部の位置もしくは駆動側・作業側の各竪ロールバランス
    シリンダ位置を、地上に設置したセンサーで検出するこ
    とにより、圧延荷重の変動による竪ロールと水平ロール
    側面とのギャップ量を演算し、この変動がなくなるよう
    に駆動側・作業側の各竪ロール位置を制御することを特
    徴とする形鋼の自動板厚制御方法。
JP6299037A 1994-11-09 1994-11-09 形鋼の自動板厚制御方法 Pending JPH08132112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284700A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Nippon Steel Engineering Co Ltd 成品の板厚をリアルタイムに検出する方法
CN113857237A (zh) * 2021-07-29 2021-12-31 北京弥天科技有限公司 一种h型钢多级轧制装置

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