JPH08122640A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JPH08122640A
JPH08122640A JP6286018A JP28601894A JPH08122640A JP H08122640 A JPH08122640 A JP H08122640A JP 6286018 A JP6286018 A JP 6286018A JP 28601894 A JP28601894 A JP 28601894A JP H08122640 A JPH08122640 A JP H08122640A
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JP
Japan
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lens
lens group
focal length
zoom
movable
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JP6286018A
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English (en)
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Motoyuki Otake
基之 大竹
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易構成化および小型化を図りながらも、結
像性能の優れた高変倍ズームレンズを提供すること。 【構成】 本発明のズームレンズは、変倍に際して光軸
に沿って移動する4つ以上の可動レンズ群を有するズー
ムレンズにおいて、ズームレンズを構成するレンズの枚
数が前記可動レンズ群の数の2倍以下であり、ズームレ
ンズを構成する前記可動レンズ群のうち、最も物体側に
配置された第1可動レンズ群G1は正の屈折力を有し、
最も像側に配置された最終可動レンズ群GRは負の屈折
力を有し、広角端におけるレンズ全系の焦点距離をfw
とし、望遠端におけるレンズ全系の焦点距離をftと
し、広角端におけるバックフォーカスをBfwとし、望
遠端におけるバックフォーカスをBftとしたとき、 0.3<(fw−Bfw)/(ft−Bft)<0.5
4 の条件を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズームレンズに関し、特
にレンズシャッター式のカメラ等に適した高変倍化が可
能なズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】レンズシャッター式のカメラ等に適し
た、バックフォーカスに制限のないズームレンズとし
て、近年の鏡筒技術の進歩等に伴い、3つ以上の可動レ
ンズ群により構成されるいわゆる多群ズームレンズを用
いて高変倍化・高性能化を図ったズームレンズが、種々
提案されている。そして、近年、カメラ本体の小型化に
伴い、レンズ系の小型化を図ったズームタイプが種々提
案されている。具体的には、正正負3群ズームレンズや
正負正負4群ズームレンズなどのズームレンズに関して
種々の提案がなされている。
【0003】一般的に、多群ズームレンズでは、変倍に
際する各レンズ群の軌道に選択の自由度が増えるため、
収差補正上の自由度が増加する。また、変倍を担うレン
ズ群が増えるため、各レンズ群の変倍の負担を軽減する
ことができ、高変倍化・高性能化を図ることができる。
さらに、近年の鏡筒技術の進歩等により、可動部分の増
加に伴う鏡筒構造の複雑化等の問題も、ある程度克服さ
れてきている。
【0004】従来より、バックフォーカスに制約のない
ズームレンズでは、レンズ系の最も像側に負レンズ群を
配置し、最も物体側に正レンズ群を配置して、広角端か
ら望遠端への変倍に際するレンズ全長の変化およびバッ
クフォーカスの変化を大きくすることにより、変倍を効
果的に行い、レンズ系の小型化を図っていた。正正負3
群ズームレンズは、物体側より順に、正屈折力の第1レ
ンズ群と、正屈折力の第2レンズ群と、負屈折力の第3
レンズ群とから構成され、広角端から望遠端への変倍に
際して、第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔が増
大し、第2レンズ群と第3レンズ群との空気間隔が減少
するように、各レンズ群が物体側に移動する(たとえ
ば、特開平2−256015号公報)。
【0005】一方、正負正負4群ズームレンズは、物体
側より順に、正屈折力の第1レンズ群と、負屈折力の第
2レンズ群と、正屈折力の第3レンズ群と、負屈折力の
第4レンズ群とから構成され、広角端から望遠端への変
倍に際して前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との空
気間隔は増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群
との空気間隔は減少し、前記第3レンズ群と前記第4レ
ンズ群との空気間隔は減少するように構成されている
(たとえば特開昭60−57814号公報や特開平5−
150161号公報)。
【0006】また、ズームレンズを備えたレンズシャッ
ター式のカメラでは、隣接するレンズ群同士の空気間隔
が変倍中最も小さくなる状態で、レンズ系がカメラ本体
内に収納(沈胴)される。したがって、カメラ本体の薄
肉化を図るには、沈胴時のレンズ厚(沈胴レンズ厚)の
薄肉化が必要である。なお、沈胴レンズ厚の薄肉化に
は、各レンズ群の薄肉化が有効であり直接結びつく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−256015号公報に開示されているような正正負
3群ズームレンズでは、レンズ系全体での変倍に対して
第3レンズ群が負担する割合が大きい。このため、変倍
比が2.5倍を越えるような高変倍化を図ろうとする場
合、変倍に際して第3レンズ群で発生する軸外収差の変
動が大きくなってしまうという不都合があった。さら
に、第2レンズ群が負レンズ群と正レンズ群とから構成
されているため、レンズ構成枚数が多いという不都合が
あった。
【0008】また、特開昭60−57814号公報に開
示されているような正負正負4群ズームレンズでは、広
角端において第1レンズ群と第2レンズ群との合成屈折
力が0に近い。このため、広角化を図ろうとする場合、
十分なバックフォーカスを得ることができず、第4レン
ズ群を通過する軸外光束が光軸から離れるため後玉有効
径が大型化してしまうという不都合があった。さらに、
正正負3群ズームレンズに比べてレンズ系を構成する可
動レンズ群が増えるため、高変倍化に有利であるが、変
倍に際して第2レンズ群を通過する軸外光束の高さがあ
まり変化せず、入射する角度が大きく変化する。このた
め、変倍比が3倍を越えると、第2レンズ群で発生する
軸外収差の変動が増大してしまい、高性能化を図ること
ができないという不都合があった。
【0009】また、特開平5−150161号公報に開
示されているような正負正負4群ズームレンズでは、第
1レンズ群と第2レンズ群とが広角端において負の合成
屈折力を有する。このため、広角端において充分なバッ
クフォーカスを得ることができるが、変倍に際するレン
ズ全長の変化が小さく、高変倍化には適していないとい
う不都合があった。本発明は、前述の課題に鑑みてなさ
れたものであり、簡易構成化および小型化を図りながら
も、結像性能の優れた高変倍ズームレンズを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、変倍に際して光軸に沿って移動
する4つ以上の可動レンズ群を有するズームレンズにお
いて、ズームレンズを構成するレンズの枚数が前記可動
レンズ群の数の2倍以下であり、ズームレンズを構成す
る前記可動レンズ群のうち、最も物体側に配置された第
1可動レンズ群G1は正の屈折力を有し、最も像側に配
置された最終可動レンズ群GRは負の屈折力を有し、広
角端におけるレンズ全系の焦点距離をfwとし、望遠端
におけるレンズ全系の焦点距離をftとし、広角端にお
けるバックフォーカスをBfwとし、望遠端におけるバ
ックフォーカスをBftとしたとき、 0.3<(fw−Bfw)/(ft−Bft)<0.5
4 の条件を満足することを特徴とするズームレンズを提供
する。
【0011】本発明の好ましい態様によれば、前記第1
可動レンズ群G1の焦点距離をf1とし、広角端におけ
るレンズ全系の焦点距離をfwとし、望遠端におけるレ
ンズ全系の焦点距離をftとするとき、 0.8<f1/(fw・ft)1/2 <1.4 の条件を満足する。
【0012】
【作用】本発明によるズームレンズでは、4つ以上の可
動レンズ群(変倍に際して光軸に沿って移動するレンズ
群)により構成され、各可動レンズ群の変倍を担う割合
の均等化を図っている。こうして、ズームレンズの高変
倍化を図ろうとする場合、変倍に伴って発生する諸収差
の変動を有効に抑え、各レンズ群を構成するレンズ枚数
を減らしている。
【0013】まず、本発明によるズームレンズの構成に
ついて説明する。本発明のズームレンズにおいては、従
来のバックフォーカスに制限のないズームレンズと同様
に、最も像側に配置される最終可動レンズ群GRが負屈
折力を有する。また、広角化を図るため、広角端におけ
るバックフォーカスをある程度短くして、最終可動レン
ズ群GRを通過する軸外光束の高さを光軸から離すこと
によって、画角によるコマ収差の変動を抑えている。そ
して、変倍時におけるバックフォーカスの変化を大きく
して、最終可動レンズ群GRを通過する軸外光束の高さ
を変倍に伴って変化させることによって、変倍によるコ
マ収差の変動を抑えている。
【0014】また、可動レンズ群のうち最も物体側に配
置された第1可動レンズ群G1を正屈折力にすることに
より、望遠端におけるレンズ全長の短縮化を図ってい
る。そして、変倍時におけるレンズ全長(最も物体側の
レンズ面から像面までの距離)の変化を大きくして、広
角端において第1可動レンズ群G1を通過する軸外光束
の高さを光軸に近づけることによって、前玉有効径の小
型化を図っている。本発明では、ズームレンズの簡易構
成化と高変倍化との両立を図るために、可動レンズ群数
の2倍以下のレンズ枚数で構成することが望ましく、特
に各レンズ群の収差補正の負担を均等化するには、各レ
ンズ群を2枚で構成することが望ましい。
【0015】さらに、本発明のズームレンズでは、第1
可動レンズ群G1の像側に隣接して配置された第2レン
ズ群G2が負屈折力を有するのが好ましい。こうして、
広角端においては、第1可動レンズ群G1と第2レンズ
群G2とを近づけることにより、充分なバックフォーカ
スを得て、正の歪曲収差を良好に補正することができ
る。また、望遠端においては、第1可動レンズ群G1と
第2レンズ群G2との間隔を広げることにより、レンズ
全長の短縮化を図ることができる。
【0016】以下、本発明の各条件式について説明す
る。本発明のズームレンズは、次の条件式(1)を満足
する。 0.3<(fw−Bfw)/(ft−Bft)<0.54 (1) ここで、 fw :広角端におけるレンズ全系の焦点距離 ft :望遠端におけるレンズ全系の焦点距離 Bfw:広角端におけるバックフォーカス Bft:望遠端におけるバックフォーカス
【0017】条件式(1)は、広角端から望遠端への変
倍時におけるバックフォーカスの変化を規定している。
条件式(1)の上限値を上回る場合、最も像側に配置さ
れた最終可動レンズ群GRの変倍を担う割合が大きくな
りすぎてしまう。その結果、最終可動レンズ群GRにお
いて変倍時に発生する軸外収差の変動を抑えることが困
難となってしまう。逆に、条件式(1)の下限値を下回
る場合、最も像側に配置された最終可動レンズ群GRの
変倍を担う割合が小さくなり、最終可動レンズ群GRに
おいて変倍時に発生する軸外収差の変動を抑えることが
できる。しかしながら、他のレンズ群の変倍を担う割合
が大きくなりすぎて、変倍時に発生する諸収差の変動を
抑えることができず、高変倍化を図ることができなくな
ってしまう。
【0018】また、本発明においては、レンズ系の小型
化を図るとともにさらに良好な結像性能を得るために、
以下の条件式(2)を満足することが望ましい。 0.8<f1/(fw・ft)1/2 <1.4 (2) ここで、 f1:第1可動レンズ群G1の焦点距離
【0019】条件式(2)は、最も物体側に配置される
第1可動レンズ群G1の焦点距離f1を規定する条件式
である。条件式(2)の上限値を上回る場合、最も物体
側に配置された第1可動レンズ群G1による収斂作用が
弱くなってしまう。このため、望遠端におけるレンズ全
長が大きくなってしまい、小型化を図ることができな
い。逆に、条件式(2)の下限値を下回る場合、最も物
体側に配置された第1可動レンズ群G1による収斂作用
が強くなってしまう。このため、望遠端におけるレンズ
全長の短縮化を図ることができるが、望遠端における屈
折力配置の対称性が大きく崩れるので、正の歪曲収差を
抑えることができなくなってしまう。
【0020】また、本発明においては、広角端において
充分なバックフォーカスを得て、正の歪曲収差を良好に
補正するために、第1可動レンズ群G1の像側に隣接し
て配置された第2レンズ群G2は負屈折力を有し、以下
の条件式(3)を満足することが望ましい。 0.15<|f2|/f1<0.6 (3) ここで、 f2:第2レンズ群G2の焦点距離
【0021】条件式(3)は、第2レンズ群G2の焦点
距離を規定している。条件式(3)の上限値を上回る場
合、第1可動レンズ群G1の焦点距離に比べて第2レン
ズ群G2の焦点距離の大きさの方が小さくなり過ぎる。
その結果、広角端における第1可動レンズ群G1と第2
レンズ群G2との合成焦点距離が負に大きくなる。この
ため、広角端において充分なバックフォーカスを得るこ
とができず、また、正の歪曲収差を充分に補正すること
ができない。
【0022】条件式(3)の下限値を下回る場合、第1
可動レンズ群G1の焦点距離に比べて第2レンズ群G2
の焦点距離の大きさの方が大きくなり過ぎる。その結
果、広角端における第1可動レンズ群G1と第2レンズ
群G2との合成焦点距離が負に小さくなる。このため、
望遠端におけるレンズ全長の短縮化を図ることができ
ず、小型化を図れなくなってしまう。なお、本発明にお
いては、レンズ系の小型化と高性能化とをさらに図るた
めに、条件式(3)の下限値を0.2とし、上限値を
0.5とすることが望ましい。
【0023】また、本発明においては、ズームレンズを
構成する可動レンズ群が、物体側より順に、正屈折力の
第1可動レンズ群G1と負屈折力の第2可動レンズ群G
2とを備え、以下の条件式(4)を満足することが望ま
しい。 −1<β2w<−0.2 (4) ここで、 β2w:広角端における第2可動レンズ群G2の使用倍率
β2w
【0024】条件式(4)は、第2可動レンズ群G2の
結像倍率を規定するもので、広角端における第1可動レ
ンズ群G1と第2可動レンズ群G2との合成焦点距離を
規定するものである。条件式(4)の上限値を上回る場
合、広角端における第1可動レンズ群G1と第2可動レ
ンズ群G2との発散作用が強くなり、充分なバックフォ
ーカスを得ることができる。しかしながら、第2可動レ
ンズ群G2を通過する軸外光線と軸上光線との高さの差
が小さくなってしまい、軸上収差と軸外収差とを独立し
て補正することが困難となってしまう。
【0025】逆に、条件式(4)の下限値を下回る場
合、広角端における第1可動レンズ群G1と第2可動レ
ンズ群G2との発散作用が弱くなり、充分なバックフォ
ーカスを得ることができない。また、第1可動レンズ群
G1および第2可動レンズ群G2を通過する軸外光束が
光軸から離れてしまうため、前玉有効径が大型化してし
まう。
【0026】さらに、本発明によれば、遠距離物体から
近距離物体へのフォーカシング(合焦)に際して、第1
可動レンズ群G1より像側に配置されたレンズ群のうち
の1つのレンズ群を用いて、フォーカシングの際に発生
する諸収差の変動を抑え、良好な結像性能を得ることが
可能である。また、複数のレンズ群を互いに独立に、あ
るいは複数のレンズ群を一体的に移動させて、近距離物
体への合焦を行うことにより、1つのレンズ群を移動さ
せてフォーカシングを行うよりも、近距離合焦時に発生
する諸収差の変動をより良く補正することも可能であ
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の各実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の第1実施例および第2
実施例にかかるズームレンズの屈折力配分および広角端
(W)から望遠端(T)への変倍時における各レンズ群
の移動の様子を示す図である。図1に示すように、本発
明の第1実施例および第2実施例にかかるズームレンズ
は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群
G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の
屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有す
る第4レンズ群G4とを備え、広角端から望遠端への変
倍に際して、前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ群
G2との空気間隔は増大し、前記第2レンズ群G2と前
記第3レンズ群G3との空気間隔は減少し、前記第3レ
ンズ群G3と前記第4レンズ群G4との空気間隔は減少
するように、各レンズ群が物体側に移動する。
【0028】図2は、本発明の第3実施例および第4実
施例にかかるズームレンズの屈折力配分および広角端
(W)から望遠端(T)への変倍時における各レンズ群
の移動の様子を示す図である。図1に示すように、本発
明の第3実施例および第4実施例にかかるズームレンズ
は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群
G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の
屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有す
る第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ
群G5とを備え、広角端から望遠端への変倍に際して、
前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ群G2との空気
間隔は増大し、前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ
群G3との空気間隔は減少し、前記第3レンズ群G3と
前記第4レンズ群G4との空気間隔は増大し、前記第4
レンズ群G4と前記第5レンズ群G5との空気間隔は減
少するように、各レンズ群が物体側に移動する。
【0029】〔実施例1〕図3は、本発明の第1実施例
にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図である。図
3のズームレンズは、両凸レンズと物体側に凹面を向け
た負メニスカスレンズとの接合正レンズL1からなる第
1レンズ群G1と、両凹レンズL21および物体側に凸
面を向けた正メニスカスレンズL22からなる第2レン
ズ群G2と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニ
スカスレンズとの接合正レンズL3からなる第3レンズ
群G3と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL
41および物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL
42からなる第4レンズ群G4とから構成されている。
【0030】また、開口絞りSは、第2レンズ群G2と
第3レンズ群G3との間に配置され、広角端から望遠端
への変倍に際して第3レンズ群G3と一体的に移動す
る。図3は、広角端における各レンズ群の位置関係を示
しており、望遠端への変倍時には図1に矢印で示すズー
ム軌道に沿って光軸上を移動する。なお、近距離物体へ
のフォーカシングに際して、第4レンズ群G4を光軸に
沿って移動させている。
【0031】次の表(1)に、本発明の実施例1の諸元
の値を掲げる。表(1)において、fは焦点距離を、F
NOはFナンバーを、2ωは画角を、Bfはバックフォー
カスを表す。さらに、面番号は光線の進行する方向に沿
った物体側からのレンズ面の順序を、屈折率およびアッ
ベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値
を示している。なお、無限遠合焦状態および近距離合焦
状態における口径比は、それぞれFナンバー(FNO)お
よび像側開口数(NA)で定義される。
【0032】非球面の形状は、光軸に垂直な方向の高さ
をy、高さyにおける光軸方向の変位量をS(y)、基
準の曲率半径(頂点曲率半径)をR、円錐係数をk、n
次の非球面係数をCn としたとき、以下の数式(a)で
表される。
【数1】 S(y)=(y2 /R)/〔1+(1−k・y2 /R2 1/2 〕 +C2 ・y2 +C4 ・y4 +C6 ・y6 +C8 ・y8 +C10・y10+・・・ (a) また、非球面の近軸曲率半径rは、次の数式(b)で定
義される。 r=1/(2・C2 +1/R) (b) 各実施例の諸元表中の非球面には、面番号の右側に*印
を付している
【0033】
【表1】 (非球面データ) k C2 4 9 面 1.0000 0.0000 -5.29510×10-56 8 10 6.25600×10-7 -2.31700×10-8 3.96480×10-10 k C2 4 12面 1.0000 0.0000 1.60890×10-56 8 10 -8.02690×10-8 9.73830×10-10 -1.31510×10-12 (変倍における可変間隔) f 38.8047 75.3488 110.5116 d3 1.8467 13.8498 15.8647 d7 5.2744 2.1059 1.5070 d11 18.2712 7.2857 1.8837 Bf 10.6744 30.9922 56.2388 (撮影倍率−1/30倍時の第4レンズ群G4のフォー
カシング移動量) f 38.8047 75.3488 110.5116 物体距離 1122.4586 2233.7375 3299.4408 移動量 1.7533 0.8618 0.5447 (条件対応値) f1= 55.9668 f2=−23.7265 (1)(fw−Bfw)/(ft−Bft)= 0.518 (2)f1/(fw・ft)1/2 = 0.855 (3)|f2|/f1 = 0.424 (4)β2w =−0.890
【0034】図4乃至図9は実施例1の諸収差図であ
る。図4は広角端(最短焦点距離状態)での無限遠合焦
状態における諸収差図であり、図5は中間焦点距離状態
での無限遠合焦状態における諸収差図であり、図6は望
遠端(最長焦点距離状態)での無限遠合焦状態における
諸収差図である。また、図7は広角端での撮影倍率−1
/30倍時における諸収差図であり、図8は中間焦点距
離状態での撮影倍率−1/30倍時における諸収差図で
あり、図9は望遠端での撮影倍率−1/30倍時におけ
る諸収差図である。
【0035】各収差図において、FNOはFナンバーを、
NAは物体側開口数を、Yは像高をそれぞれ示してい
る。また、非点収差を示す収差図において実線はサジタ
ル像面Sを示し、破線はメリディオナル像面Mを示して
いる。さらに、球面収差を示す収差図において破線は正
弦条件(サインコンディション)を示している。各収差
図から明らかなように、本実施例では、各焦点距離状態
において無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘り諸収
差が良好に補正されていることがわかる。
【0036】〔実施例2〕図10は、本発明の第2実施
例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図である。
図10のズームレンズは、両凸レンズと物体側に凹面を
向けた負メニスカスレンズとの接合正レンズL1からな
る第1レンズ群G1と、両凹レンズL21および物体側
に凸面を向けた正メニスカスレンズL22からなる第2
レンズ群G2と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負
メニスカスレンズとの接合正レンズL3からなる第3レ
ンズ群G3と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレン
ズL41および両凹レンズL42からなる第4レンズ群
G4とから構成されている。
【0037】また、開口絞りSは、第2レンズ群G2と
第3レンズ群G3との間に配置され、広角端から望遠端
への変倍に際して第3レンズ群G3と一体的に移動す
る。図10は、広角端における各レンズ群の位置関係を
示しており、望遠端への変倍時には図1に矢印で示すズ
ーム軌道に沿って光軸上を移動する。なお、近距離物体
へのフォーカシングに際して、第4レンズ群G4を光軸
に沿って移動させている。
【0038】次の表(2)に、本発明の実施例2の諸元
の値を掲げる。表(2)において、fは焦点距離を、F
NOはFナンバーを、2ωは画角を、Bfはバックフォー
カスを表す。さらに、面番号は光線の進行する方向に沿
った物体側からのレンズ面の順序を、屈折率およびアッ
ベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値
を示している。なお、無限遠合焦状態および近距離合焦
状態における口径比は、それぞれFナンバー(FNO)お
よび像側開口数(NA)で定義される。
【0039】
【表2】 (非球面データ) k C2 4 9 面 1.0000 0.0000 -4.86550×10-56 8 10 -2.02070×10-8 4.01500×10-9 7.46300×10-11 k C2 4 12面 1.0000 0.0000 1.98580×10-56 8 10 3.91880×10-8 -1.56540×10-10 3.28890×10-12 (変倍における可変間隔) f 38.7916 69.6425 110.5176 d3 2.1349 8.7907 16.3256 d7 5.2744 3.3907 1.5070 d11 15.6977 7.5349 1.8837 Bf 12.9903 34.6862 56.0412 (撮影倍率−1/30倍時の第4レンズ群G4のフォー
カシング移動量) f 38.7916 69.6425 110.5176 物体距離 1129.7352 2071.0693 3297.0784 移動量 1.3400 0.6178 0.4827 (条件対応値) f1= 57.7610 f2=−24.3316 (1)(fw−Bfw)/(ft−Bft)= 0.473 (2)f1/(fw・ft)1/2 = 0.882 (3)|f2|/f1 = 0.421 (4)β2w =−0.860
【0040】図11乃至図16は実施例2の諸収差図で
ある。図11は広角端での無限遠合焦状態における諸収
差図であり、図12は中間焦点距離状態での無限遠合焦
状態における諸収差図であり、図13は望遠端での無限
遠合焦状態における諸収差図である。また、図14は広
角端での撮影倍率−1/30倍時における諸収差図であ
り、図15は中間焦点距離状態での撮影倍率−1/30
倍時における諸収差図であり、図16は望遠端での撮影
倍率−1/30倍時における諸収差図である。
【0041】各収差図において、FNOはFナンバーを、
NAは物体側開口数を、Yは像高をそれぞれ示してい
る。また、非点収差を示す収差図において実線はサジタ
ル像面Sを示し、破線はメリディオナル像面Mを示して
いる。さらに、球面収差を示す収差図において破線は正
弦条件(サインコンディション)を示している。各収差
図から明らかなように、本実施例では、各焦点距離状態
において無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘り諸収
差が良好に補正されていることがわかる。
【0042】〔実施例3〕図17は、本発明の第3実施
例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図である。
図17のズームレンズは、両凸レンズと物体側に凹面を
向けた負メニスカスレンズとの接合正レンズL1からな
る第1レンズ群G1と、両凹レンズL21および物体側
に凸面を向けた正メニスカスレンズL22からなる第2
レンズ群G2と、両凸レンズL3からなる第3レンズ群
G3と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカ
スレンズとの接合正レンズL4からなる第4レンズ群G
4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL51
および両凹レンズL52からなる第5レンズ群G5とか
ら構成されている。
【0043】また、開口絞りSは、第3レンズ群G3と
第4レンズ群G4との間に配置され、広角端から望遠端
への変倍に際して第4レンズ群G4と一体的に移動す
る。図17は、広角端における各レンズ群の位置関係を
示しており、望遠端への変倍時には図2に矢印で示すズ
ーム軌道に沿って光軸上を移動する。ただし、変倍に際
して、第2レンズ群G2と第4レンズ群G4とが一体的
に光軸に沿って移動する。なお、近距離物体へのフォー
カシングに際して、第3レンズ群G3を光軸に沿って移
動させている。
【0044】次の表(3)に、本発明の実施例3の諸元
の値を掲げる。表(3)において、fは焦点距離を、F
NOはFナンバーを、2ωは画角を、Bfはバックフォー
カスを表す。さらに、面番号は光線の進行する方向に沿
った物体側からのレンズ面の順序を、屈折率およびアッ
ベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値
を示している。なお、無限遠合焦状態および近距離合焦
状態における口径比は、それぞれFナンバー(FNO)お
よび像側開口数(NA)で定義される。
【0045】
【表3】 (非球面データ) k C2 4 14面 1.0000 0.0000 1.65290×10-56 8 10 8.70800×10-8 -3.69510×10-10 4.71940×10-12 (変倍における可変間隔) f 38.7897 70.9401 110.4900 d3 2.0894 9.4186 16.2726 d7 4.0239 2.7681 1.5123 d9 2.7541 4.0099 5.2657 d13 17.2190 8.1628 3.0358 Bf 9.9388 31.9884 53.1636 (撮影倍率−1/30倍時の第3レンズ群G3のフォー
カシング移動量) f 38.7916 69.6425 110.5176 物体距離 1129.7352 2071.0693 3297.0784 移動量 1.3400 0.6178 0.4827 (条件対応値) f1= 66.8112 f2=−23.9932 (1)(fw−Bfw)/(ft−Bft)= 0.503 (2)f1/(fw・ft)1/2 = 1.021 (3)|f2|/f1 = 0.359 (4)β2w =−0.613
【0046】図18乃至図23は実施例3の諸収差図で
ある。図18は広角端での無限遠合焦状態における諸収
差図であり、図19は中間焦点距離状態での無限遠合焦
状態における諸収差図であり、図20は望遠端での無限
遠合焦状態における諸収差図である。また、図21は広
角端での撮影倍率−1/30倍時における諸収差図であ
り、図22は中間焦点距離状態での撮影倍率−1/30
倍時における諸収差図であり、図23は望遠端での撮影
倍率−1/30倍時における諸収差図である。
【0047】各収差図において、FNOはFナンバーを、
NAは物体側開口数を、Yは像高をそれぞれ示してい
る。また、非点収差を示す収差図において実線はサジタ
ル像面Sを示し、破線はメリディオナル像面Mを示して
いる。さらに、球面収差を示す収差図において破線は正
弦条件(サインコンディション)を示している。各収差
図から明らかなように、本実施例では、各焦点距離状態
において無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘り諸収
差が良好に補正されていることがわかる。
【0048】〔実施例4〕図24は、本発明の第4実施
例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図である。
図24のズームレンズは、両凸レンズと物体側に凹面を
向けた負メニスカスレンズとの接合正レンズL1からな
る第1レンズ群G1と、両凹レンズL21および物体側
に凸面を向けた正メニスカスレンズL22からなる第2
レンズ群G2と、両凸レンズL3からなる第3レンズ群
G3と、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メニスカ
スレンズとの接合正レンズL4からなる第4レンズ群G
4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL51
および両凹レンズL52からなる第5レンズ群G5とか
ら構成されている。
【0049】また、開口絞りSは、第3レンズ群G3と
第4レンズ群G4との間に配置され、広角端から望遠端
への変倍に際して第4レンズ群G4と一体的に移動す
る。図24は、広角端における各レンズ群の位置関係を
示しており、望遠端への変倍時には図2に矢印で示すズ
ーム軌道に沿って光軸上を移動する。ただし、変倍に際
して、第2レンズ群G2と第4レンズ群G4とが一体的
に光軸に沿って移動する。なお、近距離物体へのフォー
カシングに際して、第3レンズ群G3を光軸に沿って移
動させている。
【0050】次の表(4)に、本発明の実施例4の諸元
の値を掲げる。表(4)において、fは焦点距離を、F
NOはFナンバーを、2ωは画角を、Bfはバックフォー
カスを表す。さらに、面番号は光線の進行する方向に沿
った物体側からのレンズ面の順序を、屈折率およびアッ
ベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値
を示している。なお、無限遠合焦状態および近距離合焦
状態における口径比は、それぞれFナンバー(FNO)お
よび像側開口数(NA)で定義される。
【0051】
【表4】 (非球面データ) k C2 4 14面 1.0000 0.0000 1.85260×10-56 8 10 9.15900×10-8 -4.52080×10-10 4.84620×10-12 (変倍における可変間隔) f 38.8037 75.3455 121.8076 d3 2.1349 11.6864 17.5309 d7 4.2006 3.1533 1.8837 d9 2.7064 3.7537 5.0233 d13 17.6295 7.5562 2.5116 Bf 9.7948 33.8711 59.6989 (撮影倍率−1/30倍時の第3レンズ群G3のフォー
カシング移動量) f 38.8037 75.3455 121.8076 物体距離 1110.7525 2164.6242 3512.7006 移動量 1.2780 1.1225 1.0542 (条件対応値) f1= 70.3071 f2=−23.2326 (1)(fw−Bfw)/(ft−Bft)= 0.467 (2)f1/(fw・ft)1/2 = 1.023 (3)|f2|/f1 = 0.330 (4)β2w =−0.537
【0052】図25乃至図30は実施例4の諸収差図で
ある。図25は広角端での無限遠合焦状態における諸収
差図であり、図26は中間焦点距離状態での無限遠合焦
状態における諸収差図であり、図27は望遠端での無限
遠合焦状態における諸収差図である。また、図28は広
角端での撮影倍率−1/30倍時における諸収差図であ
り、図29は中間焦点距離状態での撮影倍率−1/30
倍時における諸収差図であり、図30は望遠端での撮影
倍率−1/30倍時における諸収差図である。
【0053】各収差図において、FNOはFナンバーを、
NAは物体側開口数を、Yは像高をそれぞれ示してい
る。また、非点収差を示す収差図において実線はサジタ
ル像面Sを示し、破線はメリディオナル像面Mを示して
いる。さらに、球面収差を示す収差図において破線は正
弦条件(サインコンディション)を示している。各収差
図から明らかなように、本実施例では、各焦点距離状態
において無限遠合焦状態から近距離合焦状態に亘り諸収
差が良好に補正されていることがわかる。
【0054】なお、上述の第3実施例および第4実施例
のように、ズームレンズを構成するレンズ群が多い場
合、変倍中に複数のレンズ群を一体的に移動させること
により、鏡筒構造の簡略化を図ることができる。ただ
し、上述の第3実施例および第4実施例に示すような第
2レンズ群G2と第4レンズ群4との一体化に限定され
ることなく、他の複数のレンズ群を一体的に移動させる
ことができることはいうまでもない。また、1つのレン
ズ群あるいは複数のレンズ群を光軸とほぼ直交する方向
に適宜移動(偏心)させることにより、手振れ等に起因
する像位置の変動の補正をして、いわゆる防振効果を得
ることも可能である。
【0055】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、構成レ
ンズ枚数の少ない簡易構成を有し、高変倍化が可能で、
結像性能の優れたズームレンズを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例および第2実施例にかかる
ズームレンズの屈折力配分および広角端から望遠端への
変倍時における各レンズ群の移動の様子を示す図であ
る。
【図2】本発明の第3実施例および第4実施例にかかる
ズームレンズの屈折力配分および広角端から望遠端への
変倍時における各レンズ群の移動の様子を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例にかかるズームレンズのレ
ンズ構成を示す図である。
【図4】実施例1の広角端での無限遠合焦状態における
諸収差図である。
【図5】実施例1の中間焦点距離での無限遠合焦状態に
おける諸収差図である。
【図6】実施例1の望遠端での無限遠合焦状態における
諸収差図である。
【図7】実施例1の広角端での撮影倍率−1/30倍時
における諸収差図である。
【図8】実施例1の中間焦点距離での撮影倍率−1/3
0倍時における諸収差図である。
【図9】実施例1の望遠端での撮影倍率−1/30倍時
における諸収差図である。
【図10】本発明の第2実施例にかかるズームレンズの
レンズ構成を示す図である。
【図11】実施例2の広角端での無限遠合焦状態におけ
る諸収差図である。
【図12】実施例2の中間焦点距離での無限遠合焦状態
における諸収差図である。
【図13】実施例2の望遠端での無限遠合焦状態におけ
る諸収差図である。
【図14】実施例2の広角端での撮影倍率−1/30倍
時における諸収差図である。
【図15】実施例2の中間焦点距離での撮影倍率−1/
30倍時における諸収差図である。
【図16】実施例2の望遠端での撮影倍率−1/30倍
時における諸収差図である。
【図17】本発明の第3実施例にかかるズームレンズの
レンズ構成を示す図である。
【図18】実施例3の広角端での無限遠合焦状態におけ
る諸収差図である。
【図19】実施例3の中間焦点距離での無限遠合焦状態
における諸収差図である。
【図20】実施例3の望遠端での無限遠合焦状態におけ
る諸収差図である。
【図21】実施例3の広角端での撮影倍率−1/30倍
時における諸収差図である。
【図22】実施例3の中間焦点距離での撮影倍率−1/
30倍時における諸収差図である。
【図23】実施例3の望遠端での撮影倍率−1/30倍
時における諸収差図である。
【図24】本発明の第4実施例にかかるズームレンズの
レンズ構成を示す図である。
【図25】実施例4の広角端での無限遠合焦状態におけ
る諸収差図である。
【図26】実施例4の中間焦点距離での無限遠合焦状態
における諸収差図である。
【図27】実施例4の望遠端での無限遠合焦状態におけ
る諸収差図である。
【図28】実施例4の広角端での撮影倍率−1/30倍
時における諸収差図である。
【図29】実施例4の中間焦点距離での撮影倍率−1/
30倍時における諸収差図である。
【図30】実施例4の望遠端での撮影倍率−1/30倍
時における諸収差図である。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群 G5 第5レンズ群 S 開口絞り

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍に際して光軸に沿って移動する4つ
    以上の可動レンズ群を有するズームレンズにおいて、 ズームレンズを構成するレンズの枚数が前記可動レンズ
    群の数の2倍以下であり、 ズームレンズを構成する前記可動レンズ群のうち、最も
    物体側に配置された第1可動レンズ群G1は正の屈折力
    を有し、最も像側に配置された最終可動レンズ群GRは
    負の屈折力を有し、 広角端におけるレンズ全系の焦点距離をfwとし、望遠
    端におけるレンズ全系の焦点距離をftとし、広角端に
    おけるバックフォーカスをBfwとし、望遠端における
    バックフォーカスをBftとしたとき、 0.3<(fw−Bfw)/(ft−Bft)<0.5
    4 の条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1可動レンズ群G1の焦点距離を
    f1とし、広角端におけるレンズ全系の焦点距離をfw
    とし、望遠端におけるレンズ全系の焦点距離をftとし
    たとき、 0.8<f1/(fw・ft)1/2 <1.4 の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズ
    ームレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第1可動レンズ群G1の像側に隣接
    して配置された第2レンズ群G2は負の屈折力を有し、
    前記第1可動レンズ群G1と前記第2レンズ群G2とは
    変倍中において常に負の合成屈折力を有し、 前記第1可動レンズ群G1の焦点距離をf1とし、前記
    第2レンズ群G2の焦点距離をf2としたとき、 0.15<|f2|/f1<0.6 の条件を満足することを特徴とする請求項1または2に
    記載のズームレンズ。
  4. 【請求項4】 前記可動レンズ群の各々は、それぞれ2
    枚以下のレンズからなることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 【請求項5】 ズームレンズを構成する前記可動レンズ
    群は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1可動レ
    ンズ群G1と、負の屈折力を有する第2可動レンズ群G
    2とを備え、 広角端における前記第2可動レンズ群G2の使用倍率β
    2wは、 −1<β2w<−0.2 の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか1項に記載のズームレンズ。
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