JPH08127984A - ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コードの耐疲労性を損なうことなく耐腐食性
を改善したスチールコード、およびそのスチールコード
を補強材として使用することにより耐久性を高めた空気
入りラジアルタイヤを提供する。 【構成】 コアのフィラメント本数が3〜4本である2
〜3層撚りのスチールコードにおいて、コア、第一シー
スおよび第二シースのそれぞれの層のフィラメントのう
ち、少なくとも1本にスパイラルが巻きつけられてい
る。
を改善したスチールコード、およびそのスチールコード
を補強材として使用することにより耐久性を高めた空気
入りラジアルタイヤを提供する。 【構成】 コアのフィラメント本数が3〜4本である2
〜3層撚りのスチールコードにおいて、コア、第一シー
スおよび第二シースのそれぞれの層のフィラメントのう
ち、少なくとも1本にスパイラルが巻きつけられてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入りラジアルタイ
ヤやコンベアベルトなどのゴム物品の補強材として用い
られるゴム物品補強用スチールコード、およびそのスチ
ールコードを補強材として使用した空気入りラジアルタ
イヤに関するものである。
ヤやコンベアベルトなどのゴム物品の補強材として用い
られるゴム物品補強用スチールコード、およびそのスチ
ールコードを補強材として使用した空気入りラジアルタ
イヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スチールコードは有機繊維に比べ高強度
であり、伸びが少ない等の理由により、空気入りラジア
ルタイヤを始めとするゴム物品の補強材として広く使用
されており、例えばトラック・バス用タイヤに用いられ
るスチールコードとしては、コードの径当たりのコード
切断荷重を大きくしかつ良好な耐疲労性を得るために、
同線径のフィラメントを層毎に撚りピッチを変えて撚っ
た2〜3層撚りのスチールコードや、複数本のフィラメ
ントを撚ってストランドとし、さらにこのストランドの
複数本を撚った複撚り構造のチールコードが使用されて
いる。
であり、伸びが少ない等の理由により、空気入りラジア
ルタイヤを始めとするゴム物品の補強材として広く使用
されており、例えばトラック・バス用タイヤに用いられ
るスチールコードとしては、コードの径当たりのコード
切断荷重を大きくしかつ良好な耐疲労性を得るために、
同線径のフィラメントを層毎に撚りピッチを変えて撚っ
た2〜3層撚りのスチールコードや、複数本のフィラメ
ントを撚ってストランドとし、さらにこのストランドの
複数本を撚った複撚り構造のチールコードが使用されて
いる。
【0003】また、重荷重用タイヤに用いられるスチー
ルコードの場合、やはりコード切断荷重を大きくするた
めにスチールフィラメントを同方向、同ピッチで撚った
最密充填構造のスチールコードが使用されている。
ルコードの場合、やはりコード切断荷重を大きくするた
めにスチールフィラメントを同方向、同ピッチで撚った
最密充填構造のスチールコードが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
スチールコードにおいては、コード内部へゴムが容易に
浸入していかないために、腐食伝播性に著しく劣るとい
う問題があった。特に、2〜3層撚りのコードにおい
て、コアが3〜4本の場合、コアの中心部にゴムが浸入
しないために、悪路走行等により生じたタイヤのカット
部から水分が浸入すると、この水分がコアの中心部から
コード長手方向へ伝播して、コードを腐食させていた。
スチールコードにおいては、コード内部へゴムが容易に
浸入していかないために、腐食伝播性に著しく劣るとい
う問題があった。特に、2〜3層撚りのコードにおい
て、コアが3〜4本の場合、コアの中心部にゴムが浸入
しないために、悪路走行等により生じたタイヤのカット
部から水分が浸入すると、この水分がコアの中心部から
コード長手方向へ伝播して、コードを腐食させていた。
【0005】このような問題を回避すべく、コアの内部
までゴムを浸透させるために、コアフィラメントに波形
の型付けを施す等をしてフィラメント間に隙間を設けた
スチールコードもあるが、層撚りや複撚といった複雑な
撚り構造のスチールコードではフィラメント間の接触圧
が大きいためにコード形状が不安定となり、耐疲労性に
劣るという問題があった。
までゴムを浸透させるために、コアフィラメントに波形
の型付けを施す等をしてフィラメント間に隙間を設けた
スチールコードもあるが、層撚りや複撚といった複雑な
撚り構造のスチールコードではフィラメント間の接触圧
が大きいためにコード形状が不安定となり、耐疲労性に
劣るという問題があった。
【0006】そこで本発明の目的は、コードの耐疲労性
を損なうことなく耐腐食伝播性を改善したスチールコー
ド、およびそのスチールコードを補強材として使用する
ことにより耐久性を高めた空気入りラジアルタイヤを提
供することにある。
を損なうことなく耐腐食伝播性を改善したスチールコー
ド、およびそのスチールコードを補強材として使用する
ことにより耐久性を高めた空気入りラジアルタイヤを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、スチールコードを構成す
るフィラメントの少なくとも1本にスパイラルを巻きつ
けたところ、コードの耐疲労性を損なうことなく耐腐食
伝播性を改善し得ることを見出し、本発明を完成するに
至った。
解決すべく鋭意検討した結果、スチールコードを構成す
るフィラメントの少なくとも1本にスパイラルを巻きつ
けたところ、コードの耐疲労性を損なうことなく耐腐食
伝播性を改善し得ることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0008】すなわち、本発明のゴム物品補強用スチー
ルコード(1)は、コアのフィラメント本数が3〜4本
である2〜3層撚りのスチールコードにおいて、コア、
第一シースおよび第二シースのそれぞれの層のフィラメ
ントのうち、少なくとも1本にスパイラルが巻きつけら
れている。
ルコード(1)は、コアのフィラメント本数が3〜4本
である2〜3層撚りのスチールコードにおいて、コア、
第一シースおよび第二シースのそれぞれの層のフィラメ
ントのうち、少なくとも1本にスパイラルが巻きつけら
れている。
【0009】本発明のゴム物品補強用スチールコード
(2)は、最密充填構造のフィラメントで構成され、同
方向、同ピッチで撚られたスチールコードにおいて、該
フィラメントの少なくとも1本にスパイラルが巻きつけ
られている。
(2)は、最密充填構造のフィラメントで構成され、同
方向、同ピッチで撚られたスチールコードにおいて、該
フィラメントの少なくとも1本にスパイラルが巻きつけ
られている。
【0010】本発明のゴム物品補強用スチールコード
(3)は、上記ゴム物品補強用スチールコード(1)ま
たは(2)をストランドとし、該ストランドの複数本を
撚った複撚り構造である。
(3)は、上記ゴム物品補強用スチールコード(1)ま
たは(2)をストランドとし、該ストランドの複数本を
撚った複撚り構造である。
【0011】上記スパイラルの材質はスチールまたは有
機繊維である。
機繊維である。
【0012】上記スパイラルが巻きつけられたフィラメ
ントの、スパイラルを含む外接円の直径が、他のスパイ
ラルが巻きつけられていないフィラメントの直径と実質
的に同一であることが好ましい。
ントの、スパイラルを含む外接円の直径が、他のスパイ
ラルが巻きつけられていないフィラメントの直径と実質
的に同一であることが好ましい。
【0013】上記スパイラルの直径が、該スパイラルが
巻きつけられていないフィラメントの直径の25%以下
であることが好ましい。
巻きつけられていないフィラメントの直径の25%以下
であることが好ましい。
【0014】上記スパイラルの断面形状が楕円であるこ
とが好ましい。
とが好ましい。
【0015】フィラメントに巻きつけられた上記スパイ
ラルの、該フィラメントに対する撚り角度が30〜60
°の範囲内であることが好ましい。
ラルの、該フィラメントに対する撚り角度が30〜60
°の範囲内であることが好ましい。
【0016】また、本発明は、上記ゴム物品補強用スチ
ールコード(1)〜(3)のうちいずれか一つをベルト
層に用いた空気入りラジアルタイヤに関する。
ールコード(1)〜(3)のうちいずれか一つをベルト
層に用いた空気入りラジアルタイヤに関する。
【0017】
【作用】コアのフィラメント本数が3〜4本である2〜
3層撚りのスチールコード(1)においてはコア、第一
シースおよび第二シースのそれぞれの層のフィラメント
のうち少なくとも1本に、最密充填構造のスチールコー
ド(2)においてはフィラメントの少なくとも1本に、
また複撚り構造のスチールコード(3)においてはスト
ランド内の少なくとも1本のフィラメントに、それぞれ
スパイラルを巻きつけることにより、コードの耐疲労性
を損なうことなくコア中心部等のコード中心部へのゴム
の浸入性を高めることができる。コアのフィラメントは
生産性の観点からストレートであることが好ましい。な
お、スパイラルを巻きつけたフィラメントを2本以上配
置する場合には、それぞれがコード断面において対称的
に分散して配置されていることが好ましい。
3層撚りのスチールコード(1)においてはコア、第一
シースおよび第二シースのそれぞれの層のフィラメント
のうち少なくとも1本に、最密充填構造のスチールコー
ド(2)においてはフィラメントの少なくとも1本に、
また複撚り構造のスチールコード(3)においてはスト
ランド内の少なくとも1本のフィラメントに、それぞれ
スパイラルを巻きつけることにより、コードの耐疲労性
を損なうことなくコア中心部等のコード中心部へのゴム
の浸入性を高めることができる。コアのフィラメントは
生産性の観点からストレートであることが好ましい。な
お、スパイラルを巻きつけたフィラメントを2本以上配
置する場合には、それぞれがコード断面において対称的
に分散して配置されていることが好ましい。
【0018】スパイラルの材質は、スチールおよび有機
繊維など何でもよいが、好ましくはコードの撚り工程で
のフィラメント間の接触圧によるスパイラルの破断を起
こしにくくし、コードの形状が安定化するためスチール
を用いることが好ましい。
繊維など何でもよいが、好ましくはコードの撚り工程で
のフィラメント間の接触圧によるスパイラルの破断を起
こしにくくし、コードの形状が安定化するためスチール
を用いることが好ましい。
【0019】スパイラルが巻きつけられたフィラメント
の、スパイラルを含む外接円の直径と、他のスパイラル
が巻きつけられていないフィラメントの直径とが実質的
に同一であることが好ましいのは、同一でない場合には
コードの輪郭がいびつな形状となって、コードが曲げ変
形を受けたときの応力分布が不均一となり、コードの耐
疲労性の低下を招くためである。
の、スパイラルを含む外接円の直径と、他のスパイラル
が巻きつけられていないフィラメントの直径とが実質的
に同一であることが好ましいのは、同一でない場合には
コードの輪郭がいびつな形状となって、コードが曲げ変
形を受けたときの応力分布が不均一となり、コードの耐
疲労性の低下を招くためである。
【0020】また、スパイラルの直径が、該スパイラル
が巻きつけられていないフィラメントの直径の25%以
下であることが好ましいのは、25%より大きくなる
と、スパイラルを巻きつけたフィラメントの直径とスパ
イラル自身の直径が近付くために、コードが曲げ変形を
受けたときにスパイラルに応力が集中し、またスパイラ
ルをきれいな螺旋状に巻きつけにくくなり、コードの輪
郭がいびつな形状となって、やはりコードの耐疲労性の
低下を招くためである。
が巻きつけられていないフィラメントの直径の25%以
下であることが好ましいのは、25%より大きくなる
と、スパイラルを巻きつけたフィラメントの直径とスパ
イラル自身の直径が近付くために、コードが曲げ変形を
受けたときにスパイラルに応力が集中し、またスパイラ
ルをきれいな螺旋状に巻きつけにくくなり、コードの輪
郭がいびつな形状となって、やはりコードの耐疲労性の
低下を招くためである。
【0021】さらに、スパイラルの断面形状が楕円であ
ることが好ましいのは、楕円であるとフィラメントに対
する接触圧が低下し、フレッティングを防止することが
できるからである。
ることが好ましいのは、楕円であるとフィラメントに対
する接触圧が低下し、フレッティングを防止することが
できるからである。
【0022】さらにまた、フィラメントに巻きつけられ
たスパイラルの、該フィラメントに対する撚り角度が3
0〜60°の範囲内であることが好ましいのは、30°
より小さいと耐フレッティング性やスパイラル間へのゴ
ム浸入性が悪化し、一方、60°より大きいと、隣接す
るフィラメントが落ち込み易くなりゴム浸入性の悪化や
コードの形状がいびつになることによる耐疲労性の悪化
を招くためである。
たスパイラルの、該フィラメントに対する撚り角度が3
0〜60°の範囲内であることが好ましいのは、30°
より小さいと耐フレッティング性やスパイラル間へのゴ
ム浸入性が悪化し、一方、60°より大きいと、隣接す
るフィラメントが落ち込み易くなりゴム浸入性の悪化や
コードの形状がいびつになることによる耐疲労性の悪化
を招くためである。
【0023】本発明のゴム物品補強用スチールコード
(1)および(2)において、スパイラルが巻きつけら
れていないコアフィラメントとシースフィラメントとの
間、並びにストランド間およびストランド内のスパイラ
ルが巻きつけられていないフィラメント間の線径は同線
径であることが好ましいが、異線径でもかまわない。
(1)および(2)において、スパイラルが巻きつけら
れていないコアフィラメントとシースフィラメントとの
間、並びにストランド間およびストランド内のスパイラ
ルが巻きつけられていないフィラメント間の線径は同線
径であることが好ましいが、異線径でもかまわない。
【0024】次に、本発明の空気入りラジアルタイヤに
おいては、コード間隙を0.70〜1.10mmの範囲
内とし、かつベルト層の層間ゲージを0.75〜1.1
5mmの範囲内とすることが好ましい。好適コード間隙
が0.70〜1.10mmの範囲内であるのは、この範
囲で耐ベルトセパレーション性が最適となるためであ
り、また好適ベルト層間ゲージが0.75〜1.15m
mの範囲内であるのは、この範囲で発熱耐久性および耐
ベルトセパレーション性が最適となるためである。
おいては、コード間隙を0.70〜1.10mmの範囲
内とし、かつベルト層の層間ゲージを0.75〜1.1
5mmの範囲内とすることが好ましい。好適コード間隙
が0.70〜1.10mmの範囲内であるのは、この範
囲で耐ベルトセパレーション性が最適となるためであ
り、また好適ベルト層間ゲージが0.75〜1.15m
mの範囲内であるのは、この範囲で発熱耐久性および耐
ベルトセパレーション性が最適となるためである。
【0025】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。下記表1および表2に示す条件にて撚り合わせ
て、各種スチールコードを製造した。実施例1〜3につ
いては図1〜3に、また従来例1〜3については図4〜
6に示す。かかるスチールコードをベルト層に打込み数
18.6本/5cmにて適用し、サイズ10.00R2
0 14PRのトラック・バス用ラジアルタイヤを試作
し、これらタイヤについて以下の評価を行った。
明する。下記表1および表2に示す条件にて撚り合わせ
て、各種スチールコードを製造した。実施例1〜3につ
いては図1〜3に、また従来例1〜3については図4〜
6に示す。かかるスチールコードをベルト層に打込み数
18.6本/5cmにて適用し、サイズ10.00R2
0 14PRのトラック・バス用ラジアルタイヤを試作
し、これらタイヤについて以下の評価を行った。
【0026】コード内部へのゴムの浸入性 供試タイヤのベルト層からスチールコードを取り出し、
スチールコードの内部へゴムがまったく浸入していない
状態を0%として%表示にて評価した。
スチールコードの内部へゴムがまったく浸入していない
状態を0%として%表示にて評価した。
【0027】耐セパレーション性 供試タイヤを10トントラックに装着し、タイヤトレッ
ドが完全に摩耗するまで悪路走行を繰り返し、その後タ
イヤを解剖して、ベルト層にけるセパレーションの有無
を目視により調査した。得られた結果を下記の表1およ
び表2に示す。
ドが完全に摩耗するまで悪路走行を繰り返し、その後タ
イヤを解剖して、ベルト層にけるセパレーションの有無
を目視により調査した。得られた結果を下記の表1およ
び表2に示す。
【0028】
【表1】 * コンパクト構造
【0029】
【表2】
【0030】*1 コンパクト構造 *2 コアフィラメントがストレート *3 スパイラルの断面形状が楕円形
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のゴム
物品補強用スチールコードにおいては、コードの耐疲労
性を損なうことなくコード内部へのゴムの浸透性を向上
させることができることからコードの耐腐食伝播性が良
好である。また、最密充填構造のフィラメントで構成さ
れコードは、同方向、同ピッチで撚られているため、生
産性が良好である。よって、かかるスチールコードがベ
ルト層に適用された空気入りラジアルタイヤは、耐久性
に優れた効果を発揮する。
物品補強用スチールコードにおいては、コードの耐疲労
性を損なうことなくコード内部へのゴムの浸透性を向上
させることができることからコードの耐腐食伝播性が良
好である。また、最密充填構造のフィラメントで構成さ
れコードは、同方向、同ピッチで撚られているため、生
産性が良好である。よって、かかるスチールコードがベ
ルト層に適用された空気入りラジアルタイヤは、耐久性
に優れた効果を発揮する。
【図1】実施例1のゴム物品補強用スチールコードの断
面図である。
面図である。
【図2】実施例2のゴム物品補強用スチールコードの断
面図である。
面図である。
【図3】実施例3のゴム物品補強用スチールコードの断
面図である。
面図である。
【図4】従来例1のゴム物品補強用スチールコードの断
面図である。
面図である。
【図5】従来例2のゴム物品補強用スチールコードの断
面図である。
面図である。
【図6】従来例3のゴム物品補強用スチールコードの断
面図である。
面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 コアのフィラメント本数が3〜4本であ
る2〜3層撚りのスチールコードにおいて、コア、第一
シースおよび第二シースのそれぞれの層のフィラメント
のうち、少なくとも1本にスパイラルが巻きつけられて
いるゴム物品補強用スチールコード。 - 【請求項2】 最密充填構造のフィラメントで構成さ
れ、同方向、同ピッチで撚られたスチールコードにおい
て、該フィラメントの少なくとも1本にスパイラルが巻
きつけられているゴム物品補強用スチールコード。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のゴム物品
補強用スチールコードをストランドとし、該ストランド
の複数本を撚って複撚り構造としたゴム物品補強用スチ
ールコード。 - 【請求項4】 上記スパイラルの材質がスチールコード
または有機繊維である請求項1〜3のうちいずれか一項
記載のゴム物品補強用スチールコード。 - 【請求項5】 上記スパイラルが巻きつけられたフィラ
メントの、スパイラルを含む外接円の直径が、他のスパ
イラルが巻きつけられていないフィラメントの直径と実
質的に同一である請求項1〜4のうちいずれか一項記載
のゴム物品補強用スチールコード。 - 【請求項6】 上記スパイラルの直径が、該スパイラル
が巻きつけられていないフィラメントの直径の25%以
下である請求項1〜5のうちいずれか一項記載のゴム物
品補強用スチールコード。 - 【請求項7】 フィラメントに巻きつけられた上記スパ
イラルの、該フィラメントに対する撚り角度が30〜6
0°の範囲内である請求項1〜6のうちいずれか一項記
載のゴム物品補強用スチールコード。 - 【請求項8】 請求項1〜3のうちいずれか一項記載の
ゴム物品補強用スチールコードをベルト層に用いた空気
入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6286135A JPH08127984A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6286135A JPH08127984A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127984A true JPH08127984A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17700390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6286135A Pending JPH08127984A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ゴム物品補強用スチールコードおよび空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08127984A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006193839A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Sumitomo Denko Steel Wire Kk | スチールコードおよびそのコードの製造方法 |
JP2006193840A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Sumitomo Denko Steel Wire Kk | スチールコードおよびそのコードの製造方法 |
EP1734173A1 (en) * | 2004-04-08 | 2006-12-20 | Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. | Metal cord for reinforcing rubber article and method of manufacturing the cord |
JP2011184840A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Bridgestone Corp | ゴム物品補強用スチールコードおよびそれを用いたタイヤ |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP6286135A patent/JPH08127984A/ja active Pending
Cited By (6)
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US7596937B2 (en) | 2004-04-08 | 2009-10-06 | Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. | Rubber product-reinforcing metallic cord and method for manufacturing such a cord |
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