JPH0787608A - 電気自動車高電圧回路遮断装置 - Google Patents
電気自動車高電圧回路遮断装置Info
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- JPH0787608A JPH0787608A JP23001893A JP23001893A JPH0787608A JP H0787608 A JPH0787608 A JP H0787608A JP 23001893 A JP23001893 A JP 23001893A JP 23001893 A JP23001893 A JP 23001893A JP H0787608 A JPH0787608 A JP H0787608A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒューズを溶断して高電圧を遮断する回路に
おいて、回路を遮断した後、確実に回路内のスイッチン
グ素子を開いた状態にする。 【構成】 電源のバッテリ４と走行用のモータ等の負荷
５が直列に接続され、その間にヒューズ１、リレー回路
８が直列に接続されている。ここでリレー回路８はメイ
ンリレー接点２ａ、メインリレー励磁コイル２ｂ、サブ
リレー３ａ、サブリレー励磁コイル３ｂ、駆動トランジ
スタ２ｃ、３ｃ、ＯＲ回路２ｄ、リレー駆動用の補機バ
ッテリ９より構成されている。そして補機バッテリ９で
駆動し、負荷５を制御し同時に負荷に電力を供給する信
号を発する制御回路６、同じく補機バッテリ９で駆動
し、負荷電流Ｉを検出することで作動状態を検出する電
流検出回路７ａで構成されている。
おいて、回路を遮断した後、確実に回路内のスイッチン
グ素子を開いた状態にする。 【構成】 電源のバッテリ４と走行用のモータ等の負荷
５が直列に接続され、その間にヒューズ１、リレー回路
８が直列に接続されている。ここでリレー回路８はメイ
ンリレー接点２ａ、メインリレー励磁コイル２ｂ、サブ
リレー３ａ、サブリレー励磁コイル３ｂ、駆動トランジ
スタ２ｃ、３ｃ、ＯＲ回路２ｄ、リレー駆動用の補機バ
ッテリ９より構成されている。そして補機バッテリ９で
駆動し、負荷５を制御し同時に負荷に電力を供給する信
号を発する制御回路６、同じく補機バッテリ９で駆動
し、負荷電流Ｉを検出することで作動状態を検出する電
流検出回路７ａで構成されている。
Description
【０００１】
【産業利用上の分野】本発明は、電気自動車等の高電圧
回路を遮断する、電気自動車高電圧回路遮断装置に関す
る。
回路を遮断する、電気自動車高電圧回路遮断装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、走行用モータの制御回路の故
障等により過電流が流れ続けるような状態になった時、
ヒューズを強制短絡させてヒューズを溶断し、ワイヤの
焼損、走行用モータの破損等を防止する回路が知られて
いる。図５は特開平２−１１４８９３号公報に開示され
たモータ駆動装置である。このような構成のモータ駆動
装置において、モータ３等の異常により主回路に過電流
が流れた場合、スイッチング素子６をオンさせてヒュー
ズ抵抗器５に短絡電流を流し、これを溶断させることに
よって、半導体ドライバーの動作点をその安全作動領域
内に制御している。
障等により過電流が流れ続けるような状態になった時、
ヒューズを強制短絡させてヒューズを溶断し、ワイヤの
焼損、走行用モータの破損等を防止する回路が知られて
いる。図５は特開平２−１１４８９３号公報に開示され
たモータ駆動装置である。このような構成のモータ駆動
装置において、モータ３等の異常により主回路に過電流
が流れた場合、スイッチング素子６をオンさせてヒュー
ズ抵抗器５に短絡電流を流し、これを溶断させることに
よって、半導体ドライバーの動作点をその安全作動領域
内に制御している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図８に示
すようなモータ駆動装置において、スイッチング素子６
を制御する半導体ドライバー素子１の電源が直流電源２
に依存しているため、過電流を検出してヒューズ抵抗器
５を溶断してしまった後は、半導体ドライバー素子１が
働かず制御不能となってしまうという問題があった。
すようなモータ駆動装置において、スイッチング素子６
を制御する半導体ドライバー素子１の電源が直流電源２
に依存しているため、過電流を検出してヒューズ抵抗器
５を溶断してしまった後は、半導体ドライバー素子１が
働かず制御不能となってしまうという問題があった。
【０００４】本発明は上記問題に鑑みたものであり、第
一発明として、主電源とは別の補助電源を備えた作動状
態検出手段によって負荷を含む主回路の状態を検出し、
主回路または負荷の作動状態が第一設定値以上の状態に
ある時サブリレーを閉じてヒューズを溶断し、その後主
回路または負荷の状態が第一設定値未満になったことを
検出してサブリレーを開く電気自動車高電圧回路遮断装
置を提供し、第二発明として、補助電源を有し負荷の駆
動中に負荷に電力を供給する第一，第二制御手段を備
え、前記作動状態検出回路によって負荷を含む主回路の
状態を検出し、主回路または負荷の作動状態が前記第一
設定値よりも小さい第二設定値以上の状態にある時に負
荷に電力を供給し、さらに第一設定値以上の状態にある
時サブリレーを閉じてヒューズを溶断し、その後主回路
または負荷の状態が第一設定値未満になったことと、前
記第一，第二制御手段からの信号がなくなったことを検
出してからメインリレーを開く電気自動車高電圧回路遮
断装置を提供することを目的としている。
一発明として、主電源とは別の補助電源を備えた作動状
態検出手段によって負荷を含む主回路の状態を検出し、
主回路または負荷の作動状態が第一設定値以上の状態に
ある時サブリレーを閉じてヒューズを溶断し、その後主
回路または負荷の状態が第一設定値未満になったことを
検出してサブリレーを開く電気自動車高電圧回路遮断装
置を提供し、第二発明として、補助電源を有し負荷の駆
動中に負荷に電力を供給する第一，第二制御手段を備
え、前記作動状態検出回路によって負荷を含む主回路の
状態を検出し、主回路または負荷の作動状態が前記第一
設定値よりも小さい第二設定値以上の状態にある時に負
荷に電力を供給し、さらに第一設定値以上の状態にある
時サブリレーを閉じてヒューズを溶断し、その後主回路
または負荷の状態が第一設定値未満になったことと、前
記第一，第二制御手段からの信号がなくなったことを検
出してからメインリレーを開く電気自動車高電圧回路遮
断装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に構成された第一発明の電気自動車高電圧回路遮断装置
は、主電源とヒューズと第一スイッチング素子と負荷が
直列接続され、前記第一スイッチング素子と前記負荷を
バイパスして、前記主電源と前記ヒューズに対して短絡
回路が構成されるように第二スイッチング素子が並列接
続された主回路と、前記主電源とは別の補助電源によっ
て駆動し、前記負荷の駆動中に駆動信号を発生する第一
制御手段と、前記補助電源によって駆動し、前記第一制
御手段から駆動信号を受け、前記負荷の駆動中、前記第
一スイッチング素子に信号を与え、前記主回路を閉じて
前記負荷に電力を与える第二制御手段と、前記補助電源
によって駆動し、前記主回路または前記負荷の作動状態
を検出して、作動状態に応じた作動信号を発生する作動
状態検出手段と、前記補助電源によって駆動し、前記作
動状態検出手段の作動信号を受け、作動信号が第一設定
値を越える状態にある時に、第二スイッチング素子に信
号を与え前記主電源を短絡し、ヒューズを溶断させて前
記負荷に供給する電力を遮断する第三制御手段とを備え
ることを特徴としている。
に構成された第一発明の電気自動車高電圧回路遮断装置
は、主電源とヒューズと第一スイッチング素子と負荷が
直列接続され、前記第一スイッチング素子と前記負荷を
バイパスして、前記主電源と前記ヒューズに対して短絡
回路が構成されるように第二スイッチング素子が並列接
続された主回路と、前記主電源とは別の補助電源によっ
て駆動し、前記負荷の駆動中に駆動信号を発生する第一
制御手段と、前記補助電源によって駆動し、前記第一制
御手段から駆動信号を受け、前記負荷の駆動中、前記第
一スイッチング素子に信号を与え、前記主回路を閉じて
前記負荷に電力を与える第二制御手段と、前記補助電源
によって駆動し、前記主回路または前記負荷の作動状態
を検出して、作動状態に応じた作動信号を発生する作動
状態検出手段と、前記補助電源によって駆動し、前記作
動状態検出手段の作動信号を受け、作動信号が第一設定
値を越える状態にある時に、第二スイッチング素子に信
号を与え前記主電源を短絡し、ヒューズを溶断させて前
記負荷に供給する電力を遮断する第三制御手段とを備え
ることを特徴としている。
【０００６】また上記目的を達成するために構成された
第二発明の電気自動車高電圧回路遮断装置は、第一発明
において、前記補助電源によって駆動し、前記作動状態
検出手段の作動信号を受け、作動信号が前記第一設定値
よりも小さい第二設定値を越える状態にある時、前記第
一スイッチング素子に信号を与え、前記主回路を閉じて
前記負荷に電力を与え続ける第四制御手段とを備えるこ
とを特徴としている。
第二発明の電気自動車高電圧回路遮断装置は、第一発明
において、前記補助電源によって駆動し、前記作動状態
検出手段の作動信号を受け、作動信号が前記第一設定値
よりも小さい第二設定値を越える状態にある時、前記第
一スイッチング素子に信号を与え、前記主回路を閉じて
前記負荷に電力を与え続ける第四制御手段とを備えるこ
とを特徴としている。
【０００７】
【作用】請求項１記載の発明によれば、負荷を駆動して
いる間、第一制御手段から第二制御手段に駆動信号が送
られ、第二制御手段は第一スイッチング素子を閉じ、こ
れにより負荷に電力が供給され、負荷が駆動する。そし
て負荷の駆動出力が上昇すると、主回路または負荷の作
動状態（例えば、主回路に流れる電流、または負荷の温
度、回転数）に応じた作動信号が作動状態検出手段から
発せられる。第三制御手段はこの作動信号を受け、作動
信号が任意の第一設定値以上（例えば過電流、過負荷）
になると、第二スイッチング素子に信号を与えて閉じさ
せる。これにより主電源を短絡し、ヒューズを溶断させ
て前記負荷に供給される電力を遮断する。ヒューズが溶
断して主回路に電流が流れなくなり作動状態が第一設定
値未満に戻ると、第三制御手段は信号を発しなくなるた
め第二スイッチング手段は開かれる。そして第一制御手
段から駆動信号が発せられなった後、第一スイッチング
素子は開かれる。ここで第一、第二、第三制御手段、作
動状態検出手段は主電源とは別の補助電源を有している
ため、ヒューズが溶断された後においても駆動させるこ
とができる。
いる間、第一制御手段から第二制御手段に駆動信号が送
られ、第二制御手段は第一スイッチング素子を閉じ、こ
れにより負荷に電力が供給され、負荷が駆動する。そし
て負荷の駆動出力が上昇すると、主回路または負荷の作
動状態（例えば、主回路に流れる電流、または負荷の温
度、回転数）に応じた作動信号が作動状態検出手段から
発せられる。第三制御手段はこの作動信号を受け、作動
信号が任意の第一設定値以上（例えば過電流、過負荷）
になると、第二スイッチング素子に信号を与えて閉じさ
せる。これにより主電源を短絡し、ヒューズを溶断させ
て前記負荷に供給される電力を遮断する。ヒューズが溶
断して主回路に電流が流れなくなり作動状態が第一設定
値未満に戻ると、第三制御手段は信号を発しなくなるた
め第二スイッチング手段は開かれる。そして第一制御手
段から駆動信号が発せられなった後、第一スイッチング
素子は開かれる。ここで第一、第二、第三制御手段、作
動状態検出手段は主電源とは別の補助電源を有している
ため、ヒューズが溶断された後においても駆動させるこ
とができる。
【０００８】請求項２記載の発明によれば、負荷を駆動
している間、第一制御手段から第二制御手段に駆動信号
が送られ、第二制御手段は第一スイッチング素子を閉
じ、これにより負荷に電力が供給され、負荷が駆動す
る。そして負荷の駆動出力が上昇すると、主回路または
負荷の作動状態に応じた作動信号が作動状態検出手段か
ら発せられる。第四制御手段は作動信号が前記第一設定
値よりも小さい任意の第二設定値以上になると、第一ス
イッチング素子に信号を送る。この状態において第一ス
イッチング素子は、第二制御手段と第四制御手段の両方
から信号を受け、これによって負荷に電力が供給されて
いる。さらに負荷の駆動出力が上昇してその作動状態に
応じた作動信号が発せられ、その作動信号が任意の第一
設定値以上になると、第三制御手段は第二スイッチング
素子に信号を与えて閉じさせる。これにより主電源を短
絡し、ヒューズを溶断させて前記負荷に供給される電力
を遮断する。ヒューズが溶断して主回路に電流が流れな
くなり作動状態が第一設定値未満に戻ると、第三制御手
段は信号を発しなくなるため、第二スイッチング手段は
開かれる。また作動状態が第一設定値未満に戻り、かつ
第一制御手段から駆動信号が発せられなくなると、第一
スイッチング素子は開かれる。また第四制御手段は主電
源とは別の補助電源を有しているため、ヒューズが溶断
された後においても駆動させることができる。
している間、第一制御手段から第二制御手段に駆動信号
が送られ、第二制御手段は第一スイッチング素子を閉
じ、これにより負荷に電力が供給され、負荷が駆動す
る。そして負荷の駆動出力が上昇すると、主回路または
負荷の作動状態に応じた作動信号が作動状態検出手段か
ら発せられる。第四制御手段は作動信号が前記第一設定
値よりも小さい任意の第二設定値以上になると、第一ス
イッチング素子に信号を送る。この状態において第一ス
イッチング素子は、第二制御手段と第四制御手段の両方
から信号を受け、これによって負荷に電力が供給されて
いる。さらに負荷の駆動出力が上昇してその作動状態に
応じた作動信号が発せられ、その作動信号が任意の第一
設定値以上になると、第三制御手段は第二スイッチング
素子に信号を与えて閉じさせる。これにより主電源を短
絡し、ヒューズを溶断させて前記負荷に供給される電力
を遮断する。ヒューズが溶断して主回路に電流が流れな
くなり作動状態が第一設定値未満に戻ると、第三制御手
段は信号を発しなくなるため、第二スイッチング手段は
開かれる。また作動状態が第一設定値未満に戻り、かつ
第一制御手段から駆動信号が発せられなくなると、第一
スイッチング素子は開かれる。また第四制御手段は主電
源とは別の補助電源を有しているため、ヒューズが溶断
された後においても駆動させることができる。
【０００９】
【効果】請求項１記載の発明によれば、負荷の駆動出力
が上昇して作動状態検出手段から発せられる作動信号が
任意の第一設定値以上になると、第二スイッチング素子
に信号を与えて閉じさせる。これにより主電源を短絡
し、ヒューズを溶断させて前記負荷に供給される電力を
遮断する。ヒューズが溶断して主回路に電流が流れなく
なって作動状態が第一設定値未満に戻ると、第三制御手
段は信号を発しなくなるため、第二スイッチング手段は
開かれる。また作動状態が第一設定値未満に戻り、かつ
第一制御手段から駆動信号が発せられなくなると、第一
スイッチング素子は開かれる。ここで第一，第二，第三
制御手段、作動状態検出手段は主電源とは別の補助電源
を有しているため、ヒューズが溶断された後においても
駆動させることができる。
が上昇して作動状態検出手段から発せられる作動信号が
任意の第一設定値以上になると、第二スイッチング素子
に信号を与えて閉じさせる。これにより主電源を短絡
し、ヒューズを溶断させて前記負荷に供給される電力を
遮断する。ヒューズが溶断して主回路に電流が流れなく
なって作動状態が第一設定値未満に戻ると、第三制御手
段は信号を発しなくなるため、第二スイッチング手段は
開かれる。また作動状態が第一設定値未満に戻り、かつ
第一制御手段から駆動信号が発せられなくなると、第一
スイッチング素子は開かれる。ここで第一，第二，第三
制御手段、作動状態検出手段は主電源とは別の補助電源
を有しているため、ヒューズが溶断された後においても
駆動させることができる。
【００１０】請求項２記載の発明によれば、負荷駆動
中、第一スイッチング素子は第二制御手段と第四制御手
段の両方から信号を受け、これによって負荷に電力が供
給されている。従って、第二設定値を第一スイッチング
素子がその遮断能力以下の電流値で作動するような値に
設定することで、請求項１記載の発明の効果に加え、第
一スイッチング素子を安価な小型の素子にすることもで
きる。
中、第一スイッチング素子は第二制御手段と第四制御手
段の両方から信号を受け、これによって負荷に電力が供
給されている。従って、第二設定値を第一スイッチング
素子がその遮断能力以下の電流値で作動するような値に
設定することで、請求項１記載の発明の効果に加え、第
一スイッチング素子を安価な小型の素子にすることもで
きる。
【００１１】
【実施例】（第１実施例）以下本発明の第１実施例を図
面に基づき説明する。図１は本発明の第１実施例による
電気自動車高電圧回路遮断装置を示した回路図である。
概略的には、電源のバッテリ４と走行用のモータ等の負
荷５が直列に接続され、その間にヒューズ１、リレー回
路８が直列に接続されている。ここで本実施例において
リレー回路８は、請求項１記載の第三，第四制御手段お
よび第一，第二スイッチング素子から成る。そして負荷
５を制御する第一，第二制御手段を含む制御回路６、負
荷電流Ｉを検出することで作動状態を検出する電流検出
回路７ａ、リレー回路８内のリレー駆動用の補機バッテ
リ９が図のように構成されている。またリレー回路８は
メインリレー接点２ａ、メインリレー励磁コイル２ｂ、
サブリレー３ａ、サブリレー励磁コイル３ｂ、駆動トラ
ンジスタ２ｃ、３ｃ、ＯＲ回路２ｄより構成されてい
る。リレー接点２ａ、３ａは励磁コイル２ｂ、３ｂが励
磁されることによりそれぞれ接点が閉接される。メイン
リレー励磁コイル２ｂは制御回路６からの信号Ａ及び電
流検出回路７ａからの信号Ｂにより励磁され、サブリレ
ー励磁コイル３ｂは電流検出回路７ａからの信号Ｃによ
り励磁される。最初に信号ＡのＨｉレベル信号によりト
ランジスタ２ｃが駆動され接点２ａが閉じ、その後制御
回路６により負荷５が制御され負荷電流Ｉが流れる。信
号Ａは負荷電流Ｉが流れている間はＨｉレベルに保た
れ、負荷電流Ｉが０になるとＬｏレベルになり接点２ａ
は開離される。図４に負荷電流Ｉと信号Ａ、Ｂ、Ｃとの
関係を示す。図４に示すように負荷電流が増加して第二
設定値Ｉ１の値になった時信号ＢがＨｉレベルになりリ
レー回路８のＯＲ回路２ｄへ供給される。Ｉ１の値は仮
に何らかの原因でリレー接点２ａが電流値Ｉ１を遮断し
ても接点アーク等による傷害が生じない程度の値に設定
される。さらに制御回路６または負荷５等の故障により
負荷電流Ｉが増加して第一設定値Ｉ２になると、電流検
出回路７ａからの信号ＣがＨｉレベルになり、トランジ
スタ３ｃへ供給されてサブリレー励磁コイル３ｂが駆動
され、接点３ａを閉じてヒューズ１が強制的に溶断され
る。ここで第一設定値Ｉ２は、負荷５および主回路に流
すべきではない程度の大きさの電流値が設定される。ヒ
ューズ１が溶断して主回路に電流が流れなくなって負荷
電流が第一設定値Ｉ２未満に戻ると、信号ＢはＬｏレベ
ルになるため、サブリレー接点３は開かれる。また負荷
電流がＩ１未満に戻り、かつ制御回路６から信号ＡがＬ
ｏレベルになると、メインリレー接点２ａは開かれる。
ここで制御回路６，リレー回路８、電流検出回路７ａは
電源４とは別の補機バッテリ９を有しているため、ヒュ
ーズ１が溶断された後においても駆動させることができ
る。また負荷５駆動中、メインリレー２は制御回路６と
電流検出回路７ａの両方から信号を受け、これによって
負荷５に電力が供給されている。従って、第二設定値Ｉ
１をメインリレー２がその遮断能力以下の電流値で作動
するような値に設定することで、メインリレーを安価な
小型の素子にすることもできる。本実施例では、図１に
示したように電流検出を短絡回路が構成される回路内で
行った。これにより、電流検出回路７ａは短絡中におい
ても信号Ｃを発生し、確実にヒューズ１を溶断させるこ
とができる。 （第２実施例）図２は本発明の第２実施例による電気自
動車高電圧回路遮断装置を示した回路図であり、作動状
態の検出を、負荷５の近傍に設置されたサーミスタで負
荷５の温度を検出することにより行う回路である。温度
検出部７ｂは負荷５が駆動中に発する熱を検出し、任意
の第一設定温度以上になるとリレー回路８のＯＲ回路２
ｄにＨｉレベルの信号Ａを送り、制御回路６または負荷
５の異常により負荷５が過負荷状態になり負荷５の温度
が上昇し過ぎると、温度検出部７ａからの信号ＣがＨｉ
レベルになり、トランジスタ３ｃへ供給されてサブリレ
ー励磁コイル３ｂが駆動され、接点３ａを閉じてヒュー
ズ１が強制的に溶断される。従ってこの回路においても
第１実施例と同様な効果を得ることができる。 （第３実施例）図３は本発明の第６実施例による電気自
動車高電圧回路遮断装置を示した回路図であり、作動状
態の検出をモーターである負荷５の回転数を検出するこ
とにより行う回路である。回転数検出回路７ｃは駆動モ
ーター等の負荷の回転数を検出し、任意の回転数以上に
なるとリレー回路８のＯＲ回路２ｄにＨｉレベルの信号
Ａを送り、制御回路６または負荷５の異常により負荷５
が過負荷状態になり負荷５の回転数が上昇し過ぎると、
回転数検出回路７ｃからの信号ＣがＨｉレベルになり、
トランジスタ３ｃへ供給されてサブリレー励磁コイル３
ｂが駆動され、接点３ａを閉じてヒューズ１が強制的に
溶断される。従ってこの回路においても第１実施例と同
様な効果を得ることができる。
面に基づき説明する。図１は本発明の第１実施例による
電気自動車高電圧回路遮断装置を示した回路図である。
概略的には、電源のバッテリ４と走行用のモータ等の負
荷５が直列に接続され、その間にヒューズ１、リレー回
路８が直列に接続されている。ここで本実施例において
リレー回路８は、請求項１記載の第三，第四制御手段お
よび第一，第二スイッチング素子から成る。そして負荷
５を制御する第一，第二制御手段を含む制御回路６、負
荷電流Ｉを検出することで作動状態を検出する電流検出
回路７ａ、リレー回路８内のリレー駆動用の補機バッテ
リ９が図のように構成されている。またリレー回路８は
メインリレー接点２ａ、メインリレー励磁コイル２ｂ、
サブリレー３ａ、サブリレー励磁コイル３ｂ、駆動トラ
ンジスタ２ｃ、３ｃ、ＯＲ回路２ｄより構成されてい
る。リレー接点２ａ、３ａは励磁コイル２ｂ、３ｂが励
磁されることによりそれぞれ接点が閉接される。メイン
リレー励磁コイル２ｂは制御回路６からの信号Ａ及び電
流検出回路７ａからの信号Ｂにより励磁され、サブリレ
ー励磁コイル３ｂは電流検出回路７ａからの信号Ｃによ
り励磁される。最初に信号ＡのＨｉレベル信号によりト
ランジスタ２ｃが駆動され接点２ａが閉じ、その後制御
回路６により負荷５が制御され負荷電流Ｉが流れる。信
号Ａは負荷電流Ｉが流れている間はＨｉレベルに保た
れ、負荷電流Ｉが０になるとＬｏレベルになり接点２ａ
は開離される。図４に負荷電流Ｉと信号Ａ、Ｂ、Ｃとの
関係を示す。図４に示すように負荷電流が増加して第二
設定値Ｉ１の値になった時信号ＢがＨｉレベルになりリ
レー回路８のＯＲ回路２ｄへ供給される。Ｉ１の値は仮
に何らかの原因でリレー接点２ａが電流値Ｉ１を遮断し
ても接点アーク等による傷害が生じない程度の値に設定
される。さらに制御回路６または負荷５等の故障により
負荷電流Ｉが増加して第一設定値Ｉ２になると、電流検
出回路７ａからの信号ＣがＨｉレベルになり、トランジ
スタ３ｃへ供給されてサブリレー励磁コイル３ｂが駆動
され、接点３ａを閉じてヒューズ１が強制的に溶断され
る。ここで第一設定値Ｉ２は、負荷５および主回路に流
すべきではない程度の大きさの電流値が設定される。ヒ
ューズ１が溶断して主回路に電流が流れなくなって負荷
電流が第一設定値Ｉ２未満に戻ると、信号ＢはＬｏレベ
ルになるため、サブリレー接点３は開かれる。また負荷
電流がＩ１未満に戻り、かつ制御回路６から信号ＡがＬ
ｏレベルになると、メインリレー接点２ａは開かれる。
ここで制御回路６，リレー回路８、電流検出回路７ａは
電源４とは別の補機バッテリ９を有しているため、ヒュ
ーズ１が溶断された後においても駆動させることができ
る。また負荷５駆動中、メインリレー２は制御回路６と
電流検出回路７ａの両方から信号を受け、これによって
負荷５に電力が供給されている。従って、第二設定値Ｉ
１をメインリレー２がその遮断能力以下の電流値で作動
するような値に設定することで、メインリレーを安価な
小型の素子にすることもできる。本実施例では、図１に
示したように電流検出を短絡回路が構成される回路内で
行った。これにより、電流検出回路７ａは短絡中におい
ても信号Ｃを発生し、確実にヒューズ１を溶断させるこ
とができる。 （第２実施例）図２は本発明の第２実施例による電気自
動車高電圧回路遮断装置を示した回路図であり、作動状
態の検出を、負荷５の近傍に設置されたサーミスタで負
荷５の温度を検出することにより行う回路である。温度
検出部７ｂは負荷５が駆動中に発する熱を検出し、任意
の第一設定温度以上になるとリレー回路８のＯＲ回路２
ｄにＨｉレベルの信号Ａを送り、制御回路６または負荷
５の異常により負荷５が過負荷状態になり負荷５の温度
が上昇し過ぎると、温度検出部７ａからの信号ＣがＨｉ
レベルになり、トランジスタ３ｃへ供給されてサブリレ
ー励磁コイル３ｂが駆動され、接点３ａを閉じてヒュー
ズ１が強制的に溶断される。従ってこの回路においても
第１実施例と同様な効果を得ることができる。 （第３実施例）図３は本発明の第６実施例による電気自
動車高電圧回路遮断装置を示した回路図であり、作動状
態の検出をモーターである負荷５の回転数を検出するこ
とにより行う回路である。回転数検出回路７ｃは駆動モ
ーター等の負荷の回転数を検出し、任意の回転数以上に
なるとリレー回路８のＯＲ回路２ｄにＨｉレベルの信号
Ａを送り、制御回路６または負荷５の異常により負荷５
が過負荷状態になり負荷５の回転数が上昇し過ぎると、
回転数検出回路７ｃからの信号ＣがＨｉレベルになり、
トランジスタ３ｃへ供給されてサブリレー励磁コイル３
ｂが駆動され、接点３ａを閉じてヒューズ１が強制的に
溶断される。従ってこの回路においても第１実施例と同
様な効果を得ることができる。
【００１２】本実施例において、第一，第二スイッチン
グ素子はリレー、第三，第四制御手段はトランジスタを
含む回路、作動状態検出手段は電流検出，温度検出，回
転数検出としたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
あれば、構成または検出手段を任意に変更して実施でき
るものである。
グ素子はリレー、第三，第四制御手段はトランジスタを
含む回路、作動状態検出手段は電流検出，温度検出，回
転数検出としたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
あれば、構成または検出手段を任意に変更して実施でき
るものである。
【図１】本発明の第１実施例における、電気自動車高電
圧回路遮断装置の回路図である。
圧回路遮断装置の回路図である。
【図２】本発明の第２実施例における、電気自動車高電
圧回路遮断装置の回路図である。
圧回路遮断装置の回路図である。
【図３】本発明の第３実施例における、電気自動車高電
圧回路遮断装置の回路図である。
圧回路遮断装置の回路図である。
【図４】信号Ａ、信号Ｂ、信号Ｃの負荷電流に対する変
化を示した図である。
化を示した図である。
【図５】従来の高電圧回路遮断装置の回路図である。
１ ヒューズ ２ メインリレー ２ａ メインリレー接点 ２ｂ メインリレー励磁コイル ２ｃ メインリレー駆動トランジスタ ２ｄ ＯＲ回路 ３ａ サブリレー接点 ３ｂ サブリレー励磁コイル ３ｃ サブリレー駆動トランシジタ ４ 電源 ５ 負荷 ６ 制御回路 ６ａ 第一制御部 ６ｂ 第二制御部 ７ａ 電流検出回路 ７ｂ 温度検出回路 ７ｃ 回転数検出回路 ８ リレー回路 ９ 補機バッテリ １０ アクセル １１ メインスイッチ
Claims (2)
- 【請求項１】 主電源とヒューズと第一スイッチング素
子と負荷が直列接続され、前記第一スイッチング素子と
前記負荷をバイパスして、前記主電源と前記ヒューズに
対して短絡回路が構成されるように第二スイッチング素
子が並列接続された主回路と、 前記主電源とは別の補助電源によって駆動し、前記負荷
の駆動中に駆動信号を発生する第一制御手段と、 前記補助電源によって駆動し、前記第一制御手段から駆
動信号を受け、前記負荷の駆動中、前記第一スイッチン
グ素子に信号を与え、前記主回路を閉じて前記負荷に電
力を与える第二制御手段と、 前記補助電源によって駆動し、前記主回路または前記負
荷の作動状態を検出して、作動状態に応じた作動信号を
発生する作動状態検出手段と、 前記補助電源によって駆動し、前記作動状態検出手段の
作動信号を受け、作動信号が第一設定値を越える状態に
ある時に、第二スイッチング素子に信号を与え前記主電
源を短絡し、ヒューズを溶断させて前記負荷に供給する
電力を遮断する第三制御手段とを備えることを特徴とす
る電気自動車高電圧回路遮断装置。 - 【請求項２】 前記補助電源によって駆動し、前記作動
状態検出手段の作動信号を受け、作動信号が前期第一設
定値よりも小さい第二設定値を越える状態にある時、前
記第一スイッチング素子に信号を与え、前記主回路を閉
じて前記負荷に電力を与え続ける第四制御手段とを備え
ることを特徴とする請求項１記載の電気自動車高電圧回
路遮断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23001893A JPH0787608A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 電気自動車高電圧回路遮断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23001893A JPH0787608A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 電気自動車高電圧回路遮断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0787608A true JPH0787608A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16901287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23001893A Withdrawn JPH0787608A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 電気自動車高電圧回路遮断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0787608A (ja) |
Cited By (14)
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-
1993
- 1993-09-16 JP JP23001893A patent/JPH0787608A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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