JPH0784762B2 - 鉄骨柱脚の固定工法 - Google Patents

鉄骨柱脚の固定工法

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JPH0784762B2
JPH0784762B2 JP62156650A JP15665087A JPH0784762B2 JP H0784762 B2 JPH0784762 B2 JP H0784762B2 JP 62156650 A JP62156650 A JP 62156650A JP 15665087 A JP15665087 A JP 15665087A JP H0784762 B2 JPH0784762 B2 JP H0784762B2
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邦夫 関根
三吉 足立
典明 木村
知行 岩倉
義博 本田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄骨柱脚を柱基礎に固定する工法に関するも
のである。
[従来技術とその問題点] 従来の鉄骨柱脚の固定工法は、第11図に示すような、
(A)根巻き工法、(B)埋込み工法および(C)露出
型工法等があった。
上記(A)根巻き工法は、まずフーチングと柱脚の一部
の立上がり部分および地中梁を打設し、コンクリートの
強度を確認した後、鉄骨柱の建方を行い、本締め後、根
巻きコンクリートの打設を行う工法である。
また、上記(B)埋込み工法は、フーチングのコンクリ
ート強度を確認した後、鉄骨柱の建方を行い、本締め
後、地中梁の施工を行う工法である。
さらに、上記(C)露出型工法を、まず、柱脚を固定す
るためのアンカーフレームを設置し、コンクリート強度
を確認した後、鉄骨柱の建方を行い、歪直し後、アンカ
ーボルトの締付けを行う工法である。
しかしながら、上記(A)根巻き工法は、根巻部分が露
出するため、デザイン上好ましくないばかりでなく、根
巻部分にコンクリートを後打しなければならず、それだ
け工期が長くなるという問題点がある。
また、上記(B)埋込み工法は、柱脚部を根切りした状
態で鉄骨建方を行なうので、足元が悪く安全上好ましく
なく、また建方構台を必要とする場合があり、さらに、
鉄骨建方後の地中梁の根切り、型枠、鉄筋工事がやりに
くく、柱脚部を根切りした状態での建方のため、作業半
径の大きな重機が必要であり、基礎のコンクリートを打
設後、柱脚立ち上がり及び地中梁の施工前に鉄骨建方を
行うので鉄骨製作が間に合わなくなる恐れがあり、建方
重機の据付けが根切りぎりぎりの場合には山留鋼材が必
要となる問題点がある。
さらに、上記(C)露出型工法は、アンカーボルトの径
が大きく、アンカーフレームの設置に費用と労力を要す
るという問題点があった。
[発明の目的] 本発明は、上記従来工法の問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、箱抜穴を確実か
つ正確に形成することができ、しかも、籠型枠をセット
する際にベースプレートの正確な取り付け位置を設定す
ることができるだけでなく、アンカーボルトも同時にセ
ットすることができて、作業の精度と能率を向上せしめ
ることのできる鉄骨柱脚固定工法を提供することにあ
る。
[発明の構成] 本発明の鉄骨柱脚固定工法は、四隅のコーナーと上下部
の枠を箱型に組んでその周囲にネット型枠を張装して構
成された籠型枠を、捨コンクリート上の柱基礎位置に設
置すると共に、上記籠型枠の上部枠をレベル調整した
後、地中梁のコンクリートを打設して該籠型枠により箱
抜穴を形成し、該コンクリートの硬化後、上記箱抜穴内
に鉄骨柱の柱脚部を挿入して、該鉄骨柱のベースプレー
トを上記上部枠に取り付けたアンカーボルトに固定し、
鉄骨柱の柱脚と箱抜穴の隙間にコンクリートを充填して
鉄骨柱を地中梁に固定することを特徴とするものであ
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図において、1は捨コンクリート、2は割ぐり石2
であって、その上の柱基礎位置に箱抜き用の籠型枠3を
設置する。
該籠型枠3は、第2図からも明らかなように、四隅のコ
ーナーアングル3aと上下アングル3b,3cを箱型に組み、
その間に縦横の補強材3dを配し、その周囲および底部に
ネット型枠3eを張装して構成されている。上記補強材3d
は、コンクリート打設時にはらみを防止するものであっ
て、籠型枠3の大きさに応じて各種太さの鉄筋、F.B、
アングル材等を適宜選択して用いる。上記ネット型3e
は、リブラス、パンチングメタル、エキスパンドメタル
等であってもよい。上部アングル枠3bは、建込み時の鉄
骨柱のベースプレート受になり、建方用アンカーボルト
の取付用穴3b′があけられている。また、該上部アング
ル3bは、鉄骨建方時のレベルモルタルの代わりになる。
上記籠型枠3の下端部には、第2A図に拡大して示すよう
に、レベル調整用のアジャストボルト3fが付設されてい
る。また、上記籠型枠3には振止め材3gを取付ける。
籠型枠3をセットすると、次に第3図に示すように、該
籠型枠3の下方にベース筋4を配筋すると共に、側方に
は基礎立上がり柱筋5を配筋する。尚、柱が側柱や隅柱
の場合には、水平アンカー筋等を入れて、柱脚の固定度
を上げるようにするとよい。上記ベース筋4は籠型枠3
をセットする前に配筋してもよい。続いて、上記籠型枠
3の上部アングル3bに明けられている上記穴3b′にアン
カーボルト6を取付けると共に、地中梁用鉄筋7および
柱フープ筋8を配筋して、基礎柱型および地中梁の型枠
を組立て、第4図に示すように、コンクリートCを打設
する。この場合、先打したコンクリートCが上記籠型枠
3のネット型枠3eの網目から一部押出されて、後述する
後打コンクリートとの一体化を図ることができる。ま
た、必要に応じて籠型枠3内にも桟木等によってはらみ
防止処理(図示せず)を行ってもよい。
先打コンクリートCの硬化後、上記基礎柱型および地中
梁の型枠を解体し、埋戻しを行う。尚、鉄骨柱を建込む
までの間、籠型枠3により形成された箱抜部の上方開口
部には、第5図に示すように、ベニヤ板や鉄板等の適宜
養生蓋9を被せて、土砂やゴミ等が入らないよう、また
作業安全上の養生をしておく。
続いて、第6図に示すように、上記籠型枠3内に鉄骨柱
10の柱脚部を挿入して、上記アンカーボルト6にベース
プレート10aを締付け、鉄骨歪み直しを行って、本締め
する。
最後に、第7図に示すように、柱脚と籠型枠3の隙間に
柱脚回りコンクリートC′を充填して、鉄骨柱10の固定
を行う。コンクリートC′の打設前に、箱抜き部を点検
し、土砂、木、その他の有害物の清掃を行なっておく。
尚、鉄骨性がボックス柱の場合には、第8図に示すよう
に、ボックス柱11の柱脚部の上方にコンクリート流込用
の穴11aをあけておくと共に、下端部にもコンクリート
充填穴11bをあけておく。
上記実施例は、鉄骨造の場合について説明したが、鉄骨
鉄筋コンクリート造の場合には、第9図に示すような籠
型枠12を使用するのがよい。該籠型枠12は、第9A図から
も明らかなように、ネット型枠12aの内側に柱主筋13を
配筋すると共に、外側にフープ筋14を配筋したものであ
る。これら柱主筋13とフープ筋14は、各々籠型枠12の縦
横の補強材としても機能する。
上記柱主筋11は、上下のアングル12b,12cに挿設し、下
端部にネジを切ってナットで締付け固定してある。従っ
て、柱主筋13は正確な位置を保って配筋されている。
尚、ネット型枠12aはフープ筋14およびコーナーアング
ル12dの外側に張装してもよい。
本発明工法によれば、地下の無い場合は、柱基礎および
地中梁の埋戻し後に鉄骨柱の建方を行うことができるた
め、地足場を構築する必要が全くなく、柱建込用の重機
を構内に自由に搬入せしめることができ、特に、第10図
に示すように、鉄骨柱の建込の前にスラブ構築ができる
ので、該スラブを地足場として鉄骨柱建込ができる利点
があり、工費ならびに工期が大巾に少なくなる。また、
地下がある場合には、図示のように逆打工法を併用する
こともできる。
[発明の効果] (1)ネット型枠がコーナー枠により確実かつ安定して
保持されるので、箱抜穴を確実かつ正確に形成すること
ができ、しかも、必要に応じて該コーナー枠には、はら
み防止用の補強材を取り付けることができるが出来る等
の利点がある。
(2)鉄骨柱のベースプレートがレベル調整された上部
枠に支持れると同時に、該上部枠から突出しているアン
カーボルトに固定されるので、籠型枠をセットする際に
ベースプレートの正確な取り付け位置を設定することが
できるだけでなく、アンカーボルトも同時にセットする
ことができて、作業の精度と能率を向上せしめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は捨コン上に籠型枠をセットした状態を示す図、
第2図は籠型枠の一実施例を示す斜視図、第2A図はその
部分拡大図、第3図は各種配筋状態を示す図、第4図は
コンクリートの先打状態を示す図、第5図はそれぞれ箱
抜部の養生蓋を示す説明図、第6図は鉄骨柱の柱脚部の
挿設状態を示す図、第7図は鉄骨柱の建込固定状態を示
す図、第8図はボックス柱の建込状態を示す図、第9図
は鉄骨鉄筋コンクリート造用籠型枠の斜視図、第9A図は
その水平断面図、第10図は本発明工法の効果の説明図、
第11図はそれぞれ従来の柱固定工法を示す説明図であ
る。 1……捨コンクリート、2……割ぐり、3……籠型枠、
3a……コーナーアングル、3b,3c……上下アングル、3
b′……取付用穴、3e……ネット型枠、3d……補強材、3
f……アジャストボルト、3g……振止め材、4……ベー
ス筋、5……基礎立上がり柱筋、6……アンカーボル
ト、7……地中梁用鉄筋、8……柱フープ筋、9……養
生蓋、10……鉄骨柱、10a……ベースプレート、11……
ボックス柱、11a……コンクリート流込用の穴、11b……
充填穴、12……籠型枠、12a……ネット型枠、12b,12c…
…アングル、12d……コーナーアングル、13……柱主
筋、14……フープ筋、C,C′……コンクリート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 義博 神奈川県横浜市緑区長津田5−2−33 (56)参考文献 特開 昭59−192145(JP,A) 実開 昭59−6105(JP,U) 特公 昭61−4458(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四隅のコーナーと上下部の枠を箱型に組ん
    でその周囲にネット型枠を張装して構成された籠型枠
    を、捨コンクリート上の柱基礎位置に設置すると共に、
    上記籠型枠の上部枠をレベル調整した後、地中梁のコン
    クリートを打設して該籠型枠により箱抜穴を形成し、該
    コンクリートの硬化後、上記箱抜穴内に鉄骨柱の柱脚部
    を挿入して、該鉄骨柱のベースプレートを上記上部枠に
    取り付けたアンカーボルトに固定し、鉄骨柱の柱脚と箱
    抜穴の隙間にコンクリートを充填して鉄骨柱を地中梁に
    固定することを特徴とする鉄骨柱脚の固定工法。
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