JPH08101033A - ステアリングホイールの回転角度検出装置 - Google Patents

ステアリングホイールの回転角度検出装置

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JPH08101033A
JPH08101033A JP23777494A JP23777494A JPH08101033A JP H08101033 A JPH08101033 A JP H08101033A JP 23777494 A JP23777494 A JP 23777494A JP 23777494 A JP23777494 A JP 23777494A JP H08101033 A JPH08101033 A JP H08101033A
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JP
Japan
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steering wheel
pin
rotation
rotation angle
section
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JP23777494A
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Inventor
Junichi Nakaho
純一 仲保
Shosuke Yatsuhashi
祥介 八橋
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングホイールの回転角度を精度良く
検出する。 【構成】 ステアリングホイール11の中心部下面側に
凹部14を形成する。この凹部14の開口部にはピン2
5を回転方向で点接触状態で保持する保持部15が一体
に形成されている。回転角度検出器16は円環状回転部
18が回転可能に収容されており、ピン25はその周上
に立設されている。ステアリングホイール11が回転さ
れて凹部14が回転移動すると、その回転方向にかかわ
らずこれと一体となってピン25が回動されるようにな
り、回転角度検出器16の回転板18が回動されるよう
になる。これにより、常にステアリングホイール11の
回転角度を高精度で検出できる。回転角度検出器16が
傾いたり偏心位置に組み付けられた場合でも保持部15
により点接触状態でピン25を保持するので、その誤差
分を吸収して回転部18を円滑に回転させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
の回転を当該ステアリングホイールと同心状に設けられ
た前記回転角度検出手段の円環状回転部に伝達してその
回転角度を検出するようにしたステアリングホイールの
回転角度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のものとしては、例えば、図
9および図10に示すようなものがある。このものは、
ステアリングシャフト1の上端部にはステアリングホイ
ール2が固定されており、そのステアリングホイール2
の下面中央部には回転角度検出用の部材を兼ねた円筒状
の連結部材3がステアリングシャフト1に挿通された状
態で配置されている。この連結部材3の上端部には、図
10に示すように、周上に3個のピン3aが形成されて
おり、このピン3aはステアリングホイール2の対応す
る位置に形成された嵌合凹部2a内に挿通されている。
そして、ステアリングホイール2が回転するのに伴って
ピン3aを介して連結部材3が回転されるようになって
いる。
【0003】回転角度検出器4は、円環状をなすケース
5内に回転可能に設けられた円環状をなす回転部6を有
するもので、ステアリングシャフト1に挿通された状態
で連結部材3の下端部に配置され、ケース5は図示しな
い支持部に固定されている。回転部6には、内径方向に
突出する係合ピン6aが形成されており、連結部材3の
下端部に軸方向に沿って形成された係合用の切欠部3b
に係合するように配置されている。回転部6の外周部に
はにはリング状のスリット板7が固定されており、これ
には円周方向に沿って多数のスリットが形成されてい
る。ケース5側にはスリット板7を外周部から挟むよう
にしてフォトインターラプタ8が配設されている。
【0004】上記構成により、ステアリングホイール2
が回転されると、これに伴って連結部材3が回転され、
さらに回転角度検出器4の回転部6が回転されるように
なる。すると、回転部6のスリット板7が回転すること
により、フォトインタラプタ8がスリット板7のスリッ
トを通過する光の受光信号を検出することにより、その
受光信号の大きさと位相とからステアリングホイール2
の回転角度や回転方向に相当する信号を得ることができ
るようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、回
転角度検出器4を組み付けるときに、その回転軸中心を
ステアリングシャフト1の回転軸中心と完全に一致させ
ることは難しく、組み付け精度として多少の誤差を見込
んでおく必要がある。このため、両者の回転軸中心の位
置がずれている場合でも回転角度検出器4の回転部6を
円滑に回転させるために、例えば、ステアリングホイー
ル2の嵌合凹部2aと連結部材3の係合ピン3aとの間
および連結部材3の切欠部3bと回転部6の係合ピン6
aとの間のそれぞれの回転方向に、所謂ガタと呼ばれる
寸法的な余裕を持たせている。
【0006】しかしながら、このようなガタを持たせる
ことから、逆に、ステアリングホイール2を一方向にの
み回転させる場合には回転角度検出器4の回転部6がこ
れに追随して回転することができるが、反対方向に回転
される場合には、上記ガタの分だけステアリングホイー
ル2が空回りした後に回転部6が回転されるようになる
ことになり、したがって、ステアリングホイール2の回
転を回転角度検出器4の回転部6に精度良く伝達するこ
とができず、回転角度の検出精度を向上できないという
不具合がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ステアリングホイールの回転角度を回
転方向にかかわらず精度良く検出することができるよう
にしたステアリングホイールの回転角度検出装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
ホイールの回転を当該ステアリングホイールと同心状に
設けられた前記回転角度検出手段の円環状回転部に伝達
してその回転角度を検出するようにしたステアリングホ
イールの回転角度検出装置を対象とし、前記回転角度検
出手段の円環状回転部の周上に前記ステアリングホイー
ルの回転軸方向に立設されたピンと、前記ステアリング
ホイールの前記ピンに対応する位置にそのピンが入り込
むように形成された凹部と、この凹部に設けられ、前記
ピンを前記ステアリングホイールの回転方向に対応する
両側からのみ接触する状態で保持する保持部とを設けて
構成したところに特徴を有する(請求項1)。
【0009】また、本発明は、上記対象において、前記
ステアリングホイールの前記円環状回転部に対応する位
置に立設されたピンと、前記回転角度検出手段の円環状
回転部に前記ピンが入り込むように形成された凹部と、
この凹部に設けられ、前記ピンを前記ステアリングホイ
ールの回転方向に対応する両側からのみ接触する状態で
保持する保持部とを設けて構成したところに特徴を有す
る(請求項2)。
【0010】そして、上記各構成において、前記凹部
を、その開口部に前記ピンを両側から挟むように凸状に
形成された前記保持部を一体に有する構成とすることが
好ましい(請求項3)。
【0011】さらに、前記保持部を、前記ピンを両側か
ら挟むU字状のばね部材から構成することもできる(請
求項4)。
【0012】また、前記保持部を、前記ピンを保持する
接触部分の断面を円弧状となるように形成すると良い
(請求項5)。
【0013】
【作用】請求項1記載のステアリングホイールの回転角
度検出装置によれば、ステアリングホイールが回転され
ると、その凹部に入り込んでいるピンが回動され、回転
角度検出手段の円環状回転部が回動されるようになり、
その回転角度を検出することができる。このとき、円環
状回転部に立設されているピンは、ステアリングホイー
ルの凹部の保持部にて回転方向の両側から接触する状態
とされているので、ステアリングホイールの回転方向に
かかわらずその回転と一体となって回転するようにな
る。これにより、ステアリングホイールの回転角度をい
ずれの方向に対しても精度良く検出することができるよ
うになる。
【0014】また、上述の場合に、組み付けの誤差など
により、回転角度検出手段の円環状回転部とステアリン
グホイールとが同心円上からずれて偏心状態に取り付け
られたときには、ステアリングホイールが回転すると、
その凹部に挿入されているピンが回動する際にピンと凹
部とが相対的にずれるようになるが、ピンは凹部の保持
部により回転方向に対してのみ接触する状態で保持され
ているので、そのような径方向へのずれに対して両者の
間で移動することによりその誤差を吸収することができ
る。さらに、このことは、ステアリングホイールの回転
軸と回転角度検出手段の円環状回転部の回転軸とが傾い
た状態に取り付けられた場合においても、同様にして、
ピンが凹部の保持部と回転軸方向にずれることによりそ
の誤差を吸収することができるようになる。
【0015】そして、このような組み付け時の、誤差が
発生する場合でも、ピンはステアリングホイールの回転
方向に対して常に誤差を生ずることなく保持部に保持さ
れた状態で回動されるので、ステアリングホイールの回
転角度を精度良く検出することができるようになる。
【0016】請求項2記載のステアリングホイールの回
転角度検出装置によれば、上述の構成とは逆に、ピンが
ステアリングホイールに設けられ、凹部が回転角度検出
手段の円環状回転部に設けられている構成であるが、両
者の相対的な構成に変更がないので、同様の作用を得る
ことができる。
【0017】請求項3記載のステアリングホイールの回
転角度検出装置によれば、保持部を凹部に一体に設ける
構成としているので、簡単かつ信頼性に優れた構成とす
ることができる。
【0018】請求項4記載のステアリングホイールの回
転角度検出装置によれば、保持部をU字状のばね部材に
より構成しているので、ピンを保持する場合に、前述し
た偏心によって両者の間に応力がかかる場合でも、これ
を柔軟に吸収して円滑な回動を行なわせることができる
ようになる。
【0019】請求項5記載のステアリングホイールの回
転角度検出装置によれば、回転角度検出手段とステアリ
ングホイールとの回転軸が傾いている場合などで、ピン
が保持部に対して傾く状態となっている場合でも、保持
部の断面が円弧状となっているので、両者の間を常に点
接触状態あるいは線接触状態とすることができるように
なり、ピンに無理な応力が掛かるのを極力防止して円環
状回転部を常に円滑な回転状態とすることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
ないし図4を参照しながら説明する。図1は、全体構成
の縦断側面を示すもので、自動車などの運転席部に配設
されるステアリングホイール11(図中には回転中心の
近傍部分のみを示している)は、床部側から設けられた
ステアリングシャフト12の先端部に固定されている。
ステアリングシャフト12には方向指示器の設定をキャ
ンセルするための円筒状をなすキャンセルカム13が挿
通されている。そのキャンセルカム13の上端部周縁に
はステアリングホイール11の下面側に形成された凹部
11aと嵌合する係合ピン13aが形成されており、こ
れにより、ステアリングホイール11の回転に伴ってキ
ャンセルカム13が回動されるようになっている。
【0021】ステアリングホイール11の下面部には径
方向に長尺で軸方向に延びた凹部14が形成されてい
る。この凹部14は、図3に示すように、ステアリング
ホイール11の回転方向の断面で見たときに、開口部に
両側から円弧状をなして突出するように形成された保持
部15が一体に設けられている。
【0022】回転角度検出手段としての回転角度検出器
16は、図2にも上面図で示すように、円環状をなす外
ケース17内に同じく円環状をなす回転部18を収容し
た状態で内ケース19をはめ込み、内ケース19をねじ
20により外ケース17に固定してなるもので、回転部
18は抜け止め状態で回転可能に設けられている。回転
部18には円環状をなすスリット板21が固定されてい
る。
【0023】スリット板21は周方向に沿って多数のス
リットが放射状に形成されている。スリット板21の回
転角度を検出するフォトインタラプタ22は、投光部2
3と受光部24とが対向するように「コ」字状をなすよ
うに配置形成されたもので、スリット板21の外周部を
投光部23と受光部24とにより挟むように外ケース1
7に固定されている。この場合、フォトインタラプタ2
2の投光部23,受光部24には2対の投受光素子が互
いに回転方向にスリット板21のスリット幅の半分の間
隔(半ピッチ分)を存して配置されており、これによ
り、後述するように回転方向を検出するようになってい
る。
【0024】さらに、回転部18には、上方つまりステ
アリングホイール11側に突出するようにピン25が固
定されており、一体となって回転するようになってい
る。そして、このピン25は、図3に示すように、ステ
アリングホイール11の凹部14に入り込むようにして
配置され、保持部15によりステアリングホイール11
の回転方向の両側にて点接触状態で保持されている。
【0025】このように構成された回転角度検出器16
は、ステアリングシャフト12およびキャンセルカム1
3に挿通された状態で、外ケース17の外周部に形成さ
れた3個の固定部17aを運転席側に設けられた支持部
26にねじ27により固定されている。
【0026】次に、本実施例の作用について図4も参照
して説明する。ステアリングホイール11が回転されて
下面側に形成された凹部14が回転移動すると、これに
伴って、ピン25が回転移動されるようになる。する
と、回転角度検出器16の回転部18がステアリングホ
イール11の回転角度に応じた角度だけ回転されるよう
になる。このとき、回転部18のスリット板21が一体
となって回転するので、回転角度に応じた個数のスリッ
トが移動するようになり、フォトインタラプタ22によ
り、その通過個数を検出することができるようになる。
【0027】すなわち、フォトインタラプタ22の受光
部24からは、スリットの通過に対応して図4に示すよ
うに「H」レベルあるいは「L」レベルの受光信号が出
力されるようになる。そして、スリット1個分の回転角
度があらかじめ分かっているので、その通過個数に応じ
てステアリングホイール11の回転角度を検出すること
ができるようになる。また、このとき、2対の投受光素
子がスリットに対して半ピッチずれた位置に配置されて
いることから、スリット板21の回転方向に応じてそれ
ぞれの受光信号の立ち上がる位相に順序が入れ替わるの
で、これにより回転方向を検出することができる。
【0028】上述の場合に、回転部18に固定されたピ
ン25は、ステアリングホイール11側の凹部14に形
成されている保持部15によって回転方向に対して点接
触の状態で保持されていることから、ステアリングホイ
ール11の回転に伴って一体となって回転移動するよう
になる。したがって、ステアリングホイール11の回転
方向にかかわらずその回転角度を常に正確に検出するこ
とができる。
【0029】また、上述の場合に、組み付けの誤差など
により、回転角度検出器16の回転部18とステアリン
グホイール11とが同心円上からずれて偏心状態に取り
付けられたときには、ステアリングホイール11が回転
すると、その凹部14に挿入されているピン25が回動
する際にピン25と凹部14とが相対的にずれるように
なるが、ピン25は凹部14の保持部15により回転方
向に対して点接触状態で保持されているので、そのよう
な径方向へのずれに対して両者の間で移動することによ
りその誤差を吸収することができる。
【0030】さらに、このことは、ステアリングシャフ
ト12と回転角度検出器16の回転部18の回転軸とが
互いに傾いた状態に取り付けられた場合においても、同
様にして、ピン25が凹部14の保持部15と回転軸方
向にずれることによりその誤差を吸収することができる
ようになる。
【0031】そして、このような組み付け時の、誤差が
発生する場合でも、ピン25はステアリングホイール1
1の回転方向に対して常に誤差を生ずることなく保持部
15に保持された状態で回動されるので、ステアリング
ホイール11の回転角度を精度良く検出することができ
るようになる。
【0032】図5および図6は本発明の第2の実施例を
示すもので、以下、第1の実施例と異なる部分について
説明する。すなわち、本実施例においては、ステアリン
グホイール11の下面側に形成する凹部14とその開口
部分に形成する保持部15とを凹部28にU字状をなす
ばね部材29を取着する構成としたところである。
【0033】すなわち、ばね部材29は、図6にも示す
ように、ステアリングホイール11の回転方向の断面で
見た場合に、U字状をなすと共に、その先端部に対向す
る側に円弧状に屈曲された2つの保持部30,30を形
成しており、これにより、ピン25を点接触状態で弾性
的に保持する構成とされている。
【0034】上記構成によれば、第1の実施例と同様に
してステアリングホイール11の回転方向にかかわらず
その回転角度を精度良く検出でき、さらに、ピン25に
対して保持部30により弾性的に保持するので、回転軸
中心が偏心していたり傾いている場合でも、その誤差分
を柔軟に吸収して回転部18を円滑に回転させることが
できるようになる。
【0035】図7は本発明の第3の実施例を示すもの
で、第1の実施例と異なるところは、ステアリングホイ
ール11にピン31を設けると共に、回転角度検出器1
6の回転部18に凹部32を形成する受部33を設けた
ところである。ピン31にはタップ31aが形成されて
おり、ステアリングホイール11側に回転軸方向に立設
するように固定されている。受部33は回転部18に固
定されており、第1の実施例と同様にして開口部に円弧
状をなす保持部34が一体に形成されている。したがっ
て、このような第3の実施例によっても第1の実施例と
同様の作用効果を得ることができる。
【0036】図8は本発明の第4の実施例を示すもの
で、第2の実施例と異なるところは、上記第3の実施例
と同様に、ステアリングホイール11にピン31を設け
ると共に、回転角度検出器16の回転部18に凹部35
を形成するU字状のばね部材29を設けたところであ
る。したがって、このような第4の実施例によっても第
2の実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0037】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張できる。2組の
投光素子と受光素子は一体に設ける構成としても良い
し、周方向に所定ピッチ分離れた位置に別途に設ける構
成としても良い。受光部は、フォトトランジスタ以外
に、フォトダイオードや他の受光素子を設ける構成とし
ても良い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のステアリングホイールの回転角度検出装置によれば、
次のような効果が得られる。請求項1記載のステアリン
グホイールの回転角度検出装置によれば、回転角度検出
手段の円環状回転部の周上にピンを立設すると共に、ス
テアリングホイールのピンに対応する位置にそのピンが
入り込むように形成された凹部を設け、ピンをステアリ
ングホイールの回転方向に対応する両側からのみ接触す
る保持部により保持する構成としたので、ステアリング
ホイールの回転方向にかかわらずその回転と一体となっ
て円環状回転部を回転させることができ、ステアリング
ホイールの回転角度をいずれの方向に対しても精度良く
検出することができるようになる。
【0039】また、上述の場合に、組み付けの誤差など
により、回転角度検出手段の円環状回転部とステアリン
グホイールとが同心円上からずれて偏心状態に取り付け
られた場合や、それらの回転軸が傾いた状態に取り付け
られた場合においても、ピンを回転方向にのみ一体に回
転移動させながら誤差分に対するずれを吸収して円環状
回転部を円滑に回転移動させることができるようにな
り、組み立て作業性の向上を図ることができるという優
れた効果を奏する。
【0040】請求項2記載のステアリングホイールの回
転角度検出装置によれば、上述の構成とは逆に、ピンが
ステアリングホイールに設けられ、凹部が回転角度検出
手段の円環状回転部に設けられている構成であるが、両
者の相対的な構成に変更がないので、同様の作用を得る
ことができる。
【0041】請求項3記載のステアリングホイールの回
転角度検出装置によれば、保持部を凹部に一体に設ける
構成としているので、簡単かつ信頼性に優れた構成とす
ることができるという優れた効果を奏する。
【0042】請求項4記載のステアリングホイールの回
転角度検出装置によれば、保持部をU字状のばね部材に
より構成しているので、ピンを保持する場合に、前述し
た偏心によって両者の間に応力がかかる場合でも、これ
を柔軟に吸収して円滑な回動を行なわせることができる
という優れた効果を奏する。
【0043】請求項5記載のステアリングホイールの回
転角度検出装置によれば、回転角度検出手段とステアリ
ングホイールとの回転軸が傾いている場合などで、ピン
が保持部に対して傾く状態となっている場合でも、保持
部の断面が円弧状となっているので、両者の間を常に点
接触状態あるいは線接触状態とすることができるように
なり、ピンに無理な応力が掛かるのを極力防止して円環
状回転部を常に円滑な回転状態とすることができるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す全体構成の縦断側
面図
【図2】回転角度検出器の一部を破断して示す上面図
【図3】ピンおよび凹部の部分を回転方向で切断した断
面図
【図4】検出信号の波形図
【図5】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図6】図3相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図3相当図
【図8】本発明の第4の実施例を示す図3相当図
【図9】従来例を示す図1相当図
【図10】連結部材の上面図
【符号の説明】
11はステアリングホイール、12はステアリングシャ
フト、14,28,32,35は凹部、15,30,3
4は保持部、16は回転角度検出器(回転角度検出手
段)、18は回転部(円環状回転部)、21はスリット
板、22はフォトインタラプタ、23は投光部、24は
受光部、25,31はピン、29はばね部材、33は受
部である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールの回転を当該ステ
    アリングホイールと同心状に設けられた前記回転角度検
    出手段の円環状回転部に伝達してその回転角度を検出す
    るようにしたステアリングホイールの回転角度検出装置
    において、 前記回転角度検出手段の円環状回転部の周上に前記ステ
    アリングホイールの回転軸方向に立設されたピンと、 前記ステアリングホイールの前記ピンに対応する位置に
    そのピンが入り込むように形成された凹部と、 この凹部に設けられ、前記ピンを前記ステアリングホイ
    ールの回転方向に対応する両側からのみ接触する状態で
    保持する保持部とを具備したことを特徴とするステアリ
    ングホイールの回転角度検出装置。
  2. 【請求項2】 ステアリングホイールの回転を当該ステ
    アリングホイールと同心状に設けられた前記回転角度検
    出手段の円環状回転部に伝達してその回転角度を検出す
    るようにしたステアリングホイールの回転角度検出装置
    において、 前記ステアリングホイールの前記円環状回転部に対応す
    る位置に立設されたピンと、 前記回転角度検出手段の円環状回転部に前記ピンが入り
    込むように形成された凹部と、 この凹部に設けられ、前記ピンを前記ステアリングホイ
    ールの回転方向に対応する両側からのみ接触する状態で
    保持する保持部とを具備したことを特徴とするステアリ
    ングホイールの回転角度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記凹部は、その開口部に前記ピンを両
    側から挟むように凸状に形成された前記保持部を一体に
    有する構成とされていることを特徴とする請求項1また
    は2記載のステアリングホイールの回転角度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部は、前記ピンを両側から挟む
    U字状のばね部材からなることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のステアリングホイールの回転角度検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記保持部は、前記ピンを保持する接触
    部分の断面が円弧状に形成されていることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載のステアリングホイ
    ールの回転角度検出装置。
JP23777494A 1994-09-30 1994-09-30 ステアリングホイールの回転角度検出装置 Pending JPH08101033A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU706372B2 (en) * 1997-04-25 1999-06-17 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Mounting structure for wheel angle detector and rotation amount detector for vehicle wheel
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