JPH08126422A - 自走球葱収穫機 - Google Patents

自走球葱収穫機

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JPH08126422A
JPH08126422A JP28912894A JP28912894A JPH08126422A JP H08126422 A JPH08126422 A JP H08126422A JP 28912894 A JP28912894 A JP 28912894A JP 28912894 A JP28912894 A JP 28912894A JP H08126422 A JPH08126422 A JP H08126422A
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Michiichi Yoshida
田 道 一 吉
Katsuyuki Asagoe
越 勝 征 浅
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 結束装置を設けた球葱自走収穫機を提供す
る。 【構成】 収穫作業部Bの各部に動力伝達するカウンタ
−軸37を自走車Aの前面部に横向きに配設し、カウン
タ−軸37の一方の軸端寄り部位に連動連結する伝動ケ
−ス65を、結束装置18の横脇部を通って前方に延設
して、伝動ケ−ス65の前端部から結束装置18に入力
するようにした自走球葱収穫機にしている。茎葉部挾持
移送装置15を斜め後上方に斜設すると共に、首部挾持
移送装置16を茎葉部挾持移送装置15の下方に緩い傾
斜角度で装設し、首部挾持移送装置16に集束通路を連
絡させて結束装置18を設置し、結束装置18の移送上
手側に切断装置17を設けて、切断された茎葉部を茎葉
部挾持移送装置15で揚上移送して、根菜作物の根部側
から隔離して別個に排出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圃場に植立している
球葱や人参等の根菜作物の茎葉部を分草装置で分捌整姿
し、地中部をチゼルでもって掘り上げて、その根菜作物
を挾持移送装置で移送して集収する自走型の根菜作物収
穫機(以下、球葱収穫機という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】植立している球葱の茎葉部を分草装置で
分捌整姿し、地中部をチゼルで掘り上げ挾持移送装置で
もって移送して集収する自走球葱収穫機は、既に知られ
るところであるが、従来のものは収穫物を結束処理する
手段を持っていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それ故に、掘り上げた
収穫物の事後取扱時に収穫物を個々に取り扱わねばなら
なかったから事後作業が面倒で容易ではないという難点
があった。そこで、本発明は、収穫物を結束処理する手
段を備えた自走球葱収穫機を、合理的な構成にして提供
することを目的として実施したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するため、本発明における自走球葱収穫機は、分草装置
(12)で茎葉部を分捌整姿し、チゼル(14)でもって地
中部を掘り上げた根菜作物を、茎葉部挾持移送装置(1
5)と首部挾持移送装置(16)とで挾持して移送し結束
装置(18)に送り込んで結束処理する収穫作業部(B)
を、自走車(A)に装設して構成される自走球葱収穫機に
おいて、前記収穫作業部(B)の各部に動力伝達するカウ
ンタ−軸(37)を自走車(A)の前面部に横向きに装設
し、該カウンタ−軸(37)の一方の軸端寄り部位に連動
連結する伝動ケ−ス(65)を、結束装置(18)の横脇部
を通って前方に延設して、伝動ケ−ス(65)の前端部か
ら結束装置(18)に入力するように構成している。
【0005】また、分草装置(12)で茎葉部を分捌整姿
し、チゼル(14)で根部を掘り上げた根菜作物を、茎葉
部挾持移送装置(15)と首部挾持移送装置(16)とで挾
持して移送し結束装置(18)に送り込んで結束処理する
収穫作業部(B)を自走車(A)に装設して構成される自走
球葱収穫機において、前記茎葉部挾持移送装置(15)を
斜め後上方に斜設するとともに、茎葉部挾持移送装置
(15)の下方に配設する首部挾持移送装置(16)を茎葉
部挾持移送装置(15)よりも緩い傾斜角度で装設し、首
部挾持移送装置(16)の移送終端に集束通路(29)を連
絡させて結束装置(18)を設け、結束装置(18)の移送
上手部位に根菜作物の茎葉部を適宜長さに切断する切断
装置(17)を設置して、切断装置(17)によって切離さ
れた茎葉部を引き続き茎葉部挾持移送装置(15)で揚上
移送して根菜作物の根部側から隔離して排出し、根菜作
物の根部側を首部挾持移送装置(16)で結束装置(18)
に送込んで結束して送出するようにした自走球葱収穫機
に構成している。
【0006】
【作用】本発明による自走球葱収穫機を稼働すると、カ
ウンタ−軸(37)から収穫作業部(B)の各部に動力伝達
されると共に、伝動ケ−ス(65)を経て結束装置(18)
に入力されて結束装置(18)が作動する状態になる。そ
して、自走球葱収穫機を圃場において所期のように進行
させると、分草装置(12)によって根菜作物の茎葉部分
が分捌整姿され、チゼル(14)で根部が掘り上げられ
て、その根菜作物の茎葉部が茎葉部挾持移送装置(15)
に挾持されるとともに、根菜作物の首部が首部挾持移送
装置(16)に挾持されて両挾持移送装置(15)(16)の
共働によって揚上移送される。しかして、移送される根
菜作物が結束装置(18)の移送上手部位に設けられてい
る切断装置(17)に至ると、根菜作物の茎葉部が切り離
され、切離された茎葉部は引き続き茎葉部挾持移送装置
(15)で揚上移送されて次第に根菜作物の根部側から隔
離される。また、茎葉部が切り離された根部側は、首部
挾持移送装置(16)によって結束装置(18)に送り込ま
れ、結束して茎葉部とは異なる個所に送出される。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について図面を参照
して説明するが、図1は本発明による自走球葱収穫機の
全体側面図、図2は自走球葱収穫機の要部平面図、図3
は自走球葱収穫機の後部伝動系を示す断面図、図4は自
走球葱収穫機の前部伝動系を示す断面図、図5は自走球
葱収穫機の結束装置部分を後方からみた概略図である。
【0008】図示の自走球葱収穫機は、歩行型になって
おり、自走車(A)と収穫作業部(B)とで構成されてい
る。自走車(A)は、エンジン(1)と、その出力部に連動
する伝動機構を内装したミッションケ−ス(2)と、ミッ
ションケ−ス(2)から左右に延設する伝動ケ−スに連設
された左右のフアイナルケ−ス(3)(3)と、各々のフア
イナルケ−ス(3)に軸支される駆動車輪(4)(4)と、ミ
ッションケ−ス(2)及びエンジ(1)の前側に左右向きに
取付けられる主フレ−ム(5)と、主フレ−ム(5)から後
上方に延設される操縦ハンドル(6)などで構成されてい
る。
【0009】そして、自走車(A)の前部に作業機フレ−
ム(7)が設けられ、その作業機フレ−ム(7)に各種の構
成要素を取り付けて収穫作業部(B)が構成される。作業
機フレ−ム(7)は、前記主フレ−ム(5)から前延する複
数の下部フレ−ム(8)(8)と、それぞれの下部フレ−ム
(8)に前端部を支持して斜め後上方に傾設される上部フ
レ−ム(9)(9)と、後述する伝動ケ−ス(10)とで側面
視三角形状に枠組形成され、さらに、それぞれの下部フ
レ−ム(8)から前方に分草フレ−ム(11)を延設して構
成されている。なお、(W)は駆動車輪(4)(4)の双方若
しくは一方の前方延長線上に設けられるゲ−ジホイルで
あり、作業機フレ−ム(7)に上下位置変更自在に取付け
られている。
【0010】収穫作業部(B)を構成する要素装置は、分
草装置(12)、掻込装置(13)、チゼル(14)、茎葉部
挾持移送装置(15)、首部挾持移送装置(16)、切断装
置(17)、結束装置(18)および集束物受板(19)な
どであり、これ等を作業機フレ−ム(7)の所定部位に所
定のように取付けて、それらのうち所要のものを後記に
詳述する伝動機構でもって強制駆動するように構成され
ている。
【0011】分草装置(12)は、圃場に列状に植立して
いる根菜作物の茎葉部分を分捌整姿するもので、左右に
並列する複数組の固定分草板(12a)とタイン出没式の
縦回し分捌装置(12b)とで構成され、作業機フレ−ム
(7)の進行方向前端部に設けられている。即ち、下部フ
レ−ム(8)から前方に延出する分草フレ−ム(11)の前
端に固定分草板(12a)を固設すると共に、固定分草板
(12a)の後方において前低後高に傾斜する縦回し分捌
装置(12b)を、スタンド(20)と縦伝動筒(21)およ
び横伝動筒(22)とで作業機フレ−ム(7)に取付け支持
している。
【0012】なお、図示の実施例においては、3組の固
定分草板(12a)と縦回し分捌装置(12b)が横方向に
並設されており、それらのうち左側および右側に位置す
るものは作業機フレ−ム(7)に取付けることができる
が、中央部分には作業機フレ−ム(7)を構成する部材が
存在しないので、中央の縦回し分捌装置(12b)の前部
は、左又は右側の縦回し分捌装置(12b)に取付けた鞍
状支持部材(23)によって支持し、また、中央の固定分
草板(12a)は、中央の縦回し分捌装置(12b)のケ−
スに取り付けている。
【0013】掻込装置(13)は、前記分草装置(12)で
分捌整姿される根菜作物の茎葉部分を横幅方向の中央部
分に掻き込んで茎葉部挾持移送装置(15)の挾持始端部
に引き継がせるように設けられるもので、側面視(図1
参照)で分草装置(12)の後背下部に後高に斜設され、
且つ、平面視(図2参照)で前方拡がりの八字状に掛回装
設される左右一対の掻込み無端帯を備え、それぞれの無
端帯には回動方向下手側に後退角を有し、且つ、弾性変
形可能な搬送突起が設けられている。
【0014】チゼル(14)は、分草装置(12)が分捌整
姿する根菜作物の茎葉部分を掻込装置(13)が掴んでか
ら後の時点において、根菜作物の地中部分、つまり、根
部を掘り取るように地中を掘削するもので、実施例にお
いては、縦板部(14a)の下端から機体内側向きに延出
する水平刃部(14b)を向い合わせに位置させた左右一
対の刃体で構成されている。そして、各々の刃体の縦板
部(14a)の上下方向中程部位を枢軸(24)中心で前後
に揺動し得るように作業機フレ−ム(7)に取付けて設け
られている。
【0015】茎葉部挾持移送装置(15)は、作業機フレ
−ム(7)の上部フレ−ム(9)(9)に軸支される輪体群に
掛回する左右一対の軟弾性の搬送無端帯(25)(25)で
構成され、側面視(図1参照)で上部フレ−ム(9)(9)の
傾斜に沿って前低後高に傾斜し、且つ、平面視(図2参
照)においては、略く字状を呈するよう後部が横側方に
屈曲にして設けられている。そして、両無端帯(25)
(25)の対向接触面間に前記掻込装置(13)から引き継
いだ根菜作物の茎葉部分を挾持して斜後上方に揚上移送
するようになっている。なお、茎葉部挾持移送装置(1
5)の始端側の搬送無端帯掛回輪体(26)は、掻込装置
(13)の無端帯を掛回する後部輪体(27)と同軸に設け
られている。
【0016】一方、茎葉部挾持移送装置(15)の下方に
配設される首部挾持移送装置(16)は、茎葉部挾持移送
装置(15)によって茎葉部分を挾持された根菜作物の首
部を挾持し、茎葉部挾持移送装置(15)と共働して根菜
作物を後方移送するものであり、該首部挾持移送装置
(16)は、作業機フレ−ム(7)の下部フレ−ム(8)に軸
支される輪体群に掛回する左右一対の軟弾性の搬送無端
帯(28)(28)で構成されて、その挾持始端部が茎葉部
挾持移送装置(15)の挾持始端部よりやや後方に位置さ
れている。そして、側面視において茎葉部挾持移送装置
(15)よりも緩い傾斜角度に傾設されて、搬送無端帯
(28)(28)の後部が、平面視で横側方に屈曲されてい
る前記搬送無端帯(25)(25)の後部に対して横方向に
位置が齟齬するように機体の略中央部に位置され、搬送
無端帯(28)(28)の移送終端部が結束装置(18)の集
束通路(29)に臨まされている。
【0017】結束装置(18)は、茎葉部挾持移送装置
(15)と首部挾持移送装置(16)との間にできる側面視
三角形状の空間部に配設される。しかして、該結束装置
(18)は、結束伝動ケ−ス(30)が上方に位置して結束
伝動ケ−ス(30)の下側に前記集束通路(29)が形成さ
れるとともに、集束通路(29)を挾んでその両側に位置
する結節部(31)とニ−ドル(32)などを結束伝動ケ−
ス(30)から垂下状に支持して構成されている。
【0018】なお、前記結束装置(18)は、任意の取付
手段でもって作業機フレ−ム(7)に取付けられるのであ
るが、その取付は、例えば、図5に示しているように、
集束通路(29)および結節部(31)やニ−ドル(32)な
どの近辺部を避けて配設する取付部材(33)(34)でも
って行い、集束通路(29)およびその下方部分に広い懐
が確保されるように配慮されている。
【0019】そうして、結節部(31)やニ−ドル(32)
から適宜下方に離間した部位に集束物受板(35)が設け
られ、その集束物受板(35)が、茎葉部挾持移送装置
(15)と首部挾持移送装置(16)によって揚上移送され
る根菜作物の根部(36)を載置状に支持するように構成
されている。集束物受板(35)は、作業機フレ−ム(7)
の下部フレ−ム(8)に上下位置変更自在に取付けられて
おり、必要に応じて上下位置を調節して結節部(31)及
びニ−ドル(32)に対する相対高さを変えて結束位置を
調節設定できるようになっている。
【0020】また、集束物受板(35)は、結束装置(1
8)によって結束された根菜作物束を結束装置から排出
する案内板の役目をも果たすものとなっており、そのた
め、受板(35)の後部は下方になだらかに傾斜されてい
る。なお、図示のものでは、集束物受板(35)の上下位
置のみを変更調節可能としているが、場合によっては、
集束物受板(35)の全体又は一部分を前後方向に傾動調
節することもできるようにして案内板としての作用をよ
り適切に果たすようにしてもよい。また、集束物受板
(35)を形状の異なるものに付替て異種の根菜作物の収
穫に対応できるようにすることは容易である。
【0021】切断装置(17)は、前記茎葉部挾持移送装
置(15)と首部挾持移送装置(16)で挾持して揚上移送
される根菜作物の茎葉部を、根部側に必要長さの茎葉部
を残しながら切断分離する為に設けられたものであり、
茎葉部挾持移送装置(15)の下側近傍部で、結束装置
(18)の移送上流部位に配設される。そして、揚上移送
中の根菜作物の茎葉部を切断装置(17)が切断すると、
切断された茎葉部と根部が、茎葉部挾持移送装置(1
5)、首部挾持移送装置(16)によって別々に移送され
て、次第に上下方向および横方向に離されて、根部側は
結束装置(18)の集束通路(29)に送り込まれるように
なっている。なお、図示された切断装置(17)は、回転
刃になっているが、固定刃であっても、レシプロ刃であ
ってもよい。
【0022】つぎに、収穫作業部(B)の要素装置のうち
の動力駆動要素、つまり、分草装置(12)、掻込装置
(13)、チゼル(14)、茎葉部挾持移送装置(15)、首
部挾持移送装置(16)、切断装置(17)、結束装置(1
8)などを駆動する伝動機構について説明する。主フレ
−ム(5)に平行するカウンタ−軸(37)が主フレ−ム
(5)に沿って配置され、その長手方向中程部に受動ベベ
ルケ−ス(38)、左方寄り部位にウオ−ムギアケ−ス
(39)、右端寄り部位に結束駆動ベベルケ−ス(40)が
設けられ、これらのケ−スを支持部材(41)(42)を介
して主フレ−ム(5)に取り付けることによってカウンタ
−軸(37)を自走車(A)に支承装設している。そうし
て、前記受動ベベルケ−ス(38)内において常時噛合す
る一対のベベルギア(43)により、ミッションケ−ス
(2)から前延するPTO軸(44)と前記カウンタ−軸
(37)とが連動連結されている。
【0023】また、ウオ−ムギアケ−ス(39)内におい
ては、カウンタ−軸(37)に嵌着されるウオ−ムギア
(45)にウオ−ムホイル(46)が噛合されており、ウオ
−ムホイル(46)は、ウオ−ムギアケ−ス(39)から上
方に延出する駆動軸(47)に嵌着されている。駆動軸
(47)は、ウオ−ムギアケ−ス(39)から立設されて上
端部に左側の上部フレ−ム(9)が結合されている前出の
左側伝動ケ−ス(10)に内蔵され、軸上端部には、茎葉
部挾持移送装置(15)の左側搬送無端帯(25)を掛回す
る後部輪体が嵌着されて、カウンタ−軸(37)からウオ
−ムギア(45)、ウオ−ムホイル(46)、駆動軸(47)
を経て後部輪体に伝動される動力で左側搬送無端帯(2
5)を回転駆動するように構成されている。
【0024】さらに、ウオ−ムギアケ−ス(39)の上面
側に設けられるチエンケ−ス(48)には、前記駆動軸
(47)に嵌着する駆動スプロケット(69)と、従動スプ
ロケット(49)とにチエン(50)を掛回して構成される
チエン伝動機構が設けられ、チエン(50)には茎葉部挾
持移送装置(15)の右側搬送無端帯(25)を駆動するス
プロケット(51)が外接噛合されている。スプロケット
(51)は、支持部材(41)に立設されて上端部が右側上
部フレ−ム(9)に結合されている右側伝動ケ−ス(10)
に内蔵された回転軸(52)に嵌着され、駆動軸(47)か
らチエン伝動機構を経て回転軸(52)に伝達される動力
で右側搬送無端帯(25)を左側のものに対し反対方向に
回転駆動するように構成されている。
【0025】左右の搬送無端帯(25)(25)を掛回する
始端側輪体(26)は、先にも説明したように、掻込装置
(13)の無端帯を掛回する後部輪体(27)と同軸に設け
られている、つまり、図4に示すように、上部フレ−ム
(9)などに支えられた輪体支持軸(53)の上端部に掻込
装置(13)の後部輪体(27)が嵌着されており、したが
って、左右の搬送無端帯(25)(25)が回転すると、掻
込装置(13)の左右一対の掻込み無端帯も同時に回転す
るようになっている。
【0026】また、図4にみられるように、上下に位置
する輪体(27)(26)の間の部位にはチエンケ−ス(5
4)が各々設けられ、それに内蔵されるチエン伝動機構
(55)でもって、チエンケ−ス(54)の後端部に配設さ
れている駆動軸(56)を回転駆動するように構成されて
いる。駆動軸(56)は、屈折継手(57)を介して連結さ
れた分草駆動軸(56a)と下部駆動軸(56b)とからな
り、図4において逆く字状を呈する支持ケ−ス(58)に
軸受支持して設けられている。そして、下部駆動軸(5
6b)には首部挾持移送装置(16)の搬送無端帯(28)
を掛回する前部輪体(59)が楔着され、また、分草駆動
軸(56a)は、縦伝動筒(21)内に収容されて、前述し
た横伝動筒(22)内に収容されている縦回し分捌装置
(12b)の駆動軸を回転駆動して、複数組の縦回し分捌
装置(12b)を共通に駆動するようになっている。な
お、分草駆動軸(56a)は、左右いずれか一方のチエン
ケ−ス(54)にのみ設けられ、他方のチエンケ−ス(5
4)においては下部駆動軸(56b)のみが設けられるも
のである。
【0027】カウンタ−軸(37)の左右の軸端部は、左
側のウオ−ムギアケ−ス(39)、右側の結束駆動ベベル
ケ−ス(40)から外方にそれぞれ突出され、各突出部に
偏芯回転子(60)(60)が取り付けられ、それぞれの偏
芯回転子(60)(60)が連杆(61)(61)を介して、上
述した左右チゼル(14)の縦板部(14a)の上端部に接
続され、偏芯回転子(60)(60)によって左右のチゼル
(14)を所定の振幅で前後に振動させるようになってい
る。
【0028】また、カウンタ−軸(37)の右端寄りに位
置する結束駆動ベベルケ−ス(40)には、ベベルギア機
構(62)でもってカウンタ−軸(37)に連動連結した結
束伝動軸(63)が設けられ、その結束伝動軸(63)が結
束駆動ベベルケ−ス(40)から上向きに突設されてい
る。そして、結束伝動軸(63)に連動するチエン伝動機
構(64)を内蔵した伝動ケ−ス(65)が結束伝動ケ−ス
(30)の上方で、且つ、結束伝動ケ−ス(30)の左脇部
を通って前方に延設され、結束伝動ケ−ス(30)の前端
部から垂下する回転軸(66)と結束入力軸(67)との間
をチエン伝動機構で連動連結して、結束装置(18)に入
力するように構成されている。
【0029】さらに、結束伝動ケ−ス(30)の前端部か
ら垂下する回転軸(66)には、切断装置駆動用の伝動装
置(68)が連動連設され、該装置(68)を経て伝達され
る動力で切断装置(17)を駆動するようになっている。
なお、切断装置(17)が駆動型である場合に、実施例の
ような伝動装置(67)によって駆動することに限られる
ものではなく、必要に応じて他の適宜の伝動軸から動力
伝達することができ、また、切断装置(17)の支持も、
結束装置や上部フレ−ムなど都合のよい部材に支持させ
て設ければよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1の自走球葱収穫機は、分草装置
(12)で茎葉部を分捌整姿し、チゼル(14)で地中部を
掘り上げた根菜作物を、茎葉部挾持移送装置(15)と首
部挾持移送装置(16)とで挾持して移送し結束装置(1
8)に送り込んで結束処理する収穫作業部(B)を、自走
車(A)に装設して構成される自走球葱収穫機において、
前記収穫作業部(B)の各部に動力伝達するカウンタ−軸
(37)を自走車(A)の前面部に横向きに装設し、該カウ
ンタ−軸(37)の一方の軸端寄り部位に連動連結する伝
動ケ−ス(65)を、結束装置(18)の横脇部を通って前
方に延設して伝動ケ−ス(65)の前端部から結束装置
(18)に入力するようにしてあるので、収穫物が結束処
理されて事後取扱が容易になることは勿論のこと、結束
装置(18)への伝動が合理的に纏まって簡潔になり、結
束装置(18)の集束空間を狭めることもなくて良好な結
束処理が行える。
【0031】請求項1の自走球葱収穫機は、分草装置
(12)で茎葉部を分捌整姿し、チゼル(14)で根部を掘
り上げた根菜作物を、茎葉部挾持移送装置(15)と首部
挾持移送装置(16)とで挾持して移送し結束装置(18)
に送り込んで結束処理する収穫作業部(B)を自走車(A)
に装設して構成される自走球葱収穫機において、茎葉部
挾持移送装置(15)を斜め後上方に斜設すると共に、茎
葉部挾持移送装置(15)の下方に配設する首部挾持移送
装置(16)を茎葉部挾持移送装置(15)よりも緩い傾斜
角度で装設し、首部挾持移送装置(16)の移送終端に集
束通路(29)を連絡させて結束装置(18)を設け、結束
装置(18)の移送上手部位に根菜作物の茎葉部を適宜長
さに切断する切断装置(17)を設置して、切断装置(1
7)によって切離された茎葉部を引き続き茎葉部挾持移
送装置(15)で揚上移送して根菜作物の根部側から隔離
して排出し、根菜作物の根部側を首部挾持移送装置(1
6)で結束装置(18)に送込んで結束して送出するよう
にしてあるから、茎葉部の分捌整姿、根部掘り上げ、揚
上移送、結束処理を一連に行いながら、揚上移送途上に
おいて余計な茎葉部を切断して、収穫すべき根部から隔
離排出することができ、能率的な作業が行える。そし
て、茎葉部を切除したものを結束装置に送り込んで結束
するので収束に有利でふり結束処理も整斎良好に行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自走球葱収穫機の全体側面図であ
る。
【図2】自走球葱収穫機の要部平面図である。
【図3】自走球葱収穫機の後部伝動系を示す断面図であ
る。
【図4】自走球葱収穫機の前部伝動系を示す断面図であ
る。
【図5】自走球葱収穫機の結束装置部分を後方からみた
概略図である。
【符号の説明】
A 自走車 B 収穫作業部 12 分草装置 14 チゼル 15 茎葉部挾持移送装置 16 首部挾持移送装置 17 切断装置 18 結束装置 29 集束通路 37 カウンタ−軸 65 伝動ケ−ス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分草装置(12)で茎葉部を分捌整姿し、
    チゼル(14)でもって地中部を掘り上げた根菜作物を、
    茎葉部挾持移送装置(15)と首部挾持移送装置(16)と
    で挾持して移送し結束装置(18)に送り込んで結束処理
    する収穫作業部(B)を、自走車(A)に装設して構成され
    る自走球葱収穫機において、前記収穫作業部(B)の各部
    に動力伝達するカウンタ−軸(37)を自走車(A)の前面
    部に横向きに装設し、該カウンタ−軸(37)の一方の軸
    端寄り部位に連動連結する伝動ケ−ス(65)を、結束装
    置(18)の横脇部を通って前方に延設して、伝動ケ−ス
    (65)の前端部から結束装置(18)に入力するようにし
    てある自走球葱収穫機。
  2. 【請求項2】 分草装置(12)で茎葉部を分捌整姿し、
    チゼル(14)でもって根部を掘り上げた根菜作物を、茎
    葉部挾持移送装置(15)と首部挾持移送装置(16)とで
    挾持して移送し結束装置(18)に送り込んで結束処理す
    る収穫作業部(B)を自走車(A)に装設して構成される自
    走球葱収穫機において、前記茎葉部挾持移送装置(15)
    を斜め後上方に斜設するとともに、茎葉部挾持移送装置
    (15)の下方に配設する首部挾持移送装置(16)を茎葉
    部挾持移送装置(15)よりも緩い傾斜角度で装設し、首
    部挾持移送装置(16)の移送終端に集束通路(29)を連
    絡させて結束装置(18)を設け、結束装置(18)の移送
    上手部位に根菜作物の茎葉部を適宜長さに切断する切断
    装置(17)を設置して、切断装置(17)によって切離さ
    れた茎葉部を引き続き茎葉部挾持移送装置(15)で揚上
    移送して根菜作物の根部側から隔離して排出し、根菜作
    物の根部側を首部挾持移送装置(16)で結束装置(18)
    に送込んで結束して送出するようにしてある自走球葱収
    穫機。
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