JPH0789976B2 - 乳幼児用椅子またはベツドのための高さ調整機構 - Google Patents

乳幼児用椅子またはベツドのための高さ調整機構

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JPH0789976B2
JPH0789976B2 JP26304486A JP26304486A JPH0789976B2 JP H0789976 B2 JPH0789976 B2 JP H0789976B2 JP 26304486 A JP26304486 A JP 26304486A JP 26304486 A JP26304486 A JP 26304486A JP H0789976 B2 JPH0789976 B2 JP H0789976B2
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健造 葛西
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、乳幼児用椅子またはベッドのための高さ調
整機構に関するもので、特に、回動動作とスライド動作
とを含むリンクの結合により高さ調整が可能とされたも
のに関するものである。
なお、この発明では、高さ調整されるべき乳幼児用椅子
またはベッドは、座部および背もたれ部を有する椅子の
みの用途しか持たないもの、あるいは背もたれ部がリク
ライニング可能とされることによって椅子およびベッド
の双方に変換可能なもの、またはベッドのみの用途しか
持たないものを対象としている。
[従来の技術] この発明にとって興味ある従来技術として、たとえば特
公昭54−16269号公報に記載された乳幼児椅子がある。
この種の乳幼児用椅子は、通常、背もたれ部がリクライ
ニング可能にされ、椅子としてもベッドとしても使用で
きるようになっている。また、床面上に載置されるべき
ベースの下面は、下方へ突出した湾曲面となしており、
この湾曲面を利用して、ロッキングさせることもでき
る。また、ロッキング動作を選択的に停止させることも
でき、通常の固定された椅子またはベッドとしても用い
ることができる。このような理由から、上述の乳幼児用
椅子は、特に、年齢の低い乳児のための椅子またはベッ
ドとして広く愛用されている。
上述したような種類の乳幼児用椅子は、その椅子部分
が、比較的低い位置にあるが、これに対して、「ハイチ
ェア」と呼ばれる、椅子部分が比較的高い位置にある椅
子も、乳幼児のための育児器具の1つとして広く愛用さ
れている。この「ハイチェア」は、大人のテーブルの高
さにまで乳幼児を持ち上げることができ、食事等を大人
とともにとることを可能にする。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上述したような2種類の椅子、すなわち
椅子部分が比較的低い位置にある椅子と比較的高い位置
にある椅子は、それぞれ、特有の利点を有するものの、
或る家庭において、これら2種類の椅子を用意すること
は、経済的に不利であるばかりでなく、特に狭い家庭に
おいては、場所をとるという問題点があった。
そこで、この発明は、1つの育児器具に対して2種類の
用途を与えるために、上述したような乳幼児用椅子ある
いはベッドのための高さ調整機構を提供しようとするも
のである。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上述した技術的課題を解決するため、次の
ような構成を備える、乳幼児用椅子またはベットのため
の高さ調整機構を提供する。すなわち、 床面上に載置されるべきベースと、 前記ベースの上方であって当該ベースに対してほぼ平行
であるとともに互いに平行であり、それらの間に乳幼児
を載せるための椅子部分またはベッド部分を位置させな
がら当該椅子部分またはベット部分を保持する、左右1
対のスライドガイドと、 前記各スライドガイドに案内されて少なくとも一方がス
ライド可能に保持される、第1および第2のブラケット
と、 前記第1および第2のブラケットに各上端部が第1およ
び第2の軸を介して回動可能にそれぞれ連結されかつ各
中間部が第3の軸を介して互いに回動可能に連結され
る、第1および第2の脚部材と、 前記第1および第2の脚部材の各下端部に第4および第
5の軸を介して回動可能にそれぞれ連結されるととも
に、前記ベースに対して第6および第7の軸を介して回
動可能にそれぞれ連結される、第1および第2の反転リ
ンクと、 前記第1および第2の反転リンクが、それぞれ、前記第
4および第5の軸を、前記第3の軸と前記第6の軸とを
通る直線および前記第3の軸と前記第7の軸とを通る直
線を越えさせて互いに近づける方向へ回動したときの当
該回動の終端を規定するための第1および第2の回動終
端規定手段と、 前記第1および第2の反転リンクが、前記第4および第
5の軸を互いに遠ざける方向に回動し、それによって前
記第1および第2のブラケットが互いに遠ざけられた位
置において、前記第1および第2のブラケットのスライ
ド可能なもののスライド動作の終端を規定するためのス
ライド終端規定手段と、 前記第1のブラケットに第8の軸を介して回動可能に取
付けられるとともに自由端側にフック部を形成するロッ
クレバーと、 前記第2のブラケトに取付けられ、かつ前記第1および
第2の回動終端規定手段によって前記第1および第2の
反転リンクがその回動の終端を規定された状態にあると
きに前記ロックレバーの回動に応じて前記フック部内に
受入れられる係合ピンと、 を備える。
そして、前記ロックレバーには、当該ロックレバーの回
動に応じて前記フック部から脱出した前記係合ピンを当
接させるためのもので、前記第8の軸からの距離が前記
フック部よりも長く設定された、当接部が形成され、前
記係合ピンを前記当接部に当接させたとき、前記第1の
ブラケットと前記第2のブラケットとの距離がより長く
され、それによって前記第4の軸と前記第5の軸との間
の距離がより長くされ、前記第1または第2の反転リン
クが、前記第4または第5の軸を、前記第3の軸と前記
第6の軸とを通る直線または前記第3の軸と前記第7の
軸とを通る直線を越えさせて相対的に遠ざける方向へ回
動される。
[作用] この発明に係る高さ調整機構において、乳幼児を載せる
ための椅子部分またはベッド部分の高さは、左右1対の
スライドガイドがとる高さ位置に関連している。スライ
ドガイドが比較的高い位置をとる状態は、ロックレバー
のフック部に係合ピンが受入れられ、第1のブラケット
と第2のブラケットとの間の距離が比較的短い状態に保
たれ、それによって、第1および第2の脚部材が比較的
縦長のX字状の形態をとるときに実現される。このと
き、比較的縦長のX字状の形態をとっている第1および
第2の脚部材のそれぞれの姿勢が固定されれば、スライ
ドガイドすなわち椅子部分またはベッド部分の高さが比
較的高い状態に維持される。このような縦長のX字状に
延びる第1および第2の脚部材の姿勢は、ロックレバー
のフック部に係合ピンが嵌まり、第1および第2のブラ
ケットの間の距離が一定に保たれ、それによて第1およ
び第2の脚部材の各上端部にある第1および第2の軸の
間の距離が一定に保たれることによって維持されるとと
もに、第1および第2の反転リンクが、それぞれ、第4
および第5の軸を、第3の軸と第6の軸とを通る直線お
よび第3の軸と第7の軸とを通る直線を越えさせて互い
に近づける方向へ回動したときの当該回動の終端を、第
1および第2の回動終端規定手段によって規定されるこ
とにより、一層確実に維持される。
他方、椅子部分またはベッド部分をより低い位置にもた
らす場合には、スライドガイドの高さ位置をより低い位
置にもたらせばよい。そのためには、まず、ロックレバ
ーを回動させて、フック部から係合ピンを脱出させなが
ら、この係合ピンを当接部に当接させた状態にされる。
これに応じて、第1のブラケットと第2のブラケットと
の距離がより長くされ、比較的縦長のX字状に交差して
いた第1および第2の脚部材は、やや横長のX字状の形
態をとるようになる。したがって、第1および第2の脚
部材の各下端部にある第4の軸と第5の軸との間の距離
がより長くされ、第1または第2の反転リンクが、第4
または第5の軸を、第3の軸と第6の軸とを通る直線ま
たは第3の軸と第7の軸とを通る直線を越えさせて相対
的に遠ざける方向へ回動される。したがって、そのま
ま、スライドガイドを下方すなわちベースに向かう方向
へ変位させれば、互いにX字状に交差している第1およ
び第2の脚部材が、さらに横長のX字状の形態をとるよ
うに回動する。これに応じて、第1および第2のブラケ
ットの少なくとも一方のスライド可能なものが、スライ
ドガイド上において、第1のブラケットと第2のブラケ
ットとを相対的に遠ざける方向にスライドするととも
に、第1および第2の反転リンクが、第4の軸と第5の
軸とを互いに遠ざける方向へ回動する。このようにし
て、第1および第2の脚部材が比較的横長のX字状に交
差した姿勢をとることにより、スライドガイドすなわち
椅子部分またはベッド部分が比較的低い位置にもたらさ
れる。そしてこの状態は、第1および第2のブラケット
の少なくとも一方のスライド可能なもののスライド動作
の終端を規定するためのスライド終端規定手段によって
維持される。
[発明の効果] この発明によれば、乳幼児用椅子またはベッドにおけ
る、乳幼児を載せるための椅子部分またはベッド部分の
高さが、第1および第2の脚部材の互いの交差角度を変
更し、それによってスライドガイドの高さ位置を変更す
ることによって、変えられる。したがって、このような
高さ調整機構を備えた乳幼児用椅子またはベッドは、そ
の椅子部分またはベッド部分の高さを変えることによ
り、少なくとも2種類の使用態様が可能となる。そのた
め、たとえば、比較的低い椅子部分を有していた乳幼児
用椅子といわゆる「ハイチェア」との2種類の椅子の機
能を、1個の椅子によって達成することができる。した
がって、経済的に有利であるばかりでなく、比較的狭い
家庭においても、育児器具が場所をとるという問題点が
解消される。また、この発明に係る高さ調整機構が、ベ
ッドに適用されるときには、ベッド部分の高さを高くし
たり低くしたりできるので、床面上に直接座る生活様式
に対しても、椅子に座る生活様式に対しても、適合させ
ることができる。
また、この発明に係る高さ調整機構に含まれるロックレ
バーの機能にも注目すべきである。このロックレバー
は、まず、椅子部分またはベッド部分を比較的高い位置
に維持するとき、そのフック部内に係合ピンを受入れ、
第1および第2のブラケット、第1および第2の脚部
材、第1および第2の反転リンクならびにベースによっ
て構成されるリンク機構の動きを禁止する。次に、椅子
部分またはベッド部分を比較的低い位置にもたらせたい
場合には、ロックレバーを回動させて、その当接部に係
合ピンを当接させた状態にすればよい。この状態は、椅
子部分またはベッド部分を比較的高い位置に維持してい
た、いわゆるロック状態を解除した状態であるととも
に、椅子部分またはベッド部分をそのままベースに向か
う方向へ変位させ得る状態である。すなわち、ロックレ
バーの当接部に係合ピンを当接させることにより、第1
および第2のブラケット相互間の間隔が拡げられ、それ
によって第1の脚部材を第1の反転リンクとのリンク結
合におけるいわゆる「思案点」を越えた状態、または第
2の脚部材と第2の反転リンクとによるリンク結合にお
けるいわゆる「思案点」を越えた状態が実現される。し
たがって、第1または第2の反転リンクが、第4の軸と
第5の軸との間隔をより拡げる方向に回動し得る状態と
なり、そのままスライドガイドをベースに向かって変位
させ得る状態となる。このように、1個のロックレバー
に対して、椅子部分またはベッド部分を比較的高い位置
に維持する機能と、このような状態の維持を解除しなが
ら椅子部分またはベッド部分を比較的低い位置にもたら
す動作へのいわゆる「準備状態」を作り出す機能とをも
たせているので、椅子部分またはベッド部分の高さを変
更したり、比較的高い位置で椅子部分またはヘッド部分
を維持したりするための操作は、1個のロックレバーに
対する操作に集約され、そのため、取扱いの簡単な高さ
調整機能が得られることになる。
[実施例] 以下、第1図ないし第7図を参照して、この発明の一実
施例について詳細に説明する。
まず、第2図に側面図で示されるように、この実施例
は、乳幼児用椅子に対して適用されている。第2図は参
照しながら概略的な説明を行なうと、まず、この乳幼児
用椅子は、椅子部分1を備えている。椅子部分1は、座
部および背もたれ部3を備えている。背もたれ部3は、
想像線で示すように、周知の機構により、ほぼ水平にな
るまで複数段階で傾斜角度が変更可能に構成され、それ
によって、椅子部分1は、本来の椅子としての機能とベ
ッドとしての機能とを果たし得るようにされている。
椅子部分1の両側には、左右1対のサイドカバー4が設
けられている。サイドカバー4は、下方に開口を有する
逆U字状の断面を有しており、サイドカバー4の下方の
開口から、第1の脚部材5および第2の脚部材6が延び
出しているとともに、ロックレバー7の一部が突き出て
いる。第1および第2の脚部材5および6の下端部に
は、第1および第2の反転レバー8および9の各上端部
が取付けられ、第1および第2の反転レバー8および9
の各下端部は、ベース10に取付けられる。
また、ベース10の床面上に接する面は、下方へ突出する
湾曲面11をなしている。ベース10の湾曲面11の両端部に
は、ロッキング固定用ブロック12,13が配置されてい
る。
以上概略的に説明した第1および第2の脚部材5および
6、ロックレバー7、ならびに第1および第2の反転レ
バー9等は、サイドカバー4とともに、それぞれ、左右
1対ずつ設けられるものである。また、ベース10は、左
右1対のベース棒14を備えている。これら左右1対設け
られる各要素の互いの間隔を固定するために、点線によ
って示すような横棒15〜19等が、互いに対をなす要素間
を連結するように設けられている。
なお、上述したように、左右1対ずつ設けられる各要素
についての説明は、それぞれ一方側についてのみ行なう
ことにするとともに、図面もまた、一方側についてのみ
図示することにする。説明されかつ図示されなかった他
方側の要素は、これら説明しかつ図示した要素と左右対
称であると理解すればよい。
第1図は、第2図の状態にある乳幼児用椅子に含まれる
リンク機構を図示したもので、椅子部分1の図示が省略
されているとともに、サイドカバー4の手前の壁が除去
された状態で示されている。なお、第1図および第2図
に示す状態は、椅子部分1が比較的高い位置までロック
された状態を示している。
主として第1図を参照して、ベース10の上方であって当
該ベース10に対してほぼ平行に、スライドガイド20が配
置される。図示したスライドガイド20は、これと対をな
す他方のスライドガイドに対しても平行にされる。スラ
イドガイド20、サイドカバー4内に配置され、これら
は、直接または間接的に椅子部分1を保持する機能を果
たしている。スライドガイド20は、たとえば、断面矩形
または長円形の金属パイプ等から構成される。
上述したスライドガイド20に案内されて、第1および第
2のブラケット21および22がスライド可能に保持され
る。前述した第1の脚部材5の上端部は、第1の軸23を
介してブラケット21に回動可能に連結される。また、第
2の脚部材6の上端部は、第2の軸24を介して第2のブ
ラケット22に回動可能に連結される。このような第1お
よび第2の脚部材5および6は、それぞれの中間部が第
3の軸25を介して互いに回動可能に連結される。
前述した第1の反転リンク8の上端部は、第4の軸26を
介して、第1の脚部材5の下端部に回動可能に連結され
る。また、第2の反転リンク9の上端部は、第5の軸27
を介して、第2の脚部材6の下端部に回動可能に連結さ
れる。第1および第2の反転リンク8および9のそれぞ
れの下端部は、第6および第7の軸28および29を介し
て、ベース10のベース棒14に回動可能にそれぞれ連結さ
れる。
たとえば、第1の反転リンク8およびこれに連結される
第1の脚部材5およびベース10の各一部が拡大されて、
第4図に示されている。第1図および第4図に示した第
1の反転リンク8の姿勢は、次のように説明することが
できる。すなわち、第1図に示したように、第3の軸25
と第6の軸28とを結ぶ直線30を引いたとき、第4の軸26
は、この直線30の、第5の軸27により近い側に位置して
いる。そして、第1の反転リンク8は、第6の軸28のま
わりに反時計方向にそれ以上回動し得ないように、その
方向への回動の終端が規定された状態にある。この回動
終端規定手段は、この実施例では、第1の脚部材5の下
端面31およびベース10の上端面32(第4図)によって構
成されている。すなわち、これら下端面31と上端面32と
互いに当接することにより、第1と反転リンク8の回動
の終端が規定されている。なお、このような回動終端規
定手段としては、上述した下端面31と上端面32との当接
を用いるほか、ベース10に適当な突起を設けて、この突
起に第1の反転リンク8を当接させることによって、そ
の回動の終端を規定するようにしてもよく、また、第1
の脚部材5と第1の反転リンク8との第4の軸26まわり
の回動を一定の範囲に規定して、結果として、第1の反
転リンク8の回動の終端を規定するようにしてもよい。
第2の反転リンク9についての詳細は説明は省略する
が、この第2の反転リンク9においても、第1の反転リ
ンク8と同様の構成の回動終端規定手段が設けられてい
る。
また、第1図に示すように、スライドガイド20の両端部
付近には、第1および第2のブラケット21および22の互
いに遠ざけられるスライド動作のそれぞれの終端を規定
するため、外側ストッパピン33および34が、スライドガ
イド20から突出して設けられる。
また、第1および第2とブラケット20の互いに近づく方
向へのスライド動作の終端を規定するために、スライド
ガイド20上には、それぞれ、内側ストッパピン35および
36が突出して設けられる。
これらストッパピン33〜36が、スライドガイド20上に設
けられる周方向の位置は、内側ストッパピン35と36とを
対比すればわかるように、任意である。また、これらス
トッパピン33〜36は、必ずしもスライドガイド20上に設
けられる必要はなく、たとえば、サイドカバー4から延
びる部材をもってこれらストッパピン33〜36の代わりと
してもよい。さらに、たとえば、外側ストッパピン33お
よび34の代わりとして、サイドカバー4の寸法を選ぶこ
とにより、スライドガイド20の各端部と直交している壁
さ37および38を用いるようにしてもよい。
この実施例では、第1図に示すように、第1のブラケッ
ト21と第2のブラケット22とは互いに近づける方向に作
用する近接作用ばね39が設けられている。近接作用ばね
39は、たとえばコイル状の引張りばねから構成され、第
1のブラケット21と第2のブラケット22と互いに連結す
るように配置される。
第1のブラケット21には、第8の軸40を介して、前述し
たロックレバー7が回動可能に取付けられる。このロッ
クレバー7の拡大図が第3図に示されている。ロックレ
バー7に関して付すべき参照番号による第1図の煩雑化
を避けるため、第3図にこれら参照番号を付しながらロ
ックレバー7の構成を説明すると、まず、ロックレバー
7には、前述した第8の軸40を受入れる軸受穴42が形成
されている。そして、ロックレバー7の自由端側には、
フック部43が形成されている。このフック部43は、その
内側に、第2のブラケット22に取付けられた係合ピン44
を受入れるものである。より詳細には、第1および第2
の反転リンク8および9が、第1図に示すように、その
回動の終端にあるときにとる第1および第2のブラケッ
ト21および22の位置関係において、ロックレバー7が回
動されたとき、フック部43が係合ピン44内に受入れられ
る。
ロックレバー7には、さらに、その回動に応じてフック
部43から脱出した係合ピン44を当接させるための当接部
45が形成されている(第5図も参照)。この当接部45
は、係合ピン44との安定的な当接状態を得るため、好ま
しくは、凹部をなしている。また、当接部45の第8の軸
40すなわち軸受穴42からの距離46は、フック部43の軸受
穴42からの距離47より長く設定されている。これら距離
46および47の関係は、後で述べる動作に関する説明から
明らかになるので、ここでの説明は省略する。
また、ロックレバー7の上部には、ストッパ係合部48が
形成される。このストッパ係合部48は、第3図紙面の下
方に張出しており、スライドガイド20の上端縁に当接し
て、ロックレバー7の下方への回動の終端を規定するス
トッパ手段として働いている。このストッパ係合部48
は、また別の機能を有している。第1図に示されている
ように、前述し近接作用ばね39は、ストッパ係合部48の
上面に載るように張られている。したがって、近接作用
ばね39は、ロックレバー7に対して、これを下方へ回動
させる力を与える回動作用ばねも兼ねている。このよう
な1つの近接作用ばね39に2つの機能をもたせると、部
品点数の削減を図れるという利点を有するが、このよう
な利点を望まないのであれば、ロックレバー7に関して
は、それを下方へ回動させるように付勢する別のばね
を、たとえば、ロックレバー7と第1の脚部材5との間
に張ってもよい。
上述したように、ロッキング固定用ブロック12および13
は、ベース10の湾曲面11の両端部と床面との間の空間内
に出入り可能に設けられている。一方のロッキング固定
用ブロック12に関して、第4図を参照して、比較的詳細
に説明すると、ロッキング固定用ブロック12は、ベース
10のベース棒14に対して、水平方向に延びる軸49によっ
て回動可能に保持されている。また、このロッキング固
定用ブロック12の自由端側には、回転可能な車輪50が設
けられてもよい。もう一方のロッキング固定用クロック
13も、上述したロッキング固定用ブロック12と実質的に
同様の構成である。
これらロッキング固定用ブロック12および13を、第1図
および第2図に示すように、湾曲面11の両端部と床面と
の間の空間内に入り込ませると、ベース10は、床面に対
して、車輪50によって支えられた状態となる。したがっ
て、このような車輪50を用いて、当該乳幼児用椅子を任
意の場所まで運ぶことが容易になる。また、ロックキン
グ固定用ブロック12および13の各先端部を、第4図に想
像線で示すように、上方に向けた状態としたとき、床面
には湾曲面11が接するようになり、当該乳幼児用椅子を
ロッキングさせることができる。なお、ロッキング固定
用ブロック12,13は、車輪50を備えず、単に、上述した
ようなロッキング動作を選択的に止めるための手段とし
て用いてもよい。
また、この発明に係る高さ調整機構に含まれるベース
は、単に床面上に固定的に置くだけの機能しか果たさな
いものであってもよい。
この実施例では、第1図に示した状態から、第5図およ
び第6図にそれぞれ示した状態を経て、最終的に、第7
図に示した状態まで、スライドガラス20すなわち椅子部
分1(第2図)の高さが低くされるように構成されてい
る。以下、そのような状態の変化に伴う動作について説
明する。
まず、第1図では、ロックレバー7のフック部43内に係
合ピン44が係合されており、第1のブラケット21と第2
のブラケット22との間の間隔が固定された状態にある。
したがって、第1の脚部材5と第2の脚部材6とが、比
較的縦長のX字状形の形態をとって互いの角度が固定さ
れている。また、第1および第2の反転リンク8および
9が、それぞれ、第4および第5の軸26および27を、第
3の軸25と第6の軸28とを通る直線30および第3の軸25
と第7の軸29とを通る直線51を越えさせて互いに近づけ
る方向へ回動した状態に、第1の脚部材5の下端面31お
よび第2の脚部材6の下端面がベース10の上端面32に当
接していることによって維持されている。したがって、
スライドガイド20は、ベース10に対して、比較的高い位
置に保持されている。
スライドガイド20を、第7図に示すように、比較的低い
位置にもたらすためには、まず、ロックレバー7を上方
へ回動する操作が行なわれる。この操作は、第2図に示
すように、サイドカバー4からのぞいているロックレバ
ー7の端部を下方から押し上げることにより達成され
る。これに応じて、第5図に示すような状態が得られ
る。
第5図において、係合ピン44は、ロックレバー7のフッ
ク部43から脱出し、当接部45に当接した状態となってい
る(第3図も参照)。このようなロックレバー7の回動
操作は、ばね39の弾性に抗して行なわれ、かつ、同じく
ばね39の弾性に抗して、第1のブラケット21と第2のブ
ラケット22との間の距離がより長くされる。これは、第
3図を参照して説明した距離46と距離47との関係に依存
するものである。なお、第5図においては、第2のブラ
ケット22と内側ストッパピン36との位置関係からわかる
ように、第2のブラケット22のみがスライドガイド20上
をスライドしたように図示されているが、第1のブラケ
ット21のみがスライドする場合や第1および第2のブラ
ケット21および22の双方スライドする場合もあり得る。
これは、ロックレバー7に対する力の加え方、スライド
ガイド20に対する第1および第2のブラケット21および
22のスライド動作に働く摩擦力の差、等により、いずれ
の状態がもたらされるかは予想できない。
上述のように、たとえば第5図の状態にされたとき、第
1の脚部材5と第2の脚部材6とがとるX字状の形態
は、やや横長とされ、応じて、第4の軸26と第5の軸27
との間の距離がより長くされる。したがって、第5図に
示す状態では、たとえば第1の反転リンク8が、第4の
軸26を、第3の軸25と第6の軸28とを通る直線30を越え
させて、第5の軸27に対して遠ざける方向へ回動され
る。すなわち、リンク結合された第1の脚部材5と第1
の反転リンク8との折曲げ動作における、いわゆる「思
案点」との関係を見たとき、第1図の状態と第5図の状
態とは互いに逆になっている。
第5図に示した状態では、第1の反転リンク8側におい
てまず回動が行なわれたが、これについても、力の加え
方等により、第2の反転リンク9側において、まず回動
が開始される場合もある。第1の反転リンク8と第2の
反転リンク9のいずれが先に回動を開始するかについて
は、通常、予測し得ないことである。このことは、第5
図の状態において、たとえば、サイドカバー4の右側に
下方に向く力を加えると、X字状に交差している第1お
よび第2の脚部材5および6ならびにこれらより上に存
在する要素が一体として右側に傾き、第1の反転リンク
8が第1図に示すような状態に戻り、第2の反転リンク
9が第5図に示した第1の反転リンク8と同様の姿勢を
なることによって、理解されるであろう。
第5図に示した状態は、後で説明する第6図に示した状
態と同様、近接作用ばね39と弾性がそれほど強くない限
り、一時的に達成される状態にすぎない。すなわち、第
5図から第6図を経て第7図に至る状態の変化は、ほと
んど連続的に進行する。たとえばサイドカバー4を手で
支えながら、このサイドカバー4を徐々に下方へ変位さ
せたとして、以下の説明を行なう。
第5図の状態においては、スライドガイド20を下方へ変
位させる力に対しては、近接作用ばね39の弾性を除い
て、実質的に何ら妨げるものはない。したがって、スラ
イドガイド20がさらに下方へ変位されたとき、第1およ
び第2の脚部材5および6は、さらに横長のX字状の形
態となり、第1のブラケット21と第2のブラケット22と
の間の距離がより拡げられかつ第4の軸26と第5の軸27
との間の距離がより長くされる。これに応じて、第1の
反転リンク8は、第6図の軸28を中心として時計方向に
回動される。たとえば、第6図にその途中の状態を示す
ように、第1および第2の脚部材5および6がかなり横
長のX字状の形態をとったときには、今まで回動されて
いなかった第2の反転リンク9もまた、第7の軸29を中
心として、反時計方向に回動される。そして、第5の軸
27は、第3の軸25と第7の軸29とを結ぶ直線51を越え
る。すなわち、第2の脚部材6と第2の反転リンク9と
からなるリンク機構においても、「思案点」を越えた状
態となる。あとは、上述したような、第1および第2の
脚部材5および6の動作、第1および第2の反転リンク
8および9の動作、ならびに第1および第2のブラケッ
ト21および22の動作が、より進行するだけである。
最終的に、第7図に示すように、第1および第2のブラ
ケット21および22が、それぞれ、外側ストッパピン33お
よび34に当接して、これらブラケット21および22の外方
へのスライドの終端が規定される。したがって、スライ
ドガイド20が、それ以上低くはならない比較的低い位置
で固定され、応じて、座席部分1(第2図)が比較的低
い位置にもたらされる。なお、この状態において、たと
えばサイドカバー4を持ち上げてもスライドガイド20等
とベース10との間隔が保たれるように、別のロック手段
を設けてもよい。
次に、上述したのと逆に動作、すなわち、第7図の状態
から第1図の状態になるまでの動作について説明する。
このような第7図の状態から第1図の状態にするための
操作としては、この実施例では、たとえばサイドカバー
4を上方へ持ち上げるたけでよいという操作上の便利さ
が期待できる。すなわち、第7図の状態において、サイ
ドカバー4を持ち上げたとき、まず、その途中で、第6
図に示すような状態が得られる。第6図の状態におい
て、ばね39の作用により、下方へ回動されているロック
レバー7は、ストッパ係合部48により、そのような下方
への回動の終端が規定された状態を保っている。ここ
で、再び第3図を参照して説明すると、ロックレバー7
のフック部43付近には、ガイド面52が形成されているこ
とがわかる。このガイド面52は、第6図からわかるよう
に、係合ピン44と高さ位置が合わされている。したがっ
て、サイドカバー4をさらに上方へ変位させるとき、第
1のブラケット21と第2のブラケット22とは互いに近接
するようにスライド動作をするが、その近接動作の途中
において、係合ピン44がガイド面52に当接する位置にも
たらされ、さらに、そのような近接動作が進行したとき
には、ガイド面52に接触している係合ピン44は、ばね39
の弾性に抗して、ロックレバー7をわずかに上方へ回動
させ、係合ピン44がフック部43と整列したとき、第1図
に示すように、係合ピン44がフック部43内に受入れられ
た状態が自動的に得られる。第1図のように、フック部
43内に係合ピン44が受入れられたときには、当然、その
他の要素についても、第1図に示した状態となってい
る。
以上、この発明を、図示された好ましい実施例に関連し
て詳細に説明したが、この発明の範囲内において、種々
の変形例が考えられる。
たとえば、図示の実施例では、第1および第2のブラケ
ット21および22の双方がスライドガイド20に対してスラ
イド可能とされていたが、一方が固定で他方のみがスラ
イド可能であってもよい。このように、一方のブラケッ
トが固定であれば、第1図に示したように、ロックレバ
ー7のフック部43内に係合ピン44が受入れられていれ
ば、他方のブラケットも、このようなロックレバー7を
介してスライドガイド20上での位置決めが達成されるの
で、このような場合には、内側ストッパピン35および36
のようなスライド終端規定手段を設ける必要はない。
また、図示の実施例のように第1および第2のブラケッ
ト21および22の双方がスライド可能である場合において
も、内側ストッパピン35および36がなくても、ロックレ
バー7がある限り、スライドガイド20を少なくとも所定
の高さに保てることには変わりはない。この場合には、
スライドガイド20によって保持される椅子部分1が前後
に動き得ることもあり得るが、そのような不都合を無視
するとすれば、内側ストッパピン35および36のようなス
ライド終端規定手段は全く必要でないと言える。
また、外側ストッパピン33および34に例示されるような
スライド終端規定手段は、たとえば、第1および第2の
ブラケット21および22の間をワイヤで連結したり、ピン
結合等により折曲げ可能な剛性リンクで連結することで
代用することもできる。この場合においても、スライド
ガイド20が比較的低い位置にもたらされたときに、この
スライドガイド20とともに椅子部分1が前部に動き得る
という不都合が生じるが、それさえ無視できれば、この
ような構成も、この発明の範囲内に入るものである。
また、ロックレバー7は、下方へ回動するように、たと
えば近接作用ばね39を作用させていたが、このようなロ
ックレバー7を下方へ積極的に回動させるためのばね手
段は、特に必要でない場合もある。たとえば、ロックレ
バー7が、それ自身に動く重力により、自然に下方へ回
動することもあり得るからである。
また、図示の実施例では、ロックレバー7の下方への回
動の終端がたとえばストッパ係合部48により規定される
とともに、フック部43付近にガイド面52を形成すること
によって、スライドガイド20が比較的低い位置から比較
的高い位置にもたらされたとき、自動的に、係合ピン44
がフック部43内に嵌まり込むように構成された。しかし
ながら、このような利点が望まないのであれば、フック
部43内に係合ピン44が受入れられるように、ロックレバ
ー7を最終段階で操作するようにしてもよい。
また、ロックレバー7は、係合ピン44をフック部43内に
受入れるとき、下方へ回動されるものであったが、逆
に、上方へ回動される構成をとってもよい。
また、図示の実施例では、第1のブラケット21と第2の
ブラケット22とは、引張りばねで構成された近接作用ば
ね39によって、互いに近づく方向にスライドするように
付勢された。このような近接作用ばね39に相当のばね
は、たとえば、第1の脚部材5と第2の脚部材6との間
に張られてもよく、また、スライドガイド20の両端部に
それぞれ配置される圧縮ばね等で構成されてもよい。こ
のようなばねの存在は、第5図の状態における係合ピン
44の当接部45に対する一時的な当接状態をより確実に保
持する機能を果たすほか、第1の状態から第7図の状態
に至る動作の過程において、あまり急激に各要素の動作
が進行しないように制動を加える作用を果たすととも
に、第7図の状態から第1図の状態にするときの、たと
えばサイドカバー4等を持ち上げるのに必要な力の軽減
を図ることができる、という利点があるが、このような
利点を望まないのであれば、このような近接作用ばね39
またはそれに相当のばねは、必ずしも必要ではない。
さらに、図示した実施例は、背もたれ部3がリクライニ
ング可能とされ、ベッドとしても使用できる乳幼児用椅
子に関連するものであったが、この発明に係る高さ調整
機構は、単に椅子のみの用途しか持たないものに対して
も、あるいは、ベッドとしての用途しか持たないものに
対しても、等しく適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は、この発明の一実施例を説明する
ための図である。特に、第1図は、スライドガイド20が
比較的高い位置にもたらされかつその状態でロックされ
た状態を示す側面図であり、サイドカバー4の手前の壁
が除去されて示されている。第2図は、第1図に示した
高さ調整機構を備える乳幼児用椅子の側面図である。第
3図は、第1図に示したロックレバー7を単独で拡大し
て示す図である。第4図は、第1図に示した第1の反転
リンク8およびその付近の構成を拡大して示す図であ
る。第5図は、第1図に相当する図であって、ロックレ
バー7が上方へ回動されて、係合ピン44が当接部45に当
接した状態を示す図である。第6図は、第5図の状態か
ら、さらにスライドガイド20が下方に変位された状態を
示す図である。第7図は、スライドガイド20の高さが最
終的に比較的低い位置にもたらされた状態を示す図であ
る。 図において、1は椅子部分、5は第1の脚部材、6は第
2の脚部材、7はロックレバー、8は第1の反転リン
ク、9は第2の反転リンク、10はベース、11は湾曲面、
12,13はロッキング固定用ブロック、20はスライドガイ
ド、21は第1のブラケット、22は第2のブラケット、23
は第1の軸、24は第2の軸、25は第3の軸、26は第4の
軸、27は第5の軸、28は第6の軸、29は第7の軸、30は
第3の軸と第4の軸とを通る直線、31は第1の脚部材の
下端面、32はベースの上端面、33,34は外側ストッパピ
ン(スライド終端規定手段)、35,36は内側ストッパピ
ン(第2のスライド終端規定手段)、39は近接作用ば
ね、40は第8の軸、43はフック部、44は係合ピン、45は
当接部、46は第8の軸から当接部までの距離、47は第8
の軸からフック部までの距離、48はストッパ係合部、50
は車輪、51は第3の軸と第7の軸とを通る直線、52はガ
イド面である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面上に載置されるべきベースと、 前記ベースの上方であって当該ベースに対してほぼ平行
    であるとともに互いに平行であり、それらの間に乳幼児
    を載せるための椅子部分またはベッド部分を位置させな
    がら当該椅子部分またはベット部分を保持する、左右1
    対のスライドガイドと、 前記各スライドガイドに案内されて少なくとも一方がス
    ライド可能に保持される、第1および第2のブラケット
    と、 前記第1および第2のブラケットに各上端部が第1およ
    び第2の軸を介して回動可能にそれぞれ連結されかつ各
    中間部が第3の軸を介して互いに回動可能に連結され
    る、第1および第2の脚部材と、 前記第1および第2の脚部材の各下端部に第4および第
    5の軸を介して回動可能にそれぞれ連結されるととも
    に、前記ベースに対して第6および第7の軸を介して回
    動可能にそれぞれ連結される、第1および第2の反転リ
    ンクと、 前記第1および第2の反転リンクが、それぞれ、前記第
    4および第5の軸を、前記第3の軸と前記第6の軸とを
    通る直線および前記第3の軸と前記第7の軸とを通る直
    線を越えさせて互いに近づける方向へ回動したときの当
    該回動の終端を規定するための第1および第2の回動終
    端規定手段と、 前記第1および第2の反転リンクが、前記第4および第
    5の軸を互いに遠ざける方向に回動し、それによって前
    記第1および第2のブラケットが互いに遠ざけられた位
    置において、前記第1および第2のブラケットのスライ
    ド可能なもののスライド動作の終端を規定するためのス
    ライド終端規定手段と、 前記第1のブラケットに第8の軸を介して回動可能に取
    付けられるとともに自由端側にフック部を形成するロッ
    クレバーと、 前記第2のブラケトに取付けられ、かつ前記第1および
    第2の回動終端規定手段によって前記第1および第2の
    反転リンクがその回動の終端を規定された状態にあると
    きに前記ロックレバーの回動に応じて前記フック部内に
    受入れられる係合ピンと、 を備え、 前記ロックレバーには、当該ロックレバーの回動に応じ
    て前記フック部から脱出した前記係合ピンを当接させる
    ためのもので、前記第8の軸からの距離が前記フック部
    よりも長く設定された、当接部が形成され、前記係合ピ
    ンを前記当接部に当接させるとき、前記第1のブラケッ
    トと前記第2のブラケットとの距離がより長くされ、そ
    れによって前記第4の軸と前記第5の軸との距離がより
    長くされ、前記第1または第2の反転リンクが、前記第
    4または第5の軸を、前記第3の軸と前記第6の軸とを
    通る直線または前記第3の軸と前記第7の軸とを通る直
    線を越えさせて相対的に遠ざける方向へ回動される、 乳幼児用椅子またはベッドのための高さ調整機構。
  2. 【請求項2】前記第1のブラケットと前記第2のブラケ
    ットとを互いに近づける方向に作用する近接作用ばねを
    備える、特許請求の範囲第1項記載の乳幼児用椅子また
    はベッドのための高さ調整機構。
  3. 【請求項3】前記ロックレバーの一方方向への回動を付
    勢する回動作用ばねを備え、当該ロックレバーの前記回
    動作用ばねの付勢による回動の終端を規定するストッパ
    手段を備え、前記ロックレバーは、前記回動の終端にお
    いて、前記第1のブラケットと前記第2のブラケットと
    の互いに近接動作に応じて、前記フック部内に前記係合
    ピンを受入れるように案内するためのガイド面を備え
    る、特許請求の範囲第2項記載の乳幼児用椅子またはベ
    ッドのための高さ調整機構。
  4. 【請求項4】前記近接作用ばねは、前記第1のブラケッ
    トと前記第2のブラケットとの間に連結される引張りば
    ねから構成され、かつ前記ロックレバーの一部に当接す
    ることによって前記回動作用ばねを兼ねるように配置さ
    れる、特許請求の範囲第3項記載の乳幼児用椅子または
    ベッドのための高さ調整機構。
  5. 【請求項5】前記第1および第2のブラケットは、双方
    とも、前記スライドガイドに案内されてスライド可能と
    され、前記第1および第2のブラケットの互いに近づく
    方向へのそれぞれのスライド動作を禁止するための第2
    のスライド終端規定手段を備える、特許請求の範囲第1
    項ないし第4項のいずれかに記載の乳幼児用椅子または
    ベッドのための高さ調整機構。
  6. 【請求項6】前記当接部は、凹部をなしている、特許請
    求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の乳幼児
    椅子またはベッドのための高さ調整機構。
  7. 【請求項7】前記ベースの床面上に接する面は、下方へ
    突出する湾曲面をなしている、特許請求の範囲第1項な
    いし第6項のいずれかに記載の乳幼児用椅子またはベッ
    ドのための高さ調整機構。
  8. 【請求項8】前記ベースには、前記湾曲面の両端部と床
    面との間の空間内に出入り可能に回動されるロッキング
    固定用ブロックが設けられる、特許請求の範囲第7項記
    載の乳幼児用椅子またはベッドのための高さ調整機構。
  9. 【請求項9】前記ロッキング固定用ブロックは、回転可
    能な車輪を備える、特許請求の範囲第8項記載の乳幼児
    用椅子またはベッドのための高さ調整機構。
  10. 【請求項10】前記第1および第2の回動終端規定手段
    は、互いに当接可能な前記第1および第2の脚部材の各
    下端面と前記ベースの上面とによって構成される、特許
    請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記載の乳幼
    児用椅子またはベッドのための高さ調整機構。
  11. 【請求項11】前記スライド終端規定手段は、前記スラ
    イドガイド上に設けられる突出部分によって構成され
    る、特許請求の範囲第1項ないし第10項のいずれかに記
    載の乳幼児用椅子またはベッドのための高さ調整機構。
  12. 【請求項12】前記第2のスライド終端規定手段は、前
    記スライドガイド上に設けられる突出部分によって構成
    される、特許請求の範囲第5項記載の乳幼児用椅子また
    はベッドのための高さ調整機構。
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