JPH0784195A - 接眼レンズ - Google Patents

接眼レンズ

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Publication number
JPH0784195A
JPH0784195A JP6166825A JP16682594A JPH0784195A JP H0784195 A JPH0784195 A JP H0784195A JP 6166825 A JP6166825 A JP 6166825A JP 16682594 A JP16682594 A JP 16682594A JP H0784195 A JPH0784195 A JP H0784195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
object side
conditional expression
positive
negative
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6166825A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Sugawara
三郎 菅原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH0784195A publication Critical patent/JPH0784195A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は視野角80度と言う超広角でありな
がらレンズ径が小さく、全長が短く、アイ・レリーフの
長い接眼レンズの提供を目的とする。 【構成】 物体側より順に負レンズ、物体側に凹を向け
た正メニスカスレンズ、物体側に強いパワーをもつ負レ
ンズと観察者側に強いパワーをもつ正レンズを接合して
なる物体側へ凹面を向けた貼合せ負メニスカスレンズ、
正レンズ、物体側に強いパワーをもつ正レンズ、物体側
に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向
けた正メニスカスレンズを接合してなる物体側へ凸面を
向けた貼合せ正メニスカスレンズを配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は望遠鏡、顕微鏡等に使用
される接眼レンズに関し、特に視野角が80°程度の超
広角接眼レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来見掛け視界が80°以上の超広角接
眼鏡としては、米国特許明細書4,720,183や米
国特許明細書4,747,675等に記載されたものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、米
国特許明細書4,720,183に開示された接眼レン
ズは諸収差は良好であるが、最大レンズ径の焦点距離の
3.5倍、レンズ全長が焦点距離の7.4倍と非常に大
きく、小型の望遠鏡や双眼鏡に応用しようとする場合、
大きすぎて使い難いという欠点があった。
【0004】またこの接眼レンズは歪曲収差が視野周辺
で20%程度と大きく、アイ・レリーフが焦点距離の
0.63倍程度と短いので覗き易いとは言えなかった。
【0005】本発明は小型で、例えば見掛け視界80°
程度の広画角にもなり得る接眼レンズの達成を課題をし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、物体側
(あるいは主レンズ側)より順に負レンズ、物体側へ凹
の正メニスカスレンズ、物体側へ強いパワーをもつ負レ
ンズと観察者側に強いパワーをもつ正レンズを接合して
なる物体側へ凹面を向けた貼合せ負メニスカスレンズ、
正レンズ、物体側に強いパワーをもつ正レンズ、物体側
に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向
けた正メニスカスレンズを接合してなる物体側へ凸面を
向けた貼合せ正メニスカスレンズより構成されることに
より、見掛け視界80°以上でありながら小型で、諸収
差が良好で、アイ・レリーフが焦点距離の0.9倍と長
い接眼レンズを実現したものである。尚、記載中強いと
はもう一方の面との比較で言っている。
【0007】さらには以下の条件式を満足することが望
ましい。 0.3<r4 /r5 <1.5 (1) 0.15<d4 /f<0.9 (2) ここで、ri :物体側からi番目のレンズ面の曲率半径 di :物体側からi番目の面間隔 f :全系の焦点距離
【0008】一方、以下の条件式を満足することが望ま
しい。 0.8<f7 /f3 <3 (3) 2<−f1 /f<5 (4) 0.5<r5 /r7 <1 (5) 0.5<|r5 /r13|<2 (6) ここで、fi :物体側からi番目のレンズの焦点距離
【0009】また他方、以下の条件式を満足することが
望ましい。 20<νP −ν3 <40 (7) 20<νP −ν7 <40 (8) 0.05<nP −n1 <0.35 (9) 0.01<n3 −nP <0.25 (10) 0.01<n7 −nP <0.25 (11) ここで、νP :凸レンズのアッベ数の平均値 nP :凸レンズの屈折率の平均値 νi :物体側からi番目のレンズのアッベ数 ni :物体側からi番目のレンズのd線における屈折率 さらには物体側から4番目のレンズ面には非球面が使用
されていることが望ましい。
【0010】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明の実施例の接
眼レンズについて説明する。図1ないし図3は後述する
本発明の数値実施例に対応するレンズ断面図である。
【0011】そして前述した問題点を解決するために、
レンズ断面図に示すようなレンズ構成を採っている。
【0012】まず最も物体側に負レンズ(数値実施例で
は物体側に凸の負メニスカスレンズ)を配置しているの
は、アイ・レリーフを長くするためである。物体側から
2番目に正レンズを配置しているのは物体側から3番目
以後のレンズの合成焦点距離を長くしてアイ・レリーフ
を長くするためである。物体側から3番目と4番目のレ
ンズからなる貼り合せ負メニスカスレンズは像面湾曲を
小さくしている。
【0013】また最も観察者側の貼り合せ負メニスカス
レンズの貼り合せ面はR4面で発生する高次倍率色収差
を良好に補正している。
【0014】次に上述した条件式(1)と(2)、ある
いは(3)から(6)、もしくは(7)から(11)の
上下限の意味を述べる。
【0015】条件式(1)は物体側から4番目と5番目
のレンズ面の曲率半径の比について限定したもので、条
件式(1)の下限値を越える領域では物体側から4番目
の曲率半径が相体的に小さくなりすぎ、非点収差がオー
バーとなり、条件式(1)の上限値を越える領域では物
体側から5番目の曲率半径が相体的に小さくなりすぎ、
高次の倍率色収差が大きくなってしまうのでよくない。
【0016】条件式(2)は物体側から4番目のレンズ
面間隔と全系の焦点距離の比について限定したもので、
条件式(2)の下限値を越える領域では歪曲収差の補正
がアンダーとなり、条件式(2)の上限値を越える領域
ではレンズ全長が大きくなってしまうのでよくない。
【0017】条件式(3)は物体側から3番目のレンズ
の焦点距離と7番目のレンズの焦点距離の比について限
定したもので、条件式(3)の下限値を越える領域では
物体側から7番目のレンズのパワーが相対的に強くなり
すぎるためレンズ径が大きくなり、条件式(3)の上限
値を越える領域では物体側から3番目のレンズのパワー
が相対的に強くなりすぎ、高次の倍率色収差が増大して
くるのでよくない。
【0018】条件式(4)は物体側から1番目のレンズ
の焦点距離と全系の焦点距離の比について限定したもの
で、条件式(4)の下限値を越える領域では球面収差が
オーバーになり、条件式(4)の上限値を越える領域で
はアイレリーフが短くなってしまうのでよくない。
【0019】条件式(5)は物体側から5番目のレンズ
面の曲率半径と7番目のレンズ面の曲率半径の比につい
て限定したもので、条件式(5)の下限値を越える領域
では非点収差がオーバーとなり、条件式(5)の上限値
を越える領域ではコマ収差がオーバーとなるのでよくな
い。
【0020】条件式(6)は物体側から5番目のレンズ
面の曲率半径と物体側から13番目のレンズ面の曲率半
径の比について限定したもので条件式(6)の下限値を
越える領域では高次の倍率色収差が増大し、条件式
(6)の上限値を越える領域では歪曲収差の補正がアン
ダーとなりよくない。
【0021】条件式(7)は凸レンズのアッベ数の平均
値と物体側から3番目のレンズのアッベ数の差について
限定したもので、条件式(7)の下限値を越える領域で
は軸上色収差、倍率色収差がともにアンダーとなり、条
件式(7)の上限値を越える領域では軸上色収差、倍率
色収差がともにオーバーとなるのでよくない。
【0022】条件式(8)は凸レンズのアッベ数の平均
値と物体側から7番目のレンズのアッベ数の差について
限定したもので、条件式(8)の下限値を越える領域で
は軸上色収差、倍率色収差がともにアンダーとなり、条
件式(8)の上限値を越える領域では軸上色収差、倍率
色収差がともにオーバーとなるのでよくない。
【0023】条件式(9)は凸レンズの屈折率の平均値
と物体側から1番目のレンズの屈折率の差について限定
したもので、条件式(9)の下限値を越える領域では像
面湾曲がアンダーとなり、条件式(9)の上限値を越え
る領域では像面湾曲がオーバーとなりよくない。
【0024】条件式(10)は物体側から3番目のレン
ズの屈折率と凸レンズの屈折率の平均値の差について限
定したもので、条件式(10)の下限値を越えるとコマ
収差が増大し、条件式(10)の上限値を越えると像面
湾曲がアンダーとなりよくない。
【0025】条件式(11)は物体側から7番目のレン
ズの屈折率と凸レンズの屈折率の平均値の差について限
定したもので、条件式(11)の下限値を越えるとコマ
収差が増大し、条件式(11)の上限値を越えると像面
湾曲がアンダーとなりよくない。
【0026】また別に物体側から4番目のレンズ面に非
球面を使用することにより歪曲収差の補正がより良好に
行える。
【0027】非球面形状はレンズ頂点に内接する近軸球
面に対し、常に観察者側を通る形状が、歪曲収差の補正
に好適である。
【0028】以下に数値実施例を示す。
【0029】 ri :物体側からi番目のレンズ面の曲率半径 di :物体側からi番目の面間隔 ni :物体側からi番目のレンズのd線における屈折率 νi :物体側からi番目のレンズのアッベ数 尚、非球面形状は以下の式で表せられる。
【0030】
【外1】 ここでr:近軸曲率半径 k:円錐定数
【0031】
【外2】
【0032】
【外3】
【0033】
【外4】
【0034】
【外5】
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
見掛け視界が80°と超広角であるにもかかわらず、レ
ンズ径やレンズ全長が小さく、かつアイ・レリーフが長
い接眼レンズが実現できる。また諸収差も良好に補正さ
れている。
【0036】この接眼レンズは天体望遠鏡や双眼鏡、顕
微鏡等の空中像を観察する場合に用いると超広角であり
ながら周辺までボケや歪の少ない鮮明な像が得られるの
で好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】数値実施例1に対応するレンズ断面図。
【図2】数値実施例2に対応するレンズ断面図。
【図3】数値実施例3に対応するレンズ断面図。
【図4】数値実施例4に対応するレンズ断面図。
【図5】数値実施例1の諸収差図。
【図6】数値実施例2の諸収差図。
【図7】数値実施例3の諸収差図。
【図8】数値実施例4の諸収差図。
【符号の説明】
C C線の収差カーブ d d線の収差カーブ F F線の収差カーブ M メリディオルナル像面 S サジタル像面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に負レンズ、物体側に凹を
    向けた正メニスカスレンズ、物体側に強いパワーをもつ
    負レンズと観察者側に強いパワーをもつ正レンズを接合
    してなる物体側へ凹面を向けた貼合せ負メニスカスレン
    ズ、正レンズ、物体側に強いパワーをもつ正レンズ、物
    体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面
    を向けた正メニスカスレンズを接合してなる物体側へ凸
    面を向けた貼合せ正メニスカスレンズより構成されるこ
    とを特徴とする接眼レンズ。
  2. 【請求項2】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1の接眼レンズ。 0.3<r4 /r5 <1.5 0.15<d4 /f<0.9 ここで、ri :物体側からi番目のレンズ面の曲率半径 di :物体側からi番目の面間隔 f :全系の焦点距離
  3. 【請求項3】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1または2の接眼レンズ。 0.8<f7 /f3 <3 2<−f1 /f<5 0.5<r5 /r7 <1 0.5<|r5 /r13|<2 ここで、fi :物体側からi番目のレンズの焦点距離
  4. 【請求項4】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1乃至3の接眼レンズ。 20<νP −ν3 <40 20<νP −ν7 <40 0.05<nP −n1 <0.35 0.01<n3 −nP <0.25 0.01<n7 −nP <0.25 ここで、νP :凸レンズのアッベ数の平均値 nP :凸レンズの屈折率の平均値 νi :物体側からi番目のレンズのアッベ数 ni :物体側からi番目のレンズのd線における屈折率
  5. 【請求項5】 物体側から数えて4番目のレンズ面は非
    球面が使われていることを特徴とする請求項1乃至3の
    接眼レンズ。
JP6166825A 1993-07-19 1994-07-19 接眼レンズ Withdrawn JPH0784195A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6166825A JPH0784195A (ja) 1993-07-19 1994-07-19 接眼レンズ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17814593 1993-07-19
JP5-178145 1993-07-19
JP6166825A JPH0784195A (ja) 1993-07-19 1994-07-19 接眼レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0784195A true JPH0784195A (ja) 1995-03-31

Family

ID=26491068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6166825A Withdrawn JPH0784195A (ja) 1993-07-19 1994-07-19 接眼レンズ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0784195A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5877900A (en) * 1996-03-14 1999-03-02 Nikon Corporation Eyepiece with wide field of view
US5959782A (en) * 1996-11-08 1999-09-28 Olympus Optical Co., Ltd. Eyepiece system having wide visual field
US6094310A (en) * 1996-11-08 2000-07-25 Olympus Optical Co., Ltd. Eyepiece system having wide visual field

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5959782A (en) * 1996-11-08 1999-09-28 Olympus Optical Co., Ltd. Eyepiece system having wide visual field
US6094310A (en) * 1996-11-08 2000-07-25 Olympus Optical Co., Ltd. Eyepiece system having wide visual field

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