JPH08128669A - 空気調和機の配管穴ふた収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移設時に、初めの設置時と違う配管穴ふたを
切り取った場合、初めに切り取った配管穴ふた部の見苦
しさをなくすことを目的とするものである。 【構成】 配管穴ふた部３から切り取った配管穴ふた７
を収納できる場所を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、セパレート形空気調和
機を構成する室内ユニットの配管穴ふたの収納に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、空気調和機の室内ユニットにある
配管穴ふたは、据え付け工事の際、切り取られ捨てられ
ていた。以下図面を参照しながら従来技術について説明
する。図４は、室内ユニットの正面・側面、下面図であ
る。図５は、配管穴ふた部拡大図である。図４、図５に
おいて、１は合成樹脂により成形された台枠、２は右側
面配管穴ふた部、３は左側面配管穴ふた部、４は下面穴
ふた部、５は穴ふたの切り込み部、６は穴部、７は配管
穴ふたである。図４、図５において、室内ユニットを据
え付ける際、据え付ける場所により、配管の引き出し位
置が違う。その位置により、２、３、４のいずれかの配
管穴ふた部を切り取りそこから、配管を引き出す。ここ
では、２の右側面配管穴ふた部の場合で説明する。図２
において、５の切り込み部は台枠１の他の部分より若干
肉厚が薄く成形されている。この部分を、金のこ等の工
具を用いて切り込めば、６の穴部につながり、配管を引
き出せる穴が形成できる。ここで切り取られた配管穴ふ
た７は不用になる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな構成であると、将来室内ユニットを取り外し、他の
部屋や他の家屋に移設する際同様の配管引き廻し方向な
ら問題なく配管穴ふたを切り取った同じ部分を利用でき
るが、他の部分を再度切り取る必要のある配管の引き廻
しが移設により生じた場合、前記同様の方法で他の配管
穴ふたを切り取ることになる。この時、２、３、４それ
ぞれの配管穴ふた部の形状が違うため、移設時に切り取
った穴ふたは、以前切り取った部分に合わないため、不
用になった配管穴ふた部は穴があいたままである。ま
た、移設時配管を、室内ユニット外郭へ引き出さなくて
もよい場合でも、以前切り取った配管穴ふたを残さずに
捨てられている場合が多く、前記同様、穴があいたまま
の状態となる。

【０００４】このように、従来技術では、以前切り取っ
た配管穴ふた部が、そのままの状態となり、見た目に見
苦しいということが発生する。

【０００５】そこで本発明は、移設時に、初めの設置時
と違う配管穴ふたを切り取った場合、初めに切り取った
配管穴ふた部の見苦しさをなくすことを目的とするもの
である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためのもので、切り取った配管穴ふたを収納できる
場所を設けたものである。

【０００７】

【作用】本発明は、切り取られた配管穴ふたを収納する
場所を設けることにより、再度利用することができるよ
うになる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面に
基ずいて説明する。ここでは、従来技術同様、右側面配
管穴ふた部２を切り取った場合で説明し、切り取るまで
の方法は同様である。

【０００９】図１は、室内ユニット背面図、図２は、配
管穴ふた収納部の断面図で、８は突起ａ、９は突起ｂで
ある。

【００１０】図３は、本発明の一実施例における斜視図
である。図１において、台枠１の背面に、突起ａ、突起
ｂが一体成形されている。突起ａ、突起ｂはそれぞれ向
い合う形で位置している。図２のように、突起ａ、突起
ｂの間に隙間を設けている。この間に、切り取られた配
管穴ふた７を、図３のように挿入すれば、図２の突起
ａ、突起ｂによりつくられた隙間に、入り込み固定され
る。この時、図１において突起ａが２本あるが、それぞ
れの高さを違えることにより突起ａ、突起ｂの隙間を調
整することにより図４の２〜４の各配管穴ふた部のどれ
を切り取っても収納できるようになる。

【００１１】このように収納されて、据え付けられた
後、移設により他の配管穴ふた部を切り取っても、前回
切り取った配管穴ふたがあり、それをテープ等で裏面よ
り貼り付ければ、不用な穴は、塞ぐことができる。又、
新しく切り取った配管穴ふたは、前回同様収納部に収納
すればよい。

【００１２】

【発明の効果】以上のように本発明は、従来と比較し、
配管穴ふた部を切り取った後、収納できるようにするこ
とにより、移設時に再利用することができ、穴を塞ぐこ
とにより、見苦しさがなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明における一実施例の空気調和機室内ユニ
ットの背面図

【図２】配管穴ふた収納部の断面図

【図３】本発明の一実施例の斜視図

【図４】従来の空気調和機室内ユニットを示した図

【図５】同配管穴ふた部拡大図

【符号の説明】 １ 台枠 ２ 右側面配管穴ふた部 ３ 左側面配管穴ふた部 ４ 下面配管穴ふた部 ５ 切り込み部 ６ 穴部 ７ 配管穴ふた ８ 突起ａ ９ 突起ｂ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】空気調和機室内ユニットの据え付け時に、
   その据え付け状態により空気調和機本体に収納されてい
   る配管を、右、右下、左、左下のいずれかの方向に出
   し、前記空気調和機の室外ユニットと接続する場合、室
   内ユニットを構成する外郭樹脂の穴ふた部を切り欠き、
   前記、穴ふた部を収納する部分を設けた空気調和機の配
   管穴ふた収納装置。