JPH0787963B2 - 溝付き鍛造用金型 - Google Patents

溝付き鍛造用金型

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JPH0787963B2
JPH0787963B2 JP63079924A JP7992488A JPH0787963B2 JP H0787963 B2 JPH0787963 B2 JP H0787963B2 JP 63079924 A JP63079924 A JP 63079924A JP 7992488 A JP7992488 A JP 7992488A JP H0787963 B2 JPH0787963 B2 JP H0787963B2
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JP
Japan
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die
mold
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burr
grooved
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郭民 柏谷
克己 金田
松人 熊谷
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鋼材等の素材を型鍛造する鍛造用金型に関す
る。
従来の技術 従来の鍛造用金型としては、第6図に示す如く、上ダイ
103と上ダイホルダー102とを一体的にアッシーした上型
101及び、下ダイ112と下ダイプレートと締め付けリング
111とを一体的にアッシーした成形下型110(第7図)間
の型彫空間127内で素材を型鍛造するものがある。
発明が解決しようとする問題点 上記鍛造用金型150により製品を生産する場合、第6図
B部を拡大した第9図に示す如く、製品130に、下ダイ1
12内周面114とリングノックアウト123外周面125との隙
間126に延びるバリ135が発生する。この製品130がかさ
歯車である場合、バリ135は、第8図に示す如く、ボス
部131の外周縁に沿って、軸線方向に不規則に延びる、
不要なボス部バリ136と成る。このボス部バリ136の軸線
方向長さが長くなると、金型や製品搬送路にひっかか
り、円滑な製品搬送ができない。
さらに、後のコイニング工程においては、ボス部131端
面にボス部バリ136によるカブリが発生し、その結果レ
ース工程において黒皮残りが発生するという問題があ
る。
問題点を解決するための手段 鍛造製品に不要なバリが発生する箇所付近の金型表面の
少なくとも一箇所に、バリの伸長方向への素材流動を抑
制する複数の環状溝を形成する。
作用 複数の環状溝を設けた部分の金型表面は、複数の凹凸状
の表面と成るため、バリ伸長方向への素材流動を抑制
し、さらに、溝内に離型剤の粒子が付着することによ
り、バリ伸長方向への素材の浸入を妨げる。
実施例 以下本発明の実施例の構成を図面によって説明する。
第1図は、本発明の実施例による溝付き鍛造用金型50を
用いて行う、かさ歯車30の閉塞鍛造工程の要部を表して
いる。
図において、左半部は鍛造前、右半部は鍛造後の状態を
表す。
1は上型で、環状の上ダイ3とその上ダイ3の外周に配
設された締め付けリング2とを一体的にアッシーするこ
とにより構成されている。上ダイ3は型彫部4を備えて
おり、その中央部の孔にはパンチ20が嵌合されている。
10は成形下型で、環状の下ダイ12とその下ダイ12を支持
する環状の下ダイプレート13とこれらの外周に配設され
た締め付けリング11とを一体的にアッシーすることによ
り構成されている。下ダイ12は型彫部17を備えている。
下ダイ12と下ダイプレート13の中央部の孔にはカウンタ
ーパンチ21とリングノックアウト23が摺動自在に貫通し
ている。
型彫空間27は、上ダイ3の型彫部4とパンチ20の加圧面
28と下ダイ12の型彫部17とカウンターパンチ21の上端部
22とリングノックアウト23の端面24とで構成されてい
る。
30aは円柱状の素材である。
成形下型10の下ダイ12の内周面14には、第2図にも示す
如く、その型彫側端部18から他端へ向かって軸線方向に
並ぶ微細な複数の環状溝16が形成されている。この複数
の環状溝16の形成された範囲は、鍛造されるかさ歯車30
のボス部31の軸線方向長さよりも充分長い。環状溝16は
例えば、旋盤加工によって形成される。
つぎに、上記溝付き鍛造用金型50を用いたかさ歯車30の
閉塞鍛造方法について説明する。
まず、第1図左半部に示す如く、面取りされた素材30a
を成形下型10の孔内に挿入する。
その後上型1とパンチ20、および成形下型10を下降させ
て、第1図右半部に示されるように型彫空間27を閉塞
し、その型彫空間27内で熱間鍛造を行う。このことによ
り、素材30aは型彫空間27の形状、すなわち第3図に示
されるかさ歯車30に形成される。
この時、第1図A部を拡大した第5図に示す如く、下ダ
イ12の内周面14とリングノックアウト23の外周面25との
間には隙間26があるため、隙間26内で、パンチ20と上型
1の加圧方向へ延びるボス部バリ36が発生する。しかし
ながら、前述の如く、下ダイ12の内周面14には、微細な
複数の環状溝16が、素材流動方向に略垂直に形成されて
いるので、素材流動を抑制し、ボス部バリ36の伸長を防
止する。また、環状溝16内に離型剤60の粒子が付着して
素材の侵入を妨げることにもより、バリ36の伸長が防止
される。
上記実施例においては、環状溝16を、下ダイ12の内周面
14に形成したが、その他下ダイ12のフランジ成形部15
等、不要なバリの発生する箇所付近の金型表面に、バリ
の伸長方向への素材流動を抑制する様な他の箇所に形成
してもよい。
また、第4図に示す如く、上記の如き金型表面の溝に加
えて、リングノックアウト23の端面24にも環状溝40を形
成してもよい。
効果 以上のように本発明によれば、複数の環状溝を設けた部
分の金型表面は、複数の凹凸状の表面と成るため、バリ
伸長方向への素材流動を抑制し、さらに、溝内に離型剤
の粒子が付着することにより、バリ伸長方向への素材の
侵入を妨げるので、型鍛造において金型を長期間使用し
ても、鍛造製品に発生する不要なバリが、金型使用時間
の増加に伴って伸長することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による溝付き鍛造用金型を用い
たかさ歯車の閉塞鍛造工程の要部の断面平面図。第2図
は第1図における成形下型の断面平面図。第3図はかさ
歯車の断面平面図。第4図はリングノックアウトの平面
図。第5図は第1図A部の拡大説明図。第6図は従来の
鍛造用金型を用いたかさ歯車の閉塞鍛造工程の要部の断
面平面図。第7図は第6図における成形下型の断面平面
図。第8図は従来のかさ歯車の断面平面図。第9図は第
6図B部の拡大説明図である。 (記号の説明) 1……上型。10……成形下型。 16……環状溝。30……鍛造製品。 30a……素材。36……バリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型1および成形下型10間の型彫空間27内
    で素材30aを型鍛造する金型において、鍛造製品30に不
    要なバリ36が発生する箇所付近の金型表面の少なくとも
    一箇所に、該バリ36の伸長方向への素材流動を抑制する
    複数の環状溝16を形成したことを特徴とする溝付き鍛造
    用金型。
JP63079924A 1988-03-31 1988-03-31 溝付き鍛造用金型 Expired - Lifetime JPH0787963B2 (ja)

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JP2813703B2 (ja) * 1992-07-20 1998-10-22 株式会社クボタ スパイラルベベルギアの製造装置
US5787753A (en) * 1995-10-31 1998-08-04 Colfor Manufacturing, Inc. Apparatus and method for forging a pinion gear with a near net shape
JP4942214B2 (ja) * 2008-05-30 2012-05-30 武蔵精密工業株式会社 傘歯車の鍛造成形方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62110832A (ja) * 1985-11-11 1987-05-21 Honda Motor Co Ltd ナツクル鍛造用金型

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