JPH0782701A - 軌道整正用基準器と測定器を用いた省力化軌道の施工方法 - Google Patents
軌道整正用基準器と測定器を用いた省力化軌道の施工方法Info
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- JPH0782701A JPH0782701A JP23159993A JP23159993A JPH0782701A JP H0782701 A JPH0782701 A JP H0782701A JP 23159993 A JP23159993 A JP 23159993A JP 23159993 A JP23159993 A JP 23159993A JP H0782701 A JPH0782701 A JP H0782701A
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Abstract
面、レール支持材の据え付け面を誰にでも簡単にしかも
正確に測定することができる省力化軌道施工用の測定器
と、軌道整正用基準器とを用いて短時間に正確に施工す
ることができる省力化軌道施工方法を提案する。 【構成】 軌道に沿って設置された軌道整正用の基準器
20と、主フレーム10の一端側を基準器20に係合さ
せる係合部12、この係合部の位置を摺動させ基準器の
高低差を補正する高低差補正手段30、主フレームの傾
きを検出する水準器11、主フレームの他端側に設けら
れた主脚40、この主脚に継ぎ足されてバラストのかき
均し面及び豆砕石の敷き固め面に係合して、これらの面
が規定の高さ位置である場合に、上記主フレームを水平
な姿勢に保持する第1,第2補助脚41,42を具備し
て構成される測定器とを用いて行なう省力化軌道施工方
法。
Description
に関する。
トの3要素から成る有道床軌道が広く用いられている。
この有道床軌道は建設費が安く、配線変更が比較的容易
にできるという長所をもっている。しかしながら列車の
通過に伴い軌道狂いが発生し易く、保守に多額の費用が
掛かる欠点がある。また営業時間の延長に伴って線路保
守時間の減少、及び作業騒音に関する夜間作業の制約な
どが加わり、必要とする軌道保守量を確保することがむ
ずかしくなってきている。このような背景から、軌道破
壊が起き難く、従って線路保守作業の軽減が達せられる
営業線改良用の省力化軌道が開発されている。
る。 (A)レール撤去(レール破線方式の場合) (B)マクラギ撤去 (C)道床バラスト1の掘削(図11参照) (D)バラスト1のかき均し、転圧(図12参照) (E)不織布2の敷き込み(図13参照) (F)豆砕石3の敷き固め(図14参照) (G)スラブまたはLPC(大型コンクリートマクラ
ギ)4の据え付け(図15参照) (H)PQCAM(超早強セメントアスファルトモルタ
ル)5の注入(図16参照)
以下の事項が計測の対象となり、各部の面を規定の高さ
位置に合致させなくてはならない。 (1)バラスト1のかき均し、転圧した面の高さ位置 (2)豆砕石3の敷き固め面の高さ位置 (3)スラブまたはLPC4の据え付け時における上面
位置 従来これらの各面の高さ位置は、測量経験が充分で熟達
した作業員がトランシット及びレベル等の測量用機器を
用いて測定している。しかしながら、このような特殊な
作業員の確保は難しい。また終電から初電までの時間内
に設置作業を完了させなくてはならないから、計測は極
く短時間に済ませなくてはならない。この点測量用機器
を用いた場合、時間が長く掛かる欠点がある。
誰にでも簡単に、しかも短時間に誤りなく、各部の高さ
を測定することができる省力化軌道施工用の測定器と、
軌道整正用基準器とを用いた省力化軌道の施工方法を提
案しようとするものである。
て植設され、軌道の高さの基準となる軌道整正用の基準
器と、この基準器に一端が係合して支持される高さ位置
の測定器とを利用して各測定面の高さ位置を測定し、省
力化軌道を施工するものである。
軌道の施工方法に用いる測定器の構造について予め説明
する。図1において、10は測定器を構成する主フレー
ムを示す。この主フレーム10の上面には水準器11が
装着され、主フレーム10の傾き角度が測定できる構造
とされる。主フレーム10の一端側に軌道整正用の基準
器20(図6参照)との係合部12が設けられる。係合
部12はこの例では角柱状のシャフトによって構成した
場合を示す。係合部12の下端には図3に示す基準器2
0に突設した基準ピン21と係合する凹部12Aを有
し、この凹部12Aによって係合部12が基準器20に
対して安定して係合状態を維持する。
30(図2及び図4参照)によって摺動自在に支持され
る。つまり主フレーム10の一端側に高低差補正手段3
0が設けられる。高低差補正手段30は係合部12を構
成する角柱を上下方向に摺動自在に支持するガイド31
と、係合部12を締め付けて固定する固定手段32と、
係合部12の調整量を表示する道標33及び目盛34
(図4参照)とによって構成することができる。
直交する向きに係合部12を摺動自在に支持する。係合
部12は金属シャフトによって構成するからガイド31
の内側に樹脂板を張り、摺動を円滑に行わせている。ま
た間隙を小さくし、砕石等の侵入を阻止し、摺動を阻害
されないように構成している。固定手段32はツマミ付
ネジによって構成することができ、ツマミを回動操作す
ることによりネジをガイド31に対して進退させ、ネジ
の先端を係合部12を構成するシャフトに圧接させるこ
とにより係合部12をその位置に固定する。
盛34に設けたスリット状の窓の中を上下に移動する。
基準器20の高低誤差が0のとき道標33を目盛34の
0に合わせ、固定手段32で係合部12を固定すればよ
い。つまり基準器20には設置時に測定したレール頭面
との高低方向の設定値が書き込まれている。従ってこの
設定値が、例えば+5mmであれば規定より5mm高いこと
を意味している。この場合は道標33を−5mmに合致さ
せることにより、基準器20の高低差を解消することが
できる。また基準器20の設定値が−5mmの場合には基
準値より5mmだけ低いことを表す。この場合には道標3
3を目盛34の+5mm合わせればよい。このようにして
基準器20の高低差を補正することができる。
ル頭面から各被測定面までの高さに等しい長さを持つ脚
を設ける。40は主脚を示す。この主脚40は基準点か
らスラブまたはLPC4の上面までの距離に等しい長さ
を有し、主フレーム10に摺動自在に設けた離れ調整用
スライド部50から下向きに突出して設けられる。この
実施例では図2Bに示すように主フレーム10の軸線を
対称線として2本の主脚を設け、2本の主脚40によっ
て主フレーム10を安定性よく支持させる構造とした場
合を示す。
41または第2補助脚42を装着する。第1補助脚41
は他方の第2補助脚42より長く形成される。第1補助
脚41を装着した場合は図12に示したバラスト1のか
き均した面を測定することに用いる。また第2補助脚4
2は図13に示した豆砕石3を敷き固めた面の測定に用
いる。従って第1及び第2補助脚41と42の長さは豆
砕石3の厚みに相当する分だけ長さに差がある。第1及
び第2補助脚41及び42は上端に主脚40を迎え入れ
る円筒部41A,42Aを有し、この円筒部41A,4
2Aにツマミ付ネジ41B,42Bが設けられ、このツ
マミ付ネジ41B,42Bによって主脚40に係合した
状態を固定する。
道整正用基準器20を用いた省力化軌道の施工方法を説
明する。図7にバラスト1をかき均した面を測定する状
態を示す。この場合には主脚40の下端に第1補助脚4
1を装着し、この状態で第1補助脚41をバラスト1の
かき均した面に置き、係合部12を基準器20の基準ピ
ン21に係合させ、基準ピン21の高低差を高低差補正
手段30によって補正した状態で主フレーム10に取り
付けた水準器11が水平状を指し示すことにより、バラ
スト1をかき均した面が規定の高さ位置にあることが解
る。バラスト1をかき均した面が規定の高さに設定され
ると、次に豆砕石3を敷き固める。
は図8に示すように主脚40に第2補助脚42を装着す
ればよい。第2補助脚42を装着した状態で測定器を基
準器20と被測定面に差し渡すことにより、主フレーム
10に取り付けた水準器11の指示によって豆砕石3の
面が規定の高さ位置にあるか否かを判定することができ
る。豆砕石3の面が規定の高さに設定されると、次には
スラブまたはLPCのようなレール支持材4が搬入され
る。
4の上面が規定の高さ位置にあるか否かを測定するに
は、補助脚41及び42を取り外せばよい。従ってこの
場合には図9に示すように主脚40だけでレール支持材
4の上面を測定する。図10はレールを敷設した場合を
示す。この場合には基準器20とレール頭面との間の高
低差を測定する。この測定には主脚40がじゃまになる
ため、別に用意した例えば高低縦距離測定器50を用い
る。この高低縦距離測定器は例えば本出願人等が「実公
昭59−567号公報」で提案した「弾直軌道設定用ゲ
ージ」を用いることができる。
軌道施工方法によれば測定器の係合部12を基準器20
に係合させ、第1及び第2補助脚41または42あるい
は主脚40を各被測定面に置き、主フレーム10に取り
付けた水準器11を読み取るだけでよい。従って測量の
経験の有無を問わず誰にでも取り扱うことができ、各測
定面の高さ位置が規定の位置にあるか否かを容易に測定
することができる。また被測定面を変更するには第1及
び第2補助脚41と42を交換するだけで済むから、そ
の交換は短時間に済ませることができる。よって測定の
ための準備も簡単で短時間に行うことができるから、測
定に要する時間も短時間で済む。従って省力化軌道を短
時間に施工することができる実益が得られる。
を説明するための正面図。
図。
構造を示す正面図。
ための正面図。
ための図。
程を説明するための正面図。
程を説明するための正面図。
程を説明するための正面図。
明するための正面図。
図。
図。
図。
図。
図。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 軌道を敷設すべき面に敷かれたバラスト
に溝を堀り、この溝の底面となるバラストの面をかき均
し、このバラストのかき均し面の高さ位置と、このバラ
ストのかき均し面の上に豆砕石を敷き固めこの豆砕石を
敷き固めた面の高さ位置と、この豆砕石敷き固め面の上
にレール支持材を設置し、このレール支持材の上面の高
さ位置をそれぞれ規定の高さに規定して行う省力化軌道
施工方法において、上記各高さ位置の基準として軌道に
沿って設置した軌道整正用の基準器に、この基準器に係
合する係合部、この係合部と摺動自在に係合し、係合部
の長手方向と直交する方向に主フレームを支持し、主フ
レームの一端側の高さ位置を上記基準器の設置誤差を修
正して基準位置に支持するための高低差補正手段、上記
主フレームの他端側に上記係合部の延長方向と平行する
方向に突設した主脚、この主脚に継ぎ足されて上記バラ
ストのかき均し面の高さ位置を測定するための第1補助
脚、上記主脚に継ぎ足され上記豆砕石の敷き固め面の高
さ位置を測定するための第2補助脚、上記レール支持材
の上面の高さ位置を測定するために設けられた上記主脚
とを具備した測定器とを用いて施工する省力化軌道の施
工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5231599A JP2518797B2 (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 軌道整正用基準器と測定器を用いた省力化軌道の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0782701A true JPH0782701A (ja) | 1995-03-28 |
JP2518797B2 JP2518797B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=16926043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5231599A Expired - Lifetime JP2518797B2 (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 軌道整正用基準器と測定器を用いた省力化軌道の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518797B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109540092A (zh) * | 2018-12-06 | 2019-03-29 | 中建八局浙江建设有限公司 | 岩石地质基底清槽标高控制器及标高控制方法 |
CN109916316A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-06-21 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种测量加工水平基座上垫片厚度的方法 |
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---|---|---|---|---|
CN102679943B (zh) * | 2012-04-28 | 2014-07-23 | 中铁四局集团有限公司 | 试车场高速环道平顺性检测方法 |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP5231599A patent/JP2518797B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN109540092B (zh) * | 2018-12-06 | 2023-11-24 | 中建八局浙江建设有限公司 | 岩石地质基底清槽标高控制器及标高控制方法 |
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