JPH08108812A - 樹脂製自動車用衝撃緩衝部材 - Google Patents

樹脂製自動車用衝撃緩衝部材

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JPH08108812A
JPH08108812A JP24595094A JP24595094A JPH08108812A JP H08108812 A JPH08108812 A JP H08108812A JP 24595094 A JP24595094 A JP 24595094A JP 24595094 A JP24595094 A JP 24595094A JP H08108812 A JPH08108812 A JP H08108812A
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Minoru Sugawara
稔 菅原
Tetsuya Nakamura
哲也 中村
Katsuhiko Tada
勝彦 多田
Naonari Fukuhara
直成 福原
Kenichi Akamatsu
健一 赤松
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Minoru Kasei Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 充分な衝撃緩衝機能を備えるとともに衝撃時
の変形量が少なく、かつ軽量な樹脂製自動車用衝撃緩衝
部材の提供。 【構成】 中空部を有する長尺部材11により形成され
たバンパービーム10等の樹脂製自動車用衝撃緩衝部材
において、長尺部材11の表面部21に長手方向に沿っ
て複数の凹部30を千鳥状に配置形成し、この複数の凹
部30が形成された部分で衝撃時のエネルギーを吸収す
るようにして多様な衝撃条件を満足できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂製自動車用衝撃緩
衝部材に係り、バンパー、バンパービーム等に利用でき
る。
【0002】
【背景技術】従来より、バンパー、バンパービーム等の
自動車用衝撃緩衝部材には、金属製のものが多用されて
きた。この金属製のバンパー等は、強度的には問題ない
が、重量が大きい、腐食しやすいなどの欠点があった。
このため、近年では、省資源の要請や軽量化の観点か
ら、プラスチック製のバンパー等が採用されるようにな
ってきた。
【0003】このようなプラスチック製のバンパー等
は、通常、射出成形により製造されている。しかし、射
出成形による製造では、バンパー等が比較的大型の成形
品であることから成形機が大型になるという問題、ある
いは高い射出成形圧が必要であることから金型が高価に
なるという問題があった。さらに、射出成形による製造
では、金型のキャビティ形状を変更することで成形品の
外形形状については比較的自由に設計できるものの、衝
撃緩衝を効果的に行うことができる中空構造を有するバ
ンパー等の製造は困難であった。
【0004】これに対し、衝撃緩衝を効果的に行うため
に、ブロー成形により製造される中空構造を有する各種
の自動車用衝撃緩衝部材が提案されている(特開平4−
120145号公報等参照)。図18には、このような
中空構造を有する自動車用衝撃緩衝部材の一例であるバ
ンパービーム90の長手方向直交断面が示されている。
バンパービーム90は、このような断面形状が長手方向
に連続して形成されている。このようなバンパービーム
90によれば、中空部分91を有しているので、この中
空部分91で衝撃を緩衝することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たブロー成形により製造される中空構造を有する自動車
用衝撃緩衝部材では、成形方法の特殊性から、その構造
や形状は例えば図18に示すように比較的単純なものが
多かった。近年、自動車用のバンパー等は、軽量化の強
い要求があることに加え、安全対策上の要求が益々多様
化するとともに厳しくなっているため、従来の比較的単
純な構造や形状のものでは、これらの要求の全てに充分
に対応することが困難となってきており、より一層軽量
化を図ることができるとともに実際の衝突を想定した各
種の試験に合格することができる自動車用衝撃緩衝部材
が望まれていた。
【0006】また、5MPHペンデュラム試験、バリヤ
試験、ポール試験等の規格試験や一般試験に合格させる
ために、例えば、図18のバンパービーム90の前面部
92の前方位置に図中二点鎖線のように発泡体等のエネ
ルギー吸収用の部品93を入れたバンパーとする、ある
いはバンパービーム90の肉厚を厚くする等の対策が考
えられるが、これらの対策では、高価格となる、あるい
は重量が増加する等の問題が発生する。このため、前述
した要求の全てには対応できない。
【0007】本発明の目的は、充分な衝撃緩衝機能を備
えるとともに衝撃時の変形量が少なく、かつ軽量な樹脂
製自動車用衝撃緩衝部材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺部材の表
面部を特殊な構造として前記目的を達成しようとするも
のである。具体的には、本発明の樹脂製自動車用衝撃緩
衝部材は、中空部を有する長尺部材により形成され、こ
の長尺部材の表面部には長手方向に沿って複数の凹部が
千鳥状に配置形成されていることを特徴とする。ここ
で、表面部とは、自動車本体への取付側の部分(裏面
部)を除く部分のことであり、自動車前面側の部分と上
面および下面部分とを含むものである。但し、前面側と
は自動車の進行方向を意味するものではなく、樹脂製自
動車用衝撃緩衝部材がフロントではなくリヤに取り付け
られる場合には、進行方向と逆向きの面となる。
【0009】また、複数の凹部のうちの少なくとも一つ
は、長尺部材の長手方向に沿った中心線を越えて配置形
成されていることが強度上の点で望ましい。ここで、
「中心線を越えて配置形成」とは、中心線を跨ぐように
配置形成することである。そして、複数の凹部のうちの
少なくとも一つは、長尺部材の裏面部に結合されている
ことが強度上の点で望ましく、特に全ての凹部が裏面部
に結合されていることが好ましい。さらに、長尺部材の
裏面部にリブを形成する、あるいは長尺部材の裏面部に
補強用芯材をインサートすることにより、より一層強度
を向上させてもよい。
【0010】また、以上に述べた本発明の樹脂製自動車
用衝撃緩衝部材の成形方法は、ブロー成形が好適である
が、所望の形状を得ることができれば、例えば、ガス射
出成形法(中空射出成形法)などの他の成形方法であっ
てもよい。ここで、ブロー成形に用いる材料としては、
従来よりバンパー等の樹脂製自動車用衝撃緩衝部材の材
料として用いられている熱可塑性樹脂の中から任意に選
ぶことができる。例えば、ポリプロピレン、高密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリスチレン、ポリオキシメチレン、ABS樹
脂、AS樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレ
ンスルフィドなどの熱可塑性樹脂、およびこれらの樹脂
にエチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・
ジエン三次元ゴムなどのゴム類および/または充填剤と
してガラス繊維、炭素繊維、タルク、マイカ、炭酸カル
シウムなどを配合したものを挙げることができる。な
お、これらの樹脂、ゴム類、充填剤などは、必要に応じ
て複数のものを配合するようにしてもよい。
【0011】しかし、本発明のような特定形状を有する
樹脂製自動車用衝撃緩衝部材をブロー成形するための材
料として、成形加工性、成形品の物性、耐衝撃性、ピン
チオフ強度などの機械的強度の点で、特に好適な材料
は、メルトインデックス〔230℃、2.16kgf〕
が2.0g/10分以下、アイソタクチックペンタッド
分率93モル%以上のプロピレン単独重合体、またはメ
ルトインデックスが2.0g/10分以下、エチレン単
位含有量15重量%以下、プロピレンホモ重合部のアイ
ソタクチックペンタッド分率93モル%以上のプロピレ
ンブロック共重合体、あるいはこれらのプロピレン系重
合体と高密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン系エ
ラストマー、エチレン・α−オレフィン(プロピレン以
外)系エラストマー、エチレン・プロピレン・ジエン系
エラストマーなどのエラストマー、タルクなどの充填剤
の中から選択された一種以上のものとの組成物である。
ここで、プロピレン系重合体60〜99重量%、高密度
ポリエチレン0〜30重量%、エチレン・α−オレフィ
ン系エラストマー0〜20重量%、タルクなどの充填剤
0〜40重量%の範囲において用いられる。また、この
組成物には、さらに所望に応じ、無水マレイン酸変性ポ
リオレフィン、アクリル酸変性ポリオレフィンのような
極性基含有熱可塑性樹脂、炭酸カルシウム、マイカ、ガ
ラス繊維、炭素繊維のような無機充填剤、あるいは酸化
防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、滑剤、難燃剤、着色
剤などの各種添加剤を含有することができる。
【0012】
【作用】このような本発明においては、千鳥状に配置さ
れた複数の凹部により衝撃時のエネルギーが吸収され
る。この際、複数の凹部の側壁(特に、樹脂製自動車用
衝撃緩衝部材の長手方向に直交する方向に延びる側壁)
が、リブの役割を果たすため、一定の強度を確保しなが
ら所望の衝撃緩衝機能が得られる。また、長尺部材とし
ては、特に限定されるものではないが、少なくとも両端
部分に湾曲部を有することが好ましく、このような湾曲
形状とすることによって衝撃力を長尺部材全体で受けや
すくなるため、より優れた衝撃緩衝機能が得られる。こ
のため、従来のような中空部のみにより衝撃緩衝を行う
場合に比べ、多様な衝撃条件を満足できる優れた衝撃緩
衝機能が得られる。また、衝撃緩衝機能を向上させるに
あたって、エネルギー吸収用の部品を別途設けたり、あ
るいは部材の肉厚を厚くする必要はないので、コスト低
減、軽量化が図られ、これらにより前記目的が達成され
る。
【0013】また、複数の凹部のうちの少なくとも一
つ、好ましくは全部を、長尺部材の長手方向に沿った中
心線を越えるように配置形成した場合には、リブの役割
を果たす側壁が適切な長さ確保されるため、より一層優
れた衝撃緩衝機能が得られる。さらに、複数の凹部のう
ちの少なくとも一つ、好ましくは全部を、長尺部材の裏
面部に結合させれば、強度の向上が図られる。そして、
前述したように凹部を中心線を越えるように配置形成し
た場合には、凹部と裏面部との結合が容易に実現され
る。また、長尺部材の裏面部にリブを形成したり、ある
いは長尺部材の裏面部に補強用芯材をインサートすれ
ば、より一層強度の向上が図られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。 〔第一実施例〕図1には、本発明の第一実施例の樹脂製
自動車用衝撃緩衝部材であるバンパービーム10の斜視
図が示され、図2、図3には、それぞれバンパービーム
10の前面図、上面図(図2中矢印Z方向から見た図)
が示されている。また、図4、図5、図6には、それぞ
れ図2中のA−A線、B−B線、C−C線に沿ったバン
パービーム10の長手方向直交断面が示されている。バ
ンパービーム10は、ブロー成形による成形品であり、
図1〜図3に示す如く、図中左右方向に延びかつ両端部
分に湾曲部を有する長尺部材11により形成されてい
る。長尺部材11の長手方向両端部の裏面側(図3中下
側)には、図示されない自動車本体への取付用の取付面
12が形成されている。この取付面12には、適宜な本
数の埋込みボルト13が設けられている。
【0015】長尺部材11の内部には、図4〜図6に示
す如く、中空部20が長尺部材11の長手方向の全体に
渡って形成されている。長尺部材11の表面部21(前
面部22、上面部23、および下面部24)には、長尺
部材11の長手方向に沿って複数の凹部30が千鳥状に
配置形成されている。つまり、前面部22と上面部23
との角部(図2中上側位置)に四つの凹部30が配置形
成され、一方、前面部22と下面部24との角部(図2
中下側位置)に三つの凹部30が配置形成され、これら
の凹部30は、上面部23側、下面部24側に交互に配
置されている。
【0016】各凹部30は、前面部22側から見た状態
で略矩形形状に形成されるとともに、前面部22の上下
の端縁位置から長尺部材11の長手方向の中心線(図2
中の一点鎖線K)を越える位置まで形成されている。ま
た、各凹部30が中心線Kを越える分の寸法Sは、0〜
50mm程度が好ましく、より好ましくは10〜30m
m程度である。
【0017】さらに、各凹部30の長手方向の幅W(図
2参照)は、後述する試験用ポールの直径(7inch
=178mm)よりも小さくなっており、好ましくは5
0〜150mm程度がよく、より好ましくは80〜13
0mm程度である。そして、各凹部30の深さL1(図
4参照)は、バンパービーム10の前面部22の平坦な
部分から裏面部25の平坦な部分までの幅Lに対して、
L1=1/5L〜1/2L程度が好ましく、より好まし
くはL1=1/4L〜1/3L程度である。なお、幅L
の寸法は、バンパービーム10が取り付けられる自動車
本体の種類(大きさ、重量等)に応じて決定される。
【0018】長尺部材11の裏面部25(自動車本体へ
の取付側)には、前面部22側に突出する突出部26が
形成され、この突出部26の先端26Aは、各凹部30
に結合されている。また、突出部26の内部には、図4
〜図6に示す如く、中空の補強用芯材40がインサート
されている。補強用芯材40は、長尺部材11の長手方
向の略全長に渡って設けられ、図3中の一点鎖線に示す
ように、取付面12の位置まで配置されている。しか
し、必ずしも取付面12の位置まで配置されていなくて
もよい。なお、本発明においてインサートされる補強用
芯材の形状は、このような形状に限定されるものではな
く任意である。
【0019】この補強用芯材40の材質は、特に限定さ
れるものではないが、例えば、特開平5−239286
号で提案されているものに準じた次のようなものを用い
ることができる。 (A)メルトインデックス300g/10分以上のプロ
ピレン単独重合体又はプロピレン−エチレン共重合体2
0〜60重量%とガラス繊維80〜40重量%とから成
り、ペレット長が2〜20mmで、かつ、該ガラス繊維
長がペレット長に実質上等しいペレット5〜70重量部
と、(B)メルトインデックスが3〜20g/10分で
アイソタクチックペンタッド分率が93モル%以上のプ
ロピレン単独重合体又はプロピレン−エチレン共重合体
95〜30重量部とを全量が100重量部になるように
混合したガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物、あ
るいは、(A’)メルトインデックス300g/10分
以上のプロピレン単独重合体又はプロピレン−エチレン
共重合体20〜60重量%とガラス繊維80〜40重量
%とから成る混合物100重量部に対し、酸付加量0.
1〜10重量%の酸変性ポリオレフィン1〜10重量部
を配合して成り、ペレット長が2〜20mmで、かつ、
該ガラス繊維長がペレット長に実質上等しいペレット5
〜70重量部と、(B)メルトインデックスが3〜20
g/10分で、アイソタクチックペンタッド分率が93
モル%以上のプロピレン単独重合体又はプロピレン−エ
チレン共重合体95〜30重量部とを全量が100重量
部になるように混合したガラス繊維強化ポリオレフィン
樹脂組成物などである。なお、補強用芯材としては、こ
のようなガラス繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物の他
に、樹脂のみで形成されたもの、充填剤配合樹脂組成
物、あるいは繊維強化熱硬化性樹脂(GFRP)、金属
などで形成されたものを用いてもよい。
【0020】このような第一実施例においては、以下の
ようにしてブロー成形によりバンパービーム10を製造
する。先ず、バンパービーム10の外形形状に従ったキ
ャビティを有する成形用金型(不図示)を用意する。こ
の成形用金型には、各凹部30に対応した表面形状のキ
ャビティが形成されている。次に、成形用金型のキャビ
ティの内部に予め成形しておいた補強用芯材40を取り
付ける。その後、成形用金型により筒状のパリソンを外
側から挟み込むとともに、パリソンの内側の空洞部分に
空気を吹き込んでパリソンを拡げて成形用金型のキャビ
ティ表面および補強用芯材40の周囲に密着させる。そ
して、成形用金型を開き、完成したバンパービーム10
を取り出す。この際、補強用芯材40もバンパービーム
10として一体化されて取り出される。
【0021】このような第一実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、バンパービーム10の表面部
21には、千鳥状に配置された複数の凹部30が設けら
れているので、この複数の凹部30が形成された部分
(ハニカム構造部分)により衝撃時のエネルギーを吸収
できる。そして、複数の凹部30の側壁(特に、バンパ
ービーム10の長手方向に直交する方向に延びる側壁3
1)が、リブの役割を果たすため、一定の強度を確保し
ながら所望の衝撃緩衝機能を得ることができる。このた
め、従来のような中空部のみにより衝撃緩衝を行う場合
に比べ、多様な衝撃条件を満足できる優れた衝撃緩衝機
能を得ることができる。
【0022】また、衝撃緩衝機能を向上させるにあたっ
て、エネルギー吸収用の部品(例えば、図18の部品9
3)を別途設けたり、あるいは部材の肉厚を厚くする必
要はないので、コスト低減、軽量化を図ることができ
る。
【0023】さらに、複数の凹部30は、千鳥状の配置
となっているので、側壁31は、適宜な間隔でかつ上下
両側に略均等に配置されるため、バンパービーム10の
全体に渡って優れた衝撃緩衝機能を得ることができる。
そして、各凹部30は、長手方向に沿った中心線K(図
2参照)を越える位置まで形成されているので、適切な
長さの側壁31を確保することができ、より一層優れた
衝撃緩衝機能を得ることができる。
【0024】また、各凹部30の長手方向の幅W(図2
参照)、つまり凹部30の対向する側壁31間の間隔
は、後述する試験用ポールの直径よりも小さくなってい
るので、ポールに衝突した時のような局部的な衝撃に対
しても優れた衝撃緩衝機能を発揮することができる。
【0025】さらに、各凹部30は、裏面部25の一部
である突出部26の先端26Aに結合されているので、
バンパービーム10の強度の向上を図ることができる。
そして、各凹部30が中心線Kを越えるように配置形成
されていることから、このような各凹部30と突出部2
6の先端26Aとの結合を容易に実現することができ
る。
【0026】また、突出部26の内部には、例えば繊維
複合材等からなる補強用芯材40がインサートされてい
るので、バンパービーム10の強度のより一層の向上を
図ることができる。
【0027】〔第二実施例〕図7〜図9には、本発明の
第二実施例の樹脂製自動車用衝撃緩衝部材であるバンパ
ービーム50が示されている。図7には、バンパービー
ム50の上面図が示され、図8には、バンパービーム5
0を裏面側から見た斜視図が示され、図9には、図7中
のD−D線に沿ったバンパービーム50の長手方向直交
断面が示されている。バンパービーム50は、前記第一
実施例のバンパービーム10と略同様な構成を有し、裏
面部25の構成が一部異なるのみであるので、同一部分
には同一符号を付して詳しい説明は省略し、以下には異
なる部分のみを説明する。
【0028】前記第一実施例のバンパービーム10で
は、突出部26の内部に補強用芯材40がインサートさ
れていたが、本第二実施例のバンパービーム50では、
突出部51の内部に補強用芯材40はインサートされて
いない。また、本第二実施例の突出部51は、前記第一
実施例の突出部26とは異なり、取付面12の位置まで
形成されていない。突出部51の内部には、バンパービ
ーム50の長手方向に直交する方向に延びる四本のリブ
52が適宜な間隔で設けられている。
【0029】このような第二実施例によれば、前記第一
実施例の補強用芯材40の代わりにリブ52が設けられ
ているので、前記第一実施例と同様に、優れた衝撃緩衝
機能および強度を得ることができるという効果がある。
【0030】〔比較実験〕なお、本発明の効果を確かめ
るために、以下のような5MPHペンデュラム試験、5
MPHバリヤ試験、5MPHポール試験による比較実験
を行った。本発明の実験例として、前記第一実施例のバ
ンパービーム10において補強用芯材40が設けられて
いない場合(実験例1)、前記第二実施例のリブ52を
有するバンパービーム50の場合(実験例2)、前記第
一実施例の補強用芯材40を有するバンパービーム10
の場合(実験例3)を用意した。一方、比較例として、
前述した図18の断面形状を有するバンパービーム90
の場合(比較例1)、図19の断面形状に示すような前
面側の上下に突起部95を有するバンパービーム96の
場合(比較例2)を用意した。
【0031】そして、各実験例1〜3および各比較例
1,2のパンパービームの原料樹脂には、(1)メルト
インデックス1g/10分のポリプロピレン(出光石油
化学株式会社製、E250G)65重量%と、(2)メ
ルトインデックス0.03g/10分の高密度ポリエチ
レン(出光石油化学株式会社製、750LB)20重量
%と、(3)ムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕=
77、エチレン含量73重量%のエチレン・プロピレン
エラストマー(日本合成ゴム株式会社製、EP07P)
5重量%と、(4)平均粒径1.5μm、平均アスペク
ト比15のタルク10重量%と、を含む樹脂組成物を用
いた。
【0032】また、成形条件および温度条件は、次の通
りである。 〔成形条件〕 成形機 :90mmφ ダイ :100mmφ アキュームレータ :25リットル 型締圧力 :60ton スクリュー回転数 :40rpm モーター負荷 :115A
【0033】〔温度条件〕 シリンダー No.1:230℃ No.2:210℃ No.3:190℃ No.4:190℃ クロスヘッドNo.1:190℃ No.2:190℃ No.3:190℃ ダイス No.1:190℃ No.2:190℃ 成形サイクル :200sec 金型温度 :28℃ 樹脂温度 :225℃
【0034】このようにして成形された各実験例1〜3
および各比較例1,2のバンパービームを被試験体と
し、製品重量4.5kg、製品長さ1.4m、車両重量
1200kg、常温にて5MPH(衝撃速度8km/H
r=5mile/Hr)のペンデュラム試験(上下打
ち、35mm)、バリヤ試験、ポール試験(直径7in
ch)の各規格試験を行い、各実験例1〜3および各比
較例1,2について、それぞれ最大変形量、最大発生荷
重、すべりの有無を調べて総合評価を行った。この比較
実験の結果を次の表1〜表3および図10〜図12に示
す。表1、表2、表3には、それぞれペンデュラム試
験、バリヤ試験、ポール試験の結果が示されている。ま
た、図10、図11、図12には、それぞれペンデュラ
ム試験、バリヤ試験、ポール試験における変形量と発生
荷重との関係が示されている。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】表1〜表3によれば、各実験例1〜3で
は、全ての試験において最大変形量が小さく、かつ最大
発生荷重が大きく、総合評価も良好となっているのに対
し、各比較例1,2では、比較例2のペンデュラム試験
において総合評価が良好となっていることを除き、総合
評価は悪い結果となっている。また、比較例2について
も他のバリヤ試験、ポール試験においては総合評価は悪
い結果となっているので、不充分な性能であるといえ
る。
【0039】また、図10によれば、図中点線で示され
た比較例1では、ペンデュラムリーデが滑って変形量が
大きいのに対し、図中一点鎖線で示された比較例2で
は、図19中の突起部95が潰れることにより、すべり
が防止され、図中実線で示された実験例1では、複数の
凹部30が形成された部分(ハニカム構造部分)が一部
エネルギーを吸収して変形し、すべりが防止されている
ことがわかる。さらに、図11によれば、図中点線で示
された比較例1では、バンパービーム全体が一気に荷重
を受けてバンパービームの欠陥部が座屈し、発生荷重が
小さくかつ変形量が大きくなるのに対し、図中実線で示
された実験例1では、複数の凹部30が形成された部分
(ハニカム構造部分)で徐々に荷重が立ち上がって均一
な応力が全体にかかっていき、最終的に発生荷重が大き
くかつ変形量が小さくなることがわかる。
【0040】そして、図12によれば、図中点線で示さ
れた比較例1では、局部的に応力が集中して早期に座屈
が起こり、発生荷重が小さくかつ変形量が大きくなるの
に対し、図中実線で示された実験例1では、複数の凹部
30が形成された部分(ハニカム構造部分)により応力
を広い範囲で受け、発生荷重が大きくかつ変形量が小さ
くなることがわかる。以上の比較実験結果により、本発
明によるバンパービームが優れた衝撃緩衝機能および強
度を備え、各種の試験に充分に対応できることが示さ
れ、本発明の効果が顕著に示された。
【0041】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、前記第一、第二実施例では、各
突起部26,51の内部に、それぞれ補強用芯材40、
リブ52が設けられていたが、突起部の内部に補強用芯
材およびリブの両方が設けられていてもよい。また、こ
れらの補強用芯材40やリブ52は必ずしも必要なもの
ではなく、その用途によっては省略してもよいが、強度
上の点で設けておくことが好ましい。さらに、本発明の
樹脂製自動車用衝撃緩衝部材の裏面部に形成されるリブ
は、前記第二実施例のような形状のリブ52に限定され
るものではなく、例えば、図13に示すような形状のリ
ブ60としてもよい。
【0042】また、前記各実施例では、合計7個の凹部
30が設けられていたが、複数の凹部30が千鳥状に配
置されていれば、凹部30の個数は任意であってよい。
さらに、前記各実施例では、各凹部30の形状は、前面
部22側から見て略矩形形状となっていたが、凹部の形
状は任意であり、例えば、図14に示すように略台形形
状の凹部71としてもよく、図15に示すように略三角
形形状の凹部72としてもよく、あるいは図16に示す
ように略半円形形状の凹部73としてもよく、要するに
複数の凹部が千鳥状に配置されていればよい。
【0043】そして、前記各実施例では、各凹部30
は、前面部22から上面部23または下面部24に跨が
って形成されていたが、図17に示すように前面部22
のみに形成された凹部74としてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、千
鳥状に配置された複数の凹部により衝撃時のエネルギー
を吸収できるとともに、各凹部の側壁がリブの役割を果
たすため、多様な衝撃条件を満足できる優れた衝撃緩衝
機能および強度を得ることができるうえ、部材の肉厚を
厚くする必要はないので、軽量化およびコスト低減を図
ることができるという効果がある。
【0045】また、複数の凹部のうちの少なくとも一つ
を、長尺部材の長手方向に沿った中心線を越えるように
配置形成した場合には、リブの役割を果たす側壁を適切
な長さ確保できるため、より一層優れた衝撃緩衝機能を
得ることができるという効果がある。そして、長尺部材
の少なくとも両端部分を湾曲形状としておけば、衝撃力
の分散を図ることができるという効果がある。さらに、
複数の凹部のうちの少なくとも一つを、長尺部材の裏面
部に結合させた場合には、強度の向上をより一層図るこ
とができるという効果がある。
【0046】また、長尺部材の裏面部にリブを形成した
場合、あるいは長尺部材の裏面部に繊維複合材等からな
る補強用芯材をインサートした場合には、これらによっ
ても強度の向上をより一層図ることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のバンパービームの斜視
図。
【図2】第一実施例のバンパービームの前面図。
【図3】第一実施例のバンパービームの上面図。
【図4】第一実施例のバンパービームの図2中A−A線
に沿った断面図。
【図5】第一実施例のバンパービームの図2中B−B線
に沿った断面図。
【図6】第一実施例のバンパービームの図2中C−C線
に沿った断面図。
【図7】本発明の第二実施例のバンパービームの上面
図。
【図8】第二実施例のバンパービームの裏面側から見た
斜視図。
【図9】第二実施例のバンパービームの図7中D−D線
に沿った断面図。
【図10】比較実験(ペンデュラム試験)の結果図。
【図11】比較実験(バリヤ試験)の結果図。
【図12】比較実験(ポール試験)の結果図。
【図13】本発明の第一の変形例を示す裏面図。
【図14】本発明の第二の変形例を示す前面図。
【図15】本発明の第三の変形例を示す前面図。
【図16】本発明の第四の変形例を示す前面図。
【図17】本発明の第五の変形例を示す前面図。
【図18】従来例(比較例1)を示す断面図。
【図19】比較例2を示す断面図。
【符号の説明】
10,50 樹脂製自動車用衝撃緩衝部材であるバンパ
ービーム 11 長尺部材 20 中空部 21 表面部 22 表面部を構成する前面部 23 表面部を構成する上面部 24 表面部を構成する下面部 25 裏面部 26,51 裏面部を構成する突出部 30,71,72,73,74 凹部 40 補強用芯材 52,60 リブ K 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 勝彦 千葉県市原市姉崎海岸1番地1 出光石油 化学株式会社内 (72)発明者 福原 直成 岡山県赤磐郡山陽町下市447 みのる化成 株式会社内 (72)発明者 赤松 健一 岡山県赤磐郡山陽町下市447 みのる化成 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有する長尺部材により形成さ
    れ、この長尺部材の表面部には長手方向に沿って複数の
    凹部が千鳥状に配置形成されていることを特徴とする樹
    脂製自動車用衝撃緩衝部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した樹脂製自動車用衝撃
    緩衝部材において、前記複数の凹部のうちの少なくとも
    一つは、前記長尺部材の長手方向に沿った中心線を越え
    て配置形成されていることを特徴とする樹脂製自動車用
    衝撃緩衝部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した樹脂
    製自動車用衝撃緩衝部材において、前記複数の凹部のう
    ちの少なくとも一つは、前記長尺部材の裏面部に結合さ
    れていることを特徴とする樹脂製自動車用衝撃緩衝部
    材。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    した樹脂製自動車用衝撃緩衝部材において、前記長尺部
    材の裏面部にはリブが形成されていることを特徴とする
    樹脂製自動車用衝撃緩衝部材。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    した樹脂製自動車用衝撃緩衝部材において、前記長尺部
    材の裏面部には補強用芯材がインサートされていること
    を特徴とする樹脂製自動車用衝撃緩衝部材。
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