JPH0797452A - 相溶化剤及び高防湿薬品包装用ポリマーアロイシート - Google Patents
相溶化剤及び高防湿薬品包装用ポリマーアロイシートInfo
- Publication number
- JPH0797452A JPH0797452A JP6108197A JP10819794A JPH0797452A JP H0797452 A JPH0797452 A JP H0797452A JP 6108197 A JP6108197 A JP 6108197A JP 10819794 A JP10819794 A JP 10819794A JP H0797452 A JPH0797452 A JP H0797452A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- dodecene
- amorphous polyolefin
- alloy sheet
- polymer alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Abstract
より得られる新規な高防湿薬品包装用ポリマーアロイシ
ートを提供する。 【構成】 分子内にカルボン酸無水物基及び/又はカル
ボン酸基を有する変性結晶性ポリオレフィン(A)又は
少なくとも1個のビニル芳香族化合物を主体とする重合
体ブロックと、少なくとも1個の共役ジエン化合物を主
体とする重合体ブロックよりなるブロック共重合体を水
素添加して得られる水添ブロック共重合体のカルボン酸
無水物変性物(B)90重量%〜10重量%と分子内に
エポキシ基を有する変性非晶性ポリオレフィン(C)1
0重量%〜90重量%からなる混合物を溶融反応させて
なる相溶化剤。及び熱変形温度が100℃以下の非晶性
ポリオレフィン(D)と高密度ポリエチレン(E)の混
合物100重量部に対し、該相溶化剤を0.1〜10重
量部配合してなる高防湿薬品包装用ポリマーアロイシー
ト。
Description
フィンと高密度ポリエチレンとに対し良好な相溶性を示
す新規な相溶化剤と押出成形等によりシート或いはフィ
ルム等として利用できる物性バランス及び外観、成形
性、防湿性、透明性、耐衝撃性、耐油性に優れた新規な
高防湿薬品包装用ポリマーアロイシートに関するもので
ある。
性、電気的性質、機械的強度、成形性、寸法安定性に優
れた特性を持っているが、非常に脆く、押出成形等によ
り作製したシートあるいはフィルムは、実用的には耐衝
撃性が不足しており、非晶性ポリオレフィンの特性を損
なわず強靭化することが望まれている。又、非晶性ポリ
オレフィンは、非晶性であるが故に耐油性が悪く、耐油
性を要求される食品等の用途に用いるには改良が必要で
ある。これらの欠点を改良の為、結晶性ポリマーとガラ
ス転移点の高いジシクロペンタジエンの開環重合体の水
素化物とを組み合わせた複合シートにする方法が特開平
4−272937号公報に例示されているが、この発明
の複合シートは耐衝撃性に優れるものの、成形性が悪く
防湿性に劣る結晶性樹脂がリッチなシートであり、又、
成形しにくいガラス転移点の高いジシクロペンタジエン
の開環重合体の水素化物を組み合わせおり、高防湿薬品
包装用シートとしては使用が困難なものであった。
が100℃以下の非晶性ポリオレフィン(D)と高密度
ポリエチレン(E)の両方の樹脂に対し良好な相溶性を
示す新規な相溶化剤と新規相溶化剤を用いることにより
得られる成形加工性、剛性、耐傷付性、耐衝撃性、耐油
性、耐薬品性、耐水性、防湿性、透明性等の物性のバラ
ンスがきわめて良好でかつ、フィルム、シート等成形加
工時の外観及び成形性の優れた新規な高防湿薬品包装用
ポリマーアロイシートを提供することを目的とするもの
である。
100℃以下の非晶性ポリオレフィン(D)と高密度ポ
リエチレン(E)及び両方の樹脂に対し良好な相溶性を
示す新規な相溶化剤を配合してなることを特徴とする高
防湿薬品包装用ポリマーアロイシートに関するものであ
る。一般に、二種以上の樹脂を組み合わせた場合に透明
性良好なものを得るためには、各々の樹脂の屈折率がほ
とんど同じものを選ぶことと、分散粒子径をミクロに分
散させることが考えられる。本発明の場合は、樹脂とし
ては屈折率がほぼ同一で且つ防湿性が良好であり、又同
じポリオレフィン系樹脂のため相溶性に優れる2種の樹
脂の相溶性を更に向上するため両方の樹脂に対し良好な
相溶性を示す新規な相溶化剤を配合することにより、成
形性、防湿性に優れる熱変形温度が100℃以下の非晶
性ポリオレフィン(D)を海成分とし、且つ島成分の高
密度ポリエチレン(E)を微細に分散させ、かつ界面を
相溶化剤により強化することによりはじめて成形加工
性、剛性、耐傷付性、耐衝撃性、防湿性、透明性等の物
性のバランスがきわめて良好でかつ、フィルム、シート
等成形加工時の外観及び成形性の優れた新規な高防湿薬
品包装用ポリマーアロイシートが得られ、更に2種の樹
脂の配合比率を極めて近い特定の範囲にすることにより
耐油性、耐薬品性にも優れる新規な高防湿薬品包装用ポ
リマーアロイシートが得られることを見出し本発明を完
成するに至った。
基及び/又はカルボン酸基を有する変性結晶性ポリオレ
フィン(A)又は少なくとも1個のビニル芳香族化合物
を主体とする重合体ブロックと、少なくとも1個の共役
ジエン化合物を主体とする重合体ブロックよりなるブロ
ック共重合体を水素添加して得られる水添ブロック共重
合体のカルボン酸無水物変性物(B)90重量%〜10
重量%と分子内にエポキシ基を有する変性非晶性ポリオ
レフィン(C)10重量%〜90重量%からなる混合物
を溶融反応させてなることを特徴とする相溶化剤であ
り、並びに本発明は、熱変形温度が100℃以下の非晶
性ポリオレフィン(D)と高密度ポリエチレン(E)の
混合物100重量部に対し、請求1項記載の相溶化剤を
0.1〜10重量部配合してなることを特徴とする高防
湿薬品包装用ポリマーアロイシートであり、好ましくは
非晶性ポリオレフィン(D)と高密度ポリエチレン
(E)の配合比率が80重量%:20重量%〜45重量
%:55重量%であり、更に好ましくは非晶性ポリオレ
フィン(D)と高密度ポリエチレン(E)の配合比率が
65重量%:35重量%〜45重量%:55重量%であ
り、また高密度ポリエチレン(E)の密度が0.960
以上である高防湿薬品包装用ポリマーアロイシートであ
る。
℃以下の非晶性ポリオレフィン(D)及び変性非晶性ポ
リオレフィン(C)のベース樹脂とは、環状オレフィン
構造を有する重合体であり、その構造及び性質より非晶
性ポリオレフィンと言える。熱変形温度が100℃以下
の非晶性ポリオレフィンの例としては、例えば下記の一
般式で表される非晶性重合体が挙げられる。 (ただし、式中nは1以上の正の整数、mは1以上の正
の整数、R1 は水素原子、ハロゲン原子、CH3CH2基
又はC6H4R2基を表し、R2は水素原子、炭化水素基、
アルコキシ基、ハロゲン化炭化水素基又はハロゲン原子
を示す。また、Xはシクロペンタジエンないしその誘導
体とノルボルナジエンないしその誘導体との付加反応物
の水素添加物の殘基、又はジシクロペンタジエンないし
その誘導体とエチレンとの付加反応物の殘基を表す。)
ルボルナジエンないしその誘導体との付加反応物の水素
添加物、又はジシクロペンタジエンないしその誘導体と
エチレンとの付加反応物の一般式は下記に示すものであ
る。
12はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、及び炭
化水素基より選ばれる原子もしくは基を示し、R9 〜R
12は、互いに結合して単環又は多環を形成していてもよ
い。)
体とノルボルナジエンないしその誘導体との付加反応物
の水素添加物、又はジシクロペンタジエンないしその誘
導体とエチレンとの付加反応物としては、例えば、テト
ラシクロ−3−ドデセン、8−メチルテトラシクロ−3
−ドデセン、8−エチルテトラシクロ−3−ドデセン、
8−プロピルテトラシクロ−3−ドデセン、8−ブチル
テトラシクロ−3−ドデセン、8−イソブチルテトラシ
クロ−3−ドデセン、8−ヘキシルテトラシクロ−3−
ドデセン、8−ステアリルテトラシクロ−3−ドデセ
ン、5,10−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、
2,10−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、8,
9−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−エチル
−9−メチルテトラシクロ−3−ドデセン、11,12
−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、2,7,9−
トリメチルテトラシクロ−3−ドデセン、9−エチル−
2,7−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、9−イ
ソブチル−2,7−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセ
ン、9,11,12−トリメチルテトラシクロ−3−ド
デセン、9−エチル−11,12−ジメチルテトラシク
ロ−3−ドデセン、9−イソブチル−11,12−ジメ
チルテトラシクロ−3−ドデセン、5,8,9,10−
テトラメチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−エチリ
デンテトラシクロ−3−ドデセン、8−エチリデン−9
−メチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−エチリデン
−9−エチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−エチリ
デン−9−イソプロピルテトラシクロ−3−ドデセン、
8−エチリデン−9−ブチルテトラシクロ−3−ドデセ
ン、8−n−プロピリデンテトラシクロ−3−ドデセ
ン、8−n−プロピリデン−9−メチルテトラシクロ−
3−ドデセン、8−n−プロピリデン−9−エチルテト
ラシクロ−3−ドデセン、8−n−プロピリデン−9−
イソプロピルテトラシクロ−3−ドデセン、8−n−プ
ロピリデン−9−ブチルテトラシクロ−3−ドデセン、
8−イソプロピリデンテトラシクロ−3−ドデセン、8
−イソプロピリデン−9−メチルテトラシクロ−3−ド
デセン、8−イソプロピリデン−9−エチルテトラシク
ロ−3−ドデセン、8−イソプロピリデン−9−イソプ
ロピルテトラシクロ−3−ドデセン、8−イソプロピリ
デン−9−ブチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−ク
ロロテトラシクロ−3−ドデセン、8−ブロモテトラシ
クロ−3−ドデセン、8−フルオロテトラシクロ−3−
ドデセン、8,9−ジクロロテトラシクロ−3−ドデセ
ン、ヘキサシクロ−4−ヘプタデセン、12−メチルヘ
キサシクロ−4−ヘプタデセン、12−エチルヘキサシ
クロ−4−ヘプタデセン、12−イソブチルヘキサシク
ロ−4−ヘプタデセン、1,6,10−トリメチル−1
2−イソブチルヘキサシクロ−4−ヘプタデセン、オク
タシクロ−5−ドコセン、15−メチルオクタシクロ−
5−ドコセン、15−エチルオクタシクロ−5−ドコセ
ン、ペンタシクロ−4−ヘキサデセン、1,3−ジメチ
ルペンタシクロ−4−ヘキサデセン、1,6−ジメチル
ペンタシクロ−4−ヘキサデセン、15,16−ジメチ
ルペンタシクロ−4−ヘキサデセン、ヘプタシクロ−5
−エイコセン、ヘプタシクロ−5−ヘンエイコセン、ペ
ンタシクロ−4−ペンタデセン、1,3−ジメチルペン
タシクロ−4−ペンタデセン、1,6−ジメチルペンタ
シクロ−4−ペンタデセン、14,15−ジメチルペン
タシクロ−4−ペンタデセン、ペンタシクロ−4,10
−ペンタデカジエン等が挙げられる。
チレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、α−メチルスチレン、o−クロルス
チレン、m−クロルスチレン、p−クロルスチレン、o
−エチルスチレン、m−エチルスチレン、p−エチルス
チレン、p−メトキシスチレン、p−クロロエチルスチ
レン、p−メチル−α−メチルスチレンなどが用いられ
る。なお、これらは2種類以上の混合物としても使用で
きる。
ては、下記の一般式の様なものも挙げられる。
上の正の整数であり、R1 〜R4 は、水素原子、又は炭
化水素基である。)
その誘導体の例としては、テトラシクロ−3−ドデセ
ン、5,10−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、
2,10−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、1
1,12−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、2,
7,9−トリメチルテトラシクロ−3−ドデセン、9−
エチル−2,7−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセ
ン、9−イソブチル−2,7−ジメチルテトラシクロ−
3−ドデセン、9,11,12−トリメチルテトラシク
ロ−3−ドデセン、9−エチル−11,12−ジメチル
テトラシクロ−3−ドデセン、9−イソブチル−11,
12−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、5,8,
9,10−テトラメチルテトラシクロ−3−ドデセン、
8−メチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−エチルテ
トラシクロ−3−ドデセン、8−プロピルテトラシクロ
−3−ドデセン、8−ヘキシルテトラシクロ−3−ドデ
セン、8−ステアリルテトラシクロ−3−ドデセン、
8,9−ジメチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−メ
チル−9−エチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−シ
クロヘキシルテトラシクロ−3−ドデセン、8−イソブ
チルテトラシクロ−3−ドデセン、8−ブチルテトラシ
クロ−3−ドデセン、8−エチリデンテトラシクロ−3
−ドデセン、8−エチリデン−9−メチルテトラシクロ
−3−ドデセン、8−エチリデン−9−エチルテトラシ
クロ−3−ドデセン、8−エチリデン−9−イソプロピ
ルテトラシクロ−3−ドデセン、8−エチリデン−9−
ブチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−n−プロピリ
デンテトラシクロ−3−ドデセン、8−n−プロピリデ
ン−9−メチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−n−
プロピリデン−9−エチルテトラシクロ−3−ドデセ
ン、8−n−プロピリデン−9−イソプロピルテトラシ
クロ−3−ドデセン、8−n−プロピリデン−9−ブチ
ルテトラシクロ−3−ドデセン、8−イソプロピリデン
テトラシクロ−3−ドデセン、8−イソプロピリデン−
9−メチルテトラシクロ−3−ドデセン、8−イソプロ
ピリデン−9−エチルテトラシクロ−3−ドデセン、8
−イソプロピリデン−9−イソプロピルテトラシクロ−
3−ドデセン、8−イソプロピリデン−9−ブチルテト
ラシクロ−3−ドデセン等が挙げられる。
の誘導体の例としては、ビシクロヘプト−2−エン、6
−メチルビシクロヘプト−2−エン、5,6−ジメチル
ビシクロヘプト−2−エン、1−メチルビシクロヘプト
−2−エン、6−エチルビシクロヘプト−2−エン、6
−n−ブチルビシクロヘプト−2−エン、6−イソブチ
ルビシクロヘプト−2−エン、7−メチルビシクロヘプ
ト−2−エン等が挙げられる。なおこれらは2種類以上
の混合物としても使用できる。
(E)は、密度が0.94〜0.98(g/ml)のものであり、その
中でも0.96〜0.98(g/ml)のものが好ましく用いられる。
また、透湿度は1.0(g/m2・24hr/0.1mm)以下のものであ
り、低いものが好ましく用いられる。また、屈折率につ
いては組み合わせる非晶性ポリオレフィンの応じて近い
ものが好ましく使用される。本発明の相溶化剤の原料と
して用いられる変性結晶性ポリオレフィン(A)は、不
飽和カルボン酸又はその誘導体を、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂にグラフト共重合
する方法あるいはオレフィンモノマーと共重合すること
により得られる。本発明に用いられる不飽和カルボン酸
又はその誘導体としては、例えば、アクリル酸、メタア
クリル酸、マレイン酸、フマール酸等の不飽和ジカルボ
ン酸及びそれらの酸ハライド、アミド、イミド、酸無水
物、エステル等の誘導体が挙げられ、これらの中でもマ
レイン酸、ナジック酸又はこれらの酸無水物が好適に用
いられる。変性結晶性ポリオレフィン(A)のベース樹
脂に不飽和カルボン酸又はその誘導体をグラフト共重合
させる方法としては、公知の種々の方法を用いることが
出来、例えば、変性結晶性ポリオレフィン(A)のベー
ス樹脂に不飽和カルボン酸又はその誘導体及び有機ペル
オキシド、有機ペルエステル、アゾ化合物等の重合開始
剤を添加し、溶融混練し共重合させる方法あるいは溶媒
に溶解させ、加熱反応により共重合させる方法等が挙げ
られる。
酸無水物基を含有する水添ブロック共重合体(B)は特
に限定するものでなく市販されているものであり、無水
マレイン酸変性スチレン−エチレン・ブチレン−スチレ
ンブロック共重合体、無水マレイン酸変性スチレン−エ
チレン・プロピレン−スチレンブロック共重合体等が挙
げられる。本発明の酸無水物変性ブロック共重合体
(B)は、水添前のブロック共重合体に、不飽和二重結
合を有する酸無水物を付加反応させることにより得られ
る。本発明の相溶化剤の原料として用いられる分子内に
エポキシ基を含有する変性非晶性ポリオレフィン(C)
は、ベースとなる前記の非晶性ポリオレフィン樹脂に不
飽和二重結合基を有するエポキシ化合物をグラフト共重
合することにより得られる。本発明に用いられる不飽和
二重結合基を有する化合物としては、例えば、グリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタアクリレート、アリル
グリシジルエーテル等が好適に用いられる。変性非晶性
ポリオレフィン(C)のベース樹脂に不飽和二重結合基
を有するエポキシ化合物をグラフト共重合させる方法と
しては、公知の種々の方法を用いることが出来、例え
ば、変性非晶性ポリオレフィン(C)のベース樹脂にグ
リシジルメタアクリレート及び有機ペルオキシド、有機
ペルエステル、アゾ化合物等の重合開始剤を添加し、溶
融混練し共重合させる方法あるいは溶媒に溶解させ、加
熱反応により共重合させる方法等が挙げられる。本発明
の相溶化剤は、分子内にカルボン酸無水物基及び/又は
カルボン酸基を有する変性結晶性ポリオレフィン(A)
または酸無水物基を含有する特定の水添ブロック共重合
体(B)90重量%〜10重量%とエポキシ基を含有す
る変性非晶性ポリオレフィン(C)10〜90重量%か
らなる組成物を加圧ニーダーあるいはバンバリーミキサ
ーにて200〜250℃で5〜30分溶融反応させるこ
とにより得られる。溶融混練の際、顕著なトルクの上昇
が認められることから、カルボン酸基及び又は酸無水物
基を含有する変性結晶性ポリオレフィン(A)又は酸無
水物基を含有する特定の水添ブロック共重合体(B)と
エポキシ変性非晶性ポリオレフィン(C)との間に何ら
かの反応が生じているものと考えられる。本発明の相溶
化剤においてカルボン酸及び又は酸無水物変性結晶性ポ
リオレフィン(A)または酸無水物基を含有する特定の
水添ブロック共重合体(B)とエポキシ変性非晶性ポリ
オレフィン(C)とは、90:10〜10:90重量
%、好ましくは70:30〜30:70重量%、更に好
ましくは60:40〜40:60重量%の範囲で配合さ
れる。カルボン酸及び又は酸無水物変性結晶性ポリオレ
フィン(A)、酸無水物基を含有する特定の水添ブロッ
ク共重合体(B)またはエポキシ変性非晶性ポリオレフ
ィン(C)の配合比率が10重量%を下回ると相溶性の
改善効果が低下する。
ロイシートにおいて、熱変形温度が100℃以下の非晶
性ポリオレフィン(D)80〜45重量%好ましくは6
5〜45重量%、高密度ポリエチレン(E)20〜55
重量%好ましくは35〜55重量%の範囲で配合しなけ
ればならない。(D)成分の含量が45重量%より少な
い場合は、成形加工性、防湿性、剛性が十分でなく、8
0重量%より多い場合は、耐衝撃性において好ましい性
質が得られない。又65重量%より多い場合は、耐油
性、耐薬品性が低下する傾向にある。又、本発明の相溶
化剤は、非晶性ポリオレフィン(D)と高密度ポリエチ
レン(E)との混合物100重量部に対し0.1〜10
重量部の範囲で配合されなければならない。相溶化剤の
配合量が0.1重量部を下回ると、相溶性の改善効果が
不十分となり、又10重量部を上回ると、相溶性が良く
なりすぎ特性が低下する。このように非晶性ポリオレフ
ィン(D)と高密度ポリエチレン(E)との混合物10
0重量部に対し本発明の相溶化剤を0.1〜10重量部
の範囲で配合し、更に溶融混練することにより、両ポリ
マーの相溶性が向上し、界面での接着性、機械特性、透
明性などが著しく向上したが、この理由は、本発明の相
溶化剤が、同一分子内に両ポリマーの成分を有している
為、これが界面活性剤的な働きをすることにより、界面
での密着性良好なミクロ相分離構造をとることが可能に
なったためと考えられる。更に、必要に応じて基本的性
質を損なわない範囲で相溶化剤、添加剤、例えば染顔
料、安定剤、可塑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、滑剤、充填剤及び柔軟性を付与するエラストマ
ー等も添加することもできる。本発明による高防湿薬品
包装用ポリマーアロイシートは、通常の熱可塑性樹脂シ
ートに用いられている加工方法、例えば押出成形等によ
り、容易にフィルム、シート等に加工される。
れは単なる例示であり、本発明はこれに限定されるもの
ではない。 〈参考例〉本実施例で使用する相溶化剤を以下の例に従
って合成した。 〈相溶化剤(イ)の合成〉非晶性ポリオレフィン樹脂ア
ペルAPL6011[三井石油化学工業(株)製]100
重量部に対しグリシジルメタアクリレート10重量部、
ジクミルペルオキシド(以下DCPと略す)1重量部を
ヘンシェルミキサーで十分混合した後、二軸混練機にて
約270℃で溶融混練しグラフト反応させ変性非晶性ポ
リオレフィンを得た。この樹脂のグリシジルメタアクリ
レートグラフト量を調べたところ1.8%のグリシジル
メタアクリレートグラフトがグラフトされている(エポ
キシg当量:約0.13mmol/g)ことが分かっ
た。このエポキシ変性非晶性ポリオレフィン100重量
部にエチレン・エチルアクリレート・無水マレイン酸三
元共重合体ボンダインR HX8020[住友化学工業
(株)製]42重量部を加え、ヘンシェルミキサーで十分
混合した後、加圧ニーダーーにて約270℃で20分間
溶融混練し、ロールでシート化した後室温まで冷却し、
シートペレタイザーでペレット化して本発明の相溶化剤
(イ)を得た。相溶化剤(イ)の赤外吸収スペクトルを
調べた結果、原料に含まれる酸無水物基、エポキシ基の
特性吸収が消失しており、酸無水物基とエポキシ基との
間に反応が生じたものと考えられる。
フィン樹脂アペルAPL6509[三井石油化学工業
(株)製]100重量部に対しグリシジルメタアクリレー
ト8重量部、DCP1重量部をヘンシェルミキサーで十
分混合した後、二軸混練機にて約240℃で溶融混練し
グラフト反応させエポキシ変性非晶性ポリオレフィンを
得た。この樹脂のエポキシグラフト量を調べたところ
1.2%のがグリシジルメタアクリレートがグラフトさ
れている(エポキシg当量:約0.09mmol/g)
ことが分かった。このエポキシ変性非晶性ポリオレフィ
ン100重量部に無水マレイン酸変性スチレン−エチレ
ン・ブチレン−スチレンブロック共重合体タフテックR
M−1913[旭化成(株)製]60重量部を加え、ヘ
ンシェルミキサーで十分混合した後、加圧ニーダーにて
約240℃で15分間溶融混練し、ロールでシート化し
た後、室温まで冷却し、シートペレタイザーでペレット
化して本発明の相溶化剤(ロ)を得た。相溶化剤(ロ)
の赤外吸収スペクトルを調べた結果、原料に含まれる酸
無水物基、エポキシ基の特性吸収が消失しており、酸無
水物基とエポキシ基との間に反応が生じたものと考えら
れる。
のT−ダイシートを使用し、光線透過率、及びHAZE
はASTM−D1003により、防湿度はJIS−Z0
208に基づいて条件A、即ち温度25℃、相対湿度9
0%での測定値であり、外観は目視により判定した。耐
油性については、5mm角で厚さ約250μのシートを
n−ヘプタン中に浸漬し、23℃で3日間放置後の外観
変化(膨潤等)、軟化の程度、透明性の変化等を評価
し、変化のない物を○、やや変化した物を△、変化した
物を×とした。また引張試験はASTM−D638、曲
げ試験はASTM−D790、アイゾット衝撃試験はA
STM−D256によって測定した結果である。配合組
成及び各特性値の結果は、表1,2に示した。 (実施例1〜2) (D)成分としては、アペルAPL6509[APO
;熱変形温度72℃(ASTM D648 18.6
Kg/cm2)三井石油化学工業(株)製]を使用し、
(E)成分としては、エースポリエチHD F6080
V[HDPE;密度0.961g/cm3(JIS K
6760)昭和電工(株)製]、又相溶化剤として相溶化
剤(イ)又は(ロ)を使用した。 (実施例3〜4) (D)成分としては、アペルAPL6011[APO
;熱変形温度95℃(ASTM D648 18.6
Kg/cm2)三井石油化学工業(株)製]を使用し、
(E)成分としては、エースポリエチHD S6002
[HDPE;密度0.954g/cm3(JIS K6
760)昭和電工(株)製]を、又相溶化剤として相溶化
剤(イ)又は(ロ)を使用した。
三井石油化学工業(株)製]を使用した。 (比較例2) (D)成分としては、アペルAPL6509[APO
;熱変形温度72℃(ASTM D648 18.6
Kg/cm2)三井石油化学工業(株)製]を使用し、
(E)成分としては、エースポリエチHD F6080
V[HDPE;密度0.961g/cm3(JIS K
6760)昭和電工(株)製]を使用した。 (比較例3) (D)成分としては、アペルAPL6011[APO
;熱変形温度95℃(ASTM D648 18.6
Kg/cm2)三井石油化学工業(株)製]を使用し、
(E)成分としては、エースポリエチHD S6002
[HDPE;密度0.954g/cm3(JIS K6
760)昭和電工(株)製]を使用した。 (比較例4) (D)成分としては、アペルAPL6011[APO
;熱変形温度95℃(ASTM D648 18.6
Kg/cm2)三井石油化学工業(株)製]を使用し、
(E)成分としては、エースポリエチHD S6002
[HDPE;密度0.954g/cm3(JIS K6
760)昭和電工(株)製]を、又相溶化剤として相溶化
剤(イ)を使用した。 (比較例5) (D)成分としては、アペルAPL6509[APO
;熱変形温度72℃(ASTM D648 18.6
Kg/cm2)三井石油化学工業(株)製]を使用し、
(E)成分としては、エースポリエチHD F6080
V[HDPE;密度0.961g/cm3(JIS K
6760)昭和電工(株)製]、又相溶化剤として相溶化
剤(ロ)を使用した。
アロイシートは、通常の熱可塑性樹脂に用いられている
加工方法、例えば射出成形、押出成形等により、容易に
得られると共にPTP用シートとしても従来の成形方法
で、錠剤の形状に合わせて容易に成形可能であり、物性
バランス、外観、成形性、防湿性、透明性、耐衝撃性、
耐油性に優れている。
Claims (8)
- 【請求項1】 分子内にカルボン酸無水物基及び/又は
カルボン酸基を有する変性結晶性ポリオレフィン(A)
又は少なくとも1個のビニル芳香族化合物を主体とする
重合体ブロックと、少なくとも1個の共役ジエン化合物
を主体とする重合体ブロックよりなるブロック共重合体
を水素添加して得られる水添ブロック共重合体のカルボ
ン酸無水物変性物(B)90重量%〜10重量%と分子
内にエポキシ基を有する変性非晶性ポリオレフィン
(C)10重量%〜90重量%からなる混合物を溶融反
応させてなることを特徴とする相溶化剤。 - 【請求項2】 熱変形温度が100℃以下の非晶性ポリ
オレフィン(D)と高密度ポリエチレン(E)の混合物
100重量部に対し、請求項1記載の相溶化剤を0.1
〜10重量部配合してなることを特徴とする高防湿薬品
包装用ポリマーアロイシート。 - 【請求項3】 非晶性ポリオレフィン(D)と高密度ポ
リエチレン(E)の配合比率が80重量%:20重量%
〜45重量%:55重量%であることを特徴とする請求
項2記載の高防湿薬品包装用ポリマーアロイシート。 - 【請求項4】 非晶性ポリオレフィン(D)と高密度ポ
リエチレン(E)の配合比率が65重量%:35重量%
〜45重量%:55重量%であることを特徴とする耐油
性良好な請求項2記載の高防湿薬品包装用ポリマーアロ
イシート。 - 【請求項5】 高密度ポリエチレン(E)の密度が0.
960以上であることを特徴とする請求項2、3又は4
記載の高防湿薬品包装用ポリマーアロイシート。 - 【請求項6】 非晶性ポリオレフィン(D)が、シクロ
ペンタジエンないしその誘導体とノルボルナジエンない
しその誘導体との付加反応物と、エチレン、ブタジエン
もしくはスチレン誘導体から選ばれた1種以上の不飽和
単量体との共重合体又はその水素添加物である請求項
2、3、4又は5記載の高防湿薬品包装用ポリマーアロ
イシート。 - 【請求項7】 非晶性ポリオレフィン(D)が、ジシク
ロペンタジエンないしその誘導体とエチレンとの付加反
応物と、エチレン、ブタジエンもしくはスチレン誘導体
から選ばれた1種以上の不飽和単量体との共重合体請求
項2、3、4又は5記載の高防湿薬品包装用ポリマーア
ロイシート。 - 【請求項8】 非晶性ポリオレフィン(D)が、テトラ
シクロ−3−ドデセンないしその誘導体とビシクロヘプ
ト−2−エンないしその誘導体からなる開環重合体の水
素添加物である請求項2、3、4又は5記載の高防湿薬
品包装用ポリマーアロイシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6108197A JPH0797452A (ja) | 1993-05-27 | 1994-05-23 | 相溶化剤及び高防湿薬品包装用ポリマーアロイシート |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-125682 | 1993-05-27 | ||
JP12568293 | 1993-05-27 | ||
JP6108197A JPH0797452A (ja) | 1993-05-27 | 1994-05-23 | 相溶化剤及び高防湿薬品包装用ポリマーアロイシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0797452A true JPH0797452A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=26448143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6108197A Pending JPH0797452A (ja) | 1993-05-27 | 1994-05-23 | 相溶化剤及び高防湿薬品包装用ポリマーアロイシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0797452A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6495629B2 (en) | 2000-03-31 | 2002-12-17 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Modified polyolefin resin composition and uses thereof |
EP1288259A4 (en) * | 2000-05-12 | 2003-07-02 | Daicel Chem | COMPOSITION BASED ON NON-CRYSTALLINE CYCLIC POLYOLEFIN AND COPOLYMER BLOCK OF EPOXIDE DIENE AND SHEET THUS OBTAINED |
JP5272728B2 (ja) * | 2006-08-23 | 2013-08-28 | Jsr株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた成形品 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP6108197A patent/JPH0797452A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6495629B2 (en) | 2000-03-31 | 2002-12-17 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Modified polyolefin resin composition and uses thereof |
EP1288259A4 (en) * | 2000-05-12 | 2003-07-02 | Daicel Chem | COMPOSITION BASED ON NON-CRYSTALLINE CYCLIC POLYOLEFIN AND COPOLYMER BLOCK OF EPOXIDE DIENE AND SHEET THUS OBTAINED |
JP5272728B2 (ja) * | 2006-08-23 | 2013-08-28 | Jsr株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた成形品 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5032459A (en) | Modified polyolefin resin | |
JPH0258543A (ja) | 耐衝撃性ポリアミド樹脂組成物の製造法 | |
JP3377851B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPS5966448A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH0797452A (ja) | 相溶化剤及び高防湿薬品包装用ポリマーアロイシート | |
JPH07216149A (ja) | 新規相溶化剤及び熱可塑性樹脂組成物 | |
JP3598428B2 (ja) | 樹脂組成物およびその成形物 | |
JPH0711003A (ja) | 相溶化剤及びポリオレフィン系ポリマーアロイ | |
JPH07258504A (ja) | 透明高防湿薬品包装用ポリマーアロイシート | |
JP3514392B2 (ja) | 新規相溶化剤及び熱可塑性樹脂組成物 | |
JP3379810B2 (ja) | ポリオレフィン系ポリマーアロイ | |
JP2010111831A (ja) | ポリプロピレン系樹脂用改質剤及びポリプロピレン系樹脂組成物 | |
JP3523353B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP3358334B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH03252436A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH07330964A (ja) | 透明ポリマーアロイ | |
JP3476159B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP3354283B2 (ja) | 高防湿ポリマーアロイ | |
JPH06316656A (ja) | 高防湿薬品包装用ポリマーアロイシート | |
JPH03252437A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH08199012A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP3646581B2 (ja) | オレフィン系樹脂組成物及びこれを含有する熱可塑性樹脂組成物 | |
JPS62280227A (ja) | 成形物品の製造方法 | |
JPH03203945A (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JPH08113676A (ja) | 高防湿ポリマーアロイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060815 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061013 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20061121 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |