JPH0798190A - 積層型熱交換器 - Google Patents
積層型熱交換器Info
- Publication number
- JPH0798190A JPH0798190A JP24489093A JP24489093A JPH0798190A JP H0798190 A JPH0798190 A JP H0798190A JP 24489093 A JP24489093 A JP 24489093A JP 24489093 A JP24489093 A JP 24489093A JP H0798190 A JPH0798190 A JP H0798190A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flux
- heat exchanger
- plate
- collar
- reservoir
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鍔部分のフラックスの欠落等を防止できる積
層型熱交換器を提供すること。 【構成】 流路用窪み１１ｂ及び出入口用穴１１ｃを有
する２つのプレート１１′を組み合わせて構成され、内
部に熱交換媒体用の流路を有するチューブエレメントを
複数個積層合体して成る積層型熱交換器において、プレ
ート１１′周縁にプレート相互をろう付けするための鍔
１１ｆを設けると共に、該鍔１１ｆの接合面外側にフラ
ックス溜めＳ１を画成するリブ１１ｇを設けているの
で、フラックス塗布後の仮組品をろう付け炉に搬送する
際にその外面が誤って作業者や周囲機器等に触れた場合
でも、鍔１１ｆ部分のフラックスをフラックス溜めＳ１
にて受容し保護してその欠落等を確実に防止できる。
層型熱交換器を提供すること。 【構成】 流路用窪み１１ｂ及び出入口用穴１１ｃを有
する２つのプレート１１′を組み合わせて構成され、内
部に熱交換媒体用の流路を有するチューブエレメントを
複数個積層合体して成る積層型熱交換器において、プレ
ート１１′周縁にプレート相互をろう付けするための鍔
１１ｆを設けると共に、該鍔１１ｆの接合面外側にフラ
ックス溜めＳ１を画成するリブ１１ｇを設けているの
で、フラックス塗布後の仮組品をろう付け炉に搬送する
際にその外面が誤って作業者や周囲機器等に触れた場合
でも、鍔１１ｆ部分のフラックスをフラックス溜めＳ１
にて受容し保護してその欠落等を確実に防止できる。
Description
【０００１】
【０００２】本発明は、カーエアコン等に使用される積
層型熱交換器に関するものである。
層型熱交換器に関するものである。
【従来の技術】従来、この種の積層型熱交換器として図
６に示すものが知られている（例えば特開昭６２−５０
９７号公報）。
６に示すものが知られている（例えば特開昭６２−５０
９７号公報）。
【０００３】この熱交換器は、積層合体された複数のチ
ューブエレメント１と、チューブエレメント１の間に介
装された複数のコルゲートフィン２と、両端のコルゲー
トフィン２を覆うサイドプレート３と、両端のチューブ
エレメント１に接続された出入口管４とから構成されて
いる。
ューブエレメント１と、チューブエレメント１の間に介
装された複数のコルゲートフィン２と、両端のコルゲー
トフィン２を覆うサイドプレート３と、両端のチューブ
エレメント１に接続された出入口管４とから構成されて
いる。
【０００４】チューブエレメント１は２つのプレート１
１を組み合わせて構成され、上部に左右一対のタンク部
１ａを備え、一方のタンク部１ａから他方のタンク部１
ｂに向かうＵ字状の内部流路を備えている。
１を組み合わせて構成され、上部に左右一対のタンク部
１ａを備え、一方のタンク部１ａから他方のタンク部１
ｂに向かうＵ字状の内部流路を備えている。
【０００５】図７及び図８に示すように、このプレート
１１は、上部に左右一対のタンク用窪み１１ａを、他の
部分に流路用窪み１１ｂを有している。また、各タンク
用窪み１１ａには出入口用穴１１ｃが形成され、流路用
窪み１１ｂには中央の仕切突起１１ｄと複数の斜向突起
１１ｅが夫々形成されている。更に、プレート１１の周
縁には仕切突起１１ｄと連続するろう付け用の鍔１１ｆ
が形成されている。
１１は、上部に左右一対のタンク用窪み１１ａを、他の
部分に流路用窪み１１ｂを有している。また、各タンク
用窪み１１ａには出入口用穴１１ｃが形成され、流路用
窪み１１ｂには中央の仕切突起１１ｄと複数の斜向突起
１１ｅが夫々形成されている。更に、プレート１１の周
縁には仕切突起１１ｄと連続するろう付け用の鍔１１ｆ
が形成されている。
【０００６】上記のプレート１１，コルゲートフィン２
及びサイドプレート３は何れもアルミニウム等の板材を
適宜プレス加工して形成されており、プレート１１には
両面にろう材を被覆したクラッド材が、サイドプレート
３には片面クラッド材が、コルゲートフィン３には非ク
ラッド材が夫々使用されている。
及びサイドプレート３は何れもアルミニウム等の板材を
適宜プレス加工して形成されており、プレート１１には
両面にろう材を被覆したクラッド材が、サイドプレート
３には片面クラッド材が、コルゲートフィン３には非ク
ラッド材が夫々使用されている。
【０００７】上記の熱交換器は、ろう付け箇所となるプ
レート１１の相互接合部（仕切突起１１ｄ，鍔１１ｆ）
と、プレート１１とコルゲートフィン２との接合部と、
コルゲートフィン２とサイドプレート３との接合部の夫
々にフラックスを塗布しつつ各部品を仮組みして固定
し、これをろう付け炉に投入して一括ろう付けし、次い
で出入口管４のろう付けを行うことで製造されている。
レート１１の相互接合部（仕切突起１１ｄ，鍔１１ｆ）
と、プレート１１とコルゲートフィン２との接合部と、
コルゲートフィン２とサイドプレート３との接合部の夫
々にフラックスを塗布しつつ各部品を仮組みして固定
し、これをろう付け炉に投入して一括ろう付けし、次い
で出入口管４のろう付けを行うことで製造されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の熱
交換器では、フラックス塗布後の仮組品をろう付け炉に
搬送する際にその外面、特にプレート１１周縁の鍔１１
ｆが誤って作業者や周囲機器等に触れると、同部分のフ
ラックスが掻き取られ或いは欠落してろう付け不良を生
じる難点がある。
交換器では、フラックス塗布後の仮組品をろう付け炉に
搬送する際にその外面、特にプレート１１周縁の鍔１１
ｆが誤って作業者や周囲機器等に触れると、同部分のフ
ラックスが掻き取られ或いは欠落してろう付け不良を生
じる難点がある。
【０００９】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、鍔部分のフラックスの欠
落等を防止できる積層型熱交換器を提供することにあ
る。
で、その目的とするところは、鍔部分のフラックスの欠
落等を防止できる積層型熱交換器を提供することにあ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、流路用窪み及び出入口用穴を有する２
つのプレートを組み合わせて構成され、内部に熱交換媒
体用の流路を有するチューブエレメントを複数個積層合
体して成る積層型熱交換器において、プレート周縁にプ
レート相互をろう付けするための鍔を設けると共に、該
鍔の接合面外側にフラックス溜めを画成するリブを設け
ている。
め、本発明では、流路用窪み及び出入口用穴を有する２
つのプレートを組み合わせて構成され、内部に熱交換媒
体用の流路を有するチューブエレメントを複数個積層合
体して成る積層型熱交換器において、プレート周縁にプ
レート相互をろう付けするための鍔を設けると共に、該
鍔の接合面外側にフラックス溜めを画成するリブを設け
ている。
【００１１】
【作用】本発明に係る熱交換器では、リブによって鍔の
接合面外側にフラックス溜めが画成され、該フラックス
溜めにて鍔部分のフラックスを受容し保護できるので、
フラックス塗布後の仮組品をろう付け炉に搬送する際に
その外面が誤って作業者や周囲機器等に触れた場合で
も、フラックス溜めに受容されたフラックスが掻き取ら
れたり欠落することはない。
接合面外側にフラックス溜めが画成され、該フラックス
溜めにて鍔部分のフラックスを受容し保護できるので、
フラックス塗布後の仮組品をろう付け炉に搬送する際に
その外面が誤って作業者や周囲機器等に触れた場合で
も、フラックス溜めに受容されたフラックスが掻き取ら
れたり欠落することはない。
【００１２】
【実施例】以下に図１乃至図５を参照して本発明の実施
例を説明する。尚、プレート以外の構成は図６乃至図８
に示した従来例と同じであるためその説明を省略する。
また、プレートに関し従来例と構成を同じくする部分に
同一符号を用いてある。
例を説明する。尚、プレート以外の構成は図６乃至図８
に示した従来例と同じであるためその説明を省略する。
また、プレートに関し従来例と構成を同じくする部分に
同一符号を用いてある。
【００１３】図１及び図２に示したプレート１１′は従
来例と同様に２つ組み合わせてチューブエレメントを構
成するためのもので、上部に左右一対のタンク用窪み１
１ａを、他の部分に流路用窪み１１ｂを有している。ま
た、各タンク用窪み１１ａには出入口用穴１１ｃが形成
され、流路用窪み１１ｂには中央の仕切突起１１ｄと複
数の斜向突起１１ｅが夫々形成されている。更に、プレ
ート１１′の周縁には仕切突起１１ｄと連続するろう付
け用の鍔１１ｆが形成されている。
来例と同様に２つ組み合わせてチューブエレメントを構
成するためのもので、上部に左右一対のタンク用窪み１
１ａを、他の部分に流路用窪み１１ｂを有している。ま
た、各タンク用窪み１１ａには出入口用穴１１ｃが形成
され、流路用窪み１１ｂには中央の仕切突起１１ｄと複
数の斜向突起１１ｅが夫々形成されている。更に、プレ
ート１１′の周縁には仕切突起１１ｄと連続するろう付
け用の鍔１１ｆが形成されている。
【００１４】また、プレート１１′周縁の鍔１１ｆに
は、その先端から斜め外方に延びるリブ１１ｇが該鍔１
１ｆに沿って一体に設けられている。このリブ１１ｇに
よれば２つのプレート１１′を組み合わせてチューブエ
レメントを構成した際に、鍔１１ｇの接合面外側に図３
にも示すように断面Ｖ字形のフラックス溜めＳ１を画成
する。
は、その先端から斜め外方に延びるリブ１１ｇが該鍔１
１ｆに沿って一体に設けられている。このリブ１１ｇに
よれば２つのプレート１１′を組み合わせてチューブエ
レメントを構成した際に、鍔１１ｇの接合面外側に図３
にも示すように断面Ｖ字形のフラックス溜めＳ１を画成
する。
【００１５】図示例では、鍔１１ｆの下部から延設され
た屈曲部１１ｆ′の先端にも同様のリブ１１ｇ′を設け
てあり、該リブ１１ｇ′はチューブエレメントを積層し
た際に隣接するプレート１１′のリブ１１ｇ′とで同様
のフラックス溜めＳ１を画成することができる。
た屈曲部１１ｆ′の先端にも同様のリブ１１ｇ′を設け
てあり、該リブ１１ｇ′はチューブエレメントを積層し
た際に隣接するプレート１１′のリブ１１ｇ′とで同様
のフラックス溜めＳ１を画成することができる。
【００１６】上記のプレート１１′を従来のプレート１
１に変えて使用すれば、フラックス塗布後の仮組品をろ
う付け炉に搬送する際にその外面が誤って作業者や周囲
機器等に触れた場合でも、鍔１１ｆ部分のフラックスを
上記のフラックス溜めＳ１にて受容し保護することがで
きるので、同部分のフラックスが掻き取られたり欠落す
ることはなく、フラックス不足を原因としたろう付け不
良を確実に防止できる利点がある。
１に変えて使用すれば、フラックス塗布後の仮組品をろ
う付け炉に搬送する際にその外面が誤って作業者や周囲
機器等に触れた場合でも、鍔１１ｆ部分のフラックスを
上記のフラックス溜めＳ１にて受容し保護することがで
きるので、同部分のフラックスが掻き取られたり欠落す
ることはなく、フラックス不足を原因としたろう付け不
良を確実に防止できる利点がある。
【００１７】また、フラックス溜めＳ１の内面にてフラ
ックス付着面積を確保できるので、仮組品に振動等が加
わった場合におけるフラックス流れをも抑制できる利点
がある。
ックス付着面積を確保できるので、仮組品に振動等が加
わった場合におけるフラックス流れをも抑制できる利点
がある。
【００１８】尚、図１乃至図３で例示した実施例では、
フラックス溜めＳ１を斜向リブ１１ｇで画成したものを
示したが、図４に示すようにプレートの鍔１１ｆに、そ
の先端からＬ字形に屈曲するリブ１１ｈを該鍔１１ｆに
沿って設けるようにしてもよく、該リブ１１ｈによれば
プレートを組み合わせてチューブエレメントを構成した
際に、鍔１１ｈの接合面外側に断面コ字形のフラックス
溜めＳ２を画成することができる。また、図５に示すよ
うに一方のプレートの鍔１１ｆに、その先端から逆Ｌ字
形に延びるリブ１１ｉを該鍔１１ｆに沿って設けるよう
にしてもよく、該リブ１１ｉによればプレートを組み合
わせてチューブエレメントを構成した際に、鍔１１ｈの
接合面外側に断面コ字形のフラックス溜めＳ３を画成す
ることができる。何れも場合も同様の作用，効果が得ら
れることは言うまでもない。
フラックス溜めＳ１を斜向リブ１１ｇで画成したものを
示したが、図４に示すようにプレートの鍔１１ｆに、そ
の先端からＬ字形に屈曲するリブ１１ｈを該鍔１１ｆに
沿って設けるようにしてもよく、該リブ１１ｈによれば
プレートを組み合わせてチューブエレメントを構成した
際に、鍔１１ｈの接合面外側に断面コ字形のフラックス
溜めＳ２を画成することができる。また、図５に示すよ
うに一方のプレートの鍔１１ｆに、その先端から逆Ｌ字
形に延びるリブ１１ｉを該鍔１１ｆに沿って設けるよう
にしてもよく、該リブ１１ｉによればプレートを組み合
わせてチューブエレメントを構成した際に、鍔１１ｈの
接合面外側に断面コ字形のフラックス溜めＳ３を画成す
ることができる。何れも場合も同様の作用，効果が得ら
れることは言うまでもない。
【００１９】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
プレート周縁の鍔に設けたリブによって該鍔部分のフラ
ックスを受容し保護するフラックス溜めを画成できるの
で、フラックス塗布後の仮組品をろう付け炉に搬送する
際にその外面が誤って作業者や周囲機器等に触れた場合
でも、同部分のフラックスが掻き取られたり欠落するこ
とはなく、フラックス不足を原因としたろう付け不良を
確実に防止できる。
プレート周縁の鍔に設けたリブによって該鍔部分のフラ
ックスを受容し保護するフラックス溜めを画成できるの
で、フラックス塗布後の仮組品をろう付け炉に搬送する
際にその外面が誤って作業者や周囲機器等に触れた場合
でも、同部分のフラックスが掻き取られたり欠落するこ
とはなく、フラックス不足を原因としたろう付け不良を
確実に防止できる。
【図１】本発明に係るプレートの内面図
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図
【図３】フラックス溜めの断面図
【図４】フラックス溜めの他の例を示す断面図
【図５】フラックス溜めの他の例を示す断面図
【図６】従来例を示す熱交換器の側面図
【図７】図６に示したプレートの内面図
【図８】図７のＢ−Ｂ線断面図
１…チューブエレメント、１１′…プレート、１１ｂ…
流路用窪み、１１ｃ…出入口用穴、１１ｆ…鍔、１１
ｇ，１１ｇ′…リブ、Ｓ１…フラックス溜め、１１ｈ…
リブ、Ｓ２…フラックス溜め、１１ｉ…リブ、Ｓ３…フ
ラックス溜め。
流路用窪み、１１ｃ…出入口用穴、１１ｆ…鍔、１１
ｇ，１１ｇ′…リブ、Ｓ１…フラックス溜め、１１ｈ…
リブ、Ｓ２…フラックス溜め、１１ｉ…リブ、Ｓ３…フ
ラックス溜め。
Claims (1)
- 【請求項１】 流路用窪み及び出入口用穴を有する２つ
のプレートを組み合わせて構成され、内部に熱交換媒体
用の流路を有するチューブエレメントを複数個積層合体
して成る積層型熱交換器において、 プレート周縁にプレート相互をろう付けするための鍔を
設けると共に、 該鍔の接合面外側にフラックス溜めを画成するリブを設
けた、 ことを特徴とする積層型熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24489093A JPH0798190A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 積層型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24489093A JPH0798190A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 積層型熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0798190A true JPH0798190A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17125511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24489093A Pending JPH0798190A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 積層型熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0798190A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009257739A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-11-05 | Valeo Systemes Thermiques | 熱交換器用プレート |
| JP2016099063A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 三浦工業株式会社 | プレート式熱交換器 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24489093A patent/JPH0798190A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009257739A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-11-05 | Valeo Systemes Thermiques | 熱交換器用プレート |
| JP2016099063A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 三浦工業株式会社 | プレート式熱交換器 |
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