JPH08131185A - マウスvla−1分子に対するモノクローナル抗体 - Google Patents

マウスvla−1分子に対するモノクローナル抗体

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JPH08131185A
JPH08131185A JP6278825A JP27882594A JPH08131185A JP H08131185 A JPH08131185 A JP H08131185A JP 6278825 A JP6278825 A JP 6278825A JP 27882594 A JP27882594 A JP 27882594A JP H08131185 A JPH08131185 A JP H08131185A
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cells
vla
monoclonal antibody
cell
antibody
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JP6278825A
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Inventor
Sachiko Miyake
幸子 三宅
Tomoko Sakurai
智子 桜井
Hideo Yakida
秀雄 八木田
Yasushi Okumura
康 奥村
Yuki Miyabe
由紀 宮部
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 マウスの細胞表面分子であるVLA−1分子
に特異的に反応するモノクローナル抗体およびその活性
フラグメント、該モノクローナル抗体を産生するハイブ
リドーマおよび該モノクローナル抗体の製造方法が提供
される。 【効果】 本発明のVLA−1分子に対するモノクロー
ナル抗体およびその活性フラグメントは、VLA−1発
現細胞とそのリガンドとの相互作用の解析を行う際に有
用であり、また、免疫治療や診断用としても有用であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マウスの細胞表面分子
であるVLA−1分子に特異的に反応するモノクローナ
ル抗体およびその活性フラグメント、該モノクローナル
抗体を産生するハイブリドーマ、および該モノクローナ
ル抗体の製造方法、ならびに免疫関連細胞の解析におけ
る該モノクローナル抗体およびその活性フラグメントの
使用に関するものである。ここで活性フラグメントと
は、抗原抗体反応活性を有する抗体フラグメントを指
し、具体的にはF(ab')2、Fab'、Fab、Fvおよび組換
えFv体などである。
【0002】
【従来の技術】免疫の応答機構は、多種類の細胞および
調節因子が複雑に相互作用することにより機能してい
る。この機構を解明することにより、免疫関係疾患の発
症機構が明らかになり、その治療への応用が可能になる
ものと期待される。免疫応答の第1段階は、免疫系の細
胞が互いに結合することである。次いで、結合によるシ
グナル伝達によって互いの細胞が活性化され、種々の調
節因子の産生や新たな細胞表面分子の発現が惹起され
る。この第1段階における細胞間の結合に重要な役割を
担うのが、接着分子と称される細胞表面上の機能分子で
ある。また、これら細胞接着分子は、細胞の結合に寄与
することにより、細胞の発生、分化および増殖、炎症お
よび創傷の治癒、血液凝固、あるいは癌転移など、生体
内の種々の重要な現象に深く関与していることが明らか
にされている。これら細胞接着分子についての解説は、
FASEB Journal, vol.4, 1990やAnnual Review ofImmuno
logy, vol.8, 1990などの多くの文献に記載されてい
る。
【0003】細胞接着分子には、細胞間の相互作用に関
与するものと、細胞と細胞外マトリックス(ECM)の相
互作用に関与するものがある。細胞外マトリックスとは
細胞外の空間に存在する巨大分子の複雑な網目構造であ
り、周囲の細胞から分泌された多糖類とタンパク質で構
成される。その構成成分には、フィブロネクチン(F
N)、ラミニン(LN)、コラーゲン(CL)、フィブリノ
ーゲン(FB)、ビトロネクチン、テネイシンなどが含ま
れる。この内、接着には主としてFNと基底膜のLNが
関与している。
【0004】例えば、T細胞とB細胞の主要な免疫応答
はT−B細胞結合により行われ、この結合は、T細胞表
面のT細胞受容体(TCR)/CD3複合体とB細胞表面
の抗原/クラスII MHC複合体の結合を介する。しか
し、この複合体を介する結合はT−B細胞間で機能的な
相互作用を起こさせる程には十分に強くないため、細胞
表面に発現される細胞接着分子が結合の強化あるいは安
定化に寄与していることが知られている。このような免
疫細胞相互の安定かつ機能的な結合には、細胞−細胞の
結合に関与する接着分子だけでなく細胞−ECMの結合
に関与する接着分子も関与している。
【0005】また、癌の転移においては、原発巣から循
環系に移行した癌細胞が遠隔臓器に転移する過程におい
て、様々な細胞間および細胞−ECM間の接着分子が関
与していることが示唆されている[Annual Review 免
疫:VII. 腫瘍免疫、160-169頁(1992)、中外医学社]。
特に、癌細胞による基底層(膜)や間質への侵潤には、癌
細胞とECM(FNやLN)との結合が大きな役割を果た
しており、細胞表面のECM受容体の機能の解明によっ
て癌転移の機構が明らかになることが期待されている。
【0006】細胞接着分子は、その類似した構造的特徴
から5種類のファミリーに分類されている。その中の1
つであるインテグリンファミリーはECMの受容体の1
つであり、ECMと細胞内部にある細胞骨格とを連結す
る膜貫通型の糖タンパク質である。このインテグリンフ
ァミリーはαおよびβポリペプチド鎖が非共有結合によ
って結合したヘテロダイマーであり、β鎖の相違に基づ
いてさらに3つのサブファミリー(β1、β2、β3)に大
別される。即ち、それぞれのサブファミリーの構成員
は、異なるα鎖と共通のβ鎖を有している。β1サブフ
ァミリーはVLA(very late activation antigen)とも
呼ばれ、互いにホモロジーを有するが異なっているα鎖
1〜α6)と共通のβ1鎖からなる(VLA−1〜VLA
−6)。一方、β2サブファミリーには白血球細胞間の接
着分子として知られるLFA−1が含まれ、β3サブフ
ァミリーにはVN受容体および血小板表面のgpIIb/III
a複合体が含まれる。
【0007】VLA-1はα1鎖とβ1鎖からなるβ1サブ
ファミリーのインテグリンであり、ECMの構成成分で
あるコラーゲンおよびラミニンの受容体である。VLA
−1はラミニンの十字架型構造の核の部分とそのN末端
部分を含むE1断片を認識する。ラミニンは神経組織で
神経突起の伸長を促すなど成長・分化に重要な役割を果
し、VLA−1の神経組織における役割が注目を浴びて
いる。また、VLA−1を発現する神経芽細胞腫細胞
を、RGD合成ペプチド存在下で培養し、マトリックス
に接着する細胞を選択的に培養し続けると、VLA−1
を正常の20倍も発現し、神経突起を持ち、神経細胞の
形質を示す株が得られた。即ち、VLA−1の発現増加
が形質変化に寄与している可能性がある。
【0008】インテグリンファミリーのインビトロにお
ける機能解析は、各種モノクローナル抗体の開発の成功
により、ヒト細胞を用いて解析が進んできた。一方、イ
ンビボにおけるインテグリンファミリーの機能解析を行
うためには、マウスやラットなどの実験動物に反応する
モノクローナル抗体が必要になる。しかし、このような
抗体として、これまでVLA−4およびVLA−5に対
する抗体が得られていたにすぎなかった(それぞれ、特
願平3−263578および特開平5−24498
4)。これらの抗体を用いて各種癌細胞と細胞外マトリ
ックスとの相互作用などを調べていたところ、例えば、
マウスニューロブラストーマC1300または大腸癌細
胞株Colon26と細胞外マトリックスとの相互作用は上
述の2抗体では解析が不可能であり、他のVLA分子を
介した相互作用が関与しているとの結論を得た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下、本
発明者らはVLA−4および5以外のVLAに対するモ
ノクローナル抗体を作製すれば、これら細胞におけるV
LAを介した細胞間相互作用について解析が進むのでは
ないかと考え、鋭意検討を重ねた。その結果、マウスの
VLA−1に対して特異的に反応するモノクローナル抗
体および該抗体を産生するハイブリドーマの取得に成功
し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明はマウス
のVLA−1に特異的に反応するモノクローナル抗体ま
たはその活性フラグメント、該モノクローナル抗体を産
生するハイブリドーマ、および該モノクローナル抗体の
製造方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のマウスVLA−
1に対するモノクローナル抗体および該モノクローナル
抗体を産生するハイブリドーマは、以下のようにして製
造することができる。即ち、(1)VLA−1を発現して
いると考えられるマウスニューロブラストーマ細胞株
(C1300)を抗原として用いて齧歯類動物を免疫感作
し、(2)該免疫感作した動物の脾細胞とマウスのミエロ
ーマ細胞とを融合させてハイブリドーマを得、(3)VL
A−1に対するモノクローナル抗体を産生するハイブリ
ドーマを選択し、(4)該選択したハイブリドーマを適当
な条件下で培養してモノクローナル抗体を産生させ、こ
れを回収する。
【0011】さらに詳しくは、上記の製造方法は以下の
工程からなる: (i)齧歯類動物をマウスニューロブラストーマ細胞(C1
300)で免疫感作し、(ii)該免疫感作した齧歯類動物
から脾臓を摘出して脾細胞の懸濁液を調製し、(iii)該脾
細胞の懸濁液をマウスのミエローマ細胞と融合促進剤の
存在下で混合して両細胞を融合し、(iv)融合した細胞を
未融合ミエローマ細胞を支持しない媒質中で希釈して培
養し、(v)ハイブリドーマを含有する各培養ウエル中の
上清液について、マウスニューロブラストーマ細胞(C
1300)との反応性を指標にして抗体の存在を確認
し、(vi)所望の抗体を産生するハイブリドーマを選択し
た後、限界希釈法により単一クローンにし、(vii)その
単一クローンのハイブリドーマの培養上清液から抗体を
回収する。
【0012】上記の方法を実施する際の齧歯類動物とし
ては種々の動物を挙げることができるが、アルメニアン
ハムスターが好ましい。免疫感作の抗原として用いるマ
ウスニューロブラストーマ細胞株(C1300)は、順天
堂大学医学部免疫学教室から入手することができる。マ
ウスのミエローマ細胞としては各種細胞を用いることが
できるが、マウス由来のα-アザグアニン耐性株である
P3U1が好ましい。脾細胞とミエローマ細胞を融合さ
せる方法としては種々の方法を用い得るが、融合促進剤
としてポリエチレングリコールを用いる方法が簡便であ
る。未融合ミエローマ細胞を支持しない媒質としては、
例えばHAT培地を用いることができる。
【0013】所望の抗体を産生しているハイブリドーマ
の選択は、例えば次のようにして行うことができる。ま
ず、ハイブリドーマが産生するモノクローナル抗体がV
LA−1を発現しているマウスニューロブラストーマ細
胞株(C1300)と反応するか否かをFACSで調べ
る。さらに、このモノクローナル抗体がVLA−1を発
現している細胞のVLA−1分子と反応することを免疫
沈降の実験により特定し、最終的にVLA−1に対する
モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを選択す
る。本発明のモノクローナル抗体は、上記で選択したハ
イブリドーマを適当な培地で培養した後、その培養上清
から、または、例えばマウス腹腔にハイブリドーマを注
射した後、その腹水液から回収することができる。回収
した抗体を、当分野の常法に従って精製することができ
る。
【0014】本発明は、マウスVLA−1分子に特異的
に反応するモノクローナル抗体だけでなく、その活性フ
ラグメントをも包含するものである。モノクローナル抗
体は特定の抗原物質を認識する均一な免疫グロブリンで
あり、その活性フラグメントとは、抗原抗体反応活性を
有するモノクローナル抗体のフラグメントを意味し、具
体的には、F(ab')2、Fab'、Fab、Fv、および組換え
Fv体などを挙げることができる。これらの活性フラグ
メントは、本発明のモノクローナル抗体から常法により
調製することができる。
【0015】F(ab')2フラグメントは、免疫グロブリン
IgGをペプシンを用いて消化することにより得られる
フラグメントの1つである。IgGをpH4.0付近でペ
プシン消化すると、H鎖のヒンジ部で切断されて、分子
量が約10万のフラグメントを生成する。この切断は、
H鎖間のジスルフィド結合よりもC末端側で起こる。こ
のフラグメントは、抗原結合部位が2個あるので、抗原
に結合して、沈降反応や凝集反応を起こすことができ
る。
【0016】Fab'フラグメントは、F(ab')2フラグメ
ントを2−メルカプトエタノールなどの試薬で還元し
て、モノヨード酢酸でアルキル化すると、H鎖間のジス
ルフィド結合が切断されて生じる分子量が約5万のフラ
グメントである。
【0017】Fabフラグメント(抗原結合性フラグメン
ト)は、IgGをパパイン消化することにより得られるフ
ラグメントの1つである。IgGをシステインの存在下
にパパイン消化すると、ヒンジ部のH鎖間のジスルフィ
ド結合よりN末端側の位置でH鎖を切断し、2個のFab
と1個のFc(crystallizable fragment)を生成する。F
abフラグメントは、H鎖のN末端側の約半分に相当する
Fdフラグメント(VHドメイン+CH1ドメイン)とL鎖
とがジスルフィド結合した分子量が約45,000のフ
ラグメントである。Fabフラグメントは、抗原結合部位
を1個有している。
【0018】Fvフラグメントは、非共役結合で結合し
たH鎖可変部(VH)とL鎖可変部(VL)からなる抗原結合
可能なフラグメントである。
【0019】組換えFv体は、モノクローナル抗体を産
生するハイブリドーマからDNAをシーケンスして、V
HとLHをコードする各塩基配列を決定し、次いで、これ
らのDNA断片をベクターに組み込んで、VL−リンカ
ー−VHの構造を有する一価の抗体活性フラグメントを
産生させることにより得ることができる。IgG、Fab
またはF(ab')2では、VHとLHはS−S結合により結合
しているが、組換えFv体フラグメントでは、VHとLH
との間にリンカーを挿入して、S−S結合している状態
と同様の立体構造がとれるようにしている。このフラグ
メントは、単にFvと呼ばれることがあり、またSCFv
(single chain Fv)とも呼ばれている。組換えFv体は、
大腸菌等の微生物やバクテリオファージによって発現さ
せることもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明のVLA−1に対するモノクロー
ナル抗体およびその活性フラグメントは、マウスVLA
−1に反応することから、以下に述べるような種々の用
途が考えられる。即ち、VLA−1を発現しているリン
パ球とそのリガンドであるコラーゲンまたはラミニンと
の相互作用の解析を行うことにより、動物胚発生におけ
る細胞の遊走、分化、増殖、さらには、創傷治癒、癌細
胞転移などにおけるVLA−1とコラーゲンまたはラミ
ニンのメカニズムを理解することができる。また、近年
慢性関節リューマチ患者の関節滑膜にもECMが存在し
ていることがわかっていることから、これら疾患におけ
るECMの機能解析において本発明に係るモノクローナ
ル抗体は有力な武器となり得る。さらに、本発明のモノ
クローナル抗体およびその活性フラグメントを、免疫化
学的な研究だけでなく、免疫治療や診断のために用いる
こともできる。このような用途は当業者には明らかであ
ろう。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく
説明する。実施例1 モノクローナル抗体の作成および特性化 A.免疫感作 マウスニューロブラストーマ細胞(C1300)(順天堂
大学医学部免疫学教室より入手)をPBS(リン酸緩衝化
食塩水)に懸濁し、1×107個をpolyApolyUアジュバ
ンド(SIGMA製)と共にアルメニアンハムスター(極
東製薬、メス、8週齢)の腹腔内に注射した。次いで、
2週間後から週1回で合計6回、同一ハムスターにC1
300細胞を注射することにより、免疫感作した。
【0022】B.細胞融合 最終免疫の3日後に上記ハムスターから脾臓を取り出し
た。取り出した脾臓を細断後、メッシュで濾過し、RP
MI1640培地[(株)日研生物医学研究所製]に浮遊さ
せ、脾細胞を1×108個得た。この脾細胞とマウス由
来のα−アザグアニン耐性株(ヒポキサンチングアニン
ホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損株)P3U1(A
TCC CRL 1597)2×107個を約5:1の割合
で混合し、遠心した(1500rpm、5分)。得られた細
胞のペレットに、50%ポリエチレングリコール400
0(メルク製)/RPMI1640溶液2mlを、37℃の
温水中で撹拌しながら1分間を要して加えた。これにR
PMI1640溶液15mlを撹拌しながら6分間を要し
て加え、細胞融合を行った。融合後、大量(約40ml)の
RPMI1640溶液を加え、遠心分離(1500rpm、
5分)して上清を除去した。次いで、ヒポキサンチン(1
00μM)、アミノプテリン(0.4μM)、チミジン(1
0μM)を含む10% FCS−RPMI1640培地
(HAT培地)にて、脾細胞が1×106個/mlになるよ
うに調製した。
【0023】C.ハイブリドーマの選択 上記Bで調製した細胞浮遊液を96ウエルマイクロプレ
ート5枚に200μl/ウエルで分注し、37℃、5%
CO2下のCO2インキュベータで細胞を培養した。1週
間後には、ハイブリドーマのみがコロニーを形成して、
増殖していることが確認できた。
【0024】D.C1300ニューロブラストーマ細胞
と反応する抗体を産生するハイブリドーマの選択 上記Cで得たハイブリドーマが産生する抗体がVLA−
1分子を発現しているマウスニューロブラストーマ細胞
(C1300)と反応するか否かを、Fluorescence Activ
ated Cell Sorter(FACS)(フローサイトメトリー)に
よって調べた。C1300ニューロブラストーマ細胞を
PBSで1x107個/mlに調製し、フィッシャーチュ
ーブに1×106個ずつ入れた。このチューブに上記C
のハイブリドーマ培養液の培養上清200μlを入れ、
氷上で20分間反応させ、PBSで遠心洗浄した(3,0
00rpm、1分、3回)。次いで、FITC−抗ハムスタ
ーIg's(カルタゴ製)(100倍希釈)を100μl入れ、
氷上で20分間反応させた。反応の後、PBSによる遠
心洗浄を2回行い、PBS200μlに懸濁し、FAC
Scanで測定した。このようにして、C1300細胞と
反応する抗体を産生するハイブリドーマを選択した。
【0025】E.クローニング 上記Dで選択したウエルで増殖しているハイブリドーマ
を限界希釈法でクローニングした。希釈後の細胞濃度が
1個/ウエルとなるように10%FCS−RPMI16
40培地で希釈し、96ウエルのプレートに200μl
ずつ分注し、37℃の5%CO2下で培養した。約一週
間後にハイブリドーマの増殖が認められた。コロニーが
ある程度の大きさになってから、上記Dの方法で再度抗
体の検出を行った。この操作を2回繰り返し、安定にC
1300細胞と反応する抗体を産生するハイブリドーマ
を得ることができた。このハイブリドーマが産生する抗
体をSDS−PAGEし、その分子量からIgG型のハ
ムスター抗体であることを確認した。
【0026】F.Adhesion assay ラミニンをコートするため、96ウェルプレートIMM
ULON2(ダイナテック社製)に、10μg/mlのラミ
ニン(GIBCO社製)を50μl/ウェルで分注し、37
℃で2時間インキュベートした。次いで200μl/ウェ
ルの1%BSA/PBSで37℃、2時間のインキュベ
ートによりブロッキングを行い、PBSで3回洗浄し
た。細胞(C1300)を無血清培地AIM−V(GIB
CO社製)で懸濁して1×107細胞/mlとし、10μmol
/LのBCECF−AM[2',7'−ビス(2−カルボキシ
エチル)カルボキシフルオレセイン テトラアセトキシメ
チルエステル](和光純薬製)とともに37℃で30分間
インキュベートすることにより細胞内を蛍光ラベルした
後、PBSで3回洗浄した。蛍光ラベルしたC1300
に上記Eで得たハイブリドーマの培養上清100μlを
加え、37℃で30分間プレインキュベートした。ラミ
ニンをコートしたプレートにプレインキュベートした細
胞を1×105細胞/50μl(AIM−V)/ウェルで蒔
き、37℃で30分間インキュベートし、ラミニンにC
1300を接着させた。接着しなかった細胞を取り除
き、1%NP40/PBSを100μl/ウェルで加え、
接着した細胞を溶解し、フルオロスキャンII(ラボシス
テムズ社製)で蛍光強度を測定した。培養上清を加えな
いときの蛍光強度を100%として%対照とした。ま
た、コラーゲンについても同様にしてAdhesion assay
を行った。その結果、得られたハイブリドーマが産生す
る抗体はVLA−1とラミニンとの結合、およびVLA
−1とコラーゲンとの結合を阻害することがわかった
(図1)。すなわち、この抗体がVLA−1に対する抗体
であることが示された。
【0027】G.Immunoprecipitation 得られたハイブリドーマが産生するモノクローナル抗体
が、マウスニューロブラストーマ細胞(C1300)のV
LA−1分子に対する抗体であることを免疫沈降により
チェックした。
【0028】(1)細胞のビオチン化 マウスニューロブラストーマ細胞(C1300)を75cm
2培養フラスコ中、10%FCS−RPMI1640培
地にて2×107個培養した。1,500rpmで5分間の
遠心分離によりC1300細胞を回収した後、PBSに
て1回遠心洗浄した。その後、HBSS(ハンクス緩衝
液)で3回遠心洗浄した。上清液を吸引した後、細胞ペ
レットを0.1MのHepes(ヘペス;N-2-ヒドロキシエ
チルピペラジン-N'-2-エタンスルホン酸)緩衝液(pH
8.0)2mlに懸濁した。その後、10mg/mlのNHS−
ビオチンを20μl入れ、40分間室温でローテーター
を用いて反応させた。次いで、4℃に冷したRPMI1
640溶液にて3回遠心洗浄した。
【0029】(2)細胞の溶解 上記(1)で得たビオチン化細胞のペレットに400μlの
溶菌緩衝液[50mMTris-HCl、150mM NaCl、
1% トリトンX-100、50mM ヨードアセトアミ
ド、2mM MgCl2、2mM CaCl2、0.1% アジ化ナ
トリウム、10μg/ml 大豆トリプシンインヒビター、
1μg/ml アプロチニン、1mM PMSF(フェニルメ
チルスルホニルフロライド)、1μg/ml ロイペプチン]
を加え、十分に撹拌した後、氷上にて30分間放置し
た。その後15,000rpmで10分間遠心し、上清液を
回収した。これを200μlずつ2本に分けた。
【0030】(3)プレクリアー(preclear) 上記(2)のように回収した上清液200μlに、正常ハム
スターIgGをCNBr活性化セファロースに結合させた
ビーズ100μlを入れ、4℃で一晩反応させ、非特異
的結合タンパク質を除去した。その後、12,000rpm
で1分間の遠心によってビーズを沈降させ、上清を回収
した。
【0031】(4)免疫沈降 上記(3)で回収した上清の1本目には、正常ハムスター
の血清を結合させたセファロースゲル100μlを入
れ、他の1本には、今回樹立したハイブリドーマが産生
する抗体をCNBr活性化セファロースに結合させたビ
ーズ100μlを入れ、室温で2時間反応させた。洗浄
液[50mM Tris-HCl(pH8.3)、0.6M 塩化ナト
リウム、0.5% NP-40、0.1% アジ化ナトリウ
ム]で3回遠心洗浄した後、ゲルに2% SDS(ドデシ
ル硫酸ナトリウム)を含むサンプル緩衝液[10% グリ
セロール、5% 2-メルカプトエタノール、2.3% S
DS、0.625M Tris-HCl(pH6.8)、1mg/1
00ml BPB(ブロモ・フェノール・ブルー)]を20μ
l入れ、5分間煮沸した。その後、4〜20%のSDS
−PAGEゲル(第一化学製)を用いて非還元条件(NR)
および還元条件(R)で電気泳動した。電気泳動の後、ト
ランスブロットシステム(バイオラッド製)を用いてニト
ロセルロース膜(Sartorius製)に転写した。
【0032】(5)発色反応 上記(4)で得たニトロセルロース膜を1% BSA(牛血
清アルブミン)-PBSに浸し、1時間放置し、ブロッキ
ングした。その後、ABC溶液(アビジン−ビオチン化
ペルオキシダーゼ混合液)(ベクター製)に浸し、30分
間反応させた。0.05% ツィーン20/PBSにて3
回洗浄した(10分間インキュベート×3)。アマーシャ
ムのECLウエスタンブロッティング検出システムの発
色キットを用いて反応させた後、X線フィルムで露光
し、ハイブリドーマが産生する抗体と反応するタンパク
質を検出した(図2)。図2において、非還元および還元
とも、レーン1は正常ハムスター血清で、レーン2は今
回樹立した抗体で免疫沈降させた結果を示す。
【0033】また、今回樹立した抗体で沈降させたタン
パク質を、さらにラビットα1抗血清、β1抗血清等で
沈降させて検出した結果(図3)からも、今回樹立したハ
イブリドーマが産生する抗体はVLA−1のαβヘテロ
ダイマーを免疫沈降することができ、この抗体がVLA
−1に対する抗体であることを確認した。図3におい
て、レーン1は正常ハムスター血清、レーン2は今回樹
立した抗体、レーン3は正常ラビット血清、レーン4は
抗α1ラビット血清、レーン5は抗β1ラビット血清を
用いて免疫沈降させた結果を示す。
【0034】VLA−1に対するモノクローナル抗体を
産生する株であるハイブリドーマHMα1は、工業技術
院生命工学工業技術研究所に受託番号:FERM P−
14546で寄託されている(受託日:1994年9月
21日)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハイブリドーマが産生する抗体によ
るVLA1とラミニンおよびコラーゲンとの結合の阻害
を調べた結果を示すグラフである。
【図2】 本発明のハイブリドーマが産生する抗体と反
応するタンパク質をウエスタンブロットにより検出した
結果を示す模式図である。
【図3】 本発明のハイブリドーマが産生する抗体で沈
降させたタンパク質を、さらにラビット血清を用いてウ
エスタンブロットにより検出した結果を示す模式図であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/02 G01N 33/53 V 33/577 B // A61K 39/395 N (C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 奥村 康 東京都文京区本郷2−1−1 順天堂大学 医学部内 (72)発明者 宮部 由紀 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マウスの細胞表面分子であるVLA−1
    分子に特異的に反応するモノクローナル抗体。
  2. 【請求項2】 IgG型のハムスター抗体である請求項
    1記載のモノクローナル抗体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のモノクローナル抗体のF
    (ab')2、Fab'、Fab、Fv、および組換えFv体から選
    ばれる活性フラグメント。
  4. 【請求項4】 (i)齧歯類動物をマウスニューロブラス
    トーマ細胞(C1300)で免疫感作し、 (ii)該免疫感作した齧歯類動物から脾臓を摘出して脾細
    胞の懸濁液を調製し、 (iii)該脾細胞の懸濁液をマウスのミエローマ細胞と融
    合促進剤の存在下で混合して両細胞を融合し、 (iv)融合した細胞を未融合ミエローマ細胞を支持しない
    媒質中で希釈して培養し、 (v)ハイブリドーマを含有する各培養ウエル中の上清液
    について、マウスニューロブラストーマ細胞(C130
    0)との反応性を指標にして抗体の存在を確認し、 (vi)所望の抗体を産生するハイブリドーマを選択した
    後、限界希釈法により単一クローンにし、 (vii)その単一クローンのハイブリドーマの培養上清液
    から抗体を回収する、ことを特徴とする、マウスの細胞
    表面分子であるVLA−1分子に特異的に反応するモノ
    クローナル抗体の製造方法。
  5. 【請求項5】 齧歯類動物がアルメニアンハムスターに
    属し、ミエローマ細胞がP3U1である請求項5記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 マウスの細胞表面に存在するVLA−1
    分子に特異的に反応するモノクローナル抗体を産生する
    ハイブリドーマ。
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