JPH08112469A - コンピュータミシン - Google Patents

コンピュータミシン

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JPH08112469A
JPH08112469A JP27991494A JP27991494A JPH08112469A JP H08112469 A JPH08112469 A JP H08112469A JP 27991494 A JP27991494 A JP 27991494A JP 27991494 A JP27991494 A JP 27991494A JP H08112469 A JPH08112469 A JP H08112469A
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pattern
sewing
sewing machine
screen
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Yasuro Sano
康郎 佐野
Shuzo Morimoto
周三 森本
Koushirou Oumiya
光史朗 近江屋
Mikio Koike
三喜夫 小池
Keiko Maejima
恵子 前島
Eiji Murakami
英二 村上
Shinichi Fuchigami
伸一 渕上
Takayuki Kawasato
隆行 川里
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Janome Corp
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】所望の縫目模様を形成可能にしているコンピュ
ータミシンにおいて、透明タッチパネルと液晶表示部が
積層された表示装置2を備え、スタートストップキー
3、返し縫いキー4および速度設定キー7等のミシンの
運転操作時に必要なキー群をミシン1のあご部等の操作
しやすい位置に設け、これらのキーを除く縫いモード選
択キー、振幅、送り設定キー等の各種ファンクションキ
ーは表示制御プログラムにより表示装置操に作可能な画
面キーとして表示させるようにし、共通の表示装置を用
いて互いに異なる仕様の各仕向地に対してそれぞれ表示
ソフトの変更で対処するように構成した。 【効果】互いに仕様の異なる各仕向け地に対してミシン
を構成する場合に、仕向け地の種類が増加しても表示仕
様の異なる部品を最小限に押え、画面キー化した各種フ
ァンクションキーは表示ソフトの変更で対処できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータミシンに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータミシンは、各仕向け
地に対してミシンを構成する場合に、模様モード選択キ
ー、振幅、送り設定キー等の機能キーが、ミシン正面パ
ネルに操作キーの形で配設され、それらのキー群を各仕
向け地毎に変更していたため、仕向け地の種類が増加す
るに従い多くの表示仕様等が異なる部品が必要となって
いた。
【0003】また、従来のコンピュータミシンではミシ
ンの電源を投入すると、直線縫いを含む実用縫いが選択
可能な実用縫いモードが自動的に選択されていたが、ミ
シンの多機能化に伴い、例えば刺しゅう縫いモードを選
択したい場合、実用縫いモードの状態でミシンの正面パ
ネルに配設された縫いモード選択キーを操作して、目的
のモードを再選択することできた。
【0004】しかし複数の縫いモード選択キーを画面キ
ーにしてメニュー化すると、ミシンの電源投入後、直線
縫いを含む実用縫いが選択可能な実用縫いモードが自動
的に選択されると、ミシンの仕様者はどのような縫いモ
ードがあるか分からず新たな縫いモードの選択を行う場
合に、その操作に戸惑うといったミシンの使い勝手上の
問題があった。
【0005】また、コンピュータミシンの多機能化に伴
い、例えば縫い模様に係る糸調子、各種設定のためのマ
イセットキー等のファンクションキー群に加え、組合せ
模様で必要となる模様記憶キー、反転記憶キー、ストッ
クキー等、数多くのファンクションキー群が必要にな
り、これらのファンクションキーを画面キーとして表示
装置に常時表示させようとすると、これらのファンクシ
ョンキー群の表示がミシンの使用者にとって分かりづら
く、操作しにくいものとなる恐れがあった。
【0006】また、コンピュータミシンの多機能化に伴
い、コンピュータミシンが普通縫いと刺しゅう縫いとを
選択的に切り換えて所望の縫目模様の形成が可能にな
り、刺しゅう範囲の大きさが異なる刺しゅう模様の形成
も可能になり、これらの刺しゅう模様に対して複数の刺
しゅう可能範囲の大きさが異なる刺しゅう枠が準備され
ているが、刺しゅう模様の選択時に複数の刺しゅう枠の
うちどの刺しゅう枠が使用可能かが分からず不便であっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、第1に互いに表示仕様等が異なる各仕向け
地に対してミシンを構成する場合に、仕向け地の種類が
増加しても表示仕様の異なる部品を最小限に押え、部品
の共通化を図ることである。
【0008】また、第2にモード選択キーを画面キー化
したので、ミシンの電源投入後、従来のように直ちに使
用頻度の高い模様選択画面が表示されるのは好ましくな
いので、電源投入時にモード選択のためにメニュー画面
をある一定時間表示させ、縫いモードの種類をミシンの
仕様者に知らせると共に実用上の見地から一定時間経過
後に使用頻度の高い模様選択画面が表示されるように
し、また各縫いモードの模様選択画面から必要に応じて
メニュー選択画面を表示できるようにし、新たな縫いモ
ードが容易に選択できるようにすることである。
【0009】また、第3にコンピュータミシンの多機能
化に伴い、例えば縫い模様に係る糸調子、各種設定のた
めのマイセットキー等のファンクションキー群に加え、
組合せ模様で必要となる模様記憶キー、反転記憶キー、
ストックキー等、数多くのファンクションキー群を表示
装置に画面キーとして表示する場合に、使用者がこれら
のファンクションキー群の操作を容易に行えるようにす
ることである。
【0010】また第4に刺しゅう縫いモードでの刺しゅ
う模様選択時に、その刺しゅう模様を刺しゅう可能な総
ての刺しゅう枠がミシンの仕様者に分かるようにするこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来技
術の課題を解決するために、所望の縫目模様を形成可能
にしているコンピュータミシンにおいて、透明タッチパ
ネルと液晶表示部が積層された表示装置を備え、スター
トストップキー、返し縫いキーおよび速度設定キー等の
ミシンの運転操作時に必要なキー群をミシンのあご部等
の操作しやすい位置に設け、これらのキーを除く縫いモ
ード選択キー、振幅、送り設定キー等の各種ファンクシ
ョンキーは表示制御プログラムにより表示装置に操作可
能な画面キーとして表示させると共に互いに異なる表示
仕様の各仕向地に対しては、表示ソフトの変更で対処す
るように構成した。
【0012】本発明は更に、所望の縫目模様を形成可能
にしているコンピュータミシンにおいて、透明タッチパ
ネルと液晶表示部が積層された表示装置を備え、電源投
入時に選択可能な複数の縫いモード選択キーがメニュー
画面が表示され、縫いモード選択キーの押圧操作により
所望の縫いモードの模様選択画面が選択可能で、かつ電
源投入後一定時間が経過すると普通縫いの使用頻度の高
い縫いモードの模様選択画面が自動的に選択表示され、
かつ模様選択画面からメニュー画面に切り換え可能に構
成した。
【0013】本発明は更に、所望の縫目模様を形成可能
にしているコンピュータミシンにおいて、透明タッチパ
ネルと液晶表示部が積層された表示装置を備え、第1の
ファンクションキー群の所定のキーの操作により、表示
装置の所定のエリアに表示された模様選択画面で縫い模
様に係る糸調子等の第2のファンクションキー群が、記
憶キー、反転記憶キー、ストックキー等の第3ファンク
ションキー群に切り換え表示されるように構成した。
【0014】本発明は更に、普通縫いと枠刺しゅう縫い
とを選択的に切り換えて所望の縫目模様を形成可能にし
ているコンピュータミシンにおいて、透明タッチパネル
と液晶表示部が積層された表示装置と、刺しゅう模様選
択キーと、各縫い模様の刺しゅう縫いデータと、刺しゅ
う縫いデータに対応する模様表示データおよび使用可能
な刺しゅう枠の表示データを記憶している刺しゅう模様
記憶手段とを備え、刺しゅう模様選択時に表示装置に選
択した縫い模様と共に使用可能な刺しゅう枠を表示する
ように構成した。
【0015】
【発明の作用】本発明によれば、第1にミシン運転時に
操作が必要となるスタート/ストップキー、速度設定キ
ー等の操作キーを除き、振幅量、送り量設定等を初めと
する各種ファンクションキーを画面キー化することによ
り、互いに表示仕様の異なる各仕向け地に対してミシン
を構成する場合に、仕向け地の種類が増加しても表示仕
様の異なる部品を最小限に押え、画面キー化した各種フ
ァンクションキーはソフト変更で対処するようにしたの
で、在庫管理がし易くなると共にミシンの組み立てライ
ンも共用化が図れ、ミシンのコスト低減が可能になり消
費者にコストパーフォーマンスの高いミシンを提供でき
る。
【0016】また、第2に縫いモード選択キーを画面キ
ーにして、ミシンの電源投入後、縫いモード選択のため
のメニュー画面を一定時間表示し、その間に所望の縫い
モードの選択を可能にすると共にミシンの仕様者に縫い
モードの種類を知らしめ、予め定められた一定時間選択
操作をしないと、実用上の見地から自動的に使用頻度の
高い縫い模様の模様選択画面に切り換わり、かつその画
面を含む模様選択画面から必に要応じてメニューキーを
操作することにより、元のメニュー画面に戻すことがで
きるので、ミシンの使用者は新たな縫いモードの選択が
容易に行える。
【0017】また第3に、縫い模様に関する糸調子キ
ー、各種設定を行うためのマイセットキー等のファンク
ションキー群と、組合わせ模様で必要となる模様記憶キ
ー、反転記憶キー、ストックキー等からなるファンクシ
ョンキー群を画面キーとして表示部の同じ位置に相互に
切り換え表示できるようにしたので、表示装置の限られ
たスペースを有効に利用できると共に使用者はこれらの
ファンクションキーの操作を容易に行うことができる。
【0018】また第4に、刺しゅう模様選択時に使用可
能なすべての刺しゅう枠が表示されるので、使用者はそ
の表示に従って刺しゅう枠を選択すれば、縫いの途中で
針と枠とが干渉することなく円滑な刺しゅう作業が行え
る。
【0019】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図1
は、本発明に係るミシンの斜視図であり、ミシン1は、
普通縫い機能と刺しゅう縫い機能とを備えている。ミシ
ンの前面パネルには、透明タッチパネルと液晶表示部が
積層された表示装置2が配設され、ミシン作業に関する
各種表示の他に各種画面キーとして機能する。
【0020】ミシン1のあご部付近には、下側よりスタ
ート/ストップキー(以後S/Sキー)3、返し縫いキ
ー4、止め縫いキー5、上下停止キー6が配設され、更
にその上方には、ミシンの運転速度を変更する速度設定
キー7が配設されている。これら3〜7のキー群は、ミ
シンの運転時に操作が必要なキー群である。
【0021】次に図2を参照しながら本発明のミシンの
制御ブロック図につい説明する。縫いモード選択キー8
は、ミシン1の電源の投入時等にメニュー画面に表示さ
れる複数のキーであり、縫いモード選択キー8で所望の
縫いモードを選択すると、模様選択画面に切り換わりそ
のモードの複数の模様選択キー9が表示装置2に画面キ
ーとして表示される。
【0022】総合制御装置40は、図示しないがCPU
およびミシン全体の制御を行う制御プログラム、固定デ
ータが記憶された記憶装置、プログラムの実行に必要な
データ等を一時記憶する記憶装置およびI/Oポート等
が内蔵されている。
【0023】総合制御装置40には、S/Sキー3、返
し縫いキー4、止め縫いキー5、上下停止キー6および
ミシンの運転速度を変更する速度設定キー7が接続され
ており、これら3〜7のキー群は、前記したようにミシ
ンの運転時に操作が必要なキー群で、特にこれらのうち
特にS/Sキー3、返し縫いキー4および速度設定キー
7は、使用頻度等の面でミシンの運転時の操作が必要不
可欠なキー群である。
【0024】普通縫い模様記憶手段44には、普通縫い
の複数の模様データが記憶され、総合制御装置40に接
続されている。刺しゅう模様記憶手段14はICカード
等で構成され、複数の刺しゅう模様データおよび各種表
示データ等が記憶され、刺しゅう縫いモード選択時に総
合制御装置40に接続される。
【0025】更に総合制御装置40には各種ステッピン
グモータが接続され、縫目形成手段46の上軸位相検出
器42で検出したミシンの各位相区間で、これらのステ
ッピングモータを制御する。それらはミシンの振幅制御
機構および送り制御機構からなる縫目制御機構36を制
御する振幅制御モータ30、送り制御モータ32、刺し
ゅう縫い用のX−Y駆動機構28を制御するX駆動モー
タ24、Y駆動モータ26である。
【0026】X−Y駆動機構28のキャリッジ22に
は、刺しゅう枠18が取り付けられるようになってお
り、刺しゅう縫いモードでキャリッジ22により移動制
御させられるようになっている。
【0027】(1)仕様の異なる仕向け地に対する部品
の共用化 図1のミシン1のアームのあご部付近には前記したよう
に下側より、S/Sキー3、返し縫いキー4、止め縫い
キー5、上下停止キー6が配設されており、更にその上
方部にはミシンの運転速度を変更する速度設定キー7が
配設されている。これら3〜7キーは、ミシンの運転時
に操作が必要なキー群である。これらのうち特にS/S
キー3、返し縫いキー4および速度設定キー7は、使用
頻度等の面でミシンの運転時の操作が必要不可欠なキー
群である。
【0028】また従来のミシンでは、前記したミシンの
運転時に必要なキー以外のキー、例えば図3に示す普通
縫いモード選択キー8、刺しゅう縫いモードキー8’
は、常時表示される構成、例えばキーボードで構成され
ていた。そのため従来これらのキーは、国内向けと輸出
向けとでは表示を変える必要があり、それに対応するた
めにそれぞれ表示等の仕様が異なる部品が必要であっ
た。
【0029】図3に示すメニュー画面は、ミシンの電源
投入時等に表示される。ここで例えば「直線、BH、実
用縫い」モードキー8aを押すと、図5に示すように9
の位置に模様キー群が表示され、その中のいずれかを選
択すると、表示部10に選択された模様が表示される。
【0030】更にその模様の幅、あらさ(振幅量、送り
量)を変更したい場合は、幅、あらさキー11a、を操
作すると、これらの変更画面が図6に示すようにウイン
ドウ表示され、幅キー15a、15bにより幅が、また
あらさキー16a、16bにより送りのあらさが変更で
きる。
【0031】図3、図4は本発明の実施例に係る国内向
けと、米国向けのメニュー画面の例であり、表示仕様の
相違は、表示データおよび表示プログラムを変更するこ
とでソフト的に対応している。更に従来のミシンでは図
6に示す縫目の幅キー15a、15b、あらさキー16
a、16b、説明キー11b等が常時表示される構成、
例えばキーボード等で構成されていたが、本実施例では
画面キー化して、ソフト変更で対応できる構成にした。
このため表示装置2は各仕向け地で共通化することが可
能になった。
【0032】ここでは、ソフトで対応できる画面とし
て、米国向けのメニュー画面の例を図4に示したが、メ
ニュー画面だけでなく図5に示す模様選択画面、図6に
示す縫目の幅、あらさの設定画面等のその他の画面につ
いても同様にソフト変更で対応できることは明らかであ
る。
【0033】以上のように本実施例によれば、ミシン運
転時に操作が必要となるスタート/ストップキー3、返
し縫いキー4、速度設定キー7等の操作キーを除き、振
幅量、送り量設定等を初めとする各種ファンクションキ
ーを画面キー化することにより、互いに仕様の異なる各
仕向け地に対してミシンを構成する場合に、仕向け地の
種類が増加しても表示仕様の異なる部品を最小限に押
え、画面キー化した各種ファンクションキーはソフト変
更で対応するようにしたので、在庫管理がし易くなると
共にミシンの組み立てラインも共用化が図れ、ミシンの
コスト低減が可能になり消費者にコストパーフォーマン
スの高いミシンを提供できる。
【0034】(2)縫いモードの選択 次に本実施例の縫いモードの選択について説明する。ミ
シンの電源を投入すると、前記したように表示装置2に
は図3に示すようにメニュー画面が表示され、縫いモー
ドキー8、8’のうち所望のキーを押すことにより縫い
モードの選択が可能になる。
【0035】縫いモードの選択制御について図7のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。同図において、S
n(n=1、2、3、・・・)は、制御の各処理ステッ
プを示す。
【0036】ミシンの電源を投入すると、S1で表示装
置に縫いモードを選択するためのメニュー画面が図3に
示すように表示され、同時に予め記憶された設定時間が
タイマーにセットされ、タイマーがスタートする。
【0037】S2で縫いモードが選択されたか否かが判
別され、選択されるとS3で選択された縫いモードの模
様選択画面が画面表示される。選択されない場合はタイ
マが設定された時間に達するまで、S2、S4の判別処
理を繰り返し実行し、設定された時間に達すると、S5
に進み、図5に示すように自動的に使用頻度の高い直線
縫い、ボタンホール縫いおよび実用縫いの模様選択画面
に切り換わる。
【0038】なお、図5に示す実用縫い等の模様選択画
面から他の縫いモードを選択する場合は、模様選択画面
のメニューキー11cを押すと、図3に示すメニュー画
面に戻り新たな縫いモードの選択が可能になる。この場
合のメニュー画面は、電源投入時のメニュー画面と異な
り縫いモードを選択するまで、その表示画面のままであ
る。
【0039】以上のように本実施例によれば、縫いモー
ド選択キーを画面キーにして、ミシンの電源投入後、縫
いモード選択のためのメニュー画面を一定時間表示し、
その間に所望の縫いモードの選択を可能にすると共にミ
シンの仕様者に縫いモードの種類を知らしめ、予め定め
られた一定時間選択操作をしないと、実用上の見地から
自動的に使用頻度の高い縫い模様の模様選択画面に切り
換わり、かつその画面を含む模様選択画面から必要に応
じてメニューキーを操作することにより、元のメニュー
画面に戻すことができるので、ミシンの使用者は新たな
縫いモードの選択が容易に行える。
【0040】(3)ファンクションキー群の切り換え表
示 次に表示画面のファンクションキー群の切り換え表示に
ついて説明する。図3のメニュー画面で「かざりぬい」
モードを選択すると、図8に示すような飾り縫いの模様
選択画面に切り換わる。同図は飾り縫いの単一模様を縫
うための模様選択画面であり、表示画面の中央付近に
は、選択可能な模様群が表示位置9に表示され、縫いた
い模様の上を押すとその模様が選択される。
【0041】例えば模様9aを選択すると、表示部10
にその模様が表示される。模様群表示部9の右側の表示
部11には模様の選択に関連するファンクションキーお
よび選択された模様の振幅、送り等の変更のためのファ
ンクションキー等からなる第1のファンクションキー群
が表示されている。
【0042】更に示画面の下段には表示位置12に糸調
子変更キー12a、12bおよびその他単一模様を縫う
ために必要な各種ファンクションキーからなる第2のフ
ァンクションキー群が表示されている。第2のファンク
ションキー群中、マイセットキー12cは、糸調子のオ
ートレベル変更設定、シームガイドのガイド距離設定時
等に操作される。ファンクションキー12dは、下糸ボ
ビンの下糸の巻量検出時に操作され、ファンクションキ
ー12eは針棒の上下停止モードの切り換え時に操作さ
れる。
【0043】実際の縫いではこれらの他にもファンクシ
ョンキーが必要であるが、これ以上ファンクションキー
を同一画面に表示しようとすると、各キーの大きさが小
さくなったり、一度に表示できる模様選択キーの数がが
少なくなったりし操作性が悪くなる。従って本実施例で
は組合せ模様を縫う場合に必要となる第3のファンクシ
ョンキー群を、第2のファンクションキー群と切り換え
表示するようにし、表示画面の表示部12を有効に利用
できるように構成した。
【0044】即ち本実施例では図8の状態で組み合わせ
キー11dを操作すると、表示位置12に第2のファン
クションキー群に代わり第3のファンクションキー群が
表示される。これらは、「記憶」キー13a、「反転」
キー13b、「ストック」キー13c、「コール」キー
13d、「取消」キー13eおよび「確認」キー13f
等の各ファンクションキーからなる。
【0045】組み合わせキー11dの反転表示と、これ
ら第3のファンクションキー(13a〜13f)群の表
示とにより、ミシンの使用者は組み合わせ縫いが有効で
あることが判別できると共に表示位置12に表示された
第3のファンクションキー群が組み合わせ模様形成のた
めの記憶に関するキー群であることが分かり、組み合わ
せ縫いの記憶操作の作業性が改善できる。
【0046】以上のように本実施例によれば、縫い模様
に関する糸調子キー、各種設定を行うためのマイセット
キー等のファンクションキー群と、組合わせ模様で必要
となる模様記憶キー、反転記憶キー、ストックキー等か
らなるファンクションキー群を画面キーとして表示部の
同じ位置に相互に切り換え表示できるようにしたので、
表示装置の限られたスペースを有効に利用できると共に
使用者はこれらのファンクションキーの操作を容易に行
うことができる。
【0047】(4)刺しゅう枠の表示 本実施例では円形の刺しゅう枠H1(図10)と、ほぼ
矩形状をなす刺しゅう枠H2(図11)の2種類の刺し
ゅう枠を備えており、刺しゅう縫いモードで刺しゅう模
様を選択すると、その刺しゅう模様が刺しゅう可能なす
べての刺しゅう枠が表示画面に表示されるようになって
いる。
【0048】図2に示す刺しゅう模様記憶手段14に
は、刺しゅう模様の縫いデータの他に、刺しゅう模様の
表示データおよびその刺しゅう模様が刺しゅう可能な刺
しゅう枠の表示データが各刺しゅう模様データと対応さ
せて記憶されている。
【0049】例えば、刺しゅう縫いモードで図12に示
すような刺しゅう模様を選択すると、表示画面にその模
様が刺しゅう可能なすべての刺しゅう枠H1、H2が表
示される。
【0050】以上のように本実施例によれば、刺しゅう
模様選択後に使用可能なすべての刺しゅう枠が表示され
るので、使用者はその表示に従って刺しゅう枠を選択す
れば、縫いの途中で針と枠とが干渉することなく円滑な
刺しゅう作業が行える。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1にミ
シン運転時に操作が必要となるスタート/ストップキ
ー、速度設定キー等の操作キーを除き、振幅量、送り量
設定等を初めとする各種ファンクションキーを画面キー
化することにより、互いに表示仕様の異なる各仕向け地
に対してミシンを構成する場合に、仕向け地の種類が増
加しても表示仕様の異なる部品を最小限に押え、画面キ
ー化した各種ファンクションキーはソフト変更で対処す
るようにしたので、在庫管理がし易くなると共にミシン
の組み立てラインも共用化が図れ、ミシンのコスト低減
が可能になり消費者にコストパーフォーマンスの高いミ
シンを提供できる。
【0052】また、第2に縫いモード選択キーを画面キ
ーにして、ミシンの電源投入後、縫いモード選択のため
のメニュー画面を一定時間表示し、その間に所望の縫い
モードの選択を可能にすると共にミシンの仕様者に縫い
モードの種類を知らしめ、予め定められた一定時間選択
操作をしないと、実用上の見地から自動的に使用頻度の
高い縫い模様の模様選択画面に切り換わり、かつその画
面を含む模様選択画面から必に要応じてメニューキーを
操作することにより、元のメニュー画面に戻すことがで
きるので、ミシンの使用者は新たな縫いモードの選択が
容易に行える。
【0053】また第3に、縫い模様に関する糸調子キ
ー、各種設定を行うためのマイセットキー等のファンク
ションキー群と、組合わせ模様で必要となる模様記憶キ
ー、反転記憶キー、ストックキー等からなるファンクシ
ョンキー群を画面キーとして表示部の同じ位置に相互に
切り換え表示できるようにしたので、表示装置の限られ
たスペースを有効に利用できると共に使用者はこれらの
ファンクションキーの操作を容易に行うことができる。
【0054】また第4に、刺しゅう模様選択時に使用可
能なすべての刺しゅう枠が表示されるので、使用者はそ
の表示に従って刺しゅう枠を選択すれば、縫いの途中で
針と枠とが干渉することなく円滑な刺しゅう作業が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ミシンの斜視図
【図2】 ミシンの制御ブロック図
【図3】 表示装置の国内仕様のメニュー画面
【図4】 表示装置の米国仕様のメニュー画面
【図5】 実用縫いの模様選択画面
【図6】 実用縫いの縫目の幅、あらさの設定画面
【図7】 フローチャート
【図8】 飾り縫いの単一模様の模様選択画面
【図9】 飾り縫いの組み合わせ模様の模様選択画面
【図10】 矩形状の刺しゅう枠を示す図
【図11】 円形状の刺しゅう枠を示す図
【図12】 刺しゅう縫いモードにおける模様選択時の
表示画面
【符号の説明】
1 ミシン 2 表示装置 3 スタート/ストップキー 4 返し縫いキー 7 速度設定キー 12a、12b 糸調子キー 13a 記憶キー 13b 反転記憶キー 13c ストックキー 15a、15b 振幅設定キー 16a、16b 送り設定キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 三喜夫 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 前島 恵子 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 村上 英二 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 渕上 伸一 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内 (72)発明者 川里 隆行 東京都中央区京橋3丁目1番1号 蛇の目 ミシン工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の縫目模様を形成可能にしているコン
    ピュータミシンにおいて、透明タッチパネルと液晶表示
    部が積層された表示装置を備え、スタートストップキ
    ー、返し縫いキーおよび速度設定キー等のミシンの運転
    操作時に必要なキー群をミシンのあご部等の操作しやす
    い位置に設け、これらのキーを除く縫いモード選択キ
    ー、振幅、送り設定キー等の各種ファンクションキーは
    表示制御プログラムにより表示装置に操作可能な画面キ
    ーとして表示させると共に互いに異なる表示仕様の各仕
    向地に対しては、表示ソフトの変更で対処することを特
    徴とするコンピュータミシン。
  2. 【請求項2】所望の縫目模様を形成可能にしているコン
    ピュータミシンにおいて、透明タッチパネルと液晶表示
    部が積層された表示装置を備え、電源投入時に選択可能
    な複数の縫いモード選択キーがメニュー画面が表示さ
    れ、縫いモード選択キーの押圧操作により所望の縫いモ
    ードの模様選択画面が選択可能で、かつ電源投入後一定
    時間が経過すると普通縫いの使用頻度の高い縫いモード
    の模様選択画面が自動的に選択表示され、かつ模様選択
    画面からメニュー画面に切り換え可能にしたことを特徴
    とするコンピュータミシン。
  3. 【請求項3】所望の縫目模様を形成可能にしているコン
    ピュータミシンにおいて、透明タッチパネルと液晶表示
    部が積層された表示装置を備え、第1のファンクション
    キー群の所定のキーの操作により、表示装置の所定のエ
    リアに表示された模様選択画面で縫い模様に係る糸調子
    等の第2のファンクションキー群が、記憶キー、反転記
    憶キー、ストックキー等の第3ファンクションキー群に
    切り換え表示されることを特徴とするコンピュータミシ
    ン。
  4. 【請求項4】普通縫いと枠刺しゅう縫いとを選択的に切
    り換えて所望の縫目模様を形成可能にしているコンピュ
    ータミシンにおいて、透明タッチパネルと液晶表示部が
    積層された表示装置と、刺しゅう模様選択キーと、各縫
    い模様の刺しゅう縫いデータと、刺しゅう縫いデータに
    対応する模様表示データおよび使用可能な刺しゅう枠の
    表示データを記憶している刺しゅう模様記憶手段とを備
    え、刺しゅう模様選択時に表示装置に選択した縫い模様
    と共に使用可能な刺しゅう枠を表示することを特徴とす
    るコンピュータミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5769013A (en) * 1995-12-20 1998-06-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing data processing device with display state changing function
US5791270A (en) * 1995-12-20 1998-08-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing data processing device with data editing function
JP2001276452A (ja) * 2000-03-31 2001-10-09 Juki Corp ミシンの情報表示装置
JP4636731B2 (ja) * 2001-05-21 2011-02-23 Juki株式会社 ミシン

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