JPH08101361A - 像シフトが可能なズームレンズ - Google Patents

像シフトが可能なズームレンズ

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JPH08101361A
JPH08101361A JP6259055A JP25905594A JPH08101361A JP H08101361 A JPH08101361 A JP H08101361A JP 6259055 A JP6259055 A JP 6259055A JP 25905594 A JP25905594 A JP 25905594A JP H08101361 A JPH08101361 A JP H08101361A
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JP
Japan
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lens group
image
lens
optical axis
shift
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JP6259055A
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English (en)
Inventor
Motoyuki Otake
基之 大竹
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 像シフトのためのシフトレンズ群の移動に伴
うバックフォーカスの変動を補正することができ、像シ
フト時にも良好な結像性能を有するズームレンズを提供
すること。 【構成】 本発明において、ズームレンズを構成する1
つのレンズ群GBの全体あるいは一部を光軸にほぼ垂直
な方向に移動させて像をシフトすることが可能なズーム
レンズにおいて、前記レンズ群GBの全体あるいは一部
が光軸にほぼ垂直な方向に移動する際に発生するバック
フォーカスの変動を補正するために光軸に沿って移動す
るレンズ群GAを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像シフトが可能なズーム
レンズに関し、さらに詳細には、レンズ系を構成する一
部のレンズ群を光軸にほぼ垂直な方向に移動させること
により像をシフトすることができるズームレンズに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】カメラでは、カメラを構成する各要素技
術の電気的・機械的な進歩により、自動露出、自動焦
点、フィルムの自動巻き上げ・巻き戻し等、各種操作の
自動化が進んでおり、特に最近、自動露出や自動焦点の
高精度化により、露出の過不足やピンボケによる写真撮
影の失敗は激減してきた。そして、これらの要素技術の
進歩に伴い、カメラ本体の小型化や軽量化が進んできて
いる。
【0003】また、近年、変倍比が2倍を越えるよう
な、いわゆる高変倍ズームレンズが増えてきている。こ
れらの高変倍ズームレンズでは、特に、望遠端の焦点距
離が長焦点側に伸びており、被写体により近づいた迫力
のある写真を撮ることができるようになってきている。
【0004】ところが、カメラ本体の小型化・軽量化、
あるいは焦点距離の長焦点化により、手ぶれによる写真
撮影の失敗を招きやすい。そこで、像をシフトさせて手
ぶれによる光学系の振動に起因する像位置の変動を補正
する、いわゆる防振光学系に関して、これまでに種々の
提案がなされてきている。一般的に、レンズ系の一部の
レンズ群をシフトレンズ群として光軸に垂直な方向にΔ
だけ移動させたときの像面上における像のシフト量δ
は、次の式(a)により表される。 δ=Δ・β (a) ここで、βはシフトレンズ群よりも像側に配置されたレ
ンズ群の使用倍率(結像倍率)である。
【0005】|β|が小さくなると、所定量だけ像をシ
フトさせるためのシフトレンズ群の所要移動量が大きく
なりすぎて、シフトレンズ群の光軸直交方向への駆動機
構の複雑化を招いてしまう。逆に、|β|が大きくなる
と、シフトレンズ群の位置制御の誤差が像面上で大きく
拡大されすぎるため、シフトレンズ群の移動制御を行う
ことが難しくなってしまう。したがって、シフトレンズ
群より像側に配置されるレンズ群の使用倍率βを適切な
値にすることが要求される。
【0006】ところで、シフトレンズ群を光軸にほぼ垂
直な方向に移動させる際のレンズの支持方法が、たとえ
ば特開平2−66536号公報において開示されてい
る。図30は、この公報に開示の従来のレンズ支持方式
を説明する図である。図30において、シフトレンズ群
GSは保持鏡筒1によって保持され、保持鏡筒1には少
なくとも3つの互いに等しい長さの可撓性支持棒2の一
端が枢着されている。なお、図中では2つの可撓性支持
棒だけを示している。各可撓性支持棒2の他端は、それ
ぞれ対応する支点3において枢支されている。
【0007】図中破線で示すように、各可撓性支持棒2
が撮影光学系の光軸AXに対して平行に配置されている
場合、シフトレンズ群GSは光軸AXに対してその直交
方向に偏心していない。しかしながら、図中実線で示す
ように、各可撓性支持棒2が各支点3を中心として図中
時計回りに回動すると、シフトレンズ群GSは光軸AX
の垂直方向(図中上方)に移動するとともに、光軸AX
に沿って図中右側に移動する。換言すれば、シフトレン
ズ群GSは光軸AXと直交する円弧軌道に沿って移動す
るように支持駆動されているので、像シフトに際してシ
フトレンズ群GSの光軸方向の移動も発生してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、たとえ
ば特開平2−66536号公報に開示のレンズ支持方式
によれば、シフトレンズ群が光軸と垂直な方向に移動す
るにつれて光軸方向にも変位してしまう。このため、シ
フトレンズ群の光軸方向変位に起因してバックフォーカ
スが変化する。すなわち像面位置が光軸方向に移動して
しまう。このように、シフトレンズ群を光軸と直交する
円弧軌道に沿って移動させるような従来のズームレンズ
では、像シフトのためのシフトレンズ群の移動に伴いバ
ックフォーカスが変動するという不都合があった。
【0009】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、像シフトのためのシフトレンズ群の移動に伴
うバックフォーカスの変動を補正することができ、像シ
フト時にも良好な結像性能を有するズームレンズを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、ズームレンズを構成する1つの
レンズ群GBの全体あるいは一部を光軸にほぼ垂直な方
向に移動させて像をシフトすることが可能なズームレン
ズにおいて、前記レンズ群GBの全体あるいは一部が光
軸にほぼ垂直な方向に移動する際に発生するバックフォ
ーカスの変動を補正するために光軸に沿って移動するレ
ンズ群GAを備えていることを特徴とするズームレンズ
を提供する。
【0011】本発明の好ましい態様によれば、前記レン
ズ群GAは、近距離物体への合焦に際して光軸に沿って
移動するフォーカシングレンズ群である。また、前記レ
ンズ群GAは、前記レンズ群GBよりも物体側に配置さ
れているのがさらに好ましい。
【0012】
【作用】まず、像をシフトさせる方法に関して説明す
る。一般的に、レンズ系を構成するレンズ群のうち一部
のレンズ群をシフトレンズ群として光軸に対して垂直な
方向に移動させると、シフトレンズ群の移動に伴って像
面上で得られる像が光軸垂直方向にシフトする。ところ
が、シフトレンズ群を光軸に対してほぼ垂直な方向に移
動させる場合、像がシフトするにつれて諸収差の変動が
生じ、画質が劣化してしまう。したがって、像シフトを
可能にするには、シフトレンズ群の移動による諸収差の
変動を抑えて画質の劣化を減らす必要がある。
【0013】そこで、シフトレンズ群を光軸に対してほ
ぼ垂直な方向に移動させた時の諸収差の変動を抑制する
方法について、以下に述べる。上述したように、本発明
では、ズームレンズを構成する1つのレンズ群GBの全
体あるいは一部をシフトレンズ群として光軸にほぼ垂直
な方向に移動させることによって、像をシフトさせてい
る。
【0014】一般的に、レンズ系において、サイン・コ
ンディション(正弦条件)が球面収差に比べて正に大き
くなると、光軸上より軸外へ少し外れた近軸領域におい
て、軸外光束が外コマ傾向を示す。逆に、サイン・コン
ディション(正弦条件)が球面収差に比べて負に大きく
なると、内コマ傾向を示す。このため、シフトレンズ群
単独で球面収差とサイン・コンディションとがバランス
良く補正されていないと、シフトレンズ群が光軸上より
軸外に移動する際に画面中心部においてコマ収差が発生
してしまう。すなわち、シフトレンズ群をシフトさせた
際に発生する画面中心部での画質の劣化が著しくなって
しまう。
【0015】また、シフトレンズ群単独でのペッツバー
ル和が適切な値となっていない場合、シフトレンズ群が
光軸上より軸外に移動すると、一方の側では負の像面湾
曲が、他方の側では正の像面湾曲が発生し、像面が傾い
てしまう。このため、シフトレンズ群単独でのペッツバ
ール和を適切な値にして、シフトレンズ群を移動させた
際に発生する像面湾曲の変動を抑えなければならない。
さらに、シフトレンズ群における色収差の補正が不足す
ると、シフトレンズ群が移動する際に色収差の変動が生
じてしまうため、シフトレンズ群単独での色収差の補正
が必要とされる。
【0016】本発明のズームレンズでは、シフトレンズ
群を光軸とほぼ垂直な方向に移動させて像をシフトさせ
ている。したがって、本発明の像シフトが可能なズーム
レンズを、例えば手ぶれを検知する検出手段およびシフ
トレンズ群を光軸とほぼ垂直な方向に移動させる駆動手
段と組み合わせることにより、シフトレンズ群を駆動手
段により適宜移動させて、手ぶれによる像位置の変動を
シフトレンズ群の移動による像のシフトで相殺し、手ぶ
れに起因する像位置の変動を補正することが可能であ
る。
【0017】そこで、手ぶれ等に起因する像位置の変動
を補正する具体的な方法について述べる。本発明のズー
ムレンズにおいて広角端から望遠端までの間の任意の焦
点距離をfとし、ズームレンズの光軸を含む平面内にお
けるズームレンズ全体の傾き角度をεとすると、像面上
での像位置の変動量δ’は次の式(b)で表わされる。 δ’=f・tanε (b)
【0018】但し、傾き角度εが小さいものとして近似
すると、像位置の変動量δ’は次の式(b’)で表わさ
れる。 δ’=f・ε (b’) 一方、シフトレンズ群より像側に配置されるレンズ群の
結像倍率をβとし、シフトレンズ群の光軸と垂直方向へ
の変位量をΔとすると、近軸光線の像面上でのシフト量
δは前述したように次の式(a)で表わされる。 δ=Δ・β (a)
【0019】ここで、最も物体側のレンズ群よりシフト
レンズ群までのレンズ群の合成焦点距離をfbとする
と、結像倍率β=f/fbとなる。したがって、式
(a)を次の式(a’)のように変形することができ
る。 δ=Δ・f/fb (a’) ズームレンズが角度εだけ傾いたときの像位置の変動量
δ’を補正するには、δ’=−δとなるようにシフトレ
ンズ群を光軸と垂直方向に移動させて像を−δだけシフ
トさせればよい。なお、式(a’)と式(b’)とか
ら、傾き角度εと変位量Δとの間には次の式(c)で表
す関係が成立する。 Δ=−ε・fb (c)
【0020】こうして、上述の式(c)式を満足するよ
うに、シフトレンズ群を光軸直交方向にΔだけ変位させ
ることにより、手ぶれ等によるズームレンズの傾き角度
εの揺れに起因する像位置の変動量δ’と防振動作によ
る像のシフト量δとが相殺され、防振すなわち像位置変
動の補正が可能となる。
【0021】前述の図30に示すように、複数の支持棒
により片持式でシフトレンズ群を支持する場合、シフト
レンズ群を光軸とほぼ垂直な方向に移動させるにつれ
て、シフトレンズ群が光軸方向に移動してしまう。図1
は、シフトレンズ群の光軸垂直方向の移動量と光軸方向
の移動量との関係を示す図である。図1において、支持
棒の傾く角度をαとし支持棒の長さをLとするとき、シ
フトレンズ群GBの光軸垂直方向の移動量δs および光
軸方向の移動量δF は、それぞれ次の式(d)および
(e)で表される。 δs =L・sinα (d) δF =L−L・cosα (e)
【0022】シフトレンズ群を光軸直交方向に所定量だ
け移動させた際の光軸方向の移動量δF は、支持棒の長
さLが長いほど小さくなる。しかしながら、支持棒の長
さLが大きいほど光軸方向に大きいスペースを必要とす
る。このため、スペースの有効活用化の観点から、支持
棒の長さLをあまり大きくすることができない。シフト
レンズ群の光軸方向移動量δF に起因するバックフォー
カスの変化量ΔBfは、シフトレンズ群よりも像側に配
置されるレンズ群の使用横倍率をβとすると、次の式
(f)で表される。 ΔBf=β2 ・δF (f) で与えられる。
【0023】図2は、レンズ群の光軸方向移動に起因す
るバックフォーカスの変化について説明する図である。
図2に示すように、レンズ群GAを光軸方向にΔA だけ
移動させた時のバックフォーカスの変化量ΔBf’は、
レンズ群GAよりも像側に配置されるレンズ群の使用横
倍率をβ1 とすると、次の式(g)で表される。 ΔBf’=β1 2・ΔA (g)
【0024】したがって、ΔBf−ΔBf’=0となる
ように、すなわちシフトレンズ群の光軸方向移動δF に
よるバックフォーカスの変化量ΔBfとレンズ群GAの
光軸方向移動ΔA によるバックフォーカスの変化量ΔB
f’とが相殺されるように、レンズ群GAを移動させる
ことにより光学的に像面位置を一定とすることができ
る。この場合、上述の式(f)と式(g)とにより、次
の式(h)に示す関係を満足する必要があることがわか
る。 β2 ・δF =β1 2・ΔA (h) このように、式(h)に示す関係を満足するようにレン
ズ群GAを適宜移動させることにより、像シフトのため
のシフトレンズ群の移動に伴うバックフォーカスの変動
を補正することができる。
【0025】本発明においては、像シフト時のバックフ
ォーカスの変動を補正するレンズ群GAと、近距離合焦
時に光軸に沿って移動するフォーカシングレンズ群とを
兼用することにより、鏡筒構造の簡略化を図ることが可
能である。特に、フォーカシングレンズ群は、無限遠か
ら至近距離まで被写体の位置が変化した際に光軸方向の
ある程度広い範囲に亘って移動しても、光学性能を維持
することができる。このため、像シフト時のバックフォ
ーカスの変動をフォーカシングレンズ群で補正しても、
高い光学性能を容易に得ることができる。また、本発明
のもう1つの利点として、フォーカシングレンズ群は
(ズーミングによる)カム軌道に沿ってしか移動するこ
とのできないレンズ群とは異なり、他のレンズ群に対し
て独立に移動可能であるため、鏡筒構造上容易に制御す
ることができる。
【0026】ところで、レンズ群GAがレンズ群GBよ
りも像側に配置される場合、同じ焦点距離状態であって
も撮影距離が変化するにつれて、レンズ群GBより像側
に配置されたレンズ群の使用倍率βが変化する。その結
果、像を所定量だけシフトさせるためのシフトレンズ群
の所要移動量が変化してしまう。このため、レンズ群G
Bによる像シフト制御およびレンズ群GAによるバック
フォーカスの変動補正制御を行うことが難しくなる。し
たがって、レンズ群GAはレンズ群GBよりも物体側に
配置されることが望ましい。
【0027】本発明においては、前述の式(h)を満足
するようにレンズ群GAを移動させることにより、近軸
領域におけるバックフォーカスの変動を補正することが
できる。しかしながら、特に大口径レンズに適用する場
合、例えば画面中央部でのスポット・ダイアグラムが最
も小さくなる位置や所定の空間周波数に対するMTF
(コントラスト再現度)の最も高くなる位置をベスト像
面として、ベスト像面の位置が一定となるようにバック
フォーカスの変動を補正することが望ましい。
【0028】なお、可撓性支持棒でシフトレンズ群を支
持する方法に基づいて本発明の作用を説明したが、光軸
に平行な方向に互いに平行に配置された2枚の平行板バ
ネを用いてシフトレンズ群を保持する方法など、シフト
レンズ群の光軸直交方向移動に伴い光軸方向にも変位が
生じるような他のレンズ保持方法を用いたズームレンズ
であれば、同様にバックフォーカスの変動補正制御を行
うことができる。また、本発明においては、シフトレン
ズ群を光軸とほぼ垂直な方向に移動させることにより像
を適宜シフトさせて、手ぶれに起因する像位置の変動を
補正することが可能であるが、例えば撮影範囲を移動さ
せるシフトレンズとして本発明のズームレンズを適用す
ることも可能である。
【0029】
【実施例】以下、本発明の各実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。図3は、本発明の各実施例にかかるズー
ムレンズの屈折力配分および広角端(W)から望遠端
(T)への変倍時における各レンズ群の移動の様子を示
す図である。図3に示すように、本発明の各実施例にか
かるズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有
する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レン
ズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、
正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を
有する第5レンズ群G5とを備え、広角端から望遠端へ
の変倍に際して、前記第1レンズ群G1と前記第2レン
ズ群G2との空気間隔は増大し、前記第2レンズ群G2
と前記第3レンズ群G3との空気間隔は減少し、前記第
3レンズ群G3と前記第4レンズ群G4との空気間隔は
増大し、前記第4レンズ群G4と前記第5レンズ群G5
との空気間隔は減少するように、各レンズ群が物体側に
移動する。
【0030】〔実施例1〕図4は、本発明の第1実施例
にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図である。図
4のズームレンズは、物体側より順に、両凸レンズと物
体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合正レン
ズL1からなる第1レンズ群G1と、両凹レンズL2
1、両凸レンズL22および物体側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズL23からなる第2レンズ群G2と、物
体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3からなる第
3レンズ群G3と、物体側に凹面を向けた負メニスカス
レンズL41、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズとの接合正レンズL42、および物体側
に凹面を向けた正メニスカスレンズL43からなる第4
レンズ群G4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレ
ンズL51、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L52および物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ
L53からなる第5レンズ群G5とから構成されてい
る。
【0031】また、開口絞りSは、第3レンズ群G3と
第4レンズ群G4との間に配置され、広角端から望遠端
への変倍に際して第4レンズ群G4と一体的に移動す
る。図4は、広角端における各レンズ群の位置関係を示
しており、望遠端への変倍時には図3に矢印で示すズー
ム軌道に沿って光軸上を移動する。また、第4レンズ群
G4中の接合正レンズL42を光軸とほぼ直交する方向
に移動させて像シフトさせ、手ぶれ等に起因する像位置
の変動を補正している。なお、接合正レンズL42は、
前述の図30に示すように、支持棒の各支点周りの回動
により光軸上から軸外に円弧軌道に沿って移動する。さ
らに、第3レンズ群G3を光軸に沿って像側に移動させ
て近距離物体へのフォーカシングを行うとともに、第3
レンズ群G3を光軸に沿って移動させて像シフト時のバ
ックフォーカスの変動を補正している。
【0032】次の表(1)に、本発明の実施例1の諸元
の値を掲げる。表(1)において、fは焦点距離を、F
NOはFナンバーを、2ωは画角を、Bfはバックフォー
カスを表す。さらに、面番号は光線の進行する方向に沿
った物体側からのレンズ面の順序を、屈折率およびアッ
ベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値
を示している。
【0033】非球面は、光軸に垂直な方向の高さをy、
高さyにおける光軸方向の変位量をS(y)、基準の曲
率半径すなわち非球面の頂点曲率半径をr、円錐係数を
κ、n次の非球面係数をCn としたとき、以下の数式
(j)で表される。
【数1】 S(y)=(r/κ)/〔1−(1−κ・y2 /r2 1/2 〕 +C2 ・y2 +C4 ・y4 +C6 ・y6 +C8 ・y8 +C10・y10+・・・ (j) 各実施例の諸元表中の非球面には、面番号の右側に*印
を付している
【0034】
【表1】 f=38.80 〜75.35 〜146.93mm FNO=4.00〜6.36〜9.70 2ω=58.70 〜30.92 〜16.27 ゜ 面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率 1 73.1332 4.019 69.98 1.51860 2 -46.6612 1.381 23.01 1.86074 3 -75.0467 (d3= 可変) 4 -42.2187 1.130 45.37 1.79668 5 21.9169 0.880 6 18.4414 3.140 25.80 1.78472 7 -163.2882 1.130 8 -19.9737 1.130 45.37 1.79668 9 -130.7137 (d9= 可変) 10 -382.1379 2.135 69.98 1.51860 11 -18.9181 (d11=可変) 12 ∞ 2.260 (開口絞り) 13* -47.6819 1.256 30.24 1.58518 14 -62.7907 0.628 15 25.6916 3.140 70.41 1.48749 16 -15.6352 1.256 23.01 1.86074 17 -26.6752 1.507 18 -24.2170 1.507 57.57 1.49108 19 -20.6574 (d19=可変) 20 -50.1110 3.265 25.35 1.80518 21 -19.9206 0.251 22 -37.0495 1.256 43.35 1.84042 23 -76.7513 3.893 24 -14.3845 1.507 49.45 1.77279 25 -460.6413 (Bf) (非球面データ) κ C2 4 13面 1.0000 0.0000 -2.0952 ×10-56 8 10 -2.2066 ×10-7 3.5334 ×10-9 -5.2491 ×10-11 (変倍における可変間隔) f 38.8048 75.3492 146.9313 d3 2.1349 12.7708 25.6207 d9 4.3329 2.6219 1.2558 d11 2.5741 4.6251 5.6512 d19 16.5467 9.0592 2.5116 Bf 9.4386 30.9864 65.9288 (0.01[rad ]だけ像をシフトする際のレンズ成分L42の移動量) f 38.8048 75.3492 146.9313 レンズの移動量 0.3144 0.3846 0.4938 像のシフト量 0.3881 0.7534 1.4691 (撮影倍率−1/30時の第3レンズ群G3のフォーカ
シング移動量) f 38.8048 75.3492 146.9313 移動量 1.1122 0.8498 0.8125 ただし、物体側から像面へ向かう移動方向を正とする (第3レンズ群G3が0.03mm移動した時のバック
フォーカスの変化量) f 38.8048 75.3492 146.9313 変化量 0.0349 0.0886 0.1810 但し、第3レンズ群G3は像側に移動するものとし、バ
ックフォーカスの変化は光線の進行方向を正とする (レンズ成分L42が0.03mm移動した時のバック
フォーカスの変化量) f 38.8048 75.3492 146.9313 変化量 -0.0439 -0.1106 -0.2873 但し、レンズ成分L42は像側に移動するものとし、バ
ックフォーカスの変化は光線の進行方向を正とする
【0035】図5乃至図10は実施例1の諸収差図であ
る。図5は広角端(最短焦点距離状態)における無限遠
合焦状態での諸収差図であり、図6は中間焦点距離状態
における無限遠合焦状態での諸収差図であり、図7は望
遠端(最長焦点距離状態)における無限遠合焦状態での
諸収差図である。また、図8は広角端における撮影倍率
−1/30での諸収差図であり、図9は中間焦点距離状
態における撮影倍率−1/30での諸収差図であり、図
10は望遠端における撮影倍率−1/30での諸収差図
である。
【0036】さらに、図11乃至図16は実施例1にお
いて光軸に対して0.01rad (ラジアン)だけ像シフ
トさせたときのコマ収差図である。図11は広角端にお
ける無限遠合焦状態でのコマ収差図であり、図12は中
間焦点距離状態における無限遠合焦状態でのコマ収差図
であり、図13は望遠端における無限遠合焦状態でのコ
マ収差図である。また、図14は広角端における撮影倍
率−1/30でのコマ収差図であり、図15は中間焦点
距離状態における撮影倍率−1/30でのコマ収差図で
あり、図16は望遠端における撮影倍率−1/30での
コマ収差図である。
【0037】各収差図において、FNOはFナンバーを、
NAは開口数を、Yは像高を、Dはd線(λ=587.
6nm)を、Gはg線(λ=453.8nm)をそれぞ
れ示している。また、非点収差を示す収差図において実
線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を
示している。さらに、球面収差を示す収差図において、
破線はサイン・コンディション(正弦条件)を示してい
る。図11乃至図16の各収差図は、像高Yの正方向に
レンズ成分L42を移動させたときのY=15.0,
0,−15.0でのコマ収差を示している。各収差図か
ら明らかなように、本実施例では、各焦点距離状態およ
び各撮影距離状態において像シフト時にも諸収差が良好
に補正されていることがわかる。
【0038】〔実施例2〕図17は、本発明の第2実施
例にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図である。
図17のズームレンズは、物体側より順に、両凸レンズ
と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合正
レンズL1からなる第1レンズ群G1と、両凹レンズL
21、両凸レンズL22および物体側に凹面を向けた負
メニスカスレンズL23からなる第2レンズ群G2と、
物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL3からなる
第3レンズ群G3と、物体側に凸面を向けた負メニスカ
スレンズL41、両凸レンズと物体側に凹面を向けた負
メニスカスレンズとの接合正レンズL42、および物体
側に凹面を向けた正メニスカスレンズL43からなる第
4レンズ群G4と、物体側に凹面を向けた正メニスカス
レンズL51、物体側に凹面を向けた負メニスカスレン
ズL52および両凹レンズ53からなる第5レンズ群G
5とから構成されている。
【0039】また、開口絞りSは、第3レンズ群G3と
第4レンズ群G4との間に配置され、広角端から望遠端
への変倍に際して第4レンズ群G4と一体的に移動す
る。図17は、広角端における各レンズ群の位置関係を
示しており、望遠端への変倍時には図3に矢印で示すズ
ーム軌道に沿って光軸上を移動する。また、第4レンズ
群G4中の接合正レンズL42を光軸とほぼ直交する方
向に移動させて像シフトさせ、手ぶれ等に起因する像位
置の変動を補正している。なお、接合正レンズL42
は、前述の図30に示すように、支持棒の各支点周りの
回動により光軸上から軸外に円弧軌道に沿って移動す
る。さらに、第3レンズ群G3を光軸に沿って像側に移
動させて近距離物体へのフォーカシングを行うととも
に、第3レンズ群G3を光軸に沿って移動させて像シフ
ト時のバックフォーカスの変動を補正している。
【0040】次の表(2)に、本発明の実施例2の諸元
の値を掲げる。表(2)において、fは焦点距離を、F
NOはFナンバーを、2ωは画角を、Bfはバックフォー
カスを表す。さらに、面番号は光線の進行する方向に沿
った物体側からのレンズ面の順序を、屈折率およびアッ
ベ数はそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する値
を示している。
【0041】
【表2】 f=38.81 〜75.31 〜146.92mm FNO=3.96〜6.38〜9.70 2ω=58.12 〜30.96 〜16.26 ゜ 面番号 曲率半径 面間隔 アッベ数 屈折率 1 76.2241 4.019 69.98 1.51860 2 -47.4746 1.381 23.01 1.86074 3 -76.6896 (d3= 可変) 4 -53.5482 1.130 45.37 1.79668 5 19.1680 0.880 6 16.8235 2.763 25.80 1.78472 7 -509.2328 1.005 8 -18.6135 1.130 45.37 1.79668 9 -86.4849 (d9= 可変) 10 -556.1586 2.135 69.98 1.51860 11 -19.2038 (d11=可変) 12 ∞ 2.260 (開口絞り) 13* 881.8165 1.256 30.24 1.58518 14 138.4036 0.628 15 30.5374 3.767 70.41 1.48749 16 -13.9471 1.256 23.01 1.86074 17 -22.5167 0.628 18* -46.0998 1.633 57.57 1.49108 19 -33.9488 (d19=可変) 20 -81.3711 3.391 25.35 1.80518 21 -22.5435 0.251 22 -45.3352 1.256 43.35 1.84042 23 -152.1781 4.144 24 -14.9528 1.507 49.45 1.77279 25 1174.6127 (Bf) (非球面データ) κ C2 4 13面 1.0000 0.0000 -3.7970 ×10-56 8 10 8.7280 ×10-9 -3.8696 ×10-9 1.8028 ×10-11 κ C2 4 18面 1.0000 0.0000 2.3231 ×10-56 8 10 -1.4367 ×10-7 4.9064 ×10-9 -4.0009 ×10-11 (変倍における可変間隔) f 38.8139 75.3083 146.9210 d3 2.1349 12.8945 26.2437 d9 4.3709 2.6213 1.2558 d11 2.5361 4.2857 5.6512 d19 16.9404 8.9927 2.7628 Bf 9.3026 31.4511 65.2447 (0.01[rad ]だけ像をシフトする際のレンズ成分L42の移動量) f 38.8139 75.3083 146.9210 レンズの移動量 0.3141 0.3780 0.4893 像のシフト量 0.3881 0.7531 1.4692 (撮影倍率−1/40時の第3レンズ群G3のフォーカ
シング移動量) f 38.8139 75.3083 146.9210 移動量 0.8082 0.6045 0.5653 ただし、物体側から像面へ向かう移動方向を正とする (第3レンズ群G3が0.03mm移動した時のバック
フォーカスの変化量) f 38.8139 75.3083 146.9210 変化量 0.0360 0.0933 0.1947 但し、第3レンズ群G3は像側に移動するものとし、バ
ックフォーカスの変化は光線の進行方向を正とする (レンズ成分L42が0.03mm移動した時のバック
フォーカスの変化量) f 38.8139 75.3083 146.9210 変化量 -0.0408 -0.1060 -0.2686 但し、レンズ成分L42は像側に移動するものとし、バ
ックフォーカスの変化は光線の進行方向を正とする
【0042】図18乃至図23は実施例2の諸収差図で
ある。図18は広角端における無限遠合焦状態での諸収
差図であり、図19は中間焦点距離状態における無限遠
合焦状態での諸収差図であり、図20は望遠端における
無限遠合焦状態での諸収差図である。また、図21は広
角端における撮影倍率−1/40での諸収差図であり、
図22は中間焦点距離状態における撮影倍率−1/40
での諸収差図であり、図23は望遠端における撮影倍率
−1/40での諸収差図である。
【0043】さらに、図24乃至図29は実施例2にお
いて光軸に対して0.01rad (ラジアン)だけ像シフ
トさせたときのコマ収差図である。図24は広角端にお
ける無限遠合焦状態でのコマ収差図であり、図25は中
間焦点距離状態における無限遠合焦状態でのコマ収差図
であり、図26は望遠端における無限遠合焦状態でのコ
マ収差図である。また、図27は広角端における撮影倍
率−1/40でのコマ収差図であり、図28は中間焦点
距離状態における撮影倍率−1/40でのコマ収差図で
あり、図29は望遠端における撮影倍率−1/40での
コマ収差図である。
【0044】各収差図において、FNOはFナンバーを、
NAは開口数を、Yは像高を、Dはd線(λ=587.
6nm)を、Gはg線(λ=453.8nm)をそれぞ
れ示している。また、非点収差を示す収差図において実
線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を
示している。さらに、球面収差を示す収差図において、
破線はサイン・コンディション(正弦条件)を示してい
る。図24乃至図29の各収差図は、像高Yの正方向に
レンズ成分L42を移動させたときのY=15.0,
0,−15.0でのコマ収差である。各収差図から明ら
かなように、本実施例では、各焦点距離状態および各撮
影距離状態において像シフト時にも諸収差が良好に補正
されていることがわかる。
【0045】なお、上述の第1および第2実施例では光
軸に対して0.01[rad]だけ像シフトした場合の
結像性能を例示的に示したが、本発明によればさらに大
きな像シフト量に対しても良好な結像性能を得ることが
できる。また、上述の各実施例では、像をシフトさせて
像位置の変動補正をすることを目的としているために、
シフトレンズ群を移動させる際に像面湾曲が発生しない
ようにしている。しかしながら、逆に、シフトレンズ群
を移動させる際に所定量だけ像面が傾くようにして、本
発明のズームレンズをチルトレンズとして用いることも
可能である。
【0046】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、像シフ
トのためのシフトレンズ群の移動に伴うバックフォーカ
スの変動を補正することができ、像シフト時にも良好な
結像性能を有する高変倍ズームレンズを達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シフトレンズ群の光軸垂直方向の移動量と光軸
方向の移動量との関係を示す図である。
【図2】レンズ群の光軸方向移動に起因するバックフォ
ーカスの変化について説明する図である。
【図3】本発明の各実施例にかかるズームレンズの屈折
力配分および広角端から望遠端への変倍時における各レ
ンズ群の移動の様子を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例にかかるズームレンズのレ
ンズ構成を示す図である。
【図5】実施例1の広角端における無限遠合焦状態での
諸収差図である。
【図6】実施例1の中間焦点距離における無限遠合焦状
態での諸収差図である。
【図7】実施例1の望遠端における無限遠合焦状態での
諸収差図である。
【図8】実施例1の広角端における撮影倍率−1/30
での諸収差図である。
【図9】実施例1の中間焦点距離における撮影倍率−1
/30での諸収差図である。
【図10】実施例1の望遠端における撮影倍率−1/3
0での諸収差図である。
【図11】実施例1の広角端における無限遠合焦状態で
の像シフト時のコマ収差図である。
【図12】実施例1の中間焦点距離における無限遠合焦
状態での像シフト時のコマ収差図である。
【図13】実施例1の望遠端における無限遠合焦状態で
の像シフト時のコマ収差図である。
【図14】実施例1の広角端における撮影倍率−1/3
0での像シフト時のコマ収差図である。
【図15】実施例1の中間焦点距離における撮影倍率−
1/30での像シフト時のコマ収差図である。
【図16】実施例1の望遠端における撮影倍率−1/3
0での像シフト時のコマ収差図である。
【図17】本発明の第2実施例にかかるズームレンズの
レンズ構成を示す図である。
【図18】実施例2の広角端における無限遠合焦状態で
の諸収差図である。
【図19】実施例2の中間焦点距離における無限遠合焦
状態での諸収差図である。
【図20】実施例2の望遠端における無限遠合焦状態で
の諸収差図である。
【図21】実施例2の広角端における撮影倍率−1/4
0での諸収差図である。
【図22】実施例2の中間焦点距離における撮影倍率−
1/40での諸収差図である。
【図23】実施例2の望遠端における撮影倍率−1/4
0での諸収差図である。
【図24】実施例2の広角端における無限遠合焦状態で
の像シフト時のコマ収差図である。
【図25】実施例2の中間焦点距離における無限遠合焦
状態での像シフト時のコマ収差図である。
【図26】実施例2の望遠端における無限遠合焦状態で
の像シフト時のコマ収差図である。
【図27】実施例2の広角端における撮影倍率−1/4
0での像シフト時のコマ収差図である。
【図28】実施例2の中間焦点距離における撮影倍率−
1/40での像シフト時のコマ収差図である。
【図29】実施例2の望遠端における撮影倍率−1/4
0での像シフト時のコマ収差図である。
【図30】従来のレンズ支持方式を説明する図である。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群 G5 第5レンズ群 S 開口絞り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズを構成する1つのレンズ群
    GBの全体あるいは一部を光軸にほぼ垂直な方向に移動
    させて像をシフトすることが可能なズームレンズにおい
    て、 前記レンズ群GBの全体あるいは一部が光軸にほぼ垂直
    な方向に移動する際に発生するバックフォーカスの変動
    を補正するために光軸に沿って移動するレンズ群GAを
    備えていることを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記レンズ群GAは、近距離物体への合
    焦に際して光軸に沿って移動するフォーカシングレンズ
    群であることを特徴とする請求項1に記載のズームレン
    ズ。
  3. 【請求項3】 前記レンズ群GAは、前記レンズ群GB
    よりも物体側に配置されていることを特徴とする請求項
    1または2に記載のズームレンズ。
JP6259055A 1994-09-29 1994-09-29 像シフトが可能なズームレンズ Pending JPH08101361A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259055A JPH08101361A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 像シフトが可能なズームレンズ
US08/536,797 US5790309A (en) 1994-09-29 1995-09-29 Zoom lens system capable of shifting an image and compensating back focus variation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259055A JPH08101361A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 像シフトが可能なズームレンズ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1039215A (ja) * 1996-07-19 1998-02-13 Sigma Corp リアフォーカスの望遠ズームレンズ
US6825994B2 (en) 2002-05-08 2004-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Photographic optical system
EP1830212A2 (en) * 2006-03-01 2007-09-05 Sony Corporation Zoom lens and image pickup apparatus
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