JPH06116858A - パイルカーペット - Google Patents
パイルカーペットInfo
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- JPH06116858A JPH06116858A JP26736992A JP26736992A JPH06116858A JP H06116858 A JPH06116858 A JP H06116858A JP 26736992 A JP26736992 A JP 26736992A JP 26736992 A JP26736992 A JP 26736992A JP H06116858 A JPH06116858 A JP H06116858A
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- Japan
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- twisted
- pile
- twisting
- twist
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- Withdrawn
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2503/00—Domestic or personal
- D10B2503/04—Floor or wall coverings; Carpets
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【構成】撚糸（下撚り）された嵩高加工ナイロンマルチ
フィラメントを複数本、合撚（中撚り）し、この合撚糸
をさらに複数本再合撚（上撚り）したものから形成さ
れ、撚り方向は下撚り、中撚り、上撚りの順にＺ、Ｓ、
ＺまたはＳ、Ｚ、Ｓ撚りとなっており、かつこれらの撚
り数は最終的に合撚された糸の撚りバランスを保持する
ように設定されているパイルカーペット。 【効果】残留トルクが少なく、スナールが出にくく、糸
密度が高く、独特の組ひも調外観を有し、ループパイル
としたときに凹凸感がなく、パイル外観が均一で、摩耗
耐久性に優れ、また高密度であるため土砂等のごみが溜
まりにくく、弾力性に富み、かつ歩行感に優れたループ
パイルカーペットを得ることができる。またカットパイ
ルカーペットとしたときのペンシルポイント性に優れ、
またペンシルポイント性自体の耐久性にも優れている。
フィラメントを複数本、合撚（中撚り）し、この合撚糸
をさらに複数本再合撚（上撚り）したものから形成さ
れ、撚り方向は下撚り、中撚り、上撚りの順にＺ、Ｓ、
ＺまたはＳ、Ｚ、Ｓ撚りとなっており、かつこれらの撚
り数は最終的に合撚された糸の撚りバランスを保持する
ように設定されているパイルカーペット。 【効果】残留トルクが少なく、スナールが出にくく、糸
密度が高く、独特の組ひも調外観を有し、ループパイル
としたときに凹凸感がなく、パイル外観が均一で、摩耗
耐久性に優れ、また高密度であるため土砂等のごみが溜
まりにくく、弾力性に富み、かつ歩行感に優れたループ
パイルカーペットを得ることができる。またカットパイ
ルカーペットとしたときのペンシルポイント性に優れ、
またペンシルポイント性自体の耐久性にも優れている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パイルカーペットに関
し、さらに詳しくはポリアミドマルチフィラメントから
なる嵩高加工糸を用いたループまたはカットパイルカー
ペットに関するものである。
し、さらに詳しくはポリアミドマルチフィラメントから
なる嵩高加工糸を用いたループまたはカットパイルカー
ペットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のパイルカーペットとしては、単糸
を単独または２本以上引きそろえて左右いずれか一方の
方向にのみ撚りを与えた、いわゆる片撚り糸、または２
本以上を引きそろえ前と反対の方向に撚り合わせた、い
わゆる諸撚り糸、または空気その他のガス流により２本
以上の糸を絡ませた、いわゆる混繊糸を、ループまたは
カットパイルカーペットに加工したものが、または上記
片撚り糸および混繊糸を一般に適当な追撚を施した後、
あるいは諸撚り糸を、飽和水蒸気、乾熱等により熱セッ
トを行って撚り止めした後、ループまたはカットパイル
カーペットに加工したものが知られている。
を単独または２本以上引きそろえて左右いずれか一方の
方向にのみ撚りを与えた、いわゆる片撚り糸、または２
本以上を引きそろえ前と反対の方向に撚り合わせた、い
わゆる諸撚り糸、または空気その他のガス流により２本
以上の糸を絡ませた、いわゆる混繊糸を、ループまたは
カットパイルカーペットに加工したものが、または上記
片撚り糸および混繊糸を一般に適当な追撚を施した後、
あるいは諸撚り糸を、飽和水蒸気、乾熱等により熱セッ
トを行って撚り止めした後、ループまたはカットパイル
カーペットに加工したものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パイルカーペットは、糸密度が低く、パイルの先端が不
均一で、凹凸が出易く、またカットパイルカーペットに
したときのペンシルポイント性（カットされたパイル糸
の先端がスチームセットなどによって糸にセットが施さ
れ、糸の開繊などが防止された状態で、鉛筆の先端のよ
うに１本１本のパイルがセットされた状態をいう）に乏
しいという欠点がある。
パイルカーペットは、糸密度が低く、パイルの先端が不
均一で、凹凸が出易く、またカットパイルカーペットに
したときのペンシルポイント性（カットされたパイル糸
の先端がスチームセットなどによって糸にセットが施さ
れ、糸の開繊などが防止された状態で、鉛筆の先端のよ
うに１本１本のパイルがセットされた状態をいう）に乏
しいという欠点がある。
【０００４】本発明の目的は、糸密度が高く、パイル先
端が均一で、耐久性、弾力性に富むループカーペット、
およびカットパイルカーペットとしたときのペンシルポ
イント性に富むパイルカーペットを提供することにあ
る。
端が均一で、耐久性、弾力性に富むループカーペット、
およびカットパイルカーペットとしたときのペンシルポ
イント性に富むパイルカーペットを提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、例えば、従
来の諸撚り糸を複数本引きそろえて再合撚して得られる
組みひも調合撚糸を用いることにより、前記目的を達成
することを見出し、本発明に到達した。本発明は、撚糸
（下撚り）された嵩高加工ポリアミドマルチフィラメン
トを複数本、合撚（中撚り）し、この合撚糸をさらに複
数本再合撚（上撚り）したものから形成され、撚り方向
は下撚り、中撚り、上撚りの順にＺ、Ｓ、ＺまたはＳ、
Ｚ、Ｓ撚りとなっており、かつこれらの撚り数は最終的
に合撚された糸の撚りバランスを保持するように設定さ
れていることを特徴とするパイルカーペットである。
来の諸撚り糸を複数本引きそろえて再合撚して得られる
組みひも調合撚糸を用いることにより、前記目的を達成
することを見出し、本発明に到達した。本発明は、撚糸
（下撚り）された嵩高加工ポリアミドマルチフィラメン
トを複数本、合撚（中撚り）し、この合撚糸をさらに複
数本再合撚（上撚り）したものから形成され、撚り方向
は下撚り、中撚り、上撚りの順にＺ、Ｓ、ＺまたはＳ、
Ｚ、Ｓ撚りとなっており、かつこれらの撚り数は最終的
に合撚された糸の撚りバランスを保持するように設定さ
れていることを特徴とするパイルカーペットである。
【０００６】本発明のパイルカーペットを構成するポリ
アミドマルチフィラメントは、脂肪族ポリアミド、例え
ばナイロン６、ナイロン６６またはこれらの共重合物か
らなるマルチフィラメントが挙げられる。該マルチフィ
ラメントの全デニールは１，６００〜１６，０００デニ
ール、また単糸デニールは４００〜４，０００デニール
が好ましい。全デニールが細すぎるとカーペット用とし
ては不適当であり、また太すぎるとタフティングマシン
にかかりにくくなる。また単糸デニールが細すぎると軟
らかくなりすぎ、また太すぎると硬くなりすぎていずれ
もカーペット用には不適当となる。各単糸のフィラメン
ト断面形状は円形でもよいが、通常の三角形、四角形等
の異形断面である方が好ましい。またフィラメント内部
に長さ方向に連続した１個または複数個の中空部を有す
るものでもよい。
アミドマルチフィラメントは、脂肪族ポリアミド、例え
ばナイロン６、ナイロン６６またはこれらの共重合物か
らなるマルチフィラメントが挙げられる。該マルチフィ
ラメントの全デニールは１，６００〜１６，０００デニ
ール、また単糸デニールは４００〜４，０００デニール
が好ましい。全デニールが細すぎるとカーペット用とし
ては不適当であり、また太すぎるとタフティングマシン
にかかりにくくなる。また単糸デニールが細すぎると軟
らかくなりすぎ、また太すぎると硬くなりすぎていずれ
もカーペット用には不適当となる。各単糸のフィラメン
ト断面形状は円形でもよいが、通常の三角形、四角形等
の異形断面である方が好ましい。またフィラメント内部
に長さ方向に連続した１個または複数個の中空部を有す
るものでもよい。
【０００７】本発明においては、マルチフィラメントを
２種以上の単糸によって構成することも可能であり、例
えばフィラメント断面形状、デニール、熱的性質、機械
的性質、染色性等が相違する２種以上の単糸によって構
成してもよい。嵩高加工されたポリアミドマルチフィラ
メントの嵩高加工としては、噴射、押し込み、仮撚り、
ニット・デニットなどの嵩高加工のいずれを用いてもよ
いが、これらのうち特に噴射加工が望ましい。
２種以上の単糸によって構成することも可能であり、例
えばフィラメント断面形状、デニール、熱的性質、機械
的性質、染色性等が相違する２種以上の単糸によって構
成してもよい。嵩高加工されたポリアミドマルチフィラ
メントの嵩高加工としては、噴射、押し込み、仮撚り、
ニット・デニットなどの嵩高加工のいずれを用いてもよ
いが、これらのうち特に噴射加工が望ましい。
【０００８】上記嵩高加工糸は、マルチフィラメントを
構成する単糸同士が互いに部分的に融着するように融点
が７０〜１２０℃の低融点繊維を含むものであってもよ
い。このような低融点繊維が混入された場合には、熱セ
ット等の後熱処理時にこれらの繊維が融着して、糸全体
の集束性を高めるので好ましい。本発明においては、上
述のようなポリアミドマルチフィラメントをあらかじめ
好ましくは７０〜２００回／ｍ、さらに好ましくは９０
〜１５０回／ｍの撚り数で撚糸（下撚り）したものを複
数本合撚（中撚り）し、さらに得られた合撚糸を複数本
再合撚（上撚り）し、組ひも調合撚糸とする。この場合
の撚り方向は、上記下撚り、中撚り、上撚りの順にＺ、
Ｓ、ＺまたはＳ、Ｚ、Ｓとし、これらの各撚り数は全体
として撚りバランスが保持されるように、例えば上撚り
をＺ（７０〜２００回／ｍ）とした場合、中撚りの撚り
数ＹはＹ＝（２．０〜５．０）×Ｚ、下撚りの撚り数ｘ
はｘ＝（１．２〜２．５）×Ｚになるように調整され
る。このような範囲で上撚り、中撚りおよび下撚りの撚
り数を設定することにより、Ｚ撚りとＳ撚りのトルクバ
ランスを保持し、最終的に得られた合撚糸のトルクをゼ
ロまたはこれに近くすることができる。上記の撚糸は、
例えばリング撚糸機で下撚り、中撚りおよび上撚りの３
工程で加工するか、または直撚機で諸撚り糸（下撚り、
中撚り）を加工し、これを再合撚（上撚り）の２工程で
加工することができる。
構成する単糸同士が互いに部分的に融着するように融点
が７０〜１２０℃の低融点繊維を含むものであってもよ
い。このような低融点繊維が混入された場合には、熱セ
ット等の後熱処理時にこれらの繊維が融着して、糸全体
の集束性を高めるので好ましい。本発明においては、上
述のようなポリアミドマルチフィラメントをあらかじめ
好ましくは７０〜２００回／ｍ、さらに好ましくは９０
〜１５０回／ｍの撚り数で撚糸（下撚り）したものを複
数本合撚（中撚り）し、さらに得られた合撚糸を複数本
再合撚（上撚り）し、組ひも調合撚糸とする。この場合
の撚り方向は、上記下撚り、中撚り、上撚りの順にＺ、
Ｓ、ＺまたはＳ、Ｚ、Ｓとし、これらの各撚り数は全体
として撚りバランスが保持されるように、例えば上撚り
をＺ（７０〜２００回／ｍ）とした場合、中撚りの撚り
数ＹはＹ＝（２．０〜５．０）×Ｚ、下撚りの撚り数ｘ
はｘ＝（１．２〜２．５）×Ｚになるように調整され
る。このような範囲で上撚り、中撚りおよび下撚りの撚
り数を設定することにより、Ｚ撚りとＳ撚りのトルクバ
ランスを保持し、最終的に得られた合撚糸のトルクをゼ
ロまたはこれに近くすることができる。上記の撚糸は、
例えばリング撚糸機で下撚り、中撚りおよび上撚りの３
工程で加工するか、または直撚機で諸撚り糸（下撚り、
中撚り）を加工し、これを再合撚（上撚り）の２工程で
加工することができる。
【０００９】本発明において、上記のようにして得られ
た組ひも調合撚糸は公知の方法によりループパイルカー
ペットまたはカットパイルカーペットに加工される。ル
ープパイルカーペットとしては、タフト、織成または編
成カーペットのいずれでもよいが、タフテッドカーペッ
トが生産性の面から最も好ましい。
た組ひも調合撚糸は公知の方法によりループパイルカー
ペットまたはカットパイルカーペットに加工される。ル
ープパイルカーペットとしては、タフト、織成または編
成カーペットのいずれでもよいが、タフテッドカーペッ
トが生産性の面から最も好ましい。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、下撚り、中撚りにさら
に上撚りを加えたポリアミドマルチフィラメント糸を用
いたことにより、残留トルクが少なく、スナールが出に
くく、糸密度が高く、独特の組ひも調外観を有し、ルー
プパイルとしたときに凹凸感がなく、パイル外観が均一
で、摩耗耐久性に優れ、また高密度であるため土砂等の
ごみがたまりにくく、弾力性に富み、かつ歩行感に優れ
たループパイルカーペットを得ることができる。またパ
イルの先端が均一で残留トルクも少ないので、カットパ
イルカーペットとしたときのペンシルポイント性に優
れ、またペンシルポイント性自体の耐久性にも優れてい
る等の効果が得られる。
に上撚りを加えたポリアミドマルチフィラメント糸を用
いたことにより、残留トルクが少なく、スナールが出に
くく、糸密度が高く、独特の組ひも調外観を有し、ルー
プパイルとしたときに凹凸感がなく、パイル外観が均一
で、摩耗耐久性に優れ、また高密度であるため土砂等の
ごみがたまりにくく、弾力性に富み、かつ歩行感に優れ
たループパイルカーペットを得ることができる。またパ
イルの先端が均一で残留トルクも少ないので、カットパ
イルカーペットとしたときのペンシルポイント性に優
れ、またペンシルポイント性自体の耐久性にも優れてい
る等の効果が得られる。
【００１１】以下、本発明の実施例を述べるが、実施例
中の各評価項目の測定方法は以下のとおりである。 （１）１０万人実用テスト法：試料（１００cm×２５cm
を金枠で囲ったもの）を通行人の多い階段に施工し、通
過人員をカウンターにて計測し、１万人通過ごとに家庭
用掃除機でバキュームクリーニングを１分間実施し、試
料を乱数表をもとに交換しながら、各試料について１０
回繰返し、外観、土砂等ごみ蓄積その他を評価した。
中の各評価項目の測定方法は以下のとおりである。 （１）１０万人実用テスト法：試料（１００cm×２５cm
を金枠で囲ったもの）を通行人の多い階段に施工し、通
過人員をカウンターにて計測し、１万人通過ごとに家庭
用掃除機でバキュームクリーニングを１分間実施し、試
料を乱数表をもとに交換しながら、各試料について１０
回繰返し、外観、土砂等ごみ蓄積その他を評価した。
【００１２】（２）外観：上記実用テスト後のものを該
テスト前のものと比較してその欠点（例えば直立すべき
パイルが折れ曲がっていたり、沈み込んでいたりするな
どの欠点）を前記試料片について調べ、下記の欠点数に
より５段階評価した。 ５級 ４級 ３級 ２級 １級 欠点数 ０〜20 21〜40 41〜60 61〜80 81〜 （３）土砂等ごみ蓄積：前記実用テスト後の土砂等の固
形物総量を測定し、下記のように５段階評価した。
テスト前のものと比較してその欠点（例えば直立すべき
パイルが折れ曲がっていたり、沈み込んでいたりするな
どの欠点）を前記試料片について調べ、下記の欠点数に
より５段階評価した。 ５級 ４級 ３級 ２級 １級 欠点数 ０〜20 21〜40 41〜60 61〜80 81〜 （３）土砂等ごみ蓄積：前記実用テスト後の土砂等の固
形物総量を測定し、下記のように５段階評価した。
【００１３】 ５級 ４級 ３級 ２級 １級 固形物量 〜25 26〜50 51〜100 101〜199 200〜 （ｇ／０．２５ｍ2 ） （４）弾力性：実用テスト後の試料の圧縮弾性率をＪＩ
Ｓ−Ｌ−１０２１−６．１０の方法によりテストをし、
圧縮弾性率を求め、下記のように５段階評価した。
Ｓ−Ｌ−１０２１−６．１０の方法によりテストをし、
圧縮弾性率を求め、下記のように５段階評価した。
【００１４】 ５級 ４級 ３級 ２級 １級 圧縮弾性率 〜95 94〜90 89〜85 84〜80 79〜 （％） （５）ペンシルポイント性：カットパイル先端のパイル
糸太さが正常なものより２０％以上大きくなったものを
欠点とみなし、下記のように５段階評価した。
糸太さが正常なものより２０％以上大きくなったものを
欠点とみなし、下記のように５段階評価した。
【００１５】 ５級 ４級 ３級 ２級 １級 欠点数 0 〜20 21〜40 41〜60 61〜80 81〜 （６）耐摩耗性：１０万人実用テスト法による実用テス
ト後のパイル糸の摩耗の程度を実用テスト前のものと比
較し、目視により摩耗の程度を５段階評価した。
ト後のパイル糸の摩耗の程度を実用テスト前のものと比
較し、目視により摩耗の程度を５段階評価した。
【００１６】
実施例１ ナイロン嵩高加工マルチフィラメント（以下、バルクト
コンティニュアスファイバー：ＢＣＦと略称すること
がある）の１３００ｄ／６８ｆ原着糸の単糸にＺ方向に
２２０回／ｍの下撚りをかけ、次にこの下撚り糸２本を
合わせてＳ方向に３１０回／ｍの中撚りをかけ、さらに
この中撚り糸２本を合わせてＺ方向に１４０回／ｍの上
撚りをかけてパイル用糸とした。
コンティニュアスファイバー：ＢＣＦと略称すること
がある）の１３００ｄ／６８ｆ原着糸の単糸にＺ方向に
２２０回／ｍの下撚りをかけ、次にこの下撚り糸２本を
合わせてＳ方向に３１０回／ｍの中撚りをかけ、さらに
この中撚り糸２本を合わせてＺ方向に１４０回／ｍの上
撚りをかけてパイル用糸とした。
【００１７】このパイル糸を、５／３２ゲージのタフト
機により、パイル長が６mm、ステッチが７ｓｔ／ｉｎの
ループパイルを一次基布としてポリエステル不織布（基
布目付１２０ｇ／ｍ2 ）にタフティングし、ポリ塩化ビ
ニルラテックスで裏加工して本発明のループパイルカー
ペットを製造した。 実施例２ ナイロンＢＣＦの８００ｄ／４０ｆの異染タイプの糸と
して、酸性可染の濃染糸（Ｒ）、酸性可染の淡染糸
（Ｐ）、およびカチオン可染糸（Ｃ）の３種糸につい
て、各単糸にまずＺ方向に２２０回／ｍの下撚りをか
け、この下撚り糸の各々を２本合わせＳ方向の中撚りを
かけてＲ×Ｒ、Ｐ×Ｐ、Ｃ×Ｃの３種の中撚り糸とし、
この３種の中撚り糸を合わせてＺ方向に１４０回／ｍの
上撚りをかけパイル糸とした。
機により、パイル長が６mm、ステッチが７ｓｔ／ｉｎの
ループパイルを一次基布としてポリエステル不織布（基
布目付１２０ｇ／ｍ2 ）にタフティングし、ポリ塩化ビ
ニルラテックスで裏加工して本発明のループパイルカー
ペットを製造した。 実施例２ ナイロンＢＣＦの８００ｄ／４０ｆの異染タイプの糸と
して、酸性可染の濃染糸（Ｒ）、酸性可染の淡染糸
（Ｐ）、およびカチオン可染糸（Ｃ）の３種糸につい
て、各単糸にまずＺ方向に２２０回／ｍの下撚りをか
け、この下撚り糸の各々を２本合わせＳ方向の中撚りを
かけてＲ×Ｒ、Ｐ×Ｐ、Ｃ×Ｃの３種の中撚り糸とし、
この３種の中撚り糸を合わせてＺ方向に１４０回／ｍの
上撚りをかけパイル糸とした。
【００１８】このパイル糸を、１／８ゲージのタフト機
により、パイル長が５mm、ステッチが８ｓｔ／ｉｎのル
ープパイルをポリエステル不織布を一次基布としてタフ
ティングし、酸性染料（テクチロンブルー０．２％ｏｗ
ｆ）、およびカチオン染料（イルガランブラック０．１
％ｏｗｆ）を用い、ウインス染色機により通常のウイン
ス染めを行い、ピンテンターにて乾燥処理後、ＳＢＲ
（スチレンブタジエンラバー）のラテックスと、一般に
使用している二次基布としてのジュートを用いて裏加工
を行い、本発明のループパイルカーペットを製造した。
により、パイル長が５mm、ステッチが８ｓｔ／ｉｎのル
ープパイルをポリエステル不織布を一次基布としてタフ
ティングし、酸性染料（テクチロンブルー０．２％ｏｗ
ｆ）、およびカチオン染料（イルガランブラック０．１
％ｏｗｆ）を用い、ウインス染色機により通常のウイン
ス染めを行い、ピンテンターにて乾燥処理後、ＳＢＲ
（スチレンブタジエンラバー）のラテックスと、一般に
使用している二次基布としてのジュートを用いて裏加工
を行い、本発明のループパイルカーペットを製造した。
【００１９】実施例３ 実施例１と同様にして中撚り糸を作成し、この中撚り糸
２本と低融点繊維（ユニチカ社製フロール１００ｄ／２
４ｆ、「フロール」は登録商標）１本を合わせて、Ｚ方
向に１４０回／ｍの上撚りをかけ、真空セット機により
１２５℃で２０分熱セットしてパイル糸とした。
２本と低融点繊維（ユニチカ社製フロール１００ｄ／２
４ｆ、「フロール」は登録商標）１本を合わせて、Ｚ方
向に１４０回／ｍの上撚りをかけ、真空セット機により
１２５℃で２０分熱セットしてパイル糸とした。
【００２０】このパイル糸を、５／３２ゲージのタフト
機により、パイル長１２mm、ステッチ７ｓｔ／ｉｎのカ
ットパイルとし、一次基布としてカーペット用として一
般に使用されているポリプロピレンのテープ糸（１００
０Ｄ）の平織布にタフティングし、ＳＢＲラテックスと
ジュートを用いて裏加工して本発明のカットパイルカー
ペットを製造した。
機により、パイル長１２mm、ステッチ７ｓｔ／ｉｎのカ
ットパイルとし、一次基布としてカーペット用として一
般に使用されているポリプロピレンのテープ糸（１００
０Ｄ）の平織布にタフティングし、ＳＢＲラテックスと
ジュートを用いて裏加工して本発明のカットパイルカー
ペットを製造した。
【００２１】比較例１ 実施例１で用いた原着糸の単糸を２本合わせてＺ方向に
４０回／ｍの片撚りをかけ、パイル用糸とし、以下、実
施例１と同様にしてループパイルカーペットを製造し
た。 比較例２ 実施例１で用いた原着糸の単糸にＳ方向に２３０回／ｍ
の下撚りをかけ、次にこの下撚り糸２本を合わせてＺ方
向に１６０回／ｍの上撚りをかけ真空セット機により１
２５°で２０分熱セットしてパイル用糸とし、以下、実
施例１と同様にしてループパイルカーペットを製造し
た。
４０回／ｍの片撚りをかけ、パイル用糸とし、以下、実
施例１と同様にしてループパイルカーペットを製造し
た。 比較例２ 実施例１で用いた原着糸の単糸にＳ方向に２３０回／ｍ
の下撚りをかけ、次にこの下撚り糸２本を合わせてＺ方
向に１６０回／ｍの上撚りをかけ真空セット機により１
２５°で２０分熱セットしてパイル用糸とし、以下、実
施例１と同様にしてループパイルカーペットを製造し
た。
【００２２】上記実施例および比較例で得られたカーペ
ットの評価結果を表１および表２に示す。
ットの評価結果を表１および表２に示す。
【００２３】
【表１】
【００２４】実施例４および５、比較例３および４ 実施例１および２、比較例１および２において得られた
パイル糸を、５／３２ゲージのタフト機により、パイル
長１２mm、ステッチ７ｓｔ／ｉｎのカットパイルとし、
一次基布としてポリエステル不織布（基布目付１２０ｇ
／ｍ2 ）にタフティングし、それぞれポリ塩化ビニルラ
テックスで裏加工してカットパイルカーペットを製造し
た。これらのカーペットの評価結果を表２に示す。
パイル糸を、５／３２ゲージのタフト機により、パイル
長１２mm、ステッチ７ｓｔ／ｉｎのカットパイルとし、
一次基布としてポリエステル不織布（基布目付１２０ｇ
／ｍ2 ）にタフティングし、それぞれポリ塩化ビニルラ
テックスで裏加工してカットパイルカーペットを製造し
た。これらのカーペットの評価結果を表２に示す。
【００２５】
【表２】 表１から明らかなように、本発明により得られたカーペ
ットは、ループが均一で外観に優れ、土砂等のごみの蓄
積が少なく、また弾力性および耐摩耗性もきわめて優れ
ている。さらにカットパイルカーペットとした場合に
も、表２に示したように外観のみならずペンシルポイン
ト性および耐摩耗性にもきわめて優れていることが明ら
かである。
ットは、ループが均一で外観に優れ、土砂等のごみの蓄
積が少なく、また弾力性および耐摩耗性もきわめて優れ
ている。さらにカットパイルカーペットとした場合に
も、表２に示したように外観のみならずペンシルポイン
ト性および耐摩耗性にもきわめて優れていることが明ら
かである。
Claims (1)
- 【請求項１】 撚糸（下撚り）された嵩高加工ポリアミ
ドマルチフィラメントを複数本、合撚（中撚り）し、こ
の合撚糸をさらに複数本再合撚（上撚り）したものから
形成され、撚り方向は下撚り、中撚り、上撚りの順に
Ｚ、Ｓ、ＺまたはＳ、Ｚ、Ｓ撚りとなっており、かつこ
れらの撚り数は最終的に合撚された糸の撚りバランスを
保持するように設定されていることを特徴とするパイル
カーペット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26736992A JPH06116858A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | パイルカーペット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26736992A JPH06116858A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | パイルカーペット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06116858A true JPH06116858A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17443880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26736992A Withdrawn JPH06116858A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | パイルカーペット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06116858A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997023674A1 (en) * | 1995-12-22 | 1997-07-03 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | A process for making multicolored yarns and the product thereof |
| KR100455598B1 (ko) * | 1997-02-14 | 2004-12-17 | 가부시키가이샤 다스킨 | 임대용매트 |
| KR100495469B1 (ko) * | 1997-02-14 | 2005-09-15 | 가부시키가이샤 다스킨 | 매트 |
| US7013628B2 (en) | 1994-06-30 | 2006-03-21 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for making poly(trimethyleneterephthalate) bulked continuous filaments, the filaments thereof and carpets made therefrom |
-
1992
- 1992-10-06 JP JP26736992A patent/JPH06116858A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7013628B2 (en) | 1994-06-30 | 2006-03-21 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for making poly(trimethyleneterephthalate) bulked continuous filaments, the filaments thereof and carpets made therefrom |
| WO1997023674A1 (en) * | 1995-12-22 | 1997-07-03 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | A process for making multicolored yarns and the product thereof |
| US6098392A (en) * | 1995-12-22 | 2000-08-08 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for making multicolored yarns and the product thereof |
| KR100455598B1 (ko) * | 1997-02-14 | 2004-12-17 | 가부시키가이샤 다스킨 | 임대용매트 |
| KR100495469B1 (ko) * | 1997-02-14 | 2005-09-15 | 가부시키가이샤 다스킨 | 매트 |
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