JPH0791395A - ポンプの羽根車支持装置 - Google Patents
ポンプの羽根車支持装置Info
- Publication number
- JPH0791395A JPH0791395A JP26299293A JP26299293A JPH0791395A JP H0791395 A JPH0791395 A JP H0791395A JP 26299293 A JP26299293 A JP 26299293A JP 26299293 A JP26299293 A JP 26299293A JP H0791395 A JPH0791395 A JP H0791395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- pump
- bearing
- pressure
- hydrostatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 第１軸受及び第２軸受を削除することにより
回転軸を短くすることができるとともに軸封装置の交換
を容易に行うことができるポンプの羽根車支持装置を提
供する。 【構成】 遠心式羽根車を有するポンプ装置において、
羽根車２の吐出側と吸込側の境界を構成するライナリン
グ部１１に、ポンプの自液吐出圧力を利用した静圧式液
中軸受１２を設けた。
回転軸を短くすることができるとともに軸封装置の交換
を容易に行うことができるポンプの羽根車支持装置を提
供する。 【構成】 遠心式羽根車を有するポンプ装置において、
羽根車２の吐出側と吸込側の境界を構成するライナリン
グ部１１に、ポンプの自液吐出圧力を利用した静圧式液
中軸受１２を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はポンプの羽根車支持装置
に係り、特に静圧式液中軸受を備えたポンプの羽根車支
持装置に関する。
に係り、特に静圧式液中軸受を備えたポンプの羽根車支
持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常のポンプでは、羽根車を嵌合した回
転軸をボールベアリング等の油潤滑軸受で支持するが、
この種の軸受装置は潤滑材として油を使用するため、油
輸送用ポンプ等の特殊な場合を除いて、ポンプケーシン
グの外部、即ち軸封装置を介してポンプ取扱液体の大気
への漏出を防止した上で大気中に設置される。
転軸をボールベアリング等の油潤滑軸受で支持するが、
この種の軸受装置は潤滑材として油を使用するため、油
輸送用ポンプ等の特殊な場合を除いて、ポンプケーシン
グの外部、即ち軸封装置を介してポンプ取扱液体の大気
への漏出を防止した上で大気中に設置される。
【０００３】図６は従来のポンプ装置を示す断面図であ
り、同図において符号１はケーシングであり、ケーシン
グ１内には羽根車２が収容されている。羽根車２は回転
軸３に固定されており、回転軸３はフレキシブルカップ
リング２１を介してモータ５に接続されるとともに、軸
受台６に固定された第１軸受７及び第２軸受８によって
支承されている。
り、同図において符号１はケーシングであり、ケーシン
グ１内には羽根車２が収容されている。羽根車２は回転
軸３に固定されており、回転軸３はフレキシブルカップ
リング２１を介してモータ５に接続されるとともに、軸
受台６に固定された第１軸受７及び第２軸受８によって
支承されている。
【０００４】また、ケーシングカバー９と回転軸３との
間には軸封装置１０が設置されている。そして、ケーシ
ング１及びケーシングカバー９と羽根車２との間の間隙
にはライナリング２５が設置されている。
間には軸封装置１０が設置されている。そして、ケーシ
ング１及びケーシングカバー９と羽根車２との間の間隙
にはライナリング２５が設置されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図６に示されるよう
に、羽根車２には、その吐出圧力の周方向アンバランス
に起因して半径方向推力Ｆが、羽根車２の略中心に位置
する点ｐに作用する。図６に示す従来のポンプ装置で
は、軸受装置７の設置位置はｐ点より距離Ｌ1 だけ離れ
たａ点にせざるを得ないため、ａ点を中心として曲げモ
ーメントＦ×Ｌ1 が発生し、回転軸３をケーシング１に
対して真っ直ぐに支持することができない。そこで、こ
の曲げモーメントＦＬ1 を支持する第２の軸受８をａ点
から更に距離Ｌ2 だけ離れたｂ点に設ける必要が生ず
る。このため、回転軸３が長くなり必然的に付帯構造物
も長尺化するという問題点があった。
に、羽根車２には、その吐出圧力の周方向アンバランス
に起因して半径方向推力Ｆが、羽根車２の略中心に位置
する点ｐに作用する。図６に示す従来のポンプ装置で
は、軸受装置７の設置位置はｐ点より距離Ｌ1 だけ離れ
たａ点にせざるを得ないため、ａ点を中心として曲げモ
ーメントＦ×Ｌ1 が発生し、回転軸３をケーシング１に
対して真っ直ぐに支持することができない。そこで、こ
の曲げモーメントＦＬ1 を支持する第２の軸受８をａ点
から更に距離Ｌ2 だけ離れたｂ点に設ける必要が生ず
る。このため、回転軸３が長くなり必然的に付帯構造物
も長尺化するという問題点があった。
【０００６】また軸封装置１０の交換に際しては、回転
軸３から軸受装置７，８を取外す必要があり、多大な作
業時間を要するという難点があった。しかも、第１及び
第２軸受７，８はボールベアリングからなるため、回転
軸３は左右に動かし難く、そのため回転軸３とモータ５
とはフレキシブルカップリング２１を介して連結しなけ
ればならなかった。
軸３から軸受装置７，８を取外す必要があり、多大な作
業時間を要するという難点があった。しかも、第１及び
第２軸受７，８はボールベアリングからなるため、回転
軸３は左右に動かし難く、そのため回転軸３とモータ５
とはフレキシブルカップリング２１を介して連結しなけ
ればならなかった。
【０００７】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、第１軸受及び第２軸受を削除することにより回転軸
を短くすることができるとともに軸封装置の交換を容易
に行うことができるポンプの羽根車支持装置を提供する
ことを目的とする。
で、第１軸受及び第２軸受を削除することにより回転軸
を短くすることができるとともに軸封装置の交換を容易
に行うことができるポンプの羽根車支持装置を提供する
ことを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明のポンプの羽根車支持装置は、遠心式羽根車
を有するポンプ装置において、前記羽根車の吐出側と吸
込側の境界を構成するライナリング部に、ポンプの自液
吐出圧力を利用した静圧式液中軸受を設けたことを特徴
とするものである。
め、本発明のポンプの羽根車支持装置は、遠心式羽根車
を有するポンプ装置において、前記羽根車の吐出側と吸
込側の境界を構成するライナリング部に、ポンプの自液
吐出圧力を利用した静圧式液中軸受を設けたことを特徴
とするものである。
【０００９】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、自液圧
力により作動する静圧式液中軸受を羽根車前後の至近位
置部、即ち吐出側と吸込側の境をなすライナリング部に
設けることにより、外部軸受を不要にし、ポンプ寸法を
小型短尺化することができる。また、静圧式軸受が羽根
車の両側に設置されるため、羽根車の半径方向推力によ
る曲げモーメントが回転軸に直接作用することがなく、
したがって回転軸を細く設計でき、さらに軸封装置も小
型化できるため、経済性が非常に優れている。さらに外
部軸受が設置されていないため、軸封装置の交換が極め
て容易となる。
力により作動する静圧式液中軸受を羽根車前後の至近位
置部、即ち吐出側と吸込側の境をなすライナリング部に
設けることにより、外部軸受を不要にし、ポンプ寸法を
小型短尺化することができる。また、静圧式軸受が羽根
車の両側に設置されるため、羽根車の半径方向推力によ
る曲げモーメントが回転軸に直接作用することがなく、
したがって回転軸を細く設計でき、さらに軸封装置も小
型化できるため、経済性が非常に優れている。さらに外
部軸受が設置されていないため、軸封装置の交換が極め
て容易となる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明に係るポンプの羽根車支持装置
の一実施例を図１乃至図３を参照して説明する。図１は
本発明のポンプ装置の断面図であり、ケーシング１内に
は羽根車２が収容されている。羽根車２は回転軸３に固
定されており、回転軸３はリジットなカップリング４を
介してモータ５に接続されている。羽根車２の吐出側と
吸込側の境界を構成するライナリング部１１，１１に
は、即ち羽根車２の両側には、ポンプの自液吐出圧力を
利用した静圧式液中軸受１２，１２が設置されている。
また、ケーシングカバー９と回転軸３との間には軸封装
置１０が設置されている。
の一実施例を図１乃至図３を参照して説明する。図１は
本発明のポンプ装置の断面図であり、ケーシング１内に
は羽根車２が収容されている。羽根車２は回転軸３に固
定されており、回転軸３はリジットなカップリング４を
介してモータ５に接続されている。羽根車２の吐出側と
吸込側の境界を構成するライナリング部１１，１１に
は、即ち羽根車２の両側には、ポンプの自液吐出圧力を
利用した静圧式液中軸受１２，１２が設置されている。
また、ケーシングカバー９と回転軸３との間には軸封装
置１０が設置されている。
【００１１】図２（図２（ａ）は縦断面図、図２（ｂ）
は横断面図）は静圧式液中軸受の作動原理を示す図であ
り、静圧式液中軸受は円筒状をなし、内径側に４ヶ所以
上の偶数個のポケット室１２ａを有し、外径側にポケッ
ト室１２ａに通ずるオリフィス１２ｂが設けられてい
る。内径側は羽根車リング部との間に狭い環状隙間を構
成するようになっている。
は横断面図）は静圧式液中軸受の作動原理を示す図であ
り、静圧式液中軸受は円筒状をなし、内径側に４ヶ所以
上の偶数個のポケット室１２ａを有し、外径側にポケッ
ト室１２ａに通ずるオリフィス１２ｂが設けられてい
る。内径側は羽根車リング部との間に狭い環状隙間を構
成するようになっている。
【００１２】羽根車２に作用する半径方向推力Ｆ（図１
参照）は、ポンプ吐出圧力Ｐに比例することが知られて
おり、静圧式液中軸受１２の許容荷重も負荷圧力Ｐに比
例するため、軸受サイズを適切に選定することにより、
常に許容荷重＞負荷荷重（Ｆ）とすることができる。図
２に示されるように、圧力Ｐｄの流体は複数のオリフィ
ス１２ｂを経て、ポケット室１２ａに流入し、両側の環
状隙間から低圧側Ｐｓへ流出する。
参照）は、ポンプ吐出圧力Ｐに比例することが知られて
おり、静圧式液中軸受１２の許容荷重も負荷圧力Ｐに比
例するため、軸受サイズを適切に選定することにより、
常に許容荷重＞負荷荷重（Ｆ）とすることができる。図
２に示されるように、圧力Ｐｄの流体は複数のオリフィ
ス１２ｂを経て、ポケット室１２ａに流入し、両側の環
状隙間から低圧側Ｐｓへ流出する。
【００１３】この時、各々のポケット室１２ａを通過す
る流量は、オリフィス１２ｂの抵抗と環状隙間の抵抗の
合計が大きい程少なくなる。したがって、外荷重により
回転側Ｒが一方に変位すると、その部分の環状隙間が小
さくなり流路抵抗が大きくなるため、通過流量も減少す
る。環状隙間の抵抗が大きい部分では、オリフィス１２
ｂから流入した流体がせき止められるため、ポケット圧
力が増加する。逆に環状隙間が広い部分ではポケット圧
力が減少する。この理由により、環状隙間が狭い部分で
は軸受圧力が増加し、回転側Ｒを押し戻そうとするため
自動調芯作用が発生する。
る流量は、オリフィス１２ｂの抵抗と環状隙間の抵抗の
合計が大きい程少なくなる。したがって、外荷重により
回転側Ｒが一方に変位すると、その部分の環状隙間が小
さくなり流路抵抗が大きくなるため、通過流量も減少す
る。環状隙間の抵抗が大きい部分では、オリフィス１２
ｂから流入した流体がせき止められるため、ポケット圧
力が増加する。逆に環状隙間が広い部分ではポケット圧
力が減少する。この理由により、環状隙間が狭い部分で
は軸受圧力が増加し、回転側Ｒを押し戻そうとするため
自動調芯作用が発生する。
【００１４】本発明においては、図３（図３（ａ）は縦
断面図、図３（ｂ）は軸受部の部分横断面図）に示すよ
うに高圧流体の取出口を羽根車２の外径側の点ｄ1 ，ｄ
2 に設け、流路１３，１４によって軸受外周側の環状室
ｅ1 ，ｅ2 に導く。高圧流体は、軸受のオリフィス１２
ｂ1 ，１２ｂ2 、ポケット室１２ａ1 ，１２ａ2 、環状
隙間ｈａ1 ，ｈｂ1 ，ｈａ2 ，ｈｂ2 を経て低圧側に流
出する。ここで、環状隙間ｈａ1 から流出した流体は羽
根車吸込口ｊへ、環状隙間ｈａ2 から流出した流体はバ
ランス穴ｋを経て同様に吸込口ｊに循環する。一方、環
状隙間ｈｂ1 ，ｈｂ2 から流出した流体は、羽根車２と
ケーシング１の壁面に囲まれた空間を経て吐出側に還流
する。ここで、軸受ポケット室の圧力Ｐｋは通常供給差
圧（吐出圧力Ｐｄ−吸込圧力Ｐｓ）の１／２程度である
ため、流体はポケット室１２ａ1，１２ａ2 から隙間ｈ
ｂ1 ，ｈｂ2 を通って空間Ｓ1 , Ｓ2 に流出するため、
Ｐｋ1 ＞Ｐｂ1 ，Ｐｋ2 ＞Ｐｂ2 でなくてはならない。
断面図、図３（ｂ）は軸受部の部分横断面図）に示すよ
うに高圧流体の取出口を羽根車２の外径側の点ｄ1 ，ｄ
2 に設け、流路１３，１４によって軸受外周側の環状室
ｅ1 ，ｅ2 に導く。高圧流体は、軸受のオリフィス１２
ｂ1 ，１２ｂ2 、ポケット室１２ａ1 ，１２ａ2 、環状
隙間ｈａ1 ，ｈｂ1 ，ｈａ2 ，ｈｂ2 を経て低圧側に流
出する。ここで、環状隙間ｈａ1 から流出した流体は羽
根車吸込口ｊへ、環状隙間ｈａ2 から流出した流体はバ
ランス穴ｋを経て同様に吸込口ｊに循環する。一方、環
状隙間ｈｂ1 ，ｈｂ2 から流出した流体は、羽根車２と
ケーシング１の壁面に囲まれた空間を経て吐出側に還流
する。ここで、軸受ポケット室の圧力Ｐｋは通常供給差
圧（吐出圧力Ｐｄ−吸込圧力Ｐｓ）の１／２程度である
ため、流体はポケット室１２ａ1，１２ａ2 から隙間ｈ
ｂ1 ，ｈｂ2 を通って空間Ｓ1 , Ｓ2 に流出するため、
Ｐｋ1 ＞Ｐｂ1 ，Ｐｋ2 ＞Ｐｂ2 でなくてはならない。
【００１５】羽根車２の主板，側板とケーシング１の壁
面の間隔ｍ1 ，ｍ2 が大きいと、圧力Ｐｂ1 ，Ｐｂ2 ≒
Ｐｄとなり、Ｐｋ1 ＜Ｐｂ1 ，Ｐｋ2 ＜Ｐｂ2 となって
しまうので、ポケット室１２ａ1 ，１２ａ2 から空間Ｓ
1 ，Ｓ2 への流体の流出は生ぜず、逆に空間Ｓ1 ，Ｓ2
からポケット室１２ａ1 ，１２ａ2 側へ逆流することに
なるため、軸受効果が消失する。即ち、本発明では間隔
ｍ1 ，ｍ2 を適切に狭くすることにより、空間Ｓ1 ，Ｓ
2 の流体を羽根車２の主板，側板の回転摩擦力で旋回せ
しめ、この遠心力の作用で圧力Ｐｂ1 ，Ｐｂ2 を圧力Ｐ
ｋ1 ，Ｐｋ2 よりそれぞれ低くする工夫をしている。
面の間隔ｍ1 ，ｍ2 が大きいと、圧力Ｐｂ1 ，Ｐｂ2 ≒
Ｐｄとなり、Ｐｋ1 ＜Ｐｂ1 ，Ｐｋ2 ＜Ｐｂ2 となって
しまうので、ポケット室１２ａ1 ，１２ａ2 から空間Ｓ
1 ，Ｓ2 への流体の流出は生ぜず、逆に空間Ｓ1 ，Ｓ2
からポケット室１２ａ1 ，１２ａ2 側へ逆流することに
なるため、軸受効果が消失する。即ち、本発明では間隔
ｍ1 ，ｍ2 を適切に狭くすることにより、空間Ｓ1 ，Ｓ
2 の流体を羽根車２の主板，側板の回転摩擦力で旋回せ
しめ、この遠心力の作用で圧力Ｐｂ1 ，Ｐｂ2 を圧力Ｐ
ｋ1 ，Ｐｋ2 よりそれぞれ低くする工夫をしている。
【００１６】上述において、Ｐｋ＞Ｐｂとする方法とし
て、羽根車とケーシングの間隔ｍを小さくし、羽根車の
摩擦力で流体に遠心力に基づく圧力差を与えると説明し
たが、より積極的な方法として、図４（図４（ａ）は縦
断面図、図４（ｂ）は側面図）に示すように羽根車２の
主側板の外側に放射状羽根２０を設けて、このポンプ作
用で圧力差を発生させることも効果がある。
て、羽根車とケーシングの間隔ｍを小さくし、羽根車の
摩擦力で流体に遠心力に基づく圧力差を与えると説明し
たが、より積極的な方法として、図４（図４（ａ）は縦
断面図、図４（ｂ）は側面図）に示すように羽根車２の
主側板の外側に放射状羽根２０を設けて、このポンプ作
用で圧力差を発生させることも効果がある。
【００１７】図１乃至図４に示す実施例においては、単
段片吸込型遠心ポンプに本発明を適用した例を説明した
が、本発明を多段式ポンプあるいは両吸込側羽根車を有
するポンプに適用しても全く同様の作用効果が得られ
る。
段片吸込型遠心ポンプに本発明を適用した例を説明した
が、本発明を多段式ポンプあるいは両吸込側羽根車を有
するポンプに適用しても全く同様の作用効果が得られ
る。
【００１８】図５は本発明に係るポンプの羽根車支持装
置の別実施例を示す図である。図５において、図１乃至
図４と同一の機能及び作用を有する構成要素は同一符号
を付し説明を省略する。本実施例においては、静圧式液
中軸受１５がテーパ状になっており、このテーパ状の軸
受によって羽根車２の斜面２ａを支承するようにしてい
る。静圧式液中軸受１５のポケット室、オリフィス等の
構成は図２と全く同様であり、図１乃至図４に示す実施
例と同様な作用効果によって半径方向の荷重のみならず
軸方向荷重に対しても軸受として機能させることができ
る。
置の別実施例を示す図である。図５において、図１乃至
図４と同一の機能及び作用を有する構成要素は同一符号
を付し説明を省略する。本実施例においては、静圧式液
中軸受１５がテーパ状になっており、このテーパ状の軸
受によって羽根車２の斜面２ａを支承するようにしてい
る。静圧式液中軸受１５のポケット室、オリフィス等の
構成は図２と全く同様であり、図１乃至図４に示す実施
例と同様な作用効果によって半径方向の荷重のみならず
軸方向荷重に対しても軸受として機能させることができ
る。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自液圧力により作動する静圧式液中軸受を羽根車前後の
至近位置部、即ち吐出側と吸込側の境をなすライナリン
グ部に設けることにより、外部軸受を不要にし、ポンプ
寸法を小型短尺化することができる。
自液圧力により作動する静圧式液中軸受を羽根車前後の
至近位置部、即ち吐出側と吸込側の境をなすライナリン
グ部に設けることにより、外部軸受を不要にし、ポンプ
寸法を小型短尺化することができる。
【００２０】また本発明によれば、静圧式軸受が羽根車
の両側に設置されるため、羽根車の半径方向推力による
曲げモーメントが回転軸に直接作用することがなく、し
たがって回転軸を細く設計でき、さらに軸封装置も小型
化できるため、経済性が非常に優れている。
の両側に設置されるため、羽根車の半径方向推力による
曲げモーメントが回転軸に直接作用することがなく、し
たがって回転軸を細く設計でき、さらに軸封装置も小型
化できるため、経済性が非常に優れている。
【００２１】さらに本発明によれば、外部軸受が設置さ
れていないため、軸封装置の交換が極めて容易となる。
れていないため、軸封装置の交換が極めて容易となる。
【図１】本発明に係るポンプの羽根車支持装置の一実施
例を示す全体構成図である。
例を示す全体構成図である。
【図２】本発明に係るポンプの羽根車支持装置における
静圧式液中軸受の原理を説明する説明図である。
静圧式液中軸受の原理を説明する説明図である。
【図３】本発明に係るポンプの羽根車支持装置の作用を
説明する説明図である。
説明する説明図である。
【図４】本発明に係る羽根車支持装置における羽根車に
羽根を設けた例を示す図である。
羽根を設けた例を示す図である。
【図５】本発明に係るポンプの羽根車支持装置の他の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図６】従来のポンプ装置の断面図である。
１ ケーシング ２ 羽根車 ３ 回転軸 ４ カップリング ５ モータ ９ ケーシングカバー １０ 軸封装置 １１ ライナリング部 １２，１５ 静圧式液中軸受 １２ａ ポケット室 １２ｂ オリフィス
Claims (2)
- 【請求項１】 遠心式羽根車を有するポンプ装置におい
て、前記羽根車の吐出側と吸込側の境界を構成するライ
ナリング部に、ポンプの自液吐出圧力を利用した静圧式
液中軸受を設けたことを特徴とする羽根車支持装置。 - 【請求項２】 前記静圧式液中軸受の吐出側出口部の羽
根車主側板との隙間を狭くして、この部分の液体の圧力
を羽根車外径側出口部付近より低下させることにより、
軸受循環流を得られるようにしたことを特徴とする請求
項１記載の羽根車支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26299293A JPH0791395A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | ポンプの羽根車支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26299293A JPH0791395A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | ポンプの羽根車支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0791395A true JPH0791395A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17383399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26299293A Withdrawn JPH0791395A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | ポンプの羽根車支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0791395A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7021890B2 (en) | 2001-11-01 | 2006-04-04 | Ishigaki Company Limited | Turbo pump |
| JP2011252463A (ja) * | 2010-06-03 | 2011-12-15 | Torishima Pump Mfg Co Ltd | 両吸込ポンプ |
| WO2015146755A1 (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-01 | 株式会社Ihi | 遠心圧縮機インペラ |
| CN114033706A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-11 | 嘉利特荏原泵业有限公司 | 一种离心泵 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP26299293A patent/JPH0791395A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7021890B2 (en) | 2001-11-01 | 2006-04-04 | Ishigaki Company Limited | Turbo pump |
| JP2011252463A (ja) * | 2010-06-03 | 2011-12-15 | Torishima Pump Mfg Co Ltd | 両吸込ポンプ |
| WO2015146755A1 (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-01 | 株式会社Ihi | 遠心圧縮機インペラ |
| CN105745453A (zh) * | 2014-03-24 | 2016-07-06 | 株式会社Ihi | 离心压缩机叶轮 |
| JPWO2015146755A1 (ja) * | 2014-03-24 | 2017-04-13 | 株式会社Ihi | 遠心圧縮機インペラ |
| CN114033706A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-11 | 嘉利特荏原泵业有限公司 | 一种离心泵 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4454699B2 (ja) | スラスト軸受 | |
| KR100402063B1 (ko) | 개선된유로를구비한펌프 | |
| JP5291363B2 (ja) | ポンプ | |
| JPH0771621A (ja) | ラビリンス・シール・アセンブリ、ガス・シール及び自由 浮動ラビリンス・ガス・シール | |
| US4449888A (en) | Free spool inducer pump | |
| US5340272A (en) | Multi-stage centrifugal pump incorporating a sealed thrust bearing | |
| WO1991014853A1 (en) | Control system for regulating the axial loading of a rotor of a fluid machine | |
| JPH09512872A (ja) | 被覆磁性軸受を備えた多段遠心ポンプ | |
| JP2017032118A (ja) | 軸封装置および回転機械 | |
| US20210324862A1 (en) | Centrifugal pump for conveying a fluid | |
| JPH0791395A (ja) | ポンプの羽根車支持装置 | |
| CN111033053B (zh) | 轴向推力平衡装置 | |
| JP4879526B2 (ja) | ポンプ | |
| JP2001248586A (ja) | 遠心ポンプ | |
| US4249860A (en) | Pumping apparatus for fluids containing abrasive particulates | |
| JPH0968195A (ja) | キャンドモータポンプ | |
| JP3115724B2 (ja) | 全周流型両吸込ポンプ | |
| JPH085358Y2 (ja) | ガスシール型モータポンプ装置 | |
| KR102617553B1 (ko) | 다단펌프의 밸런스장치 | |
| JP2672034B2 (ja) | 多段型サブマージドポンプの軸受構造 | |
| US20240175447A1 (en) | Assembly for compensating axial forces in a rotating flow machine and a multi-stage centrifugal pump | |
| JP5204801B2 (ja) | 両吸込横軸ポンプ | |
| JP2009250151A (ja) | 軸流タービンのスラスト低減装置 | |
| JPH1182364A (ja) | 多段遠心ポンプ | |
| JP4030227B2 (ja) | キャンドモータポンプ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20031224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |