JP3146477B2 - 電子制御式刺繍ミシン - Google Patents

電子制御式刺繍ミシン

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JP3146477B2 JP31464398A JP31464398A JP3146477B2 JP 3146477 B2 JP3146477 B2 JP 3146477B2 JP 31464398 A JP31464398 A JP 31464398A JP 31464398 A JP31464398 A JP 31464398A JP 3146477 B2 JP3146477 B2 JP 3146477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、電子制御式刺繍ミシ
ンに関し、特に縫製しようとする刺繍模様を選択すると
ともに、その刺繍模様のうちの縫製しようとする模様部
を選択可能にしたミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】 最近の電子制御式刺繍ミシンは、加工
布を着脱自在に取付ける為の刺繍枠と、この刺繍枠をX
方向とY方向とに独立に移動駆動する駆動機構と、刺繍
データに基いて駆動手段を駆動制御する制御装置と、多
数の刺繍模様の刺繍データを格納したROMカードなど
を備え、選択された刺繍模様の刺繍データを読み出し、
この刺繍データに基いて駆動機構を制御することによ
り、選択した刺繍模様を刺繍縫いするように構成してあ
る。前記各刺繍模様は通常複数の模様部からなり、各模
様部は同一の糸で同色に刺繍される関係上、刺繍模様の
刺繍データにおいて、複数の模様部の縫製順序が予め設
定されている。
【0003】例えば、図9に図示のように、象のマーク
の刺繍模様は、顔の部分100、耳101、帽子10
2、帽子の頂部103、目・眉・輪郭線104、の5つ
の模様部からなり、この刺繍模様の刺繍データは、前記
各部100〜104のデータからなり、その縫製順序は
顔の部分100から順に図の右側の模様部101、10
2、103、104を刺繍縫いするようになっている。
但し、各模様部を刺繍縫いする糸の色は、オペレータが
自由に選択することが出来る。一方、特開平2−450
87号公報には、各刺繍模様の刺繍データの内の各模様
部のデータに色を指定する色替えコードを付随させて格
納しておき、色替えコードを比較することにより同じ色
の模様部をまとめて刺繍縫いするように構成してなる自
動刺繍ミシンが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 前記前者の刺繍デー
タにおいては、複数の模様部を縫製する縫製順序は刺繍
データにデータ構造により決定されていて、その縫製順
序を自由に設定することができないため、第1番目の模
様部と第4番目の模様部とを同じ色に刺繍する場合で
も、同じ色の模様部を連続して刺繍縫いすることができ
ず、第1番目、第2番目、第3番目の模様部の刺繍後に
再び第1番目と同じ色の糸に掛け替えてから刺繍しなけ
ればならず、実際に使用する色数よりも糸を掛け替える
回数の方が多くなるという問題があった。しかも、刺繍
模様のうちの一部の模様部だけを刺繍縫いしたいような
場合、その一部の模様部のデータだけを読み出して刺繍
縫いことはできず、刺繍縫いしない模様部については糸
を外して空縫いしなければならず、使用上の自由度に乏
しかった。
【0005】前記公報の自動刺繍ミシンでは、刺繍模様
の刺繍データに各模様部の色を指定する色替えコードを
付随させて格納するため、各模様部の色を自由に設定す
ることができず、複数の模様部を縫製する縫製順序を自
由に設定することが出来ない、など種々の制約がある。
本発明の目的は、縫製しようとする刺繍模様を選択する
とともにその刺繍模様のうちの縫製しようとする任意の
1又は複数の模様部を選択可能にした電子制御式刺繍ミ
シンに関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1の電子制御式
刺繍ミシンは、上下駆動される縫い針とこの縫い針と協
働する針糸捕捉器とを含む縫目形成手段とを備え、夫々
複数の模様部からなる複数の刺繍模様の刺繍データを刺
繍模様別及び模様部別に区別して所定の順序で格納した
刺繍データ記憶手段に記憶された情報に基づき動作し
て、布に刺繍を施す電子制御式刺繍ミシンにおいて、前
記複数の刺繍模様を表示可能なディスプレイを含む表示
手段と、複数の刺繍模様をディスプレイに表示させ、そ
れら刺繍模様から縫製しようとする刺繍模様を選択可能
な模様選択手段と、前記模様選択手段で選択された刺繍
模様の複数の模様部をディスプレイに表示させ、それら
模様部から縫製しようとする任意の1又は複数の模様部
を選択可能な模様部選択手段とを備え、前記模様選択手
段により複数の刺繍模様を表示させるディスプレイ上の
領域は、前記模様部選択手段により複数の模 様部を表示
させるディスプレイ上の領域と共通であることを特徴と
するものである。
【0007】模様選択手段により、複数の刺繍模様をデ
ィスプレイに表示させてそれら刺繍模様から縫製しよう
とする刺繍模様を選択することができ、また、模様部選
択手段により、前記の選択された刺繍模様の複数の模様
部をディスプレイに表示させ、それら模様部から縫製し
ようとする模様部を選択することができる。
【0008】記模様選択手段により複数の刺繍模様を
表示させるディスプレイ上の領域は、前記模様部選択手
段により複数の模様部を表示させるディスプレイ上の領
域と共通であるので、ディスプレイの表示領域を有効活
用して刺繍模様や模様部を表示することができ、ディス
プレイに重ねて刺繍模様や模様部の選択操作の為のタッ
チパネルを装備する場合に有利である。
【0009】請求項の電子制御式刺繍ミシンは、請求
の発明において、前記表示手段は、刺繍模様の複数
の模様部をディスプレイに表示する際に、その模様部に
対応する数字をその模様部とともに表示することを特徴
とするものである。模様部に対応する数字をその模様部
とともに表示するため、模様部に対応する数字を介して
模様部を特定することができる。
【0010】請求項の電子制御式刺繍ミシンは、請求
の発明において、前記模様部選択手段は、縫製しよ
うとする模様部をその模様部に対応する数字を介して指
定することを特徴とするものである。そのため、模様部
の指定の際の入力が簡単で、表示スペースも小さくてよ
い。
【0011】請求項の電子制御式刺繍ミシンは、請求
項1〜の何れかの発明において、前記模様選択手段と
模様部選択手段は、前記ディスプレイに重ねて設けられ
たタッチパネルにより刺繍模様や模様部を選択すること
を特徴とするものである。それ故、表示中の刺繍模様や
模様部を押圧するという簡単な操作で、刺繍模様や模様
部を指定でき、指定の操作が簡単、確実で、ディスプレ
イ以外の操作部の構成が簡単化する。
【0012】請求項の電子制御式刺繍ミシンは、請求
項1〜の何れかの発明において、前記表示手段は、縫
製中の模様部を識別可能に表示することを特徴とするも
のである。それ故、刺繍中の模様部を確認しやすくな
る。請求項の電子制御式刺繍ミシンは、請求項1〜
の何れかの発明において、前記表示手段は、複数の色を
表示可能なカラーディスプレイを有し、各模様部に設定
された色で模様部を表示することを特徴とするものであ
る。それ故、模様部を刺繍した状態の色を把握し易くな
る。
【0013】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、表示手段、
模様選択手段、模様部選択手段などを設けたため、縫製
しようとする刺繍模様を簡単に選択できるうえ、その選
択した刺繍模様のうちの縫製しようとする任意の1又は
複数の模様部を簡単に選択することができる。こうして
選択した模様部だけの縫製も可能になるから、刺繍模様
のうちの一部の模様部のみの刺繍縫いも可能になり、使
用上の自由度が高くなる。
【0014】そして、複数の刺繍模様を表示させるディ
スプレイ上の領域は、複数の模様部を表示させるディス
プレイ上の領域と共通であるので、ディスプレイの表示
領域を有効活用して刺繍模様や模様部を表示することが
でき、ディスプレイに重ねて刺繍模様や模様部の選択操
作の為のタッチパネルを装備する場合に有利である
【0015】請求項の発明によれば、複数の模様部を
ディスプレイに表示する際に、その模様部に対応する数
字をその模様部とともに表示するため、模様部に対応す
る数字を介して模様部を特定することができる。その他
請求項と同様の効果を奏する。請求項の発明によれ
ば、模様部選択手段は、縫製しようとする模様部をその
模様部に対応する数字を介して指定するため、模様部の
指定の際の入力が簡単で、表示スペースも小さくてよ
い。その他請求項と同様の効果を奏する。
【0016】請求項の発明によれば、模様選択手段と
模様部選択手段は、ディスプレイに重ねて設けられたタ
ッチパネルにより刺繍模様や模様部を選択する構成であ
るので、表示中の刺繍模様や模様部を押圧するという簡
単な操作で、刺繍模様や模様部を指定でき、指定の操作
が簡単、確実で、ディスプレイ以外の操作部の構成が簡
単化する。その他請求項1〜の何れかと同様の効果を
奏する。
【0017】請求項の発明によれば、表示手段は縫製
中の模様部を識別可能に表示するため、刺繍中の模様部
を確認しやすくなる。その他請求項1〜の何れかと同
様の効果を奏する。請求項の発明によれば、表示手段
は複数の色を表示可能なカラーディスプレイを有し、各
模様部に設定された色で模様部を表示するため模様部を
刺繍した状態の色を把握し易くなる。その他請求項1〜
の何れかと同様の効果を奏する。
【0018】
【実施例】 以下、本発明の実施例について図面に基い
て説明する。本実施例は、種々の刺繍模様縫いが可能な
刺繍装置を着脱可能に装着し得る刺繍装置付き電子制御
式刺繍ミシンに本発明を適用した場合のものである。電
子制御式刺繍ミシンMは、図1に示すように、ミシンベ
ッド部1と、そのベッド部1の右端部から立設された脚
柱部2と、その脚柱部2の上端からベッド部1に対向す
るように左方へ延びるアーム部3とを備え、ベッド部1
には、送り歯を上下動させる送り歯上下動機構(図示
略)及び前後動させる送り歯前後動機構(図示略)及び
下糸ボビンを収容し縫針6と協働する針糸捕捉器(例え
ば、水平釜)などが設けられ、アーム部3には、縫針6
を下端に装着可能な針棒5を上下動させる針棒駆動機構
と針棒5を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒
揺動機構、天秤7を針棒5の上下動に調時して上下動さ
せる天秤駆動機構(図示略)などが設けられている。
尚、送り歯上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構と
はミシンモータ17で駆動され、また送り歯前後動機構
は送り歯駆動用ステッピングモータ19で駆動され、針
棒揺動機構は針棒揺動用ステッピングモータ18で駆動
される。
【0019】前記アーム部3の前面には大型の液晶ディ
スプレイ10が設けられ、このディスプレイ10には、
実用模様や刺繍模様など種々の縫目模様や形象などの図
形や各種のメッセージが表示される。このディスプレイ
10の前面には、複数の縫目模様やその他の表示項目の
各々に対応して透明電極からなる30個のタッチキー1
1が設けられ、所望の縫目模様をこの模様に対応するタ
ッチキー11を押圧操作することで選択可能になってい
る。
【0020】頭部4には、縫製作業の起動と停止を指令
する起動・停止スイッチ12が設けられている。脚柱部
2には、種々の具象模様や文字やマークやワンポイント
マークなどの刺繍縫いの為の複数の刺繍模様の刺繍デー
タを格納したROMカード(模様カード)27を内部の
カード用コネクタ13に装着する為のカード用スロット
が形成されている。更に、脚柱部2の上端部前面には操
作パネル9が設けられ、この操作パネル9には9個の機
能キー(実用模様を表示させる為の実用縫いキー、文字
模様を表示させる為の文字縫いキー、刺繍模様縫いを開
始する為のカードキー等々)が設けられている。
【0021】前記ベッド部1の左端部分にはフリーアー
ム部1aが形成され、このフリーアーム部1aに刺繍装
置30が着脱可能に装着されている。この刺繍装置30
には、刺繍テーブル31が布送り方向(前後方向)に平
行なY方向とこのY方向に直交するX方向(左右方向)
とに移動可能に設けられ、この刺繍テーブル31には、
加工布を着脱自在に装着する為の刺繍枠(図示略)が着
脱可能に装着されている。また、この刺繍装置30の本
体フレーム内には、刺繍テーブル31をX方向に駆動す
る為の第1ステッピングモータ32(図2参照)とY方
向に駆動する為の第2ステッピングモータ33(図2参
照)とが配設されている。従って、コネクタ14を介し
てミシンMから供給される駆動信号による両ステッピン
グモータ32・33の駆動と針棒5の上下動との協働に
より、刺繍枠に装着された加工布に種々の刺繍模様が形
成されるようになっている。
【0022】次に、ミシンMの制御系の概要について、
図2に基いて説明する。起動・停止スイッチ12と、タ
ッチキー11と、操作パネル9と、タイミング信号発生
器16とは制御装置Cの入力インターフェース21に夫
々接続されている。制御装置Cの出力インターフェース
26には、ミシンモータ17、針棒揺動用ステッピング
モータ18、送り歯駆動用ステッピングモータ19、デ
ィスプレイ(LCD)10の為のディスプレイコントロ
ーラ(LCDC)20が夫々接続されている。更に、出
力インターフェース26には、刺繍装置30の第1ステ
ッピングモータ32及び第2ステッピングモータ33が
コネクタ14を介して夫々接続されている。
【0023】制御装置Cは、CPU23と、このCPU
23にデータバスなどのバス22を介して接続された入
力インターフェース21、出力インターフェース26、
ROM24とRAM25などを備えている。前記ROM
カード27のROM28は、コネクタ13を介してバス
22に接続されている。
【0024】前記ROMカード27のROM28には、
前記複数の刺繍模様の各々の刺繍データが模様の種類毎
に分類して模様コード番号と対応づけて格納されてい
る。この各刺繍模様は複数の同色の模様部(以下、模様
部という)からなり、各刺繍模様の刺繍データにおいて
は、図6に図示のように、所定の順序の配列により、第
1模様部、第2模様部、第3模様部、・・・の順で刺繍
データが格納され、各模様部の刺繍データは、刺繍枠を
移動する位置を指示する複数の座標データと模様部の終
了を指定するストップコードとからなる。
【0025】ROM24には、モータ17〜19を駆動
する駆動制御プログラム、ディスプレイ10に種々の表
示項目を表示する表示制御プログラム、刺繍データに基
いて第1、第2ステッピングモータ32、33を制御す
る刺繍縫製制御の制御プログラム、この刺繍縫製制御の
制御プログラムに付随する本願特有の後述の刺繍設定制
御の制御プログラムなどが格納されている。但し、本願
特有の刺繍設定制御以外の制御は、一般的な制御である
ためその説明は省略する。RAM25には、CPU23
で演算した演算結果を一時的に格納するポインタやカウ
ンタやバッファなどが設けられている。
【0026】次に、ミシンMの制御装置Cで実行する刺
繍設定制御について説明する。最初に、刺繍模様の選択
と、選択した刺繍模様の複数の模様部の縫製順序と縫製
の有無の設定などの概要を説明する。ミシンMの電源を
投入し、多数の刺繍模様の刺繍データを格納したROM
カード27をセットした状態において、操作パネル9の
カードキーを操作すると、図3のように先頭の5つの刺
繍模様がディスプレイ10に表示されるので、「次ペー
ジ」や「前ページ」の所のタッチキー11を操作するこ
とで表示内容を切り換え、所望の刺繍模様が表示された
ときに、その所望の刺繍模様の所のタッチキー11を操
作することでその刺繍模様を選択することができる。次
に、図3の表示状態において例えば象を表す刺繍模様4
0を選択したものとすると、図4に図示のように刺繍模
様40を構成する5つの模様部(顔41、耳42、帽子
43、帽子の頂部44、目・眉・輪郭線45)が模様部
番号1〜5とともに表示される。
【0027】そこで、刺繍縫いする色を想定し糸の色替
えが極力少なくなるように、5つの模様部41〜45の
縫製順序を設定する。模様部42、43、44、41、
45の順に縫製したい場合に、これら模様部の所のタッ
チキー11を順に操作すると、図5に図示のように、デ
ィスプレイ10の上段右部に5つの模様部の模様部番号
23415が縫製の順に表示される。但し、以上の例
は、5つの模様部41〜45の全部を選択した場合であ
るが、一部の模様部(例えば、模様部41、42、4
5)のみを刺繍縫いしたい場合には、これらの模様部の
みを選択し前記同様に順序を設定すればよい。その場合
例えば、図5の模様部番号の表示は215となる。尚、
選択が終了したときには操作パネル9の選択終了キー9
aを操作して選択終了指令を入力する。
【0028】次に、以上説明した刺繍設定制御のルーチ
ンについて図8のフローチャートに基いて説明する。但
し、図中符号Si(i=10、11、12、・・・)は
各ステップを示し、前記RAM25には、刺繍模様の複
数の模様部の刺繍データの先頭アドレスを選択された順
に格納する先頭アドレスメモリ25a(図7参照)と、
そのメモリ25aのアドレスを指示するポインタPと、
ROMカード27の刺繍データのアドレスを指示するポ
インタIとが設けられている。前記のように、操作パネ
ル9のカードキーの操作により制御が開始され、次に前
記のような刺繍模様を選択する刺繍模様の選択処理がな
される(S10)と、選択された刺繍模様の全部の模様
部がディスプレイ10に表示され(S11)、次に縫製
順序と縫製の有無を設定する為に模様部の1つをタッチ
キー11を介して選択すると(S12)、次に模様部の
番号が表示される(S13)。
【0029】次に、前記ROMカード27の刺繍データ
のうち前記選択された刺繍模様の刺繍データから、選択
された模様部の先頭アドレスが読込まれて先頭アドレス
メモリ25aの先頭に格納され(S14)、次に操作パ
ネル9の選択終了キー9aから選択終了指令が入力され
たか否か判定され(S15)、選択終了指令が入力され
ていないときにはS12へ戻ってS12〜S15を繰り
返えす。こうして、縫製しようとする1つ又は複数の模
様部について縫製順序の早いものから順に選択し、選択
が完了したときには選択終了キー9aを操作すると、S
15においてYesと判定されて、S16へ移行して前
記ポインタPにメモリ25aのアドレスAdが設定さ
れ、次に起動・停止スイッチ12から起動指令が入力さ
れた否か判定され(S17)、起動指令が入力されると
ミシンモータ17が駆動される(S18)。
【0030】次に、刺繍データのアドレスを指示するポ
インタIにポインタPで指示する位置に格納されている
先頭アドレスが設定され(S19)、次にポインタIで
指示する刺繍データを読込み(S20)、次にその読み
込んだ刺繍データにより第1、第2ステッピングモータ
32、33を制御することで刺繍枠を移動制御して刺繍
縫製を実行し(S21)、次にポインタIを1つインク
リメントし(S22)、次に模様部の最後のストップコ
ードか否か判定し(S23)、ストップコードでないと
きにはS20〜S22を繰り返し、その模様部が刺繍縫
製されてストップコードが読み出されたときには、S2
3の判定がYesとなってS24へ移行し、S24にお
いてミシンモータ17が停止される。尚、刺繍縫いの実
行中は、縫製中の模様部が最左側に位置するように、模
様部の刺繍縫い完了毎に、ディスプレイ10の複数の模
様部の表示がスクロールされる。
【0031】次にポインタPが1つインクリメントされ
(S25)、次にメモリ25aのうちのポインタPで指
示する位置に先頭アドレスのデータがあるか否か判定さ
れ(S26)、先頭アドレスのデータがある場合にはS
18へ移行し、オペレータが必要に応じて糸を色替えし
てから起動指令を入力すると前記同様にS18〜S26
が実行され、こうして、選択した全部の模様部について
の刺繍縫製が終了すると、S26の判定の結果がNoと
なって制御が終了する。尚、選択した刺繍模様の刺繍デ
ータが図6の通りで、前記図5により説明したように模
様部の縫製順序を設定したものとすると、メモリ25a
には図7に図示のように先頭アドレスAD2、AD3、
AD4、AD1、AD5が順に格納され、ポインタPは
最初にアドレスAdに設定され、その後1つずつインク
リメントされていくので、選択した刺繍模様の5つの模
様部を縫製する順序は第2模様部、第3模様部、第4模
様部、第1模様部、第5模様部の順となる。
【0032】以上説明した刺繍設定制御においては、刺
繍模様の選択後に、その刺繍模様の複数の模様部が表示
され、その表示を介して複数の模様部を刺繍縫製する順
序と刺繍縫製の有無を選択設定できるため、糸の色替え
が極力少なくなるように縫製順序を設定することができ
るから、糸の色替えの回数を減らして刺繍縫製の作業能
率を向上することが出来る。また、刺繍縫製する模様部
のみを選択できるため、刺繍模様のうちの一部のみを刺
繍縫製する場合に能率良く刺繍縫いすることができる。
【0033】尚、前記実施例では、刺繍模様の刺繍デー
タをROMカードに格納した場合を例として説明した
が、ROMカードの代わりに制御装置CのROM24又
は別のROMに格納することも有り得る。また、複数の
模様部の縫製順序の設定後には、図5の表示が縫製順序
の早いものから順に並ぶように表示の配列を変更するよ
うに構成すれば、縫製順序を視覚的に把握することが可
能になる。また、ディスプレイ10をカラーディスプレ
イで構成し、各模様部の色を設定してその色で模様部を
表示するように構成することも可能である。尚、前記実
施例に係る刺繍設定制御は、一例を示すものにすぎず、
本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更を加え
て実施し得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子制御式刺繍ミシン
の正面図である。
【図2】前記刺繍ミシンの制御系の構成図である。
【図3】刺繍模様選択時の表示例の説明図である。
【図4】選択した刺繍模様の複数の模様部の表示例の説
明図である。
【図5】縫製順序と縫製の有無を設定ときの表示例の説
明図である。
【図6】ROMカードの刺繍データのデータ構造の説明
図表である。
【図7】RAMの先頭アドレスメモリの説明図表であ
る。
【図8】刺繍設定制御のルーチンのフローチャートであ
る。
【図9】従来技術に係る刺繍模様の模様部の説明図であ
る。
【符号の説明】
M 電子制御式刺繍ミシン C 制御装置 9 操作パネル 10 ディスプレイ 11 タッチキー 12 起動・停止スイッチ 27 ROMカード 30 刺繍装置 32 第1ステッピングモータ 33 第2ステッピングモータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−11195(JP,A) 特開 平2−31789(JP,A) 特開 平3−41993(JP,A) 特開 平1−139855(JP,A) 特開 平2−45087(JP,A) 特許3009754(JP,B2) 特許2838228(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 19/00 - 21/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下駆動される縫い針とこの縫い針と協
    働する針糸捕捉器とを含む縫目形成手段とを備え、夫々
    複数の模様部からなる複数の刺繍模様の刺繍データを刺
    繍模様別及び模様部別に区別して所定の順序で格納した
    刺繍データ記憶手段に記憶された情報に基づき動作し
    て、布に刺繍を施す電子制御式刺繍ミシンにおいて、 前記複数の刺繍模様を表示可能なディスプレイを含む表
    示手段と、 複数の刺繍模様をディスプレイに表示させ、それら刺繍
    模様から縫製しようとする刺繍模様を選択可能な模様選
    択手段と、 前記模様選択手段で選択された刺繍模様の複数の模様部
    をディスプレイに表示させ、それら模様部から縫製しよ
    うとする任意の1又は複数の模様部を選択可能な模様部
    選択手段とを備え、 前記模様選択手段により複数の刺繍模様を表示させるデ
    ィスプレイ上の領域は、前記模様部選択手段により複数
    の模様部を表示させるディスプレイ上の領域と共通であ
    ことを特徴とする電子制御式刺繍ミシン。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、刺繍模様の複数の模様
    部をディスプレイに表示する際に、その模様部に対応す
    る数字をその模様部とともに表示することを特徴とする
    請求項に記載の電子制御式刺繍ミシン。
  3. 【請求項3】 前記模様部選択手段は、縫製しようとす
    る模様部をその模様部に対応する数字を介して指定する
    ことを特徴とする請求項に記載の電子制御式刺繍ミシ
    ン。
  4. 【請求項4】 前記模様選択手段と模様部選択手段は、
    前記ディスプレイに重ねて設けられたタッチパネルによ
    り刺繍模様や模様部を選択することを特徴とする請求項
    1〜の何れかに記載の電子制御式刺繍ミシン。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、縫製中の模様部を識別
    可能に表示することを特徴とする請求項1〜の何れか
    に記載の電子制御式刺繍ミシン。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、複数の色を表示可能な
    カラーディスプレイを有し、各模様部に設定された色で
    模様部を表示することを特徴とする請求項1〜の何れ
    かに記載の電子制御式刺繍ミシン。
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