JPH078234Y2 - 筆記具 - Google Patents
筆記具Info
- Publication number
- JPH078234Y2 JPH078234Y2 JP2668388U JP2668388U JPH078234Y2 JP H078234 Y2 JPH078234 Y2 JP H078234Y2 JP 2668388 U JP2668388 U JP 2668388U JP 2668388 U JP2668388 U JP 2668388U JP H078234 Y2 JPH078234 Y2 JP H078234Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- tank
- writing instrument
- wall
- ink tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 生インキ状態のインキを貯溜するインキタンクを有して
なる生インキ式の筆記具に関する。筆記具の一例として
は、万年筆、小管式筆記具、化粧具などが挙げられる。
なる生インキ式の筆記具に関する。筆記具の一例として
は、万年筆、小管式筆記具、化粧具などが挙げられる。
（従来の技術） 毛細管力によってインキを保持収容する中綿などと違っ
て、生インキ状態のインキを収容するインキタンクを使
用してなる生インキ式筆記具にあっては、インキタンク
内のインキは自重で移動するので、ペン先を下向けにし
て筆記する一般的な場合は問題がないが、ペン先の向き
によっては、インキがインキタンク内にまだ存在するに
もかかわらず、ペン先に供給されなくなるという欠点が
生じることがある。
て、生インキ状態のインキを収容するインキタンクを使
用してなる生インキ式筆記具にあっては、インキタンク
内のインキは自重で移動するので、ペン先を下向けにし
て筆記する一般的な場合は問題がないが、ペン先の向き
によっては、インキがインキタンク内にまだ存在するに
もかかわらず、ペン先に供給されなくなるという欠点が
生じることがある。
これに対して、例えば、実公昭55-28536号公報に一つの
対策が開示されている。ちなみに、該公報の実用新案登
録請求の範囲の記載は、「液状インクを収容するための
インク室および上記液状インクを吸蔵する吸収体を充填
した充填室を有する本体と、一端が上記充填室内に突入
し、他端が外部に突出するように上記本体に支持された
多孔質物質からなるペン先と、上記インク室内のインク
を上記充填室内に毛管現象によって給送するために、上
記充填室から上記インク室内に延びる紐状の給送体とを
備え、上記給送体は先端に取付けた錘が重力の作用で上
記インク室内を自由に移動できるようにフレキシブルで
あることを特徴とする筆記具。」である。
対策が開示されている。ちなみに、該公報の実用新案登
録請求の範囲の記載は、「液状インクを収容するための
インク室および上記液状インクを吸蔵する吸収体を充填
した充填室を有する本体と、一端が上記充填室内に突入
し、他端が外部に突出するように上記本体に支持された
多孔質物質からなるペン先と、上記インク室内のインク
を上記充填室内に毛管現象によって給送するために、上
記充填室から上記インク室内に延びる紐状の給送体とを
備え、上記給送体は先端に取付けた錘が重力の作用で上
記インク室内を自由に移動できるようにフレキシブルで
あることを特徴とする筆記具。」である。
（考案が解決しようとする課題） 前記公報開示の考案では、紐状のインク給送体が、先端
に取付けた錘によってインク室内を移動するので、筆記
の向きによらずインキがペン先に供給されるし、また、
インキは最後まで消費される訳であるが、反面、錘がイ
ンク室を破損してしまったり、紐状のインク給送体その
ものが絡まってしまって、所期の目的を達成できなくな
るという恐れがある。
に取付けた錘によってインク室内を移動するので、筆記
の向きによらずインキがペン先に供給されるし、また、
インキは最後まで消費される訳であるが、反面、錘がイ
ンク室を破損してしまったり、紐状のインク給送体その
ものが絡まってしまって、所期の目的を達成できなくな
るという恐れがある。
（課題を解決するための手段） インキタンクの内壁の前後両端部に側縁に達するインキ
保持部を形成するとともに、インキタンクのインキをペ
ン先に供給する棒状のインキ誘導芯体を、前記インキタ
ンクの内壁の両方のインキ保持部に接続させる。即ち、
本考案は、生インキ状態のインキを収容するインキタン
クを有してなる生インキ式の筆記具であって、インキタ
ンクの内壁の前後両端部に側縁に達するインキ保持部を
形成するとともに、インキタンクのインキをペン先に供
給する棒状のインキ誘導芯体を、前記インキタンクの内
壁の両方のインキ保持部に接続させてなる筆記具を要旨
とする。
保持部を形成するとともに、インキタンクのインキをペ
ン先に供給する棒状のインキ誘導芯体を、前記インキタ
ンクの内壁の両方のインキ保持部に接続させる。即ち、
本考案は、生インキ状態のインキを収容するインキタン
クを有してなる生インキ式の筆記具であって、インキタ
ンクの内壁の前後両端部に側縁に達するインキ保持部を
形成するとともに、インキタンクのインキをペン先に供
給する棒状のインキ誘導芯体を、前記インキタンクの内
壁の両方のインキ保持部に接続させてなる筆記具を要旨
とする。
（実施例） 添付第１図に一例を示す。軸筒１の先端には、適宜形
状、材質のペン先２が取付けられており、このペン先２
の後端は、縦断面櫛歯状のインキ溜め溝を有する。所
謂、ジャバラ３の中心孔を貫通するインキ誘導芯体４と
接続している。このインキ誘導芯体４は、繊維収束体、
連通多孔質セラミック、樹脂発泡体、あるいは、インキ
導出路を形成された射出成形品などよりなり、適宜ペン
先１と一体品であってよいが、全体として棒状であり、
その後端4aをインキタンク５の内壁5aの後端部まで延在
させている。また、インキタンク５の内壁5aの前端部お
よび後端部にはそれぞれ毛細管力によってインキを保持
するインキ保持部6-1、6-2が形成されており、これらイ
ンキ保持部6-1、6-2は、それぞれ自身の保持するインキ
をインキ誘導芯体４に供給できるよう、インキ誘導芯体
４に接続されている。また、インキ保持部6-1、6-2は、
インキタンク５の内壁5aの側縁（図では、上下の縁部）
まで達している。ここで、図示したインキ保持部6-1、6
-2は、インキタンク５を構成する軸筒１と別体のものと
なっており、フェルト、連通多孔質セラミック、樹脂発
泡体などをその材質の一例として挙げられるが、例え
ば、インキ誘導芯体４との接続部を中心にして放射状に
側縁まで延びる溝として、インキタンク５の内壁5aに一
体に形成されたものであってもよい。尚、参照符号7-
1、7-2、7-3、7-4はインキ保持部6-1、6-2の固定用に適
宜数形成されてよい突起、同８はインキ−空気交換用に
適宜個所に形成されてよい隙間、同９は液密用に用いた
Ｏ−リングである。また、上記ジャバラ３に代えて適宜
一時的インキ溜め部材を使用したり、インキタンク５を
軸筒１と別体にして交換可能なものとするなど、適宜変
更できる。
状、材質のペン先２が取付けられており、このペン先２
の後端は、縦断面櫛歯状のインキ溜め溝を有する。所
謂、ジャバラ３の中心孔を貫通するインキ誘導芯体４と
接続している。このインキ誘導芯体４は、繊維収束体、
連通多孔質セラミック、樹脂発泡体、あるいは、インキ
導出路を形成された射出成形品などよりなり、適宜ペン
先１と一体品であってよいが、全体として棒状であり、
その後端4aをインキタンク５の内壁5aの後端部まで延在
させている。また、インキタンク５の内壁5aの前端部お
よび後端部にはそれぞれ毛細管力によってインキを保持
するインキ保持部6-1、6-2が形成されており、これらイ
ンキ保持部6-1、6-2は、それぞれ自身の保持するインキ
をインキ誘導芯体４に供給できるよう、インキ誘導芯体
４に接続されている。また、インキ保持部6-1、6-2は、
インキタンク５の内壁5aの側縁（図では、上下の縁部）
まで達している。ここで、図示したインキ保持部6-1、6
-2は、インキタンク５を構成する軸筒１と別体のものと
なっており、フェルト、連通多孔質セラミック、樹脂発
泡体などをその材質の一例として挙げられるが、例え
ば、インキ誘導芯体４との接続部を中心にして放射状に
側縁まで延びる溝として、インキタンク５の内壁5aに一
体に形成されたものであってもよい。尚、参照符号7-
1、7-2、7-3、7-4はインキ保持部6-1、6-2の固定用に適
宜数形成されてよい突起、同８はインキ−空気交換用に
適宜個所に形成されてよい隙間、同９は液密用に用いた
Ｏ−リングである。また、上記ジャバラ３に代えて適宜
一時的インキ溜め部材を使用したり、インキタンク５を
軸筒１と別体にして交換可能なものとするなど、適宜変
更できる。
（考案の効果） ペン先を下向けにしての筆記のときには、インキタンク
の内壁の前端部に形成したインキ保持部を伝わってイン
キはインキ誘導芯体に供給され、また、ペン先を上向け
にしての筆記のときには、インキタンクの内壁の後端部
に形成したインキ保持部を伝わってインキはインキ誘導
芯体４に供給されるといったように、筆記の向きを問わ
ず、インキを最後までペン先に供給することができる。
しかも、その際、インキ誘導芯体によって、インキタン
クが、前述した錘による破損のような損傷を受けること
がないし、また、紐の絡まりのような問題を生じること
もないので、長期使用に対しても安定している。
の内壁の前端部に形成したインキ保持部を伝わってイン
キはインキ誘導芯体に供給され、また、ペン先を上向け
にしての筆記のときには、インキタンクの内壁の後端部
に形成したインキ保持部を伝わってインキはインキ誘導
芯体４に供給されるといったように、筆記の向きを問わ
ず、インキを最後までペン先に供給することができる。
しかも、その際、インキ誘導芯体によって、インキタン
クが、前述した錘による破損のような損傷を受けること
がないし、また、紐の絡まりのような問題を生じること
もないので、長期使用に対しても安定している。
第１図は本考案の一実施例を示す縦断面図である。 １……軸筒、２……ペン先、３……ジャバラ、４……イ
ンキ誘導芯体、4a……（インキ誘導芯体の）後端、５…
…インキタンク、6-1,6-2……インキ保持部、7-1、7-
2、7-3、7-4……突起、８……隙間、９……Ｏ−リン
グ。
ンキ誘導芯体、4a……（インキ誘導芯体の）後端、５…
…インキタンク、6-1,6-2……インキ保持部、7-1、7-
2、7-3、7-4……突起、８……隙間、９……Ｏ−リン
グ。
Claims (1)
- 【請求項１】生インキ状態のインキを収容するインキタ
ンクを有してなる生インキ式の筆記具であって、インキ
タンクの内壁の前後両端部に側縁に達するインキ保持部
を形成するとともに、インキタンクのインキをペン先に
供給する棒状のインキ誘導芯体を、前記インキタンクの
内壁の両方のインキ保持部に接続させてなる筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2668388U JPH078234Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2668388U JPH078234Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 筆記具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01132778U JPH01132778U (ja) | 1989-09-08 |
| JPH078234Y2 true JPH078234Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31248533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2668388U Expired - Lifetime JPH078234Y2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078234Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999056969A1 (fr) * | 1998-05-01 | 1999-11-11 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Instrument d'ecriture |
| WO2001043984A1 (fr) * | 1999-12-16 | 2001-06-21 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Instrument d'ecriture a collecteur |
| WO2003002356A1 (fr) * | 2001-06-29 | 2003-01-09 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Materiel d'ecriture et procede de fabrication d'un absorbeur d'encre |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP2668388U patent/JPH078234Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999056969A1 (fr) * | 1998-05-01 | 1999-11-11 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Instrument d'ecriture |
| WO2001043984A1 (fr) * | 1999-12-16 | 2001-06-21 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Instrument d'ecriture a collecteur |
| WO2003002356A1 (fr) * | 2001-06-29 | 2003-01-09 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Materiel d'ecriture et procede de fabrication d'un absorbeur d'encre |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01132778U (ja) | 1989-09-08 |
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