JPH08109945A - アクチュエータ駆動回路 - Google Patents

アクチュエータ駆動回路

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JPH08109945A
JPH08109945A JP24766994A JP24766994A JPH08109945A JP H08109945 A JPH08109945 A JP H08109945A JP 24766994 A JP24766994 A JP 24766994A JP 24766994 A JP24766994 A JP 24766994A JP H08109945 A JPH08109945 A JP H08109945A
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JP
Japan
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phase
circuit
signal
phase advance
actuator
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JP24766994A
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Hiroshi Shirakawa
洋 白川
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】振動周波数の高次成分を減少させることがで
き、歪みが少なくより正弦波に近い振動を実現できるア
クチュエータ駆動回路を実現する。 【構成】エンジン15の回転数に応じた制御信号を生成
する回路(10,11)と、エンジン15の回転数に応
じた進相補正信号S20を生成する進相補正信号生成回
路20と、アクチュエータ14に流れ回転数に応じて位
相が遅れた駆動電流を検出してフィードバック信号S1
4を得る抵抗素子16と、進相補正信号S20に基づい
て位相遅れ分を補正するように進相値が調整され、調整
された進相値をもってフィードバック信号S14の位相
を進め、進相信号S17aとして出力する進相回路17
aと、回路11による制御信号S11と進相信号S17
aとを比較して比較結果に応じた駆動電流IDVを生成し
アクチュエータ14に供給する制御信号PWM変換回路
12,電圧/電流変換回路13とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジン等の
振動を減衰させるための、いわゆるアクティブマウント
等のアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両においては、エ
ンジンの高周波数振動が車体へ伝達することを防止し、
車体の低周波数振動を減衰させるために、エンジンと車
体との間に防振装置としてのアクティブマウントが配設
される。このアクティブマウントは、たとえば電磁石と
永久磁石等を備えたアクチュエータを有し、このアクチ
ュエータに駆動回路により制御された駆動電流を供給
し、電磁石と永久磁石の協働により板部材を微振動させ
て液室内の液圧を変化させ、これにより、液室内の流体
にエンジン等の振動により生じる脈動と逆位相の脈動を
生じさせて振動の伝達を防止する。
【0003】図7は、従来のこの種のアクチュエータ駆
動回路の構成例を示すブロック図である。図7におい
て、10はコントローラ、11は制御信号入力部、12
は制御信号パルス幅変調(PWM変換)回路、13は電
圧・電流変換回路、14はアクチュエータ、15はエン
ジン、16は電流検出用基準抵抗素子、17は進相回路
をそれぞれ示している。
【0004】このような構成において、コントローラ1
0にエンジン15の回転数を示す回転数信号S15が入
力されると、たとえば周波数が20Hz〜200Hzの
制御信号S10が生成され、制御信号入力部11に出力
される。そして、制御信号入力部11でこの制御信号S
10が全波整流され、制御信号S11として制御信号P
WM変換回路12に出力される。制御信号PWM変換回
路12では、入力信号S11と、アクチュエータ14か
らの電流フィードバック信号S14を進相回路17で位
相を進めた信号S17とが比較され、適切な信号に変換
されて信号S12として電圧/電流変換回路13に供給
される。これにより、電圧/電流変換回路13からアク
チュエータ14に所定量の駆動電流IDVが流れ、エンジ
ン15に対する所定の制御動作が行われる。このアクチ
ュエータ14に流れる駆動電流IDVが、基準抵抗素子1
6でセンシングされ、フィードバック信号S14として
進相回路17に帰還される。なお、フィードバック信号
S14は、アクチュエータ14に流れることにより制御
信号S10より位相が遅れるために、進相回路17によ
り位相を進めて使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の駆動回路における進相回路17は、図8に示すよう
に、フィードバック信号S14を、オペアンプ171の
反転入力(−)に抵抗素子172を介して入力させると
ともに、非反転入力(+)にキャパシタ173および抵
抗素子174に基づく時定数に応じた信号を入力させ
て、所定量だけ位相を進めた信号を信号S17として得
る構成を有している。この回路特性は、図9に示すよう
に、キャパシタ173の容量C、抵抗素子174の抵抗
値R、および角周波数ω(2πf)で表され、これらの
積(ωRC)の値で進相の量が決定される。
【0006】しかし、この回路では、図9に示すよう
に、一定周波数のときに効果があり、周波数が増加する
と、進相値が小さくなる特性となっている。このため、
要求される低周波で進相小、高周波で進相大という特性
とは逆の傾向にあり、このままでは特定の周波数でしか
使用できない。
【0007】このような進相回路17を備えた駆動回路
にあっては、制御信号S11とフィードバック信号S1
4との位相の違いにより、制御信号PWM変換回路12
の出力信号S12の波形が、歪んだ波形となる。その結
果、図10および図11に示すように、回転周波数の高
次成分の割合が高くなり、アクチュエータ14に正弦波
的な電流が流れなくなる。この高次成分を含んだ電流
は、アクチュエータ14の振動に影響を与えるばかりで
なく、消費電力の増加や、共振点での高次成分の励起に
もつながり、問題となる。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、振動周波数の高次成分を減少さ
せることができ、歪みが少なくより正弦波に近い振動を
実現でき、また、消費電力を削減でき、共振点以外にお
ける共振を防止できるアクチュエータ駆動回路を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のアクチュエータ駆動回路は、振動体の回転
数に応じた駆動用制御信号を生成する制御信号生成手段
と、上記振動体の回転数に応じた進相補正信号を生成す
る進相補正信号生成手段と、上記アクチュエータに流れ
回転数に応じて位相が遅れた駆動電流を検出してフィー
ドバック信号を得る駆動電流検出手段と、上記進相補正
信号生成手段による進相補正信号に基づいて上記位相遅
れ分を補正するように進相値が調整され、調整された進
相値をもって上記フィードバック信号の位相を進め、進
相信号として出力する進相手段と、上記制御信号生成手
段による制御信号と上記進相手段による進相信号とを比
較して、比較結果に応じた駆動電流を生成し、上記アク
チュエータに供給する駆動電流供給手段とを有する。
【0010】
【作用】本発明のアクチュエータ駆動回路によれば、制
御信号生成手段において振動体の回転数に応じた駆動用
の制御信号が生成されて駆動電流供給手段に出力され
る。また、進相補正信号生成手段において振動体の回転
数に応じた進相補正信号が生成されて進相手段に出力さ
れる。また、駆動電流供給手段から制御信号に応じた駆
動電流が生成されてアクチュエータに供給される。これ
により、振動体の振動が回転数に応じて制御される。こ
のとき、アクチュエータに流れる駆動電流は回転数に応
じた位相遅れが生じる。この位相が遅れた駆動電流は、
駆動電流検出手段で検出されフィードバック信号として
進相手段に入力される。進相手段においては、進相補正
信号生成手段による進相補正信号に基づいて上記位相遅
れ分を補正するように進相値が調整され、調整された進
相値をもってフィードバック信号の位相が進められ、進
相信号として駆動電流供給手段に出力される。そして、
駆動電流供給手段では、制御信号生成手段による制御信
号と進相手段による進相信号とが比較され、比較結果に
応じた駆動電流が生成されてアクチュエータに供給され
る。これにより、周波数の2次成分以外の高次成分を減
少させることができ、また、アクチュエータの振動の歪
みを減少させることができ、より正弦波に近い振動を実
現できる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係るアクチュエータ駆動回
路の一実施例を示す回路図であって、従来例を示す図7
と同一構成部分は同一符号をもって表す。すなわち、1
0aはコントローラ、11は制御信号入力部、12は制
御信号PWM変換回路、13は電圧/電流変換回路、1
4はアクチュエータ、15はエンジン、16は基準抵抗
素子、17aは進相回路、18はコントローラ補正信号
生成回路、19は周波数/電圧(F/V)変換回路、2
0は進相補正回路をそれぞれ示している。
【0012】コントローラ10aは、エンジン15から
出力される回転数信号S15に応じて、たとえば4気筒
エンジン15の回転数600rpm〜6000rpmに
対応する周波数20Hz〜200Hzの制御信号S10
aを生成して制御信号入力部11に出力するとともに、
図示しないメモリに記憶されている回転数に応じた補正
データS10bをコントローラ補正信号生成回路18に
出力する。
【0013】制御信号入力部11は、コントローラ10
aによる制御信号S10を、図2に示すように全波整流
し、制御信号S11として制御信号PWM変換回路12
に出力する。
【0014】制御信号PWM変換回路12は、制御信号
入力部11による全波整流された制御信号S11と進相
回路17aによる進相信号S17aとを比較し、パルス
幅変調を行い信号S12として電圧/電流変換回路13
に出力する。
【0015】電圧/電流変換回路13は、制御信号PW
M変換回路12の出力信号S12を受けて電圧から電流
に変換し、制御信号S10に応じた駆動電流IDVをアク
チュエータ14に供給する。この電圧/電流変換回路1
3は、たとえば図3に示すように、直列に接続された電
界効果トランジスタ131および132、並びに電界効
果トランジスタ133および134を電源電圧VCCの供
給ラインとグランドラインとの間に並列に接続して構成
される。このような構成にあっては、電界効果トランジ
スタ131および134、または電界効果トランジスタ
132および133が同様の状態(オン/オフ)となる
ように制御されて、駆動電流IDVを供給する。
【0016】アクチュエータ14は、この供給電流IDV
に応じて、たとえば図示しない電磁石と永久磁石との協
働により板部材を微振動させて液室内の液圧を変化さ
せ、これにより、液室内の流体にエンジン15の振動に
より生じる脈動と逆位相の脈動を生じさせて振動の伝達
を防止する。なお、アクチュエータ14に流れる電流
は、その位相が制御信号S10の位相より遅れるが、こ
の遅延量はエンジン15の回転数に応じて変化する。具
体的には、回転数が大きい程、遅延量が大きい。
【0017】基準抵抗素子16は、アクチュエータ14
に流れた駆動電流IDVをグランドGNDに流して電圧レ
ベルとして検出し、フィードバック信号S14として進
相回路17aに供給する。
【0018】進相回路17aは、フィードバック信号S
14の位相を、進相補正回路20からの進相補正信号S
20に基づいて調整された進相値をもって進め、進相信
号S17aとして制御信号PWM変換回路12に出力す
る。図4に、進相回路17aの具体的な回路例を示す。
この回路は、従来の進相回路例を示す図8の構成のう
ち、抵抗素子174の代わりに電界効果トランジスタ1
76を設けた構成となっている。電界効果トランジスタ
176は、ドレインがオペアンプ171の非反転入力
(+)とキャパシタ173との接続点に接続され、ソー
スがアナロググランド(AG)に接続され、ゲートが進
相補正回路20による進相補正信号S20の入力端に接
続されている。このような構成を有する進相回路17a
は、ゲートへの信号S20の矩形波に応じて流れる電流
が制御されることにより、オペアンプ171の非反転入
力(+)およびアナロググランド間の抵抗値RVを調整
する。これにより、時定数C・RV・ωに応じた進相量
をもってフィードバック信号S14の位相を進める。
【0019】コントロール補正信号生成回路18は、コ
ントローラ10aからの補正データを受けて、コントロ
ーラ補正信号S18を生成して進相補正回路20に出力
する。
【0020】F/V変換回路19は、エンジン15によ
る回転数信号S15を受けて周波数/電圧変換を行い、
アナログ信号である補正信号S19を進相補正回路20
に出力する。
【0021】進相補正回路20は、コントロール補正信
号S18および補正信号S19を受けて、両信号を合成
し進相補正信号S20として進相回路17aに出力す
る。この進相補正信号S20は矩形波であり、エンジン
15の回転数に応じてその間隔が異なる。具体的には、
エンジン15の回転数が大きい程、矩形波の間隔が密と
なるように生成され、回転数が小さい程、矩形波の間隔
が疎となるように生成される。すなわち、エンジン15
の回転数が大きい程、アクチュエータ14に流れる駆動
電流IDVの位相の遅れは大きくなることから、矩形波の
間隔を密にし、進相回路17aの電界効果トランジスタ
176に流れる電流量を多くして抵抗値RVが小さくな
るような補正を行い、エンジン15の回転数が小さい
程、アクチュエータ14に流れる駆動電流IDVの位相の
遅れは小さくなることから、矩形波の間隔を疎にし、進
相回路17aの電界効果トランジスタ176に流れる電
流量を少なくて抵抗値RVが大きくなるような補正を行
う。
【0022】次に、上記構成による動作を説明する。コ
ントローラ10aに、エンジン15の回転数を示す回転
数信号S15が入力されると、エンジン15の回転数6
00rpm〜6000rpmに対応する周波数20Hz
〜200Hzの制御信号S10aが生成されて制御信号
入力部11に出力され、図示しないメモリに記憶されて
いる回転数に応じた補正データS10bがコントローラ
補正信号生成回路18に出力される。制御信号入力部1
1では、制御信号S10に対する全波整流が行われ、こ
の全波整流された制御信号S11が制御信号PWM変換
回路12に出力される。
【0023】制御信号PWM変換回路12においては、
制御信号入力部11による全波整流波形信号S11と進
相回路17aによる進相信号S17aとが比較され、パ
ルス幅変調された制御信号S12が電圧/電流変換回路
13に出力される。これにより、電圧/電流変換回路1
3から制御信号S10に応じた駆動電流I DVがアクチュ
エータ14に供給される。そして、アクチュエータ14
では、この駆動電流IDVに応じて、たとえば図示しない
電磁石と永久磁石との協働により板部材を微振動させて
液室内の液圧を変化させ、これにより、液室内の流体に
エンジン15の振動により生じる脈動と逆位相の脈動を
生じさせて振動の伝達が防止される。
【0024】アクチュエータ14に流れた駆動電流IDV
は、基準抵抗素子16により電圧レベルで検出され、フ
ィードバック信号S14として進相回路17aに帰還さ
れる。
【0025】また、コントロール補正信号生成回路18
では、コントローラ10aからの補正データを受けて、
コントローラ補正信号S18が生成され、進相補正回路
20に出力される。そして、F/V変換回路19には、
エンジン15による回転数信号S15が入力され、この
回転数信号S15に対する周波数/電圧変換が行われ、
アナログ信号である補正信号S19が生成されて進相補
正回路20に出力される。進相補正回路20では、コン
トロール補正信号S18および補正信号S19が合成さ
れ、矩形波である進相補正信号S20が進相回路17a
に出力される。この進相補正信号S20は、エンジン1
5の回転数が大きい程、矩形波の間隔が密となるように
生成され、回転数が小さい程、矩形波の間隔が疎となる
ように生成される。
【0026】進相回路17aにおいては、進相補正信号
S20が電界効果トランジスタ176のゲートに供給さ
れ、信号S20の矩形波の入力間隔に応じて流れる電流
が制御される。これにより、オペアンプ171の非反転
入力(+)およびアナロググランド間の抵抗値RVが調
整される。具体的には、エンジン15の回転数が大きい
程、アクチュエータ14に流れる駆動電流IDVの位相の
遅れは大きくなることから、電界効果トランジスタ17
6に流れる電流量が多くなるように制御されて抵抗値R
Vが小さくなるように調整される。これに対して、エン
ジン15の回転数が小さい程、アクチュエータ14に流
れる駆動電流IDVの位相の遅れは小さくなることから、
電界効果トランジスタ176に流れる電流量が少なくる
ように制御されて、抵抗値RVが大きくなるように調整
が行われる。そして、この回転数に応じて調整された抵
抗値RVとキャパシタ172の容量Cによる時定数C・
RV・ωに応じた進相量をもってフィードバック信号S
14の位相が進めれ、進相信号S17aとして制御信号
PWM変換回路12に出力される。これにより、アクチ
ュエータ14に対して、回転数に応じて位相が調整され
た駆動電流IDVが供給されることになる。
【0027】図5および図6は、図1の回路に基づいて
周波数が20Hzの場合に駆動制御されたアクチュエー
タ14の振動波形の周波数分析を行った結果を示すもの
であり、図5はスペクトル表示を、図6は振動波形をそ
れぞれ示している。両図からわかるように、本駆動回路
を用いることにより、周波数の2次成分以外の高次成分
が減少し、また、アクチュエータ14の振動は、歪みが
減少し、より正弦波に近い振動を行うようになる。
【0028】以上説明したように、本実施例によれば、
エンジン15の回転数に応じて進相回路17aの進相値
を調整するためのコントローラ補正信号生成回路18、
F/V変換回路19および進相補正回路20を設けたの
で、周波数の2次成分以外の高次成分を減少させること
ができ、また、アクチュエータ14の振動の歪みを減少
させることができ、より正弦波に近い振動を実現でき
る。その結果、無駄なエネルギーを消費することがな
く、消費電力の低減を図ることができる。また、共振周
波数による影響で高次成分が励起され、共振点以外での
共振も抑えることができ、理想的なアクチュエータ駆動
を実現できる。
【0029】なお、本実施例においては、進相回路17
aの進相値調整用素子として電界効果トランジスタを用
いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、
進相補正信号S20をアナログ値に変更することで、他
のトランジスタ等を適用できることはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周波数の2次成分以外の高次成分を減少させることがで
き、また、アクチュエータの振動の歪みを減少させるこ
とができ、より正弦波に近い振動を実現できる。その結
果、無駄なエネルギーを消費することがなく、消費電力
の低減を図ることができる。また、共振周波数による影
響で高次成分が励起され、共振点以外での共振も抑える
ことができ、理想的なアクチュエータ駆動を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクチュエータ駆動回路の一実施
例を示す回路図である。
【図2】本発明に係る制御信号入力部の出力波形例を示
す図である。
【図3】本発明に係る電圧/電流変換回路の構成例を示
すブロック図である。
【図4】本発明に係る進相回路の構成例を示す回路図で
ある。
【図5】図1の回路の20Hzにおける効果を説明する
ためのスペクトル表示を示す図である。
【図6】図1の回路の20Hzにおける効果を説明する
ための振動波形を示す図である。
【図7】従来のアクチュエータ駆動回路の構成例を示す
ブロック図である。
【図8】図7の回路における進相回路の構成例を示す回
路図である。
【図9】図8の進相回路の進相特性を示す図である。
【図10】図7の回路の20Hzにおけるスペクトル表
示を示す図である。
【図11】図7の回路の20Hzにおける振動波形を示
す図である。
【符号の説明】
10a…コントローラ 11…制御信号入力部 12…制御信号PWM変換回路 13…電圧/電流変換回路 14…アクチュエータ 15…エンジン 16…基準抵抗素子 17a…進相回路 18…コントローラ補正信号生成回路 19…周波数/電圧(F/V)変換回路 20…進相補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 19/02 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転数に応じて振動する振動体の振動
    を、当該回転数に応じて制御された駆動電流に基づいて
    制御するアクチュエータの駆動回路であって、 上記振動体の回転数に応じた駆動用制御信号を生成する
    制御信号生成手段と、 上記振動体の回転数に応じた進相補正信号を生成する進
    相補正信号生成手段と、 上記アクチュエータに流れ回転数に応じて位相が遅れた
    駆動電流を検出してフィードバック信号を得る駆動電流
    検出手段と、 上記進相補正信号生成手段による進相補正信号に基づい
    て上記位相遅れ分を補正するように進相値が調整され、
    調整された進相値をもって上記フィードバック信号の位
    相を進め、進相信号として出力する進相手段と、 上記制御信号生成手段による制御信号と上記進相手段に
    よる進相信号とを比較して、比較結果に応じた駆動電流
    を生成し、上記アクチュエータに供給する駆動電流供給
    手段とを有するアクチュエータ駆動回路。
JP24766994A 1994-10-13 1994-10-13 アクチュエータ駆動回路 Pending JPH08109945A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007285378A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Aisin Seiki Co Ltd 振動減衰装置
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