JPH0791012B2 - エレベータの主ロープの駆動方法 - Google Patents
エレベータの主ロープの駆動方法Info
- Publication number
- JPH0791012B2 JPH0791012B2 JP63216384A JP21638488A JPH0791012B2 JP H0791012 B2 JPH0791012 B2 JP H0791012B2 JP 63216384 A JP63216384 A JP 63216384A JP 21638488 A JP21638488 A JP 21638488A JP H0791012 B2 JPH0791012 B2 JP H0791012B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- main rope
- hoisting machine
- main
- pulley
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータの主ロープの駆動方法に係り、特に
主ロープ交換時における組込みおよび取外しに好適な主
ロープの駆動方法に関する。
主ロープ交換時における組込みおよび取外しに好適な主
ロープの駆動方法に関する。
一般に、エレベータの乗かごと釣合錘は数種のプーリを
介して主ロープによつて連結されており、この主ロープ
が古くなると新しい主ロープに交換しなければならず、
この作業は定期的に行なわれる必要がある。
介して主ロープによつて連結されており、この主ロープ
が古くなると新しい主ロープに交換しなければならず、
この作業は定期的に行なわれる必要がある。
従来の主ロープの組込み方法は、特開昭52−71043号公
報に記載のように行なわれていた。つまり電動ウインチ
等を最上方エレベータホールに設置すると共に、所定数
のロープドラムを最下方エレベータホールに設置してお
き、そのロープドラムから主ロープを引出して掛け回す
のに必要な所定の長さ分だけ巻戻して切断する。その切
断した１本の主ロープの釣合錘側の一端を電動用ウイン
チの巻上用ロープに緊結し、これを最下方エレベータホ
ールに位置する釣合錘の釣合錘プーリに掛け回して吊り
揚げ、釣合錘側のロープ止めロツトに固定する。次に、
主ロープの乗かご側の他端を電動ウインチの巻上用ロー
プに緊結して最上方エレベータホールまで吊り揚げ、機
械室に設けられた巻上機プーリ、反らせ用プーリおよび
最上方エレベータホールに位置する乗かごプーリに順次
掛け回して乗かご側のロープ止めロツトに仮固定する。
残りの主ロープについても同様に行ない、その全主ロー
プの乗かご側の他端をソケツテイングして乗かご側のロ
ープ止めロツトに本固定していた。
報に記載のように行なわれていた。つまり電動ウインチ
等を最上方エレベータホールに設置すると共に、所定数
のロープドラムを最下方エレベータホールに設置してお
き、そのロープドラムから主ロープを引出して掛け回す
のに必要な所定の長さ分だけ巻戻して切断する。その切
断した１本の主ロープの釣合錘側の一端を電動用ウイン
チの巻上用ロープに緊結し、これを最下方エレベータホ
ールに位置する釣合錘の釣合錘プーリに掛け回して吊り
揚げ、釣合錘側のロープ止めロツトに固定する。次に、
主ロープの乗かご側の他端を電動ウインチの巻上用ロー
プに緊結して最上方エレベータホールまで吊り揚げ、機
械室に設けられた巻上機プーリ、反らせ用プーリおよび
最上方エレベータホールに位置する乗かごプーリに順次
掛け回して乗かご側のロープ止めロツトに仮固定する。
残りの主ロープについても同様に行ない、その全主ロー
プの乗かご側の他端をソケツテイングして乗かご側のロ
ープ止めロツトに本固定していた。
従来のエレベータの主ロープの駆動方法は上述のように
していたため、電動ウインチを別に設置する必要があ
り、その電動ウインチの準備や設置作業および電源確保
等の煩しい準備作業を行なわねばならない。また、主ロ
ープと巻上用ロープとの緊結等昇降路内での作業も多
く、安全性に欠け、作業も迅速に行なえないという欠点
があつた。
していたため、電動ウインチを別に設置する必要があ
り、その電動ウインチの準備や設置作業および電源確保
等の煩しい準備作業を行なわねばならない。また、主ロ
ープと巻上用ロープとの緊結等昇降路内での作業も多
く、安全性に欠け、作業も迅速に行なえないという欠点
があつた。
本発明の目的は、主ロープの組込みや取外しなどを安全
かつ迅速に行なうことのできるエレベータの主ロープの
駆動方法を提供するにある。
かつ迅速に行なうことのできるエレベータの主ロープの
駆動方法を提供するにある。
本発明は上記目的を達成するために、昇降路内に昇降可
能に配置された乗かごおよび釣合錘と、巻上機に設けら
れた巻上機プーリに巻回されて上記乗かごおよび釣合錘
を連結させる主ロープとから成り、上記乗かごと上記釣
合錘を所定位置に保持して、上記主ロープの交換作業を
行なうエレベータの主ロープの駆動方法において、 上記主ロープの交換作業の実施中、継続して上記巻上機
プーリに巻回された上記主ロープを、上記巻上機プーリ
に押圧するロープ押付け装置を設け、このロープ押付け
装置と上記巻上機プーリとの間に上記主ロープを挾持し
ながら、上記巻上機を駆動して上記主ロープを移動させ
ることを特徴とする。
能に配置された乗かごおよび釣合錘と、巻上機に設けら
れた巻上機プーリに巻回されて上記乗かごおよび釣合錘
を連結させる主ロープとから成り、上記乗かごと上記釣
合錘を所定位置に保持して、上記主ロープの交換作業を
行なうエレベータの主ロープの駆動方法において、 上記主ロープの交換作業の実施中、継続して上記巻上機
プーリに巻回された上記主ロープを、上記巻上機プーリ
に押圧するロープ押付け装置を設け、このロープ押付け
装置と上記巻上機プーリとの間に上記主ロープを挾持し
ながら、上記巻上機を駆動して上記主ロープを移動させ
ることを特徴とする。
本発明によるエレベータの主ロープの駆動方法は上述の
如く行なわれるため、主ロープの組込みおよび取外しを
行なう場合に、主ロープの交換作業の実施中、継続して
押付け装置により主ロープを巻上機プーリに押付け、主
ロープと巻上機プーリとの摩擦力を増大させ、それによ
つて、巻上機プーリに巻回された主ロープが巻上機プー
リを境として何れか一方端側に、他方より遥かに大きい
ロープ自重が加つた場合でも、巻上機を駆動することに
より、主ロープをスリツプさせることなく移動させるこ
とができる。従つて作業者は主ロープをロープドラムに
よつて繰り出したり、巻取つたりする程度の補助的な作
業を行なうだけでよい。また昇降路内での高所作業もほ
とんどなく、安全に、しかも短時間で主ロープの交換作
業を行なうことができる。
如く行なわれるため、主ロープの組込みおよび取外しを
行なう場合に、主ロープの交換作業の実施中、継続して
押付け装置により主ロープを巻上機プーリに押付け、主
ロープと巻上機プーリとの摩擦力を増大させ、それによ
つて、巻上機プーリに巻回された主ロープが巻上機プー
リを境として何れか一方端側に、他方より遥かに大きい
ロープ自重が加つた場合でも、巻上機を駆動することに
より、主ロープをスリツプさせることなく移動させるこ
とができる。従つて作業者は主ロープをロープドラムに
よつて繰り出したり、巻取つたりする程度の補助的な作
業を行なうだけでよい。また昇降路内での高所作業もほ
とんどなく、安全に、しかも短時間で主ロープの交換作
業を行なうことができる。
以下本発明の実施例を図面により説明する。
多数の階床にわたつて形成された昇降路21内には、図示
しないガイドレールに沿つて昇降する乗かご12と釣合錘
13が昇降可能に納められている。昇降路21の上部に形成
された機械室22には、図示しない巻上機に連動する巻上
機プーリ１と反らせ用プーリ２が設置され、これら巻上
機プーリ１および反らせ用プーリ２に複数本の主ロープ
５が掛けられている。この主ロープ５の一端に結合した
乗かご側のロープソケツト８は、乗かごプーリ３を介し
て機械室22の床部に設けられた乗かご側のロープ止めロ
ツト10に連結されている。また主ロープ５の他端に取付
けた釣合錘側のロープソケツト９は、反らせ用プーリ２
と釣合錘プーリ４を介して、機械室22の床部に設けられ
た釣合錘側のロープ止めロツト11に連結されている。
しないガイドレールに沿つて昇降する乗かご12と釣合錘
13が昇降可能に納められている。昇降路21の上部に形成
された機械室22には、図示しない巻上機に連動する巻上
機プーリ１と反らせ用プーリ２が設置され、これら巻上
機プーリ１および反らせ用プーリ２に複数本の主ロープ
５が掛けられている。この主ロープ５の一端に結合した
乗かご側のロープソケツト８は、乗かごプーリ３を介し
て機械室22の床部に設けられた乗かご側のロープ止めロ
ツト10に連結されている。また主ロープ５の他端に取付
けた釣合錘側のロープソケツト９は、反らせ用プーリ２
と釣合錘プーリ４を介して、機械室22の床部に設けられ
た釣合錘側のロープ止めロツト11に連結されている。
主ロープ５の交換に際して作業員は、まず、最上方エレ
ベータホール23の所定位置に乗かご12を保持し、その近
傍にロープドラム７を設置する。また、巻上機プーリ１
に押圧ローラ15を押圧した状態でロープ押付け装置６を
設置する。このロープ押付け装置６の詳細を第２図の側
面図と第３図の正面図から説明する。巻上機ベース14上
に図示しない巻上機が固定されており、その巻上機プー
リ１に複数の主ロープ５が掛けられている。押圧ローラ
15は、主ロープ５の外形に対応する溝がその外周に形成
されており、シヤフト16によつて回転自在に支持されて
いる。このシヤフト16を架台17によつて支持し、架台17
をジヤツキボルト18と圧縮ばね20を有する取付ボルト19
とにより巻上機ベース14に固定している。このジヤツキ
ボルト18はねじ込むと巻上機ベース14で係止し、さらに
ねじ込むと取付ボルト19を支点部として架台17を時計周
りに回転させる。それによつてそれぞれの主ロープに応
じた適度な挾持力が加えられることになる。
ベータホール23の所定位置に乗かご12を保持し、その近
傍にロープドラム７を設置する。また、巻上機プーリ１
に押圧ローラ15を押圧した状態でロープ押付け装置６を
設置する。このロープ押付け装置６の詳細を第２図の側
面図と第３図の正面図から説明する。巻上機ベース14上
に図示しない巻上機が固定されており、その巻上機プー
リ１に複数の主ロープ５が掛けられている。押圧ローラ
15は、主ロープ５の外形に対応する溝がその外周に形成
されており、シヤフト16によつて回転自在に支持されて
いる。このシヤフト16を架台17によつて支持し、架台17
をジヤツキボルト18と圧縮ばね20を有する取付ボルト19
とにより巻上機ベース14に固定している。このジヤツキ
ボルト18はねじ込むと巻上機ベース14で係止し、さらに
ねじ込むと取付ボルト19を支点部として架台17を時計周
りに回転させる。それによつてそれぞれの主ロープに応
じた適度な挾持力が加えられることになる。
このような構成における古くなつた主ロープの取外し方
法を説明する。
法を説明する。
まず最下方エレベータホール24において釣合錘13を受台
等で保持し、最上方エレベータホール23において乗かご
12をチエーンブロツク等で吊り上げ、主ロープ５を緩め
る。そしてロープ押付け装置６を巻上機ベース14に取付
ボルト19で設置し、ジヤツキボルト18をねじ込むことに
よつて押圧ローラ15を主ロープ５に適度な挾持力で押圧
する。
等で保持し、最上方エレベータホール23において乗かご
12をチエーンブロツク等で吊り上げ、主ロープ５を緩め
る。そしてロープ押付け装置６を巻上機ベース14に取付
ボルト19で設置し、ジヤツキボルト18をねじ込むことに
よつて押圧ローラ15を主ロープ５に適度な挾持力で押圧
する。
ここで、主ロープ５の乗かご側のロープソケツト８の連
結を外し、その端部をロープドラム７に巻付ける。次に
釣合錘プーリ４の図示しない側板を外し、主ロープ５を
釣合錘４の手前側に引出す。
結を外し、その端部をロープドラム７に巻付ける。次に
釣合錘プーリ４の図示しない側板を外し、主ロープ５を
釣合錘４の手前側に引出す。
それから、巻上機を駆動させて巻上機プーリ１を回転さ
せることにより、釣合錘13側の主ロープ５が引上げら
れ、この引上げ速度に合わせてロープドラム７を回転さ
せれば、ロープドラム７に古くなつた主ロープが巻回さ
れていく。そして、主ロープ５が釣合錘側のロープソケ
ツト９付近まで引き上げられたならば、巻上機を停止
し、釣合錘側のロープソケツト９と釣合錘側のロープ止
めロツト11との連結を切り離す。次に釣合錘側のロープ
ソケツト９の付近で主ロープ５を切断し、主ロープ５か
らソケツトを切り離す。この残りの主ロープ５をロープ
ドラム７で巻回すれば取外し作業は終了する。
せることにより、釣合錘13側の主ロープ５が引上げら
れ、この引上げ速度に合わせてロープドラム７を回転さ
せれば、ロープドラム７に古くなつた主ロープが巻回さ
れていく。そして、主ロープ５が釣合錘側のロープソケ
ツト９付近まで引き上げられたならば、巻上機を停止
し、釣合錘側のロープソケツト９と釣合錘側のロープ止
めロツト11との連結を切り離す。次に釣合錘側のロープ
ソケツト９の付近で主ロープ５を切断し、主ロープ５か
らソケツトを切り離す。この残りの主ロープ５をロープ
ドラム７で巻回すれば取外し作業は終了する。
次に、新しい主ロープの組込み方法を説明する。
まず、釣合錘13は昇降路21の最下方エレベータホール24
付近で受台等で保持されており、乗かご12は昇降路21の
最上方エレベータホール24付近にチエーンブロツク等に
より保持されている。
付近で受台等で保持されており、乗かご12は昇降路21の
最上方エレベータホール24付近にチエーンブロツク等に
より保持されている。
そして、新しく組み込む主ロープ５を収約したロープド
ラム７を最上方エレベータホール23付近に設置し、主ロ
ープ５の一端を、乗かごプーリ３……巻上機プーリ１…
…反らせ用プーリ２の順に通し、釣合錘側のロープ止め
ロツト11付近まで組み込み、その主ロープ５の一端に釣
合錘側のロープソケツト９を接続し、そのロープソケツ
ト９と釣合錘側のロープ止めロツト11を連結する。
ラム７を最上方エレベータホール23付近に設置し、主ロ
ープ５の一端を、乗かごプーリ３……巻上機プーリ１…
…反らせ用プーリ２の順に通し、釣合錘側のロープ止め
ロツト11付近まで組み込み、その主ロープ５の一端に釣
合錘側のロープソケツト９を接続し、そのロープソケツ
ト９と釣合錘側のロープ止めロツト11を連結する。
それから、ロープ押付け装置６を巻上機ベース14に密着
し、ジヤツキボルト18をねじ込んで押圧ローラ15を主ロ
ープ５側に時計周りをさせて、主ロープ５を適度な力で
挾持させる。
し、ジヤツキボルト18をねじ込んで押圧ローラ15を主ロ
ープ５側に時計周りをさせて、主ロープ５を適度な力で
挾持させる。
こうして、巻上機を駆動して巻上機プーリ１を回転させ
ることにより、主ロープ５の釣合錘13側のＵ字形になつ
た部分を次第に下方に降ろしていく。この主ロープ５の
Ｕ字形の部分が最下方エレベータホール24に降りてきた
ら巻上機を停止させ、釣合錘プーリ４の図示しない側面
板を外してロープ用の溝に主ロープ５を組み込む。もし
主ロープ５が弛んでいれば、巻上機を逆転させてその弛
みを無くする。この状態で、ロープ押付け装置６の押圧
ローラ15から釣合錘側のロープ止めロツト11までの主ロ
ープ５が、適度な張力でもつて保持されることになる。
ることにより、主ロープ５の釣合錘13側のＵ字形になつ
た部分を次第に下方に降ろしていく。この主ロープ５の
Ｕ字形の部分が最下方エレベータホール24に降りてきた
ら巻上機を停止させ、釣合錘プーリ４の図示しない側面
板を外してロープ用の溝に主ロープ５を組み込む。もし
主ロープ５が弛んでいれば、巻上機を逆転させてその弛
みを無くする。この状態で、ロープ押付け装置６の押圧
ローラ15から釣合錘側のロープ止めロツト11までの主ロ
ープ５が、適度な張力でもつて保持されることになる。
ここで作業員は、主ロープ５の伸び量などを考慮してそ
の主ロープ５の長さを決定し切断する。その主ロープ５
の切断部に乗かご側のロープソケツト８を接続し、乗か
ご側のロープ止めロツト10と連結する。これで主ロープ
５の取付け作業は終わるので、ロープ押付け装置６のジ
ヤツキボルト18を弛めて主ロープ５の挾持を止め、取付
ボルト19を外してロープ押付け装置６を取外す。次いで
チエーンブロツクや受台を外して、主ロープ５の組み込
みおよび取り外し作業を終了する。
の主ロープ５の長さを決定し切断する。その主ロープ５
の切断部に乗かご側のロープソケツト８を接続し、乗か
ご側のロープ止めロツト10と連結する。これで主ロープ
５の取付け作業は終わるので、ロープ押付け装置６のジ
ヤツキボルト18を弛めて主ロープ５の挾持を止め、取付
ボルト19を外してロープ押付け装置６を取外す。次いで
チエーンブロツクや受台を外して、主ロープ５の組み込
みおよび取り外し作業を終了する。
この実施例によれば、新しい主ロープの組み込み時や古
い主ロープの取り外し時に、主ロープの一方端側に他方
端側よりも大きなロープ自重が作用しても、巻上機プー
リと主ロープとの間でスリツプを起こすことなく、主ロ
ープを巻上げたり巻下ろしたりすることができる。従つ
て、巻上機プーリを境として主ロープの両端側に作用す
るロープ自重が極端に異なる高揚程のエレベータにおい
ても、簡単に、しかも迅速に主ロープの組み込みおよび
取り外し作業を行なうことができる。
い主ロープの取り外し時に、主ロープの一方端側に他方
端側よりも大きなロープ自重が作用しても、巻上機プー
リと主ロープとの間でスリツプを起こすことなく、主ロ
ープを巻上げたり巻下ろしたりすることができる。従つ
て、巻上機プーリを境として主ロープの両端側に作用す
るロープ自重が極端に異なる高揚程のエレベータにおい
ても、簡単に、しかも迅速に主ロープの組み込みおよび
取り外し作業を行なうことができる。
以上説明したように本発明は、主ロープの交換作業の実
施中、継続して巻上機プーリに巻回された主ロープを巻
上機プーリに押圧するロープ押付け装置を設けて、この
ロープ押付け装置によつて主ロープと巻上機プーリとの
摩擦力を増大させたため、巻上機プーリに掛け回された
主ロープがこの巻上機プーリを境として、何れか一方端
側に他方端側よりも遥かに大きなロープ自重が加わつた
としても、巻上機を駆動させることにより、主ロープを
スリツプさせることなく移動させることができる。従つ
て作業者は、主ロープをロープドラムから繰り出すか、
巻き取る程度の補助的な作業を行なうだけで、主ロープ
の交換作業を行なうことができると共に、昇降路内での
高所作業もほとんどないので、安全に、しかも短時間で
行なうことができる。
施中、継続して巻上機プーリに巻回された主ロープを巻
上機プーリに押圧するロープ押付け装置を設けて、この
ロープ押付け装置によつて主ロープと巻上機プーリとの
摩擦力を増大させたため、巻上機プーリに掛け回された
主ロープがこの巻上機プーリを境として、何れか一方端
側に他方端側よりも遥かに大きなロープ自重が加わつた
としても、巻上機を駆動させることにより、主ロープを
スリツプさせることなく移動させることができる。従つ
て作業者は、主ロープをロープドラムから繰り出すか、
巻き取る程度の補助的な作業を行なうだけで、主ロープ
の交換作業を行なうことができると共に、昇降路内での
高所作業もほとんどないので、安全に、しかも短時間で
行なうことができる。
第１図は本発明によるエレベータの主ロープの駆動方法
の一実施例を示すエレベータの昇降路付近の横断面図、
第２図はこのエレベータの主ロープの駆動方法の要部を
成すロープ押付け装置の側面図、第３図は第２図の正面
図である。 １……巻上機プーリ、５……主ロープ、６……ロープ押
付け装置、12……乗かご、13……釣合錘、21……昇降
路。
の一実施例を示すエレベータの昇降路付近の横断面図、
第２図はこのエレベータの主ロープの駆動方法の要部を
成すロープ押付け装置の側面図、第３図は第２図の正面
図である。 １……巻上機プーリ、５……主ロープ、６……ロープ押
付け装置、12……乗かご、13……釣合錘、21……昇降
路。
Claims (1)
- 【請求項１】昇降路内に昇降可能に配置された乗かごお
よび釣合錘と、巻上機に設けられた巻上機プーリに巻回
されて上記乗かごおよび釣合錘を連結させる主ロープと
から成り、上記乗かごと上記釣合錘を所定位置に保持し
て、上記主ロープの交換作業を行なうエレベータの主ロ
ープの駆動方法において、 上記主ロープの交換作業の実施中、継続して上記巻上機
プーリに巻回された上記主ロープを、上記巻上機プーリ
に押圧するロープ押付け装置を設け、このロープ押付け
装置と上記巻上機プーリとの間に上記主ロープを挾持し
ながら、上記巻上機を駆動して上記主ロープを移動させ
ることを特徴とするエレベータの主ロープの駆動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63216384A JPH0791012B2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | エレベータの主ロープの駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63216384A JPH0791012B2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | エレベータの主ロープの駆動方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0266092A JPH0266092A (ja) | 1990-03-06 |
| JPH0791012B2 true JPH0791012B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=16687724
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63216384A Expired - Lifetime JPH0791012B2 (ja) | 1988-09-01 | 1988-09-01 | エレベータの主ロープの駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0791012B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101980054B1 (ko) * | 2018-11-13 | 2019-05-17 | 권차연 | 엘리베이터케이블 교체방법 |
| KR101980055B1 (ko) * | 2018-11-13 | 2019-05-17 | 권차연 | 엘리베이터케이블 교체장치 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3213686B2 (ja) * | 1995-09-28 | 2001-10-02 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベータの主ロープ取り替え方法および移動治具 |
| JPWO2006134661A1 (ja) * | 2005-06-17 | 2009-01-08 | 三菱電機株式会社 | エレベータのロープブレーキ装置 |
| FI118534B (fi) * | 2006-05-08 | 2007-12-14 | Kone Corp | Menetelmä hissin nostoköysistön vaihtamiseksi ja vaihtamisessa käytettävä vetolaitejärjestely |
| KR100941955B1 (ko) * | 2009-07-07 | 2010-02-11 | 대성엘리베이터주식회사 | 엘리베이터의 권상기 설치구조와 케이지 조립체 |
| JP6908187B2 (ja) * | 2018-05-15 | 2021-07-21 | 三菱電機株式会社 | エレベーターのロープ外れ止め装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5024962A (ja) * | 1973-07-06 | 1975-03-17 | ||
| JPS62264183A (ja) * | 1986-05-08 | 1987-11-17 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タ−の主索交換工法 |
-
1988
- 1988-09-01 JP JP63216384A patent/JPH0791012B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101980054B1 (ko) * | 2018-11-13 | 2019-05-17 | 권차연 | 엘리베이터케이블 교체방법 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0266092A (ja) | 1990-03-06 |
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