JPH0784499A - 静電複写装置 - Google Patents

静電複写装置

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JPH0784499A
JPH0784499A JP5254677A JP25467793A JPH0784499A JP H0784499 A JPH0784499 A JP H0784499A JP 5254677 A JP5254677 A JP 5254677A JP 25467793 A JP25467793 A JP 25467793A JP H0784499 A JPH0784499 A JP H0784499A
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JP
Japan
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transfer belt
transfer
copying apparatus
belt
electrostatic copying
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Application number
JP5254677A
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English (en)
Inventor
Satoshi Takano
聡 高野
Itaru Matsuda
格 松田
Akio Kutsuwada
昭夫 轡田
Yuko Harasawa
祐子 原沢
Koichi Ishii
宏一 石井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電複写装置において、高圧電源や転写制御
板等が人体がもつ静電気等により破損するのを防止す
る。 【構成】 複写機本体1の前扉2に設けた把手3を、抵
抗が108 Ω以下の導電性部材で構成し、この把手を複
写機本体の筐体を介して接地する。紙詰まり等の処理時
に前扉を開放する際、人体の静電気が把手を介して除電
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電複写装置に関し、
詳しくは、人間のもつ静電気等により複写機本体内の電
源装置が破損するのを防止するようにした複写装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記静電複写装置として図5に示
すように複写機本体内に感光体ドラム52と、無端状の
転写ベルト(誘電体ベルト)58と、転写ベルトユニッ
ト60内に設けられて転写ベルト58に電荷を付与する
高圧電源67と、該高圧電源の作動を制御する転写制御
板68とを備えたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、何らかの原
因で転写紙Aが、例えば図5に示す状態で紙詰まりを起
こした場合、転写ベルト58上にある転写紙Aを取り除
くため、人間の手がバイアスローラ(転写ローラ)55
および接触板57に触れることがある。この場合、人間
のもつ静電気が転写制御板68や高圧電源67に入り、
これらの装置が破損することがあり、低湿度環境におい
ては、この破損が特に発生しやすいという問題があっ
た。また、複写装置の保守点検や、電気掃除機等による
清掃の際にも同様の問題があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、静電複写装置において前記高圧電源、
転写制御板等が複写装置を使用する人の静電気等により
破損するのを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の静電複
写装置は、感光体と、無端状の転写ベルト(誘電体ベル
ト)と、この転写ベルトに電荷を付与する高圧電源とを
備えた静電複写装置において、複写機本体カバーの把手
部が、筐体に接地され抵抗が108 Ω以下の導電性部材
からなることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の静電複写装置は、感光体
と、無端状の転写ベルト(誘電体ベルト)と、この転写
ベルトに電荷を付与する高圧電源とを備えた静電複写装
置において、転写部、転写ベルトユニットの紙詰まり処
理用の解除レバーが、筐体に接地され抵抗が108 Ω以
下の導電性部材からなることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の静電複写装置は、感光体
と、無端状の転写ベルト(誘電体ベルト)と、この転写
ベルトに電荷を付与する高圧電源とを備えた静電複写装
置において、転写ベルトの内側にある電極の長さL
1 を、転写ベルトの幅Wより短くしたことを特徴とす
る。
【0008】請求項4に記載の静電複写装置は、感光体
と、無端状の転写ベルト(誘電体ベルト)と、この転写
ベルトに電荷を付与する高圧電源とを備えた静電複写装
置において、転写ベルトの内側にある接触板の長さL2
を、転写ベルトの幅Wより短くしたことを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の静電複写装置は、感光体
と、無端状の転写ベルト(誘電体ベルト)と、この転写
ベルトに電荷を付与する高圧電源とを備えた静電複写装
置において、転写ベルトの幅Wと、該転写ベルトの内側
にある電極の長さL1 と、転写紙の最大幅Wpとの大小
関係および、転写ベルトの幅Wと、該転写ベルトの内側
にある接触板の長さL2 と、転写紙の最大幅Wpとの大
小関係をそれぞれ下記〔数1〕、〔数2〕のとおりに設
定したことを特徴とする。
【0010】
【数1】W>L1 >Wp
【0011】
【数1】W>L2 >Wp
【0012】請求項6に記載の静電複写装置は、感光体
と、無端状の転写ベルト(誘電体ベルト)と、転写ベル
トユニット内に設けられて前記転写ベルトに電荷を付与
する高圧電源とを備えた静電複写装置において、前記高
圧電源をシート材により保護したことを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の静電複写装置は、請求項
6において前記シート材を導電性のものとするととも
に、接地したことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載の複写装置においては、人体の
静電気が把手部および筐体を介して除電され、静電気に
よる転写制御板等の破損が防止される。
【0015】請求項2に記載の複写装置においては、人
体の静電気が解除レバーおよび筐体を介して除電され、
静電気による転写制御板等の破損が防止される。
【0016】請求項3に記載の複写装置においては、人
の手が転写ベルトに触れることがあっても、転写ベルト
の内側にある電極には触れなくなるので、静電気による
転写制御板等の破損が防止される。
【0017】請求項4に記載の複写装置においては、人
の手が転写ベルトに触れることがあっても、転写ベルト
の内側にある接触板には触れなくなるので、静電気によ
る転写制御板等の破損が防止される。
【0018】請求項5に記載の複写装置においては、人
の手が転写ベルトに触れることがあっても、転写ベルト
の内側にある電極、接触板のいずれにも触れなくなるの
で、静電気による転写制御板等の破損が防止されるう
え、これら電極、接触板の長さを転写紙の最大幅より大
きくしたので、転写性が阻害されることがない。
【0019】請求項6に記載の複写装置においては、高
圧電源をシート材により保護したので、人体の静電気や
電気掃除機を使用する際の静電気による高圧電源の損傷
が防止されるとともに、高圧電源へのゴミ・ほこりの侵
入や、飛散トナーの侵入も防止される。
【0020】請求項7に記載の複写装置においては、接
地した導電性シート材により高圧電源を保護したので、
上記静電気による高圧電源の損傷防止に特に有効であ
る。
【0021】
【実施例】次に、本発明の各実施例を図面を基に説明す
る。 実施例1(請求項1) 図1に示す複写装置は、複写機本体1の前扉2に設けた
把手3を、抵抗が108 Ω以下の導電性部材で構成し、
この把手3を本体1の筐体を介して接地したものであ
る。この複写装置では、図1(a)のように人の手によ
り把手3を操作して図1(b)のように前扉2を開放す
る際、人体の静電気が把手3を介して除電される。な
お、図1において4は操作パネル、5はカセット、6は
コピー受けである。
【0022】実施例2(請求項2) 図2に示す実施例は、図5に示す複写装置における転写
部、転写ベルトユニット60の紙詰まり処理用の解除レ
バー11を、抵抗が108 Ω以下の導電性部材で構成す
るとともに、この解除レバー11を金属クランク軸12
および複写機本体の筐体を介して接地したものである。
【0023】実施例1,2においては、把手3または解
除レバー11を金属製にすると人の手に対し火花放電を
起こす可能性があるので、抵抗が106 Ω前後のABS
樹脂製のもの(カーボン配合により抵抗を下げたもの)
を用いることが好ましく、これにより急激な電荷の移動
はなくなり、「バチッ」と手に放電することなく除電す
ることができる。
【0024】実施例3(請求項3,4,5) 図3に示す実施例は、図5に示す複写装置において、転
写ベルト58の内側にある電極すなわち(転写)バイア
スローラ55の長さL1 および、接触板57の長さL2
を転写ベルト58の幅Wより短くして、転写ベルト58
の内側に覆い隠すようにすることで、紙詰まり除去時に
人の手が転写ベルト58に触れても、バイアスローラ5
5や接触板57には接触しないようにし、さらに上記長
さL1 、L2 を転写紙Aの最大幅Wp(例えば、A3の
縦寸であれば297mm)より長くすることで、転写性
を確保したものである。なお、図3において21は回収
トナー搬送駆動ギヤ、22は本体駆動ギヤ、23,24
および25は軸受け(25はPOM樹脂製)、26およ
び27はテーパ部、53は金属製の従動ローラ、59は
外周面をゴムで形成した駆動ローラである。
【0025】実施例4(請求項6,7) 図4に示す実施例は、図5に示す複写装置において、高
圧電源67の上方を導電性のシート材31で覆って保護
したものであり、こうすることで、ゴミ・ほこり・飛散
トナーの侵入が防止できるうえ、人の手が触れたとき、
あるいは複写装置の保守点検時や電気掃除機による清掃
時等に高圧電源67が静電気で損傷するのを防止するこ
とができる。なお、図4において55aはバイアスロー
ラ接続端子、57aは接触板接続端子である。
【0026】このように本発明の複写装置は、図5に示
した複写装置を改良したもので、以下その構成、作用等
について詳細に説明する。転写ベルトユニット60に
は、 弾性体による転写ベルト58、 転写ベルト58を駆動する駆動ローラ59、 感光体ドラム52の下流側で転写ベルト58の内側に
配置され、感光体ドラム52とのニップ幅Bを保ちつつ
転写バイアスを印加するバイアスローラ55、 両端部にテーパをつけて転写ベルト58の偏り防止を
行う従動ローラ53、 高圧電源67、 転写制御板68に転写ベルト58からの帰還電流Ib
を戻す接触板57、 制御板69からの信号で作動するDCSOL.(符号
70で示す)により転写ベルト58を感光体ドラム52
から接離させるベルトユニット押し上げレバー54、 転写ベルト58表面のクリーニングを行うクリーニン
グブレード61、 クリーニングブレード61により掻き取られたトナー
および紙粉を受けるトナー受け63と、このトナーおよ
び紙粉を複写機本体の回収ボトルへ搬送する回収コイル
62が、それぞれ配備されている。図5において51は
レジストローラ、56はドラム分離爪、64は定着ロー
ラ、65は転写前除電ランプ(PTL)である。
【0027】複写工程においては、図5に示すように、
レジストローラ51まで給送され待機していた転写紙A
は、感光体ドラム52上の画像とタイミングを合わせて
レジストローラ51から送り出される。また、転写ベル
ト58も転写紙Aの先端が感光体ドラム52と転写ベル
ト58との当接部の近くまで来たと同時に、押し上げレ
バー54により押し上げられて感光体ドラム52に当接
する。この時、前記当接部には幅Bが4mm〜8mmの
ニップ部66が形成される。
【0028】そして、転写紙Aがニップ部66に進入す
ると、図6に示すように、転写バイアスがバイアスロー
ラ55に印加され、転写ベルト58上には感光体ドラム
52上のトナーの極性と逆の極性の電荷が付与されて転
写が行われる。この場合、感光体ドラム52の表面を例
えば−800Vに帯電させ、この表面にプラスのトナー
を現像させ、転写前除電ランプ65により感光体ドラム
52の表面電位を低下させてから、バイアスローラ55
に−1.5kv〜−2kvの電圧をかけてトナーを転写
紙A上に転写する。このとき、ニップ部66のベルト電
位は−1.3kv〜−1.8kvになっている。なお、
図6において71は現像ローラである。
【0029】転写ベルト58として、図7に示すように
ベルト表面58aの電気抵抗が1×109 Ω〜1×10
12Ωで、ベルト内側58bの電気抵抗が1×107 Ω〜
5×108 Ωのものを使用しているため、転写ベルト5
8および転写紙A上に付与された電荷は下流側(転写ベ
ルト58の進行方向)に移動するに従い、接触板57に
より除電される。この転写方式は以下のようになる。
【0030】すなわち、図5に示すように高圧電源67
から出力された電流値をIa(転写出力電流)とし、転
写ベルト58を介して接触板57からアース側へ流れる
電流値を検出しそれをIb(帰還電流)としたとき、下
記〔数3〕
【0031】
【数3】Ia−Ib=Ic (Ic:一定)
【0032】となるようにIaの値を制御する。この場
合、転写ベルト58およびこれに接触している部材のす
べてを電気的にフロート状態にすることで、Icは転写
によって感光体ドラム52側へ流れた電流値となる。
【0033】「電子写真技術の基礎と応用、電子写真学
会編 (コロナ社)」等の文献によると、転写効率は空
隙電界により略一義的に決定されることから、転写方式
は転写紙上の表面電位Vpを紙種および環境変化によら
ず安定して供給することが必要である。そこで、感光体
ドラム52側へ流れる電流値Icを一定にすることで、
表面電位Vpは紙種および転写ベルト58の抵抗値変化
によらず、感光体ドラム52およびトナー層の表面電位
と厚さに応じて変化させることができる。
【0034】さきに述べた転写ベルト58の表面電位−
1.3kv〜−1.8kvはVpを得るための結果であ
り環境、紙種、転写ベルトの抵抗値変化によってはこの
範囲を外れる場合もある。
【0035】実施例では、Ic=35μA±5μAで良
好な転写を行うことができた。Icの値は、例えばデジ
タル方式のようにトナーの電位が低い場合には減らすこ
とができ、反対に転写前除電ランプ65がない場合は、
感光体ドラム52の表面電位が上がるので増えることに
なる。
【0036】つぎに、転写ベルト58のもう一つの機能
である、感光体ドラム52からの紙分離および紙搬送の
機能について図6を参照して説明する。
【0037】バイアスローラ55により転写バイアスが
印加されると、転写と同時に転写紙Aが帯電し、転写ベ
ルト58上の真電荷と転写紙Aの分極電荷とにより静電
気力が発生し、転写紙Aは転写ベルト58上に吸着して
感光体ドラム52から離れる。その理由としては、 −800Vに帯電している感光体ドラム52に対して
転写バイアスは−1.3kv以上と高いこと、 転写紙Aの「腰」による感光体ドラム52からの曲率
分離、などが挙げられる。
【0038】しかし、高湿環境では転写ベルト58や転
写紙Aの低抵抗化が進み、転写ベルト58上の真電荷は
転写紙Aへ移行してしまい、環境による抵抗値変化の少
ない感光層との間で吸着力を発生するため、転写紙Aが
感光体ドラム52に巻きつき、分離ミスを起こす。
【0039】その対策として、図7に示すように転写ベ
ルト58表面の抵抗値を若干高めに設定している。これ
により、真電荷が転写紙Aへ移行する時間を後らせて感
光体ドラム52からの高湿時の分離を可能にしている。
さらにバイアスローラ55を感光体ドラム52の下流側
に配置することで、同じく真電荷の移行を遅らせてい
る。
【0040】なお、仮に従動ローラ53にバイアスをか
けると、転写より前に真電荷が転写紙Aに移行してしま
う可能性があり、分離ミスが発生することがある。ま
た、転写ベルト58の材料についても、環境の違いによ
る抵抗値変化の少ないものが要求される。例えば、弾性
体ベルトにゴムベルトを使用する場合、ウレタンゴムは
吸湿性があり抵抗値の変化が大きいが、クロロプレンゴ
ム(CRゴム)は吸湿性が少なく抵抗値が安定している
ので、好適な材料といえる。
【0041】転写後搬送される転写紙Aは、接触板57
から転写ベルト58を介して除電され帯電量が緩和され
る。そして、静電吸着力の弱まった転写紙Aは、駆動ロ
ーラ59の位置で転写ベルト58から分離する。転写紙
Aの帯電量が緩和される速さは転写紙Aのもつ抵抗値R
と、静電容量Cによって大きく左右され、τ=CRから
なる時定数で表す。また、OHPシートや低湿時の高抵
抗化した転写紙などは帯電量の緩和がされにくく、この
場合は駆動ローラ59を小径化することで、転写紙の
「腰」による曲率分離を行っている。このときの駆動ロ
ーラ59の径はφ16mm以下であれば上質45K紙
〔剛度 横21(cm3 /100)〕の分離が可能であ
る。
【0042】そして、一連の動作が終了すると、押し上
げレバー54が解除され、転写ベルト58は感光体ドラ
ム52から離れる。これは、転写ベルト58と感光体ド
ラム52との長期接触による感光体ドラム52の汚染を
防止するためである。特に、転写ベルト58に弾性体ゴ
ムベルトを使用している場合は、ゴムに含まれる油や可
塑剤の感光体ドラム52への移行が起こるからである。
【0043】このほか、搬送中の転写ベルト58には、
転写紙A上に転写せず飛散したトナーが直接該ベルト5
8上に付着した残留トナーおよび、転写紙Aから出る紙
粉も存在しているが、これらは駆動ローラ59に当接し
ている(ベルト)クリーニングブレード61によって掻
き落とされる。そのため転写ベルト58表面の、クリー
ニングブレード61に対する摩擦係数μは十分低いこと
が必要となる。
【0044】μが高いと転写ベルトユニット60の駆動
負荷トルクの増大や、クリーニングブレード61の「め
くれ」などの不具合が発生する。実施例では転写ベルト
58表面にフッ素コーティング(ポリフッ化ビニリデン
樹脂のコーティング)が施されているので良好なクリー
ニングを行うことができる。そして、トナー受け63に
集まったトナーは回収コイル62によって転写ベルトユ
ニット60から複写機本体の廃トナー回収ボトルに送ら
れる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明かなように、請求項1に
記載の複写装置によれば人体の静電気が把手部および筐
体を介して除電され、また請求項2の複写装置によれば
人体の静電気が解除レバーおよび筐体を介して除電され
るので、それぞれ静電気による転写制御板等の破損を防
止することができる効果がある。請求項3,4に記載の
複写装置によれば、人の手が転写ベルトに触れることが
あっても、それぞれ転写ベルトの内側にある電極、転写
制御板には触れなくなるので、静電気によるこれらの破
損を防止することができる。請求項5に記載の複写装置
によれば、人の手が転写ベルトに触れることがあっても
電極、接触板のいずれにも触れなくなるので、静電気に
よる電極、接触板の破損が防止されるうえ、これら電
極、接触板の長さを転写紙の最大幅より大きくしたの
で、転写性が阻害されることもなくなる。請求項6に記
載の複写装置によれば、高圧電源をシート材により保護
したので、人体の静電気や電気掃除機を使用する際の静
電気による高圧電源の損傷が防止されるとともに、高圧
電源へのゴミ・ほこりの侵入や、飛散トナーの侵入も防
止される。また、請求項7に記載の複写装置によれば、
接地した導電性シート材により高圧電源を保護したの
で、静電気による高圧電源の損傷を、より的確に防止す
ることができる。なお、本発明に係る静電気の除電機構
は、FAXや各種プリンタ等にも広く適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る複写装置の概略斜視図で
あって、(a)は人の手が前扉の把手に触れるときの状
態を示し、(b)は前扉を開放した状態を示すものであ
る。
【図2】別の実施例を示すもので、紙詰まり処理用の解
除レバーの斜視図である。
【図3】さらに別の実施例を示すもので、転写ベルトユ
ニットの平面図である。
【図4】さらに別の実施例を示すもので、高圧電源配設
部の斜視図である。
【図5】本発明を適用した複写装置の要部説明図であ
る。
【図6】図5装置における転写部の構造および、転写機
構の説明図である。
【図7】図5装置における転写ベルトの断面図である。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 前扉 3 把手 11 解除レバー 12 金属クランク軸 31 シート材 51 レジストローラ 52 感光体ドラム 53 従動ローラ 54 ベルトユニット押し上げレバー 55 バイアスローラ 55a バイアスローラ接続端子 56 ドラム分離爪 57 接触板 57a 接触板接続端子 58 転写ベルト 58a ベルト表面 58b ベルト内側 59 駆動ローラ 60 転写ベルトユニット 61 クリーニングブレード 62 回収コイル 63 トナー受け 64 定着ローラ 65 転写前除電ランプ(PTL) 66 ニップ部 67 高圧電源 68 転写制御板 69 制御板 70 DCSOL. 71 現像ローラ A 転写紙 B (ニップ)幅 Ia 転写出力電流 Ib 帰還電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原沢 祐子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石井 宏一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と、無端状の転写ベルト(誘電体
    ベルト)と、この転写ベルトに電荷を付与する高圧電源
    とを備えた静電複写装置において、複写機本体カバーの
    把手部が、筐体に接地され抵抗が108 Ω以下の導電性
    部材からなることを特徴とする静電複写装置。
  2. 【請求項2】 感光体と、無端状の転写ベルト(誘電体
    ベルト)と、この転写ベルトに電荷を付与する高圧電源
    とを備えた静電複写装置において、転写部、転写ベルト
    ユニットの紙詰まり処理用の解除レバーが、筐体に接地
    され抵抗が108 Ω以下の導電性部材からなることを特
    徴とする静電複写装置。
  3. 【請求項3】 感光体と、無端状の転写ベルト(誘電体
    ベルト)と、この転写ベルトに電荷を付与する高圧電源
    とを備えた静電複写装置において、転写ベルトの内側に
    ある電極の長さL1 を、転写ベルトの幅Wより短くした
    ことを特徴とする静電複写装置。
  4. 【請求項4】 感光体と、無端状の転写ベルト(誘電体
    ベルト)と、この転写ベルトに電荷を付与する高圧電源
    とを備えた静電複写装置において、転写ベルトの内側に
    ある接触板の長さL2 を、転写ベルトの幅Wより短くし
    たことを特徴とする静電複写装置。
  5. 【請求項5】 感光体と、無端状の転写ベルト(誘電体
    ベルト)と、この転写ベルトに電荷を付与する高圧電源
    とを備えた静電複写装置において、転写ベルトの幅W
    と、該転写ベルトの内側にある電極の長さL1 と、転写
    紙の最大幅Wpとの大小関係および、転写ベルトの幅W
    と、該転写ベルトの内側にある接触板の長さL2 と、転
    写紙の最大幅Wpとの大小関係をそれぞれ下記〔数
    1〕、〔数2〕のとおりに設定したことを特徴とする静
    電複写装置。 【数1】W>L1 >Wp 【数2】W>L2 >Wp
  6. 【請求項6】 感光体と、無端状の転写ベルト(誘電体
    ベルト)と、転写ベルトユニット内に設けられて前記転
    写ベルトに電荷を付与する高圧電源とを備えた静電複写
    装置において、前記高圧電源をシート材により保護した
    ことを特徴とする静電複写装置。
  7. 【請求項7】 前記シート材を導電性のものとするとと
    もに、接地したことを特徴とする請求項6に記載の静電
    複写装置。
JP5254677A 1993-09-16 1993-09-16 静電複写装置 Pending JPH0784499A (ja)

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