JPH07999B2 - 竪坑開口部の防音用パネル蓋 - Google Patents

竪坑開口部の防音用パネル蓋

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JPH07999B2
JPH07999B2 JP1343377A JP34337789A JPH07999B2 JP H07999 B2 JPH07999 B2 JP H07999B2 JP 1343377 A JP1343377 A JP 1343377A JP 34337789 A JP34337789 A JP 34337789A JP H07999 B2 JPH07999 B2 JP H07999B2
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JP
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panel
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vertical shaft
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wheels
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Inventor
敏郎 小泉
和夫 越田
Original Assignee
大丸防音株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は地下鉄工事等のために設ける竪坑に使用する防
音用パネル蓋に関し、特にこれを開閉可能に構成し、原
動機により容易に開閉できるようにに構成した、竪坑開
口部の防音用パネル蓋に関する。
〔従来の技術〕
地下鉄工事等においては、地下トンネル部分を掘削する
ことによる土砂等の排出、或いは工事材料の搬入等に使
用するために、地上レベルに開口部を有する竪坑を設け
ることが多く、また上記開口部には、坑内からの騒音が
周辺隣地域に漏れるのを防止するための防音用のパネル
蓋を被せている例が多い。
そのため、上記開口部を用いて資材等を搬入したりする
ときは、該開口部の上記パネル蓋を開け、これが終わっ
て坑内作業をしている時間は、開口部の蓋を構成するパ
ネル蓋を閉めて、坑内の騒音等が周辺近隣地域に漏れる
のを防止する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、従来は上記のような防音用パネル蓋を原動機
によって開閉する装置はなく、そのため通常は、人力に
より多数のパネル蓋を上記開口部上に並べて開口部を塞
ぎ、または人力によって該パネル蓋を取り除いて開口部
を開けるのが通常であった。
しかし、上記のような方法でパネル蓋を開閉するのは、
通常のパネルには1トン以上にも及ぶ重量を有するもの
もあって、多大の労力を要するだけでなく、取り除いた
パネル蓋はどこかに置かなければならないのに、このよ
うな竪坑を必要とする工事現場は、大抵は大都会におけ
る地下鉄工事現場のように、場所的余裕が少ないのが通
常であって、工事現場近くにはパネル蓋を置くのに適当
な場所が得られないという問題があった。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明は上記問題を解決するため、竪坑の開口部両側か
ら一端の壁面に沿って設けた、後記パネルの両端の車輪
と接してこれを案内するガイドレールと、多数のパネル
のそれぞれ隣接する縁を順次折曲可能に蝶合連結し、各
パネルの両端部に、上記ガイドレールと接触して回転す
る車輪を取り付けて成るパネル蓋とを設け、原動機とワ
イヤー等の牽引部材とによって、上記連結したパネルを
上記ガイドレールに沿って牽引して上記開口部を開閉す
るように構成した竪坑開口部の防音用パネル蓋、および
上記各車輪について、各パネルにはパネルの厚さ方向の
回転軸を有し、パネルの長さ方向に平行に回転する車輪
を有するもの、およびパネルの長さ方向の回転軸を有
し、パネルの厚さ方向と平行に回転する車輪を備えたも
の、およびパネル蓋が閉じた状態または開いた状態でこ
の遊動を係止するストッパーを設けたものであって、原
動機によって容易に開閉できると共に、パネル蓋の置き
場所もとらないので、狭い場所で効率的に開閉でき、ま
た開口部を開いた位置および閉ざした位置で上記パネル
蓋が遊動することも防げるような堅坑開口部の防音用パ
ネル蓋を提供するものである。
〔実施例〕
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。
(第1実施例) 第1図に上面概念図を、第2図にその側面概念図を示す
ものは、本発明の第1実施例を示すものである。
第2図のG.L.に示す地表レベルに対し、竪坑1の開口部
2を設けてあることまでは、通常の竪坑の開口部と同様
であるが、本発明においては、上記開口部2の両側から
一端の(図示左側の)壁面3に沿って、ガイドレール4
を設けておく。該ガイドレール4は後記パネルの両端に
設けた車輪と接触してこれを案内するため、断面コの字
型に構成してある。
一方、パネル5,5……は綱鉄板や網目状アルミ板等で周
囲を囲んだ長方形で、内部に防音材を詰めたものであっ
て、その隣接するパネルとの縁部には蝶番状の係合部材
6,6……で連結部が折曲可能に連結してある。また該パ
ネルの両端には、上記ガイドレール4と接触して案内さ
れる状態に、車輪7,7……を取り付けてある。
第3図は各パネル5,5……の拡大上面図、第4図はその
拡大正面図であるが、この実施例では上記各図に示すよ
うに、上記車輪7,7の回転軸8,8……を、上記パネル5の
厚さ方向と平行方向に設けている。従って、この実施例
における車輪7,7は各パネル5の長さ方向に回転するこ
とになる。
また前記開口部2の側縁、および前記壁面3の下部に
は、それぞれ電動モータ・減速器・巻胴・ブレーキ等か
ら成るホイスト9,9′を設けておき、該ホイスト9,9′か
らワイヤ10,10′により、案内滑車11を介して上記連結
したパネル5,5……の両端に結合している。
この連結したパネル5,5から成るパネル蓋を第1図、第
2図の状態から、閉じるときには、上記ホイスト9によ
って上記ワイヤ10を牽引し、該ワイヤ10は滑車11に案内
されて上記連結したパネル5,5から成るパネル蓋は図示
右方向に牽引され、各パネル5,5は、その両端の車輪7,7
が上記ガイドレール4に案内されて回転して各パネル5,
5から成るパネル蓋が図示右方向に動いて開口部2を閉
ざすことになる。また開口部2を開くときは、竪坑1の
壁面3の下部に設けた上記ホイスト9′により、ワイヤ
10′を牽引して上記連結したパネル5,5から成るパネル
蓋を図示左方向に動かすことによって、上記開口部2を
開くことになる。
(第2実施例) 第5図に上面図を、第6図に正面図を、第7図に第5図
の右側面図を示すものは、本発明の別の実施例を示す、
各パネル5,5の両端に取り付けた車輪付近の拡大図であ
る。
上記各図に示す車輪のうち、7,7に示す車輪は上記第1
実施例と同様に、回転軸8が上記パネル5の厚さ方向と
平行で、車輪7,7が上記パネル5の長さ方向に回転する
ものである。
これに対し、上記各図7′,7′に示す各車輪は、その回
転軸8′,8′がパネル5,5の長さ方向で、車輪7′,7′
はパネル5,5の厚さ方向に回転するように取り付けてあ
る。
勿論、上記7に示す方向に回転する車輪だけを設けて構
成しても、上記7′に示す方向に回転する車輪だけを設
けて構成してもよく、また両者の方向の車輪を併せ構え
て構成してもよいのであって、それはパネルの重量、連
結するパネルの枚数、牽引するホイストの容量等を勘案
して適宜に構成すればよい。
以上各実施例を通じて、パネル5,5から成るパネル蓋が
上記開口部2を閉ざした状態、および開口部2を開いた
状態のときに、パネル蓋が遊動しないようにするため、
図示を省略した、閂、係合環、係合鉤等から成るストッ
パーを取り付けることが望ましい。これによって、パネ
ル蓋は上記各位置で係止され、不用意に遊動することが
防げる。
(他の実施例) 勿論本発明は上記各実施例だけに限定される必要はな
く、例えばパネル蓋を開閉するための原動機は、電動モ
ータ等によるだけでなく、内燃発動機等を用いて適当な
減速機を組み合わせて使用し、または自動車の動力を用
いる等、各種の原動機を使用して構成してもよい。
ガイドレールの形状も、必ずしも上記のように断面コの
字型に形成する必要はなく、パネルの両端の車輪と接し
てこれを案内する形状であればよい。
原動機を置く位置についても、例えば坑内に置いて、ベ
ルト・滑車等の伝動部材を組み合わせて上記実施例と同
様の方向へ牽引するようにすれば、一層騒音の防止に役
立つ。
原動機の動力は必ずしもホイストに構成する必要はな
く、ギアド・モータ等を使用してもよいし、開口部が狭
い場合には、油圧ジャッキ等を用いてパネル蓋を開閉す
る構造にしてもよい。
また牽引部材も、ワイヤに限らず、チェーンやロープ等
の中から、パネル蓋の重量等を勘案して選択してよいこ
とも言うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように、竪坑の開口部を覆うパネル蓋を
構成する各パネルを折曲可能に連結し、且つこれを案内
するガイドレールを設け、原動機によって牽引すること
により、竪坑の開口部を開閉するから、その開閉に人力
を要しないで容易に開閉でき、その副次的効果として、
たとえ短い時間であっても開口部を開いておく必要のな
いときには頻繁にこれを閉めることができ、坑内の騒音
が外に漏れるのを可及的完全に防止することができる。
また、各パネルに取り付ける車輪の回転方向を上記各種
にしたものは、それだけパネル蓋とガイドレールとの摩
擦が少なくなり、少ない動力で容易にパネル蓋を開閉で
きることになる。
また、パネル蓋が閉じた位置、および開いた位置におい
てパネル蓋を係止するストッパーを設けたものは、上記
のようにこれによって、パネル蓋が開いた状態または閉
ざした状態でパネル蓋が遊動するのを防ぎ、不意の遊動
による事故を防止すると共に、パネル蓋の上面が安定し
た床面として、軽作業や作業員の交通のためのスペース
として役立つことになる。
もちろん、開口部を開けたときに、該開口部を覆ってい
た防音蓋を置く場所も必要がなくなることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す竪坑の上面概念図。
第2図は第1図の側面概念図。第3図は各パネルの上面
を示す拡大図、第4図は第3図の正面図、第5図は車輪
付近を拡大して示す上面図、第6図は第5図の正面図、
第7図は第5図の右側面図である。 図中、 1:竪坑、2:開口部、3:壁面、 4:ガイドレール、5:パネル、6:係合部材、7、7′:車
輪、8:回転軸、9:ホイスト、11:案内用の滑車をそれぞ
れ示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】竪坑の開口部両側から一端の壁面に沿って
    設けた後記パネルの両端の車輪と接触してこれを案内す
    るガイドレールと、多数のパネルのそれぞれ隣接する縁
    を順次折曲可能に蝶合連結し、各パネルの両端部に、上
    記ガイドレールと接触して回転する車輪を取り付けて成
    るパネル蓋とを設け、原動機とワイヤー等の牽引部材と
    によって、上記連結したパネル蓋を上記ガイドレールに
    沿って牽引して上記開口部を開閉するように構成した竪
    坑開口部の防音用パネル蓋。
  2. 【請求項2】各パネルにはパネルの厚さ方向と平行方向
    の回転軸を有し、パネルの長さ方向に回転する車輪を有
    する請求項1記載の竪坑開口部の防音用パネル蓋。
  3. 【請求項3】各パネル蓋には、パネルの長さ方向の回転
    軸を有し、パネルの厚さ方向と平行に回転する車輪を備
    えた請求項1記載の竪坑開口部の防音用パネル蓋。
  4. 【請求項4】請求項2および3記載の両方の回転軸およ
    び車輪を備えた竪坑開口部の防音用パネル蓋。
  5. 【請求項5】防音用パネル蓋が閉じた位置、および開い
    た位置において、パネル蓋を系止するストッパーを設け
    た請求項1ないし4記載の竪坑開口部の防音用パネル
    蓋。
JP1343377A 1989-12-29 1989-12-29 竪坑開口部の防音用パネル蓋 Expired - Fee Related JPH07999B2 (ja)

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JPH03206300A JPH03206300A (ja) 1991-09-09
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