JPH0793356A - 画像情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスクにデ−タベ−スを構築するため
の膨大な記憶容量を要求せず、新規にデ−タベ−スを構
築する際にも、長時間を要しない電子ファイリング装置
の提供。 【構成】 磁気ディスク装置３７には膨大な記憶容量を
必要とするデ−タベ−スを格納することなく、システム
表のみを格納する。このため、磁気ディスク装置３７に
要求される記憶容量は比較的少量で良い。また、磁気デ
ィスク装置３７にデ−タベ−スを読み込まない。このた
め、システム表の更新も短時間で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子ファイリング装置
等の画像情報処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図面や文書等の書類を光学的に読取り、
光ディスク等の記録媒体に記録する電子ファイリング装
置は、大量の書類を記録媒体にコンパクトに収納するこ
とができる。

【０００３】このような電子ファイリング装置では、光
ディスクに蓄積された書類を効率良く検索するため、デ
−タベ−スを構築して磁気ディスク等の記録媒体に格納
している。そして、デ−タベ−スにより提供される環境
にしたがって光ディスクに蓄積された書類にアクセスし
ている。

【０００４】さて、上述のように電子ファイリング装置
に用いられるデ−タベ−スは、一般に階層構造をなして
おり、所定量の書類を管理するバインダと、所定量のバ
インダを管理するキャビネットと、所定量のキャビネッ
トを管理するシステムとからなる。システムは、ｃａｂ
ｉｎｅｔｓ表、ｂｉｎｄｅｒｓ表等のキャビネット制御
情報を記述した表で構成されている。キャビネットは、
頁表等のキャビネット単位で管理するよう設定された情
報についての表で構成されている。バインダは、タイト
ル表等のバインダ単位で管理するよう設定された情報に
ついての票で構成されている 従来、上記のようなデ−タベ−スは、管理されるデ−タ
である書類都は別個にハ−ドディスク等の磁気ディスク
に格納されていた。図４は磁気ディスクに構築されたデ
−タベ−スの例を示す。図示のように、デ−タベ−ス７
０は、システムを構成するシステム表７１とキャビネッ
トごとのデ−タベ−ス７２とからなる。バインダはキャ
ビネットごとのデ−タベ−ス７２の構成要素になってい
る。

【０００５】また、図５は磁気ディスクのデ−タベ−ス
に管理されたデ−タを格納する光ディスクの書式の例を
示す。図示のように、光ディスクのデ−タ記憶領域８０
は、画像デ−タ（書類）を記録する画像デ−タ領域８
１、デ−タベ−スを構築するために必要な履歴デ−タを
記録する履歴デ−タ領域８２、画像デ−タ領域８１およ
び履歴デ−タ領域８２のアドレスを示すフォ−マット領
域８３とからなる。履歴デ−タを光ディスクに記録して
おくことにより、光ディスクを複数の電子ファイリング
装置で使用した場合でも、各電子ファイリング装置の磁
気ディスクにデ−タベ−スを構築することができるた
め、光ディスクに格納された書類を検索することが可能
となる。

【０００６】従来の電子ファイリング装置におけるデ−
タベ−スの構築動作を図６のフロ−チャ−トに基づいて
簡単に説明する。

【０００７】電子ファイリング装置に光ディスクを装着
すると、まずハ−ドディスク（磁気ディスク：ＨＤ）上
に該当する光ディスク（ＯＤ）のデ−タベ−ス（ＤＢ）
が存在するか否か調べ、存在するときは、ハ−ドディス
ク上のデ−タベ−スと光ディスクの履歴デ−タとを比較
する（ステップ６０１、６０２）。そして、光ディスク
の履歴デ−タのほうが新しい場合には、追加されたキャ
ビネット分のデ−タベ−スをハ−ドディスク上に構築
し、システム表を更新する（ステップ６０４、６０
６）。一方、ハ−ドディスク上のデ−タベ−スと光ディ
スクの履歴デ−タとが等しいときはデ−タベ−スの構築
は行わない（ステップ６０３）。また、ハ−ドディスク
上に装着された光ディスクのデ−タベ−スが存在しない
ときは、光ディスクの履歴デ−タに基づいてデ−タベ−
スをハ−ドディスク上に構築し、システム表を更新する
（ステップ６０５、６０６）。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の電子ファイリング装置では、磁気ディス
ク上に完全なデ−タベ−スを構築するため、磁気ディス
クに膨大な記憶容量が要求されるという問題があった。

【０００９】また、デ−タベ−スを新規に構築する際
に、光ディスクの履歴デ−タをすべて磁気ディスクに移
さなければならず、時間がかかるという問題があった。

【００１０】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、磁気ディスクにデ−タベ−スを構築する
ための膨大な記憶容量を要求せず、新規にデ−タベ−ス
を構築する際にも、長時間を要しない画像情報処理装置
を提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第１の発明は、当該装置固有のシステム情報を記憶
する第１の記憶手段と、画像情報、この画像情報を検索
するための検索情報および前記システム情報の履歴情報
を記憶する第２の記憶手段と、この第２の記憶手段によ
り記憶された履歴情報に基づき前記第１の記憶手段によ
り記憶されたシステム情報を更新する情報更新手段と、
前記第２の記憶手段により記憶された検索情報を授受す
る情報授受手段とを具備する。

【００１２】第２の発明は、当該装置固有のシステム情
報を記憶する第１の記憶手段と、画像情報、この画像情
報を検索するための検索情報および前記システム情報の
履歴情報を記憶する第２の記憶手段と、この第２の記憶
手段により記憶された履歴情報に基づき前記第１の記憶
手段により記憶されたシステム情報を更新する情報更新
手段と、前記第２の記憶手段により記憶された検索情報
を授受する情報授受手段と、前記第２の記憶手段により
記憶された履歴情報を書き替える情報書替手段とを具備
する。

【００１３】第３の発明は、当該装置固有のシステム情
報を記憶するハードディスク装置と、画像情報、この画
像情報を検索するための検索情報および前記システム情
報の履歴情報を記憶する光ディスク装置と、この光ディ
スク装置により記憶された履歴情報に基づき前記ハード
ディスク装置により記憶されたシステム情報を更新する
情報更新手段と、前記光ディスク装置により記憶された
検索情報を授受する情報授受手段とを具備する。

【００１４】第４の発明は、当該装置固有のシステム情
報を記憶するハードディスク装置と、画像情報、この画
像情報を検索するための検索情報および前記システム情
報の履歴情報を記憶する光ディスク装置と、この光ディ
スク装置により記憶された履歴情報に基づき前記ハード
ディスク装置により記憶されたシステム情報を更新する
情報更新手段と、前記光ディスク装置により記憶された
検索情報を授受する情報授受手段と、前記光ディスク装
置により記憶された履歴情報を書き替える情報書替手段
とを具備する。

【００１５】

【作用】本発明では、磁気ディスク上に格納したシステ
ム表から光ディスク上に構築したデ−タベ−スにアクセ
スして書類を検索するため、磁気ディスクに要求される
記憶容量が小さく、また履歴デ−タの読み込みを短時間
ですることができる。

【００１６】

【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。

【００１７】図１は、本発明の一実施例に係る電子ファ
イリング装置の構成を示す図である。 同図に示す電子
ファイリング装置１はネットワーク２を介して他の電子
ファイリング装置１と接続されている。この電子ファイ
リング装置１は、制御部１０、スキャナ装置１８、光デ
ィスク装置２２、キ−ボ−ド２３ａ、マウス２３ｂ、Ｃ
ＲＴディスプレイ装置２４およびプリンタ装置２５から
構成される。また、キ−ボ−ド２３ａおよびマウス２３
ｂは制御部１０のＣＰＵ３４に接続されている。 制御
部１０は、画像デ−タの記憶、検索、および編集処理等
のための各種制御を行うＣＰＵ３４と、光ディスク装置
２２とＣＰＵ３４とを接続する光ディスクインタ−フェ
−ス３６と、磁気ディスク装置３７と、画像デ−タの記
憶、検索、編集等の各種制御プログラムおよび管理情報
等を記憶するメインメモリ３８と、ＣＲＴディスプレイ
装置２４によって表示される画像を一時記憶するための
表示用インタ−フェ−スである表示メモリ４２と、画像
メモリ５０と、画像処理部５１と、スキャナ装置１８用
のスキャナインタ−フェ−ス５２と、プリンタ装置２５
用のプリンタインタ−フェ−ス５４と、他の電子ファイ
リング装置１、ファクシミリ装置、パソコン等の外部機
器と接続するためのネットワ−クインタ−フェ−ス５８
とから構成される。各部はシステムバス３０により接続
されている。

【００１８】スキャナ装置１８は、２次元走査装置から
構成され、原稿（文書）上を光で２次元走査することに
よって、原稿上の画像に応じた電気信号（画像デ−タ）
を得る。

【００１９】光ディスク装置２２は、スキャナ装置１８
で読み取られた原稿の画像を光ディスクに順次格納す
る。また、キ−ボ−ド２３ａ等によって指定される検索
コ−ドに対応した画像デ−タを光ディスクから検索す
る。

【００２０】ここで、光ディスクに格納されるデ−タに
ついて説明する。図２は光ディスクのデ−タ記憶領域の
書式を示す。光ディスクのデ−タ記憶領域６０は、画像
デ−タを記録する画像デ−タ領域６１、画像デ−タを管
理するデ−タベ−スを記録するデ−タベ−ス領域６２、
デ−タベ−スを管理するシステムを構築するために必要
なシステム表履歴デ−タを記録するシステム表履歴デ−
タ領域６３、画像デ−タ領域６１、デ−タベ−ス領域６
２およびシステム表履歴デ−タ領域６３のアドレスを示
すフォ−マット領域６４とからなる。

【００２１】光ディスクのデ−タベ−ス領域６２に格納
されたデ−タベ−スは、従来のものと同様に、所定量の
書類を管理するバインダと、所定量のバインダを管理す
るキャビネットとからなる階層構造をなしている。な
お、所定量のキャビネットを管理するシステムは光ディ
スクには格納されず、光ディスクには、上記のようにシ
ステム表履歴デ−タが格納される。

【００２２】キ−ボ−ド２３ａは、光ディスクに格納す
る画像デ−タに対応する固有の検索タイトルおよび画像
デ−タの記憶、検索、編集処理等の各種動作指令などを
入力するために使用する。

【００２３】マウス２３ｂは、例えばＣＲＴディスプレ
イ装置２４の表示ウインドウ上に表示されるカ−ソルを
任意に移動させ、種々の動作モ−ド、画像編集のための
領域指定等を選択または指示するために使用する。

【００２４】ＣＲＴディスプレイ装置２４は、スキャナ
装置１８で読み取られた画像デ−タに基づく画像、およ
び光ディスクから検索された画像デ−タに基づく画像を
表示する。

【００２５】プリンタ装置２５は、スキャナ装置１８で
読み取られた画像デ−タに基づく画像、光ディスクから
検索された画像デ−タに基づく画像、またはＣＲＴディ
スプレイ装置２４で表示している画像を印字出力（ハ−
ドコピ−）する。

【００２６】制御部１０に設けられた磁気ディスク装置
（ハ−ドディスク装置）３７は、この磁気ディスク装置
３７に装着された磁気ディスクに各種制御プログラムを
格納すると共に、光ディスクに格納された画像デ−タを
検索するための検索キ−と、当該検索キ−に対応する画
像デ−タの光ディスク上の記憶アドレス、画像サイズ等
からなるレコ−ド情報（検索デ−タ）と、さらに、光デ
ィスクに格納されたデ−タベ−スを管理するシステムを
記憶する。このシステムを磁気ディスク装置３７に記憶
することにより、当該システムから光ディスクに格納さ
れたデ−タベ−スにアクセスすることができる。そし
て、このデ−タベ−スが提供する環境にしたがって画像
デ−タを検索することができる。

【００２７】次に、上記のように構成した電子ファイリ
ング装置におけるデ−タベ−スの構築動作を図３のフロ
−チャ−トに基づいて説明する。

【００２８】電子ファイリング装置に光ディスクを装着
すると、ＣＰＵ３４は、磁気ディスク装置（ＨＤ）３７
上に該当する光ディスク（ＯＤ）のシステム表が存在す
るか否か調べる（ステップ３０１）。

【００２９】該当する光ディスクのシステム表が磁気デ
ィスク装置３７に存在するときは、ＣＰＵ３４は、磁気
ディスク装置３７のシステム表と光ディスクのシステム
表履歴デ−タとを比較する（ステップ３０２）。

【００３０】そして、光ディスクのシステム表履歴デ−
タのほうが新しい場合、すなわち、他の電子ファイリン
グ装置によって光ディスクに格納された画像デ−タが変
更されデ−タベ−スが更新されていた場合には、ＣＰＵ
３４は、磁気ディスク装置３７のシステム表を光ディス
クのシステム表履歴デ−タにしたがって更新する（ステ
ップ３０４）。

【００３１】一方、磁気ディスク３７上のシステム表と
光ディスクのシステム表履歴デ−タとが等しい場合、す
なわち、光ディスクの画像デ−タが何等変更されておら
ずデ−タベ−スも更新されていない場合は磁気ディスク
装置３７のシステム表を更新しない。（ステップ３０
３）。

【００３２】また、磁気ディスク装置３７上に装着され
た光ディスクのシステム表が存在しないときは、ＣＰＵ
３４は、磁気ディスク装置３７のシステム表を光ディス
クのシステム表履歴デ−タにしたがって更新する（ステ
ップ３０４）。

【００３３】以上のようにして、磁気ディスク装置３７
には膨大な記憶容量を必要とするデ−タベ−スを格納す
ることなく、システム表のみを格納したため、磁気ディ
スク装置３７に要求される記憶容量は比較的少量で良
い。また、磁気ディスク装置３７にデ−タベ−スを読み
込まないため、システム表の更新も短時間で行うことが
できる。

【００３４】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れない。

【００３５】例えば、上述した実施例では、磁気ディス
ク装置３７として、図示のようなハ−ドディスク（固定
ディスク）装置を用いたが、この他、フレキシブルディ
スクを着脱自在に装着してデ−タの読み書きを行う磁気
ディスク装置を用いても良い。この場合、制御部１０に
は磁気ディスク装置に接続するための磁気ディスクイン
タ−フェ−スが設けられ、磁気ディスク装置は制御部１
０の外部装置として磁気ディスクインタ−フェ−スに接
続し、電子ファイリング装置１を構成することとなる。

【００３６】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、磁気ディ
スクにデ−タベ−スを構築するための膨大な記憶容量を
要求せずに画像デ−タを管理することができる。

【００３７】また、新規にデ−タベ−スを構築する際に
も、長時間を要しない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例に係る電子ファイリング装
置の構成を示すブロック図である。

【図２】 本発明の一実施例に係る電子ファイリング装
置に用いる光ディスクの記憶領域の書式を示す図であ
る。

【図３】 本発明の一実施例に係る電子ファイリング装
置におけるシステム表の更新動作を示すフロ−チャ−ト
である。

【図４】 従来の電子ファイリング装置の磁気ディスク
のデ−タ構成を示す図である。

【図５】 従来の電子ファイリング装置に用いる光ディ
スクの記憶領域の書式を示す図である。

【図６】 従来の電子ファイリング装置におけるデ−タ
ベ−スの更新動作を示すフロ−チャ−トである。

【符号の説明】

１…電子ファイリング装置、１０…制御部、２２…光デ
ィスク装置、３７…磁気ディスク装置、６０…デ−タ記
録領域、６１…画像デ−タ領域、６２…デ−タベ−ス領
域、６３…システム表履歴デ−タ領域、６４…フォ−マ
ット領域。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 当該装置固有のシステム情報を記憶する
   第１の記憶手段と、 画像情報、この画像情報を検索するための検索情報およ
   び前記システム情報の履歴情報を記憶する第２の記憶手
   段と、 この第２の記憶手段により記憶された履歴情報に基づき
   前記第１の記憶手段により記憶されたシステム情報を更
   新する情報更新手段と、 前記第２の記憶手段により記憶された検索情報を授受す
   る情報授受手段とを具備することを特徴とする画像情報
   処理装置。
2. 【請求項２】 当該装置固有のシステム情報を記憶する
   第１の記憶手段と、 画像情報、この画像情報を検索するための検索情報およ
   び前記システム情報の履歴情報を記憶する第２の記憶手
   段と、 この第２の記憶手段により記憶された履歴情報に基づき
   前記第１の記憶手段により記憶されたシステム情報を更
   新する情報更新手段と、 前記第２の記憶手段により記憶された検索情報を授受す
   る情報授受手段と、 前記第２の記憶手段により記憶された履歴情報を書き替
   える情報書替手段とを具備することを特徴とする画像情
   報処理装置。
3. 【請求項３】 当該装置固有のシステム情報を記憶する
   ハードディスク装置と、 画像情報、この画像情報を検
   索するための検索情報および前記システム情報の履歴情
   報を記憶する光ディスク装置と、 この光ディスク装置により記憶された履歴情報に基づき
   前記ハードディスク装置により記憶されたシステム情報
   を更新する情報更新手段と、 前記光ディスク装置により記憶された検索情報を授受す
   る情報授受手段と、 を具備することを特徴とする画像情報処理装置。
4. 【請求項４】 当該装置固有のシステム情報を記憶する
   ハードディスク装置と、 画像情報、この画像情報を検
   索するための検索情報および前記システム情報の履歴情
   報を記憶する光ディスク装置と、 この光ディスク装置により記憶された履歴情報に基づき
   前記ハードディスク装置により記憶されたシステム情報
   を更新する情報更新手段と、 前記光ディスク装置により記憶された検索情報を授受す
   る情報授受手段と、 前記光ディスク装置により記憶された履歴情報を書き替
   える情報書替手段とを具備することを特徴とする画像情
   報処理装置。