JP2002029340A - 自動車のバンパー - Google Patents
自動車のバンパーInfo
- Publication number
- JP2002029340A JP2002029340A JP2000215086A JP2000215086A JP2002029340A JP 2002029340 A JP2002029340 A JP 2002029340A JP 2000215086 A JP2000215086 A JP 2000215086A JP 2000215086 A JP2000215086 A JP 2000215086A JP 2002029340 A JP2002029340 A JP 2002029340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bumper
- core
- molded body
- fascia
- bumper fascia
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外部からの衝撃吸収性にすぐれ、安全性の高
い自動車のバンパーを提供する。 【解決手段】 バンパーフェイシア２の内側と車体との
間にバンパーコア３を介在する。バンパーコア３を、熱
可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部を
有し、かつバンパーフェイシア２の前後方向に対して起
立した側壁７を有する成形体８と、バンパーフェイシア
２の前後方向に受ける荷重に対して剛性および強度の大
なる補強成形体９とで構成する。
い自動車のバンパーを提供する。 【解決手段】 バンパーフェイシア２の内側と車体との
間にバンパーコア３を介在する。バンパーコア３を、熱
可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中空部を
有し、かつバンパーフェイシア２の前後方向に対して起
立した側壁７を有する成形体８と、バンパーフェイシア
２の前後方向に受ける荷重に対して剛性および強度の大
なる補強成形体９とで構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部からの衝撃に
対する衝撃吸収性にすぐれた自動車のバンパーに関する
ものである。
対する衝撃吸収性にすぐれた自動車のバンパーに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、バンパーフェイシアの内側に衝撃
吸収部材と前後のチャンネル部材から成る角筒状の強度
部材を介在させた自動車のバンパーとしては、特開平３
−１２５６４９号公報に記載されているものが知られて
いる。
吸収部材と前後のチャンネル部材から成る角筒状の強度
部材を介在させた自動車のバンパーとしては、特開平３
−１２５６４９号公報に記載されているものが知られて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平３−１２５
６４９号公報に記載されているような自動車のバンパー
にあっては、バンパーフェイシアの内側で衝撃吸収部材
と強度部材とを前後に並べた構造となっているが、バン
パーフェイシアと車体との間隔は狭いので、衝撃吸収部
材と強度部材とを合わせた前後方向の厚みを、外部から
の衝撃吸収のうえで十分にとることは、殊にリヤーバン
パーのようにバンパー自体が浅い彎曲形状のものにおい
て困難である。
６４９号公報に記載されているような自動車のバンパー
にあっては、バンパーフェイシアの内側で衝撃吸収部材
と強度部材とを前後に並べた構造となっているが、バン
パーフェイシアと車体との間隔は狭いので、衝撃吸収部
材と強度部材とを合わせた前後方向の厚みを、外部から
の衝撃吸収のうえで十分にとることは、殊にリヤーバン
パーのようにバンパー自体が浅い彎曲形状のものにおい
て困難である。
【０００４】そこで、本発明は、バンパーフェイシアの
内側と車体との間に介在して外部からの衝撃を吸収する
バンパーコアを、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二
重壁構造で中空部を有する複数の成形体で構成したこと
により、バンパーフェイシアの前後方向に加わる荷重や
衝撃に対する剛性および強度を増大させて、バンパーコ
アを前後方向の厚みが小さくても衝撃に対する剛性と変
形時の復元性にすぐれたものとし、殊にリヤーバンパー
のように、バンパーフェイシアの内側と車体との間に前
後方向の厚みが小さいバンパーコアしか介在できない構
造であっても、外部からの衝撃吸収性と安全性の向上を
図ることを目的とするものである。
内側と車体との間に介在して外部からの衝撃を吸収する
バンパーコアを、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二
重壁構造で中空部を有する複数の成形体で構成したこと
により、バンパーフェイシアの前後方向に加わる荷重や
衝撃に対する剛性および強度を増大させて、バンパーコ
アを前後方向の厚みが小さくても衝撃に対する剛性と変
形時の復元性にすぐれたものとし、殊にリヤーバンパー
のように、バンパーフェイシアの内側と車体との間に前
後方向の厚みが小さいバンパーコアしか介在できない構
造であっても、外部からの衝撃吸収性と安全性の向上を
図ることを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項１に係る自動車のバンパーは、バン
パーフェイシアの内側左右部位に、車体との間に介在し
て外部からの衝撃を吸収するバンパーコアをそれぞれ装
着して成る自動車のバンパーであって、バンパーコア
は、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中
空部を有する複数の成形体で構成されていることを特徴
とするものである。
め、本発明の請求項１に係る自動車のバンパーは、バン
パーフェイシアの内側左右部位に、車体との間に介在し
て外部からの衝撃を吸収するバンパーコアをそれぞれ装
着して成る自動車のバンパーであって、バンパーコア
は、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中
空部を有する複数の成形体で構成されていることを特徴
とするものである。
【０００６】また、本発明の請求項２に係る自動車のバ
ンパーは、請求項１記載の構成において、バンパーコア
を構成する複数の成形体は、前後方向に対して起立した
側壁を有する成形体と、バンパーフェイシアの前後方向
に受ける荷重に対して剛性および強度の大なる補強成形
体とで構成されることを特徴とするものである。
ンパーは、請求項１記載の構成において、バンパーコア
を構成する複数の成形体は、前後方向に対して起立した
側壁を有する成形体と、バンパーフェイシアの前後方向
に受ける荷重に対して剛性および強度の大なる補強成形
体とで構成されることを特徴とするものである。
【０００７】本発明の請求項３に係る自動車のバンパー
は、請求項１または２記載の構成において、バンパーコ
アを構成する補強成形体は、中空二重壁構造で矩形のパ
ネル状を成し、そのパネル片面壁または両面壁には一方
の長辺端面から他方の長辺端面にわたる凹溝リブを形成
してあることを特徴とするものである。
は、請求項１または２記載の構成において、バンパーコ
アを構成する補強成形体は、中空二重壁構造で矩形のパ
ネル状を成し、そのパネル片面壁または両面壁には一方
の長辺端面から他方の長辺端面にわたる凹溝リブを形成
してあることを特徴とするものである。
【０００８】本発明の請求項４に係る自動車のバンパー
は、請求項２記載の構成において、補強成形体は、その
一方の長辺端面がバンパーフェイシアの内側に対応する
ようにバンパーコアを構成する成形体に係合されている
ことを特徴とするものである。
は、請求項２記載の構成において、補強成形体は、その
一方の長辺端面がバンパーフェイシアの内側に対応する
ようにバンパーコアを構成する成形体に係合されている
ことを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】図面には本発明の一実施の形態に
係る自動車のバンパーとして、リヤーバンパーを例示し
ている。図１はリヤーバンパーを内側からみた全体の斜
視図、図２はバンパーコアの全体斜視図、図３はバンパ
ーコアの分解斜視図、図４は図２のＸ−Ｘ線矢視方向の
断面図、図５は図３のＹ−Ｙ線矢視方向の断面図であ
る。
係る自動車のバンパーとして、リヤーバンパーを例示し
ている。図１はリヤーバンパーを内側からみた全体の斜
視図、図２はバンパーコアの全体斜視図、図３はバンパ
ーコアの分解斜視図、図４は図２のＸ−Ｘ線矢視方向の
断面図、図５は図３のＹ−Ｙ線矢視方向の断面図であ
る。
【００１０】図１において、１はリヤーバンパーであ
る。リヤーバンパー１は、バンパーフェイシア２と、そ
の内側左右部位に、車体との間に介在して外部からの衝
撃を吸収するバンパーコア３，３をそれぞれ装着して成
るものである。バンパーコア３，３は、後述するように
複数の成形体、すなわち中空状の成形体８と補強成形体
９で構成される。バンパーフェイシア２の両側部は、車
体の側面に沿うように彎曲状に形成されており、その彎
曲部４，４の内側にはそれぞれ車体に対する固着部５を
備えている。バンパーフェイシア２は樹脂製である。
る。リヤーバンパー１は、バンパーフェイシア２と、そ
の内側左右部位に、車体との間に介在して外部からの衝
撃を吸収するバンパーコア３，３をそれぞれ装着して成
るものである。バンパーコア３，３は、後述するように
複数の成形体、すなわち中空状の成形体８と補強成形体
９で構成される。バンパーフェイシア２の両側部は、車
体の側面に沿うように彎曲状に形成されており、その彎
曲部４，４の内側にはそれぞれ車体に対する固着部５を
備えている。バンパーフェイシア２は樹脂製である。
【００１１】図２ないし図５に詳細を示すように、バン
パーフェイシア２の内側からみて右側のバンパーコア３
は、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中
空部６を有し、かつバンパーフェイシア２の前後方向に
対して起立した側壁７を有する閉じた中空状の成形体８
と補強成形体９とで構成されており、成形体８に補強成
形体９を係合して一体状のバンパーコア３と成してい
る。
パーフェイシア２の内側からみて右側のバンパーコア３
は、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中
空部６を有し、かつバンパーフェイシア２の前後方向に
対して起立した側壁７を有する閉じた中空状の成形体８
と補強成形体９とで構成されており、成形体８に補強成
形体９を係合して一体状のバンパーコア３と成してい
る。
【００１２】バンパーコア３を構成する成形体８は、バ
ンパーフェイシア２の内側に対応する表面壁１０と車体
（図示せず）に対応する裏面壁１１とをつなぐ凹リブ１
２を有している。この凹リブ１２は表面壁１０と裏面壁
１１からそれぞれ形成して中空部６内で互いに溶着して
一体状としたものであり、１３はその溶着板状部であ
る。凹リブ１２は円形であるが、これは長円形であって
もよい。また、バンパーコア３を構成する補強成形体９
は、バンパーフェイシア２の前後方向に受ける荷重に対
して剛性および強度の大なる構造を成し、この補強成形
体９は、上記成形体８にバンパーフェイシア２の内方に
延びるように係合されている。
ンパーフェイシア２の内側に対応する表面壁１０と車体
（図示せず）に対応する裏面壁１１とをつなぐ凹リブ１
２を有している。この凹リブ１２は表面壁１０と裏面壁
１１からそれぞれ形成して中空部６内で互いに溶着して
一体状としたものであり、１３はその溶着板状部であ
る。凹リブ１２は円形であるが、これは長円形であって
もよい。また、バンパーコア３を構成する補強成形体９
は、バンパーフェイシア２の前後方向に受ける荷重に対
して剛性および強度の大なる構造を成し、この補強成形
体９は、上記成形体８にバンパーフェイシア２の内方に
延びるように係合されている。
【００１３】すなわち、バンパーコア３を構成する補強
成形体９は、中空二重壁構造であって矩形のパネル状を
成し、そのパネル両面壁１４，１５には一方の長辺端面
１６から他方の長辺端面１７にわたる凹溝リブ１８，１
８が多数形成されていて、補強成形体９は、その両面が
蛇腹状を成している。各凹溝１８の一方の長辺端面１６
と他方の長辺端面１７との略中間部位には、長手方向に
対してリブ状となる中空連通部１９が形成されている。
成形体９は、中空二重壁構造であって矩形のパネル状を
成し、そのパネル両面壁１４，１５には一方の長辺端面
１６から他方の長辺端面１７にわたる凹溝リブ１８，１
８が多数形成されていて、補強成形体９は、その両面が
蛇腹状を成している。各凹溝１８の一方の長辺端面１６
と他方の長辺端面１７との略中間部位には、長手方向に
対してリブ状となる中空連通部１９が形成されている。
【００１４】バンパーコア３を構成する成形体８には、
その内方側の端面に係合溝２０が形成されており、補強
成形体９の一方の短辺端には係合溝２０に係脱する係合
突起２１が形成されていて、これら係合溝２０と係合突
起２１とにより成形体８に対して補強成形体９が係合さ
れ、両者が一体化されるように成っており、補強成形体
９は、その一方の長辺端面１６がバンパーフェイシア２
の内側に対応するように成形体８に係合される。
その内方側の端面に係合溝２０が形成されており、補強
成形体９の一方の短辺端には係合溝２０に係脱する係合
突起２１が形成されていて、これら係合溝２０と係合突
起２１とにより成形体８に対して補強成形体９が係合さ
れ、両者が一体化されるように成っており、補強成形体
９は、その一方の長辺端面１６がバンパーフェイシア２
の内側に対応するように成形体８に係合される。
【００１５】バンパーフェイシア２の内側からみて左側
のバンパーコア３も、右側のバンパーコア３と形状が対
称となるだけで同構造である。バンパーコア３，３は、
バンパーフェイシア２の内側に接着または粘着による仮
付けなどの手段で装着される。
のバンパーコア３も、右側のバンパーコア３と形状が対
称となるだけで同構造である。バンパーコア３，３は、
バンパーフェイシア２の内側に接着または粘着による仮
付けなどの手段で装着される。
【００１６】バンパーコア３，３は、曲げ弾性率が１０
０００Ｋｇ／ｃｍ2〜４００００Ｋｇ／ｃｍ2の熱可塑性
樹脂で構成され、その全体の平均肉厚が０．５ｍｍ〜
４．０ｍｍであり、曲げ弾性率と平均肉厚の積が１００
０Ｋｇ／ｃｍ〜１００００Ｋｇ／ｃｍである。曲げ弾性
率は、ＪＩＳＫ７１１３に準拠し、２号試験片を用い、
引張速度２ｍｍ／分で測定される数値である。
０００Ｋｇ／ｃｍ2〜４００００Ｋｇ／ｃｍ2の熱可塑性
樹脂で構成され、その全体の平均肉厚が０．５ｍｍ〜
４．０ｍｍであり、曲げ弾性率と平均肉厚の積が１００
０Ｋｇ／ｃｍ〜１００００Ｋｇ／ｃｍである。曲げ弾性
率は、ＪＩＳＫ７１１３に準拠し、２号試験片を用い、
引張速度２ｍｍ／分で測定される数値である。
【００１７】バンパーコア３，３を構成する熱可塑性樹
脂としては、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタート樹
脂、ポリブチレンテレフタート樹脂、ポリカーボネート
樹脂、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂
（ＡＢＳ樹脂）、アクリルニトリル・スチレン樹脂（Ａ
Ｓ樹脂）、アクリルニトリル・アクリルゴム・スチレン
共重合体（ＡＡＳ樹脂）、ポリフェニレンエーテル樹脂
（ＰＰＯ樹脂）またはこれらのブレンド体などである。
脂としては、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタート樹
脂、ポリブチレンテレフタート樹脂、ポリカーボネート
樹脂、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂
（ＡＢＳ樹脂）、アクリルニトリル・スチレン樹脂（Ａ
Ｓ樹脂）、アクリルニトリル・アクリルゴム・スチレン
共重合体（ＡＡＳ樹脂）、ポリフェニレンエーテル樹脂
（ＰＰＯ樹脂）またはこれらのブレンド体などである。
【００１８】本発明の一実施の形態に係るリヤーバンパ
ー１は、バンパーフェイシア２の内側左右部位に、車体
との間に介在して外部からの衝撃を吸収するバンパーコ
ア３，３をそれぞれ装着して成り、バンパーコア３，３
は、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中
空部６を有し、かつバンパーフェイシア２の前後方向に
対して起立した側壁７を有する閉じた中空状の成形体８
と、バンパーフェイシア２の前後方向に受ける荷重に対
して剛性および強度の大なる補強成形体９とで構成さ
れ、上記成形体８に補強成形体９がバンパーフェイシア
２の内方に延びるように係合されているので、バンパー
フェイシア２の前後方向に加わる荷重や衝撃に対する剛
性および強度がきわめて大である。このため、バンパー
コア３，３は、その前後方向の厚みが小さくても衝撃に
対する剛性と変形時の復元性にすぐれており、リヤーバ
ンパーのように、バンパーフェイシア２の内側と車体と
の間に前後方向の厚みが小さいバンパーコアしか介在で
きない構造であっても、外部からの衝撃吸収性と安全性
の向上を図ることができる。
ー１は、バンパーフェイシア２の内側左右部位に、車体
との間に介在して外部からの衝撃を吸収するバンパーコ
ア３，３をそれぞれ装着して成り、バンパーコア３，３
は、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二重壁構造で中
空部６を有し、かつバンパーフェイシア２の前後方向に
対して起立した側壁７を有する閉じた中空状の成形体８
と、バンパーフェイシア２の前後方向に受ける荷重に対
して剛性および強度の大なる補強成形体９とで構成さ
れ、上記成形体８に補強成形体９がバンパーフェイシア
２の内方に延びるように係合されているので、バンパー
フェイシア２の前後方向に加わる荷重や衝撃に対する剛
性および強度がきわめて大である。このため、バンパー
コア３，３は、その前後方向の厚みが小さくても衝撃に
対する剛性と変形時の復元性にすぐれており、リヤーバ
ンパーのように、バンパーフェイシア２の内側と車体と
の間に前後方向の厚みが小さいバンパーコアしか介在で
きない構造であっても、外部からの衝撃吸収性と安全性
の向上を図ることができる。
【００１９】そして、バンパーコア３，３は、曲げ弾性
率が１００００Ｋｇ／ｃｍ2〜４００００Ｋｇ／ｃｍ2の
熱可塑性樹脂で構成し、その全体の平均肉厚を０．５ｍ
ｍ〜４．０ｍｍ、曲げ弾性率と平均肉厚の積を１０００
Ｋｇ／ｃｍ〜１００００Ｋｇ／ｃｍとしたものとするこ
とにより、衝撃に対する剛性と変形時の復元性にすぐれ
たものとなり、バンパーコア３，３の表面壁１０と裏面
壁１１とをつなぐ凹リブ１２を有する構造とすることに
より、衝撃に対する剛性と変形時の復元性が一段と向上
する。
率が１００００Ｋｇ／ｃｍ2〜４００００Ｋｇ／ｃｍ2の
熱可塑性樹脂で構成し、その全体の平均肉厚を０．５ｍ
ｍ〜４．０ｍｍ、曲げ弾性率と平均肉厚の積を１０００
Ｋｇ／ｃｍ〜１００００Ｋｇ／ｃｍとしたものとするこ
とにより、衝撃に対する剛性と変形時の復元性にすぐれ
たものとなり、バンパーコア３，３の表面壁１０と裏面
壁１１とをつなぐ凹リブ１２を有する構造とすることに
より、衝撃に対する剛性と変形時の復元性が一段と向上
する。
【００２０】本発明の一実施の形態に係るリヤーバンパ
ー１においては、バンパーフェイシア２の前後方向に起
立した側壁７を有する成形体８と補強成形体９によりバ
ンパーコア３，３を構成しているが、本発明はこのよう
な構成に限らず、バンパーコアは複数の成形体で構成さ
れることを要件とするものである。例えば、一実施の形
態のような成形体８を複数配置したり、また成形体８を
順次連結して一体化したようなものであってもよい。な
お、成形体８を複数並べて配置する構成にあっては、そ
の成形体８をバンパーフェイシア２の衝撃ピントに対応
して設けることが好ましい。複数の成形体８を連結する
構成においては、凹凸嵌合のほか接着、螺着など適宜の
連結手段が実施できる。
ー１においては、バンパーフェイシア２の前後方向に起
立した側壁７を有する成形体８と補強成形体９によりバ
ンパーコア３，３を構成しているが、本発明はこのよう
な構成に限らず、バンパーコアは複数の成形体で構成さ
れることを要件とするものである。例えば、一実施の形
態のような成形体８を複数配置したり、また成形体８を
順次連結して一体化したようなものであってもよい。な
お、成形体８を複数並べて配置する構成にあっては、そ
の成形体８をバンパーフェイシア２の衝撃ピントに対応
して設けることが好ましい。複数の成形体８を連結する
構成においては、凹凸嵌合のほか接着、螺着など適宜の
連結手段が実施できる。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、バンパーフェイシアの
内側と車体との間に介在して外部からの衝撃を吸収する
バンパーコアを、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二
重壁構造で中空部を有する複数の成形体で構成したこと
により、バンパーフェイシアの前後方向に加わる荷重や
衝撃に対する剛性および強度を増大させて、バンパーコ
アを前後方向の厚みが小さくても衝撃に対する剛性と変
形時の復元性にすぐれたものとし、殊にリヤーバンパー
のように、バンパーフェイシアの内側と車体との間に前
後方向の厚みが小さいバンパーコアしか介在できない構
造であっても、外部からの衝撃吸収性と安全性の向上を
図ることができる。
内側と車体との間に介在して外部からの衝撃を吸収する
バンパーコアを、熱可塑性樹脂をブロー成形した中空二
重壁構造で中空部を有する複数の成形体で構成したこと
により、バンパーフェイシアの前後方向に加わる荷重や
衝撃に対する剛性および強度を増大させて、バンパーコ
アを前後方向の厚みが小さくても衝撃に対する剛性と変
形時の復元性にすぐれたものとし、殊にリヤーバンパー
のように、バンパーフェイシアの内側と車体との間に前
後方向の厚みが小さいバンパーコアしか介在できない構
造であっても、外部からの衝撃吸収性と安全性の向上を
図ることができる。
【図１】本発明に係る自動車のバンパーとしてリヤーバ
ンパーを例示し、リヤーバンパーを内側からみた全体の
斜視図である。
ンパーを例示し、リヤーバンパーを内側からみた全体の
斜視図である。
【図２】バンパーコアの全体斜視図である。
【図３】バンパーコアの分解斜視図である。
【図４】図２のＸ−Ｘ線矢視方向の断面図である。
【図５】図３のＹ−Ｙ線矢視方向の断面図である。
１ リヤーバンパー ２ バンパーフェイシア ３，３ バンパーコア ４，４ 彎曲部 ５ 固着部 ６ 中空部 ７ 側壁 ８ 成形体 ９ 補強成形体 １０ 表面壁 １１ 裏面壁 １２ 凹リブ １３ 溶着板状部 １４，１５ パネル両面壁 １６ 一方の長辺端面 １７ 他方の長辺端面 １８，１８ 凹溝リブ １９ 板状部 ２０ 係合溝 ２１ 係合突起
Claims (4)
- 【請求項１】 バンパーフェイシアの内側左右部位に、
車体との間に介在して外部からの衝撃を吸収するバンパ
ーコアをそれぞれ装着して成る自動車のバンパーであっ
て、バンパーコアは、熱可塑性樹脂をブロー成形した中
空二重壁構造で中空部を有する複数の成形体で構成され
ていることを特徴とする自動車のバンパー。 - 【請求項２】 バンパーコアを構成する複数の成形体
は、前後方向に対して起立した側壁を有する成形体と、
バンパーフェイシアの前後方向に受ける荷重に対して剛
性および強度の大なる補強成形体とで構成されることを
特徴とする請求項１記載の自動車のバンパー。 - 【請求項３】 バンパーコアを構成する補強成形体は、
中空二重壁構造で矩形のパネル状を成し、そのパネル片
面壁または両面壁には一方の長辺端面から他方の長辺端
面にわたる凹溝リブを形成してあることを特徴とする請
求項１または２記載の自動車のバンパー。 - 【請求項４】 補強成形体は、その一方の長辺端面がバ
ンパーフェイシアの内側に対応するようにバンパーコア
を構成する成形体に係合されていることを特徴とする請
求項３記載の自動車のバンパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000215086A JP2002029340A (ja) | 2000-07-14 | 2000-07-14 | 自動車のバンパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000215086A JP2002029340A (ja) | 2000-07-14 | 2000-07-14 | 自動車のバンパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002029340A true JP2002029340A (ja) | 2002-01-29 |
Family
ID=18710566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000215086A Pending JP2002029340A (ja) | 2000-07-14 | 2000-07-14 | 自動車のバンパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002029340A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004101323A1 (ja) * | 2003-05-14 | 2004-11-25 | Kyoraku Co., Ltd. | 自動車の衝撃吸収体 |
| WO2005051724A1 (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-09 | Kyoraku Co., Ltd. | 車両用衝撃吸収体 |
| JP2006123892A (ja) * | 2003-05-14 | 2006-05-18 | Kyoraku Co Ltd | 自動車の衝撃吸収体 |
| JP2007245790A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Aitec:Kk | 車両用衝撃吸収体 |
| CN100351121C (zh) * | 2003-05-14 | 2007-11-28 | 京洛株式会社 | 汽车冲击吸收体 |
| CN103562015A (zh) * | 2011-04-05 | 2014-02-05 | 京洛株式会社 | 冲击吸收体 |
-
2000
- 2000-07-14 JP JP2000215086A patent/JP2002029340A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004101323A1 (ja) * | 2003-05-14 | 2004-11-25 | Kyoraku Co., Ltd. | 自動車の衝撃吸収体 |
| JP2006123892A (ja) * | 2003-05-14 | 2006-05-18 | Kyoraku Co Ltd | 自動車の衝撃吸収体 |
| JPWO2004101323A1 (ja) * | 2003-05-14 | 2006-07-13 | キョーラク株式会社 | 自動車の衝撃吸収体 |
| CN100351121C (zh) * | 2003-05-14 | 2007-11-28 | 京洛株式会社 | 汽车冲击吸收体 |
| US7370893B2 (en) | 2003-05-14 | 2008-05-13 | Kyoraku Co., Ltd. | Impact absorbing member for motor vehicle |
| JP4554515B2 (ja) * | 2003-05-14 | 2010-09-29 | キョーラク株式会社 | 自動車の衝撃吸収体 |
| WO2005051724A1 (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-09 | Kyoraku Co., Ltd. | 車両用衝撃吸収体 |
| US7618082B2 (en) | 2003-11-28 | 2009-11-17 | Kyoraku Co., Ltd. | Vehicle shock absorber |
| JP2007245790A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Aitec:Kk | 車両用衝撃吸収体 |
| CN103562015A (zh) * | 2011-04-05 | 2014-02-05 | 京洛株式会社 | 冲击吸收体 |
| EP2695776B1 (en) * | 2011-04-05 | 2018-07-18 | Kyoraku CO., LTD | Impact absorbing body |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2002006089A1 (fr) | Pare-chocs d'automobile | |
| JP4280153B2 (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| CA2504485C (en) | Impact absorbing member for vehicle | |
| JPS639526A (ja) | 自動車用バンパ−の製造方法 | |
| JP4554515B2 (ja) | 自動車の衝撃吸収体 | |
| JP4584444B2 (ja) | 自動車の衝撃吸収部材 | |
| JP2010107027A (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP2002029340A (ja) | 自動車のバンパー | |
| JP4559200B2 (ja) | 衝撃吸収体 | |
| JP2004149074A (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP2002029338A (ja) | 自動車のバンパー | |
| JP2002029339A (ja) | 自動車のバンパー | |
| JP4271476B2 (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP2002029341A (ja) | 自動車の衝撃吸収部材 | |
| JP4220795B2 (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP4206127B2 (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP4772847B2 (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP4242688B2 (ja) | 車両用ドアトリム | |
| JP4229676B2 (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP2004149075A (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP2005132303A (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP2004231143A (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JPS6318282Y2 (ja) | ||
| JP2004232827A (ja) | 車両用衝撃吸収体 | |
| JP2004231145A (ja) | 車両用衝撃吸収体 |