JPH0790378B2 - サスペンションメンバーの補強構造 - Google Patents

サスペンションメンバーの補強構造

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JPH0790378B2
JPH0790378B2 JP23971287A JP23971287A JPH0790378B2 JP H0790378 B2 JPH0790378 B2 JP H0790378B2 JP 23971287 A JP23971287 A JP 23971287A JP 23971287 A JP23971287 A JP 23971287A JP H0790378 B2 JPH0790378 B2 JP H0790378B2
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JP
Japan
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suspension member
pipe
projection
suspension
reinforcement structure
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JP23971287A
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務 古田
岩雄 二橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車などのサスペンションメンバーの車体締
結部の補強構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車の車体を支持するサスペンションメンバ
ーは第6図及び第7図に示すように構成されている。す
なわち、上下1対のサスペンションメンバー1,2の周縁
にそれぞれ鍔部1a,2aが形成されており、これらの鍔部1
a,2aを密着させて複数箇所でスポット溶接を行なって、
サスペンションメンバー1,2を一体に構成している。
これらのサスペンションメンバー1,2の両端には、それ
ぞれ1対のパイプ3a,3b及び3c,3dが挾持固定されてお
り、車体締結部の補強がなされている。
これらのパイプ3は従来は材質STKM−11Aなどよりなる
鋼管材を切断したものを用い、第8図及び第9図に示す
ようにこれらのパイプ3の端面に整合する位置に複数個
プロジェクション溶接用突起部4aが一体に形成されたプ
レス部品である板部材4に、これらの突起部4aを介して
前記パイプ3の端面をプロジェクション溶接し、このパ
イプ3が溶接された板部材4を下部サスペンションメン
バー2にスポット溶接してサスペンションメンバー1,2
の補強構造を形成していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の従来の補強構造によると、パイプ
3を下部サスペンションメンバー2に溶接するときに、
プレス部品である板部材4が必要となるため、板部材4
の材料費及びプレス加工費によりコストが上昇するとい
う問題があった。
また、この板部材4は下部サスペンションメンバー2の
左右両端にそれぞれ1個づつ取付けられるため、重量が
増大するという問題もあった。
この板部材4を省略するためには第10図及び第11図に示
すように、パイプ3の外周をサスペンションメンバー2
にアーク溶接してもよいが、この方法によると溶接工数
が増大するという欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡単な
構造で重量を低減させることのできる安価なサスペンシ
ョンメンバーの補強構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するために、周縁に形成され
た鍔部を介して一体に溶接された上下1対のサスペンシ
ョンメンバー両端の車体締結部内に、それぞれ1対のパ
イプを挾持してなる車輌のサスペンションメンバーの補
強構造において、前記パイプがサスペンションメンバー
と当接する少なくとも一方の端面にプロジェクション溶
接用突起部と、内面塗装時の塗料排出用溝部とを形成し
て、前記突起部を介して前記パイプと前記サスペンショ
ンメンバーとをプロジェクション溶接したものである。
〔作用〕
上記の構成によると、パイプの一方の端面に突起と溝部
とを形成してプロジェクション溶接を行なうので、従来
上下1対のサスペンションメンバーの両端の車体締結部
の補強のために設けられたパイプを前記サスペンション
メンバーに溶接するに必要であった板部材が不要とな
り、コスト及び重量を低減することができ、またパイプ
端面にプロジェクション溶接用の突起部と内面塗装時の
塗料排出用溝部とを一体に成形することができるので、
低い加工コストでパイプ内面の塗料の排出口を容易に形
成することもできる。
〔実施例〕
以下、本発明に係るサスペンションメンバーの補強構造
の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第5図に本発明の一実施例を示す。これらの
図において、第6図乃至第7図に示す従来例と同一また
は同等部分には同一符号を付して示し説明を省略する。
本実施例の特徴はパイプ5の材質及び端面形状と上部サ
スペンションメンバー1への固定構造にある。パイプ5
はS10Cなどの機械構造用炭素鋼を冷間鍛造加工法によっ
て成形加工して、第1図及び第2図に示すように形成さ
れている。このパイプ5の一方の端面には、第1図乃至
第4図に示すように3個のプロジェクション溶接用突起
部5aと3尾の塗料排出用溝部5bとが交互にほぼ等配置に
形成されている。
これらの突起部5a及び溝部5bはそれぞれパイプ5の成形
加工時に同時に一体に成形される。このようにして形成
された2個のパイプ5c,5dを第5図に示すように、上部
サスペンションメンバー1の一方の端部の両側の下面
に、突起5aを介してプロジェクション溶接により固定す
る。
また、同様に他方の端部両側に2個のパイプ5c,5dを上
部サスペンションメンバー1にプロジェクション溶接に
より固定する。
次に、上部メンバー1と下部メンバー2とをそれぞれに
形成された鍔部1a,2aに沿って、第6図及び第7図に示
す従来例と同様に複数箇所スポット溶接することによ
り、第5図に示すように上下部メンバー1,2の間にパイ
プ5を挾持した端部の車体締結部の補強構造が構成され
る。第5図に符号6,7で示す孔は車体締結孔である。
次に、本実施例の作用及び効果を説明する。上下部メン
バー1,2間に挾持されたパイプ5の片側はその端面に形
成された突起5aを介して、直接上部サスペンションメン
バー1の下面にプロジェクション溶接されるので、従来
例において必要であった板部材4が不要となり、加工工
数及び重量が低減されコストを下げることができる。ま
た前記車体締結孔6,7に図示せぬボルトを挿入して車体
をサスペンションメンバー1,2に締結するときに、パイ
プ5によってボルト締付時にサスペンションメンバー1,
2を変形させることなく、軸力損失によるボルトのゆる
みを防止することができる。
さらに、パイプ5の端面に形成された溝部5bにより、パ
イプ5を上部サスペンションメンバー1に溶接した後に
サスペンションメンバー1の内面に防錆塗装を行なった
ときの、メンバー1内の塗料だまりを締結孔6,7に逃す
ことができ、メンバー1内部の防錆性能を向上させるこ
とができる。さらにまた、パイプ5をメンバー1にアー
ク溶接する場合に比べて、溶接工数を削減し溶接設備を
大幅に簡素化することができる。
上記実施例ではパイプ5を上部サスペンションメンバー
1に溶接した場合について説明したが、パイプ5を下部
サスペンションメンバー2に溶接した場合でも同様の効
果がある。またパイプ5の端面に形成された突起部5a及
び溝部5bの数及び位置は、本実施例に示したものに限定
されるものでないことは云うまでもない。
〔発明の効果〕
上述したように本発明によれば、上下1対のサスペンシ
ョンメンバーの両端部に挾持され、車体締結部の補強を
するパイプの端面にプロジェクション溶接用突起部と塗
料排出用溝部とをパイプと一体に同時に形成したので、
この突起部を介してパイプを直接サスペンションメンバ
ーにプロジェクション溶接することができ、加工工数、
重量及びコストを低減することができ、また溝部を介し
てサスペンションメンバー内面の防錆塗装のたまりを排
出することができ、防錆性能を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るサスペンションメンバーの補強構
造の一実施例におけるパイプを示す側面図、第2図は第
1図の正面図、第3図は第1図のA部拡大図、第4図は
第2図のB矢視図、第5図は第6図のC−C線位置にお
ける本実施例の断面図、第6図及び第7図は従来のサス
ペンションメンバーの補強構造を示すそれぞれ平面図及
び側面図、第8図は第6図のC−C線断面図、第9図は
第8図の板部材を示す平面図、第10図及び第11図は従来
の他のサスペンションメンバーの補強構造を示すそれぞ
れ平面図及び側面図である。 1,2……サスペンションメンバー、 1a,2a……鍔部、 3,5……パイプ、5a……突起部、 5b……溝部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁に形成された鍔部を介して一体に溶接
    された上下1対のサスペンションメンバー両端の車体締
    結部内に、それぞれ1対のパイプを挾持してなる車輌の
    サスペンションメンバーの補強構造において、前記パイ
    プがサスペンションメンバーと当接する少なくとも一方
    の端面にプロジェクション溶接用突起部と、内面塗装時
    の塗料排出用溝部とを形成して、前記突起部を介して前
    記パイプと前記サスペンションメンバーとをプロジェク
    ション溶接したことを特徴とするサスペンションメンバ
    ーの補強構造。
  2. 【請求項2】パイプは機械構造用炭素鋼で形成されたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のサスペンシ
    ョンメンバーの補強構造。
JP23971287A 1987-09-24 1987-09-24 サスペンションメンバーの補強構造 Expired - Lifetime JPH0790378B2 (ja)

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JPS6483384A JPS6483384A (en) 1989-03-29
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US5135349A (en) * 1990-05-17 1992-08-04 Cybeq Systems, Inc. Robotic handling system
JP4746780B2 (ja) * 2001-06-29 2011-08-10 株式会社オーティス 樋吊具

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