JPH0719410A - ドレン回収装置 - Google Patents
ドレン回収装置Info
- Publication number
- JPH0719410A JPH0719410A JP16174793A JP16174793A JPH0719410A JP H0719410 A JPH0719410 A JP H0719410A JP 16174793 A JP16174793 A JP 16174793A JP 16174793 A JP16174793 A JP 16174793A JP H0719410 A JPH0719410 A JP H0719410A
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- Japan
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- drain
- steam
- cooler
- pump
- pressure
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- Withdrawn
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発電プラントで発生した蒸気を、発電所構外
等の離れた場所にある熱利用設備へ供給する管路で、蒸
気から生じるドレンを効果的に回収すること。 【構成】 ドレントラップ(13),(14),(1
5)の下流に、順次冷却器(16)とポンプ(17)を
設け、ポンプ(17)の吐出口を蒸気発生器(1)の給
水に合流させる。ほぼ飽和状態の冷却器(16)内に流
入するドレン(10),(11),(12)が冷却水
(19)で冷却されることにより、冷却器(16)内の
圧力が低下する。したがってドレン(10),(1
1),(12)は冷却器(16)へ流れやすくなる。
等の離れた場所にある熱利用設備へ供給する管路で、蒸
気から生じるドレンを効果的に回収すること。 【構成】 ドレントラップ(13),(14),(1
5)の下流に、順次冷却器(16)とポンプ(17)を
設け、ポンプ(17)の吐出口を蒸気発生器(1)の給
水に合流させる。ほぼ飽和状態の冷却器(16)内に流
入するドレン(10),(11),(12)が冷却水
(19)で冷却されることにより、冷却器(16)内の
圧力が低下する。したがってドレン(10),(1
1),(12)は冷却器(16)へ流れやすくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば発電プラント等
の蒸気発生装置で発生した蒸気を、発電所構外等の離れ
た場所に配置された熱利用設備へ供給する蒸気供給設備
において、蒸気中のドレンを回収する装置に関する。
の蒸気発生装置で発生した蒸気を、発電所構外等の離れ
た場所に配置された熱利用設備へ供給する蒸気供給設備
において、蒸気中のドレンを回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のドレン回収装置の一例を示
す系統図である。発電プラントの蒸気発生器(1)は給
水(2)を加熱して蒸気(3)を発生する。その蒸気
(3)の全量又は一部(4)は、熱交換器(5)へ供給
され、蒸気(4)の有する熱量が熱交換器(5)を経て
熱利用設備(9)へ供給される。蒸気(4)は熱交換器
(5)で熱交換した後に復水(6)となり、タンク
(7)へ流入する。そしてその後ポンプ(8)により蒸
気発生器(1)へ戻される。
す系統図である。発電プラントの蒸気発生器(1)は給
水(2)を加熱して蒸気(3)を発生する。その蒸気
(3)の全量又は一部(4)は、熱交換器(5)へ供給
され、蒸気(4)の有する熱量が熱交換器(5)を経て
熱利用設備(9)へ供給される。蒸気(4)は熱交換器
(5)で熱交換した後に復水(6)となり、タンク
(7)へ流入する。そしてその後ポンプ(8)により蒸
気発生器(1)へ戻される。
【0003】一般的に蒸気発生器(1)と熱交換器
(5)の距離が遠い場合は、蒸気の配管は長くなり、配
管での圧損や配管からの放熱が大きくなって、蒸気
(4)から発生するドレン(10),(11),(1
2)の量は多くなる。このドレン(10),(11),
(12),はトラップ(13),(14),(15)を
経てタンク(7)へ回収される系統構成になっている。
(5)の距離が遠い場合は、蒸気の配管は長くなり、配
管での圧損や配管からの放熱が大きくなって、蒸気
(4)から発生するドレン(10),(11),(1
2)の量は多くなる。このドレン(10),(11),
(12),はトラップ(13),(14),(15)を
経てタンク(7)へ回収される系統構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のドレン回収
装置では、蒸気(4)の圧力とタンク(7)内の圧力と
の差が小さいので、ドレン(10),(11),(1
2)をタンク(7)へ回収するのが困難となり、蒸気
(4)中のドレンの排出が不充分となって、ドレンを多
量に含んだ状況の蒸気(4)となり、蒸気(4)の圧損
が増大する等の問題があった。
装置では、蒸気(4)の圧力とタンク(7)内の圧力と
の差が小さいので、ドレン(10),(11),(1
2)をタンク(7)へ回収するのが困難となり、蒸気
(4)中のドレンの排出が不充分となって、ドレンを多
量に含んだ状況の蒸気(4)となり、蒸気(4)の圧損
が増大する等の問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の課題
を解決するために、蒸気発生装置で発生した蒸気を遠隔
の熱利用設備へ送給する蒸気管内のドレンを回収する装
置において、ドレントラップの下流に冷却器およびポン
プを順次設けるとともに、上記ポンプの出口を上記蒸気
発生装置の給水管に接続したことを特徴とするドレン回
収装置を提案するものである。
を解決するために、蒸気発生装置で発生した蒸気を遠隔
の熱利用設備へ送給する蒸気管内のドレンを回収する装
置において、ドレントラップの下流に冷却器およびポン
プを順次設けるとともに、上記ポンプの出口を上記蒸気
発生装置の給水管に接続したことを特徴とするドレン回
収装置を提案するものである。
【0006】
【作用】本発明においては、蒸気中から分離、排出され
たドレンは冷却器へ流入する。その冷却器内はほぼ飽和
状態であるから、流入するドレンが冷却水により冷却さ
れて、冷却器内の圧力は低下する。このため、蒸気の圧
力と冷却器内の圧力の差が大きくなり、ドレンは冷却器
へ容易に回収されるようになる。そしてこれにより、蒸
気からドレンが充分に排出されるため、蒸気の圧損が増
大する等の問題を未然に防止できる。
たドレンは冷却器へ流入する。その冷却器内はほぼ飽和
状態であるから、流入するドレンが冷却水により冷却さ
れて、冷却器内の圧力は低下する。このため、蒸気の圧
力と冷却器内の圧力の差が大きくなり、ドレンは冷却器
へ容易に回収されるようになる。そしてこれにより、蒸
気からドレンが充分に排出されるため、蒸気の圧損が増
大する等の問題を未然に防止できる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す系統図であ
る。この図において、前記図2により説明した従来のも
のと同様の部分については、冗長になるのを避けるた
め、同一の符号を付け詳しい説明を省く。
る。この図において、前記図2により説明した従来のも
のと同様の部分については、冗長になるのを避けるた
め、同一の符号を付け詳しい説明を省く。
【0008】本実施例では、ドレントラップ(13),
(14),(15)の下流に冷却器(16)およびポン
プ(17)が順次設けられている。またポンプ(17)
の吐出口は蒸気発生器(1)の給水管に接続されてい
る。冷却器(16)の型式としては、一般的にはシエル
アンドチューブ式とするが、他の型式でもよい。
(14),(15)の下流に冷却器(16)およびポン
プ(17)が順次設けられている。またポンプ(17)
の吐出口は蒸気発生器(1)の給水管に接続されてい
る。冷却器(16)の型式としては、一般的にはシエル
アンドチューブ式とするが、他の型式でもよい。
【0009】蒸気中(4)のドレンはドレン(10),
(11),(12)としてトラップ(13),(1
4),(15)で分離、排出され、冷却器(16)へ流
入する。冷却器(16)内はほぼ飽和状態であるから、
流入するドレン(10),(11),(12)が冷却水
(19)により冷却されて、冷却器(16)内の圧力は
低下する。このため、蒸気(4)の圧力と冷却器(1
6)内の圧力の差が大きくなり、ドレン(10),(1
1),(12)が冷却器(16)へ容易に回収されるよ
うになる。そしてこれにより、蒸気(4)からドレンが
充分に排出されるため、蒸気(4)の圧損が増大する等
の問題を未然に防止できる。冷却器(16)へ回収され
たドレン(10),(11),(12)は、ポンプ(1
7)により、管路(18)を経て、再び蒸気発生器
(1)へ供給される。
(11),(12)としてトラップ(13),(1
4),(15)で分離、排出され、冷却器(16)へ流
入する。冷却器(16)内はほぼ飽和状態であるから、
流入するドレン(10),(11),(12)が冷却水
(19)により冷却されて、冷却器(16)内の圧力は
低下する。このため、蒸気(4)の圧力と冷却器(1
6)内の圧力の差が大きくなり、ドレン(10),(1
1),(12)が冷却器(16)へ容易に回収されるよ
うになる。そしてこれにより、蒸気(4)からドレンが
充分に排出されるため、蒸気(4)の圧損が増大する等
の問題を未然に防止できる。冷却器(16)へ回収され
たドレン(10),(11),(12)は、ポンプ(1
7)により、管路(18)を経て、再び蒸気発生器
(1)へ供給される。
【0010】
【発明の効果】従来は、ドレンの回収先であるタンク内
の圧力が高いためドレンの回収が困難であったが、本発
明によれば、ドレンの回収先である冷却器内の圧力を低
くできるので、ドレンの回収が容易となり、このため蒸
気中にドレンを多量に含むことにより生ずる問題を未然
に防止できる効果がある。
の圧力が高いためドレンの回収が困難であったが、本発
明によれば、ドレンの回収先である冷却器内の圧力を低
くできるので、ドレンの回収が容易となり、このため蒸
気中にドレンを多量に含むことにより生ずる問題を未然
に防止できる効果がある。
【図1】図1は、本発明の一実施例を示す系統図であ
る。
る。
【図2】図2は従来のドレン回収装置の一例を示す系統
図である。
図である。
(1) 蒸気発生器 (2) 給水 (3),(4) 蒸気 (5) 熱交換器 (6) 復水 (7) タンク (8) ポンプ (10),(11),(12) ドレン (13),(14),(15) トラップ (16) 冷却器 (17) ポンプ (18) 管路 (19) 冷却水
Claims (1)
- 【請求項1】 蒸気発生装置で発生した蒸気を遠隔の熱
利用設備へ送給する蒸気管内のドレンを回収する装置に
おいて、ドレントラップの下流に冷却器およびポンプを
順次設けるとともに、上記ポンプの出口を上記蒸気発生
装置の給水管に接続したことを特徴とするドレン回収装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16174793A JPH0719410A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ドレン回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16174793A JPH0719410A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ドレン回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719410A true JPH0719410A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15741122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16174793A Withdrawn JPH0719410A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ドレン回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719410A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100650275B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2006-11-29 | 차금주 | 증기 보일러의 환수장치 |
JP2010043639A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-25 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 蒸気管の熱損失評価システム及び評価方法 |
JP2011196997A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-10-06 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 蒸気管の損失計測システム及び計測方法 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16174793A patent/JPH0719410A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100650275B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2006-11-29 | 차금주 | 증기 보일러의 환수장치 |
JP2010043639A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-25 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 蒸気管の熱損失評価システム及び評価方法 |
JP2011196997A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-10-06 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 蒸気管の損失計測システム及び計測方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |