JPH0789386B2 - 紙葉類の真偽判別装置 - Google Patents

紙葉類の真偽判別装置

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JPH0789386B2
JPH0789386B2 JP59137098A JP13709884A JPH0789386B2 JP H0789386 B2 JPH0789386 B2 JP H0789386B2 JP 59137098 A JP59137098 A JP 59137098A JP 13709884 A JP13709884 A JP 13709884A JP H0789386 B2 JPH0789386 B2 JP H0789386B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、紙葉類の真偽判別装置に関し、特に、両替
機、自動預金機、自動販売機などにおいて紙幣の真偽を
判別したり、あるいは小切手の真偽を判別したりする場
合に使用する紙葉類の真偽判別装置に関する。
〔発明の背景〕
紙葉類の真偽判別装置例えば紙幣鑑別装置においては、
一般に第8図に示すように、挿入された紙幣1をその長
辺方向に搬送しながら搬送路上に固定されたセンサ2に
より該紙幣のパターンを読み取り、このパターン(以
下、検出パターンという)と記憶回路3に予め記憶され
ているパターン(以下、基準パターンという)とをパタ
ーン比較回路4で比較して紙幣1の真偽を判定してい
る。
ここで、基準パターンとしては、検出パターンと一致す
る確率を高くするために、第9図のようにパターンに幅
を持たせているが、これは、真の紙幣(以下、真券とい
う)のパターンの分布頻度に関係なく、真券であり得る
すべてのパターンを包括したものとなつている。そし
て、紙幣の真偽判定は、検出パターンがその基準パター
ン内に存在するかどうかを単に比較する方法をとつてい
る。
従つて、このような従来の紙幣識別装置にあつては、紙
幣の印刷濃度差や、流通による汚れ等により大きなばら
つきがあると、真券であつても偽と判定してしまうとい
う不具合があり、真券の検出パターンと基準パターンの
一致する確率を高くするためには基準パターンの設定幅
を広くする必要があつた。
ところが、基準パターンの設定幅を広くとることによ
り、真券を偽と判定する不具合は発生しなくなるが、基
準パターン上での真券の特徴がぼやけてしまい、真券以
外のもの、例えば変造または偽造された紙幣(以下、偽
券という)を誤まつて真と判定する可能性が高くなると
いう不具合が生じる。このため、紙幣鑑別装置において
は、従来より、上述の相反する問題に対して、その解決
が強く望まれている。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来形における問題点を解消するもの
で、紙葉類の真偽判別装置において、偽券に対する鑑別
能力を低下させることなく、真券を偽と誤判定する確率
の減少を図ることを目的とする。
〔発明の構成および効果〕
上記目的を達成するため本発明では、紙葉類上の所望箇
所をセンサで検出して得られる検出パターンを基準パタ
ーンと比較することにより該紙葉類の真偽を判定する紙
葉類の真偽判別装置であって、紙葉類上の上記所望箇所
の所定区分毎に上記検出パターンが上記基準パターンの
領域に含まれるか否かを判定し、その判定結果に基づい
て上記区分毎に所定の評価点を与えるとともに、上記所
望箇所全域にわたる前記評価点について所定の演算を行
なって、上記検出パターンと基準パターンとの一致の度
合であるマツチング率を求め、該マツチング率が所定値
以上であるときの上記紙葉類を真と判定する紙葉類の真
偽判別装置において、前記基準パターンは、多数の真紙
葉類のパターンの分布頻度別に分けられた複数の基本パ
ターンからなり、前記評価点は前記検出パターンがいず
れの基本パターンの領域に含まれるかによって異なるこ
とを特徴とする。
これによれば、区分毎に異なる基準パターンの領域幅に
応じたより詳細な評価が反映され、紙葉類の絵柄や文字
などの特徴をより詳細にマッチング率に反映させること
が可能となり、それにより、紙葉類の特徴を的確に捕ら
え、真偽の判定精度を向上させることができる。すなわ
ち、偽券に対する識別能力を低下させることなく、紙幣
の印刷濃度差や流通の汚れ等のばらつきによる紙幣の誤
判定を防止することができ、処理効率を向上させること
ができる。
〔実施例の説明〕
以下図面を用いて本発明の実施例を説明する。
一般に紙幣の検出パターンは、紙幣のばらつきにより、
第10図のように、レベル軸の方向に広く分布したものと
なつているが、これはすべての分布を包括したものであ
り、1つ1つの紙幣パターンについて、その分布頻度を
みると、中央部分の分布頻度は高いが、周辺部分のそれ
は低いものとなつている。
本発明は、上記の点に着目して、紙幣パターンの分布頻
度別に複数の基本パターンからなる基準パターンを設け
て、それと検出パターンとを比較し、その結果から基準
パターンとの一致の度合すなわちマツチング率を求める
ことにより、真偽判定を行なうものである。具体的実施
例を以下に示す。
第1図は本発明の一実施例に係る紙幣鑑別装置のハード
ウエア構成を示す。
同図の装置は、センサ10(101)、AD変換回路11,マイク
ロプロセツサ等の中央処理装置(CPU)12、メモリ13お
よび周辺インターフエース(PIA)14等を具備する。DB
はデータバス、CBはコントロールバス、ABはアドレスバ
スである。
センサ10は図示しない紙幣搬送路上の所望箇所に固定さ
れ、紙幣の所望走査線(トラツク)での磁気または透過
もしくは反射光等を検出する。このセンサ10としては同
一トラツクもしくは別トラツク上のパターンを検出する
磁気および光学等の同種または異種のセンサを複数個配
置するようにしてもよい。なお、この場合は複数のセン
サ101,……,10nとAD変換回路11とをマルチプレクサ15を
介して接続し、各センサ101,……,10nの出力をマルチプ
レクサ15で順次選択してAD変換回路11に供給し、AD変換
回路11を時分割で用いるようにすれば、AD変換回路11は
1回路で足りる。SELはマルチプレクサ15へのセンサの
セレクト信号である。
A/D変換回路11は、センサ10の出力DTAをCPU12からの制
御信号CTRに応じて所定のサンプリング時間ごとにデイ
ジタルデータDTDに変換する。このデイジタルデータDTD
は、CPU12の制御のもとに、データバスDBを介してメモ
リ13の所定のエリアに格納される。なお、検出パターン
のデイジタルデータDTDをメモリ13に記憶させる方法と
して、短時間の処理を要するならば、ダイレクトメモリ
アクセスコントローラ(DMAC)16を設け、このDMAC16を
用いてDMA方式を採用すればよい。このDMAC16はDMA要求
信号DMARにより、AD変換回路11からデータDTDをデータ
バスDBに順次送出させるとともにアドレスバスABを介し
てメモリ13をアクセスし、コントロールバスCBに書込指
令を送出して上記データDTDをCPU12を介することなく直
接メモリ13に記憶させる。DMAC16からのDMA終了信号DMA
EはデータDTDの送出を禁止する信号である。
メモリ13には、第2図に示すように、CPU12の制御プロ
グラムが格納されたCPUコントロールエリヤの他、紙幣
上の各サンプリング点ごとの基本パターンデータa1,a2,
……anおよびb1,b2,……,bnが格納された基準パターン
エリアA,Bならびに各サンプリング時間ごとの検出パタ
ーンデータDTD=c1,c2,……cnが格納される検出パター
ンエリアCが設定されている。
次に、第2図のメモリーテーブルおよび第3図〜第6図
のパターン図およびグラフを参照して、第1図の装置の
判定アルゴリズムを説明する。
予め得られた真券多数枚のパターンデータを重ね合
わせて、その分布頻度(第10図)を算出して、例えば95
%以上が分布する領域(第3図)と、1%以上95%未満
が分布する領域(第4図)とを求め、これをそれぞれ基
本パターンAおよびBとする。この基本パターンAおよ
びBを併せたものが基準パターンとなる。
上記で求めた基準パターンA,Bは、メモリ内に紙
幣の搬送方向に単位区分毎のレベルデータa1〜an,b1〜b
nとして、記憶させておく(第2図)。
読取つた検出パターンCは、紙幣の搬送方向に基準
パターンと同等の区分毎のレベルデータc1〜cnとして、
メモリ内に一時記憶させる(第2図)。
マツチング率は、検出パターンCと基準パターンA,
Bの間に、下表の様な評価点を与えて、これを単位区分
毎のレベルデータ1〜nについて比較し、その総和をと
ることにより算出する。そうすれば、総和の大きいもの
がマツチング率が高いことになる。
そして、所定のマツチング率を満足するものを真と判定
する(第5図,第6図)。
上記の例では、基本パターンとしてAおよびB2つの
パターンを設けているが、分布頻度の区分を細くして、
さらに複数の基本パターンを設けることにより、より詳
細に判定を行なうことができる。また、評価点について
も、基本パターンの区分に応じて、さらに段階的に設定
することにより、真券と偽券とのマツチング率の差をよ
り大きくして、識別しやすくすることができる。
さらに、紙幣の絵柄や文字などの部分的なパターン
についてのマツチング率を求めて、真偽判定を行なうこ
ともできる。
従つて、上記〜の操作により、紙幣の特徴を適
確にとらえることができ、大きなばらつきに対しても、
検出パターンと基準パターンの一致する確率を高くする
ことができる。
次に、第7図のフローチヤートを参照しながら第1図の
装置の動作を説明する。
同図の装置は、待機状態において、図示しない紙幣挿入
口に紙幣が挿入されると、以下の真偽判定処理を開始す
る。
先ず、ステツプ1では挿入され搬送される紙幣のパター
ンc1,c2,……,cnを読み取り、ステツプ2でこの検出パ
ターンc1,c2,……,cnをメモリ13に一時記憶させる。続
いてステツプ3で基本パターンakと検出パターンckをk
=1からnまで順次比較し、ステツプ4で基本パターン
Aと一致したデータの個数および基本パターンAと一致
した場合の評価点(ここでは2点)から第1のマツチン
グ率aを算出し、一時記憶する。次いで、ステツプ5お
よび6では評価点が1点の基本パターンBと一致した分
についてステツプ3,4と同様にして第2のマツチング率
bを算出し、一時記憶する。ステツプ7では、さらに、
上記マツチング率aおよびbの総和を算出する。
そして、ステツプ8および9では算出したマツチング率
の総和を、あらかじめ定めておいたマツチング率の基準
値と比較して真偽判定を行なう。
なお、上記ステツプ3〜7のパターン比較の方法として
検出パターンcを基準パターンAおよびBと同時に比較
して、マツチング率の総和を求める方法もある。この方
法によると処理のステツプが少なくなるので、識別に要
する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に係る紙幣鑑別装置の構成を
示すブロツク図、第2図は第1図の装置におけるメモリ
の構成を示すメモリマツプ、第3図および4図は第1図
の装置における検出パターンのそれぞれ95%以上および
1%以上95%未満が分布する領域を示すグラフ、第5図
は基準パターンと検出パターンとを重ね合わせて各単位
区分ごとの評価点を求める様子を示すグラフ、第6図は
第1図の装置により求めた真券および偽券それぞれのマ
ツチング率例を示すグラフ、第7図は第1図の装置の動
作説明のためのフローチヤート、第8図は従来の紙幣鑑
別装置の概略のプロツク図、第9図は第8図の装置にお
いて検出パターンを真とする領域を示すグラフ、そして
第10図は紙幣鑑別装置における真券の検出パターンのば
らつきを示すグラフである。 10……パターン識別センサ、11……AD変換器、12……CP
U、13……メモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類上の所望箇所をセンサで検出して得
    られる検出パターンを基準パターンと比較することによ
    り該紙葉類の真偽を判定する紙葉類の真偽判別装置であ
    って、紙葉類上の上記所望箇所の所定区分毎に上記検出
    パターンが上記基準パターンの領域に含まれるか否かを
    判定し、その判定結果に基づいて上記区分毎に所定の評
    価点を与えるとともに、上記所望箇所全域にわたる前記
    評価点について所定の演算を行なって、上記検出パター
    ンと基準パターンとの一致の度合であるマツチング率を
    求め、該マツリング率が所定値以上であるときの上記紙
    葉類を真と判定する紙葉類の真偽判別装置において、前
    記基準パターンは、多数の真紙葉類のパターンの分布頻
    度別に分けられた複数の基本パターンからなり、前記評
    価点は前記検出パターンがいずれの基本パターンの領域
    に含まれるかによって異なることを特徴とする紙葉類の
    真偽判別装置。
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