JPH0786550B2 - 下部ノズルの取付装置 - Google Patents

下部ノズルの取付装置

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JPH0786550B2
JPH0786550B2 JP63145255A JP14525588A JPH0786550B2 JP H0786550 B2 JPH0786550 B2 JP H0786550B2 JP 63145255 A JP63145255 A JP 63145255A JP 14525588 A JP14525588 A JP 14525588A JP H0786550 B2 JPH0786550 B2 JP H0786550B2
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JP
Japan
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lower nozzle
guide plate
control rod
screw
mounting
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JP63145255A
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太一 小岩井
修二 山崎
勝紀 大内
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Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、組立治具上に配置した複数の支持格子に、制
御棒案内管等を挿通固定した状態で、その組立時に使用
したガイド板を組立治具から取り外し、さらに各制御棒
案内管の下端に下部ノズルを自動的に固定するための下
部ノズルの取付装置に関する。
「従来の技術」 従来、上記燃料集合体の組み立ては次のようにして行な
われている。
まず、細長い長方形状の燃料集合体組立治具の上に、複
数の支持格子を一定間隔毎に互いに平行に載置し、最下
部の支持格子の下方にあたる位置にガイド板を配置す
る。このガイド板は、支持格子の各格子空間と対応して
多数のガイド孔が形成されたもので、これらガイド孔を
通して、燃料棒挿入装置により、燃料棒が所定の格子空
間内に挿通固定される。
次いで、作業員が人手により前記ガイド板を組立治具か
ら取り外したうえ、下部ノズルを制御棒案内管の下端に
当てがい、位置決めを行なった後、下部ノズルの孔を通
して制御棒案内管の下端端栓のネジ孔にスクリュウをね
じ込み、下部ノズルを固定していた。
「発明が解決しようとする課題」 ところが上記の人手による方法では、燃料集合体の組み
立て作業に手間と時間がかかり、作業効率が低いという
問題があった。また、今後さらに高まると予想される安
全基準を十分に満たすためにも、下部ノズル取付作業を
無人化し、作業中における被曝の可能性を一層低減する
ことが望まれている。
そこで、ガイド板や下部ノズルを、例えば一対の係止ア
ーム等ではさみ込むことにより、これらの搬送や押さえ
付け等を行なうものなどが考えられるが、このような構
造の装置では係止時の搬送物とアームとの相対位置を正
確に保たねばならなかった。また、ガイド板は下部ノズ
ルよりも大形であるため、これらを同一の係止爪で搬送
する構成は実施困難で、必然的に下部ノズルとガイド板
のそれぞれを別個の搬送機構により搬送する必要が生
じ、装置の構成が複雑化し、設備コストが高くなる問題
を有していた。
「課題を解決するための手段」 本発明に係る下部ノズルの取付装置は、所定の間隔を空
けて燃料集合体組立治具上に配設された複数の支持格子
の所定格子空間内に複数の制御棒案内管が挿通され、こ
れら制御棒案内管の一端部に挿入ガイド板がスクリュウ
で結合され、この挿入ガイド板を通して前記支持格子の
所定格子空間に燃料棒が挿通された組立体から前記挿入
ガイド板を取り外し、さらに制御棒案内管の一端部に下
部ノズルを取り付けるための下部ノズルの取付装置であ
って、 前記燃料集合体組立治具上に設置され、前記下部ノズル
を前記各制御棒案内管の一端部に当接した状態で固定す
るための下部ノズル固定機構と、 前記下部ノズル固定機構に着脱自在とされ、前記下部ノ
ズルを前記制御棒案内管の一端部に結合するためのスク
リュウを保持するスクリュウホルダと、 前記下部ノズル固定機構の一端側にあって、前記燃料集
合体組立治具上に設置され、前記挿入ガイド板または前
記スクリュウホルダを前記下部ノズル固定機構の一端側
へ押圧して固定するための押圧固定機構と、 前記挿入ガイド板、下部ノズルおよびスクリュウホルダ
のうちいずれか1つの部材を選択的に保持し、これら部
材の各載置位置と前記制御棒案内管の一端部に対応する
位置との間で搬送するための物品搬送用保持機構と、 前記挿入ガイド板または前記スクリュウホルダが前記押
圧固定機構によって下部ノズル固定機構に押圧固定され
た際、挿入ガイド板または下部ノズルと制御棒案内管と
を結合するスクリュウを操作するネジ締め・かしめ機構
とを具備したことを特徴とする。
「実施例」 第1図は、本発明に係わる下部ノズルの取付装置の一実
施例を装備した、燃料集合体の組立システムを示す平面
図である。なお説明の便宜上、第1図中左側を前方側、
右側を後方側と称する。
図中符号1は長方形状の燃料集合体組立治具で、この組
立治具1上には、前方側から順に、支持格子固定枠3
…、下部ノズル固定枠(下部ノズル固定機構の一部)
4、下部支持台5が設けられている。
前記支持格子固定枠3…は、それぞれ支持格子を固定し
ておくもので、従来の装置と同様である。
前記下部ノズル固定枠4は、第2図(縦断面図)および
第3図(右側面図)に示すように、下部ノズルNを横に
立てた状態で収められる、上方に開いたコ字状をなし、
その内面側の下面および一方の側面には、収めた下部ノ
ズルNを位置決めする基準面板6がそれぞれ固定されて
いる。また、下部ノズル固定枠4の後面には、ガイド板
7(第6図参照)あるいはスクリュウホルダ(51)がは
め込まれる段部8(第9図参照)が形成されている。
さらに、下部ノズル固定枠4には、制御棒案内管に下部
ノズルNをネジ止めする際に、前記2つの基準面板6に
下部ノズルNを押し付けるためのノズル固定機構(下部
ノズル固定機構の一部)9,9が配設されている。これら
ノズル固定機構9は、第3図に示すようにノズル固定枠
4に取り付けられたシリンダ10と、一端がノズル固定枠
4に軸支され他端にローラ11を備えた「く」字状のアー
ム12と、このアーム12の中央部とシリンダ10のロッド先
端とを連結する連結部材13とから構成され、前記シリン
ダ10,10のロッドを引き込むと、アーム12,12が下部ノズ
ルNを押さえ込んで位置決め板6,6に当接させ(図示の
状態)、またロッドを突き出すとアーム12,12が回動し
て下部ノズルNを解放する構成となっている。さらに、
ノズル固定枠4の後面にも、上記同様のノズル固定機構
(取付位置のみ図示)14…がそれぞれ設けられ、制御棒
案内管の下端に下部ノズルNを押し当てる構成となって
いる。
一方、ガイド板7には第4図に示すように、制御棒案内
管に対応する箇所において、複数のスクリュウ20が前向
きに貫通され、さらにガイド板7の前面側には、これら
スクリュウ20を覆うようにスプリング21を収納した支持
筒22が固定されている。そして各スクリュウ20は、スプ
リング21で後退方向に付勢されている。
次に、前記下部支持台5は、第5図に示すようにガイド
板7が通る大きさの開口部23を有するもので、この開口
部23の上下両側には、それぞれ対をなす摺動軸24…が水
平に形成されている。また下部支持台5の前面側には、
一対の押圧支持板25が上下方向に向けて配置され、これ
ら押圧支持板25の両端の摺動ベアリング26,26が前記摺
動軸24,24に水平方向摺動可能にはめ込まれている。さ
らに下部支持台5の上下部には、互いに逆向きに開閉シ
リンダ27,27が水平に固定されるとともに、これら開閉
シリンダ27のロッド先端は前記押圧支持板25にそれぞれ
固定され、押圧支持板25,25は摺動軸24…に沿って両側
に接近離間されるようになっている。
また前記ロッド通過位置の近傍には、ガイド板7を押す
位置(同図ロ)で押圧支持板25を止める停止ピン29が下
部支持台5に埋設されている。
一方、各押圧支持板25の中央部後面には、第2図に示す
ように押圧シリンダ30が前向きに固定されている。これ
らシリンダ30のロッド先端には、上方および下方に向け
てアーム31…の一端が連結され、これらアーム31の他端
は、押圧支持板25に対し一端が傾動可能に取り付けられ
た一対の傾動板32の他端に連結されている。さらに支持
板25には、押圧板33がスプリング(図示略)により後方
へ付勢された状態で前向きに取り付けられている。
これら傾動板32には、前方側に向けて押圧板33がそれぞ
れ固定されている。これにより各押圧シリンダ30のロッ
ドを前進させると、アーム31,31が傾動板32,32を押し開
いて押圧板33,33が後退し、逆にロッドを後退させると
傾動板32,32が閉じて押圧板33,33が前進するようになっ
ている。
一方、前記の燃料集合体組立治具1の後方には、これと
垂直にリニアモータ式等の直進搬送装置40が設置されて
いる。この搬送装置40は2つの搬送台41,42を備え、こ
れらをそれぞれ反対側に個別操作する。
これらのうち一方の搬送台41には、前後方向を向く水平
な主軸43を備えた2軸NC駆動機44が設置され、前記主軸
43は前後移動されるとともに、軸回りに回転されるよう
になっている。
この主軸43の前端には、細長い取付部材45がT字状に固
定され、この取付部材45の中央部を貫通してテレビカメ
ラ46が埋設されている。また、取付部材45の両端部に
は、それぞれ搬送用保持機構47が取り付けられている。
これら搬送用保持機構47は、第6図および第7図に示す
ように、取付部材45の両端部後面にエアシリンダ48を前
向きに貫通固定し、これらのロッド48Aの先端部にウレ
タンゴム製等の柔軟な円筒形リング49を通したうえ、前
記ロッド48Aの先端に先の丸いキャップ50を取り付けた
もので、ロッド48Aを後退させると、キャップ50が後退
してリング49が取付部材45との間で軸方向に押し潰さ
れ、半径方向に均等に膨らむようになっている。
一方、搬送台41の前方には、搬送装置40に沿って、ガイ
ド板7、下部ノズルN、スクリュウホルダ51をそれぞれ
載置できる載置台52が設置されている。
スクリュウホルダ51は、第8図および第9図に示すよう
に、ガイド板7と同じ外形をなし、ガイド板7と同じ箇
所に1対の保持孔53が形成される一方、下部ノズルNの
脚K…とそれぞれ対応する箇所には、これら脚K…の下
端がはまりこむ穴部54…が形成されている。
さらにスクリュウホルダ51には、下部ノズルNの制御棒
案内管連結孔(図示略)に対応して、スクリュウ収納筒
55…が垂直に貫通固定されている。これら収納筒55の内
部には、第8図のようにそれぞれ6角レンチ56が前向き
に収められており、この6角レンチ56はストッパ57を介
してスプリング58で後退方向に付勢されるとともに、収
納筒55の前端部にはノズル固定用の6角穴付スクリュウ
59が前向きに1本づつ収容されるようになっている。な
お、図中符号60は、下部支持台5の押圧板33…で押され
る位置を示す。
一方、もうひとつの搬送台42上には、NC昇降駆動機65を
介して、ネジ締め・かしめ機構66が設置されている。こ
の機構66は、自動ネジ締め具67、自動かしめ具68、なら
びにテレビカメラ69を備えたものである。前記自動ネジ
締め具67は、制御盤(図示略)からの信号に基づいてド
ライバ70を前後動および回転操作し、一方、自動加締め
具68は制御盤からの指示により締め込んだスクリュウ等
を加締めて固定する。
さらに、燃料集合体組立治具1と、搬送装置40を隔てて
対向する位置には、燃料棒等引込装填装置(図示略)が
設けられている。この装置は従来品と同じもので、燃料
棒の後端に係合する引抜ロッドを、引き抜きロッドを軸
心を合わせるためのガイド板7、支持格子を通して、組
立治具1の前方側に配置される燃料棒マガジンラック
(図示略)まで延ばし、その中の燃料棒等に連結した
後、前記引抜ロッドを後退させることにより、支持格子
の各格子空間内に燃料棒等を順次装填するように構成さ
れている。
次に、上述の下部ノズルの取付装置の使用方法を順に説
明する。
今、燃料棒引込装填装置により、各支持格子に燃料棒を
装填し終えたものとする。なお、この時点では、下部ノ
ズル固定枠4の後面にはガイド板7が設置され、このガ
イド板7が制御棒案内管とスクリュウで固定され、下部
支持台5の押圧支持板25,25は互いに第5図中イの位置
でガイド板7を後方から押し付けている。
この状態から、下部ノズルNを取り付けるには、搬送台
42を下部支持台5の後方まで移動し、自動ネジ締め具67
を作動させて、ガイド板7を制御棒案内管に固定してい
るスクリュウ20…を順次緩め、再び搬送台42を元の位置
に戻す。
そして、搬送台41を下部支持台5の後方へ移動し、搬送
用保持機構47,47のキャップ50およびリング49をガイド
板7の保持孔7Aに挿入し、エアシリンダ48を作動させて
リング49を半径方向に膨らませて、保持孔7Aの内面を固
定する。
次に、下部支持台5の各押圧シリンダ30を作動させ、押
圧板33…を後退させてガイド板7を解放したうえ、押圧
支持板25,25を開口部23から退避させ、ガイド板7の取
り外しを可能にする そして、2軸NC駆動機44の主軸43を後退させ、搬送用保
持機構47,47で固定されたガイド板7を取り外したう
え、載置台52のガイド板載置位置52Aまで移送し、この
上にガイド板7を載せて放す。
さらに、搬送台41を下部ノズル載置位置52Bに移動し、
主軸43を回転および前進させて各搬送用保持機構47を下
部ノズルNの脚K…の下面に形成された1対の孔KAに挿
入し、前記同様に下部ノズルNを係止し、下部支持台5
の後方まで運ぶ。
次いで、下部ノズルNを下部支持台5の開口部23を通し
て下部ノズル固定枠4の中に押し込んだうえ、ノズル固
定枠4のノズル固定機構9,9,14…を作動させ、下部ノズ
ルNを制御棒案内管の下端、および基準面板6,6に押し
当て、下部ノズルNの位置決めを行なう。
次に、搬送用保持機構47,47を下部ノズルNから抜き出
し、搬送台41を移動してスクリュウホルダ51を載置台52
から運び、下部支持台5の開口部23を通して下部ノズル
固定枠4の段部8に当てがい、この状態で押圧支持板2
5,25をガイド板押圧位置イに移動するとともに、押圧シ
リンダ30,30を作動させ押圧板33…でスクリュウホルダ5
1を下部ノズル固定枠4に押し付ける。
次に、搬送台41を退避させたうえ、搬送台42を下部支持
台5の後方に移動し、自動ネジ締め具67をスクリュウホ
ルダ51のスクリュウ収納筒55に挿入し、内部の6角レン
チ56を回転して、スクリュウ59を下部ノズルNの連結孔
を通して制御棒案内管の下端に最初は緩く締め込む。こ
の動作を順次繰り返し、全ての制御棒案内管と下部ノズ
ルNとを仮止めする。
そうしたら再び、自動ネジ締め具67を作動させ、下部ノ
ズルNと制御棒案内管を連結する各スクリュウ59を今度
は所定のトルクで順次締め込み、全てのスクリュウ59…
について完了させる。
次に、下部支持台5によるスクリュウホルダ51の固定を
解除し、スクリュウホルダ51を載置位置52Cへ戻すとと
もに、自動加締め具68により各スクリュウ59を下部ノズ
ルNに加締め固定し、搬送台42を元に戻す。
上記構成からなる下部ノズルの取付装置によれば、従来
は人手によって行なっていた下部ノズル取付作業を、NC
制御により無人化することができ、作業効率を格段に向
上できるとともに、被曝のおそれを無くすことができ
る。
また、この装置の搬送用保持機構47は、リング49の圧縮
拡径によって各部材の保持孔を内面から係止する構成な
ので、例えば係止爪などで挾み込む校正と比して、主軸
43を含む保持機構と、ガイド板7の保持孔53、下部ノズ
ルの孔KAやスクリュウホルダ51の保持孔53との位置決め
精度が粗くても良いうえ、下部ノズルNに係止用の傷が
付くこともなく、校正も単純で済む。
また、この搬送用保持機構47は、主軸47を回転すること
により、保持孔の位置が異なるガイド板7、下部ノズル
N、スクリュウホルダ51の3者を固定し得るようにして
いるので、この点からも構成が単純化できる。
さらにこの装置では、下部支持台5の開口部23を通し
て、ガイド板、下部ノズルN、スクリュウホルダ51を搬
送可能とし、さらに押圧支持板25,25をこの開口部23か
ら退避可能に設けているので、押圧固定機構全体を退避
させる構成に比べて、動作速度が速く、構成も単純化で
き、動作に要するエネルギーも小さくて済むという利点
が得られる。
なお、本発明は上記実施例のみに限らず、各部の構成を
変更してもよい。
「発明の効果」 本発明の請求項1に係る下部ノズルの取付装置によれ
ば、燃料集合体組立治具上に組立体を支持した後、この
組立体の制御棒案内管の一端部にスクリュウで結合され
ている挿入ガイド板を、物品搬送用保持機構で保持した
うえ、さらにその挿入ガイド板を、押圧固定機構により
下部ノズル固定機構へ押圧して固定する。次に、ネジ締
め・かしめ機構により、挿入ガイド板と制御棒とを結合
しているスクリュウを全て外し、押圧固定機構による挿
入ガイド板の押圧を解除し、物品搬送用保持機構によ
り、挿入ガイド板をその載置位置まで搬送して挿入ガイ
ド板の取り外しを終える。
次いで、物品搬送用保持機構により下部ノズル載置位置
から下部ノズルを制御棒案内管の一端部に対応する位置
へ搬送し、この下部ノズルを、下部ノズル固定機構によ
って制御棒案内管の一端部に当接した状態で固定する。
さらに、物品搬送用保持機構により、スクリュウホルダ
載置位置からスクリュウホルダを制御棒案内管の一端部
に対応する位置まで搬送し、下部ノズルに当接した状態
とする。
次に、押圧固定機構によって、スクリュウホルダを下部
ノズル固定機構に押圧固定し、この状態で、ネジ締め・
かしめ機構を作動させ、スクリュウホルダに保持されて
いるスクリュウを操作し、下部ノズルと制御棒案内管と
を結合する。
このような装置によれば、挿入ガイド板、下部ノズルお
よびスクリュウホルダのそれぞれを、共通の物品搬送用
保持機構によって、それらの載置位置と制御棒案内管の
一端部に対応する位置との間で搬送するため、搬送手段
の共用により装置のコンパクト化が図れ、設置スペース
が小さくできるだけでなく、搬送経路が短縮されるか
ら、搬送動作に要する時間を短縮して、下部ノズルの取
付作業の効率を高めることが可能である。
また、スクリュウホルダ内に、下部ノズルを固定するた
めのスクリュウを予め保持し、このスクリュウホルダ
を、下部ノズルを位置決めする下部ノズル固定機構に押
し付けて固定したうえで、ネジ締め・かしめ機構により
スクリュウホルダを通してスクリュウを操作し、下部ノ
ズルと各制御棒案内管とを結合する構成であるから、下
部ノズル固定機構およびスクリュウホルダを介して、個
々のスクリュウを下部ノズルの各ネジ孔に対して一斉か
つ高精度に位置決めすることができる。したがって、ネ
ジ締め・かしめ機構によるスクリュウ操作の信頼性を高
めることが可能で、下部ノズル取付作業の信頼性が向上
できる。
一方、本発明の請求項2に係る装置では、下部支持台の
開口部を通じて、挿入ガイド板、下部ノズルおよびスク
リュウホルダのそれぞれを搬入・搬出するとともに、搬
入したスクリュウホルダを固定する場合には、移動機構
により押圧手段を開口部の内方へ迫り出させ、さらにこ
の押圧手段によりスクリュウホルダを下部ノズル固定機
構に押し付けて固定する。この構成によれば、押圧時に
スクリュウホルダの至近距離に押圧手段を配置すること
ができ、高い剛性を以て高速で押圧動作が行える利点を
有する。
また、本発明の請求項4に係る装置では、搬送機構とし
て2基の搬送台を有する直進搬送装置を用い、第1の搬
送台には物品保持機構を、第2の搬送台にはネジ締め・
かしめ機構を設けているので、挿入ガイド板、下部ノズ
ル、スクリュウホルダおよびネジ締め・かしめ機構の全
てを共通の搬送経路に沿って搬送でき、装置の一層の単
純化およびコンパクト化が図れるだけでなく、直進搬送
により搬送速度の向上が可能で、下部ノズル取付作業に
要する時間をさらに短縮できるという優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる下部ノズルの取付装置の全体平
面図、第2図および第3図は同装置の押圧固定機構を示
す縦断面図および側面図、第4図はガイド板とスクリュ
ウの固定構造を示す縦断面図、第5図は押圧固定機構の
側面図、第6図および第7図は搬送用保持機構の動作を
示す側面図および一部破断した正面図、第8図および第
9図はスクリュウホルダを示す平面図および正面図であ
る。 N……下部ノズル、K……下部ノズルの脚、KA……脚の
孔、1……燃料集合体組立治具、3……支持格子固定
枠、4……下部ノズル固定枠(下部ノズル固定機構の一
部)、5……下部支持台、7……挿入ガイド板、9・14
……ノズル固定機構(下部ノズル固定機構の一部)、23
……下部支持台の開口部、25……押圧支持板、30……押
圧シリンダ(押圧固定機構)、33……押圧板(押圧固定
機構)、40……直進搬送装置、41・42……搬送台、43…
…主軸、47……搬送用保持機構、51……スクリュウホル
ダ、52……載置台、59……6角穴付スクリュウ、66……
ネジ締め・かしめ機構、67……自動ネジ締め具、68……
自動加締め具。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔を空けて燃料集合体組立治具上
    に配設された複数の支持格子の所定格子空間内に複数の
    制御棒案内管が挿通され、これら制御棒案内管の一端部
    に挿入ガイド板がスクリュウで結合され、この挿入ガイ
    ド板を通して前記支持格子の所定格子空間内に燃料棒が
    挿通された組立体から前記挿入ガイド板を取り外し、さ
    らに制御棒案内管の一端部に下部ノズルを取り付けるた
    めの下部ノズルの取付装置であって、 前記燃料集合体組立治具上に配置され、前記下部ノズル
    を前記各制御棒案内管の一端部に当接した状態で固定す
    るための下部ノズル固定機構と、 前記下部ノズル固定機構に着脱自在とされ、前記下部ノ
    ズルを前記制御棒案内管の一端部に結合するためのスク
    リュウを保持するスクリュウホルダと、 前記下部ノズル固定機構の一端側にあって、前記燃料集
    合体組立治具上に設置され、前記挿入ガイド板または前
    記スクリュウホルダを前記下部ノズル固定機構の一端側
    へ押圧して固定するための押圧固定機構と、 前記挿入ガイド板、下部ノズルおよびスクリュウホルダ
    のうちいずれか1つの部材を選択的に保持し、これら部
    材の各載置位置と前記制御棒案内管の一端部に対応する
    位置との間で搬送するための物品搬送用保持機構と、 前記挿入ガイド板または前記スクリュウホルダが前記押
    圧固定機構によって下部ノズル固定機構に押圧固定され
    た際、挿入ガイド板または下部ノズルと制御棒案内管と
    を結合するスクリュウを操作するネジ締め・かしめ機構
    とを具備したことを特徴とする下部ノズルの取付装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の下部ノズルの取付装置であ
    って、 前記押圧固定機構は、 前記制御棒案内板の一端部と対向する位置に設けられ、
    前記挿入ガイド板、前記スクリュウホルダおよび前記下
    部ノズルがそれぞれ前記制御棒案内管の長手方向へ通過
    可能な大きさの開口部を有する下部支持台と、 前記下部支持台に、前記開口部から退いた外側位置と前
    記開口部の内方へ迫り出した内側位置との間で移動可能
    に取り付けられ、前記内側位置にある場合に、前記制御
    棒案内管の一端部に対応する位置に配置された前記挿入
    ガイド板またはスクリュウホルダを、前記制御棒案内管
    側に向けて押圧するための押圧手段と、 前記押圧手段を、前記外側位置と前記内側位置との間で
    移動させるための移動機構とを具備することを特徴とす
    る下部ノズルの取付装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の下部ノズルの取付装置であ
    って、 前記物品搬送用保持機構は、 前記下部ノズルに形成された固定孔、前記挿入ガイド
    板、および前記スクリュウホルダに形成された嵌合孔の
    いずれにも係合可能な係合手段を有し、この係合手段に
    より前記挿入ガイド板、前記スクリュウホルダまたは前
    記下部ノズルのいずれかを着脱可能に保持する物品保持
    機構と、 前記物品保持機構を、前記制御棒案内管の一端部に対応
    する位置、前記挿入ガイド板の載置位置、前記スクリュ
    ウホルダの載置位置および前記下部ノズルの載置位置の
    間で移動させるための搬送機構とを具備することを特徴
    とする下部ノズルの取付装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の下部ノズルの取付装置であ
    って、 前記搬送機構は、前記制御棒案内管の一端部と対応する
    位置を経由して2基の搬送台を移動させる直進搬送装置
    であって、第1の搬送台には前記物品保持機構が設けら
    れ、第2の搬送台には前記ネジ締め・かしめ機構が設け
    られていることを特徴とする下部ノズルの取付装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の下部ノズルの取付装置であ
    って、 前記直進搬送装置に沿って、前記スクリュウホルダ、前
    記下部ノズルおよび前記挿入ガイド板を分別して載置す
    るための載置台が設けられていることを特徴とする下部
    ノズルの取付装置。
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