JPH08131394A - 靴拭きマット - Google Patents
靴拭きマットInfo
- Publication number
- JPH08131394A JPH08131394A JP26945294A JP26945294A JPH08131394A JP H08131394 A JPH08131394 A JP H08131394A JP 26945294 A JP26945294 A JP 26945294A JP 26945294 A JP26945294 A JP 26945294A JP H08131394 A JPH08131394 A JP H08131394A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- pile
- shoe
- wiping mat
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Carpets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低目付でも地透けが無く、又、靴拭きマット
としての要求特性も満足する靴拭きマットを提供する。 【構成】 諸撚糸の捲縮加工糸をパイル糸としてタフト
したカットパイルの靴拭きマットであって、該パイル糸
の先端直径(a)と根元直径(b)の比率(a/b)が
1.2〜1.8であることを特徴とする靴拭きマット。
としての要求特性も満足する靴拭きマットを提供する。 【構成】 諸撚糸の捲縮加工糸をパイル糸としてタフト
したカットパイルの靴拭きマットであって、該パイル糸
の先端直径(a)と根元直径(b)の比率(a/b)が
1.2〜1.8であることを特徴とする靴拭きマット。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は靴拭きマットに関する。
【0002】
【従来の技術】オフイス等の玄関に設置する玄関マッ
ト、いわゆる靴拭きマットは、多種多様のものがある
が、特に捲縮加工糸をパイル糸としてタフトした靴拭き
マットは、ダスト(例えば、土砂、油汚れ、枯れ葉、塵
埃等)の捕捉並びに保持、そして捕捉されたダストが目
立ちにくいといった靴拭きマットとしての要求特性を満
足するとともに見栄えといった外観にも優れており好評
を博している。
ト、いわゆる靴拭きマットは、多種多様のものがある
が、特に捲縮加工糸をパイル糸としてタフトした靴拭き
マットは、ダスト(例えば、土砂、油汚れ、枯れ葉、塵
埃等)の捕捉並びに保持、そして捕捉されたダストが目
立ちにくいといった靴拭きマットとしての要求特性を満
足するとともに見栄えといった外観にも優れており好評
を博している。
【0003】最近は軽量化や低コスト化から700〜8
00g/m2 程度の低目付のものが要求されているが一
般的に、低目付になるに従い靴拭きマットとしての要求
特性に加えてタフト基布が見えてしまういわゆる地透け
の問題が発生する。
00g/m2 程度の低目付のものが要求されているが一
般的に、低目付になるに従い靴拭きマットとしての要求
特性に加えてタフト基布が見えてしまういわゆる地透け
の問題が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、地透けの問
題がない低目付の靴拭きマットを提供することを目的と
するものである。
題がない低目付の靴拭きマットを提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、合
成繊維マルチフィラメント糸の押し込み捲縮加工糸をパ
イル糸としてタフトしたカットパイルの靴拭きマットで
あって、該パイル糸の先端直径(a)と根元直径(b)
の比率(a/b)が1.2〜1.8であることを特徴と
する靴拭きマットである。
成繊維マルチフィラメント糸の押し込み捲縮加工糸をパ
イル糸としてタフトしたカットパイルの靴拭きマットで
あって、該パイル糸の先端直径(a)と根元直径(b)
の比率(a/b)が1.2〜1.8であることを特徴と
する靴拭きマットである。
【0006】本発明の特徴は、パイル糸の先端直径
(a)と根元直径(b)の比率(a/b)を1.2〜
1.8、好ましくは1.2〜1.6、さらに好ましくは
1.25〜1.5にすることにより目的を達成したもの
であり、この値未満では地透け欠点に加えてダストの捕
捉に劣り、又、これを越えると捕捉されたダストがパイ
ル表面に目立ちやすく、又、見栄えも悪くなる。
(a)と根元直径(b)の比率(a/b)を1.2〜
1.8、好ましくは1.2〜1.6、さらに好ましくは
1.25〜1.5にすることにより目的を達成したもの
であり、この値未満では地透け欠点に加えてダストの捕
捉に劣り、又、これを越えると捕捉されたダストがパイ
ル表面に目立ちやすく、又、見栄えも悪くなる。
【0007】かかる特定の直径比率に設定する手段とし
ては、パイル糸に用いる押込捲縮加工糸の捲縮数が3〜
10ケ/5cm、好ましくは5〜8ケ/5cmのものを
用いる方法があり、例えば、押込捲縮加工において、押
し込み口の断面積と押し込み本数を調整したり、押し込
み出口の邪魔板を取り外したりすることにより得られ
る。
ては、パイル糸に用いる押込捲縮加工糸の捲縮数が3〜
10ケ/5cm、好ましくは5〜8ケ/5cmのものを
用いる方法があり、例えば、押込捲縮加工において、押
し込み口の断面積と押し込み本数を調整したり、押し込
み出口の邪魔板を取り外したりすることにより得られ
る。
【0008】従来の押込捲縮加工糸の捲縮数が1〜20
ケ/5cmと捲縮数の幅が広いのに比べて、本発明のも
のでは捲縮数の幅が狭く、全体に均一に捲縮がかかって
いるものであり、又、押し込んだ複数本の糸条同士は、
捲縮の山と谷の位置がほぼ一致している。本発明におい
て用いるパイル糸は、合成繊維マルチフィラメント糸特
にナイロン66やナイロン6繊維が好ましく、単糸デニ
ールは10〜30デニールが好ましく、さらに好ましく
は15〜25デニール、トータルデニールは600〜2
000デニールが好ましく、さらに好ましくは800〜
1800デニールである。
ケ/5cmと捲縮数の幅が広いのに比べて、本発明のも
のでは捲縮数の幅が狭く、全体に均一に捲縮がかかって
いるものであり、又、押し込んだ複数本の糸条同士は、
捲縮の山と谷の位置がほぼ一致している。本発明におい
て用いるパイル糸は、合成繊維マルチフィラメント糸特
にナイロン66やナイロン6繊維が好ましく、単糸デニ
ールは10〜30デニールが好ましく、さらに好ましく
は15〜25デニール、トータルデニールは600〜2
000デニールが好ましく、さらに好ましくは800〜
1800デニールである。
【0009】単糸断面は円形、三角等の多角形、中空等
各種のものが適用でき、又、顔料や耐光性向上剤、黄変
防止剤等の各種添加剤を含有させたものでもよい。合成
繊維マルチフィラメント糸は、押込捲縮加工により捲縮
加工糸となすものであるが、合成繊維マルチフィラメン
ト糸を特に諸撚糸としてから押込捲縮加工すると、タフ
ト等の後加工が安定してできるので好ましい。
各種のものが適用でき、又、顔料や耐光性向上剤、黄変
防止剤等の各種添加剤を含有させたものでもよい。合成
繊維マルチフィラメント糸は、押込捲縮加工により捲縮
加工糸となすものであるが、合成繊維マルチフィラメン
ト糸を特に諸撚糸としてから押込捲縮加工すると、タフ
ト等の後加工が安定してできるので好ましい。
【0010】諸撚糸の下撚数、上撚数又は下撚糸のトー
タルデニール等は従来公知の範囲内で適宜選定すればよ
いが、例えば下撚数並びに上撚数は100〜500T/
m程度で下撚数と上撚数は一致させた方がよく、又、組
み合わせる下撚糸のトータルデニールは1:1又は1:
2程度がよい。セット温度、時間等の押し込み捲縮加工
条件も従来公知の範囲内で適宜選定すればよい。
タルデニール等は従来公知の範囲内で適宜選定すればよ
いが、例えば下撚数並びに上撚数は100〜500T/
m程度で下撚数と上撚数は一致させた方がよく、又、組
み合わせる下撚糸のトータルデニールは1:1又は1:
2程度がよい。セット温度、時間等の押し込み捲縮加工
条件も従来公知の範囲内で適宜選定すればよい。
【0011】タフト条件についても特に制限されるもの
はなく、例えばパイル長は8〜16mm程度、ゲージは
1/10〜1/32程度、ステッチは6〜8ステッチ/
インチ程度である。目付については、本発明では、65
0〜850g/m2 程度の低目付において最も効果を発
揮するものである。
はなく、例えばパイル長は8〜16mm程度、ゲージは
1/10〜1/32程度、ステッチは6〜8ステッチ/
インチ程度である。目付については、本発明では、65
0〜850g/m2 程度の低目付において最も効果を発
揮するものである。
【0012】タフト後は、通常は例えばプリント連続染
色による反染めに引き続いて、ニトリルブタジエンゴム
等によりプレコーティング後、1〜3mm厚程度のゴム
加工による裏加工、そして、水洗(湯洗)、脱水、乾燥
によるパイル復元処理が施される。これらの工程におけ
る温度、時間等は特に制限されるものではない。
色による反染めに引き続いて、ニトリルブタジエンゴム
等によりプレコーティング後、1〜3mm厚程度のゴム
加工による裏加工、そして、水洗(湯洗)、脱水、乾燥
によるパイル復元処理が施される。これらの工程におけ
る温度、時間等は特に制限されるものではない。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例で具体的に説明する。 パイル糸直径の比率(a/b)測定 靴拭きマットの任意の場所からパイル糸を50本刈り取
り、刈り取ったパイル糸の両端部の直径を測定し、パイ
ル糸の先端直径(a)と根元直径(b)の比率(a/
b)を算出し、その平均値を用いる。 靴拭きマットの実用評価 オフイスの玄関に1ケ月間置いて、ダストの捕捉、保持
並びに目立ち易さを視覚判定した。
り、刈り取ったパイル糸の両端部の直径を測定し、パイ
ル糸の先端直径(a)と根元直径(b)の比率(a/
b)を算出し、その平均値を用いる。 靴拭きマットの実用評価 オフイスの玄関に1ケ月間置いて、ダストの捕捉、保持
並びに目立ち易さを視覚判定した。
【0014】
【実施例1】S方向に220T/m撚糸した1300d
/56fのナイロン66マルチフィラメント糸と、13
00d/56fのナイロン66マルチフィラメント糸2
本を引き揃えてS方向に220T/m撚糸した糸を、Z
方向に220T/m上撚した諸撚糸を用いて、下記
(1)(2)に従って捲縮加工並びにタフトした後、常
法に従い反染め、裏加工、パイル復元処理を行って靴拭
きマットを作製した。 (1)押込捲縮加工 SUPERBA社製(TVP、MF<Method o
f Frieze>装置付)の押込捲縮加工機を用い
て、フリーゼ調連続セット加工を施した。その際、押し
込み口の断面積を5cm2 に設定し、押し込み本数18
本に設定し、押し込み出口の邪魔板を取り外して加工し
た。 (2)タフト 5/32ゲージ、レベルカット、パイル長13mm、ス
テッチ=7.3ステッチ/インチ、目付=750g/m
2 得られた靴拭きマットは地透けが無く、実用評価も優れ
たものであった。尚、パイル糸直径の比率(a/b)は
1.4であった。又、捲縮加工後の加工糸の捲縮数は6
〜8ケ/5cmと幅の狭いものであった。
/56fのナイロン66マルチフィラメント糸と、13
00d/56fのナイロン66マルチフィラメント糸2
本を引き揃えてS方向に220T/m撚糸した糸を、Z
方向に220T/m上撚した諸撚糸を用いて、下記
(1)(2)に従って捲縮加工並びにタフトした後、常
法に従い反染め、裏加工、パイル復元処理を行って靴拭
きマットを作製した。 (1)押込捲縮加工 SUPERBA社製(TVP、MF<Method o
f Frieze>装置付)の押込捲縮加工機を用い
て、フリーゼ調連続セット加工を施した。その際、押し
込み口の断面積を5cm2 に設定し、押し込み本数18
本に設定し、押し込み出口の邪魔板を取り外して加工し
た。 (2)タフト 5/32ゲージ、レベルカット、パイル長13mm、ス
テッチ=7.3ステッチ/インチ、目付=750g/m
2 得られた靴拭きマットは地透けが無く、実用評価も優れ
たものであった。尚、パイル糸直径の比率(a/b)は
1.4であった。又、捲縮加工後の加工糸の捲縮数は6
〜8ケ/5cmと幅の狭いものであった。
【0015】
【比較例1】実施例1において、押込捲縮加工の押し込
み本数を24本に設定し、かつ、邪魔板を取り付けて加
工した以外は、実施例1同様にして靴拭きマットを作製
した。得られた靴拭きマットは地透けが目立ち、実用評
価もダストの捕捉に劣ったものであった。パイル糸直径
の比率(a/b)は1.0であった。又、捲縮加工後の
加工糸の捲縮数は1〜20ケ/5cmと幅の広いもので
あった。
み本数を24本に設定し、かつ、邪魔板を取り付けて加
工した以外は、実施例1同様にして靴拭きマットを作製
した。得られた靴拭きマットは地透けが目立ち、実用評
価もダストの捕捉に劣ったものであった。パイル糸直径
の比率(a/b)は1.0であった。又、捲縮加工後の
加工糸の捲縮数は1〜20ケ/5cmと幅の広いもので
あった。
【0016】
【実施例2】実施例1において、押し込み本数を変化さ
せて捲縮加工したものを用いて各種の靴拭きマットを作
製した。パイル糸直径の比率(a/b)は1.25や
1.5では実施例1同様の効果を発揮したが、これが
1.8を越えた2.0では、捕捉したダストが目立ち、
又、見栄えが悪く外観品位の劣ったものであった。
せて捲縮加工したものを用いて各種の靴拭きマットを作
製した。パイル糸直径の比率(a/b)は1.25や
1.5では実施例1同様の効果を発揮したが、これが
1.8を越えた2.0では、捕捉したダストが目立ち、
又、見栄えが悪く外観品位の劣ったものであった。
【0017】
【発明の効果】本発明の靴拭きマットは低目付でも地透
けが無く、又、靴拭きマットとしての要求特性も満足す
るものである。
けが無く、又、靴拭きマットとしての要求特性も満足す
るものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成繊維マルチフィラメント糸の押し込
み捲縮加工糸をパイル糸としてタフトしたカットパイル
の靴拭きマットであって、該パイル糸の先端直径(a)
と根元直径(b)の比率(a/b)が1.2〜1.8で
あることを特徴とする靴拭きマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26945294A JPH08131394A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 靴拭きマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26945294A JPH08131394A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 靴拭きマット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08131394A true JPH08131394A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17472635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26945294A Withdrawn JPH08131394A (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 靴拭きマット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08131394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013209774A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Seiren Co Ltd | パイル布帛 |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP26945294A patent/JPH08131394A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013209774A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Seiren Co Ltd | パイル布帛 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |