JP2588385Y2 - 自動車用変速操作レバーの位置決め装置 - Google Patents
自動車用変速操作レバーの位置決め装置Info
- Publication number
- JP2588385Y2 JP2588385Y2 JP1992046191U JP4619192U JP2588385Y2 JP 2588385 Y2 JP2588385 Y2 JP 2588385Y2 JP 1992046191 U JP1992046191 U JP 1992046191U JP 4619192 U JP4619192 U JP 4619192U JP 2588385 Y2 JP2588385 Y2 JP 2588385Y2
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- Japan
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- shift
- spring
- lever
- sleeve
- select
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作レバーの下端にセ
レクト中心と中間部にシフト中心とを有し、Hパターン
のシフトおよびセレクト位置を有する自動車用変速操作
レバーの位置決め装置に関する。
レクト中心と中間部にシフト中心とを有し、Hパターン
のシフトおよびセレクト位置を有する自動車用変速操作
レバーの位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機を操作する変速操作レバ
ーは、マニュアルトランスミッションを電気的に操作す
る電子制御機械式変速機においても、シフトタワーは一
般にHパターンを有することは知られている。具体的に
は、例えば図6に示すように、、その左右方向の操作で
あるセレクト操作Fは、操作レバー2の下端の球軸受9
を中心として、シフト操作の中心である前記レバーの中
間部に設けられたシフトシャフト4に沿って摺動するよ
う構成している。
ーは、マニュアルトランスミッションを電気的に操作す
る電子制御機械式変速機においても、シフトタワーは一
般にHパターンを有することは知られている。具体的に
は、例えば図6に示すように、、その左右方向の操作で
あるセレクト操作Fは、操作レバー2の下端の球軸受9
を中心として、シフト操作の中心である前記レバーの中
間部に設けられたシフトシャフト4に沿って摺動するよ
う構成している。
【0003】そして、セレクトの位置決めはそのシャフ
トに設けられた凹溝30とその凹溝に係合するスプリン
グ32で押圧されるボール31とにより構成していた。
しかしながら、上記の技術は構造が複雑であり、凹溝の
加工は面倒であると共に摩耗しやすく、したがって、寿
命が短く金属音が出るという問題が有る。
トに設けられた凹溝30とその凹溝に係合するスプリン
グ32で押圧されるボール31とにより構成していた。
しかしながら、上記の技術は構造が複雑であり、凹溝の
加工は面倒であると共に摩耗しやすく、したがって、寿
命が短く金属音が出るという問題が有る。
【0004】また、実開昭4−39462号公報に記載
されているシフトレバー装置も上記と同様な問題点を有
している。他方、特開昭63−6255号公報には手動
コントロールとレバーで作動する中間レバーの位置決め
に突子とばねクリップを用いたものが開示されている
が、この公知技術ではHパターンのものには適用できな
い。
されているシフトレバー装置も上記と同様な問題点を有
している。他方、特開昭63−6255号公報には手動
コントロールとレバーで作動する中間レバーの位置決め
に突子とばねクリップを用いたものが開示されている
が、この公知技術ではHパターンのものには適用できな
い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的は、加工が簡単で摩耗が少なく、金属音が発生せ
ず、そして操作感が良く、Hパターンに好適に適用でき
る自動車用変速操作レバーの位置決め装置を提供するこ
とにある。
目的は、加工が簡単で摩耗が少なく、金属音が発生せ
ず、そして操作感が良く、Hパターンに好適に適用でき
る自動車用変速操作レバーの位置決め装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、操作レ
バーの下端にセレクト中心と中間部にシフト中心とを有
し、Hパターンのシフトおよびセレクト位置を有する自
動車用変速操作レバーの位置決め装置において、シフト
タワー(1)のケーシング(3)に設けたシフトシャフ
ト(4)にはスリーブ(5)が回動可能に取付けられ、
そのスリーブ(5)とシフトシャフト(4)とに直交す
る穴(5c、4c)には操作レバー(2)が貫通してお
り、スリーブ(5)の両端にはセレクト位置に対応する
数の膨み部(8a)を有するばね(8)を保持する第1
のばね保持部(6)と第2のばね保持部(7)とが設け
られ、そのばね(8)は端部が球軸受(9)に連結され
た操作レバー(2)を挟持している。
バーの下端にセレクト中心と中間部にシフト中心とを有
し、Hパターンのシフトおよびセレクト位置を有する自
動車用変速操作レバーの位置決め装置において、シフト
タワー(1)のケーシング(3)に設けたシフトシャフ
ト(4)にはスリーブ(5)が回動可能に取付けられ、
そのスリーブ(5)とシフトシャフト(4)とに直交す
る穴(5c、4c)には操作レバー(2)が貫通してお
り、スリーブ(5)の両端にはセレクト位置に対応する
数の膨み部(8a)を有するばね(8)を保持する第1
のばね保持部(6)と第2のばね保持部(7)とが設け
られ、そのばね(8)は端部が球軸受(9)に連結され
た操作レバー(2)を挟持している。
【0007】
【作用】上記のように構成された自動車用変速操作レバ
ーの位置決め装置において、操作レバーのシフト中心を
中心として回動するスリーブに取付けられたばねの膨み
部で操作レバーは挟持されセレクト方向が位置決めされ
る。
ーの位置決め装置において、操作レバーのシフト中心を
中心として回動するスリーブに取付けられたばねの膨み
部で操作レバーは挟持されセレクト方向が位置決めされ
る。
【0008】したがって、レバー操作の節度感があり操
作感がよい。
作感がよい。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
明する。
【0010】図において、対応する部材には同じ符号を
付してその都度の説明を省略する。
付してその都度の説明を省略する。
【0011】説明に際し、まず従来技術に関する部分の
構成から説明する。
構成から説明する。
【0012】図1において、エンジン11にはクラッチ
ハウジング12を介してトランスミッション22が取付
けられ、そのクラッチハウジング12にはギヤのシフト
位置を検出するポジションセンサ13が設けられてい
る。
ハウジング12を介してトランスミッション22が取付
けられ、そのクラッチハウジング12にはギヤのシフト
位置を検出するポジションセンサ13が設けられてい
る。
【0013】また、トランスミッション22にはトラン
スミッションコントロールユニット(T/Mコントロー
ルユニット)25からの電気信号によりギヤシフトする
ギヤセットユニット14とレンジシフトするレンジシフ
トアクチュエータ16とスプリッタシフトするスプリッ
タアクチュエータ17とギヤ回転センサ18とが取付け
れらている。
スミッションコントロールユニット(T/Mコントロー
ルユニット)25からの電気信号によりギヤシフトする
ギヤセットユニット14とレンジシフトするレンジシフ
トアクチュエータ16とスプリッタシフトするスプリッ
タアクチュエータ17とギヤ回転センサ18とが取付け
れらている。
【0014】そして、クラッチペダル23にはクラッチ
の断、接、を検出するクラッチスイッチ21とギヤセッ
ト完了をドライバに告知する反力用マグネチックバルブ
24とが設けられている。
の断、接、を検出するクラッチスイッチ21とギヤセッ
ト完了をドライバに告知する反力用マグネチックバルブ
24とが設けられている。
【0015】ついで、ポジションセンサ13、ギヤセッ
トユニット14ギヤ、ギヤ回転センサ18、クラッチス
イッチ21、反力用マグネチックバルブ24、表示モニ
タ20、マグネチックバルブ19がT/Mコントロール
ユニット25に電気回路で接続されている。
トユニット14ギヤ、ギヤ回転センサ18、クラッチス
イッチ21、反力用マグネチックバルブ24、表示モニ
タ20、マグネチックバルブ19がT/Mコントロール
ユニット25に電気回路で接続されている。
【0016】そして、Hパターンを有しセレクト側に、
例えば4箇所のセレクト位置を有するシフトタワー1が
T/Mコントロールユニット25に電気回路で接続され
ている。
例えば4箇所のセレクト位置を有するシフトタワー1が
T/Mコントロールユニット25に電気回路で接続され
ている。
【0017】そのシフトタワー1は、図2〜図4に示す
通り、シフトタワー1のケーシング3にはシフトシャフ
ト4が設けられ、そのシフトシャフト4にはブッシュ4
bを介してスリーブ5が回動自在に取付けられている。
通り、シフトタワー1のケーシング3にはシフトシャフ
ト4が設けられ、そのシフトシャフト4にはブッシュ4
bを介してスリーブ5が回動自在に取付けられている。
【0018】また、そのスリーブ5とシフトシャフト4
とには長楕円形の直交する穴5a、5cと4a、4cと
がそれぞれ開けられ、穴5c、4cにはシフトレバー2
が貫通し、穴5aにはピン2aが摺動自在にシフトレバ
ー2に固定されている。
とには長楕円形の直交する穴5a、5cと4a、4cと
がそれぞれ開けられ、穴5c、4cにはシフトレバー2
が貫通し、穴5aにはピン2aが摺動自在にシフトレバ
ー2に固定されている。
【0019】そして、スリーブ5の両端には、複数の膨
み部8a(図示の例では4箇所)を有するばね8を保持
する第1のばね保持部6と第2のばね保持部7とが設け
られ、そのばね8は弾性材(例えばラバー樹脂)で形成
されたリング2bを介してシフトレバー2を挟持してい
る。そのシフトレバー2の端部は球軸受9に連結され、
レバー2がセレクト方向Fに動く場合の中心を構成して
いる。
み部8a(図示の例では4箇所)を有するばね8を保持
する第1のばね保持部6と第2のばね保持部7とが設け
られ、そのばね8は弾性材(例えばラバー樹脂)で形成
されたリング2bを介してシフトレバー2を挟持してい
る。そのシフトレバー2の端部は球軸受9に連結され、
レバー2がセレクト方向Fに動く場合の中心を構成して
いる。
【0020】したがって、図5をも参照して、シフトレ
バー2はシフト方向Eにはシフトシャフト4を中心とし
て揺動し、セレクト方向Fにはレバー2の端部の球軸受
9を中心として揺動し、それぞれのセレクト位置では、
ばね8の膨み部8aがリング2bを介してレバー2を挟
持して位置決めする。
バー2はシフト方向Eにはシフトシャフト4を中心とし
て揺動し、セレクト方向Fにはレバー2の端部の球軸受
9を中心として揺動し、それぞれのセレクト位置では、
ばね8の膨み部8aがリング2bを介してレバー2を挟
持して位置決めする。
【0021】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、操作レバーであるシフトレバーは、ばねの
膨らみ部で位置決めされ、操作に節度感がある。
ているので、操作レバーであるシフトレバーは、ばねの
膨らみ部で位置決めされ、操作に節度感がある。
【0022】そして、スリーブに膨らみ部を有するばね
を設けただけなので部品点数は少なく、レバーとばねと
の接触部には弾性材を設けているので金属音の発生もな
く、磨耗も少ない。
を設けただけなので部品点数は少なく、レバーとばねと
の接触部には弾性材を設けているので金属音の発生もな
く、磨耗も少ない。
【図1】本考案の一実施例を示す全体構成図。
【図2】図1の要部を示す正面図。
【図3】図2の要部を示す平面図。
【図4】図2のX−X矢視図。
【図5】図2の作用を説明する模式図。
【図6】従来の技術の例を示す正面図。
1…シフトタワー 2…シフトレバー 3…ケーシング 4…シフトシャフト 5…スリーブ 6…第1のばね保持部 7…第2のばね保持部 8…ばね 11…エンジン 22…トランスミッション 25…T/Mコントロールユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 操作レバーの下端にセレクト中心と中間
部にシフト中心とを有し、Hパターンのシフトおよびセ
レクト位置を有する自動車用変速操作レバーの位置決め
装置において、シフトタワー(1)のケーシング(3)
に設けたシフトシャフト(4)にはスリーブ(5)が回
動可能に取付けられ、そのスリーブ(5)とシフトシャ
フト(4)とに直交する穴(5c、4c)には操作レバ
ー(2)が貫通しており、スリーブ(5)の両端にはセ
レクト位置に対応する数の膨み部(8a)を有するばね
(8)を保持する第1のばね保持部(6)と第2のばね
保持部(7)とが設けられ、そのばね(8)は端部が球
軸受(9)に連結された操作レバー(2)を挟持してい
ることを特徴とする自動車用変速操作レバーの位置決め
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046191U JP2588385Y2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自動車用変速操作レバーの位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046191U JP2588385Y2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自動車用変速操作レバーの位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066812U JPH066812U (ja) | 1994-01-28 |
JP2588385Y2 true JP2588385Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=12740166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992046191U Expired - Lifetime JP2588385Y2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 自動車用変速操作レバーの位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588385Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2896330B2 (ja) * | 1995-06-23 | 1999-05-31 | ミドリ安全株式会社 | 腰痛帯 |
US10159482B2 (en) | 2005-08-31 | 2018-12-25 | Ethicon Llc | Fastener cartridge assembly comprising a fixed anvil and different staple heights |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP1992046191U patent/JP2588385Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066812U (ja) | 1994-01-28 |
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Legal Events
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