JPH0791883A - 復水器冷却器冷却管洗浄装置 - Google Patents

復水器冷却器冷却管洗浄装置

Info

Publication number
JPH0791883A
JPH0791883A JP23942193A JP23942193A JPH0791883A JP H0791883 A JPH0791883 A JP H0791883A JP 23942193 A JP23942193 A JP 23942193A JP 23942193 A JP23942193 A JP 23942193A JP H0791883 A JPH0791883 A JP H0791883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
circulating water
condenser
ball
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23942193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nakano
芳夫 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP23942193A priority Critical patent/JPH0791883A/ja
Publication of JPH0791883A publication Critical patent/JPH0791883A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ボールが復水器および冷却器の双方の冷却管に
送られて冷却管内面に付着した異物を除去するようにし
た復水器冷却器冷却管洗浄装置を提供する。 【構成】ボール洗浄装置のボール注入管18を冷却器用
入口循環水管24の分岐点よりも上流側に設ける。ま
た、ボール捕集器19を冷却器用出口循環水管26の合
流点よりも下流側に設ける。このボール注入管18およ
びボール捕集器19の間を移送管20で結び、ボールが
海水と共に循環するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は汽力プラントの復水器お
よび潤滑油冷却系の冷却器の冷却管内面に付着する異物
を除去するために付設される復水器、冷却器冷却管洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、汽力プラントの復水器において
は冷却管内面が海水と共に運ばれる海洋生物等の異物に
よって汚染され、これを放置した場合に伝熱性能が低下
する。また、汽力プラントの蒸気タービンおよび発電機
に付設される潤滑油冷却系の冷却水を冷却する冷却器に
おいても同様に冷却管内面が異物のために汚れて冷却性
能が低下する。
【0003】通常こうした性能低下に備えるためにこれ
らの復水器および冷却器にはプラント運転中に冷却管内
面を洗浄するボール洗浄装置が付設される。以下、この
ボール洗浄装置を付設した汽力プラントの一例を図面を
参照して説明する。
【0004】図2において、ボイラ1で発生した蒸気は
蒸気タービン2に送られて膨脹を遂げ、このときの仕事
によって発電機3が駆動されて、電気出力として外部に
取り出される。蒸気タービン2の排気は復水器4に排出
され、後記の循環水系統を流動する海水によって冷却さ
れ、復水として回収される。この復水は復水ポンプ5に
よって抽出され、低圧給水加熱器6を通して加熱され、
さらに給水ポンプ7で昇圧されて給水として高圧給水加
熱器8に送られて加熱され、その後ボイラ1に供給され
る。
【0005】また、復水器4の循環水系等は次の機器等
からなる。すなわち、海洋の取水部9と復水器4の入口
水室10との間に循環水ポンプ11を有する入口循環水
管12、海洋の放水部13と出口水室14との間に出口
循環水管15がそれぞれ接続されて循環水系統が構成さ
れる。取水部9から循環水ポンプ11で汲み上げられた
冷却水としての海水は入口水室10に供給され、そこか
ら冷却管16に流れ、その外側を通るタービン排気を冷
却して出口水室14に排出される。この海水は出口水室
14から出口循環水管15にかけて流れ、最後は放出部
13に棄てられる。なお、図中符号16は復水器入口
弁、17は復水器出口弁を示す。
【0006】さらに、復水器4に付設されるボール洗浄
装置は入口循環水管12に設けられるボール注入管1
8、出口循環水管15に設けられるボール捕集器19、
これらのボール注入管18およびボール捕集器19間を
結ぶ移送管20、この移送管20の経路に設けられるボ
ール回収器21およびボール循環ポンプ22から構成さ
れる。
【0007】また、冷却器に付設されるボール洗浄装置
は冷却器23の入口水室23aに結ばれる冷却器用入口
循環水管24、この入口循環水管24に設けられるボー
ル注入管24、冷却器23の出口水室23bに結ばれる
冷却器用出口循環水管26にこの出口循環水管26に設
けられるボール捕集器27、移送管28、ボール回収器
29およびボール循環ポンプ30から構成される。な
お、図中31は海水ポンプを示している。
【0008】このボール洗浄装置は次のように操作す
る。入口循環水管12および冷却器用入口循環水管25
を流れる海水中にボール注入管18、25からスポンジ
球つまりボールを送り出す。このボールは復水器4の冷
却管16および冷却器23の冷却管23cに運ばれてそ
の内部を流動しつつ、そこに付着している異物を剥ぎ取
る。この後ボールはボール捕集器19、27に流れてす
べて回収され、ボール循環ポンプ22、30によって抽
出され、移送管20、28内を流動してボール注入管1
8、25に送られて再び海水中に送り出される。なお、
ボール回収器21、29はボールの循環を止めるとき
に、回収するために使用するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、復水器4の冷却
管16に用いる材料は、従来のアルミニウム黄銅材に変
わり、耐食性に優れたチタン材が主流となっている。こ
のチタン材で冷却管16を構成した場合、海水によって
運ばれる異物が付着し易く、ボール洗浄装置を使う異物
を除去する毎日の洗浄操作が非常に重要になっている。
ところで、冷却器23は復水器4と比較してはるかに小
形の熱交換器であり、冷却管23cも復水器4の冷却管
16と比較して細い管で構成される。双方の冷却管1
6、23cで内径寸法が異なるということはここで使う
洗浄用のボールサイズも異なることを意味しており、ボ
ール洗浄装置もそれぞれ復水器4用としても1台、冷却
器23用として1台が設けられている。しかしながら、
このボール洗浄装置は非常に高価であり、また毎日の運
転時間も数時間と限られていることを考えると、冗長に
過ぎる難点がある。すなわち、時間を上手に割り当てて
操作すれば、1台の設備であっても、双方に役立つよう
に使用することも可能であり、多額の費用を節約するこ
とができる。
【0010】さらに、2台分が共用によって1台分の据
付けで済むことになれば、機器類の据付スペースも大き
く縮小することが可能になる。また、ボールサイズが1
つに統一できたときは、多数使われるボールの管理がや
り易くなる。すなわち、同じ場所で2種類のサイズのボ
ールが使われないので補充の際にサイズ違いのものが混
入するなどの混乱が起こらなくなる。
【0011】そこで、本発明の目的はボールが復水器お
よび冷却器の双方の冷却管に送られて冷却管内面に付着
した異物を除去できるようにした復水器冷却器冷却管洗
浄装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は復水器に至る入口循環水経路から潤滑油冷却
系の冷却水を冷却する冷却器用の入口循環水経路を分岐
して循環水を復水器および冷却器に個別に供給し、冷却
器の出口循環水経路を復水器から循環水放出部に至る出
口循環水経路に結んで循環水を合流させて排出するよう
にしたものにおいて、冷却器用入口循環水経路の分岐点
よりも上流側と冷却器用出口循環水経路の合流点よりも
下流側とを連絡するようにボール洗浄装置を設けたこと
を特徴とするものである。
【0013】
【作用】復水器の冷却管を洗浄するためのボール洗浄装
置と、冷却器の冷却管を洗浄するために設けられるボー
ル洗浄装置との間で構成機器については相違がなく、冷
却管内径の相違からそれぞれの内径にあったサイズのボ
ールが使用される点に問題があり、それぞれが単独の装
置を備えるという冗長にすぎるやり方が用いられてきた
が、本発明においては双方の冷却管の内径寸法を同一に
し、双方の冷却管の洗浄に支障がない条件のもとで洗浄
に適した配置を採用する。
【0014】そこで、ボール注入管が冷却器用入口循環
水管の循環水分岐点よりも上流側に、またボール捕集器
が冷却器用出口循環水管の循環水合流点よりも下流側に
それぞれ設け、この間を移送管で結んでボールが循環で
きるようにする。
【0015】これにより、ボールをボール注入管より送
り出す一方、反対側でボール捕集器で回収しつつ、ボー
ルを双方の冷却管内を流動させることができ、冷却管内
面に付着した異物を除去することが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照して説
明する。なお、図1に示される構成中、図3で示される
ものと同一のものには同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0017】図1において、ボール洗浄装置はボール注
入管18を冷却器用入口循環水管25の分岐点よりも上
流側に設け、また捕集器19を冷却器用出口循環水管2
6の合流点よりも下流側に設け、その間を移送管20で
結んでボールが海水と共に循環するように構成されてい
る。
【0018】さらに、ボール注入管18よりも上流側の
入口循環水管12から分岐して他端をボール捕集器19
よりも上流側の出口循環水管15と結ばれる復水器バイ
パス管32が設けられており、この経路にはバイパス弁
33を介装している。
【0019】上記した以外の系統構成は図1のものと基
本的に同じであるが、冷却管16および冷却管23cは
同一内径寸法のもので構成する。次に、ボール洗浄装置
の操作方法を説明する。
【0020】毎日実施する冷却管16、23cの洗浄は
ボール注入管18から入口循環水管12を流れる海水中
にボールを送り出す。ボールは一部が復水器4の入口水
室10にかけて流れ。残りの一部は海水ポンプ31によ
って抽出されて冷却器23の入口水室23aにかけて流
れて行く。ボールはそれぞれ冷却管16、23cを通過
する間に内面に付着している異物を剥ぎ取り、出口水室
14、23bを経てボール捕集器19に流れ、すべて回
収される。さらに、ボールは移送管20内を海水と共に
流動してボール注入管18に送られ、そこから再び海水
中に送り出される。所定時間これを繰り返して、最後に
ボール回収器21にボールを集めて操作を終了する。
【0021】上記の操作はプラント運転中に実施する復
水器4および冷却器23が共に正常な状態にあるときの
ものであるが、プラント起動、停止時には冷却器23の
みに必要な量の海水を送ることも可能である。この場
合、復水器入口弁16および復水器出口弁17を全閉し
たまま、バイパス弁33を全開し、海水の一部を復水器
バイパス管32を通して直接出口循環水管15に導く。
こうして、冷却器23には必要な量の海水を送って復水
器4の始動に先立って、あるいは復水器4の停止後に冷
却器23の単独運転を行うことで、スムーズに起動、停
止操作に入ることができる。
【0022】このように、冷却管16、23cの洗浄は
1台の洗浄装置の操作で同時に実施することができ、そ
れぞれに独立した洗浄装置を設ける必要がないので、共
用される1台分のボール洗浄装置の費用を減らすことが
可能になる。
【0023】また、1台分の据付スペースが不要となる
ことから、建家内にそのためのスペースを確保する必要
がなく、別な用途に活用することが可能になる。さらに
ボールサイズが1つに統一されることから、正規のサイ
ズ以外のボールが混入したりするなどの混乱がなくな
り、管理を容易にすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明においてはボ
ールが復水器および冷却器の双方にわたり送られるよう
に冷却器用入口循環水経路の分岐点よりも上流側と冷却
器用出口循環水経路の合流点よりも下流側とを連絡して
ボール洗浄装置を設けているので、共用される1台分は
ボール洗浄装置を設ける必要がなくその費用を節減可能
であり、経済的な利点が大きい。
【0025】また、ボール洗浄装置の1台分の据付スペ
ースが不要となるので、建家内にそのためのスペースを
確保する必要がなく、別の用途に活用することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による復水器冷却器冷却管洗浄装置の実
施例を示す系統図。
【図2】従来技術による冷却管洗浄装置の一例を示す系
統図。
【符号の説明】
4………復水器 18………ボール注入管 19………ボール捕集器 20………移送管 23………冷却器 32………復水器バイパス管 33………バイパス弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復水器に至る入口循環水経路から潤滑油
    冷却系の冷却水を冷却する冷却器用の入口循環水経路を
    分岐して循環水を該復水器および冷却器に個別に供給
    し、前記冷却器の出口循環水経路を前記復水器から循環
    水放出部に至る出口循環水経路に結んで循環水を合流さ
    せて排出するようにしたものにおいて、前記冷却器用入
    口循環水経路の分岐点よりも上流側と前記冷却器用出口
    循環水経路の合流点よりも下流側とを連絡するようにボ
    ール洗浄装置を設けたことを特徴とする復水器冷却器冷
    却管洗浄装置。
JP23942193A 1993-09-27 1993-09-27 復水器冷却器冷却管洗浄装置 Pending JPH0791883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23942193A JPH0791883A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 復水器冷却器冷却管洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23942193A JPH0791883A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 復水器冷却器冷却管洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0791883A true JPH0791883A (ja) 1995-04-07

Family

ID=17044527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23942193A Pending JPH0791883A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 復水器冷却器冷却管洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0791883A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169335A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Hitachi Ltd 熱交換器及びその水室
CN102788528A (zh) * 2012-08-29 2012-11-21 清华大学 胶球清洗***
CN105486163A (zh) * 2016-02-02 2016-04-13 北京华亿宏图机电设备有限公司 一种胶球清洗***
CN108317888A (zh) * 2018-03-14 2018-07-24 西安西热节能技术有限公司 一种翻板式靶向定位投球装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169335A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Hitachi Ltd 熱交換器及びその水室
CN102788528A (zh) * 2012-08-29 2012-11-21 清华大学 胶球清洗***
CN105486163A (zh) * 2016-02-02 2016-04-13 北京华亿宏图机电设备有限公司 一种胶球清洗***
CN108317888A (zh) * 2018-03-14 2018-07-24 西安西热节能技术有限公司 一种翻板式靶向定位投球装置
CN108317888B (zh) * 2018-03-14 2023-10-03 西安西热节能技术有限公司 一种翻板式靶向定位投球装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6000213A (en) Combined cycle power plant
US1795348A (en) Condenser-cleaning system
US6105362A (en) Combined cycle power plant with gas turbine cooling system
US5488642A (en) Cooling system for spent fuel pool
KR100387383B1 (ko) 가스터빈흡기냉각시스템및그운전방법
US6301873B2 (en) Gas turbine and steam turbine installation
RU2160368C2 (ru) Способ и устройство для охлаждения частичной турбины низкого давления
JPH0791883A (ja) 復水器冷却器冷却管洗浄装置
JP2002513881A (ja) ガス・蒸気複合タービン設備
JPS62210391A (ja) 地熱発電システムにおける復水器のガス除去装置
JP3593480B2 (ja) 海水冷却システム
JP2000292589A (ja) 原子力発電設備
SU775356A1 (ru) Энергетическа установка
JPS5851194B2 (ja) 乾式冷却動力プラントシステム
JPH0148363B2 (ja)
JP2002317607A (ja) マイクロ水車を用いた発電システム
JP4533818B2 (ja) 非常用補機冷却系の改造工法
US6626237B2 (en) Heat recovery apparatus and method of minimizing fouling in a heat recovery apparatus
JP2000170638A (ja) 回転機械の閉鎖循環式冷却装置
JPS6118159B2 (ja)
JP3833411B2 (ja) 循環水冷却システムおよびこの循環水冷却システムを備えた発電設備
JPH0719410A (ja) ドレン回収装置
JPH0148519B2 (ja)
JPS5864485A (ja) 復水装置
SU1163120A1 (ru) Способ охлаждени циркул ционной воды смешивающих конденсаторов энергетических блоков