JPH08108818A - エアバッグ装置用ドアトリム - Google Patents

エアバッグ装置用ドアトリム

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Publication number
JPH08108818A
JPH08108818A JP6243685A JP24368594A JPH08108818A JP H08108818 A JPH08108818 A JP H08108818A JP 6243685 A JP6243685 A JP 6243685A JP 24368594 A JP24368594 A JP 24368594A JP H08108818 A JPH08108818 A JP H08108818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
trim
surface side
air bag
airbag
Prior art date
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Pending
Application number
JP6243685A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Fujii
哲也 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP6243685A priority Critical patent/JPH08108818A/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工数・製造コストを低減することができ
るエアバッグ装置用ドアトリムを提供すること。 【構成】 ドアトリム10は、エアバッグ5を覆い、エ
アバッグ膨張時に両開きで破断して開く2つの略四角板
状の扉部11・12、を備える。ドアトリム10は、略
全面に配置される合成樹脂製のトリム本体13と、扉部
11・12のトリム本体の表面側に配置されて、トリム
本体の成形時にインサートとして配置される表皮19・
20と、から構成される。トリム本体13には、各扉部
の外周縁部位に沿う表面側凹溝14と、各扉部の外周縁
の破断部位に沿う裏面側凹溝17と、が形成される。表
皮19・20は、表面側凹溝14の内周面まで配置され
る。扉部の開き時の回動中心となるヒンジ部22は、表
皮19・20の配置部位におけるトリム本体13にヒン
ジ用凹溝18を配置させて、形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のドアにおける
車内側に配置されるドアトリムに関し、さらに詳しく
は、エアバッグ装置の装着されたドアに配置され、エア
バッグの膨張時に開く扉部を備えたドアトリムに関す
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、エアバッグ装置用ドア
トリムとしては、特開平4−365653号公報に記載
されているものが知られている。
【0003】上記公報記載のドアトリムは、エアバッグ
を覆う扉部が、ドアトリム本体と別体とされ、ドアトリ
ム本体に設けられた開口に、組み付けて配置されてい
る。なお、扉部は、意匠効果を高めるために、表面に表
皮を配設させていた。
【0004】しかし、従来のドアトリムは、ドアトリム
本体と扉部とを別々に製造し、ドアトリム本体に扉部を
取り付けることから、ドアトリムの製造工数・製造コス
トを上昇させることとなっていた。
【0005】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、製造工数・製造コストを低減することができるエ
アバッグ装置用ドアトリムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエアバッ
グ装置用ドアトリムは、収納されたエアバッグを覆い、
該エアバッグの膨張時に両開きで破断して開く2つの略
四角板状の扉部、を備えて、車両ドアの室内側に配置さ
れるエアバッグ装置用ドアトリムであって、該ドアトリ
ムの略全面に配置される合成樹脂製のトリム本体と、2
つの前記扉部における前記トリム本体の表面側に配置さ
れて、前記トリム本体の成形時にインサートとして配置
される表皮と、から構成され、前記トリム本体には、表
面側に、前記各扉部の外周縁部位に沿う表面側凹溝が形
成されるとともに、裏面側に前記各扉部の外周縁の破断
部位に沿う裏面側凹溝が形成され、前記表皮が、前記表
面側凹溝の内周面まで、配置され、前記扉部の開き時の
回動中心となるヒンジ部が、前記表皮の配置部位におけ
る前記トリム本体の裏面側にヒンジ用凹溝を配置させて
形成されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の作用・効果】この発明に係るドアトリムでは、
エアバッグの膨張時、各扉部の外周縁のトリム本体に設
けられた裏面側凹溝の配置部位が、破断し、各扉部が、
それぞれ、ヒンジ用凹溝を配置されてトリム本体の薄肉
となったヒンジ部を回転中心として、両開きの状態で開
くこととなる。
【0008】この扉部の開き時、ヒンジ部では、表皮
が、ヒンジ部となるトリム本体のヒンジ用凹溝を超えて
埋設されて配置されているため、表皮が補強効果を発揮
し、破断することなく、扉部を開かせることとなる。一
方、ヒンジ部以外の部位では、表皮が、扉部の表面側の
外周縁に沿って、表皮の外周縁を配置させるため、表皮
の補強効果によって、扉部の外周縁のトリム本体が、破
片を発生させることなく、円滑に破断されることとな
る。
【0009】したがって、この発明に係るエアバッグ装
置用ドアトリムでは、略全面を占める合成樹脂製のトリ
ム本体の成形時に、表皮をインサートとして配置させて
成形するだけで、製造することができることから、製造
工数・製造コストを低減することができる。
【0010】また、扉部の表面側には、表皮が配設され
ているため、装飾効果を発揮する表皮を使用すれば、意
匠効果を高めることができる。
【0011】さらに、表皮が、扉部の外周縁やヒンジ部
まで配置されて補強効果を発揮することから、エアバッ
グ膨張時に支障無く扉部を開かせることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0013】実施例のドアトリム10は、図1・2に示
すように、車両ドアDの室内側に配置されるように構成
されて、ドアD内に収納されたエアバッグ装置Mのエア
バッグ5を覆い、エアバッグ5の膨張時に両開きで破断
して開く2つの略四角板状の扉部11・12を備えてい
る。
【0014】なお、ドアDは、金属製のインナパネル1
・アウタパネル2と、インナパネル1やその補強板3に
固定されるドアトリム10と、ドアガラス4と、から構
成されている。
【0015】また、エアバッグ装置Mは、折り畳まれて
収納されるエアバッグ5と、エアバッグ5に膨張用のガ
スを供給するインフレーター6と、折り畳まれたエアバ
ッグ5やインフレーター6を保持して、補強板3に固定
されるバックアッププレート7と、を備えて構成されて
いる。
【0016】そして、ドアトリム10は、ドアトリム1
0の略全面に配置されるポリプロピレン等の合成樹脂製
のトリム本体13と、2つの扉部11・12におけるト
リム本体13の表面側に配置される表皮19・20と、
トリム本体13の表面側における扉部11・12の周囲
に配置される表皮30と、から構成されている。なお、
表皮30は、ドアトリム10の意匠効果を一層高めるた
めに設けられるものであり、無くとも良い。
【0017】トリム本体13は、表面側において、各扉
部11・12の外周縁部位に、図1・2・4〜6に示す
ように、正面視で略「日」の字状となる表面側凹溝14
を備え、裏面側において、各扉部11・12の周囲の位
置に、図1・3〜6に示すように、背面視で略「日」の
字状となる突条16を備えている。なお、図6において
は、扉部12側では、実際には、上下が逆転した図とな
る。
【0018】この突条16は、背面視で略「H」の字状
となる部位が、扉部11・12の開き字の破断予定部2
1を構成することとなり、この破断予定部21は、トリ
ム本体13の突条16に断続的に裏面側凹溝17が形成
されるとともに、裏面側凹溝17がドアトリム10の表
面側の表面側凹溝14と一致するように配設されること
によって、形成されている。
【0019】また、トリム本体13の裏面側において
は、突条16における破断予定部21を除いた部位(突
条16の略「日」の字の上下端の横棒部位)の内側部位
が、各扉部11・12の開き時の回動中心となるヒンジ
部22となり、これらのヒンジ部22は、扉部11・1
2の各表皮19・20の配置部位におけるトリム本体1
3の部位に、薄肉となるヒンジ用凹溝18を配置させて
構成されている。
【0020】各表皮19・20・30は、それぞれ、絞
り模様が賦形されたり、植毛されてなる塩化ビニル等の
シート材から形成されている。そして、表皮19・20
が、トリム本体13における表面側凹溝14の内周面1
5における扉部11・12側の側面15aや底面15b
まで、配置され、表皮30が、表面側凹溝14の内周面
15における扉部11・12側から離れた側面15cま
で配置されている。
【0021】このドアトリム10の製造について述べれ
ば、トリム本体13の成形時に、インサートとして表皮
19・20・30を成形型にセットして、成形すれば、
製造することができる。
【0022】なお、トリム本体13の表面側凹溝14と
裏面側凹溝17とは、このトリム本体13の成形型の型
面のリブによって形成されることとなるが、これらのリ
ブでが、凹溝底面15bの部位となる表皮19・20の
縁を挟持して支持することとなるため、成形材料を注入
するゲートG(図1参照)を適切な位置に配置させれ
ば、表皮19・20をずらすことなく、トリム本体13
を成形することができる。また、表皮30は、その縁が
表皮19・20の縁で覆われるため、成形材料の注入圧
でめくれることが、防止される。
【0023】さらに、トリム本体13の成形時には、ド
アトリム10をインナパネル1や補強板3にねじ止めす
るためのブラケット等をインサート成形することとな
る。
【0024】そして、このように製造したドアトリム1
0を、エアバッグ装置Mを配置させたドアDに取り付け
た後には、エアバッグ5の膨張時、各扉部11・12の
外周縁のトリム本体13に設けられた裏面側凹溝17の
配置部位、すなわち、破断予定部21が破断し、各扉部
11・12が、それぞれ、ヒンジ用凹溝18を配置され
てトリム本体13の薄肉となったヒンジ部22を回転中
心として、両開きの状態で開くこととなる。
【0025】この扉部11・12の開き時、ヒンジ部2
2では、表皮19・20が、ヒンジ部22となるトリム
本体13のヒンジ用凹溝18を超えて埋設されて配置さ
れているため、表皮19・20が補強効果を発揮し、破
断することなく、扉部11・12を開かせることとな
る。一方、ヒンジ部22以外の部位、すなわち、破断予
定部21では、表皮19・20が、扉部11・12の表
面側の外周縁に沿って、表皮19・20の外周縁を配置
させるため、表皮19・20の補強効果によって、扉部
11・12の外周縁のトリム本体13が、破片を発生さ
せることなく、円滑に破断されることとなる。
【0026】したがって、実施例のドアトリム10で
は、略全面を占める合成樹脂製のトリム本体13の成形
時に、表皮19・20・30をインサートとして配置さ
せて成形するだけで、製造することができることから、
製造工数・製造コストを低減することができる。
【0027】また、扉部11・12の表面側には、表皮
19・20が配設されているため、装飾効果を発揮する
表皮19・20を使用すれば、意匠効果を高めることが
できる。
【0028】さらに、表皮19・20が、扉部11・1
2の外周縁やヒンジ部22まで配置されて補強効果を発
揮することから、エアバッグ5の膨張時に支障無く扉部
11・12を開かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のドアトリムの使用状態を
示す断面図である。
【図2】同実施例のドアトリムの正面図である。
【図3】同実施例のドアトリムの背面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】図2のV−V断面図である。
【図6】図2のVI−VI断面図である。
【符号の説明】
5…エアバッグ、 10…ドアトリム、 11・12…扉部、 13…トリム本体、 14…表面側凹溝、 15…内周面、 17…裏面側凹溝、 18…ヒンジ用凹溝、 19・20…表皮、 22…ヒンジ部、 D…ドア、 M…エアバッグ装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納されたエアバッグを覆い、該エアバ
    ッグの膨張時に両開きで破断して開く2つの略四角板状
    の扉部、を備えて、車両ドアの室内側に配置されるエア
    バッグ装置用ドアトリムであって、 該ドアトリムの略全面に配置される合成樹脂製のトリム
    本体と、2つの前記扉部における前記トリム本体の表面
    側に配置されて、前記トリム本体の成形時にインサート
    として配置される表皮と、から構成され、 前記トリム本体には、表面側に、前記各扉部の外周縁部
    位に沿う表面側凹溝が形成されるとともに、裏面側に前
    記各扉部の外周縁の破断部位に沿う裏面側凹溝が形成さ
    れ、 前記表皮が、前記表面側凹溝の内周面まで、配置され、 前記扉部の開き時の回動中心となるヒンジ部が、前記表
    皮の配置部位における前記トリム本体の裏面側にヒンジ
    用凹溝を配置させて形成されていることを特徴とするエ
    アバッグ装置用ドアトリム。
JP6243685A 1994-10-07 1994-10-07 エアバッグ装置用ドアトリム Pending JPH08108818A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6243685A JPH08108818A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 エアバッグ装置用ドアトリム

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JP6243685A JPH08108818A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 エアバッグ装置用ドアトリム

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JPH08108818A true JPH08108818A (ja) 1996-04-30

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JP6243685A Pending JPH08108818A (ja) 1994-10-07 1994-10-07 エアバッグ装置用ドアトリム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2766775A1 (fr) * 1997-07-29 1999-02-05 Ecia Equip Composants Ind Auto Structure de recouvrement d'un module a sac gonflable notamment pour panneau de porte de vehicule automobile
JP2010228578A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd ドアマウントエアバックの取付部構造
JP2012111442A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Suzuki Motor Corp ドア構造

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2766775A1 (fr) * 1997-07-29 1999-02-05 Ecia Equip Composants Ind Auto Structure de recouvrement d'un module a sac gonflable notamment pour panneau de porte de vehicule automobile
JP2010228578A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Honda Motor Co Ltd ドアマウントエアバックの取付部構造
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