JPH078123A - 農業用合成樹脂被覆材および農業用合成樹脂被覆材補強用の合成樹脂テープ - Google Patents

農業用合成樹脂被覆材および農業用合成樹脂被覆材補強用の合成樹脂テープ

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JPH078123A
JPH078123A JP6092995A JP9299594A JPH078123A JP H078123 A JPH078123 A JP H078123A JP 6092995 A JP6092995 A JP 6092995A JP 9299594 A JP9299594 A JP 9299594A JP H078123 A JPH078123 A JP H078123A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明合成樹脂フィルム端部の補強用の合成樹
脂テープ介在部を切り取らずに粉砕、溶融させてリサイ
クルしても、淡色系の合成樹脂製品へのリサイクルが可
能である農業用合成樹脂被覆材およびそれに用いる農業
用合成樹脂被覆材補強用の合成樹脂テープを提供する。 【構成】 透明合成樹脂フィルムの端部に補強用の合成
樹脂テープを介在させてなる農業用合成樹脂被覆材であ
って、合成樹脂テープを形成する合成樹脂が、透明合成
樹脂フィルムを形成する合成樹脂と相溶性を有し、かつ
合成樹脂テープは、厚さ0.2mmで表面が平滑な状態
としたときの隠蔽率が1.5以下である農業用合成樹脂
被覆材、および透明性を有する合成樹脂からなり、厚さ
0.2mmで表面が平滑な状態としたときの隠蔽率が
1.5以下である農業用合成樹脂被覆材補強用テープ。
合成樹脂テープ表面には、梨地加工や文字などの刻印を
施してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は端部に補強用の合成樹脂
テープを備えてなる農業用合成樹脂被覆材およびそれに
用いる補強用の合成樹脂テープに関し、詳しくはリサイ
クル性に優れる農業用合成樹脂被覆材および補強用の合
成樹脂テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、農業用ハウスやトンネルなど
の農業用施設の被覆材として、透明性を有する合成樹脂
フィルム、特に透明性、保温性、経済性などに優れる等
の理由から塩化ビニル系樹脂フィルムからなる農業用合
成樹脂被覆材が広く使用されている。また、このような
農業用合成樹脂被覆材として、上記のような透明合成樹
脂フィルムをそのまま使用する場合の他、強度が要求さ
れるような場合には、端部に合成樹脂テープを介在させ
補強したものが使用されたり、ハウスに固定するために
鳩目などが必要とされるような場合には、上記の合成樹
脂テープを介在させて補強し、さらに合成樹脂テープ介
在箇所に鳩目などを設けたものも使用されている。この
とき補強用の合成樹脂テープとしては、製造業者や製品
名を示す目印あるいは補強用の合成樹脂テープの存在位
置を示す目印とする目的もあって、多量の着色剤を含有
させて、不透明でかつ透明合成樹脂フィルムとは異なる
色に着色され、製造業者や製品名などを印刷したものが
使用されている。
【0003】一方、近年環境問題あるいは省資源などの
見地から、使用後の農業用合成樹脂被覆材を粉砕し、溶
融させて、再び合成樹脂製品の素材として用いる、所謂
リサイクルが盛んに行われている。しかし、従来の多量
の着色剤を含有させ、透明合成樹脂フィルムとは異なる
色に着色された補強用の合成樹脂テープを介在させた農
業用合成樹脂被覆材では、農業用合成樹脂フィルムを粉
砕してリサイクルする場合、補強用の合成樹脂テープに
含まれている着色剤によって、得られた樹脂組成物全体
が着色してしまい、リサイクルによって得られた樹脂組
成物の用途が濃色系のものに制限されてしまうといった
問題があった。
【0004】従って、従来の補強用合成樹脂テープを介
在させた農業用合成樹脂被覆材をリサイクルして、淡色
系の合成樹脂成形品を得ようとする場合には、農業用合
成樹脂被覆材端部の補強用の合成樹脂テープが介在して
いる部分を切り取って、透明合成樹脂フィルムのみとし
てから粉砕、溶融させて、リサイクルすることが行われ
ていた。しかしながら、その場合、農業用合成樹脂被覆
材の端部を切り取るという作業を要するため、余計な手
間がかかり、農業用合成樹脂被覆材を効率よくリサイク
ルすることができなかった。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、透明合成樹脂フィルム端部に設け
られた補強用の合成樹脂テープが介在している部分を切
り取ることをせずに、そのまま粉砕、溶融してリサイク
ルしても、得られた合成樹脂組成物全体が着色せず、淡
色系の合成樹脂成形品へのリサイクルが可能であって、
従って効率よくリサイクルすることができる農業用合成
樹脂被覆材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の農業用合成樹脂
被覆材は、透明合成樹脂フィルム端部に取り付けられた
補強用の合成樹脂テープとして、合成樹脂テープを形成
する合成樹脂が、透明合成樹脂フィルムを形成する合成
樹脂と相溶性を有し、かつ厚さ0.2mmでかつ表面平
滑状態としたときの隠蔽率が1.5以下のものを使用し
たことを特徴とするものである。また、本発明の農業用
合成樹脂被覆材補強用の合成樹脂テープは、透明性を有
する合成樹脂からなり、かつ厚さ0.2mmでかつ表面
平滑状態としたときの隠蔽率が1.5以下で、好ましく
は表面を梨地状としたことを特徴とするものである。以
下、図面に基づき本発明の農業用合成樹脂被覆材を説明
する。図1は、本発明の農業用合成樹脂被覆材の一実施
例の要部を示す部分拡大図である。
【0007】本発明に使用される透明合成樹脂フィルム
2としては、ポリ塩化ビニルや塩化ビニルと他のモノマ
ーとの共重合樹脂などの塩化ビニル系樹脂、ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル系
樹脂などの合成樹脂、あるいはこれら合成樹脂のブレン
ド物など従来より農業用合成樹脂フィルムの素材として
使用されている合成樹脂に、必要に応じて可塑剤、安定
剤、防曇剤、防霧剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、加工
助剤、滑剤、帯電防止剤、無機充填剤、防黴剤、防藻
剤、着色剤などの各種添加剤を添加してなる合成樹脂フ
ィルムを、カレンダー法、押出法、インフレーション法
などの公知の方法で成形された合成樹脂フィルム、或い
はこれらの積層フィルムなどが使用できる。また、上記
のフィルムの間に短冊状、繊維状の補強部材を挟み込ん
で積層したものであってもよい。
【0008】透明合成樹脂フィルム2の端部2aに取り
付けられる補強用の合成樹脂テープ3の素材としては、
塩化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート系樹脂など
のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系
樹脂などの透明な合成樹脂に必要に応じて添加される上
記の各種添加剤を添加した合成樹脂組成物を、上記の公
知の方法でフィルム状に成形し、それをスリットしてテ
ープ状としたものなどが使用できる。また、補強用の合
成樹脂テープ3の素材として用いられる合成樹脂は、透
明合成樹脂フィルム2の素材となる合成樹脂と同じもの
を使用するのが好ましいが、透明合成樹脂フィルム2を
形成する合成樹脂と相溶性がある合成樹脂であれば、必
ずしも同じ合成樹脂を用いる必要はない。
【0009】本発明で使用される補強用の合成樹脂テー
プ3は、リサイクルして得られる合成樹脂組成物が着色
しないかあるいは淡色系の樹脂成形品へのリサイクル可
能な着色程度となるように、顔料などの着色剤の含有量
を調節して得られる。このとき許容される着色剤の含有
量としての上限は、着色剤の種類、または着色剤の色な
どによって異なるが、合成樹脂テープ3を厚さ0.2m
mで、かつ表面が平滑な状態(即ち梨地状としていない
状態)としたときの隠蔽率が1.5以下、好ましくは
1.0以下となるように着色剤の含有量を調節すれば、
リサイクルした際に、得られた樹脂を淡色系のものにリ
サイクルすることが可能となる。
【0010】本発明における合成樹脂テープ3の隠蔽率
の測定方法であるが、例えば合成樹脂テープ3を粉砕し
て、混練りした後、プレス加工等の手段により厚さ0.
2mmで表面が平滑なフィルムとした上で測定すればよ
い。尚、合成樹脂テープ3として、表面平滑でかつ印刷
等の施していないものを使用した場合はそのまま測定し
てもよい。
【0011】本発明に使用される補強用の合成樹脂テー
プ3は、上記の隠蔽率に係る条件を満足し、リサイクル
の際に樹脂全体が着色せず、淡色系の樹脂製品へのリサ
イクルが可能であれば表面に通常のインキを用いた印刷
が施されてもよい。そのときのインキの種類や、印刷方
法は公知の手段を採用することができ、特に限定されな
い。
【0012】また、本発明で使用される補強用の合成樹
脂テープ3としては、表面にエンボス加工を施したり、
合成樹脂テープを形成する合成樹脂組成物として、得ら
れるフィルム表面が梨地状になるような組成物、例えば
塩化ビニル系樹脂に架橋塩化ビニル樹脂を添加した組成
物を用いたりして、表面を梨地状にしたものであっても
よい。梨地加工することによって、着色剤を全く含有し
ない合成樹脂テープ3であっても、透明合成樹脂フィル
ム2との区別がつき、従来の着色された補強用の合成樹
脂テープと全く同様に目印としての効果を奏する。この
とき、梨地加工と共に、製造社名や製品名などをエンボ
スロールなどによって刻印を施してもよい。
【0013】上記の補強用の合成樹脂テープ3を透明合
成樹脂フィルム2の端部2aに取り付ける方法として
は、図1に示すような端部2aを袋状に折り返して補強
用の合成樹脂テープ3を挟み込むようにした後、折り返
し部端部2bを透明合成樹脂フィルム2に接合して取り
付ける方法や、フィルム端部2aに接着剤を用いて接着
したり、熱融着、高周波融着、超音波融着などの手段に
よって直接貼り付ける方法などが採用される。
【0014】本発明の農業用合成樹脂被覆材1は、従来
の補強用の合成樹脂テープを用いた農業用合成樹脂被覆
材と同様、展張するために必要とされる場合、金属やプ
ラスチックなどからなる鳩目などを合成樹脂テープ3を
介在させた部分に設けてもよいことは無論のこと、展張
作業なども従来の農業用合成樹脂被覆材と全く同様にし
て行うことができる。
【0015】
【作用】本発明の農業用合成樹脂被覆材は、透明合成樹
脂フィルム端部に介在させる補強用の合成樹脂テープと
して、透明合成樹脂フィルムを形成する合成樹脂と相溶
性のある合成樹脂からなり、かつ特定の隠蔽率を有する
ものを使用しているので、透明合成樹脂フィルム端部に
介在させている補強用の合成樹脂テープ部分を切り取ら
ずに粉砕、溶融させてリサイクルしても、淡色系の樹脂
製品を得ることができる。
【0016】
【実施例】以下、具体的な実施例を示し、本発明を更に
具体的に説明するが、本発明は以下に示す実施例に限定
されるものではない。
【0017】〔実施例1〕表1に示す配合からなる塩化
ビニル系樹脂組成物をカレンダーにて分出し、絹目のエ
ンボス加工を行い、厚さ0.2mm、幅1m、長さ15
0cmの塩化ビニルフィルムを調整し、表面にグラビア
塗工機にて、青インキで文字印刷を行なった後スリッタ
ーにて幅2.5cmにスリットして、表面が梨地状の補
強用の合成樹脂テープを得た。尚、本実施例で使用した
合成樹脂テープを粉砕して、170℃のロールにて混練
りした後、プレス加工して得られた、厚さ0.2mmか
つ表面平滑なフィルムについて、大日精化工業社製の光
学濃度計を用いて隠蔽率を測定したところ、0.2であ
った。
【表1】 ポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度 1300) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 30重量部 トリクレジルホスフェート 3重量部 エポキシ系樹脂(エピコート828) 2重量部 Ba−Zn系液状安定剤 1.5重量部 Ba−Zn系粉状安定剤 1重量部 紫外線吸収剤(2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン) 0.1重量部 メチレンビスステアロアマイド 0.2重量部
【0018】表2に示す配合からなる厚さ0.1mm、
幅150cmの農業用塩化ビニルフィルムの端部を袋状
に折り返し、上記の補強用の合成樹脂テープを挟み込む
ように高周波融着し、端部に補強用の合成樹脂テープを
備えた農業用塩化ビニル製被覆材を得た。
【表2】 ポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度 1300) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 47重量部 トリクレジルホスフェート 5重量部 エポキシ系樹脂(エピコート828) 2重量部 Ba−Zn系液状安定剤 1.5重量部 Ba−Zn系粉状安定剤 1重量部 紫外線吸収剤(2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン) 0.1重量部 メチレンビスステアロアマイド 0.2重量部 ソルビタンモノステアレート(エチレンオキサイド1モル付加物) 2.0重量部
【0019】得られた農業用塩化ビニル製被覆材を長さ
1mにカットしたものを粉砕し、170℃のロールによ
って10分間混練りしたときの樹脂コンパウンドの色味
を目視により観察し、下記の評価基準にて評価した。結
果を隠蔽率と併せて表6に示す。 <評価基準> ◎・・・樹脂組成物が全く着色せず ○・・・樹脂組成物が若干着色したが、淡色系製品への
リサイクル可能 ×・・・樹脂組成物が青く着色し、淡色系製品へのリサ
イクル不可能
【0020】〔実施例2〕グラビア塗工機にて青インキ
によって印刷する代わりに、エンボスロールによって文
字を刻印した合成樹脂テープを使用する以外は、実施例
1と同様にして農業用塩化ビニル製被覆材を得た。尚、
本実施例で使用した合成樹脂テープの隠蔽率を実施例1
と同様にして測定したところ0であった。得られた農業
用塩化ビニル製被覆材を、実施例1と同様にして粉砕
し、170℃のロールによって混練りしたときの、樹脂
コンパウンドの色味を目視により観察し、実施例1に示
す評価基準にて評価した。結果を表6に示す。
【0021】〔実施例3〕表3に示す配合からなる塩化
ビニル樹脂組成物を、カレンダーにて分出して得られた
表面梨地状の合成樹脂テープを使用する以外は、実施例
2と同様にして農業用塩化ビニル製被覆材を得た。尚、
本実施例で使用した合成樹脂テープの隠蔽率を実施例1
と同様にして測定したところ0.5であった。得られた
農業用塩化ビニル製被覆材を、実施例1と同様にして粉
砕し、170℃のロールによって混練りしたときの、樹
脂コンパウンドの色味を目視により観察し、実施例1に
示す評価基準にて評価した。結果を表6に示す。
【表3】 ポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度 1300) 90重量部 架橋塩化ビニル樹脂 10重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 30重量部 トリクレジルホスフェート 3重量部 Ba−Zn系液状安定剤 1.5重量部 Ba−Zn系粉状安定剤 1重量部 紫外線吸収剤(2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン) 0.1重量部 メチレンビスステアロアマイド 0.2重量部
【0022】〔実施例4〕表4に示す配合からなる塩化
ビニル樹脂組成物を、カレンダーにて分出して得られた
着色剤含有の合成樹脂テープを使用する以外は、実施例
2と同様にして農業用塩化ビニル製被覆材を得た。尚、
本実施例で使用した合成樹脂テープの隠蔽率を実施例1
と同様にして測定したところ1.46であった。得られ
た農業用塩化ビニル製被覆材を、実施例1と同様にして
粉砕し、170℃のロールによって混練りしたときの、
樹脂コンパウンドの色味を目視により観察し、実施例1
に示す評価基準にて評価した。結果を表6に示す。
【表4】 ポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度 1300) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 30重量部 トリクレジルホスフェート 3重量部 エポキシ系樹脂(エピコート828) 2重量部 Ba−Zn系液状安定剤 1.5重量部 Ba−Zn系粉状安定剤 1重量部 紫外線吸収剤(2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン) 0.1重量部 メチレンビスステアロアマイド 0.2重量部 青色系顔料(群青顔料分 56%) 10重量部
【0023】〔比較例1〕補強用の合成樹脂テープを市
販されている青く着色されている不透明な合成樹脂テー
プに代える以外は、実施例1と同様にして農業用塩化ビ
ニル製被覆材を得た。尚、本実施例で使用した合成樹脂
テープの隠蔽率を実施例1と同様にして測定したところ
5.10であった。得られた農業用塩化ビニル製被覆材
を、実施例1と同様にして粉砕し、170℃のロールに
よって混練りしたときの、樹脂コンパウンドの色味を目
視により観察し、実施例1に示す評価基準にて評価し
た。結果を表6に示す。
【0024】〔比較例2〕表4に示す配合からなる塩化
ビニル樹脂組成物を、カレンダーにて分出して得られた
着色剤含有の合成樹脂テープを使用する以外は、実施例
2と同様にして農業用塩化ビニル製被覆材を得た。尚、
本実施例で使用した合成樹脂テープの隠蔽率を実施例1
と同様にして測定したところ1.83であった。得られ
た農業用塩化ビニル製被覆材を、実施例1と同様にして
粉砕し、170℃のロールによって混練りしたときの、
樹脂コンパウンドの色味を目視により観察し、実施例1
に示す評価基準にて評価した。結果を表6に示す。
【表5】 ポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度 1300) 100重量部 ジ−2−エチルヘキシルフタレート 30重量部 トリクレジルホスフェート 3重量部 エポキシ系樹脂(エピコート828) 2重量部 Ba−Zn系液状安定剤 1.5重量部 Ba−Zn系粉状安定剤 1重量部 紫外線吸収剤(2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン) 0.1重量部 メチレンビスステアロアマイド 0.2重量部 青色系顔料(群青顔料分 56%) 12重量部
【0025】
【表6】
【0026】
【発明の効果】本発明の農業用合成樹脂被覆材は、端部
に使用されている補強用の合成樹脂テープが、透明合成
樹脂フィルムを形成する合成樹脂と相溶性のある合成樹
脂を素材とし、かつ特定の隠蔽率となるように着色剤の
含有量を調節してなるので、端部の補強用の合成樹脂テ
ープの介在部分を切り取らずに粉砕、混練りしても、得
られる合成樹脂組成物を淡色系のプラスチック製品とす
ることが可能であり、何ら制限を受けることなく、かつ
効率よくリサイクルを行うことができる。
【0027】また、補強用の合成樹脂テープの表面に梨
地加工やエンボスロールなどによって刻印を施すことに
より、着色剤を全く使用せずとも、従来の着色された補
強用の合成樹脂テープを使用したときと同様に、目印と
しての機能を果たすものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す部分拡大斜視図
である。
【符号の説明】
1・・・農業用合成樹脂被覆材 2・・・透明合成樹脂フィルム 2a・透明合成樹脂フィルム端部 3・・・補強用合成樹脂テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明合成樹脂フィルム端部に補強用の合
    成樹脂テープを備えてなる農業用合成樹脂被覆材におい
    て、合成樹脂テープを形成する合成樹脂と透明合成樹脂
    フィルムを形成する合成樹脂が相溶性を有し、かつ合成
    樹脂テープの隠蔽率が、厚さ0.2mmでかつ表面平滑
    状態の条件下で1.5以下である農業用合成樹脂被覆
    材。
  2. 【請求項2】 透明合成樹脂フィルムおよび合成樹脂テ
    ープを形成する合成樹脂が塩化ビニル系樹脂である請求
    項1記載の農業用合成樹脂被覆材。
  3. 【請求項3】 透明合成樹脂フィルムの端部に取り付け
    られる農業合成樹脂被覆材補強用の合成樹脂テープであ
    って、透明性を有する合成樹脂からなり、隠蔽率が、厚
    さ0.2mmでかつ表面平滑状態の条件下で1.5以下
    である農業用合成樹脂被覆材補強用の合成樹脂テープ。
  4. 【請求項4】 合成樹脂テープの表面が梨地状である請
    求項3記載の農業用合成樹脂被覆材補強用の合成樹脂テ
    ープ。
  5. 【請求項5】 合成樹脂テープが表面に刻印がなされて
    いる請求項3または4に記載の農業用合成樹脂被覆材補
    強用の合成樹脂テープ。
JP6092995A 1993-04-30 1994-04-06 農業用合成樹脂被覆材および農業用合成樹脂被覆材補強用の合成樹脂テープ Expired - Lifetime JP2628137B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000336324A (ja) * 1999-05-27 2000-12-05 Yoshino Kasei Kk 識別表示を有する粘着シートまたはテープ
JP2012149124A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 C I Kasei Co Ltd 農業用塩化ビニル系樹脂組成物
JP2012196145A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 C I Kasei Co Ltd 農業用フィルム
KR101414995B1 (ko) * 2013-03-29 2014-07-04 안동대학교 산학협력단 농업용 멀칭필름

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