JPH08118982A - 手動変速機用シフトレバー装置 - Google Patents
手動変速機用シフトレバー装置Info
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- JPH08118982A JPH08118982A JP25543394A JP25543394A JPH08118982A JP H08118982 A JPH08118982 A JP H08118982A JP 25543394 A JP25543394 A JP 25543394A JP 25543394 A JP25543394 A JP 25543394A JP H08118982 A JPH08118982 A JP H08118982A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シフトレバー装置の部品点数を削減してその
組付け工数を少なくするとともに、その作業時間も短縮
する。 【構成】 レバーリテーナ１０に対してシフティングレ
バー１６のボス部１８がシフト軸１９によって回動自在
に支持され、同じくレバーリテーナ１０に対してセレク
ティングレバー２４のボス部２６が前記シフト軸１９と
平行に配置された支持軸２７によって回動自在に支持さ
れ、前記シフティングレバー１６に対してシフトレバー
３０のボス部３２が前記シフト軸１９と直交するセレク
ト軸２０の軸線回りにセレクト操作可能に支持され、こ
のシフトレバー３０のセレクト操作がセレクトアーム３
４とその先端のボール部３５を通じて前記セレクティン
グレバー２４の係合部２８に伝えられ、これによってセ
レクティングレバー２４を前記支持軸２７の軸線回りに
回動させる形式の手動変速機用シフトレバー装置におい
て、前記シフトレバー３０がそのボス部３２、前記セレ
クトアーム３４及びボール部３５と共に一体成形されて
いる。
組付け工数を少なくするとともに、その作業時間も短縮
する。 【構成】 レバーリテーナ１０に対してシフティングレ
バー１６のボス部１８がシフト軸１９によって回動自在
に支持され、同じくレバーリテーナ１０に対してセレク
ティングレバー２４のボス部２６が前記シフト軸１９と
平行に配置された支持軸２７によって回動自在に支持さ
れ、前記シフティングレバー１６に対してシフトレバー
３０のボス部３２が前記シフト軸１９と直交するセレク
ト軸２０の軸線回りにセレクト操作可能に支持され、こ
のシフトレバー３０のセレクト操作がセレクトアーム３
４とその先端のボール部３５を通じて前記セレクティン
グレバー２４の係合部２８に伝えられ、これによってセ
レクティングレバー２４を前記支持軸２７の軸線回りに
回動させる形式の手動変速機用シフトレバー装置におい
て、前記シフトレバー３０がそのボス部３２、前記セレ
クトアーム３４及びボール部３５と共に一体成形されて
いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の手動変速機用シ
フトレバー装置に関する。
フトレバー装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の手動変速機用シフトレバー装置
は種々の形式があり、本出願人においても例えば特願平
５−２８３３９５号の明細書及び図面に示す構成のシフ
トレバー装置を提案している。ただしこのシフトレバー
装置は未公開の技術である。図９に前記明細書及び図面
に示す技術と同構成のシフトレバー装置が斜視図で示さ
れている。この図面において車両のフロアに取付けられ
るレバーリテーナ８０に対してシフトレバー８２がシフ
ト及びセレクト操作可能に支持されている。つまりこの
シフトレバー８２はレバーリテーナ８０に対してシフテ
ィングレバー８４と共にシフト軸８６の軸線回りにシフ
ト操作可能であり、またこのシフトレバー８２はシフテ
ィングレバー８４に対して前記シフト軸８６と直交する
セレクト軸８８の軸線回りにセレクト操作可能である。
そしてシフトレバー８２のセレクト操作により、セレク
トアーム８９とその先端のボール９０を通じてセレクテ
ィングレバー９２が前記レバーリテーナ８０に対して前
記シフト軸８６と平行な支持軸９４の軸線回りに回動す
る。
は種々の形式があり、本出願人においても例えば特願平
５−２８３３９５号の明細書及び図面に示す構成のシフ
トレバー装置を提案している。ただしこのシフトレバー
装置は未公開の技術である。図９に前記明細書及び図面
に示す技術と同構成のシフトレバー装置が斜視図で示さ
れている。この図面において車両のフロアに取付けられ
るレバーリテーナ８０に対してシフトレバー８２がシフ
ト及びセレクト操作可能に支持されている。つまりこの
シフトレバー８２はレバーリテーナ８０に対してシフテ
ィングレバー８４と共にシフト軸８６の軸線回りにシフ
ト操作可能であり、またこのシフトレバー８２はシフテ
ィングレバー８４に対して前記シフト軸８６と直交する
セレクト軸８８の軸線回りにセレクト操作可能である。
そしてシフトレバー８２のセレクト操作により、セレク
トアーム８９とその先端のボール９０を通じてセレクテ
ィングレバー９２が前記レバーリテーナ８０に対して前
記シフト軸８６と平行な支持軸９４の軸線回りに回動す
る。
【０００３】前記シフトレバー８２については、その下
端部と前記セレクト軸８８に対して回動可能に支持され
ているボス部８２ａとの相互間、このボス部８２ａと前
記セレクトアーム８９との相互間、さらにこのセレクト
アーム８９と前記ボール９０との相互間は溶接やカシメ
によって結合されている。また前記シフティングレバー
８４にあっては、その上端部と前記シフト軸８６に対し
て回動可能に支持されているボス部８４ａとが、同じく
溶接やカシメによって結合されている。さらに前記セレ
クティングレバー９２とその支持軸９４とは圧入などに
よって一体化されている。
端部と前記セレクト軸８８に対して回動可能に支持され
ているボス部８２ａとの相互間、このボス部８２ａと前
記セレクトアーム８９との相互間、さらにこのセレクト
アーム８９と前記ボール９０との相互間は溶接やカシメ
によって結合されている。また前記シフティングレバー
８４にあっては、その上端部と前記シフト軸８６に対し
て回動可能に支持されているボス部８４ａとが、同じく
溶接やカシメによって結合されている。さらに前記セレ
クティングレバー９２とその支持軸９４とは圧入などに
よって一体化されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように前記のシフ
トレバー装置は多数の部品から構成されており、その組
付けにあたっては所定の部品相互を溶接やカシメあるい
は圧入などの手段で結合していることから、組付け工数
が多く、かつその作業時間も多くかかる。本発明が解決
しようとする課題は、シフトレバー装置の部品点数を削
減してその組付け工数を少なくするとともに、その作業
時間も短縮することである。
トレバー装置は多数の部品から構成されており、その組
付けにあたっては所定の部品相互を溶接やカシメあるい
は圧入などの手段で結合していることから、組付け工数
が多く、かつその作業時間も多くかかる。本発明が解決
しようとする課題は、シフトレバー装置の部品点数を削
減してその組付け工数を少なくするとともに、その作業
時間も短縮することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の手動変速機用シフトレバー装置はつぎのよ
うに構成されている。請求項１記載の発明は、レバーリ
テーナに対してシフティングレバーのボス部がシフト軸
によって回動自在に支持され、同じくレバーリテーナに
対してセレクティングレバーのボス部が前記シフト軸と
平行に配置された支持軸によって回動自在に支持され、
前記シフティングレバーに対してシフトレバーのボス部
が前記シフト軸と直交するセレクト軸の軸線回りにセレ
クト操作可能に支持され、このシフトレバーのセレクト
操作がセレクトアームとその先端のボール部を通じて前
記セレクティングレバーの係合部に伝えられ、これによ
ってセレクティングレバーを前記支持軸の軸線回りに回
動させる形式の手動変速機用シフトレバー装置におい
て、前記シフトレバーがそのボス部、前記セレクトアー
ム及びボール部と共に一体成形されている。請求項２記
載の発明は、レバーリテーナに対してシフティングレバ
ーのボス部がシフト軸によって回動自在に支持され、同
じくレバーリテーナに対してセレクティングレバーのボ
ス部が前記シフト軸と平行に配置された支持軸によって
回動自在に支持され、前記シフティングレバーに対して
シフトレバーのボス部が前記シフト軸と直交するセレク
ト軸の軸線回りにセレクト操作可能に支持され、このシ
フトレバーのセレクト操作がセレクトアームとその先端
のボール部を通じて前記セレクティングレバーの係合部
に伝えられ、これによってセレクティングレバーを前記
支持軸の軸線回りに回動させる形式の手動変速機用シフ
トレバー装置において、前記シフティングレバーがその
ボス部及び前記セレクト軸と共に一体成形されている。
請求項３記載の発明は、レバーリテーナに対してシフテ
ィングレバーのボス部がシフト軸によって回動自在に支
持され、同じくレバーリテーナに対してセレクティング
レバーのボス部が前記シフト軸と平行に配置された支持
軸によって回動自在に支持され、前記シフティングレバ
ーに対してシフトレバーのボス部が前記シフト軸と直交
するセレクト軸の軸線回りにセレクト操作可能に支持さ
れ、このシフトレバーのセレクト操作がセレクトアーム
とその先端のボール部を通じて前記セレクティングレバ
ーの係合部に伝えられ、これによってセレクティングレ
バーを前記支持軸の軸線回りに回動させる形式の手動変
速機用シフトレバー装置において、前記セレクティング
レバーがそのボス部、前記支持軸及び係合部と共に一体
成形されている。
に、本発明の手動変速機用シフトレバー装置はつぎのよ
うに構成されている。請求項１記載の発明は、レバーリ
テーナに対してシフティングレバーのボス部がシフト軸
によって回動自在に支持され、同じくレバーリテーナに
対してセレクティングレバーのボス部が前記シフト軸と
平行に配置された支持軸によって回動自在に支持され、
前記シフティングレバーに対してシフトレバーのボス部
が前記シフト軸と直交するセレクト軸の軸線回りにセレ
クト操作可能に支持され、このシフトレバーのセレクト
操作がセレクトアームとその先端のボール部を通じて前
記セレクティングレバーの係合部に伝えられ、これによ
ってセレクティングレバーを前記支持軸の軸線回りに回
動させる形式の手動変速機用シフトレバー装置におい
て、前記シフトレバーがそのボス部、前記セレクトアー
ム及びボール部と共に一体成形されている。請求項２記
載の発明は、レバーリテーナに対してシフティングレバ
ーのボス部がシフト軸によって回動自在に支持され、同
じくレバーリテーナに対してセレクティングレバーのボ
ス部が前記シフト軸と平行に配置された支持軸によって
回動自在に支持され、前記シフティングレバーに対して
シフトレバーのボス部が前記シフト軸と直交するセレク
ト軸の軸線回りにセレクト操作可能に支持され、このシ
フトレバーのセレクト操作がセレクトアームとその先端
のボール部を通じて前記セレクティングレバーの係合部
に伝えられ、これによってセレクティングレバーを前記
支持軸の軸線回りに回動させる形式の手動変速機用シフ
トレバー装置において、前記シフティングレバーがその
ボス部及び前記セレクト軸と共に一体成形されている。
請求項３記載の発明は、レバーリテーナに対してシフテ
ィングレバーのボス部がシフト軸によって回動自在に支
持され、同じくレバーリテーナに対してセレクティング
レバーのボス部が前記シフト軸と平行に配置された支持
軸によって回動自在に支持され、前記シフティングレバ
ーに対してシフトレバーのボス部が前記シフト軸と直交
するセレクト軸の軸線回りにセレクト操作可能に支持さ
れ、このシフトレバーのセレクト操作がセレクトアーム
とその先端のボール部を通じて前記セレクティングレバ
ーの係合部に伝えられ、これによってセレクティングレ
バーを前記支持軸の軸線回りに回動させる形式の手動変
速機用シフトレバー装置において、前記セレクティング
レバーがそのボス部、前記支持軸及び係合部と共に一体
成形されている。
【０００６】
【作用】前記構成によれば、シフトレバーとその関連部
材、シフティングレバーとその関連部材あるいはセレク
ティングレバーとその関連部材がそれぞれ一体化されて
いるので、シフトレバー装置の部品点数が削減され、そ
の組付け作業も簡素化される。
材、シフティングレバーとその関連部材あるいはセレク
ティングレバーとその関連部材がそれぞれ一体化されて
いるので、シフトレバー装置の部品点数が削減され、そ
の組付け作業も簡素化される。
【０００７】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図１〜８にしたがっ
て説明する。図１は手動変速機用シフトレバー装置を表
した斜視図、図２は同じくシフトレバー装置の側面図で
ある。これらの図面で示すようにレバーリテーナ１０は
複数個（三個）の取付け部１２を有し、これらの取付け
部１２が車両のフロア（図示外）に防振ブッシュ１４を
介してボルト（図示外）で取付けられるようになってい
る。そしてこのレバーリテーナ１０に対しては、シフト
レバー３０がシフト及びセレクト操作可能に組付けられ
ている。このシフトレバー３０の上端部にはレバーノブ
３６が一体に形成されており、このレバーノブ３６の表
面には図１で明らかなようにシフトレバー３０のシフト
パターン３７が表示されている。
て説明する。図１は手動変速機用シフトレバー装置を表
した斜視図、図２は同じくシフトレバー装置の側面図で
ある。これらの図面で示すようにレバーリテーナ１０は
複数個（三個）の取付け部１２を有し、これらの取付け
部１２が車両のフロア（図示外）に防振ブッシュ１４を
介してボルト（図示外）で取付けられるようになってい
る。そしてこのレバーリテーナ１０に対しては、シフト
レバー３０がシフト及びセレクト操作可能に組付けられ
ている。このシフトレバー３０の上端部にはレバーノブ
３６が一体に形成されており、このレバーノブ３６の表
面には図１で明らかなようにシフトレバー３０のシフト
パターン３７が表示されている。
【０００８】図３は図２のＡ−Ａ線断面図、図４は図３
のＢ−Ｂ線断面図、図５は図２のＣ−Ｃ線断面図であ
る。まず図３，４から明らかなように前記レバーリテー
ナ１０には、シフティングレバー１６の上端のボス部１
８がシフト軸１９によって回動自在に支持されている。
このシフティングレバー１６の下端部には、図示外のシ
フティングケーブルの端部を連結するための結合孔１７
が形成されている。さらに前記レバーリテーナ１０に
は、図１，２及び図５で示すようにセレクティングレバ
ー２４のボス部２６が前記シフト軸１９と平行な支持軸
２７によって回動自在に支持されている。このセレクテ
ィングレバー２４において前記ボス部２６から下方に延
びた端部には、図示外のセレクティングケーブルの端部
を連結するための結合孔２５が形成されている。またこ
のセレクティングレバー２４において前記ボス部２６か
ら後方へ延びた部分には、窓孔状の係合部２８が形成さ
れている。
のＢ−Ｂ線断面図、図５は図２のＣ−Ｃ線断面図であ
る。まず図３，４から明らかなように前記レバーリテー
ナ１０には、シフティングレバー１６の上端のボス部１
８がシフト軸１９によって回動自在に支持されている。
このシフティングレバー１６の下端部には、図示外のシ
フティングケーブルの端部を連結するための結合孔１７
が形成されている。さらに前記レバーリテーナ１０に
は、図１，２及び図５で示すようにセレクティングレバ
ー２４のボス部２６が前記シフト軸１９と平行な支持軸
２７によって回動自在に支持されている。このセレクテ
ィングレバー２４において前記ボス部２６から下方に延
びた端部には、図示外のセレクティングケーブルの端部
を連結するための結合孔２５が形成されている。またこ
のセレクティングレバー２４において前記ボス部２６か
ら後方へ延びた部分には、窓孔状の係合部２８が形成さ
れている。
【０００９】前記シフティングレバー１６の前記ボス部
１８には、図４で示すように前記シフト軸１９とほぼ直
交するセレクト軸２０が設けられている。このセレクト
軸２０には前記シフトレバー３０の下端のボス部３２が
回動自在に支持されている。このボス部３２は、図１で
示すようにＬ形状に側方へ突出したセレクトアーム３４
を備えている。このセレクトアーム３４の先端部に形成
されているボール部３５は、前記セレクティングレバー
２４における係合部２８の内面に対して球面接触によっ
て係合している。
１８には、図４で示すように前記シフト軸１９とほぼ直
交するセレクト軸２０が設けられている。このセレクト
軸２０には前記シフトレバー３０の下端のボス部３２が
回動自在に支持されている。このボス部３２は、図１で
示すようにＬ形状に側方へ突出したセレクトアーム３４
を備えている。このセレクトアーム３４の先端部に形成
されているボール部３５は、前記セレクティングレバー
２４における係合部２８の内面に対して球面接触によっ
て係合している。
【００１０】そこで前記シフトレバー３０を前記シフト
軸１９の軸線回りに前記シフティングレバー１６と共に
回動操作（シフト操作）すると、前記シフティングケー
ブルを通じて変速機にシフト操作力が伝えられる。これ
に対してシフトレバー３０を前記セレクト軸２０の軸線
回りに回動操作（セレクト操作）すると、前記セレクト
アーム３４及びその先端のボール部３５の動きに連動し
て前記セレクティングレバー２４がその支持軸２７の軸
線回りに回動し、前記セレクティングケーブルを通じて
変速機にセレクト操作力が伝えられる。なお図３あるい
は図５で示すように前記セレクティングレバー２４の支
持軸２７の軸上にはセレクトリターンスプリング２９が
組付けられている。このスプリング２９の弾性力によっ
てセレクティングレバー２４、延いてはシフトレバー３
０が前記セレクト操作の中立位置に戻されるようになっ
ている。
軸１９の軸線回りに前記シフティングレバー１６と共に
回動操作（シフト操作）すると、前記シフティングケー
ブルを通じて変速機にシフト操作力が伝えられる。これ
に対してシフトレバー３０を前記セレクト軸２０の軸線
回りに回動操作（セレクト操作）すると、前記セレクト
アーム３４及びその先端のボール部３５の動きに連動し
て前記セレクティングレバー２４がその支持軸２７の軸
線回りに回動し、前記セレクティングケーブルを通じて
変速機にセレクト操作力が伝えられる。なお図３あるい
は図５で示すように前記セレクティングレバー２４の支
持軸２７の軸上にはセレクトリターンスプリング２９が
組付けられている。このスプリング２９の弾性力によっ
てセレクティングレバー２４、延いてはシフトレバー３
０が前記セレクト操作の中立位置に戻されるようになっ
ている。
【００１１】図６に前記シフティングレバー１６がシフ
ト軸１９と共に斜視図で示されている。この図面で明ら
かなようにシフト軸１９は、合成樹脂などによって筒状
に形成されている。このシフト軸１９の一方の端部には
一対の爪１９ａが、かつ他方の端部にはフランジ１９ｃ
がそれぞれ一体に形成されている。この爪１９ａが形成
されている部分はシフト軸１９に形成されたスリット１
９ｂにより、シフト軸１９の軸心方向へ撓むことができ
るようになっている。したがって前記シフト軸１９は爪
１９ａを有する側の端部から前記レバーリテーナ１０の
支持孔（図示外）及びシフティングレバー１６の前記ボ
ス部１８に挿入可能であり、このシフト軸１９の端部が
レバーリテーナ１０の反対側に突出したときに爪１９ａ
がこのレバーリテーナ１０に係合してシフト軸１９はワ
ンタッチで抜け止め状態となる。
ト軸１９と共に斜視図で示されている。この図面で明ら
かなようにシフト軸１９は、合成樹脂などによって筒状
に形成されている。このシフト軸１９の一方の端部には
一対の爪１９ａが、かつ他方の端部にはフランジ１９ｃ
がそれぞれ一体に形成されている。この爪１９ａが形成
されている部分はシフト軸１９に形成されたスリット１
９ｂにより、シフト軸１９の軸心方向へ撓むことができ
るようになっている。したがって前記シフト軸１９は爪
１９ａを有する側の端部から前記レバーリテーナ１０の
支持孔（図示外）及びシフティングレバー１６の前記ボ
ス部１８に挿入可能であり、このシフト軸１９の端部が
レバーリテーナ１０の反対側に突出したときに爪１９ａ
がこのレバーリテーナ１０に係合してシフト軸１９はワ
ンタッチで抜け止め状態となる。
【００１２】また図６で示すように前記シフティングレ
バー１６は、合成樹脂などによって前記ボス部１８及び
前記セレクト軸２０と共に一体成形されている。そして
このセレクト軸２０も筒状に形成されており、その先端
部の外周には径方向へ突出させた一対の凸部２０ａが一
体に形成されている。これらの凸部２０ａは、後で説明
するように前記シフトレバー３０のボス部３２の内周に
形成された凹部３２ａを軸線に沿って挿通可能である。
バー１６は、合成樹脂などによって前記ボス部１８及び
前記セレクト軸２０と共に一体成形されている。そして
このセレクト軸２０も筒状に形成されており、その先端
部の外周には径方向へ突出させた一対の凸部２０ａが一
体に形成されている。これらの凸部２０ａは、後で説明
するように前記シフトレバー３０のボス部３２の内周に
形成された凹部３２ａを軸線に沿って挿通可能である。
【００１３】図７に前記セレクティングレバー２４が斜
視図で示されている。この図面で明らかなようにセレク
ティングレバー２４は、合成樹脂などによって前記ボス
部２６、前記支持軸２７及び前記係合部２８の箇所と共
に一体成形されている。そしてこの支持軸２７も筒状に
形成されており、そのの先端部には一対の爪２７ａが一
体に形成されている。この爪２７ａが形成されている部
分は支持軸２７に形成されたスリット２７ｂにより、支
持軸２７の軸心方向へ撓むことができるようになってい
る。したがって前記支持軸２７はその外周に前記セレク
トリターンスプリング２９を組付けた後、前記爪２７ａ
を有する側の端部から前記レバーリテーナ１０の支持孔
（図示外）に挿入可能である。この挿入によって支持軸
２７の先端部がレバーリテーナ１０の反対側に突出した
とき、爪２７ａがこのレバーリテーナ１０に係合して支
持軸２７はワンタッチで抜け止め状態となる。
視図で示されている。この図面で明らかなようにセレク
ティングレバー２４は、合成樹脂などによって前記ボス
部２６、前記支持軸２７及び前記係合部２８の箇所と共
に一体成形されている。そしてこの支持軸２７も筒状に
形成されており、そのの先端部には一対の爪２７ａが一
体に形成されている。この爪２７ａが形成されている部
分は支持軸２７に形成されたスリット２７ｂにより、支
持軸２７の軸心方向へ撓むことができるようになってい
る。したがって前記支持軸２７はその外周に前記セレク
トリターンスプリング２９を組付けた後、前記爪２７ａ
を有する側の端部から前記レバーリテーナ１０の支持孔
（図示外）に挿入可能である。この挿入によって支持軸
２７の先端部がレバーリテーナ１０の反対側に突出した
とき、爪２７ａがこのレバーリテーナ１０に係合して支
持軸２７はワンタッチで抜け止め状態となる。
【００１４】図８に前記シフトレバー３０の一部が斜視
図で示されている。この図面からも明らかなようにシフ
トレバー３０は、合成樹脂などによって前記ボス部３
２、セレクトアーム３４及び前記ボール部３５と共に一
体成形されている。このボス部３２の内周には、前記セ
レクト軸２０の凸部２０ａが前記のように挿通可能な一
対の凹部３２ａが形成されている。前記凸部２０ａと凹
部３２ａとの位置は、セレクト軸２０の軸上にシフトレ
バー３０のボス部３２が正規の姿勢で支持された状態に
おいて互いに約９０°ずらせている。このため凸部２０
ａと凹部３２ａとを対応させてセレクト軸２０とシフト
レバー３０のボス部３２とを相互に挿通させた後は、こ
のシフトレバー３０の前記セレクト操作にかかわらずセ
レクト軸２０とシフトレバー３０のボス部３２とは抜け
止め状態に保持される。
図で示されている。この図面からも明らかなようにシフ
トレバー３０は、合成樹脂などによって前記ボス部３
２、セレクトアーム３４及び前記ボール部３５と共に一
体成形されている。このボス部３２の内周には、前記セ
レクト軸２０の凸部２０ａが前記のように挿通可能な一
対の凹部３２ａが形成されている。前記凸部２０ａと凹
部３２ａとの位置は、セレクト軸２０の軸上にシフトレ
バー３０のボス部３２が正規の姿勢で支持された状態に
おいて互いに約９０°ずらせている。このため凸部２０
ａと凹部３２ａとを対応させてセレクト軸２０とシフト
レバー３０のボス部３２とを相互に挿通させた後は、こ
のシフトレバー３０の前記セレクト操作にかかわらずセ
レクト軸２０とシフトレバー３０のボス部３２とは抜け
止め状態に保持される。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、シフトレバー装置の部品点数
が削減されてその組付け工数を少なくでき、かつ作業時
間も短縮されることからコストの低減を図ることができ
る。
が削減されてその組付け工数を少なくでき、かつ作業時
間も短縮されることからコストの低減を図ることができ
る。
【図１】手動変速機用シフトレバー装置を表した斜視図
である。
である。
【図２】同じくシフトレバー装置を表した側面図であ
る。
る。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ線断面図である。
【図５】図２のＣ−Ｃ線断面図である。
【図６】シフティングレバーをシフト軸と共に表した斜
視図である。
視図である。
【図７】セレクティングレバーを表した斜視図である。
【図８】シフトレバーの一部を表した斜視図である。
【図９】従来の手動変速機用シフトレバー装置を表した
斜視図である。
斜視図である。
１０ レバーリテーナ １６ シフティングレバー １８ ボス部 １９ シフト軸 ２０ セレクト軸 ２４ セレクティングレバー ２６ ボス部 ２７ 支持軸 ２８ 係合部 ３０ シフトレバー ３２ ボス部 ３４ セレクトアーム ３５ ボール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 満幸 愛知県刈谷市幸町１丁目１番地１ 津田工 業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 レバーリテーナに対してシフティングレ
バーのボス部がシフト軸によって回動自在に支持され、
同じくレバーリテーナに対してセレクティングレバーの
ボス部が前記シフト軸と平行に配置された支持軸によっ
て回動自在に支持され、しかも前記シフティングレバー
に対してシフトレバーのボス部が前記シフト軸と直交す
るセレクト軸の軸線回りにセレクト操作可能に支持さ
れ、このシフトレバーのセレクト操作がセレクトアーム
とその先端のボール部を通じて前記セレクティングレバ
ーの係合部に伝えられ、これによってセレクティングレ
バーを前記支持軸の軸線回りに回動させる形式の手動変
速機用シフトレバー装置において、 前記シフトレバーがそのボス部、前記セレクトアーム及
びボール部と共に一体成形されていることを特徴とした
手動変速機用シフトレバー装置。 - 【請求項２】 レバーリテーナに対してシフティングレ
バーのボス部がシフト軸によって回動自在に支持され、
同じくレバーリテーナに対してセレクティングレバーの
ボス部が前記シフト軸と平行に配置された支持軸によっ
て回動自在に支持され、しかも前記シフティングレバー
に対してシフトレバーのボス部が前記シフト軸と直交す
るセレクト軸の軸線回りにセレクト操作可能に支持さ
れ、このシフトレバーのセレクト操作がセレクトアーム
とその先端のボール部を通じて前記セレクティングレバ
ーの係合部に伝えられ、これによってセレクティングレ
バーを前記支持軸の軸線回りに回動させる形式の手動変
速機用シフトレバー装置において、 前記シフティングレバーがそのボス部及び前記セレクト
軸と共に一体成形されていることを特徴とした手動変速
機用シフトレバー装置。 - 【請求項３】 レバーリテーナに対してシフティングレ
バーのボス部がシフト軸によって回動自在に支持され、
同じくレバーリテーナに対してセレクティングレバーの
ボス部が前記シフト軸と平行に配置された支持軸によっ
て回動自在に支持され、しかも前記シフティングレバー
に対してシフトレバーのボス部が前記シフト軸と直交す
るセレクト軸の軸線回りにセレクト操作可能に支持さ
れ、このシフトレバーのセレクト操作がセレクトアーム
とその先端のボール部を通じて前記セレクティングレバ
ーの係合部に伝えられ、これによってセレクティングレ
バーを前記支持軸の軸線回りに回動させる形式の手動変
速機用シフトレバー装置において、 前記セレクティングレバーがそのボス部、前記支持軸及
び係合部と共に一体成形されていることを特徴とした手
動変速機用シフトレバー装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25543394A JPH08118982A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 手動変速機用シフトレバー装置 |
| US08/471,273 US5560253A (en) | 1994-10-13 | 1995-06-06 | Shift lever assembly for manual transmission |
| DE19537899A DE19537899A1 (de) | 1994-10-13 | 1995-10-11 | Schalthebelanordnung für ein handgeschaltetes Getriebe |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25543394A JPH08118982A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 手動変速機用シフトレバー装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08118982A true JPH08118982A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17278704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25543394A Pending JPH08118982A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-20 | 手動変速機用シフトレバー装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08118982A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002512153A (ja) * | 1998-04-17 | 2002-04-23 | フィコ トリアド | シフトレバーユニット |
| KR100836364B1 (ko) * | 2007-06-20 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기의 변속케이블 조립장치 |
| KR100836919B1 (ko) * | 2006-11-24 | 2008-06-11 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기의 변속레버용 셀렉트 레버 |
| KR100941247B1 (ko) * | 2008-05-15 | 2010-02-10 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기의 셀렉트 레버와 케이블의 연결구조 |
| CN105422832A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-23 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 选换挡操纵座总成 |
| US10495213B2 (en) | 2017-06-01 | 2019-12-03 | Hyundai Motor Company | Shift lever assembly |
| CN114962619A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-08-30 | 福建盛海智能科技有限公司 | 一种基于手动变速箱改装的自动变速箱 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP25543394A patent/JPH08118982A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US10495213B2 (en) | 2017-06-01 | 2019-12-03 | Hyundai Motor Company | Shift lever assembly |
| CN114962619A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-08-30 | 福建盛海智能科技有限公司 | 一种基于手动变速箱改装的自动变速箱 |
| CN114962619B (zh) * | 2022-06-28 | 2024-03-29 | 江苏盛海智能科技有限公司 | 一种基于手动变速箱改装的自动变速箱 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040119 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040713 |