JPH079407A - ほぞ取機などの切削装置 - Google Patents

ほぞ取機などの切削装置

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JPH079407A
JPH079407A JP18007793A JP18007793A JPH079407A JP H079407 A JPH079407 A JP H079407A JP 18007793 A JP18007793 A JP 18007793A JP 18007793 A JP18007793 A JP 18007793A JP H079407 A JPH079407 A JP H079407A
Authority
JP
Japan
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rising
cover body
processing
falling
drive motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP18007793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tanaka
武 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinx Ltd
Original Assignee
Shinx Ltd
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Publication date
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Publication of JPH079407A publication Critical patent/JPH079407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工材の上面位置を正確に検出し、この検出
位置を基準として高精度のほぞ加工を行うこと。 【構成】 駆動モータM1によって昇降移動する昇降ベ
ース4に加工カッターSを備えた主軸ヘッド9を設け
る。上記昇降ベース4に昇降ガイド21を設け、この昇
降ガイド21にカバー体22を係合する。カバー体22
の後側部に設けた水平支軸24によって、前向きの昇降
部材25を回動自在に支持し、この昇降部材25の当接
部25aをカバー体22の下端より突出して配置する。
昇降部材25のスイッチ作動片27に対応してリミット
スイッチLSを配設し、その検出信号を基点として駆動
モータM1のプログラム運転を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ほぞ取機などの切削
装置に関し、特に加工材の上面位置を正確に検出して、
ここを基準として高精度のほぞ加工を行う技術に係るも
のである。 【0002】 【従来の技術】在来の軸組建築工法では、周知のように
木材接合部に種々の継手及び仕口加工を行う必要があ
る。この作業は、熟練技能者の不足と共に次第に機械化
されてきているが、近年では、特に多種類のほぞ加工を
適確に管理することができ、迅速かつ正確な作業を行う
ことができるという優位性から、コンピュータ制御の加
工機械が普及してきている。 【0003】コンピュータ制御で種々のほぞ加工を行う
技術は、本発明者の先の提案に係る特開平1−2570
02号の明細書などに記載されるように既に公知であ
る。この種の加工機械では、加工カッターの動きそのも
のは、所定のプログラムに従って行われるので高精度で
ある。しかし、適切なほぞ加工を行うには、運転プログ
ラムの基点を正確に設定する必要がある。 【0004】ここにおいて従来の発明は、加工カッター
と、この加工カッターを囲うカバー体の配設関係に着目
してなされたもので、両者の相対的な動きにより加工材
の上面位置を検出し、そこを基点としてプログラムを実
行したものである。そして、加工材の大きさにより高さ
位置がまちまちであっても、常に上面を基準としたほぞ
加工ができるようにしたものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】図9に示すように、カ
バー体Mは、内部に加工カッターPの移動空間を確保し
ており、大きな形状を有し、前方へ張り出して構成され
る。従って、かなり大きな重量のものが片持ち状に配設
されることになり、前端部に垂れ下がりmを生ずる。こ
の垂れ下がりmによる歪み量を見込んだ機械の組み付
け、或は設計を行うことは勿論可能であるが、長期の使
用においては、機械的なストレス、摩耗などによって歪
み量が変化する。このため、カバー体MとカッターPと
の配設関係にくるいが出て、ほぞの加工精度が低下する
という問題を引き起こす。 【0006】本発明は、上記した従来技術の問題点に着
目してなされたものであり、専用の検出体を備えること
によって、カバー体の歪みに影響されず、常に高精度の
ほぞ加工ができるほぞ取機などの切削装置を提供しよう
とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る切削装置は次のように構成したもの
である。すなわち、その要旨とするところは、当接部を
上記カバー体の下方に突出した昇降部材を設けて、この
昇降部材をカバー体の後側部に設けた昇降支持手段によ
って動作自在に支持すると共に、上記昇降部材の動作を
検出する検出手段を設け、この検出手段の検出信号によ
って上記駆動モータの回転制御を行うようにしたことに
ある。 【0008】 【作用】駆動モータによって主軸ヘッドを下降方向に動
作すると、カバー体が上記と同じだけ下降動作する。ま
た、カバー体の下方に当接部を突出したまま昇降部材も
下降する。引き続いて、主軸ヘッドを下降すると、当接
部が加工材の上面に当接する。この当接動作によって、
検出手段が検出信号を出力する。 【0009】よって、この検出信号を基点として駆動モ
ータを回転制御することにより、加工材の上面を基準と
した正確なほぞ加工を行うことができる。上記の検出信
号が出力されるとき、加工カッターが所定の切込み位
置、例えば加工材の上面位置に到達していれば、信号に
よって直ちに制御運転、例えばプログラム運転に移行し
て、切削加工を開始する。 【0010】また、検出信号が出力されたとき、加工カ
ッターが所定の切込み位置に到達していないときは、そ
の分だけ加工カッターを下降動作し、加工材の上面位置
に対する整合性をとってから、所定のプログラム運転に
移行する。なお、上記のカッターの下降動作量は、これ
を予め運転プログラム内に取り込んでおくこともでき
る。 【0011】上記の昇降部材は、前端部に比較して垂れ
下がり量の小さい、カバー体の後側部に支持されてい
る。従って、歪みなどに支配されることなく、常に高精
度で安定した加工材の上面の検出動作を行うことができ
る。一方カバー体は、上記の検出動作が終了した後に加
工材の上面に当接し、その位置に停止して切削部の周囲
をカバーする。 【0012】 【実施例】以下、この発明に係る切削装置を一実施例に
ついて具体的に説明する。図1及び図2において、1は
ベース 2はベース1の後側に樹立したコラム 3はコ
ラム2に設けた縦ガイドレール 4は縦ガイドレール3
に昇降自在に配設した昇降ベース M1はコラム2の上
端部に下向きに取りつけたサーボモータなどの第1の駆
動モータ 5は駆動モータM1の出力軸に取りつけた送
りねじ軸 6は送りねじ軸5に螺合した昇降ベース4の
受動ナットである。 【0013】7は昇降ベース4の前面部に設けた左右方
向の横ガイドレール 8は横ガイドレール7に移動自在
に配設した取付ベース 9は取付ベース8に設けた電動
モータからなる主軸ヘッド 10は主軸ヘッド9から前
方へ向けて設けたスピンドルSはチャックを介してスピ
ンドル10に取りつけた加工カッターである。この加工
カッターSは、切削加工するほぞの形状に合ったものを
種々用意し、交換して使用する。 【0014】M2は昇降ベース4の側端部に横向きに取
りつけたサーボモータなどの第2の駆動モータ 12は
駆動モータM2の出力軸に取りつけた送りねじ軸 13
は送りねじ軸12に螺合した取付ベース8側の受動ナッ
トである。なお、14は取付ベース8の前面下部に前向
きに設けた位置決め用ストッパーで、供給される加工材
Wの先端位置を設定する。 【0015】15はベース1の前側に設けた取付フレー
ム 16は取付フレーム15の上部に設けた前後方向の
ローラテーブル 17はローラテーブル16の両側に配
設した一対のクランプ片18、18からなる求心バイス
手段 19は求心バイス手段17の操作ハンドルであ
る。上記のバイス手段17は、前後方向に供給される加
工材Wをクランプ固定するものである。 【0016】20は前記昇降ベース4の上部に設けた取
付ステイ 21は取付ステイ20に樹立して設けた昇降
ガイド 22はスライド軸受23を介して昇降ガイド2
1に配設したカバー体 このカバー体22は、加工カッ
ターSの側方及び上方を囲うように形成するもので、下
端部を加工材Wの先端上面部に対応する。また、このカ
バー体22は、その自重によって下降傾向にあり、常時
は昇降ガイド21の下端位置に垂下している。 【0017】次に、24はカバー体22の後側部に横向
きに設けた水平支軸 25は水平支軸24によって昇降
方向に回動するアーム状の昇降部材 25aは昇降部材
25の下端に設けた当接部 この当接部25aは、カバ
ー体25の下端より下方に突出して配置する。26は昇
降部材25の下降限を規制するストッパー片で、当接部
25aを水平状態に保持して配置する。 【0018】27は昇降部材25から突出して設けたス
イッチ作動片 LSはスイッチ作動片27に対応してカ
バー体22側に取りつけたリミットスイッチで、両者に
よって検出手段を構成する。この検出手段は、当接部2
5aが加工材Wの上面に当接し、昇降部材25が上向き
に回動するとき、検出信号を出力する。この検出信号に
よって、駆動モータM1は早送りから切削送りに速度変
更する。 【0019】また、上記の検出信号は、制御盤のセレク
トスイッチ(図示省略)によって選択されたほぞ加工プ
ログラムを呼び出して実行するもので、これによって加
工材Wは、その上面を基準として所定のほぞ加工を施さ
れる。なお、図3のように検出信号が出力された時点
で、加工カッターSの中心位置は、加工材Wの上面に到
達していない。この差寸法は、機械的に現すことができ
る量であり、補正値として扱われて上記のほぞ加工プロ
グラムに算入される。 【0020】一実施例に係るほぞ取機によって、図6の
雌ほぞ加工を行うには次のようにする。なお、主軸ヘッ
ド9の加工カッターSは、待機状態にあって、図1の機
械原点に位置している。この原点位置は、前記した求心
バイス手段17によってクランプされた加工材Wの中心
に一致する。 【0021】まず、加工材Wをローラテーブル16上に
供給し、位置決め用ストッパー14に当接するか、又は
加工材Wに付した返り墨を利用するかして先端位置を設
定する。そして、クランプ片18、18によって求心的
にクランプ固定する。このようにして加工材Wのセット
が終了したならば、図示省略のセレクトスイッチにより
加工対象に適合する運転プログラムを選択した後、駆動
モータM1、M2を操作駆動する。 【0022】この雌ほぞ加工においては、図4のような
送り制御が行われる。すなわち、最初に原点aから下向
きに早送りを与えると、加工カッターSと共にカバー体
22が下降する。また、カバー体22の下方に当接部2
5aを突出した昇降部材25も同じく下降する。移動に
伴って、まず当接部25aが加工材Wの上面に当接し、
昇降部材25を上向きに回動する。この昇降部材25の
動きによって検出信号が出力される。 【0023】検出信号が出力されると、駆動モータM1
が操作され、早送りが切削送りに切り換わる。また、こ
の検出信号を基点として所定のほぞ加工プログラム運転
が開始される。雌ほぞ加工の場合は、b点からc点に至
るまで直線的な指令が与えられるもので、この過程にお
いて、加工材Wには所要の切削加工が施される。そし
て、この後は、c点から原点aに向けて加工カッターS
が早戻し制御され、加工が終了する。 【0024】次に、上記雌ほぞに対応する図7の雄ほぞ
加工を行う場合について説明する。この場合において、
加工材Wは前記雌ほぞと同じ寸法のものを使用し、位置
セッティングは前記と同じ要領で行う。なお加工カッタ
ーSは、雄ほぞ加工用のものに交換する。この雄ほぞ加
工においては、図5のようなパターン動作に沿ってプロ
グラム運転を行う。 【0025】すなわち、原点aからb点を経由し、さら
に、c点の当接部25aが加工材Wに当接するまでは早
送りが行われる。c点に至ると、検出手段から検出信号
が出力され、この信号によって早送りが第1の切削送り
に切り換わる。そして、c点以降は所定のプログラム運
転が行われる。 【0026】このプログラム運転は、直線c−d、円弧
d−e、直線e−fで与えられるもので、この過程にお
いて、加工材Wには所要の切削加工が施される。そし
て、f点からg点を経由して原点aまではカッターSが
早戻しされ、加工が終了する。加工終了後において、作
業者はクランプ手段を開放し、ローラテーブル16の後
方へ製品を取り出すようにする。 【0027】上記の加工中において、カバー体22に対
する主軸ヘッド9の昇降運動は、昇降ガイド21により
なされ、また左右運動は横ガイドレール7によりなされ
るので、カバー体22を加工材Wの上面に当接したまま
停止しておくことができる。よって、確実なカバー作用
が期待できる。 【0028】また一実施例では、昇降ベースに昇降ガイ
ドを樹立し、これにカバー体のスライド軸受を係合した
ものである。しかし、図8のようにカバー体22aに昇
降ガイド21aを設け、この昇降ガイド21aに昇降ベ
ース4aのスライド軸受23aを係合しても良い。 【0029】なお、昇降部材25は、直線運動機構によ
って支持されて動作する構成であっても良い。図8にお
いて、31はカバー体22aの後側部に設けた垂直方向
のスライドベアリング 32は昇降部材25に設けた垂
直ガイドで、上記スライドベアリング31に係合する。
32は昇降部材25の下降限を規制するように設けた
ストッパー片である。 【0030】さらに検出手段を構成するリミットスイッ
チは、他の周知の検出スイッチに変更して良いことは勿
論であり、また昇降部材25における当接部25aに、
加工材Wの上面位置を検出する検出スイッチを直接的に
取りつけるようにすることも均等手段である。 【0031】また一実施例では、カバー体22は自重に
よって下降傾向が付与されており、消極的に昇降動作す
るようになっているが、例えば、空圧シリンダによって
積極的に昇降動作する構成であっても良いことは勿論で
ある。 【0032】 【発明の効果】以上のように本発明に係るほぞ取機など
の切削装置は、カバー体における特に垂れ下がりのない
部分に、別体で昇降部材を支持し、この専用の昇降部材
の動作によって加工材の上面位置を検出したものであ
る。このため、従来のように歪み量などの問題がなく、
常に正確に検出動作を行うことができるという優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明に係る切削装置を備えたほぞ取機の正
面図である。 【図2】同じく一部縦断側面図である。 【図3】検出時の作動状態を示す要部の説明図である。 【図4】プログラム運転によるパターン動作を示す説明
図である。 【図5】同じくパターン動作の説明図である。 【図6】雌ほぞ加工を施した加工材の斜視図である。 【図7】雄ほぞ加工を施した加工材の斜視図である。 【図8】要部構成の他の実施例を示す説明図である。 【図9】従来の検出手段の欠点を示す説明図である。 【符号の説明】 3 縦ガイドレール 4 昇降ベース M1 第1の駆動モータ 9 主軸ヘッド S 加工カッター 21 昇降ガイド 22 カバー体 23 スライド軸受 24 水平支軸 25 昇降部材 25a 当接部 26 ストッパー片 27 スイッチ作動片 LS リミットスイッチ W 加工材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 駆動モータによって少なくとも昇降方向へ移動制御され
    る主軸ヘッドを設けて、この主軸ヘッドに前方へ突出す
    る加工カッターを備えると共に、上記主軸ヘッドと別の
    昇降移動系によって昇降動作するカバー体を設け、上記
    加工カッターをカバー体で囲うようにして切削加工を行
    う木材加工機械において、 当接部を上記カバー体の下方に突出した昇降部材を設け
    て、この昇降部材をカバー体の後側部に設けた昇降支持
    手段によって動作自在に支持すると共に、上記昇降部材
    の動作を検出する検出手段を設け、この検出手段の検出
    信号によって上記駆動モータの回転制御を行うようにし
    たことを特徴とするほぞ取機などの切削装置。
JP18007793A 1993-06-25 1993-06-25 ほぞ取機などの切削装置 Pending JPH079407A (ja)

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