JPH0793678A - 居眠り運転検出装置 - Google Patents

居眠り運転検出装置

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JPH0793678A
JPH0793678A JP5233603A JP23360393A JPH0793678A JP H0793678 A JPH0793678 A JP H0793678A JP 5233603 A JP5233603 A JP 5233603A JP 23360393 A JP23360393 A JP 23360393A JP H0793678 A JPH0793678 A JP H0793678A
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JP
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steering
correction
predetermined
speed
detected
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Application number
JP5233603A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kaneda
雅之 金田
Junichi Kasai
純一 笠井
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 修正操舵が居眠り運転に起因しているか否か
を正しく認識して高精度に居眠り運転を検出することが
できる居眠り運転検出装置の提供。 【構成】 無操舵判定手段2が無操舵と判定した無操舵
後に修正となるパターンにおいて、操舵検出手段1によ
り検出した操舵速度に予め定められたバラツキ範囲から
外れたバラツキがあるとき、これを修正操舵判定手段3
が修正操舵と判定し、この判定がでたとき居眠り判断手
段4が居眠りと判断することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両を操作している
運転者の居眠り運転を検出する居眠り運転検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の居眠り運転検出装置として、例え
ば特開昭59−153628号公報に開示されたものが
ある。この従来の居眠り運転検出装置では、一定時間以
上にわたって無操舵状態が続いた後、少なくとも一方向
への修正操舵が行なわれ、その後一定時間以上にわたる
無操舵状態が再び続いたときは居眠り運転と判定し、警
報を出すことができるようにしている。換言すれば無操
舵後のハッとした操舵現象を捕えて運転者の居眠り運転
を検出するようにしているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
居眠り運転検出装置のように無操舵状態と、少なくとも
一方向への修正操舵が行なわれたことの情報のみで居眠
り運転を検出する場合においては、通常走行時の車線変
更などの場合も同様の操舵パターンが発生することがあ
るので、車線変更を居眠り運転であると誤検出してしま
うことも多々生じるという問題点があった。また、この
ような従来の居眠り運転検出装置の適応車種を拡大して
いく時、ステアリング・ギヤ比が大きく、その構造上、
ハンドルの遊びの大きい大型車両では、修正操舵に運転
者が意図しない動きが入ることがある。従って、このよ
うな大型車両に適用した従来の居眠り運転検出装置で
は、情報として入る操舵パターンを居眠り運転時の操舵
として捕えることができず、検出性能が著しく劣化して
しまうという問題点があった。
【0004】この発明は、上記した事情に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、修正操舵が
居眠り運転に起因しているか否かを正しく認識して高精
度に居眠り運転を検出することができる居眠り運転検出
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の第1の構成は、図1に示す如く、車両の
操舵角、操舵速度を検出する操舵検出手段1と、該操舵
検出手段1により検出した操舵角が所定時間以上にわた
って予め定められた角度範囲内である時、無操舵状態と
判定する無操舵判定手段2と、前記操舵検出手段1によ
り検出した操舵角が予め定められた角度範囲内で且つ当
該操舵検出手段1により検出した操舵速度が予め定めら
れたバラツキ範囲から外れたバラツキである時、修正操
舵と判定する修正操舵判定手段3と、前記無操舵判定手
段2が所定時間以上にわたり無操舵状態であると判定し
ている場合に、前記修正操舵判定手段3で修正操舵の判
定がなされた時、車両を操作している運転者が居眠り状
態にあると判断する居眠り判断手段4とを有することを
特徴とする。
【0006】この発明の第2の構成は、車両の操舵角、
操舵速度を検出する操舵検出手段1と、該操舵検出手段
1により検出した操舵角が所定時間以上にわたって予め
定められた角度範囲内である時、無操舵状態と判定する
無操舵判定手段2と、前記操舵検出手段1により検出し
た操舵角が予め定められた角度範囲内で且つ当該操舵検
出手段1により検出した操舵速度が予め定められたバラ
ツキ範囲から外れたバラツキである時、修正操舵と判定
する修正操舵判定手段3と、前記無操舵判定手段2が無
操舵状態と判定した時に、前記修正操舵判定手段3での
修正操舵の判定を許可する修正操舵の受付余裕時間を設
定する受付余裕時間設定手段5と、前記無操舵判定手段
2が所定時間以上にわたり無操舵状態であると判定して
いる場合に、前記受付余裕時間設定手段5により設定し
た修正操舵の受付余裕時間内に前記修正操舵手段で修正
操舵の判定がなされた時、車両を操作している運転者が
居眠り状態にあると判断する居眠り判断手段4とを有す
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明の第1の構成による居眠り運転検出装
置であれば、無操舵判定手段2が無操舵と判定した無操
舵後に操舵となるパターンにおいて、操舵検出手段1に
より検出した操舵速度に予め定められたバラツキ範囲か
ら外れたバラツキがあるときは、これを修正操舵判定手
段3が修正操舵と判定する。つまり、運転者が正常な時
は、運転者の意志によりハンドル操作がなされるため、
その操舵速度のバラツキは小さく、また運転者が居眠り
状態にある時は、ハッとして行ったハンドル操作である
ため、その操舵速度のバラツキは大きくなる傾向がみら
れる。これに対処して、修正操舵判定手段3の判定基準
を定めている。従って、居眠り判断手段4は、修正操舵
判定手段3での修正操舵の判定があった時、運転者の居
眠り状態の検出を確実に行える。
【0008】この発明の第2の構成による居眠り運転検
出装置であれば、上記した本発明の第1の構成による居
眠り運転検出装置と同様の作用で運転者の居眠り状態の
検出を行えるとともに、受付余裕時間設定手段5が設定
した修正操舵の受付余裕時間に限り、つまり無操舵判定
手段2が無操舵状態と判定した時点以降の所定時間に限
り修正操舵判定手段3が判定動作を行うので、修正操舵
判定手段3の判定精度が向上され、これにともない居眠
り判断手段4の判断がより高精度となる。
【0009】
【実施例】図3は、この発明が適用された居眠り運転検
出装置の実施例構成を示すブロック図である。
【0010】図3において、11は操舵角センサで、例
えばステアリングシャフトに固定したエンコード板を挟
むように発光素子と受光素子とを配置し、ステアリング
ホイールの操作に応じて受光素子から出力するパルス操
舵方向と操舵角と操舵速度とを検出することができる。
12は車速センサで車速に応じた周期のパルスを出力す
る。13は操舵角センサ11および車速センサ12から
の出力に基づいて後に説明するような演算処理も行なう
演算処理部、14は演算処理部13の演算処理手順を記
憶したメモリ(ROM)、15は操舵角センサ11およ
び車速センサ12からのデータおよび演算処理部13に
よるこれらのデータの演算結果を一時的に記憶するメモ
リ(RAM)、16は演算処理部13の出力により運転
者の居眠り状態を検出できる。前記演算処理部13から
の出力信号は居眠り警報を行なうランプまたはブザーな
どの警報手段に接続することで的確に警報を与えてやる
ことも可能である。
【0011】図4は、この発明の第1実施例の動作原理
を示す図である。
【0012】無操舵状態がT0秒以上継続した後に発生
する修正操舵、第一修正操舵T1と第二修正操舵T2に
ついて所定角度毎に出力されるパルスの間隔T1MAX 、
T1MIN 、T2MAX 、T2MIN によりT1MAX とT1MI
N とT1MIN 、T2MAX とT2MIN を比較することで修
正操舵速度のバラツキを判定し、無操舵+修正操舵の条
件が満たされた時に運転者は居眠り状態にあると判断す
ることで検出精度をこれまで以上に向上させることがで
きる。修正操舵受付余裕時間の設定方法については第4
図以降のフローチャートで説明する。
【0013】以下、図5〜図11のフローチャートに基
づいて、居眠り検出方法について説明する。尚、フロー
チャート中に用いられている記号は次のものを意味す
る。
【0014】TON :無操舵発生後の修正操舵の受付余
裕時間のカウンタ TOUT :連続操舵と見なさないパルス間隔 TW :操舵パルス間隔の計測カウンタ 第4図において、S401で車速が所定速度V0(例え
ば50km/h)を越えたか否かを判別し、所定速度を
越えた時は、S402に移行して無操舵の発生の有無を
検出し、所定時間以上の無操舵が検出された場合はS4
03に移る。S403では無操舵発生後の修正操舵受付
余裕時間をカウントアップするカウンタTONをクリヤ
し、その後新たにカウントアップを開始して第1修正操
舵の判定を行なうモード1、S404へ移行する。S4
05では無操舵後の第1修正操舵の発生を判定し、無操
舵の発生後、修正操舵が発生しない場合はS406へと
移行し、TONを除く各計測カウンタ(TW、パルス数、
パルス幅MAX、パルス幅MINなど)をALLクリヤ
する。その後S407では、TONによるリトライが否か
を判定し、TONによるリトライでない場合はS409に
移り、カウンタTONを再びクリヤし、再度カウントアッ
プを開始しS405に戻り第1修正操舵の発生の判定を
行なう。S409に進む場合は所定時間以上の無操舵の
発生後、まだ修正操舵が発生していない場合であるた
め、修正操舵受付余裕時間をカウントアップするカウン
タTONをクリヤする。
【0015】次にS405で第1修正操舵が出現した場
合について説明する。この場合はS410へと移行し、
その第1修正操舵の内容についての判定を行なう。S4
10では第1修正操舵の操舵パルス連続性について判断
する。S405で第1修正操舵の第1パルスの発生後、
それに続くパルスの発生の有無を判定している。S41
0で、第1パルスに続くパルスの発生が無い場合はS4
11に移り、連続操舵とみなせるかの判定値TOUT を越
えたかどうかを判断する。S411でTOUT を越えたと
判断されるまでS410に戻り、その後の連続パルスの
発生の判断を続け、連続パルスの発生が無い場合はTOU
T を越えるまで同ループの判定を続ける。S410で連
続パルスの発生が有った場合は、S501に移行する。
ここでは、第1修正操舵とは逆方向の操舵パルスの発生
の有無の判定を行ない、逆転パルスが発生しない場合は
S502に移り、第1修正操舵の連続パルス幅のMAX
値とMIN値を更新し、S503で各パルス間隔の計測
カウンタTWをクリヤし、新たにパルス間隔の計測カウ
ンタをスタートし、S410に戻り、次のパルス間隔の
判定に移る。第1修正操舵パルスが続く場合は、このル
ープを回り続けパルス幅のMAX値とMIN値を更新し
続ける。
【0016】次に第1修正操舵の連続性が途切れた場合
について説明する。この場合はS411のTOUT により
判断される。第1修正操舵のパルス間隔がTOUT を越え
た場合はS412に移行し、連続操舵が途切れるまでの
第1修正操舵の内容について判断する。ここでは第1修
正操舵のパルス数、パルス幅のMAX値、MIN値によ
り、居眠り時におこる特有の操舵であるか否かの判定を
行なう。居眠り時に発生する修正操舵は意識が低下した
時にハッとして行なう操舵であるため、車線変更等、意
識的に行なう操舵と異なり、その操舵速度のバラツキが
大きいことが特徴である。居眠り時に発生する修正操舵
の速度のバラツキは操舵パルス幅のMAX・MIN値で
判定することができ、例えば操舵パルスの幅のMIN値
の2倍以上、MAX値があるか否かで判断できる。S4
13では、S412の第1修正操舵の条件が満たされた
か否かの判断を行ない、満たされた場合はS414へ移
り、TON、TWを除き各計測カウンタをクリヤしモード
2−1へ移行する。
【0017】S413で第1修正操舵の条件が満たされ
ない場合はS415に移行し、無操舵後の受付余裕時間
TONが予め設定した時間を経過したか否かを判定する。
TONが設定時間を既に経過している場合はS417に移
り各計測カウンタをALLクリヤし、S412に戻り、
再度無操舵の検出からやり直す。またS415でTONが
設定時間をまだ経過していない場合はS416に移りT
ONを除く各計測カウンタ(第1修正操舵パルス数、パル
ス幅、等)をクリヤしモード1に戻り、第1修正操舵の
検出からリトライする。このフローは無操舵の発生後、
修正操舵受付余裕時間内に発生したノイズになる操舵パ
ルスをキャンセルするためのものである。居眠り時に発
生する操舵パターンは運転者の意識が低下している時に
発生するものであるため無操舵発生後すぐに修正操舵入
らず数パルスのノイズが出現することがある。このよう
なパターンの場合も的確に検出するために、無操舵発生
後の修正操舵受付余裕時間を設定しており、検出率の向
上には有効な手段である。S416からリトライにより
S405に移行し、その後の修正操舵パルスの発生がな
い場合は、S406からS407に移り、S408でT
ONが設定時間を経過するまでこのループの判定を続け、
TONが設定時間を経過した場合は無操舵の発生をキャン
セルしS402で再度、無操舵の検出を行なう。
【0018】次にS501で第1修正操舵に続き、逆転
パルスが発生し、S504に移行する場合について説明
する。S504〜S508は第1修正操舵の内容の判定
を行っており、S418,S415〜417と同一の判
定を行っている。S505で第1修正操舵の条件が満た
された場合、S510のモード2−0へ移行し操舵の切
返し時間の判定に移る。モード2−0は第1操舵のタイ
ムアウト前に第2修正操舵(逆転パルス)が入った場合
の切り返し時間の判定である。S511では第1操舵と
第2操舵の間隔をチェックし、S512でその間隔が予
め設定した範囲内にある場合はS513へ移行し、TON
を除く各計測カウンタをクリヤしS514に移る。S5
14では最初の逆転パルスを第2修正操舵のパルス数に
置き換えカウンタに“1”を代入しモード3へ移行す
る。またS512で操舵の間隔が設定条件を満たさない
場合はS515に移行し、無操舵後の修正操舵受付余裕
時間TONが設定時間を経過したか否かを判定し、設定時
間を経過している場合はS516に移り、各計測カウン
タをクリヤしS412に戻り、再度無操舵の検出に入
る。
【0019】S515でまだTONが設定時間を経過して
いないと判定された場合は、S519に移行し、リトラ
イか否かを判定する。リトライでない場合は、S517
に移り、TONを除く各計測カウンタをクリヤし、S51
8で第1操舵パルス数カウンタに“1”を代入し、TW
パルス間隔計測カウンタをスタートさせ、モード2−0
に戻り再度操舵の間隔のチェックに入る。
【0020】この場合においては第1操舵と第2操舵間
隔をTWとして判定する。操舵間隔TWがS512の条
件を満たす迄、S519,510,511,512のル
ープでTWをカウントアップして行う。S512で条件
を満たすTWとなった時、S513〜514へと移行し
モード3に進む。S512で操舵間隔TWを満足する迄
にあらわれた操舵パルスについてはTONセット時間内の
ノズルパルスとして、S513でキャンセルする。次
に、S601モード2−1へ移行した場合について説明
する。モード2−1は第1操舵のタイムアウトにより第
2修正操舵(逆転パルス)に入った場合の切り返し時間
の判定である。
【0021】S602ではTOUT 後の第1操舵と第2操
舵の間隔のMAX値T12を経過したか否かの判定を行
なう。TOUT 後に逆転操舵パルスが発生しないでT12
の設定時間を経過した場合はS603〜605へと移行
する。この処理はS415〜417と同様でTON設定時
間を経過していない場合は無操舵の発生を有効とみなし
再度第1修正操舵の検出に移り、TON設定時間を経過し
た場合は再度無操舵の検出に戻る。
【0022】S602でT12の設定時間を経過してい
ない場合は、逆転パルスが発生するまでこの処理を繰り
返す。このS606で逆転パルスが検出された場合はS
607に移り、第1操舵と第2操舵の間隔のMIN値T
11を経過したか否かの判定を行なう。この時T11時
間未満の場合はS515〜519の処理に移行する。S
607でT11時間以上の場合はS608でTONを除く
各計測カウンタをクリヤしS609で第2修正操舵パル
ス数カウンタに“1”を代入し、S610のモード3に
移る。この処理はS513〜514と同一である。
【0023】次に第2修正操舵の内容の判定であるモー
ド3の処理について説明する。S611では最初の逆転
パルスに続く連続パルスの有無について判定を行なう。
S611で連続パルスの発生がない場合はステップ61
2に移り、操舵の連続性の判定基準TOUT を越えたかど
うかを判定し、TOUT を越えない限りこのループを繰り
返す。S612でTOUT を越えたと判定された場合はそ
こまでの第2修正操舵の内容をS613〜614で判定
する。ここでの判定は、S412〜413で第1修正操
舵について行った内容と考え方は同一である。S614
で第2修正操舵も条件を満たしていると判定された場合
は検出対象となった無操舵後+修正操舵は居眠り時に発
生するものであるとして、S615で各計測カウンタを
クリヤ後にS707へ移行し運転者に警報を発して、再
び無操舵の検出に戻る。またS614で第2修正操舵の
条件が満たされていない場合はS616へ移行し、TON
設定時間を経過したか否かを判定する。この時TONを既
に経過している場合はS617で各計測カウンタをクリ
ヤ後、S402に戻り再度無操舵の検出から行なう。S
616でTON設定時間がまだ経過していないと判定され
た場合は、これまで検出された第1修正操舵はノイズで
あると判定し、第2修正操舵として検出されたものが第
1修正操舵である可能性をチェックするためにS412
に戻り再度第1修正操舵の検出から行なう。S611で
連続するパルスが有りと判定された場合はS701に移
行し、その後、逆転パルスが発生するまでS702でパ
ルス幅のMAX値とMIN値の更新を行い、S703で
パルス幅の計測カウンタTWをクリヤし次のパルス幅の
計測をスタートさせS611に戻る。S701で逆転パ
ルスが有りと判定された場合はS704〜705に移
り、第2修正操舵の内容の判定に入る。S705で第2
修正操舵の条件が満たされていると判定された場合は、
検出対象となった無操舵後+修正操舵が居眠り時に発生
するものであるとして、S706で各計測カウンタをク
リヤ後にS707へ移行し運転者に警報を発して、再び
無操舵の検出に戻る。またS705で第2修正操舵の条
件が満たされていない場合はS708へ移行し、TON設
定時間を経過したか否かを判定する。この時TONを既に
経過している場合はS709で各計測カウンタをクリヤ
後、S402に戻り再度無操舵の検出から行なう。S7
08でTON設定時間がまだ経過していないと判定された
場合は、これまで検出された第1修正操舵はノイズであ
ると判定し、第2修正操舵として検出されたものが第1
修正操舵である可能性をチェックするためにS504に
戻り再度第1修正操舵の検出から行なう。
【0024】図12〜図19にこの発明の第2実施例を
示す。この第2実施例は無操舵後の第1修正操舵のパル
ス間隔の分散値と第2修正操舵の分散値で操舵速度のバ
ラツキを検出する構成としたものであり、前述した第1
実施例に対し、操舵速度のバラツキ判定方法をMAX・
MIN値からパルス間隔の分散値に変更したものであ
る。前述した第1実施例の図5〜図11のフローチャー
トに対する本実施例での変更箇所は分散値の判定と分散
値の更新にあたるS901,101,102,111,
121,122となる。本実施例によると、操舵速度の
バラツキの判定手段を操舵パルス間隔の分散値としたた
め、操舵速度のバラツキを度合いとして認識できる。よ
って操舵速度のバラツキの判定精度を向上させることが
できる。また操舵速度のバラツキを分散値として常にモ
ニタできるため、正常時の操舵速度のバラツキを学習す
ることにより、ハンドル操作の個人差にも対応すること
可能である。
【0025】ハンドル操作の個人差の学習は、車両の走
行開始後、ある幅を持たせた車速(例えば50〜60k
m/h)に達し、その速度が保たれている。最初の5分
間の操舵パルス間隔の分散値を基準とする方法がある。
この方法による学習では、定速走行に移った最初の5分
間の分散値を基準としている為、運転者が居眠り状態に
ある可能性がほとんどない。よって的確に運転者の正常
時のハンドル操作特性を学習することができる。また車
速が増すにつれて安全運転のための操舵角許容範囲が小
さくなるのに対応させるためにこの学習した車速に応じ
て、検出パターンの操舵角の大きさ、速度の設定レベル
を変えることもできる。よって更に検出精度を向上する
ことも可能となる。
【0026】これまで説明してきた操舵特性の学習や車
速による検出操舵パターンの可変に加え運転者が意図的
に操作を行なう。ウインカ、ブレーキ、シフトレバーな
どの動作時間中とその後、数分間は舵角による検出を中
断させてやることで、更に、誤検出を減らすこともでき
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
構成によれば、無操舵後に修正操舵となるパターンにお
いて、居眠り時に特有の修正操舵速度のバラツキも判定
対象としたので、修正操舵の判定が運転者の居眠り状態
に適合して行えることになり、運転者の居眠り状態の検
出を確実に行える。
【0028】また、この発明の第2の構成のように、無
操舵後の修正操舵受付余裕時間を設定することで、更に
居眠り状態の検出精度を向上することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の構成のクレーム対応図であ
る。
【図2】この発明の第2の構成のクレーム対応図であ
る。
【図3】この発明が適用された居眠り運転検出装置の実
施例構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の第1実施例の動作原理を示す図であ
る。
【図5】この発明の第1実施例の作用を示すフローチャ
ートの一部である。
【図6】この発明の第1実施例の作用を示すフローチャ
ートの一部である。
【図7】この発明の第1実施例の作用を示すフローチャ
ートの一部である。
【図8】この発明の第1実施例の作用を示すフローチャ
ートの一部である。
【図9】この発明の第1実施例の作用を示すフローチャ
ートの一部である。
【図10】この発明の第1実施例の作用を示すフローチ
ャートの一部である。
【図11】この発明の第1実施例の作用を示すフローチ
ャートの一部である。
【図12】この発明の第2実施例の動作原理を示す図で
ある。
【図13】この発明の第2実施例の作用を示すフローチ
ャートの一部である。
【図14】この発明の第2実施例の作用を示すフローチ
ャートの一部である。
【図15】この発明の第2実施例の作用を示すフローチ
ャートの一部である。
【図16】この発明の第2実施例の作用を示すフローチ
ャートの一部である。
【図17】この発明の第2実施例の作用を示すフローチ
ャートの一部である。
【図18】この発明の第2実施例の作用を示すフローチ
ャートの一部である。
【図19】この発明の第2実施例の作用を示すフローチ
ャートの一部である。
【符号の説明】
1 操舵検出手段 2 無操舵判定手段 3 修正操舵判定手段 4 居眠り判断手段 5 受付余裕時間設定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の操舵角、操舵速度を検出する操舵
    検出手段と、 該操舵検出手段により検出した操舵角が所定時間以上に
    わたって予め定められた角度範囲内である時、無操舵状
    態と判定する無操舵判定手段と、 前記操舵検出手段により検出した操舵角が予め定められ
    た角度範囲内で且つ当該操舵検出手段により検出した操
    舵速度が予め定められたバラツキ範囲から外れたバラツ
    キである時、修正操舵と判定する修正操舵判定手段と、 前記無操舵判定手段が所定時間以上にわたり無操舵状態
    であると判定している場合に、前記修正操舵判定手段で
    修正操舵の判定がなされた時、車両を操作している運転
    者が居眠り状態にあると判断する居眠り判断手段とを有
    することを特徴とする居眠り運転検出装置。
  2. 【請求項2】 車両の操舵角、操舵速度を検出する操舵
    検出手段と、 該操舵検出手段により検出した操舵角が所定時間以上に
    わたって予め定められた角度範囲内である時、無操舵状
    態と判定する無操舵判定手段と、 前記操舵検出手段により検出した操舵角が予め定められ
    た角度範囲内で且つ当該操舵検出手段により検出した操
    舵速度が予め定められたバラツキ範囲から外れたバラツ
    キである時、修正操舵と判定する修正操舵判定手段と、 前記無操舵判定手段が無操舵状態と判定した時に、前記
    修正操舵判定手段での修正操舵の判定を許可する修正操
    舵の受付余裕時間を設定する受付余裕時間設定手段と、 前記無操舵判定手段が所定時間以上にわたり無操舵状態
    であると判定している場合に、前記受付余裕時間設定手
    段により設定した修正操舵の受付余裕時間内に前記修正
    操舵手段で修正操舵の判定がなされた時、車両を操作し
    ている運転者が居眠り状態にあると判断する居眠り判断
    手段とを有することを特徴とする居眠り運転検出装置。
  3. 【請求項3】 前記修正操舵判定手段は、前記操舵検出
    手段により検出した操舵速度における最大値と最小値と
    の差が予め定めた設定値以上の時、修正操舵と判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の居眠り運転検出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記修正操舵判定手段は、前記操舵検出
    手段により検出した操舵速度における分散値が予め定め
    た設定値以上の時、修正操舵と判定することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の居眠り運転検出装置。
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