JPH08110710A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH08110710A
JPH08110710A JP6244055A JP24405594A JPH08110710A JP H08110710 A JPH08110710 A JP H08110710A JP 6244055 A JP6244055 A JP 6244055A JP 24405594 A JP24405594 A JP 24405594A JP H08110710 A JPH08110710 A JP H08110710A
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color
image
color toner
toner
image forming
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JP6244055A
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Yoshiaki Takei
良明 武居
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Konica Minolta Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色ずれがなく、カラーバランスに優れてい
て、解像力及び階調性に優れたカラー画像形成が可能と
され、又感光体上に形成されたカラートナー像の転写、
定着性に優れていて、装置のコンパクト化が達成される
画像方法を提供する。 【構成】 電子写真感光体に帯電、像露光及び体積平均
粒径3〜9μmのトナーを用いる現像を繰り返して、前
記感光体に各色トナー像を順次重ね合わせて成るカラー
トナー像を形成し、該カラートナー像を一旦中間転写ベ
ルト上に一括転写し、転写されたカラートナー像を前記
転写ベルトの背面に設けた低熱容量の加熱体により転写
材上に再転写し、同時に定着してカラー画像を形成する
画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中間転写ベルトを用いて
カラー画像を形成する画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来電子写真法によりカラー画像を形成
するには、例えば特開昭54-19754号公報(以後公報1と
称する)に記載される転写ドラムを用いた方法が知られ
ている。該公報1には、感光体上に形成された各色トナ
ー像を転写ドラムに巻き付け固定された転写材上に順次
重ね合わせて転写してカラートナー像を形成し、該カラ
ートナー像を担持した転写材を転写ドラムから分離、搬
送、定着してカラー画像を形成する方法が記載されてい
る。
【0003】又特開昭60-95458号公報(以後公報2と称
する)には、感光体の複数回転により該感光体上に各色
トナー像を順次重ね合わせてカラートナー像を形成し、
該カラートナー像を転写材上に転写し、搬送後定着して
カラー画像を形成する方法が記載されている。
【0004】さらに又特開平6-133175号公報(以後公報
3と称する)には、感光体上に形成された各色トナー像
を中間転写ベルト上に順次重ね合わせて転写して該転写
ベルト上にカラートナー像を形成し、これを転写材上に
再転写、定着してカラー画像を形成する方法が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記公報
1のカラー画像形成方法では、大型の転写ドラムを必要
としているため、近時要請されている装置の小型、軽量
化に逆行し、かつ転写ドラムへの転写材の着脱及び感光
体と、転写ドラムと転写材との同期、搬送のタイミング
制御が難しく、色ずれや画像汚れを生じ易いという問題
がある。
【0006】これに対して前記公報2のカラー画像形成
方法では、前記転写ドラムを不要としているので装置の
コンパクト化が達成される外に、感光体上でカラートナ
ー像の合成を行っているため、色重ね精度が高く、色ず
れのない高解像力のカラー画像が得られ易いと云う利点
を有する。しかしながら前記公報1と公報2に記載のカ
ラー画像形成方法は何れも、カラートナー像を担持した
転写材は搬送過程を経て熱ロール等の定着装置で加熱定
着される。
【0007】ところで前記転写材としては通常シート状
の紙又はフィルムが用いられ、搬送の過程で温湿度、機
械の振動、空気流等により伸び縮み、湾曲、変形等を生
じ易い。このため前記公報1又は公報2等の画像形成方
法では、未定着のカラートナーを担持した転写材を定着
装置へ搬送する過程で画質が変化して良好なカラー画像
が得られにくいという問題がある。さらに又前記熱ロー
ル等の定着装置は熱効率が悪く、熱容量が大きいため、
像形成スタート時の立ち上がりが遅く、作業性が悪いと
云う問題がある。
【0008】これに対して前記公報3では、カラートナ
ー像を物性に優れた中間転写ベルト上に担持して搬送
し、これを低熱容量の加熱器を用いて転写材上に転写
し、同時に定着してカラー画像を形成するようにしてい
るため、得られる前記カラー画像の画質、定着効率、作
業性等の改善が期待される。
【0009】しかしながら前記公報3では、感光体上で
形成された各色トナー像を中間転写ベルト上で合成して
カラートナー像を形成するため、色重ねが悪く色ずれを
生じ易いこと、及び感光体の回転と同期して中間転写ベ
ルトを複数回回転する必要があるため、像形成プロセ
ス、制御系及び駆動系が複雑となるなどの問題がある。
【0010】ところでカラー画像は文字画像を主体とし
た白黒画像と異なり階調画像が主体であり、それだけき
め細かな階調性を発揮できるトナーが必要不可欠とされ
る。さらには、前記低熱容量の加熱器を用いて転写、定
着を行うためには、定着性に優れたトナーの選択が重要
となる。しかしながら前記公報3には該公報記載の画像
形成法により優れたカラー画像を実現するに必要なトナ
ーの開示が不十分である。
【0011】本発明は前記実情に鑑みて提案されたもの
であり、その目的とするところは、階調性に優れた高解
像力のカラー画像を効率よく形成できる画像形成方法を
提供することにある。
【0012】さらに他の目的は、像形成スタート時の立
ち上がりが早く、省エネで熱効率に優れた画像形成方法
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、電子写真
感光体上に帯電、像露光及びカラー用トナーを用いる現
像を繰り返して、前記感光体上に各色トナー像が順次重
ね合わされて成るカラートナー像を形成する工程を有す
る画像形成方法において、前記カラー用トナーとして体
積平均粒径3〜9μmのトナーを用い、前記工程により
感光体上に形成されたカラートナー像を一旦中間転写ベ
ルト上に一括転写し、転写された前記カラートナー像を
前記転写ベルトの背面に設けた低熱容量の加熱体により
転写材上に再転写し、同時に定着することを特徴とする
画像形成方法により達成される。
【0014】前記構成の画像形成方法によれば、カラー
トナー像の転写及び定着兼用の中間転写ベルト及び低熱
容量の加熱体の採用により、カラー画像形成工程が簡素
化され、かつ高能率化され、省エネルギーで信頼性の高
い画像形成が可能となり、装置の小型化、軽量化が達成
される。又カラー用トナーが小粒径とされるため前記低
熱容量の加熱器による定着効率が大とされ、かつ階調性
に優れた高画質のカラー画像形成が可能となる。
【0015】
【実施例】以下本発明の画像形成方法を実施例により具
体的に説明するが、本発明の実施の態様はこれにより限
定されるものではない。
【0016】図1は本発明の画像形成方法を説明するた
めのプリンターの概略の構成断面図であり、図2は図1
の装置に組み込まれる転写、定着用加熱体12の構成断面
図であり、図3は図1のプリンターの感光体ドラム1へ
の転写ローラ9の圧接、離間の構成を説明する図であ
り、図4は図1のプリンターの加熱体12と押圧ローラ14
との圧接、離間の機構を説明する図である。
【0017】図中1は矢印方向に回転する感光体ドラム
であり、アルミニウム、ステンレス、スチール等の金属
ドラム上に、必要に応じて設けられる中間層を介してZn
O,CdS,Se,アモルファスシリコン等の無機光導電性物
質を含有する無機感光層、好ましくは下記有機光導電性
物質を含有する有機感光層を蒸着又は塗布加工により形
成して得られる。
【0018】前記有機感光層はアゾ系顔料、多環キノン
系顔料、ペリレン系顔料、フタロシアニン系顔料等の電
荷発生物質(CGM)と、ヒドラゾン系化合物、カルバ
ゾール系化合物、スチリル系化合物、ピラゾリン系化合
物等の電荷輸送物質(CTM)とを含有する層から成
り、好ましくは前記CGMを含有する電荷発生層(CG
L)と前記CTMを含有する電荷輸送層(CTL)とに
機能分離された感光層とされる。
【0019】図中2は感光体ドラム上に一様な帯電を付
与する帯電器であり、コロナ放電による帯電器又はオゾ
ン対策上有利なローラ帯電器とされる。
【0020】又図1の3はCPU102の制御下にメモリ
ー100から読みだされる画像信号に基づき、感光体ドラ
ム1の1回転毎に順次イエロー(Y)、マゼンタ
(M),シアン(C)及び黒(BK)のデジタル露光を
行う像露光器であり、通常レーザー(LD)又は発光ダ
イオード(LED)が光源として用いられる。
【0021】4〜7は前記Y,M,C及びBKの像露光
により順次前記感光体ドラム1上に形成される静電潜像
を非接触反転現像方式で現像する現像器であり、前記現
像器にはY,M,C及びBKの色トナーを含む後記一成
分系又は二成分系現像剤が充填される。
【0022】8は前記感光体ドラム1の複数回転により
該ドラム1上に各色トナー像を重ね合わせて形成して成
るカラートナー像を転写する中間転写ベルトであり、転
写ローラ9、駆動ローラ10、従動ローラ11及びガイドロ
ーラ13a,13bに掛け渡され、前記駆動ローラ10により
矢印方向へと回転駆動される。
【0023】9は前記感光体ドラム1上に形成されるカ
ラートナー像を前記転写ベルト8に転写する転写ローラ
であり、電源92から前記カラートナーと逆極性のバイア
ス±0.5〜±2kVが印加される。
【0024】12は後記する低熱容量の加熱体であり、前
記転写ベルト8により搬送されたカラートナー像を押圧
ローラ14の圧接下に転写材15上に転写され、同時に定着
される。16はクリーニング前除電器であり、17はクリー
ニングブレードを用いて転写後の残留トナーを清掃する
クリーニング装置である。
【0025】本発明の画像形成方法における現像には低
熱容量の加熱体12による定着に適合し、かつ階調性に優
れたカラー画像をうるため、体積平均粒径3〜9μm、
好ましくは4〜8μmの磁性又は非磁性カラートナーを
含有する一成分系現像剤又は非磁性カラートナーと磁性
キャリアとからなる二成分系現像剤が用いられる。
【0026】前記カラー用トナーの体積平均粒径が3μ
mを下廻ると、現像中現像剤の流動性が悪く、画像むら
やかぶりが発生し易く、又トナー飛散を生じ易く、さら
には製造上コスト高となる。又9μmを上廻ると階調性
及び解像力に優れた画像が得られなくなる。
【0027】なお前記トナーの体積平均粒径はコールタ
ー社製エレクトロコールターカウンターTA-II型により
測定された。
【0028】前記カラートナーはバインダー樹脂と着色
剤と必要に応じて無機微粒子、電荷制御剤、離型剤、ク
リーニング助剤及び磁性トナーの場合の磁性粉等を添加
混合したものから得られる。
【0029】前記バインダー樹脂としては特に限定され
ず、従来公知の種々の樹脂が用いられ、例えばスチレン
系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン/アクリル系樹脂、
ポリエステル樹脂等が挙げられる。着色剤としては特に
限定されず、従来カラートナー用として公知のカーボン
ブラック・ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコイ
ルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デ
ュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブル
ークロライド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリ
ーンオクサレト、ローズベンガル等が挙げられる。
【0030】例えば黒トナーとしては、カーボンブラッ
ク、ニグロシン染料等が使用され、イエロー、マゼン
タ、シアントナーに必要な顔料としては、C.I.ピグメン
トブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメ
ントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー68、C.I.ピグ
メントレッド48-3、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピ
グメントレッド212、C.I.ピグメントレッド57-1、C.I.
ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー81、C.
I.ピグメントイエロー154等の顔料を好適に使用するこ
とができる。
【0031】その他の添加剤としては例えばサリチル酸
誘導体、アゾ系金属錯体等の荷電制御剤、低分子量ポリ
オレフィン、カルナウバワックス等の離型剤等が挙げら
れる。また、無機微粒子としてはシリカ、酸化チタン、
酸化アルミニウム、チタン酸バリウム、チタン酸ストロ
ンチウム、酸化モリブデン等の数平均一次粒子径が5〜
1000nmのものが使用してもよく、これらは疎水化されて
いてもよい。
【0032】さらに、トナーにはクリーニング助剤とし
て数平均一次粒子径が0.1〜2.0μmのスチレン-アクリル
樹脂微粒子やステアリン酸亜鉛の様な高級脂肪酸金属塩
を添加してもよい。
【0033】無機微粒子の添加量としては着色粒子に対
して0.1〜5.0wt%添加するとよい。また、クリーニング
助剤は着色粒子に対して0.01〜1.0wt%程度がよい。
【0034】又磁性トナーとする場合の磁性粉としては
後記キャリア用磁性材の平均粒径0.1〜1.0μmの磁性粉
が用いられ、バインダー樹脂中20〜70wt%含有される。
【0035】二成分系現像剤を構成するキャリアとして
は鉄、フェライト等の磁性材料粒子表面を樹脂等によっ
て被覆した樹脂被覆キャリア或いは、樹脂と磁性粉とを
混合して得られる樹脂分散型キャリアの何れを使用して
もよい。このキャリアの平均粒径は体積平均粒径で20〜
150μmが好ましく、さらに好ましくは30〜100μmであ
る。また、本発明で使用されるキャリアは体積抵抗が10
10Ωcm以上のものが好適に適用される。即ち、交番電界
を作用して現像する方式であり、キャリアの抵抗の低い
場合には抵抗の低い磁性粒子と同様に画像欠陥を発生す
る原因となり、この抵抗以上のものが必要となる。
【0036】前記非磁性トナーを含む一成分系現像剤を
用いて現像する場合は、表面に軟質ゴム被覆層を有する
現像ロールに、感光体1の帯電電位(例えば±400〜±8
00V)と同極性でこれよりやや低目のDCバイアス及び
0.5〜10kHz、0.2〜5kV(p-p)のACバイアスを印加し
て非接触反転現像方式で現像される。
【0037】又前記磁性トナーを含む一成分系現像剤及
び二成分系現像剤を用いて現像する場合は、磁性ロール
の外周にこれと相対的に回転するスリーブを設け、該ス
リーブ上に現像剤を磁気的に付着搬送させ、前記一成分
系現像剤と同様のDC及びACバイアス印加下に非接触
反転現像方式で現像される。
【0038】前記転写ベルト8としては、例えばポリイ
ミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、テトラ
フルオロエチレン・パーフルオロビニルエーテル共重合
体等の表面抵抗1014Ω以上で厚さ10〜30μmの高抵抗フ
ィルムに、弗素系又はシリコン系樹脂に導電剤を添加し
て表面抵抗を105〜108Ωとした5〜15μm厚の離型層を
設けて成るエンドレスフィルムとされる。
【0039】なお押圧ローラ14としては、シリコンゴム
等の離型性弾性層を有し、総圧4〜7kgで加熱体12に圧
接して従動回転される。又前記加熱体12としては、該加
熱体に通電後、30秒以内に定着部(通常ニップ部を指
す)の温度が150〜200℃に達し、カラートナー像を十分
に定着できる温度に達するような熱容量を有する加熱体
であり、該加熱体の外壁が外界から遮断されているのが
望ましい。
【0040】前記加熱体の例としては、例えば特開昭59
-68768号公報に記載される曲面の発熱ヘッドを有する固
定加熱体、特開平3-181980号、同3-242673号、同4-3099
84号の各公報に記載されるライン状発熱抵抗層を有する
加熱体又は特開平5-89984号公報に記載されるセラミッ
クヒーター等の何れもが本実施例に使用可能である。
【0041】次に前記各種低熱容量の加熱体の代表的1
例を図2に基づいて説明する。
【0042】図の加熱体12は例えば断熱性、耐熱性の熱
硬化性樹脂から成るホルダー128と該ホルダー128の転写
材とニップ面側に接着等による一体的に固定された発熱
素子123と、前記ホルダー128を支持する支持部材129と
から構成されている。
【0043】前記加熱体12は軸孔121に貫通される軸棒1
21a,121bを介して後記する図4の支承板20a及び20
bに上下にスライド可能に支承されている。なお127は
発熱素子123の温度検知素子である。
【0044】前記発熱素子123は例えば厚さ0.2〜5.0、
詳しくは0.5〜3.5mm、幅10〜15mm、長手長240mmの耐熱
性、かつ熱伝導性に優れた例えばアルミナセラミック又
は金属等の基板124に、幅0.2〜3mmの板状、線状、リボ
ン状、偏平コイル状又はジグザグ状の抵抗発熱層125を
設け、その表面を耐摩耗性、かつ耐熱性被覆層126を形
成したものである。
【0045】なお抵抗発熱層125の材料としては、鉄ク
ロム合金、ニッケルクロム合金、窒化タンタル(Ta2N)
等が用いられ、前記被覆層126としては、SiO2,Ta2O3
の蒸着層又は熱硬化樹脂層等がある。
【0046】前記加熱体12は通電と殆ど同時に立ち上が
り、例えば定着に必要な500W程度の熱エネルギーを転
写材15の通過時間中、無駄なくトナー像に供給してこれ
を定着する。前記通電は通常DC100Vでパルス幅0.5〜
5.0msec、周期20msecのパルス状波形で温度センサーに
より制御された温度に応じてパルス幅を変化させて与え
られる。
【0047】なお低熱容量加熱体12において、温度セン
サー127により検出された表面温度がT1の場合、前記
加熱体12に対向する転写ベルト8の表面温度T2は、温
度T1と比較して低い温度となる。ここで温度T1は12
0〜220℃が好ましく、温度T2は温度T1より0.5〜10
℃低いことが望ましく、前記転写ベルト8が前記加熱体
12の面から離れるときの表面温度T3は温度T2と同等
とされる。
【0048】前記加熱体12は前記のようにパルス状通電
とされてもよいが、前記特開昭59-68768号公報及び特開
平5-89984号公報等に記載される通常の通電加熱方式と
されてもよい。
【0049】以下前記構成の図1のカラープリンターを
用いた代表的像形成プロセスを図1〜4により説明す
る。
【0050】図1において書き込み用各色画像信号はメ
モリー100から読みだされ、像形成プロセスはメモリー1
01から読みだされ、CPU102の制御下に像形成が行わ
れる。
【0051】図1の感光体ドラム1として径180mmφの
アルミドラム上にCGL,CTLをこの順に積層して成
る有機光導電性感光体が用いられ、該ドラムの1回転目
において、ローラー帯電器2により一様な−750Vの帯
電が付与され、画像メモリー100から読み出されたY画
像信号に基づき、レーザー露光器3から400dipのデジタ
ル像露光が施され、静電潜像が形成され、下記処方の二
成分系現像剤が充填された現像器4により非接触反転現
像方式で現像され前記感光体上にYトナー像が形成され
る。
【0052】(現像剤処方)スチレン-アクリル(1:
1)樹脂100重量部と着色材(C.I.ピグメントイエロー1
7)8重量部と低分子量ポリプロピレン3重量部とを常
法に従って混合、混練、粉砕、分級して、着色粒子を
得、該着色粒子に一次数平均粒径50nmのシリカ微粒子1
重量部を添加混合して体積平均粒径6.8μのトナーを得
た。
【0053】又平均粒径80μmのフェライト粒子に、1
重量部のニグロシン染料を含有する0.15μm厚のスチレ
ン樹脂被覆を施してキャリアを得、該キャリア1000重量
部に対して前記トナー50重量部を混合して目的の二成分
系現像剤を得た。
【0054】又前記Yトナー像形成時の非接触像バイア
スはCD−700V、AC1kHz、2kV(p-p)とされた。
【0055】次いで感光体ドラム1の2回転目におい
て、前記と同様の一様帯電、M画像信号に基づくレーザ
ー像露光、現像器5による非接触反転現像により、前記
Yトナー像上に重ね合わせてMトナー像が形成された。
【0056】さらに感光体ドラム1の3回転目及び4回
転目において、一様帯電、C画像信号に基づく像露光、
現像器6による現像及び帯電、BK画像信号に基づく像
露光、現像器7による現像が行われて前記ドラム上にC
トナー像及びBKトナー像が前記Yトナー像、Mトナー
像上に重ね合わせカラートナー像が形成される。
【0057】なお前記Mトナー像の着色剤は、C.I.ピグ
メントレッド48-3、前記Cトナー像の着色剤はC.I.ピグ
メントブルー15:3とされ、前記BKトナー像の着色剤
はカーボンブラックとされた。ここで感光体ドラム1上
に前記カラートナー像が形成されている間は、前記中間
転写ベルト8はその回転駆動が停止され、かつ転写ロー
ラ9と共に感光体ドラム1から離間されていると共に除
電器16及びクリーニング装置17も不作動とされている。
【0058】前記押圧ローラ9の離間は、例えば図3の
ソレノイド構成により行われる。即ちソレノイド93に通
電されると、電磁コイルの作用で軸棒931が点線の位置
までソレノイド93内に引き込まれる。
【0059】前記軸棒931には、連結桿933,935,937が
それぞれ軸932,934,936を介して連結されていて、前
記軸棒931の移動に伴って点線の位置に移動され、結果
的に転写ローラ9は点線の位置迄感光体ドラム1から離
間される。
【0060】なお軸932は軸棒931に固定され、連結桿93
3を回転可能に支持する軸であり、軸934は連結桿933と9
35を回転可能に軸支する軸であり、軸936は連結桿935及
び937を固定して結合する軸であり、装置本体に回転可
能に支持されている。
【0061】感光体ドラム1上に4色目(BK)の静電
潜像が形成され、その先端が現像器7により現像される
時点で、前記転写ベルト8の回転駆動、ソレノイド93へ
の通電停止にする転写ローラ9のバネ94の張力による感
光体ドラムへの圧接が開始され、カラートナー像形成の
過程でバイアス電源92の静電力(約1kV)による中間転
写ベルト8へ転写され、加熱体12へと搬送される。
【0062】前記加熱体12はカラートナー像の転写材15
上への再転写、同時定着前、例えば30秒前に通電加熱し
てもよいが、連続して多数のプリント像を効率よくうる
ためには、常時通電していて、何時でも定着態勢に入れ
るようにするのが好ましい。
【0063】前記加熱体12によりカラートナー像を転写
材上へ再転写、同時定着を行うには、例えば図4の機構
により行われる。図4において、転写ベルト8上のカラ
ートナー像の先端が転写部に到る前、例えば5秒前にモ
ーター23を短時間駆動して楕円カム18a,18bをその短
径側に回転して前記加熱体12と押圧ローラ14とを引張り
バネ24a,24bの張力により圧接させ、又同時に転写材
が転写部に搬送されてカラートナー像の転写材への転
写、定着が開始される。
【0064】前記カラートナー像の転写材15上への再転
写、定着終了後、前記転写ベルト8の回転を停止し、ソ
レノイド93への通電により転写ローラ9を離間させ、モ
ーター23の短時間駆動により楕円カム18a,18bを長径
側へ回転させて加熱体12と押圧ローラ14とを離間させ転
写ベルト8の感光体ドラム1への圧接を解除する等の操
作が行われる。又カラートナー像を転写ベルト8へ転写
した後の感光体ドラム1の表面は除電器16による除電、
クリーニング装置17によりクリーニングが行われて次の
カラー画像形成に備えられる。
【0065】又前記加熱体12と押圧ローラ14との圧接、
離間の制御は、前記加熱体12の軸棒121a,121b及び押
圧ローラ14の軸棒141a,141bを、支承板20a,20bの
スライド孔201a,201b及び202a,202bを介してカム
18a,18bの作用で上下にスライドさせることにより行
われる。
【0066】又前記カム18a,18bの回転はモーター23
との間に減速機21a,21b,22a,22bを設けて減速し
て行われる。
【0067】なお前記カラー画像形成プロセスでは感光
体上にY,M,C及びBKの各色トナー像がこの順に重
ね合わされてYトナー像が最下層、BKトナー像が最上
層のカラートナー像が形成されるが、これが中間転写体
上に一括転写されると反転されてBKトナー像が最下層
で、Yトナー像が最上層のカラートナー像が形成され
る。この中間転写体上のカラートナー像は再び転写材上
に転写、定着されるが、このとき再び反転されてBKト
ナー像が最上層で、Yトナー像が最下層のカラー画像が
形成される。
【0068】(作用) (1)本発明の画像形成方法では、微粒子のカラー用ト
ナーを用いて感光体ドラム上に各色トナー像を重ね合わ
せてカラートナー像を形成しているので、重ね合わせ精
度が高く、色ずれがなく、高解像力、かつ階調性に優れ
たカラー画像形成が可能とされた。
【0069】又前記カラートナー像が中間転写ベルト上
に一括転写された後、転写材に再転写と同時に定着され
るためカラートナー像の変形、損傷等を生ずることがな
く、画像欠陥のないカラー画像形成が可能とされた。
【0070】さらに又感光体上には光透性のよい色トナ
ー像を先行して形成しているため後続の色トナー像形成
のための像露光が先行トナー像による影響を余り受ける
ことがなく、遂行され、カラーバランスに優れたカラー
画像形成が可能とされた。
【0071】(2)低熱容量の加熱体により短時間でカ
ラートナー像の再転写、同時定着が行われるので、プロ
セススタートの立ち上がりが早く、省エネルギーで、プ
ロセスの簡素化、高能率化が達成される。
【0072】(3)中間転写ベルトは画像長を必要とせ
ず、機械設計上許されるベルト長とすることができ、装
置が小型、軽量化される。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
画像形成方法によれば、像形成プロセスの立ち上がりが
早く、省エネルギーでかつプロセスが簡素化され高能率
でかつ解像力及び階調性に優れたカラー画像形成が可能
であり、又装置のコンパクト化が達成される等の効果が
奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカラープリンターの一例を示す断
面構成図。
【図2】図1のカラープリンターに組み込まれる加熱体
の断面構成図。
【図3】転写ローラの感光体ドラムへの圧接、離間を説
明する図。
【図4】加熱体と押圧ローラの同時圧接、離間を説明す
る図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電器 3 露光器 4,5,6,7 現像器 8 中間転写ベルト 9 転写ローラ 92 バイアス 93 ソレノイド 94 引張りバネ 10 駆動ローラ 12 加熱体 123 発熱素子 13a,13b ガイドローラ 14 押圧ローラ 18a,18b 楕円カム 20a,20b 支承板 201a,201b,202a,202b スライド孔 24a,24b 引張りバネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体上に帯電、像露光及びカ
    ラー用トナーを用いる現像を繰り返して、前記感光体上
    に各色トナー像が順次重ね合わされて成るカラートナー
    像を形成する工程を有する画像形成方法において、前記
    カラー用トナーとして体積平均粒径3〜9μmのトナー
    を用い、前記工程により感光体上に形成されたカラート
    ナー像を一旦中間転写ベルト上に一括転写し、転写され
    た前記カラートナー像を前記転写ベルトの背面に設けた
    低熱容量の加熱体により転写材上に再転写し、同時に定
    着することを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6898402B2 (en) 2002-06-25 2005-05-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing unit and electrophotographic image forming apparatus using the same
JP2009069700A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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