JPH08128573A - 合成樹脂パイプの結合構造 - Google Patents

合成樹脂パイプの結合構造

Info

Publication number
JPH08128573A
JPH08128573A JP7121250A JP12125095A JPH08128573A JP H08128573 A JPH08128573 A JP H08128573A JP 7121250 A JP7121250 A JP 7121250A JP 12125095 A JP12125095 A JP 12125095A JP H08128573 A JPH08128573 A JP H08128573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
synthetic resin
press
case
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7121250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3319909B2 (ja
Inventor
Tetsuya Miyake
哲也 三宅
Yoshihiro Akiyama
佳寛 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP12125095A priority Critical patent/JP3319909B2/ja
Priority to US08/522,719 priority patent/US5722700A/en
Priority to MYPI95002621A priority patent/MY136094A/en
Priority to DE69502366T priority patent/DE69502366T2/de
Priority to EP95113920A priority patent/EP0701081B1/en
Priority to TR95/01102A priority patent/TR199501102A2/xx
Publication of JPH08128573A publication Critical patent/JPH08128573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3319909B2 publication Critical patent/JP3319909B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/02—Air cleaners
    • F02M35/024—Air cleaners using filters, e.g. moistened
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10—Air intakes; Induction systems
    • F02M35/10006—Air intakes; Induction systems characterised by the position of elements of the air intake system in direction of the air intake flow, i.e. between ambient air inlet and supply to the combustion chamber
    • F02M35/10078—Connections of intake systems to the engine
    • F02M35/10085—Connections of intake systems to the engine having a connecting piece, e.g. a flange, between the engine and the air intake being foreseen with a throttle valve, fuel injector, mixture ducts or the like
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10—Air intakes; Induction systems
    • F02M35/10314—Materials for intake systems
    • F02M35/10321—Plastics; Composites; Rubbers
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00—Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/02—Couplings of the quick-acting type in which the connection is maintained only by friction of the parts being joined
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L47/00—Connecting arrangements or other fittings specially adapted to be made of plastics or to be used with pipes made of plastics
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00—Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/08—Thermoplastics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】合成樹脂から成る第１パイプを、合成樹脂から
成る第２パイプに結合させるための合成樹脂パイプの結
合構造において、部品点数および加工工程の増加を回避
し得るとともに、がたつき等の生じない耐久性および安
定性を有した安価な結合構造を確保可能な圧入、結合を
採用するに伴うパイプ生産性の低下を防止する。 【構成】周方向に間隔をあけた複数個所で軸線を中心と
する同一半径の円弧状に形成された円弧部２５間にそれ
らの円弧部２５の仮想延長面２５ａよりも半径方向内方
側に位置して所定長さだけ軸線方向に延びる凹部２６が
設けられて成る外周面を有する第１パイプ２３が、軸線
を中心とする円形断面の内周面を有する第２パイプ２４
に圧入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂から成る第１
パイプを、合成樹脂から成る第２パイプに結合させるた
めの合成樹脂パイプの結合構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、合成樹脂から成る２つのパイプの
結合構造は、たとえば実開平４−１０３２５４号公報で
開示されており、このものでは、第２パイプの一端側内
面に設けられた複数のフック部にそれぞれ係合する複数
の傾斜部が第１パイプの外面に設けられ、各傾斜部を対
応するフック部にそれぞれ係合させるようにして第１パ
イプが第２パイプ内に挿入され、第１および第２パイプ
間にゴム製パッキングが介装されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、両
パイプ間にゴム製パッキングを介在させた状態で第２パ
イプの複数のフック部を第１パイプの傾斜部に係合させ
る結合構造ではあるが、両パイプ間のシールを果たすた
めのパッキング等のシール部材が必要であって部品点数
が増加するだけでなく、たとえば車両搭載部品に適用し
たときに車両走行時に両パイプ間の安定的な結合強度を
維持することが困難である。
【０００４】ところで、ダンパー・ステー等の余分な部
品や溶着・かしめ等の余分な加工工程を用いずに車両搭
載時にも経年的に安定した状態で両パイプを結合する構
造として、圧入構造が単純には考えられる。しかるに、
両パイプが合成樹脂製のものであるときに、圧入代を適
切なものとしないと圧入に伴って伸び限界を超えるおそ
れがあり、製品寸法精度上のばらつきを抑えて圧入代を
適切に設定するためにはパイプの製造生産性が低下する
ことになる。
【０００５】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数および加工工程の増加を回避し得る
とともに、がたつき等の生じない耐久性および安定性を
有した安価な結合構造を確保可能な圧入、結合を採用す
るに伴うパイプ生産性の低下を防止し得るようにした合
成樹脂パイプの結合構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、合成樹脂から成る第１パイ
プを、合成樹脂から成る第２パイプに結合させるための
合成樹脂パイプの結合構造において、周方向に間隔をあ
けた複数個所で軸線を中心とする同一半径の円弧状に形
成された円弧部間にそれらの円弧部の仮想延長面よりも
半径方向内方側に位置して所定長さだけ軸線方向に延び
る凹部が設けられて成る外周面を有する第１パイプが、
軸線を中心とする円形断面の内周面を有する第２パイプ
に圧入されることを特徴とする。
【０００７】また請求項２記載の発明によれば、上記請
求項１記載の発明の構成に加えて、内燃機関用エアクリ
ーナの合成樹脂製ケースに連設される浄化空気導出管
が、前記ケースに一体に設けられて外方に突出する第２
パイプと、第２パイプに圧入、結合される第１パイプと
で構成され、第１パイプは、第２パイプの軸方向長さに
ほぼ対応する長さの凹部を外周面に有して第２パイプに
圧入される圧入円筒部と、ケース内に突入される突入円
筒部とが一体に連設されて成る。
【０００８】さらに請求項３記載の発明によれば、上記
請求項２記載の発明の構成に加えて、ケースの内面に
は、第２パイプへの第１パイプの圧入方向に沿う前方側
に臨むストッパ面を有するストッパが設けられ、第１パ
イプの突入円筒部外面には、第２パイプへの第１パイプ
の圧入に伴って前記ストッパを乗り越えてストッパ面に
対向する係止部が突設される。
【０００９】
【作用】上記請求項１記載の発明の構成によれば、第１
パイプの第２パイプへの圧入時に、第１パイプの外周面
に設けられている複数の凹部により第１パイプおよび第
２パイプ間に生じる間隙を埋めるように第２パイプが流
動すること、ならびに第１パイプの凹部での圧縮変形の
容易さにより、伸び限界に至る圧入代を比較的大きくす
ることができ、パイプの製品寸法精度を比較的粗く設定
可能となる。
【００１０】また上記請求項２記載の発明の構成によれ
ば、耐振動性、耐摩耗性および堅固な保持性が要求され
るエアクリーナの出口側で、余分な保持固定部材や溶
着、かしめ等の加工工程を不要として結合安定性を保ち
つつ両パイプを結合し、ケース内に突入円筒部を挿入す
ることによるレゾナンス効果を得ることが可能となる。
【００１１】さらに請求項３記載の発明の構成によれ
ば、ストッパのストッパ面に係止部を対向させることに
より、第１パイプの第２パイプからの抜け出しが確実に
阻止される。
【００１２】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【００１３】図１ないし図７は本発明の一実施例を示す
ものであり、図１は内燃機関用エアクリーナの平面図、
図２は図１の２矢視図、図３は図２の３矢視図、図４は
図２の４−４線断面図、図５は図４の５−５線断面図、
図６は図５の６−６線断面図、図７は圧入代および伸び
の関係を示す線図である。
【００１４】先ず図１および図２において、この内燃機
関用エアクリーナＡＣのケース１１は、第１ケース半体
１２および第２ケース半体１３がそれらのケース半体１
２，１３の開口端部を相互に嵌合させるようにして相互
に結合されて成るものであり、ケース１１内には、両ケ
ース半体１２，１３間に挟持されるようにして図示しな
いクリーナエレメントが収納され、該クリーナエレメン
トによりケース１１内は、第１ケース半体１２側の未浄
化室１４と第２ケース半体１３側の浄化室１５とに二分
される。
【００１５】前記両ケース半体１２，１３は、強化材入
熱可塑性合成樹脂の射出成形により形成されるものであ
る。而して熱可塑性合成樹脂が用いられるのは射出成形
時の成形容易性を考慮したものであり、強度向上および
高温時の耐クリープ性向上を図るために、ファイバー、
タルクあるいはミネラル等の強化材が熱可塑性合成樹脂
に添加される。
【００１６】第１ケース半体１２には、空気を未浄化室
１４内に導入するための吸入管１６が一体に設けられ、
該吸入管１６に連なって未浄化室１４内に突入する突入
管１７の外端が第１ケース半体１２の内壁に接続され、
突入管１７は、第１ケース半体１２と同一の強化材入熱
可塑性合成樹脂により形成される。而して吸入管１６お
よび突入管１７の接続部分については特に結合剛性に考
慮を払うことは不要であるので、突入管１７の外端は簡
単な接続構造で第１ケース半体１２に接続される。すな
わち突入管１７の外端に突設される係合ピン１８が第１
ケース半体１２に設けられる係止孔１９に嵌合、係止さ
れるとともに、係合ピン１８とは反対側で突入管１７の
外端に突設される係合突部２０が第１ケース半体１２に
設けられる係止凹部２１に嵌合、係止される。
【００１７】このようにして吸入管１６に連なる突入管
１７が未浄化室１４内に突入することにより、未浄化室
１４内で突入管１７の一部が第１ケース半体１２で囲ま
れることになり、この部位がレゾナンス効果を発揮する
ことで特にレゾナンス室を設けることなく、エアクリー
ナＡＣの振動および吸気系の騒音低減を図ることが可能
となる。
【００１８】エアクリーナＡＣのケース１１における第
２ケース半体１３には、浄化室１５に通じる浄化空気導
出管２２が連設される。
【００１９】図３、図４および図５を併せて参照して、
浄化空気導出管２２は、第２ケース半体１３と同一材質
すなわち強化材入熱可塑性合成樹脂により形成される第
１パイプ２３が、第２ケース半体１３に一体に設けられ
て外方に突出する第２パイプ２４に圧入、結合されて成
るものであり、第１パイプ２３は、第２パイプ２４の軸
方向長さにほぼ対応する長さであって第２パイプ２４に
圧入される圧入円筒部２３ａと、第２ケース半体１３内
の浄化室１５に突入される突入円筒部２３ｂとが一体に
かつ同軸に連設されて成るものである。
【００２０】圧入円筒部２３ａは、第２ケース半体１３
と一体である第２パイプ２４の肉厚とほぼ同一の肉厚を
有して円筒状に形成されるものであり、その外周面は、
周方向に間隔をあけた複数個所、たとえば周方向に等間
隔をあけた３個所で第１パイプ２３の軸線を中心とする
同一半径の円弧状にそれぞれ形成された円弧部２５，２
５…と、各円筒部２５，２５…相互間でそれらの円弧部
２５，２５…の仮想延長面２５ａ，２５ａ…（図３の鎖
線で示す）よりも半径方向内方側に位置する複数たとえ
ば３個の凹部２６，２６…とで構成されるものであり、
各凹部２６，２６…は圧入円筒部２３ａのほぼ全長にわ
たって軸方向に延びるように形成される。而して全ての
凹部２６，２６…の周長の合計が、圧入円筒部２３ａの
外周面の全周長に占める割合はたとえば３割程度に設定
される。
【００２１】一方、第２パイプ２４の内周面は、その軸
線を中心とする円形断面を有するように形成される。ま
た突入円筒部２３ｂは、第２パイプ２４の内径よりもわ
ずかに小さな外径を有する円筒状に形成され、第１パイ
プ２３の第２パイプ２４への圧入時に突入円筒部２３ｂ
は第２パイプ２４内を円滑に通って浄化室１５内に突入
される。
【００２２】このように突入円筒部２３ｂが浄化室１５
内に突入されることにより、浄化室１５内で突入円筒部
２３ｂの一部が第２ケース半体１３で囲まれることにな
り、この部位がレゾナンス効果を発揮することで特にレ
ゾナンス室を設けることなく、エアクリーナＡＣの振動
および吸気系の騒音低減を図ることができる。
【００２３】第２ケース半体１３の内面にはストッパ２
７が突設され、このストッパ２７には、第２パイプ２４
への第１パイプ２３の圧入方向２８に沿う前方側に臨む
ストッパ面２７ａが形成される。
【００２４】図６を併せて参照して、第１パイプ２３に
おける突入円筒部２３ｂの外面には、第２パイプ２４に
第１パイプ２３を圧入、結合した状態で前記ストッパ面
２７ａに対向する係止部２９が突設されており、この係
止部２９の外面は、第２パイプ２４への第１パイプ２３
の圧入時に係止部２９が前記ストッパ２７を乗り越える
ことを許容するための傾斜案内面２９ａとして形成され
る。また突入円筒部２３ｂの外面には、第１パイプ２３
の第２パイプ２４への圧入操作時にストッパ２７を係止
部２９に案内するための一対のガイド突部３０，３０が
突設されており、これらのガイド突部３０，３０は、突
入円筒部２３ｂの内端から係止部２９に対応する位置ま
での間にわたって係止部２９の両側に設けられ、しかも
両ガイド突部３０，３０相互の間隔は突入円筒部２３ｂ
の内端側で最も広く、係止部２９側で最も狭くなるよう
に設定される。
【００２５】次にこの実施例の作用について説明する
と、強化材入熱可塑性合成樹脂から成るとともに外周面
に複数の凹部２６，２６…を有する第１パイプ２３を強
化材入熱可塑性合成樹脂から成る第２パイプ２４に圧入
したときの圧入代および伸びの関係は、図７の実線で示
す線Ａとなる。而して、前記凹部形状を有しない強化材
入熱可塑性合成樹脂から成るパイプの圧入の場合の圧入
代−伸びの関係は線Ｂで示され、前記凹部形状を有しな
い単なる熱可塑性合成樹脂から成るパイプの圧入の場合
の圧入代−伸びの関係は線Ｃで示される。この図７の線
Ｂ，Ｃで明らかなように、強化材入熱可塑性合成樹脂
は、強化材を有しない単なる熱可塑性合成樹脂に比べて
強度および耐クリープ性が向上するものの、伸び限界が
低下するものであり、したがって伸び限界に至る圧入代
も小さくなる。それに伴って、伸び限界を超えない圧入
代の許容幅も小さくなり、必然的に製品寸法精度を向上
させることが必要となる。
【００２６】これに対し、本発明に従って第１パイプ２
３の外周面にその周方向に間隔をあけた複数の凹部２
６，２６…を形成しておくと、伸び限界に至る圧入代を
比較的大きくすることが可能となり、それにより製品寸
法精度を比較的粗くすることが可能となるものであり、
以下、その理由について説明する。
【００２７】先ず圧入代「０」から「ＴA 」までの範囲
では、線Ａは凹部形状を有しない強化材入熱可塑性合成
樹脂の場合の線Ｂと同様の伸びを示す。
【００２８】次に圧入代「ＴA 」から「ＴB 」までの範
囲では、第２パイプ２４に引張力が作用するのに対して
第１パイプ２３には圧縮力が作用し、両パイプ２３，２
４の肉厚がほぼ同一である場合には、引張力＜圧縮力で
あるために、第２パイプ２４の変形が先に始まる。その
際、第２パイプ２４および第１パイプ２３間には、第１
パイプ２３の外周面の凹部２６，２６…によって空隙が
生じており、その空隙部分に応力が集中し易くなるため
に第２パイプ２４が凹部２６，２６…を埋めるように流
動することになる。このため、線Ａは線Ｂに比べて伸び
の変化が緩やかとなる。
【００２９】圧入代「ＴB 」から「ＴC 」までの範囲で
は、圧入代「ＴB 」で第２パイプ２４の流動が終了する
ことにより、引張力＝圧縮力となって第１および第２パ
イプ２３，２４がほぼ一体に伸びるものであり、線Ａが
線Ｂと同様に変化することになる。
【００３０】さらに圧入代が「ＴC 」よりも大きくなっ
たときには、引張力＞圧縮力となり、第１パイプ２３に
おいては複数の凹部２６，２６…での肉厚が他の部分す
なわち円弧部２５，２５…の肉厚よりも薄いことによ
り、その凹部２６，２６…の薄肉部に応力が集中し易く
なり、圧縮変形により線Ａは線Ｂに比べて伸びの変化が
緩やかとなる。そして圧入代「ＴD 」で第２パイプ２４
が伸び限界に至ることになる。
【００３１】このようにして、線Ａ，Ｂを比較すると明
らかなように、複数の凹部２６，２６…が第１パイプ２
３の外周面に設けられることにより、強化材入熱可塑性
合成樹脂から成る第１および第２パイプ２３，２４の圧
入時の許容圧入代設定幅Ｄを大きく設定することが可能
となり、製品寸法精度を比較的粗くすることを可能とし
た上で、耐振動性、耐摩耗性および堅固な保持性を要求
されるエアクリーナＡＣの出口側で、余分な保持固定部
材や溶着、かしめ等の加工工程を不要とした結合安定性
の高い結合状態を得ることが可能となる。
【００３２】しかもエアクリーナＡＣにおけるケース１
１の第２ケース半体１３に連設される浄化空気導出管２
２が、第２ケース半体１３に一体に設けられる第２パイ
プ２４と、第２パイプ２４に圧入、結合される第１パイ
プ２３とで構成され、第１パイプ２３は、第２パイプ２
４に圧入される圧入円筒部２３ａと、第２ケース半体１
３の浄化室１５内に突入される突入円筒部２３ｂとが一
体に連設されて成るものである。したがって、第２ケー
ス半体１３の射出成形時に複雑な型を構成することを不
要として、振動や流体脈動による摩耗粉等の異物や異音
の発生がないことや耐久性が要求されるエアクリーナＡ
Ｃの出口側で、余分な保持固定部材や溶着、かしめ等の
加工工程を不要とした結合安定性の高い結合構造を保ち
つつ第１および第２パイプ２３，２４を結合し、第２ケ
ース半体１３内に突入円筒部２３ｂを挿入することによ
るレゾナンス効果を得ることが可能となる。
【００３３】さらに第１パイプ２３の第２パイプ２４へ
の突入により、第２ケース半体１３の内面に設けられた
ストッパ２７に形成されて第２ケース反対１３の内方側
に臨むストッパ面２７ａに、第１パイプ２３における突
入円筒部２３ｂの外面に突設された係止部２９が対向す
るので、圧入、結合後に振動等により第１パイプ２３が
第２パイプ２４から外れることが確実に防止される。
【００３４】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【００３５】たとえば上記実施例では、第１および第２
パイプ２３，２４が強化材入熱可塑性合成樹脂により形
成されている場合について説明したが、本発明は、強化
材が添加されない合成樹脂で形成される一対のパイプの
結合構造に広く適用可能である。また本発明は、内燃機
関用エアクリーナＡＣの浄化空気導出管２３にのみ適用
されるものではなく、一対の合成樹脂から成るパイプの
結合構造に広く適用可能である。
【００３６】
【発明の効果】以上のように請求項１記載の発明によれ
ば、周方向に間隔をあけた複数個所で軸線を中心とする
同一半径の円弧状に形成された円弧部間にそれらの円弧
部の仮想延長面よりも半径方向内方側に位置して所定長
さだけ軸線方向に延びる凹部が設けられて成る外周面を
有する第１パイプが、軸線を中心とする円形断面の内周
面を有する第２ハイプに圧入されるので、部品点数およ
び加工工程の増加を回避し得るとともに、がたつき等の
生じない耐久性および安定性を有した安価な結合構造を
確保可能な圧入、結合を採用する上で、伸び限界に至る
圧入代を比較的大きくし、パイプの製品寸法精度を比較
的粗く設定可能としてパイプ生産性を向上することがで
きる。
【００３７】また請求項２記載の発明によれば、上記請
求項１記載の発明の構成に加えて、内燃機関用エアクリ
ーナの合成樹脂製ケースに連設される浄化空気導出管
が、前記ケースに一体に設けられて外方に突出する第２
パイプと、第２パイプに圧入、結合される第１パイプと
で構成され、第１パイプは、第２パイプの軸方向長さに
ほぼ対応する長さの凹部を外周面に有して第２パイプに
圧入される圧入円筒部と、ケース内に突入される突入円
筒部とが一体に連設されて成るので、振動や流体脈動に
よる摩耗粉等の異物や異音の発生がないことや耐久性が
要求されるエアクリーナの出口側で、余分な保持固定部
材や溶着、かしめ等の加工工程を不要とした結合安定性
の高い結合構造を保ちつつ両パイプを結合してレゾナン
ス効果を得ることができる。
【００３８】さらに請求項３記載の発明によれば、上記
請求項２記載の発明の構成に加えて、ケースの内面に
は、第２パイプへの第１パイプの圧入方向に沿う前方側
に臨むストッパ面を有するストッパが設けられ、第１パ
イプの突入円筒部外面には、第２パイプへの第１パイプ
の圧入に伴って前記ストッパを乗り越えてストッパ面に
対向する係止部が突設されるので、圧入、結合後の第１
パイプの脱離を確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】内燃機関用エアクリーナの平面図である。
【図２】図１の２矢視図である。
【図３】図２の３矢視図である。
【図４】図２の４−４線断面図である。
【図５】図４の５−５線断面図である。
【図６】図５の６−６線断面図である。
【図７】圧入代および伸びの関係を示す線図である。
【符号の説明】
１１・・・ケース ２２・・・浄化空気導出管 ２３・・・第１パイプ ２３ａ・・・圧入円筒部 ２３ｂ・・・突入円筒部 ２４・・・第２パイプ ２５・・・円弧部 ２５ａ・・・仮想延長面 ２６・・・凹部 ２７・・・ストッパ ２７ａ・・・ストッパ面 ２８・・・圧入方向 ２９・・・係止部 ＡＣ・・・エアクリーナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 合成樹脂から成る第１パイプ（２３）
    を、合成樹脂から成る第２パイプ（２４）に結合させる
    ための合成樹脂パイプの結合構造において、周方向に間
    隔をあけた複数個所で軸線を中心とする同一半径の円弧
    状に形成された円弧部（２５）間にそれらの円弧部（２
    ５）の仮想延長面（２５ａ）よりも半径方向内方側に位
    置して所定長さだけ軸線方向に延びる凹部（２６）が設
    けられて成る外周面を有する第１パイプ（２３）が、軸
    線を中心とする円形断面の内周面を有する第２パイプ
    （２４）に圧入されることを特徴とする合成樹脂パイプ
    の結合構造。
  2. 【請求項２】 内燃機関用エアクリーナ（ＡＣ）の合成
    樹脂製ケース（１１）に連設される浄化空気導出管（２
    ２）が、前記ケース（１１）に一体に設けられて外方に
    突出する第２パイプ（２４）と、第２パイプ（２４）に
    圧入、結合される第１パイプ（２３）とで構成され、第
    １パイプ（２３）は、第２パイプ（２４）の軸方向長さ
    にほぼ対応する長さの凹部（２６）を外周面に有して第
    ２パイプ（２４）に圧入される圧入円筒部（２３ａ）
    と、ケース（１１）内に突入される突入円筒部（２３
    ｂ）とが一体に連設されて成ることを特徴とする請求項
    １記載の合成樹脂パイプの結合構造。
  3. 【請求項３】 ケース（１１）の内面には、第２パイプ
    （２４）への第１パイプ（２３）の圧入方向（２８）に
    沿う前方側に臨むストッパ面（２７ａ）を有するストッ
    パ（２７）が設けられ、第１パイプ（２３）の突入円筒
    部（２３ｂ）外面には、第２パイプ（２４）への第１パ
    イプ（２３）の圧入に伴って前記ストッパ（２７）を乗
    り越えてストッパ面（２７ａ）に対向する係止部（２
    ９）が突設されることを特徴とする請求項２記載の合成
    樹脂パイプの結合構造。
JP12125095A 1994-09-08 1995-05-19 合成樹脂パイプの結合構造 Expired - Fee Related JP3319909B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12125095A JP3319909B2 (ja) 1994-09-08 1995-05-19 合成樹脂パイプの結合構造
US08/522,719 US5722700A (en) 1994-09-08 1995-09-01 Coupling structure for pipes of synthetic resin
MYPI95002621A MY136094A (en) 1994-09-08 1995-09-05 Coupling structure for pipes of synthetic resin
DE69502366T DE69502366T2 (de) 1994-09-08 1995-09-05 Kupplungsanordnung für Kunstharzrohre
EP95113920A EP0701081B1 (en) 1994-09-08 1995-09-05 Coupling structure for pipes of synthetic resin
TR95/01102A TR199501102A2 (tr) 1994-09-08 1995-09-08 Sentetik recineden yapilan borular icin baglanti yapisi.

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-214822 1994-09-08
JP21482294 1994-09-08
JP12125095A JP3319909B2 (ja) 1994-09-08 1995-05-19 合成樹脂パイプの結合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08128573A true JPH08128573A (ja) 1996-05-21
JP3319909B2 JP3319909B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=26458670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12125095A Expired - Fee Related JP3319909B2 (ja) 1994-09-08 1995-05-19 合成樹脂パイプの結合構造

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5722700A (ja)
EP (1) EP0701081B1 (ja)
JP (1) JP3319909B2 (ja)
DE (1) DE69502366T2 (ja)
MY (1) MY136094A (ja)
TR (1) TR199501102A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133867A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Nsk Ltd 軸体と環体の結合構造
DE102010007900A1 (de) * 2010-02-13 2011-08-18 Audi Ag, 85057 Leitungseinheit für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zum Montieren einer solchen Leitungseinheit

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10019330A1 (de) * 2000-04-19 2001-10-25 Mann & Hummel Filter Steckverbindung
US9476392B2 (en) * 2011-02-04 2016-10-25 Ti Group Automotive Systems, Llc Fuel pump assembly
DE102016206915A1 (de) * 2016-04-22 2017-10-26 Deere & Company Baugruppe zum Anschluss einer Leitung

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE201373C (ja) *
FR959453A (ja) * 1947-03-12 1950-03-30
AT201373B (de) * 1957-09-13 1958-12-27 Durit U Baustoff Fabrik Kern & Verfahren zur Herstellung einer Verbindung von thermoplastischen Kunststoffrohren
GB994294A (en) * 1963-02-05 1965-06-02 Artlite Engineering Proprietar Method and device for providing endwise connecting means for a tubular member
BE656166A (ja) * 1963-11-26
GB1356393A (en) * 1970-10-06 1974-06-12 British Aircraft Corp Ltd Composite structures
FR2157651A5 (ja) * 1971-10-22 1973-06-01 Rists Wires & Cables Ltd
US3781941A (en) * 1972-01-21 1974-01-01 Scott & Fetzer Co Vacuum intake safety means
US4126338A (en) * 1974-04-24 1978-11-21 Badger Meter, Inc. Threaded coupling
JPS51160216U (ja) * 1975-06-14 1976-12-20
DE2942922C3 (de) * 1979-10-24 1982-04-01 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart Kraftstoffbehälter aus Kunststoff
US4523780A (en) * 1982-04-02 1985-06-18 J.P. Products, Inc. Tube joint
FR2553690B1 (fr) * 1983-10-21 1986-09-12 Cegedur Methode d'assemblage d'un tube mince dans une plaque ou un manchon
DE3728886A1 (de) * 1987-08-29 1989-03-09 Thomae Rudolf Sicherung einer rohrverbindung gegen torsionskraefte und verfahren zur herstellung von torsionsgesicherten rohrverbindungsstuecken
JPH04103254U (ja) 1991-01-18 1992-09-07 三菱自動車工業株式会社 エンジンの吸気装置
SE470236B (sv) * 1992-05-11 1993-12-13 Uponor Nv Stigarrör med betäckningsram

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133867A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Nsk Ltd 軸体と環体の結合構造
DE102010007900A1 (de) * 2010-02-13 2011-08-18 Audi Ag, 85057 Leitungseinheit für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zum Montieren einer solchen Leitungseinheit

Also Published As

Publication number Publication date
EP0701081A1 (en) 1996-03-13
EP0701081B1 (en) 1998-05-06
JP3319909B2 (ja) 2002-09-03
MY136094A (en) 2008-08-29
TR199501102A2 (tr) 1996-06-21
DE69502366D1 (de) 1998-06-10
DE69502366T2 (de) 1998-08-27
US5722700A (en) 1998-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101393935B1 (ko) 내연 기관용 흡기 장치
US6374809B2 (en) Structure of mounting fuel injection valve to fuel distribution pipe
JPH03179162A (ja) フユーエルデリバリパイプ
US6234129B1 (en) Composite intake manifold assembly for an internal combustion engine and method for producing same
US11125194B2 (en) Silencer for the reduction of gas noise in an intake system of a combustion engine and a method for the production of such a silencer
JP3908846B2 (ja) 樹脂製部材の接続構造
JPH08128573A (ja) 合成樹脂パイプの結合構造
JP2010084642A (ja) 溶着構造
JP3218985B2 (ja) 樹脂製中空体
JPH1162739A (ja) 樹脂製パイプ部材
JPH1068361A (ja) 樹脂製インテークマニホルド
JP2004308506A (ja) 樹脂製インテークマニホールド
US20030056505A1 (en) Exhaust gas manifold of an exhaust system for an internal combustion engine
JP2009002220A (ja) 樹脂組立体及びその製造方法
JPS6011347Y2 (ja) エンジンの吸気通路継手構造
JP3360424B2 (ja) インテークマニホールド
JPH1114419A (ja) 内燃機関の吸気系ダクト
KR102575148B1 (ko) 차량의 인테이크 호스 및 그 제조방법
JPS6356426A (ja) フランジ付きパイプ
JPH089415Y2 (ja) エンジンの吸気系構造
KR200227157Y1 (ko) 자동차용플라스틱흡기다기관
JPH11311157A (ja) サージタンク
JPH0518132Y2 (ja)
WO2021054022A1 (ja) Ｅｇｒバルブ及びそれを備えたｅｇｒバルブ装置
JPH0244011Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees