JPH0782706B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

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JPH0782706B2
JPH0782706B2 JP62175986A JP17598687A JPH0782706B2 JP H0782706 B2 JPH0782706 B2 JP H0782706B2 JP 62175986 A JP62175986 A JP 62175986A JP 17598687 A JP17598687 A JP 17598687A JP H0782706 B2 JPH0782706 B2 JP H0782706B2
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由香里 荒能
健 大西
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オーディオ信号の同時モニタを可能にする
のに適したディスク記録再生装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、光ディスクは広い分野で様々な用途に利用されて
いる。光ディスクは、コンパクトディスク,ビデオディ
スクなどに代表される再生専用ディスクと、ドキュメン
トファイルなどに代表される光記録用ディスクとに大別
される。
さらに、光記録用ディスクにおいては、1度記録すると
永久的な記録となる追記形光ディスクと、消去と書き込
みが可能な書き換え形光ディスクの2種類がある。
後者の書き換え形光ディスクにおいて、たとえば、オー
ディオ信号(音楽信号など)の記録・再生・消去を行な
おうとする場合には、記録ヘッド、再生ヘッド、消去ヘ
ッドの3個の光ヘッドを用いる。
しかし、3個の光ヘッドを用いる光記録再生装置は大型
で、かつ高価なものとなってしまう。このため、光ディ
スクにおける情報の記録・再生・消去を単一光ヘッドに
より行なう方法が検討されている。
従来、光ディスクに関する単一光ヘッド方式の例とし
て、たとえば特開昭61-214265号公報に記載されている
ように、信号の記録と消去を隣接する1対のセクタ間で
交互に行なうことにより、単一光ヘッドにより信号のオ
ーバライトを実現する方法がある。
第5図は従来の光ディスク記録再生装置の一例の構成を
示すブロック図であり、図において、1は光磁気ディス
ク、2は半導体レーザ、3は半導体レーザ2から発光す
るレーザ光を平行光束に変換するカップリングレンズ、
4は偏光プリズム、5は偏光プリズム4を透過したレー
ザ光を光磁気ディスク1に照射するための絞り込みレン
ズ、6は光磁気ディスク1の表面に外部磁場を印加する
ための電磁コイル、7は光磁気ディスク1からの反射光
を偏光プリズム4で偏光された偏光成分のみを通す検光
子、8は光を電気信号に変換する光検出器、9は光検出
器8の出力を増幅する増幅器、10は光磁気ディスク1か
らの信号光のうちのある一定振幅以上の信号を取り出す
ためのレベルスライス回路で、このレベルスライス回路
10の出力信号は信号処理系(図示せず)へ送出するよう
になっているとともに、アドレスデコーダ11に出力する
ようになっている。
アドレスデコーダ11は光磁気ヘッドが位置しているトラ
ック番号およびセクタ番号をデコードするためのアドレ
スデコーダ、12はアドレスデコーダ11でデコードされた
アドレス情報、13は記録・消去コントローラ、14は半導
体メモリモジュールであり、記録・消去コントローラ13
からの指令により光磁気ディスク1の状態に関する情報
の任意のアドレスへの記憶・書き換えが可能である。
第6図は上記ディスク記録再生装置を実施するためのデ
ィスク形態の一例である。この第6図において、光磁気
ディスク1は偶数個のセクタに分割されており、各セク
タの先頭にはヘッダが設けられている。ヘッダにはセク
タマーク,セルフロック同期化信号,トラック番号,セ
クタ番号が含まれており、これらヘッダ領域内の情報は
凸凹ビットで記録されている。
第7図の各セクタの磁化方向と記録・消去状態を示した
模式図である。第7図(a)の30〜34は各セクタの先頭
に設けられたヘッダ領域を示す。各セクタのデータ領域
35〜38内の矢印は垂直磁化膜の磁化方向を示す。
次に動作について説明する。半導体レーザ2から出射し
た光はカップリングレンズ3によって平行光束に変換
し、偏光プリズム4を介して絞り込みレンズ5に入射さ
せ、光磁気ディスク1の垂直磁化膜に微小スポットとし
て集光させる。
情報を記録する場合には、記録する情報信号により半導
体レーザ2の駆動電流を変調し、情報に対応した光パル
スの熱により、光ディスク1上の垂直磁化膜の温度を局
所的に上昇させ、磁化が失なわれたところで外部から電
磁コイル6によって未記録部の磁化と逆方向の磁化を印
加することにより、光照射された部分だけが逆方向の磁
化を持つ部分となり、いわゆる磁化ドメインが形成され
る。
光磁気ディスク1上に書かれている情報を消去するに
は、光磁気ディスク1上への光照射と同時に記録磁化ド
メインの磁化方向と逆方向の磁場を電磁コイル6により
印加する。
情報の再生は垂直磁化膜の磁化方向の上下に対応して、
入射光の偏光面がわずかに各々逆向きに回転する、いわ
ゆるカー効果に代表される磁気光学効果を利用して行な
う。
偏光面の回転を生じた光磁気ディスク1からの反射光
は、絞り込みレンズ5を介して偏光プリズム4により分
離され、検光子7に導かれる。検光子7はある特定の偏
光成分だけを通す光素子である。したがって、光磁気デ
ィスク1からの反射光が検光子7に入射すると光量の変
化に変換される。
この光量の変化は光検出器8により電気信号に変換され
た後、増幅器9で所望のレベルまで増幅される。光磁気
ディスク1からの信号光の中にはノイズなどが含まれて
いるため、レベルスライス回路10により、ある一定振幅
以上の信号のみを出力させるようにしている。
レベルスライス回路10でディジタル化された信号は、信
号処理系およびアドレスデコーダ11へ導かれる。アドレ
スデコーダ11はヘッダ領域30〜34に書かれているトラッ
ク番号およびセクタ番号をデコードする機能を有する。
したがって、光スポットが現在位置しているトラック番
号およびセクタ番号を常に知ることができる。このアド
レスデコーダ11は追記型光ディスクでも用いられてお
り、公知であるため内容詳細は省く。
アドレスデコーダ11から出力されるアドレス情報12は記
録・消去コントローラ13へ入力されている。一方、半導
体メモリモジュール14のアドレスバスは光磁気ディスク
1のトラック番号、セクタ番号に対応している。
記録・消去コントローラ13からの指令により任意のアド
レスへの磁化方向情報、記録消去状態の記憶および書換
えが可能である。
光磁気ディスク1において、いま第7図(a)の状態に
磁化方向に設定されている場合を考える。さらに第6図
におけるセクタ番号No.1とNo.2およびセクタ番号No.3と
No.4がペアになっている場合を考える。半導体メモリモ
ジュール14内のセクタ番号No.1およびNo.3に対応するメ
モリアドレスの内容として磁化方向情報上向きと、消去
状態である旨が記憶されている。
この逆に、セクタ番号No.2とNo.4に対応するメモリアド
レスの内容として磁化方向下向きおよび記録状態である
旨が記憶されている。いま、セクタ番号No.1とNo.2のペ
アのデータ領域に対して情報の記録指令が与えられた場
合を考える。
第7図(b)において、セクタ番号No.1のデータ領域35
は消去状態から磁化方向上向きであることは半導体メモ
リモジュール14の対応アドレスの内容から確認できる。
そこで、データ領域35の区間では外部磁場方向を下向き
にし、同時に情報に対応して変調された光パルスを照射
し、記録を行なう。
続くセクタ番号No.2のデータ領域36の区間では、第7図
(d)に示すように、この逆に外部印加磁場方向は上向
きにし、同時に第2図(c)に示すように、レーザ光を
照射することにより消去を実行する。
これと同時に、セクタ番号No.1に対応する半導体メモリ
モジュールアドレスの内容をセクタ番号No.1に対して磁
化方向下向き、かつ記録状態である旨に書き換え、また
セクタ番号No.2に対応する半導体メモリモジュールアド
レスの内容は磁化方向上向き、消去状態である旨に書き
換える。
次にセクタ番号No.1とNo.2のペア領域に新規情報への書
き換え指令が与えられた場合を考える。第7図(e)に
おいて、今度は第7図(b)の場合とは逆に、セクタ番
号No.1のデータ領域35に対しては、第7図(g)に示す
ように上向き磁場と第7図(f)に示すようにレーザ光
パルスを印加して既に記録されているデータを消去し、
セクタ番号No.2のデータ領域36に対しては下向き磁場
と、新規の情報に対応して変調された光パルスを印加
し、情報の書き換えを行なう。この場合も半導体メモリ
モジュール14の内容は第7図(b)で示したのと同様に
変更する。
上記の処理を交互に行なうことにより、完全な意味での
オーバライトではないが、交代セクタの概念を導入する
ことで、記録イコール消去で疑似的にオーバライトを実
現できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の単一光ヘッドを用いたディスク記録再生装置は以
上のように構成されているので、光磁気ディスク1上に
設けたセクタ領域を偶数番セクタと奇数番セクタとに分
離して情報の記録・消去を偶数番セクタと奇数番セクタ
との間で交互に行なっていたため、光磁気ディスクのメ
モリ容量が半減してしまい、非効率的であるなどの問題
点があった。
また、ディスク記録再生装置を使用してオーディオ信号
の記録・消去を行なう際に、記録または消去が確実に行
なわれているかどうかを確認するため、光磁気ディスク
1上で消去および記録を行なった個所を即座に再生する
いわゆる同時にモニタを行なおうとする場合、従来のデ
ィスク記録再生装置においてはどうしても記録ヘッド・
再生ヘッド・消去ヘッドの3個の光ヘッドが必要である
などの問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、単一光ヘッドによりオーディオ信号の同時
モニタを行なうことができるとともに、光磁気ディスク
のメモリ容量が減少することのないディスク記録再生装
置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るディスク記録再生装置は、書き換え可能
なディスクと、連続入力信号を規定時間毎に区切り、こ
の規定時間内に単一ヘッドを上記ディスクのトラック上
の同一箇所をN回(Nは1より大きい整数)トレースさ
せる第1手段と、上記N回トレースする間の所定の1回
のトレースにおいて上記規定時間毎に区切られた入力信
号を規定時間の1/N以下に圧縮して記録する第2手段
と、上記N回トレースする間の別の1回のトレースにお
いて上記ディスクに時間圧縮して記録された信号を読み
出し、読み出した信号を上記時間圧縮に対応して時間伸
長することで連続再生信号として再生する第3手段とを
備え、上記第1手段は上記単一ヘッドが上記規定時間の
1/N以下の時間の間に上記ディスクのトラック上の同一
箇所をトレースし、そのトレース終了点からトレース開
始点よりも以前のトラックまで上記単一ヘッドをトラッ
クジャンプさせることで、N回上記トラック上の同一箇
所を繰り返してトレースするとともに、トラックジャン
プの終了点においてフォーカスサーボ及びトラッキング
サーボの整定を行うように構成したものである。
〔作用〕
この発明におけるディスク記録再生装置は、ディスクを
高速で回転させてトレースを行ない、かつトレースの終
了点から開始点へトラックジャンプを行なってディスク
上の同一個所を連続して複数回トレースし、オーディオ
信号等を圧縮して記録または消去し、かつ再生時にはヘ
ッドで読み取った信号を時間的に伸長して再生すること
により、単一光ヘッドでもオーディオ信号等の記録・再
生・消去を連続的に行なって同時モニタを行なうことが
できる。この際、トラックジャンプの着地点をトレース
開始点よりも以前のトラックになるように構成している
ので、特別の条件を付加することなくトラックジャンプ
着地点からトレース開始点までのトレースの時間を使っ
て容易にフォーカスサーボ及びトラッキングサーボの整
定を行なうことができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。この
第1図において、第5図と同一部分には同一符号を付し
て述べる。第1図において、1はディスクであり、以下
光磁気ディスクとして説明を進める。また、42は第1光
磁気ディスク1の高速回転を制御する回転系を構成する
ディスクモータ、43はオーディオ信号の記録・消去・再
生を行なう際に光磁気ディスク1の表面にレーザ光パル
スを照射するための光学系を構成する光ピックアップ
で、これに含まれるヘッドは単一である。
また、44は光ピックアップ43に対してレーザ光パルスの
強弱,光ヘッドの位置などを制御するコントローラ、45
はオーディオ信号の記録・再生・消去時にコントローラ
44の駆動のタイミングをはかるクロックパルスを備えた
シーケンサである。このコントローラ44と光ピックアッ
プ43間には、データの授受が行なうようになっている。
一方、46は入力端子である。入力端子46にはアナログの
オーディオ信号が入力されるようになっており、47はこ
の入力端子46に入力されたアナログオーディオ信号をデ
ィジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器
(以下、A/D変換器という)、48はこのA/D変換器47でデ
ィジタル変換されたオーディオ信号を符号化する符号器
である。
49はこの符号器48で符号化されたディジタル信号を時間
的に圧縮する圧縮回路、50は圧縮回路49で圧縮されたデ
ィジタル信号を記録に適するように変調する変調器であ
り、この変調器50の出力は上記コントローラ44に出力す
るようになっている。
7は検光子であり、光ピックアップ43で光磁気ディスク
1の凹凸ピットに対応する光量の変化として検出された
反射光を通過して光検出器8に導くものである。この光
検出器8は光信号を電気信号に変換するものである。
9は光検出器8で出力される電気信号を増幅する増幅
器、10はレベルスライス回路で、増幅器9から出力され
る電気信号、すなわち、光磁気ディスク1からの信号の
うちのある一定振幅以上の信号を取り出すためのもので
ある。このレベルスライス回路10の出力はアドレスデコ
ーダ11と復調器51に出力するようにしている。
アドレスデコーダ11は第5図で示したとおり、光磁気ヘ
ッド1が位置しているトラックおよびセクタ番号をデコ
ードするためのもので、アドレス情報12をコントローラ
44へ送出するようになっている。
51は復調器で、レベルスライス回路14の出力を復調する
ものである。52は圧縮回路49で時間的に圧縮されたディ
ジタル信号を元に戻すための伸長回路であり、53はこの
伸長回路52の出力を入力して、符号器48で符号化された
信号を復号する復号器、54はディジタル・アナログ変換
器(以下、D/A変換器という)であり、復号器53のディ
ジタル出力をアナログ信号に変換して出力端子55からオ
ーディオ信号を送出するものである。
なお、6は電磁コイルで、光磁気ディスク1の表面に外
部磁気を印加するためのもので、上記コントローラ44に
より制御されるようになっている。
この発明を実施するための光磁気ディスク1の形態は、
たとえば、第6図に示されるような従来のものでも対処
できる。すなわち、複数個のセクタに分割され、各セク
タの先頭にはヘッダ部が設けられ、ヘッダ部にはセクタ
番号、トラック番号などの情報が凹凸ピットで記録され
ているものである。
次に、動作について説明する。いま、光磁気ディスク1
上で同時モニタを行なおうとうする場合を考える。入力
端子46に入力され、連続する入力オーディオ信号を規定
時間毎に区切り、この規定時間に対応して光磁気ディス
クのトラック間隔を規定段毎に名目上区切る。この区切
られたトラック間隔毎に消去・記録・再生を行なうよう
にしている。
まず、シーケンサ45の発するパルスによりコントローラ
44が駆動し、ディスクモータ42を制御して光磁気ディス
ク1を通常の3倍以上の回転数で回転させる。たとえば
通常600RPMであれば、1920RPMで回転させる。
次いで、コントローラ44により光ピックアップ43が制御
され、光磁気ディスク1上にレーザ光を照射してヘッダ
部に記録されているトラック番号を読み取る。
すなわち、ヘッダ部にトラック番号として記録されてい
る凹凸ピットからの反射光が検光子7により光量の変化
に変換され、続いて、光検出器8により電気信号に変換
され、さらに増幅器9で増幅された後、レベルスライス
回路10に入力し、ノイズなどが除かれた後にアドレスデ
コーダ11に入力して、最終的なアドレス情報12となる。
コントローラ44はアドレス情報12を受けて光ピックアッ
プ43を制御し、同時モニタを開始しようとするトラック
のアドレスを検知し、光ピックアップ43を制御してこの
アドレスに対応しているトラックに位置させる。
さらに、第2図を用いて第1図を詳細に説明する。第2
図はこの発明における同時モニタ時の光ピックアップ43
の動作の概念図である。いま、同時モニタ開始点bと同
時モニタ終了点cとの間が10トラックある場合を考え
る。
まず、シーケンサ45の発するクロックのタイミングによ
りコントローラ44が駆動され、同時モニタ開始点bの位
置をアクセスし、光ピックアップ43と電磁コイル6を制
御して同時モニタ開始点bから終了点cまでのトラック
上を光ピックアップ43にトレースさせ、レーザ光の照射
と電磁コイル6により外部磁場の印加を行ない、信号を
消去する。
同時モニタを終了しようとするトラックのトラック番号
に対応したアドレス情報12がコントローラ44に入力さ
れ、同時モニタ開始点bから終了点cまでの10トラック
の間に記録されていた信号の消去が終了したことが検知
されると、シーケンサ45の発するクロックタイミングに
合わせてコントローラ44の動作が切り換わり、光ピック
アップ43を制御して、同時モニタ終了点cから着地点a
までトラックジャンプを行なう。
着地点aが同時モニタ開始点bと一致していないのはフ
ォーカスサーボとトラッキングサーボの時間を考慮して
いるためで、たとえば光磁気ディスク1が1920RPMで回
転している場合、10トラックのトレース時間は約1/3秒
であり、光磁気ディスク1が1回転する間にトラックジ
ャンプとフォーカスサーボとトラッキングサーボの整定
が終了するように設定すれば、着地点aと同時モニタ開
始点bとの間は1トラックとし、11トラック分のトラッ
クジャンプを行なえばよい。
この場合、光磁気ディスクが1回転するのに要する時間
は約30msで、フォーカスサーボとトラッキングサーボの
整定を行なうには充分な時間である。
消去時と同様に、アドレス情報12により光ピックアップ
43が同時モニタ開始点bに達したことがコントローラ44
に検知されると、コントローラ44の動作が切り換わり、
同時モニタ開始点bから終了点cまでの間のトラック上
にレーザ光が照射されるとともに、信号を消去した場合
と逆向きの外部磁場が電磁コイル6により印加されるよ
うに光ピックアップ43と電磁コイル6を制御し、信号の
記録を行なう。
すなわち、入力端子46から入力したアナログオーディオ
信号はA/D変換器47によってディジタル信号に変換さ
れ、さらに符号器48によって符号化された後、圧縮回路
49により時間的に1/3以下に圧縮される。
この圧縮符号は変調器50において変調された後、コント
ローラ44においてレーザ光の駆動電流を変調し、光ピッ
クアップ43にこの駆動電流が検知され、記録すべき信号
に対応したパワーのレーザ光パルスが光磁気ディスク1
の表面に照射される。
これと同時に、変調器50から入力を受け、記録状態であ
ることを検知したコントローラ44により電磁コイル6が
制御されて、光磁気ディスク1の表面に外部磁場が印加
され、新規の信号が記録される。
アドレス情報12により、光ピックアップ43が同時モニタ
終了点cに達したことがコントローラ44により検知され
ると、消去終了後と同様の過程でトラックジャンプとフ
ォーカスサーボおよびトラッキングサーボの整定を行な
い、続いて、新規に記録された情報を以下のようにして
再生する。
コントローラ44により制御された光ピックアップ43から
光磁気ディスク1上の同時モニタ開始点bと終了点cの
間にレーザ光が照射され、光磁気ディスク1の表面から
の反射光が検光子7によって光量の変化に変化され、光
検知器8により電気信号に変換された後、増幅器9にお
いて増幅され、さらにレベルスライス回路10においてノ
イズなどが除かれた後、復調器51において復調される。
復調器51で復調された信号は伸長回路52によって3倍以
上に伸長され、復号器53により復号された後、D/A変換
器54によってアナログオーディオ信号となり、出力端子
55より出力する。
上記の光磁気ディスク1上における消去・記録・再生の
一連の動作が完了した後、次は同時モニタ終了点cを開
始点とし、終了点cより10トラック後の点を新しく終了
点として上記の一連の動作を繰り返すことにより、任意
のトラック長において連続して同時モニタを行なってい
くことが可能である。
第3図は光磁気ディスク1上におけるオーディオ信号の
同時モニタの所要時間のうちわけを、従来の3ヘッド構
成において行なった場合と、この発明における1ヘッド
構成において行なった場合とで比較して示したタイムチ
ャートである。
3ヘッド構成では、消去ヘッド・記録ヘッド・再生ヘッ
ドの3個が隣接して並んでおり、トラック上をほぼ同時
にトレースする。この場合、10トラックをトレースする
のに約1秒かかる。
これに対し、1ヘッド構成ではまず単一光ヘッドが消去
モードで10トラックを約1/3秒でトレースし、信号を消
去する。
次いで、11トラック分のトラックジャンプを行なうのに
約10msを要し、続いてトラッキングサーボの整定を行な
うために1トラックをトレースするのに約30msを要す
る。
この後、信号の記録を行なうため、単一光ヘッドが記録
モードで10トラックをやはり約1/3秒でトレースする。
次いで、消去終了後と同様にトラックジャンプを行なう
のに約10ms、トラッキングサーボの整定を行なうのに約
30msを要する。
続いて、記録したばかりの信号を再生する場合にも、単
一光ヘッドが再生モードで10トラックをトレースするの
に約1/3秒を要する。
結果として、この発明における1ヘッド構成で同時モニ
タを行なう場合、従来の3ヘッド構成と同じ時間で全く
同様の同時モニタ効果が得られることがわかる。
第4図はオーディオ信号の連続的な記録および再生が実
際どのように行なわれるかを、従来の3ヘッド構成で行
なう場合と、この発明における1ヘッド構成で行なう場
合とを比較して示した模式図である。
3ヘッド構成の場合には、ディジタル化されたオーディ
オ信号はそのままの形で変調されて記録され、再生され
る場合も復調された信号をそのまま復号して再生する。
これに対し、この発明における1ヘッド構成の場合は、
第1図に示されているように、信号を記録する場合に
は、符号化された信号を圧縮回路49により1/3以下に圧
縮して記録し、再生する場合には、復調された信号を伸
長回路52により3倍以上に伸長して再生を行なう。
第4図において、a3は入力オーディオ信号の10トラック
分の時間長、a2は従来の3ヘッド構成でa3の信号を記録
する場合のトレースの所要時間、a1はこの発明における
1ヘッド構成でa3の信号を記録する場合のトレースの所
要時間を示している。
また、b3は再生オーディオ信号の10トラック分の時間
長、b2は従来の3ヘッド構成でb3の信号を再生する場合
のトレースの所要時間、b1はこの発明における1ヘッド
構成でb3の信号を再生する場合のトレースの所要時間で
ある。
この発明における1ヘッド構成では、光磁気ディスク1
を高速回転させてトレースの所要時間を短縮し、この操
作に応じてオーディオ信号に圧縮および伸長の操作を加
えることにより、3ヘッド構成の場合と同様な連続録音
・再生が可能である。
なお、上記実施例では光磁気ディスク1の回転数が一定
になるように制御する場合における例を示したが、実施
時には線速度が一定となるように制御するようにしても
よい。
また、上記実施例では情報の消去・記録・再生を連続し
て行なう場合について説明したが、信号の消去を必要と
せず、記録・再生のみを行なう場合にもこの発明を用い
てもよく、上記実施例と同様の効果を発揮する。
さらに、上記実施例では記録媒体として光磁気ディスク
1を用いた例を示したが、相変化形の光ディスクを用い
てもよく、また、プリフォーマットされた磁気ディスク
と磁気ヘッドを用いても上記実施例と同様の効果を発揮
する。
また、圧縮回路49,変調回路50の系により規定時間に区
切られた入力信号を1/N(Nは1より大きい整数)に圧
縮して、光磁気ディスク1に記録する場合に規定時間毎
に区切られた入力信号を記憶手段で記憶し、この記憶し
た信号を規定時間の1/Nの時間で読み出して記録するよ
うにしてもよい。
さらに、復調器51,伸長回路52の系において、規定時間
毎の再生信号をN倍以上に伸長して連続再生信号を得る
場合に、規定時間の1/N以下の時間で再生された規定時
間毎の再生信号を記憶し、この記憶した信号を規定時間
に読み出して連続信号として再生するようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明によれば、入力信号を規定時間毎
に区切り、単一ヘッドで該規定時間内に記録トラック上
の同一箇所をN回(Nは1より大きい整数)トレースさ
せ、このN回トレースする間の所定の1回のトレースに
おいて規定時間毎に区切られた入力信号をこの規定時間
の1/N以下に圧縮して記録を行なうとともに、N回トレ
ースする間の別の1回のトレースにおいて記録された圧
縮信号を読み出し、読み出した信号を時間圧縮に対応し
た時間、伸長してもとの連続再生信号を得るように構成
したので、ヘッドが単一ですむことになり、オーディオ
信号等の同時モニタを行なうに当たって装置の簡略化、
低価格化を図ることができる。また、トラックジャンプ
の着地点をトレース開始点よりも以前のトラックになる
ように構成しているので、特別の構成を必要とすること
なくトラックジャンプ着地点からトレース開始点までの
トレースの時間を使って容易にフォーカスサーボ及びト
ラッキングサーボの整定を行なうことができ、さらに装
置の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるディスク記録再生装
置の構成を示すブロック図、第2図はこの発明における
光ピックアップの動作の概念図、第3図はこの発明にお
ける同時モニタ時の所要時間を従来と比較したタイムチ
ャート、第4図はこの発明におけるオーディオ信号の連
続的な録音・再生状態を従来と比較した模式図、第5図
は従来の単一光ヘッドによるディスク記録再生装置のブ
ロック図、第6図は従来のディスク記録再生装置に適用
されるセクタ単位に分割れた光磁気ディスクの平面図、
第7図は従来例におけるディスク上の垂直磁化方向、照
射光パルス、外部磁場の関係を示した概念図である。 1はディスク、43は光ピックアップ(第1手段)、44は
コントローラ(第1手段)、49は圧縮回路、51は復調器
(第3手段)、52は伸長回路(第3手段)。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書き換え可能なディスクと、連続入力信号
    を規定時間毎に区切り、この規定時間内に単一ヘッドを
    上記ディスクのトラック上の同一箇所をN回(Nは1よ
    り大きい整数)トレースさせる第1手段と、 上記N回トレースする間の所定の1回のトレースにおい
    て上記規定時間毎に区切られた入力信号を規定時間の1/
    N以下に圧縮して記録する第2手段と、 上記N回トレースする間の別の1回のトレースにおいて
    上記ディスクに時間圧縮して記録された信号を読み出
    し、読み出した信号を上記時間圧縮に対応して時間伸長
    することで連続再生信号として再生する第3手段とを備
    え、 上記第1手段は上記単一ヘッドが上記規定時間の1/N以
    下の時間の間に上記ディスクのトラック上の同一箇所を
    トレースし、そのトレース終了点からトレース開始点よ
    りも以前のトラックまで上記単一ヘッドをトラックジャ
    ンプさせることで、N回上記トラック上の同一箇所を繰
    り返してトレースするとともに、トラックジャンプの終
    了点においてフォーカスサーボ及びトラッキングサーボ
    の整定を行うように構成したことを特徴とするディスク
    記録再生装置。
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