JPH08104136A - 自動車用サイドドアのドアトリム - Google Patents

自動車用サイドドアのドアトリム

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JPH08104136A
JPH08104136A JP23886494A JP23886494A JPH08104136A JP H08104136 A JPH08104136 A JP H08104136A JP 23886494 A JP23886494 A JP 23886494A JP 23886494 A JP23886494 A JP 23886494A JP H08104136 A JPH08104136 A JP H08104136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trim
door
ribs
shoulder portion
side door
Prior art date
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Pending
Application number
JP23886494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Watanabe
正俊 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 意匠の自由度を有効に拡大すると共に、コス
ト低廉化を図り、優れた機能,特徴を備えたサイドドア
のドアトリムを提供する。 【構成】 サイドドア1内側に被着する平トリム部21
と、サイドドア1上部にて平トリム部21に連設された
トリムショルダー部22と、を備え、トリムショルダー
部22は、内面に多数のリブ29,30が一体成形され
て成り、これらのリブによりトリムショルダー部22内
に所定の送風路が形成される。リブは、トリムショルダ
ー部22の長手方向のほぼ全域において設けられてい
る。トリムショルダー部22は、樹脂成形により容易に
形成され、その内面に一体成形されたリブは、トリムシ
ョルダー部22内でエアダクトとして構成すると共に、
側突対策のための緩衝部材として機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車等の車両におけ
る特にサイドドアのドアトリム構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】乗用車等のサイドドアにおいて、例えば
図5に示したように、サイドドア1の内側にドアトリム
10が被着される。このドアトリム10は、その基体と
なるべき平トリム部11と、サイドドア1の上部に位置
するように平トリム部11に連設されたトリムショルダ
ー部12と、を備えている。サイドドア1の基本構造と
しては、図6に示されるように外側(OUT)のアウタ
パネル2と内側(IN)のインナパネル3を重合して成
り、両パネル2,3の間でドアガラス4が昇降するよう
になっている(矢印C)。
【0003】従来のドアトリム10において、車両側方
からの衝突、所謂、側突に対する安全対策として、図5
に示した位置に緩衝部材13及び14を設け、これによ
り側突規制に対応していた。これらの緩衝部材13及び
14は、ウレタンパッドもしくはポリプロピレン等の材
料により形成され、ドアトリム10内側の所定位置に設
定されるものである。例えば緩衝部材13は、図6及び
図7にも示されるように、側突規制に対応し得る基準位
置にてトリムショルダー部12とは別個の部材により構
成されている。
【0004】また、従来のサイドドア1において、図8
に示したようにサイドドア1のアウタパネル2におい
て、所謂、三角パッチ5にてドアミラー6を固定する
が、特に内側の三角パッチ5aも別部材により形成さ
れ、これを外側の三角パッチ5bに重合させる構成とな
っている。なお、トリムショルダー部12にはその適所
にインサイドハンドル・ベゼル15が設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドアトリム10において、緩衝部材13及び14として
引き抜き材により形成したものを使用しているため、特
にトリムショルダー部12の意匠が制約を受けざるを得
なかった(図7)。また、そのトリムショルダー部12
は多数の別部品により構成され、このため構造が複雑に
なり、コストが高くなる等の問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、意匠の自由度を
有効に拡大すると共に、コスト低廉化を図り、優れた機
能,特徴を備えた自動車用サイドドアのドアトリムを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用サイド
ドアのドアトリムは、サイドドア内側に被着する平トリ
ム部と、サイドドア上部にて前記平トリム部に連設され
たトリムショルダー部と、を備えているが、特に、前記
トリムショルダー部は、内面に多数のリブが一体成形さ
れて成り、これらのリブにより前記トリムショルダー部
内に所定の送風路が形成されるようにしたものである。
【0008】また、本発明の自動車用サイドドアのドア
トリムにおいて、特に前記リブは、トリムショルダー部
の長手方向のほぼ全域において設けられている。
【0009】
【作用】本発明によれば、サイドドア上部に配置される
トリムショルダー部は、樹脂成形により容易に形成さ
れ、また、その内面に多数のリブが一体成形される。そ
して特に、このリブは、トリムショルダー部の長手方向
のほぼ全域において設けられる。これらのリブは、トリ
ムショルダー部内で送風路を形成し、この送風路にエア
を流すことによりエアダクトとして構成・活用すること
ができる。更に、多数のリブが一体成形されたトリムシ
ョルダー部は、一定の剛性を確保し、これにより側突対
策のための緩衝部材として機能する。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図4に基づき、従来例と実質的
に同一部材には同一符号を用いて本発明による自動車用
サイドドアのドアトリムの好適な実施例を説明する。
【0011】本実施例において、図1に示されるように
サイドドア1の内側にドアトリム20が被着される。こ
のドアトリム20は、平トリム部21と、サイドドア1
の上部に位置するように平トリム部21に連設されたト
リムショルダー部22と、を備えている。
【0012】図2は、本発明に係るトリムショルダー部
22を示している。このトリムショルダー部22は、樹
脂材料を用いて図示のように一体成形される。つまり、
三角パッチ部23及びインサイドハンドル・ベゼル24
等が同時に形成される。三角パッチ部23は、図1の三
角パッチ5が三角パッチ5b(図8参照)と重合するよ
うになっているが、トリムショルダー部22とはインテ
グラルヒンジ25を介して結合している。また、トリム
ショルダー部22の端部(前方側)には、エアコンディ
ショナー用ダクト(図示せず)と接続可能なエア取込口
26が開口している。トリムショルダー部22の上縁部
及び三角パッチ部23の側部には、エア排出口27及び
28がそれぞれ複数開口している。
【0013】図3に示したように、トリムショルダー部
22の内面には多数のリブ29が一体成形されている。
これらのリブ29は、概ねトリムショルダー部22の長
手方向に沿って、ほぼその全域において設けられてい
る。リブ29のうち特にリブ29aは、エア取込口26
と排出口27の間に設けられており、これらのリブ29
aによりトリムショルダー部22内に所定の送風路を形
成する。また、三角パッチ部23において、エア取込口
26と排出口28の間に複数のリブ30が形成されてい
る。そして、これらのリブ30により三角パッチ部23
内に所定の送風路を形成する。
【0014】トリムショルダー部22内側の特にリブ2
9aの対応部分には、樹脂製の蓋板31が被着し(図4
参照)、また、三角パッチ部23内側には、ゴム製のス
ペーサ32が被着するようになっており、これにより各
送風路においてエア洩れを防ぎ、適正なエアの流れを形
成することができる。
【0015】上記のように構成されたドアトリム20に
おいて、樹脂成形により形成されたトリムショルダー部
22は、その内面にて多数のリブ29等を有している
が、これらは一体に容易に形成することができる。この
ように多数のリブ29,29aが一体成形されたトリム
ショルダー部22は、一定の剛性を確保し、これにより
側突対策のための緩衝部材を構成することができる。そ
して、従来のように引き抜き材により形成したものを使
用しないで済むため、設計の自由度を増すことができ
る。
【0016】この場合、リブ29等は、トリムショルダ
ー部22の長手方向に沿って、ほぼその全域において設
けられているため、トリムショルダー部22全体におい
て緩衝機能を発揮する。従来では前述したように、側突
規制に対応し得る基準位置にのみ別個の緩衝部材(緩衝
部材13、図5及び図6等参照)を設けていたのに対し
て、特にトリムショルダー部22自体において強度を高
め、側突時の衝撃吸収能力が大きくなる結果、安全性を
有効に向上することができる。
【0017】トリムショルダー部22の内面に設けたリ
ブ29,29aにおいて、特にリブ29aによればトリ
ムショルダー部22内で送風路を形成し、この送風路に
エアを流すことによりエアダクトが構成されるものであ
る。この場合、サイドドア1を閉めることによって、エ
ア取込口26がエアコンディショナー用ダクトと接続さ
れ、このエア取込口26から送風路にエアが供給され
る。そして、送風路を流れたエアは、図1に示されるよ
うに排出口27から排出される(矢印F1 )。また、三
角パッチ5(三角パッチ部23)においてもリブ30に
より所定の送風路が形成され、この送風路を流れたエア
は、図1に示されるように排出口28から排出される
(矢印F2 )。これら排出口27及び排出口28から排
出されるエアにより、それぞれ主に側方視界及びドアミ
ラー視界をクリアにすることができ、この点でも安全性
を確保することができる。
【0018】また特に、本実施例によるドアトリム20
によれば、トリムショルダー部22において、三角パッ
チ部23及びインサイドハンドル・ベゼル24等は、同
時に一体成形される。これらの部品は、従来では別部品
として構成され、トリムショルダー部に組み付けられる
ものであったが、本発明では三角パッチ部23等を一体
化構成することにより、部品点数を減らすと共に構成を
簡素化し、有効にコストダウンを図ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
リムショルダー部まわりを一体化構成したことにより、
意匠の自由度を有効に拡大すると共に、緩衝作用を高め
て安全性を格段に向上することができる。また、トリム
ショルダー部の内部構造を利用してエアダクトとして構
成・活用することができ、常に適正な視界を確保するこ
とにより安全性を更に向上することができる。更に、従
来別部品として構成されていたものを一体化することに
より、部品点数の削減と大幅なコストダウンを実現する
ことが可能になる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用サイドドアのドアトリム
の一実施例における全体斜視図である。
【図2】本発明に係るトリムショルダー部の正面図であ
る。
【図3】本発明に係るトリムショルダー部の分解斜視図
である。
【図4】本発明に係るトリムショルダー部における部分
縦断面図である。
【図5】従来のドアトリムの正面図である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図8】従来のドアトリムの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドドア 2 アウタパネル 3 インナパネル 4 ドアガラス 20 ドアトリム 21 平トリム部 22 トリムショルダー部 23 三角パッチ部 24 インサイドハンドル・ベゼル 25 インテグラルヒンジ 26 エア取込口 27 エア排出口 28 エア排出口 29 リブ 30 リブ 31 蓋板 32 スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドドア内側に被着する平トリム部
    と、サイドドア上部にて前記平トリム部に連設されたト
    リムショルダー部と、を備えた自動車用サイドドアのド
    アトリムにおいて、 前記トリムショルダー部は、内面に多数のリブが一体成
    形されて成り、これらのリブにより前記トリムショルダ
    ー部内に所定の送風路が形成されるようにしたことを特
    徴とする自動車用サイドドアのドアトリム。
  2. 【請求項2】 前記リブは、前記トリムショルダー部の
    長手方向のほぼ全域において設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の自動車用サイドドアのドアトリ
    ム。
JP23886494A 1994-10-03 1994-10-03 自動車用サイドドアのドアトリム Pending JPH08104136A (ja)

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JP23886494A JPH08104136A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 自動車用サイドドアのドアトリム

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JP23886494A JPH08104136A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 自動車用サイドドアのドアトリム

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JP23886494A Pending JPH08104136A (ja) 1994-10-03 1994-10-03 自動車用サイドドアのドアトリム

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JP (1) JPH08104136A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100600650B1 (ko) * 2004-06-10 2006-07-14 현대자동차주식회사 자동차용 도어 트림 부설 공기조화 덕트
WO2006114973A1 (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha 車両のドア構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100600650B1 (ko) * 2004-06-10 2006-07-14 현대자동차주식회사 자동차용 도어 트림 부설 공기조화 덕트
WO2006114973A1 (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha 車両のドア構造
US8109559B2 (en) 2005-04-18 2012-02-07 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Door structure of vehicle

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