JPH08115612A - 導電ペースト - Google Patents

導電ペースト

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JPH08115612A
JPH08115612A JP27612894A JP27612894A JPH08115612A JP H08115612 A JPH08115612 A JP H08115612A JP 27612894 A JP27612894 A JP 27612894A JP 27612894 A JP27612894 A JP 27612894A JP H08115612 A JPH08115612 A JP H08115612A
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JP
Japan
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powder
metal powder
conductive
shape
electroconductive
Prior art date
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Pending
Application number
JP27612894A
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English (en)
Inventor
Akira Otani
明 大谷
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の外部電極を形成するのに用いた場
合に、外部電極に凹みや角状突起が発生したりすること
のない、塗布形状性に優れた導電ペーストを提供する。 【構成】 導電成分として、(a)略球形状で、粒径が約
1〜6μmの金属粉末50〜70重量%と、(b)扁平形
状を有し、粒径が約2〜5μmの金属粉末20〜50重
量%と、(c)微粉状で、粒径が約0.1〜1μmの金属
粉末5〜20重量%とを含んでなる導電粉末を用いる。
また、前記金属粉末として、Ag粉末、Ag−Pd混合
粉末、及びAg−Pd合金粉末からなる群より選ばれる
一種を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電ペーストに関し、
詳しくは、電子部品の外部電極(端子電極)などを形成
するのに適した導電ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、積層セラミックコンデンサなど
の電子部品の外部電極は、一般に、金属粉末を導電成分
とする導電ペーストを塗布、焼付けすることにより形成
されている。
【0003】そして、金属粉末としては、通常、略球形
状や扁平形状を有するAg粉末などが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、略球形状の金
属粉末(Ag粉末など)のみを導電成分とする導電ペー
ストを用いて外部電極を形成した場合には、図1に示す
ように、電子部品素子1の両端面などに形成された外部
電極2の表面に凹み3が生じるという問題点がある。
【0005】また、扁平形状の金属粉末(Ag粉末な
ど)のみを導電成分とする導電ペーストを用いて外部電
極を形成した場合には、図2に示すように、電子部品素
子1の両端面などに形成された外部電極2の表面に角
(つの)状突起4が生じるという問題点がある。
【0006】そして、このような外部電極2の表面に発
生した凹み3や角状突起4は、製品の外観を損うばかり
でなく、実装時に所定の姿勢で実装することを困難にす
る原因ともなる。そのため、凹みや角状突起のない外部
電極を形成することが可能な導電ペーストが望まれてい
る。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、電子部品の外部電極を形成するのに用いた場合に、
凹みや角状突起などのない所望の形状を有する外部電極
を形成することが可能な、形状性に優れた導電ペースト
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の導電ペーストは、導電成分として、(a)略
球形状で、粒径が約1〜6μmの金属粉末50〜70重
量%、(b)扁平形状を有し、粒径が約2〜5μmの金属
粉末20〜50重量%、(c)微粉状で、粒径が約0.1
〜1μmの金属粉末5〜20重量%を含む導電粉末を用
いたことを特徴としている。
【0009】また、前記金属粉末がAg粉末、Ag−P
d混合粉末、及びAg−Pd合金粉末からなる群より選
ばれる一種であることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の導電ペーストにおいては、略球形状の
金属粉末と、扁平形状を有する金属粉末と、微粉状の金
属粉末とが互にからみあうことにより、塗布、乾燥時に
おける形状性が向上して、表面の平坦性や平滑性が確保
されるとともに、凹みや角状突起を発生させることなく
焼付けを行うことが可能になる。
【0011】したがって、本発明の導電ペーストを用い
ることにより、積層セラミックコンデンサなどの電子部
品に、凹みや角状突起などのない良好な外部電極を形成
することができる。
【0012】また、前記金属粉末として、Ag粉末、A
g−Pd混合粉末、及びAg−Pd合金粉末からなる群
より選ばれる一種を用いることにより、凹みや角状突起
などがなく、電気的特性にも優れた外部電極を確実に形
成することが可能な導電ペーストを得ることが可能にな
る。
【0013】なお、本発明の導電ペーストにおいては、
さらにその他の金属粉末、金属混合粉末、合金粉末など
を導電成分として用いることも可能である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例とともに示し
てその特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0015】下記のAg粉末(a),(b),(c)を、表
1に示すような割合で配合した導電粉末(混合Ag粉
末):75重量%、(a)略球形状で、粒径が約1〜6μ
mのAg粉末、(b)扁平形状を有し、粒径が約2〜5μm
のAg粉末、(c)微粉状で、粒径が約0.1〜1μmの
Ag粉末、 ホウケイ酸亜鉛系フリット:5重量%、 セルロース系樹脂及びブチルカルビトール系溶剤:残
部、 を配合することにより導電ペースト(試料)を調製し
た。
【0016】
【表1】
【0017】そして、この導電ペーストを電子部品素子
(この実施例では積層セラミックコンデンサ素子)に塗
布した後、乾燥、焼付けを行い、凹みや角状突起などの
発生状態を調べてその形状性を評価した。その結果を表
1に併せて示す。
【0018】なお、表1において、試料No.に*印を付し
たものは、発明の範囲外のものである。
【0019】また、表1において、形状性の良否の判定
は、凹み及び角状突起のいずれかが発生したものを×と
し、凹み及び角状突起のいずれの発生も認められないも
のを○として評価したものである。
【0020】表1より、上記(a),(b),(c)の各Ag
粉末を、本発明の範囲内の割合で配合してなる導電粉末
(混合Ag粉末)を用いた導電ペースト(試料No.3,
4,5,7,8,9)により形成した外部電極には、凹
みや角状突起の発生は認められなかった。
【0021】しかし、略球形状のAg粉末((a)のAg
粉末)のみを用いた場合(試料No.1)及び、略球形状
のAg粉末((a)のAg粉末)80重量%、扁平形状の
Ag粉末((b)のAg粉末)10重量%、及び微粉状の
Ag粉末((c)のAg粉末)10重量%を配合した導電
粉末(混合Ag粉末)を用いた場合(試料No.2)に
は、凹みの発生が認められた。
【0022】また、略球形状のAg粉末((a)のAg粉
末)30重量%、扁平形状のAg粉末((b)のAg粉
末)60重量%、及び微粉状のAg粉末((c)のAg粉
末)10重量%を配合した導電粉末(混合Ag粉末)を
用いた場合(試料No.11)及び、扁平形状のAg粉末
((b)のAg粉末)のみを用いた場合(試料No.10)
には、角状突起の発生が認められた。
【0023】さらに、略球形状のAg粉末((a)のAg
粉末)60重量%、扁平形状のAg粉末((b)のAg粉
末)10重量%、及び微粉状のAg粉末((c)のAg粉
末)30重量%を配合した導電粉末(混合Ag粉末)を
用いた場合(試料No.6)には、凹みや角状突起の発生
は認められなかったが、導電ペーストを焼成する際の収
縮率が大きくなり、外部電極が電子部品素子(この実施
例では積層セラミックコンデンサ素子)から浮き上がっ
てしまうという現象が認められた。
【0024】なお、上記実施例では、導電成分として、
Ag粉末を用いた場合について説明したが、Ag−Pd
混合粉末やAg−Pd合金粉末を用い、その略球形状、
扁平形状、及び微粉状の各粉末を所定の割合で配合した
ものを導電成分とした場合にも上記実施例と同様の効果
を得ることができる。導電成分としては、さらにその他
の金属粉末、金属混合粉末、合金粉末などを用いること
も可能である。
【0025】また、上記実施例では、積層セラミックコ
ンデンサの外部電極を形成する場合を例にとって説明し
たが、本発明の導電ペーストは積層セラミックコンデン
サに限らず、圧電共振部品や正特性サーミスタなどの種
々の電子部品の外部電極を形成する場合に好適に用いる
ことができる。
【0026】本発明は、さらにその他の点においても上
記実施例に限定されるものではなく、略球形状、扁平形
状及び微粉状の各金属粉末の配合比、ガラスフリット、
バインダー、溶剤などの添加物の種類や添加量などに関
し、発明の要旨の範囲内において種々の応用、変形を加
えることが可能である。
【0027】
【発明の効果】上述のように、本発明の導電ペースト
は、導電成分として、(a)略球形状で、粒径が約1〜6
μmの金属粉末50〜70重量%、(b)扁平形状を有
し、粒径が約2〜5μmの金属粉末20〜50重量%、
(c)微粉状で、粒径が約0.1〜1μmの金属粉末5〜
20重量%を含む導電粉末を用いているので、従来の導
電ペーストを用いた場合には発生した、塗布、乾燥時や
焼付け時における、表面の凹みや角状突起の発生を抑
制、防止することができるようになる。
【0028】したがって、本発明の導電ペーストを用い
ることにより、積層セラミックコンデンサなどの電子部
品に、凹みや角状突起などのない良好な外部電極を形成
することができる。
【0029】また、前記金属粉末として、Ag粉末、A
g−Pd混合粉末、及びAg−Pd合金粉末からなる群
より選ばれる一種を用いることにより、凹みや角状突起
などがなく、電気的特性にも優れた外部電極を確実に形
成することが可能な導電ペーストを得ることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品に形成された外部電極の表面に凹みが
発生した状態を示す断面図である。
【図2】電子部品に形成された外部電極の表面に角状突
起が発生した状態を示す断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電成分として、 (a)略球形状で、粒径が約1〜6μmの金属粉末50〜
    70重量%、 (b)扁平形状を有し、粒径が約2〜5μmの金属粉末2
    0〜50重量%、 (c)微粉状で、粒径が約0.1〜1μmの金属粉末5〜
    20重量% を含む導電粉末を用いたことを特徴とする導電ペース
    ト。
  2. 【請求項2】 前記金属粉末がAg粉末、Ag−Pd混
    合粉末、及びAg−Pd合金粉末からなる群より選ばれ
    る一種であることを特徴とする請求項1記載の導電ペー
    スト。
JP27612894A 1994-10-13 1994-10-13 導電ペースト Pending JPH08115612A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000060613A1 (en) * 1999-03-30 2000-10-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Conductive paste, ceramic multilayer substrate, and method for manufacturing ceramic multilayer substrate
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Effective date: 20030408