JPH0811442A - 転写シート - Google Patents

転写シート

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JPH0811442A
JPH0811442A JP6151166A JP15116694A JPH0811442A JP H0811442 A JPH0811442 A JP H0811442A JP 6151166 A JP6151166 A JP 6151166A JP 15116694 A JP15116694 A JP 15116694A JP H0811442 A JPH0811442 A JP H0811442A
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JP
Japan
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group
alkyl group
lower alkyl
dye
transfer sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP6151166A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Morishima
高志 森嶋
Tsutomu Taki
勉 瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 薄葉状基材に色材層を設けた転写シートを加
熱して色材層中の色素を被記録体に転写して記録を得る
感熱転写記録方式に使用される転写シートにおいて、前
記色材層中に、特定の骨格を有するジスアゾゾ系色素、
ジシアノイミダゾールアゾ系色素およびインドアニリン
系色素を含有することを特徴とする。 【効果】 本発明の転写シートを用いれば、濃い黒が表
現でき、その色は無彩色に近く、かつ、耐光性に優れて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる熱転写記録方
式によるカラーハードコピーに使用される転写シートに
関する。特に昇華転写記録方式に使用される転写シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ画像等の電気信号によるカ
ラー画像をカラーハードコピーに変換するための技術が
進歩してきており、例えば、電子写真、インクジェッ
ト、感熱転写等の方式が検討されている。これらの内、
特に感熱転写方式は装置の保守や操作の容易なこと、装
置の小型化の可能なことから有利である。
【0003】感熱転写方式には、基材上の色材層を加熱
によって溶融させ、それを被記録材に転写する溶融転写
方式と、色材層中の色素のみを被記録材に移行させるい
わゆる昇華転写方式とが知られている。昇華転写方式
は、移行する色素の量を加熱の程度で制御することがで
きることから、濃度階調性の有る表現が可能であり、フ
ルカラープリントをはじめ、精細な画像を得ることに適
している。
【0004】通常のカラープリントは、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの3色を持って表現され、昇華転写方式に
用いられる転写シートもイエロー、マゼンタ、シアンの
3色の色材層を基材上に面順次に保有するものが多い。
一方で、黒をより良く表現するために、黒色専用の色材
層を加えた4色の色材層を保有する転写シートや、ある
いは、例えばレントゲンの様な、モノクロ画像を再現し
複製するための黒色の色材層のみを有する黒色専用の転
写シートの需要もある。
【0005】これら黒色用の色材層中の色素は、通常イ
エロー、マゼンター、シアンの各色相の色素が混合され
ており、例えば、特開昭61−148096号公報、特
開平3−7387号公報を挙げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】良い黒の転写シートで
あるためには、濃い黒が表現できること、無彩色に近い
こと、濃度で色質が変化しないこと、耐光性等の耐候
性、保存性が優れていること等の要求性能があるがその
全てを満足することはきわめて困難である。濃い黒が表
現できるためには、転写濃度の高い色素の組合せを用い
る必要がある。転写感度の低い組合せでは、もとより高
濃度の黒は期待できないが、配合される色素のいずれか
が、転写感度が低く高濃色が出せない場合も、高濃度に
おいて、他の配合色素の色質が強く表れることになるた
め無彩色の濃い黒を得る事ができない。
【0007】また黒が表現できるためには、色素の配合
を十分に考慮し、配合された結果の色材層を被転写材に
転写した際の色調が特定の色に偏らない無彩色に近くな
るようにする必要がある。無彩色とされるためには、C
IELAB表色系でa*値、b*値を測定したときのa*
=0、b*=0からの△Ec値(a*×a*+b*×b*の
平方根)が小さいことが必要であり、かなり厳しい選択
組合せが必要であり容易に達成することができない。
【0008】これら条件を満足するだけでも困難である
が、さらに画像の耐光性を満足させることが必要であ
る。耐光性については、単独で耐光性の良い色素を選択
する必要がある。さらに、例えば、特開昭63ー713
92号公報にも記載されているように、単独では耐光性
の良い色素同士でも、混合し、あるいは一方の転写した
上に他方を転写することによって、被記録材中で混合状
態になったりすると、耐光性が単独の場合より劣ってし
まう「キャタリティックフェード」と言われる現象が知
られており、その現象の起こらない組合せを選択する必
要がある。キャタリティックフェードは、ハッキリとし
た色素構造との相関が明白になっていないため、実際の
組合せの中から良好なものを選択していく必要があり困
難である。
【0009】なお、前記一般式(1)で示されるジスア
ゾ系色素は、既に特開昭60ー180889号公報に開
示されており、その本文中に昇華速度の揃ったブルー色
色素と配合することによって黒色を得るのに適している
との記述が有る。また、特開平5−201147号公報
にも一般式(1)で示される色素の一部が記載されてい
る。しかしながら、前記各種課題の全てを満足される黒
色のものが無い現状にあり、本発明は前記2件の公知文
献を踏まえた上で、各種課題を満足し、とりわけ耐光性
により優れた黒用の転写シートを提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意検討の結果、色材層を設けた転写シ
ートを加熱して色素を被記録体に転写して記録を得る感
熱転写記録方式に使用される転写シートにおいて、前記
一般式(1)で表されるジスアゾ系色素とジシアノイミ
ダゾールアゾ系色素とインドアニリン系色素とを含有す
る色材層を有する転写シートを用いて記録を行う事に依
って、高い黒濃度が達成され、無彩色に近い記録が得ら
れ、濃度による色質の変化が少なく、かつ高い耐光性を
示す黒色の記録を可能にすることを見出し本発明に到達
した。
【0011】すなわち、本発明の目的は、高い黒濃度が
達成され、無彩色に近い記録が得られ、濃度による色質
の変化が少なく、かつ高い耐光性を示す黒色の記録を可
能にする転写シートを提供することに存する。しかし
て、かかる本発明の課題は、薄葉状基材に色材層を設け
た転写シートを加熱して色材層中の色素を被記録体に転
写して記録を得る感熱転写記録方式に使用される転写シ
ートにおいて、下記一般式(1)で表されるジスアゾ系
色素、ジシアノイミダゾールアゾ系色素およびインドア
ニリン系色素を含有する色材層を有することを特徴とす
る転写シート。
【0012】
【化2】
【0013】(式中、X1、X2、X3及びX4は、水素原
子、アルキル基、アルコキシ基、水酸基、ニトロ基、シ
アノ基、アシル基、アシルアミノ基、アルコキシカルボ
ニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルスル
ホニル基、アルキルで置換されていても良いスルファモ
イル基、またはハロゲン原子を表し、Y1、Y2、Y3
4、Y5及びY6は水素原子、アルキル基、アルコキシ
基、ハロゲン原子もしくは水酸基を表すか、Y1とY2
たはY4とY5が互いに連結して芳香環を形成していても
よい。)によって容易に達成される。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。尚、前記
一般式(1)で表されるジスアゾ系色素は橙色系色素で
あり、ジシアノイミダゾールアゾ系色素は赤色系色素で
あり、インドアニリン系色素は青色系色素である。尚、
下記一般式(1)〜(4)の置換基において、低級と
は、炭素数が1〜8であることを意味する。
【0015】前記一般式(1)において、X1、X2、X
3及びX4は、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、水
酸基、ニトロ基、シアノ基、アシル基、アシルアミノ
基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルア
ミノ基、アルキルスルホニル基、アルキルで置換されて
いても良いスルファモイル基またはハロゲン原子を表
し、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5及びY6は水素原子、アル
キル基、アルコキシ基、ハロゲン原子もしくは水酸基を
表すか、Y1とY2またはY4とY5が互いに連結して芳香
環を形成していてもよい。
【0016】なかでもX1、X2、X3及びX4が、水素原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、水酸基、ニト
ロ基、シアノ基、低級アシルアミノ基、低級アルコキシ
カルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、メ
チルスルホニル基、エチルスルホニル基、ジメチルスル
ファモイル基、弗素原子、塩素原子または臭素原子を表
すことが好ましく、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5及びY6
水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、弗素原
子、塩素原子、臭素原子または水酸基を表すか、Y1
2またはY4とY5が互いに連結して芳香環を形成して
いていることが好ましい。
【0017】さらにX1、X2、X3及びX4が、水素原
子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ニ
トロ基、アセチルアミノ基、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、メトキシカルボニルアミノ基、エ
トキシカルボニルアミノ基または塩素原子を表すことが
特に好ましく、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5及びY6が水素
原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基塩
素原子または水酸基を表すか、Y1とY2またはY4とY5
が互いに連結して芳香環を形成していていることが特に
好ましい。
【0018】本発明におけるジシアノイミダゾールアゾ
系色素とは、通常下記一般式(2)で示される色素であ
る。
【0019】
【化3】
【0020】なお、一般式(2)において、特に限定は
されないが、X5は水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、ホルミルアミノ基、低級ア
シルアミノ基、低級アルキルスルホニルアミノ基、また
は低級アルコキシカルボニルアミノ基を表し、Y7は水
素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基または低級アル
コキシ基を表し、R1は低級アルキル基、低級アルケニ
ル基、アラルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、シア
ノ低級アルキル基、ハロゲノアルキル基、低級アルコキ
シ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アル
キル基、低級アルキルカルボニルオキシ低級アルキル基
または低級アシルアルキル基を表し、R 2およびR3はそ
れぞれ低級アルキル基、低級アルケニル基、アラルキル
基、アリール基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ
低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、テトラヒドロ
フルフリル基、低級アルコキシ低級アルキル基、アラル
キルオキシ低級アルキル基、アリールオキシ低級アルキ
ル基、アルケニルオキシ低級アルキル基、テトラヒドロ
フルフリルオキシ低級アルキル基、低級アルコキシカル
ボニル低級アルキル基、低級アルキルカルボニルオキシ
低級アルキル基、アリールカルボニルオキシ低級アルキ
ル基、低級アルコキシカルボニルオキシ低級アルキル
基、低級アルコキシエトキシ低級アルキル基または低級
アルコキシエトキシカルボニル低級アルキル基を表すこ
とが一般的である。
【0021】なかでも、X5が水素原子、塩素原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アシルアミノ基
または低級アルコキシカルボニルアミノ基を表し、Y7
が水素原子、塩素原子、低級アルキル基または低級アル
コキシ基を表し、R1が低級アルキル基、低級アルケニ
ル基、アラルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、モノ
クロル低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、低級ア
ルコキシ低級アルキル基、アルコキシカルボニル低級ア
ルキル基、低級アルキルカルボニルオキシ低級アルキル
基、低級アルコキシエトキシカルボニル低級アルキル基
または低級アシルアルキル基を表し、R2およびR3が低
級アルキル基、低級アルケニル基、アラルキル基、アリ
ール基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アル
キル基、シアノ低級アルキル基、低級アルコキシ低級ア
ルキル基、アラルキルオキシ低級アルキル基、アリール
オキシ低級アルキル基、低級アルケニルオキシ低級アル
キル基、テトラヒドロフルフリルオキシ低級アルキル
基、低級アルキルカルボニルオキシ低級アルキル基、ア
リールカルボニルオキシ低級アルキル基、低級アルコキ
シカルボニル低級アルキル基、低級アルコキシカルボニ
ルオキシ低級アルキル基または低級アルコキシエトキシ
低級アルキル基を表すことが好ましい。
【0022】さらに、X5が低級アシルアミノ基または
低級アルコキシカルボニルアミノ基を表し、Y7が水素
原子を表し、R1が低級アルキル基、低級アルケニル
基、アラルキル基、クロルエチル基、シアノエチル基ま
たは低級アルコキシエチル基、R 2およびR3が低級アル
キル基、低級アルケニル基、アラルキル基、クロルエチ
ル基、ヒドロキシエチル基、シアノエチル基、低級アル
コキシエチル基、低級アラルキルオキシエチル基、アリ
ールオキシエチル基、低級アルケニルオキシエチル基、
テトラヒドロフルフリルオキシエチル基、低級アルコキ
シカルボニルエチル基、アリールカルボニルオキシエチ
ル基、低級アルキルカルボニルオキシエチル基、低級ア
ルコキシカルボニルオキシエチル基または低級アルコキ
シエトキシエチル基を表すことが特に好ましい。
【0023】本発明におけるインドアニリン系色素と
は、特に限定されないが、例えば一般式(3)や一般式
(4)で表される色素が挙げられる。
【0024】
【化4】
【0025】
【化5】
【0026】一般式(3)において、特に限定はされな
いが、X6が水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ホルミルアミノ基、低級アシル
アミノ基、低級アルキルスルフォニルアミノ基または低
級アルコキシカルボニルアミノ基を表し、Y8が水素原
子、ハロゲン原子、メチル基または低級アルコキシ基を
表し、−A−が−CO−または−COO−を表し、R4
が低級アルキル基、低級アルケニル基、アラルキル基、
アリール基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級
アルキル基、シアノ低級アルキル基、テトラヒドロフル
フリル基、低級アルコキシ低級アルキル基、アラルキル
オキシ低級アルキル基、アリールオキシ低級アルキル
基、アルケニルオキシ低級アルキル基、低級アルコキシ
エトキシ低級アルキル基、テトラヒドロフルフリルオキ
シ低級アルキル基、ヘテロ環またはヘテロ環で置換され
たアルキル基を表し、R5およびR6がそれぞれ低級アル
キル基、低級アルケニル基、アラルキル基、アリール
基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル
基、シアノ低級アルキル基、テトラヒドロフルフリル
基、低級アルコキシ低級アルキル基、アラルキルオキシ
低級アルキル基、アリールオキシ低級アルキル基、アル
ケニルオキシ低級アルキル基、テトラヒドロフルフリル
オキシ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級
アルキル基、低級アルキルカルボニルオキシ低級アルキ
ル基、アリールカルボニルオキシ低級アルキル基、低級
アルコキシカルボニルオキシ低級アルキル基、低級アル
コキシエトキシ低級アルキル基または低級アルコキシエ
トキシカルボニル低級アルキル基を表し、R7およびR8
がそれぞれ水素原子、弗素原子で置換されていてもよい
アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子または−NH
−A−Rを表すことが一般的である。
【0027】なかでも、X6が水素原子、塩素原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、または低級アシルア
ミノ基を表し、Y8が水素原子、塩素原子、低級アルキ
ル基または低級アルコキシ基を表し、−A−は−CO−
または−COO−を表し、R 4が低級アルキル基、低級
アルケニル基、アラルキル基、アリール基、ハロゲノ低
級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級
アルキル基、テトラヒドロフルフリル基、低級アルコキ
シ低級アルキル基、アラルキルオキシ低級アルキル基、
アリールオキシ低級アルキル基、アルケニルオキシ低級
アルキル基、低級アルコキシエトキシ低級アルキル基ま
たはテトラヒドロフルフリルオキシ低級アルキル基を表
し、R5およびR6が低級アルキル基、低級アルケニル
基、アラルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキ
シ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、テトラヒド
ロフルフリル基、低級アルコキシ低級アルキル基、アラ
ルキルオキシ低級アルキル基、アリールオキシ低級アル
キル基、低級アルケニルオキシ低級アルキル基、テトラ
ヒドロフルフリルオキシ低級アルキル基、低級アルキル
カルボニルオキシ低級アルキル基、アリールカルボニル
オキシ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級
アルキル基、低級アルコキシカルボニルオキシ低級アル
キル基または低級アルコキシエトキシ低級アルキル基を
表し、R7およびR8が水素原子、アルキル基またはハロ
ゲン原子を表すことが好ましい。
【0028】さらに、X6が水素原子、メチル基または
エチル基を表し、Y8が水素原子を表し、−A−が−C
O−または−COO−を表し、R4が低級アルキル基、
低級アルケニル基、アラルキル基、アリール基、クロロ
エチル基、低級アルコキシエチル基、テトラヒドロフル
フリル基、アラルキルオキシエチル基、アリールオキシ
エチル基、アルケニルオキシエチル基またはテトラヒド
ロフルフリルオキシエチル基を表し、R5およびR6が低
級アルキル基、低級アルケニル基、アラルキル基、テト
ラヒドロフルフリル基、クロルエチル基、ヒドロキシエ
チル基、シアノエチル基、低級アルコキシエチル基、低
級アラルキルオキシエチル基、アリールオキシエチル
基、低級アルケニルオキシエチル基、テトラヒドロフル
フリルオキシエチル基、低級アルコキシカルボニルエチ
ル基、アリールカルボニルオキシエチル基、低級アルキ
ルカルボニルオキシエチル基、低級アルコキシカルボニ
ルオキシエチル基または低級アルコキシエトキシエチル
基を表し、R7が水素原子または塩素原子を表し、R8
水素原子、塩素原子、メチル基またはエチル基を表すこ
とが特に好ましい。
【0029】一般式(4)において、特に限定はされな
いが、X7が水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ホルミルアミノ基、低級アシル
アミノ基、低級アルキルスルフォニルアミノ基または低
級アルコキシカルボニルアミノ基を表し、Y9が水素原
子、ハロゲン原子、低級アルキル基、または低級アルコ
キシ基を表し、R9が低級アルキル基、アルケニル基、
アラルキル基、アリール基、ハロゲノ低級アルキル基、
ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、テ
トラヒドロキシフルフリル基、低級アルコキシ低級アル
キル基、アラルキルオキシ低級アルキル基、アリールオ
キシ低級アルキル基、低級アルケニルオキシ低級アルキ
ル基、テトラヒドロフルフリルオキシ低級アルキル基ま
たは低級アルコキシエトキシ低級アルキル基を表し、R
10およびR11がそれぞれ低級アルキル基、アルケニル
基、アラルキル基、アリール基、ハロゲノ低級アルキル
基、ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル
基、テトラヒドロキシフルフリル基、低級アルコキシ低
級アルキル基、アラルキルオキシ低級アルキル基、アリ
ールオキシ低級アルキル基、低級アルケニルオキシ低級
アルキル基、テトラヒドロフルフリルオキシ低級アルキ
ル基、アリールカルボニルオキシ低級アルキル基、低級
アルキルカルボニルオキシ低級アルキル基、低級アルコ
キシカルボニル低級アルキル基、アラルキルオキシカル
ボニル低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルオキ
シ低級アルキル基、アラルキルオキシカルボニルオキシ
低級アルキル基または低級アルコキシエトキシ低級アル
キル基を表すことが一般的である。
【0030】なかでも、X7が水素原子、塩素原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アシルアミノ基
または低級アルコキシカルボニルアミノ基を表し、Y9
が水素原子、塩素原子、低級アルキル基または低級アル
コキシ基を表し、R9が低級アルキル基、アルケニル
基、アラルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキ
シ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、テトラヒド
ロキシフルフリル基、低級アルコキシ低級アルキル基、
アラルキルオキシ低級アルキル基、アリールオキシ低級
アルキル基、低級アルケニルオキシ低級アルキル基、テ
トラヒドロフルフリルオキシ低級アルキル基または低級
アルコキシエトキシ低級アルキル基を表し、R10および
11が低級アルキル基、低級アルケニル基、アラルキル
基、アリール基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ
低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、テトラヒドロ
フルフリル基、低級アルコキシ低級アルキル基、アラル
キルオキシ低級アルキル基、アリールオキシ低級アルキ
ル基、アルケニルオキシ低級アルキル基、テトラヒドロ
フルフリルオキシ低級アルキル基、低級アルコキシカル
ボニル低級アルキル基、低級アルキルカルボニルオキシ
低級アルキル基、アリールカルボニルオキシ低級アルキ
ル基、低級アルコキシカルボニルオキシ低級アルキル
基、低級アルコキシエトキシ低級アルキル基または低級
アルコキシエトキシカルボニル低級アルキル基を表すこ
とが好ましい。
【0031】さらに、X7が水素原子、塩素原子、メチ
ル基、エチル基、メトキシキ基またはエトキシキ基を表
し、Y9が水素原子を表し、R9が低級アルキル基、低級
アルケニル基、アラルキル基、ハロゲノ低級アルキル
基、低級アルコキシエチル基、テトラヒドロフルフリル
基、アラルキルオキシエチル基、アリールオキシエチル
基、アルケニルオキシエチル基またはテトラヒドロフル
フリルオキシエチル基を表し、R10およびR11が低級ア
ルキル基、低級アルケニル基、アラルキル基、テトラヒ
ドロフルフリル基、クロルエチル基、ヒドロキシエチル
基、シアノエチル基、低級アルコキシエチル基、低級ア
ラルキルオキシエチル基、アリールオキシエチル基、低
級アルケニルオキシエチル基、テトラヒドロフルフリル
オキシエチル基、低級アルコキシカルボニルエチル基、
アリールカルボニルオキシエチル基、低級アルキルカル
ボニルオキシエチル基、低級アルコキシカルボニルオキ
シエチル基または低級アルコキシエトキシエチル基を表
すことが特に好ましい。
【0032】本発明の黒色の転写シートは、種々の考え
られる色素の組合せの中から選ばれたものであり、前記
一般式(1)で表されるジスアゾ系色素とジシアノイミ
ダゾールアゾ系色素とインドアニリン系色素を配合し、
それを用いた色材層を薄葉状基体上に設けることで得ら
れる。色素の配合には、それぞれの単独での転写感度を
考慮し、得られる黒の記録の色相が安定したものになる
ように配合することが必要である。
【0033】そのため、各色素の配合比率は、色材層中
の全色素100重量%中に、通常一般式(1)で表され
るジスアゾ系色素が20〜45重量%、ジシアノイミダ
ゾールアゾ系色素が10〜30重量%、インドアニリン
系色素が40〜65重量%の比率で含有されることを適
当であり、好ましくはジスアゾ系色素を24〜40重量
%、ジシアノイミダゾールアゾ系色素を12〜25重量
%、インドアニリン系色素を45〜57重量%である。
【0034】この様な配合比率で配合された色素を用い
て作られた転写シートを用いて得られる黒は、特定の色
に偏らない無彩色に近くなり、CIELAB表色系でa
*値、b*値を測定したときのa*=0、b*=0からの色
質の差(△Ec値)((a*×a*+b*×b*)の平方
根)が10以下、好ましくは6以下となる。また、その
耐光性は極めて良好であり、通常の室内では、ほとんど
変色、退色が無く、またキセノンフェドメーターを用い
ての促進試験においても、40時間の試験でその変化し
たCIELAB色差(△E*ab)は、12以下、好まし
くは6以下になる。
【0035】ここで用いられる薄葉状基材としては、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィル
ム、ポリアラミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリ
カーボネートフィルム、ポリフェニレンサルファイドフ
ィルム、ポリスルホンフィルム、セロファン、トリアセ
テートフィルム、ポリプロピレンフィルムなどが挙げら
れるが、中でもポリエチレンテレフタレートフィルム
は、機械的強度、寸法安定性、耐熱性、価格などの面か
ら好ましく、特に2軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムが好ましい。これらの薄葉状基材の厚さは通常
1〜30μm、好ましくは2〜10μmである。
【0036】薄葉状基材には、色材層との接着性を向上
させるために、ベースフィルムの表面にコロナ処理を行
ったり、あるいはポリエステル系樹脂、セルロース系樹
脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ウレタン系樹脂、ポ
リ塩化ビニリデン系樹脂などによるアンカーコートを設
けても良い。薄葉状基材への色材層の形成は通常の方法
でよい。例えば、色素と耐熱性の良好なバインダー樹脂
を、適当な溶媒に溶解あるいは分散させてインキを調製
し、このインキをベースフィルムに塗布し、乾燥すれば
良い。
【0037】バインダー樹脂中の色素の比率が高い方が
一般に転写感度や最高到達濃度が高く、色素の比率が低
いと感度、到達濃度が低くなる。しかし、色素の比率が
極端に高くなってくると、高温下、高湿度下、あるいは
長期保存下で色素がバインダー中から析出してくること
になり、転写画像に悪影響をもたらす。従って、転写シ
ートの保存安定性と転写性とのかねあいから、バインダ
ーと色素の混合比は、1:2〜2:1の範囲が適当であ
り、より好ましくは、1:1.5〜1.5:1の範囲で
ある。
【0038】この場合のバインダー樹脂としては、ポリ
カーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアリレート樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリアラミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
リエーテルイミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニ
トリルースチレン樹脂およびアセチルセルロース、メチ
ルセルロース、エチルセルロースなどのようなセルロー
ス系樹脂が例として挙げられる。使用される溶剤として
は、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤;メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ンなどのケトン系溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチルなどの
エステル系溶剤;イソプロパノール、ブタノール、メチ
ルセロソルブなどのアルコール系溶剤;ジオキサン、テ
トラヒドロフランなどのエーテル系溶剤;ジメチルホル
ムアミド、Nーメチルピロリドンなどのアミド系溶剤な
どを挙げることができる。
【0039】上記のインキの中には上記成分の他に、必
要に応じて有機または無機の非昇華性粒子、分散剤、帯
電防止剤、ブロッキング防止剤、消泡剤、酸化防止剤、
粘度調節剤などの添加剤を添加することが出来る。ま
た、レーザー光を用いる昇華転写方式に用いるために赤
外線吸収剤やカーボンブラックを添加することもでき
る。
【0040】これらのインキの塗布方法に特に制限はな
いが、例えば、グラビアコーター、リバースロールコー
ター等を用いることができ、例えば、「印刷インキハン
ドブック」(印刷インキ工業連合会編集・発行、197
8年)に記載の方法を参考にすることができる。塗布膜
厚は乾燥膜厚で0.1〜5μmが適当であり、より好ま
しくは、0.5〜2μmである。
【0041】転写シートの色材層とは反対面に、必要に
応じて耐熱層を設けても良い。耐熱層としては特に制限
は無いが、例えば紫外線硬化樹脂等の硬化樹脂を用いた
ものやTgの高い熱可塑性樹脂を用いたものが知られて
いる。耐熱層は、サーマルヘッドの熱に対する耐熱性の
他に、サーマルヘッドに対する滑り性が必要とされるこ
とから、シリコーンオイルの様な滑剤が添加されている
ことが一般的である。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの実施
例に限定されるものではない。なお、特に明記しない限
り、%、部数は重量換算である。 [実施例1] (a)転写シートの作製 色素1−1(一般式(1)に於て、X1、X2、X3
4、Y3、Y4、Y5及びY6はそれぞれ水素原子を表
し、Y1及びY2は互いに結合して、芳香環上に水素原子
以外の置換基を持たない6員環の芳香環を表す。)32
部、色素2−1(一般式(2)に於て、X5がアセチル
アミノ基、Y7が水素原子、R1がアリル基、R2おYび
3がそれぞれノルマルプロピル基を表す。)20部、
色素3−1(一般式(3)に於て、X6がメチル基、Y8
が水素原子、Aが−CO−、R4がメチル基、R5及びR
6がそれぞれエチル基、R7が水素原子、R8がメチル基
を表す。)48部とAS樹脂(商品名”サンレックスS
AN−A”、モンサント化成株式会社製)125部とメ
チルエチルケトン200部、トルエン500部を混合撹
拌して得られたインクを6μmのポリエステルフィルム
にバーコーターを用いて乾燥膜厚が2μmになるように
塗工乾燥した。その背面にアクリル樹脂(商品名”BR
−80”、三菱レイヨン株式会社製)10重量部、アミ
ノ変性シリコーンオイル(商品名”KF393”、信越
化学株式会社製)1重量部、トルエン89重量部を混合
溶解した液をバーコーターを用いて乾燥厚みが1μにな
るように塗工乾燥し、耐熱層を設けた。
【0043】(b) 受像体の作製 ポリビニルフェニルアセタール樹脂70部、塩化ビニル
/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合樹脂(商品名”
エスレックA”、積水化学株式会社製)30部、 シリ
コーンワニス(商品名TSR−160、固形分濃度60
%、東芝シリコーン株式会社製)30部、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート系多官能イソシアネート化合物(商
品名”マイテックNY−710A”、固形分濃度75
%、三菱化成株式会社製)15部、アミノ変性シリコー
ンオイル(商品名”KF393”、信越化学工業株式会
社製)2.5部、メチルエチルケトン600部、トルエ
ン600部からなる液を合成紙(商品名”ユポFPG1
50”、王子油化合成紙株式会社製)にワイヤーバーで
塗布、乾燥し(乾燥膜厚約5μm)、さらにオーブン中
で80℃で12時間熱処理することにより受像体を作製
した。
【0044】上記のポリビニルフェニルアセタール樹脂
はポリビニルアルコール(鹸化度99モル%、重合度1
700)をフェニルアセトアルデヒドでアセタール化す
ることにより得たものであり、下記構造式(5)であっ
た。
【0045】
【化6】
【0046】(c)印字記録 上記(a)の様にして作製された熱転写記録用シートの
色材層面と、上記(b)の様にして作成された受像体の
樹脂塗布面を重ね、5.6ドット/mmの発熱抵抗体密
度を有する部分グレース型ラインサーマルヘッドを使用
して、送り方向に6ライン(ドット)/mmで、16m
s/ラインの速度で、印可電力0.20W/ドットで印
字を行った。1ライン当たりのヘッドに印可する時間を
それぞれ13ms、8msにすることでそれぞれ濃色、
および淡色の印字を得た。 (d)濃度、色度の測定 上記(c)の様にして印字された印字物の濃色の反射濃
度計(商品名”マクベスRD−927型”、マクベス社
製)で、フィルターをオルソマッチクで測定した。その
結果、濃度1.50を得ることができた。
【0047】さらに淡色と濃色のそれぞれのCIELA
B色度をJIS Z−8722に準拠する光学系を有す
る色差計(商品名”分光色差計SZ−Σ80”、日本電
色工業株式会社製)を用いて、C光源、視野角2度で測
定した。その結果、濃色では、a*=−1.5、b*=−
2.2、淡色では、a*=−1.7、b*=−0.2であ
り、a*=0、b*=0からの色質の差(△Ec)は、そ
れぞれ2.7、1.7であり、無彩色に近かった。 (e)耐光性試験 上記(c)の様にして印字された印字物の濃色のサンプ
ルを、キセノンランプを用いた耐光性試験機(商品名”
キセノンフェードメーターFAL−25AX”、スガ試
験機株式会社製)を用いて、40時間耐光性試験を行
い。試験前の印字物と試験後のそれとを、(d)で用い
たのと同じ色差計で、同条件で測定した。そのCIEL
AB色差(△E*ab)は、2.7と小さかった。
【0048】[実施例2〜7]実施例1で使用した色素
の組合せと量の代わりに、下記の表−1に示した色素の
組合せと量を用いた他は、実施例1と同様に試験を行
い、その結果を表−3に示した。いずれも、高濃度で中
庸に近い黒が得られ、かつ耐光性は良好であった。
【0049】
【表1】
【0050】上記表−1において、色素1−2は、一般
式(1)に於て、X1、X2、X3、X4、Y2、Y4、Y5
及びY6はそれぞれ水素原子、Y1及びY3はそれぞれメ
トキシ基を表す。色素2−2は、一般式(2)に於て、
5はアセチルアミノ基、Y7は水素原子、R1、R2及び
3はそれぞれノルマルブチル基を表す。色素3−2
は、一般式(3)に於て、X6はメチル基、Y8は水素原
子、Aは−COO−、R4はエチル基、R5及びR6はそ
れぞれエチル基、R7は塩素原子、R 8はメチル基を表
す。
【0051】色素3−3は、一般式(3)に於て、X6
及びY8はそれぞれ水素原子、Aは−CO−、R4はメチ
ル基、R5及びR6はエチル基、R7及びR8はそれぞれ水
素原子を表す。色素3−4は、一般式(3)に於て、X
6はメチル基、Y8は水素原子、Aは−CO−、R4はメ
チル基、R5及びR6はそれぞれエチル基、R7は塩素原
子、R8はメチル基を表す。色素4−1は、一般式
(4)に於て、X7及びY9はそれぞれ水素原子、R9
ブチル基、R10及びとR11はそれぞれエチル基を表す。
【0052】[比較例1〜3]実施例1で使用した色素の
組合せと量の代わりに、下記の表−2に示した色素の組
合せと量を用いた他は、実施例1と同様に試験を行い、
その結果を表−3に示した。比較例1および2において
は、中庸で感度の高い黒が得られたものの耐光性は不十
分であった。比較例3においては、耐光性は良好であっ
たものの感度が低く、また濃度が異なるときの色質の差
が大きかった。尚、色素5は黄色系色素であり、色素6
は赤色系色素であり、色素7は青色系色素である。
【0053】
【表2】
【0054】表−2中、色素5は下記構造式(6)に、
色素6は下記構造式(7)に、色素7は下記構造式
(8)にそれぞれ示した。
【0055】
【化7】
【0056】
【化8】
【0057】
【化9】
【0058】
【表3】
【0059】
【発明の効果】本発明の転写シートを用いれば、濃い黒
が表現でき、その色は無彩色に近く、かつ、耐光性に優
れている。
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】[比較例1〜]実施例1で使用した色素の
組合せと量の代わりに、下記の表−2に示した色素の組
合せと量を用いた他は、実施例1と同様に試験を行い、
その結果を表−3に示した。比較例1においては、中庸
で感度の高い黒が得られたものの耐光性は不十分であっ
た。比較例においては、耐光性は良好であったものの
感度が低く、また濃度が異なるときの色質の差が大きか
った。尚、色素5は黄色系色素であり、色素6は赤色系
色素であり、色素7は青色系色素である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】
【表2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】
【表3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄葉状基材に色材層を設けた転写シート
    を加熱して色材層中の色素を被記録体に転写して記録を
    得る感熱転写記録方式に使用される転写シートにおい
    て、下記一般式(1)で表されるジスアゾ系色素、ジシ
    アノイミダゾールアゾ系色素およびインドアニリン系色
    素を含有する色材層を有することを特徴とする転写シー
    ト。 【化1】 (式中、X1、X2、X3及びX4は、水素原子、アルキル
    基、アルコキシ基、水酸基、ニトロ基、シアノ基、アシ
    ル基、アシルアミノ基、アルコキシカルボニル基、アル
    コキシカルボニルアミノ基、アルキルスルホニル基、ア
    ルキルで置換されていても良いスルファモイル基、また
    はハロゲン原子を表し、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5及び
    6は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン
    原子もしくは水酸基を表すか、Y1とY2またはY4とY5
    が互いに連結して芳香環を形成していてもよい。)
  2. 【請求項2】 前記色材層に含まれる色素100重量%
    中に、一般式(1)で表されるジスアゾ系色素が20〜
    45重量%、ジシアノイミダゾールアゾ系色素が10〜
    30重量%、インドアニリン系色素が40〜65重量%
    の比率で含有されることを特徴とする請求項1記載の転
    写シート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009184271A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Sony Corp 熱転写シート、熱転写シートセット及び画像形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009184271A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Sony Corp 熱転写シート、熱転写シートセット及び画像形成方法

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