JPH0780753A - 数値制御方法および数値制御システム - Google Patents

数値制御方法および数値制御システム

Info

Publication number
JPH0780753A
JPH0780753A JP5228712A JP22871293A JPH0780753A JP H0780753 A JPH0780753 A JP H0780753A JP 5228712 A JP5228712 A JP 5228712A JP 22871293 A JP22871293 A JP 22871293A JP H0780753 A JPH0780753 A JP H0780753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
correction
shape
data
tool diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5228712A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Okazawa
泰夫 岡沢
Kenzo Sato
賢蔵 佐藤
Hideki Tanaka
秀規 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP5228712A priority Critical patent/JPH0780753A/ja
Publication of JPH0780753A publication Critical patent/JPH0780753A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】被加工物の加工原点の位置ずれや工具径の誤り
を検出して操作者に通知し、高速に精度良く加工する数
値制御方法および数値制御システムを提供する。 【構成】加工後、形状測定装置100で形状誤差を測定
する。NCプログラム実行部20により、形状誤差を補
正加工の有無判断部15に伝達する。補正加工の有無判
断部15は、形状誤差が許容範囲内か否かを判定し、許
容範囲内であれば加工を終了する。許容範囲外であれ
ば、前記形状誤差が補正加工できる範囲内か否かを判断
する。範囲外の時加工を終了する。範囲内の時、補正N
Cプログラム作成の有無判断部11により、加工原点の
位置ずれか否かを判断する。位置ずれの時、操作者に加
工原点を移動させ加工機1において補正加工を行なう。
位置ずれでない時、補正加工形状データ作成の有無判断
部12により、工具径誤りか否かを判断する。工具径誤
りの時、操作者に工具径を変更させ、補正NCプログラ
ムを作成し加工機1で補正加工を行なう。工具径誤りで
ない時、補正加工形状データを作成し、補正NCプログ
ラムを作成し、加工機1で補正加工を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御装置(NC装
置)の数値制御方法および数値制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】NC装置による数値制御加工において
は、加工終了後に被加工物の形状(実形状)を測定し、
所望の形状に対して誤差が生じた場合には、その誤差を
修正する加工を行う場合がある。従来の補正の方法は、
入力部から誤差データを読み込み、その誤差データから
補正加工の目標形状データを作成し、目標形状データ記
憶部で記憶する。次に、目標形状データに基づいて、補
正形状を近似する多項式求める。ついで、この式に従っ
て、数値制御装置(NC装置)の指令プログラムを作成
して、補正加工を行うことで、所望の形状を達成してい
た。
【0003】図3に、実形状、誤差、設計値形状、補正
量、補正形状の関係を示す。曲線50が設計値形状を示
し、曲線51が実形状を示す。曲線50と曲線51と
の、X座標の値が等しい点のZ座標の値の差が、誤差5
3である。この誤差の値と等しい量だけ、設計値形状を
示す曲線50から、曲線51とZ軸方向において反対側
に補正量54をとって曲線52を定め、この曲線52を
補正形状とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の補正
方法においては、すべての場合において、目標形状デー
タの多項式近似を行なう。例えば、被加工物の加工原点
の位置がずれている場合や、工具の径が誤っている場合
等には、操作者により加工原点の位置や工具径を変更す
ればよいところであるのに、補正NCプログラムの作成
をおこなってしまう。このため、希望通りの加工を行う
ためには、時間がかかってしまう。
【0005】本発明の目的は、被加工物の加工原点の位
置がずれている場合や、工具の径が誤っている場合につ
いてはこれらを検出し、操作者にこれらを通知すること
で、操作者が木目細かく対応することができて、高速に
精度良く加工することができるNCプログラム作成方法
およびNC制御システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、被加工物の理想形状についての誤
差データから、補正加工を行なうための補正形状データ
を作成し、該補正形状データに基づいて補正NCプログ
ラム作成する数値制御システムにおいて、前記誤差デー
タの値と、予め定められた許容誤差の値とを比較し、前
記誤差データの値が前記許容誤差よりも小さい場合にの
み、前記被加工物の形状の補正加工を行なうと判断する
補正加工判断手段と、該補正加工判断手段により補正加
工を行なうと判断された場合に、前記誤差データが、前
記加工を行なう加工機における加工原点の軸がずれてい
ることに起因して発生している(軸ずれ有り)か否かを
判断するための軸ずれ判断手段と、該軸ずれ判断手段に
より、軸ずれ有りと判断された場合に、外部に軸ずれの
発生を通知する軸ずれ通知手段とを備えることができ
る。
【0007】また、被加工物の理想形状についての誤差
データから、補正加工を行なうための補正形状データを
作成し、該補正形状データに基づいて補正NCプログラ
ム作成する数値制御システムにおいて、前記誤差データ
の値と、予め定められた許容誤差の値とを比較し、前記
誤差データの値が前記許容誤差よりも小さい場合にの
み、前記被加工物の形状の補正加工を行なうと判断する
補正加工判断手段と、該補正加工判断手段により補正加
工を行なうと判断された場合に、前記誤差データが、前
記加工を行なう加工機における工具径の誤りに起因して
発生している(工具径誤り有り)か否かを判断するため
の工具径誤り判断手段と、該工具径誤り判断手段によ
り、工具径誤り有りと判断された場合に、外部に工具径
誤りの発生を通知する工具径誤り通知手段とを備えるこ
ともできる。
【0008】
【作用】本発明では、被加工物の加工原点の位置がずれ
ている場合や、工具の径が誤っている場合等には、操作
者にこれらを通知し、操作者により加工原点の位置や工
具径を変更される。加工原点の位置や工具径を変更後
に、補正加工を実行する。
【0009】この補正加工に際して、加工原点の位置が
ずれている場合には、NCプログラムを使用する。工具
の径が誤っている場合には、補正NCプログラムを作成
し、この補正NCプログラムを使用する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0011】図2に、本発明の数値制御方法が適用され
る数値制御システムの一実施例の構成のブロック図を示
す。図10に、本実施例で用いられるNCプログラム作
成装置(数値制御装置)40のハードウエアシステム構
成の一例を示す。
【0012】図2において、本実施例は、被加工物50
に対する加工を行なう加工機1と、これに接続されるN
Cコントローラ30と、加工機1に設けられて、被加工
物50の形状を測定する形状測定装置100と、形状測
定結果を参照して、NC加工プログラムを作成するNC
プログラム作成装置40とを有する。
【0013】形状測定装置100は、被加工物50に対
して相対移動可能に設けられて、被加工物50の相対位
置関係を検出する測定端子70と、予め定めた原点を基
準として、この測定端子70の位置を測定する位置測定
器90と、測定データの処理を行なって形状測定値を求
める情報処理装置10とで構成される。
【0014】測定端子70と位置測定器(測長計91)
90とは、図2に示すように、加工機1に搭載される。
【0015】加工機1は、被加工物50およびこれを保
持すると共に回転駆動するワーク駆動機構87と、駆動
機構87を載置するステージ81と、ステージ81を移
動自在に支持するための支持台82と、ステージ81を
必要量移動させるためのステージ駆動装置83と、工具
台51および測定端子70を支持するためのステージ8
4と、ステージ84を移動自在に支持するための支持台
85と、ステージ84を必要量移動させるためのステー
ジ駆動装置86とを有する。
【0016】NCコントローラ30は、加工プログラム
にしたがって、加工機1の、ステージ駆動装置83,8
6およびワーク駆動機構87の動作を制御する。また、
形状測定を行なう際に、NCプログラム作成装置40か
らの指示に応じて、ステージ駆動装置83,86の動作
を制御する。
【0017】NCプログラム作成装置40は、NCコン
トローラ30の制御プログラム、および、加工、測定等
のために必要な各種パラメータを作成して、これに出力
すると共に、情報処理装置10からの形状測定情報を取
り込んで、修正プログラム、パラメータ等を作成して、
NCコントローラ30に送る。
【0018】NCプログラム作成装置40は、図10に
示すように、中央処理ユニット(CPU)401と、C
PU401のプログラムおよび各固定データを記憶する
第1のメモリ(ROM)402と、外部から読み込んだ
データ、演算結果等を格納する第2のメモリ(RAM)
403と、NCコントローラ30とのデータの授受を行
なうインタフェース404と、情報処理装置10との接
続を行なうNCプログラム作成装置インタフェース40
5と、入力装置406と、表示装置407とを有する。
【0019】情報処理装置10は、図示していないが、
NCプログラム作成装置40から送られる測定指令を受
けて測定端子70からの出力信号を取り込んで、被加工
物の形状を測定する形状測定手段と、各測定点について
の測定値を記憶する形状測定値記憶手段と、形状測定値
をNCプログラム作成装置40に出力する形状測定値出
力部とを有する。
【0020】測定端子70は、例えば、差動トランス型
の測定プローブにより構成され、予め定めた基準点、例
えば、中心位置から±の変位量を示す信号を出力する。
測定端子70は、本実施例では、接触式の例を示すが、
非接触式であってもよい。
【0021】位置測定器90は、本実施例では、光学式
の測長計91が用いられる。すなわち、ステージ81に
ミラー94が、ステージ84にミラー96がそれぞれ取
り付けられ、前者には、ミラー92および93を介し
て、また、後者には、ミラー95を介して、それぞれ光
線が入射される。本実施例の測長計91は、ミラー94
および96の変位を光学的に測定すると共に、予め定め
た原点を基準とする座標データを出力する。本実施例で
は、加工機1に備え付けられているものを共用している
が、独自に設けてもよい。
【0022】次に、図1に、本発明のNCプログラム作
成装置40の機能ブロック図を示す。
【0023】図1において、操作入力表示出力部21
は、操作者110からの操作の指示を入力し、また、操
作者110へのメッセージ等の指示を出力する。設計値
加工形状データ入力部16は、理想的な加工形状に関す
るデータを入力して記憶する。また、後述する補正加工
形状データ作成部13で使用される。設計値NCプログ
ラム作成部17は、設計値加工形状データ入力部16に
より入力された理想的な加工形状に基づいて、NCプロ
グラムを作成する。NCプログラム記憶部18は、前記
設計値NCプログラム作成部17または後述する補正N
Cプログラム作成部14において作成されたプログラム
を記憶する。NCプログラム解析部19は、前記NCプ
ログラム記憶部18に記憶されたプログラムを解析す
る。NCプログラム実行部20は、前記NCプログラム
解析部19により解析されたプログラムを実行して、被
加工物を加工機により加工する。
【0024】形状測定装置100は、加工された被加工
物の加工面の形状を測定し、この測定結果から形状の誤
差を算出して、算出された誤差をNCプログラム実行部
20に伝達する。NCプログラム実行部20は、伝達さ
れた誤差を、補正加工の有無判断部15に伝達する。補
正加工の有無判断部15は前記誤差の値と予め定められ
た許容誤差値とを比較して、前記形状誤差が許容誤差内
にあるか否かを判定する。許容誤差内にあると判定され
た場合には、加工を終了する指示を生成する。許容誤差
内に無いと判定された場合には、形状誤差を予め定めら
れた閾値と比較して、形状誤差が補正加工できる範囲内
にあるか否かを判断する。
【0025】補正NCプログラム作成の有無判断部11
は、前記補正加工の有無判断部15により、補正加工で
きる範囲内にあると判断された場合に、補正NCプログ
ラムを作成して補正加工するか、加工原点の軸をずらし
て補正NCプログラムは作成しないで補正加工するか
を、各々の効果を予測して判断する。
【0026】補正加工形状データ作成の有無判断部12
は、前記補正NCプログラム作成の有無判断手段11
が、補正NCプログラムを作成すると判断したとき、加
工形状データに補正を加えた補正加工形状データを求め
てから補正NCプログラムを作成するか、加工条件を変
更するだけで補正加工形状データを求めないで補正NC
プログラムを作成するかを、各々の効果を予測して判断
する。
【0027】補正加工形状データ作成部13は、設計値
加工形状データ入力部16により入力された設計値加工
形状データと、前記形状測定装置100において算出さ
れた形状の誤差とに基づいて、補正加工データを作成す
る。補正NCプログラム作成部14は、前記補正加工デ
ータから、補正NCプログラムを作成し、NCプログラ
ム記憶部18に記憶させる。この補正NCプログラム
は、NCプログラム解析部19で解析され、NCプログ
ラム実行部20で実行される。
【0028】次に、図1および図9を用いて、本発明に
よるNCプログラム作成装置40の動作について説明す
る。
【0029】まず、操作者は、設計値加工形状データ
を、操作入力表示出力部21から入力する。このデータ
は、設計値加工形状データ入力部16に入力される。次
に、前記設計値形状データを用いて、設計値NCプログ
ラム作成部17により、設計値NCプログラムを作成す
る。作成されたNCプログラムは、NCプログラム記憶
部18に記憶されたのち、NCプログラム解析部19に
おいて解析され、NCプログラム実行部20により実行
されて、加工機1において被加工物の加工が行なわれる
(ステップ910)。
【0030】加工が行なわれたのち、形状測定装置10
0により、被加工物の設計値形状(理想形状)と、実形
状との差である形状誤差を測定する。この形状誤差は、
NCプログラム実行部を介して、操作入力表示出力部2
1に表示される(ステップ920)。
【0031】次に、NCプログラム実行部20により、
前記形状誤差を、補正加工の有無判断部15に伝達す
る。補正加工の有無判断部15は、形状誤差が予め定め
られた許容範囲内にあるか否かを判定する(ステップ9
30)。許容範囲内にあると判定された場合には、加工
を終了する。許容範囲内に無いと判定された場合には、
前記形状誤差と、予め定められた閾値とを比較して、前
記形状誤差が補正加工できる範囲内にあるか否かを判断
する(ステップ940)。
【0032】図4は、形状誤差が許容誤差の範囲内にあ
る場合で、補正加工の有無判断部15により補正加工が
必要ないと判断される。
【0033】図5は、範囲Sで形状誤差が異常な変化を
しているので、補正加工の有無判断部15により補正加
工しても補正ができないのものと判断される。
【0034】この補正加工できる範囲内に無いと判断さ
れた場合には、不良品であると判断して、加工を終了す
る。補正加工できる範囲内にあると判断された場合に
は、補正NCプログラム作成の有無判断部11により、
被加工物の加工原点の位置をずらして加工した場合の形
状誤差を計算で求め、この形状誤差と実際の形状誤差と
の差が、所定の値よりも大きいか否かを判断する(ステ
ップ950)。
【0035】加工原点の位置をずらして加工すれば、形
状誤差が所定の値よりも小さくなると判定された場合に
は、操作者に加工原点を移動させるように指示するメッ
セージを、操作入力表示出力部21に表示する。操作者
により加工原点が移動されると(ステップ960)、加
工機1において補正加工を行ない(ステップ100
0)、ステップ920へ戻る。
【0036】図6は、加工原点の軸がずれた場合を表し
たもである。補正NCプログラム作成の有無判断部11
によりを補正NCプログラムを作成する必要が無いと判
断される。判断と同時に加工原点の軸のずらし量も計算
される。その場合には、計算で求められたずらし量だけ
加工原点をずらして、NCプログラムは直前と同じもの
で再加工する。
【0037】この加工原点の軸のずらし量の計算につい
て、図11により説明する。図11において、曲線11
0を設計値の形状を表す曲線とし、曲線120を加工原
点をずらして計算で求めた形状とする。また、曲線13
0を実際に測定された形状とする。曲線120に変数i
がついているのは、加工原点を複数種類のずらし量によ
りずらした曲線が考えられるからである。このように加
工原点をずらした時に、形状誤差Eikは、次の式により
算出される。
【0038】
【数1】
【0039】また、実際に測定した形状誤差Fkは、次
の式により算出される。
【0040】
【数2】
【0041】ここで
【0042】
【数3】
【0043】とし、このSiを、加工原点の考えられる
ずれの範囲でずれ量を漸次変化させて計算し、Siが一
番小さくなったときの(Eik−Fk)の、kが0からNま
での間の最大値が決められた許容値内にある場合、加工
原点をずらして補正加工する。
【0044】ステップ950において、被加工物の加工
原点の位置をずらして加工した場合の形状誤差と実際の
形状誤差との差が、所定の値よりも大きいと判断された
場合には、補正加工形状データ作成の有無判断部12に
より、工具径の設定を変更して加工した場合の形状誤差
を算出し、この形状誤差と実際の形状誤差との差が、予
め定められた許容誤差よりも大きいか否かを判断する
(ステップ970)。
【0045】この工具径の設定の変更量の計算につい
て、図12により説明する。図12において、曲線15
0を設計値の形状を表す曲線とし、曲線160を工具径
を変更して計算で求めた形状とする。また、曲線170
を実際に測定された形状とする。曲線160に変数iが
ついているのは、工具径を複数種類の変更量により変更
した曲線が考えられるからである。このように工具径を
変更した時に、形状誤差Eikは、次の式により算出され
る。
【0046】
【数1】
【0047】また、実際に測定した形状誤差Fkは、次
の式により算出される。
【0048】
【数2】
【0049】ここで
【0050】
【数3】
【0051】とし、このSiを、工具径を変更すること
ができる範囲で変更量を漸次変化させて計算し、Siが
一番小さくなったときの(Eik−Fk)の、kが0からN
までの間の最大値が決められた許容値内にある場合、工
具径を変更して補正加工する。
【0052】ステップ970において小さいと判定され
た場合には、操作者に工具径を変更するように指示する
メッセージを、操作入力表示出力部21に表示する。操
作者により工具径が変更されると、工具径を変更して補
正NCプログラムを作成し(ステップ980)、加工機
1において補正加工を行ない(ステップ1000)、ス
テップ920へ戻る。
【0053】図7は、加工条件が悪かった場合の中で、
工具径が、指示したものと実際のものとの間に誤差があ
った場合の例である。補正加工形状データ作成の有無判
断部12により、加工条件を変更するだけで補正加工形
状データを求めないで補正NCプログラムを作成すると
判断される。判断と同時に工具径の補正値も計算され
る。その場合には、計算で求められた補正された工具径
を使用して、補正NCプログラム作成部14により補正
NCプログラムを作成される。
【0054】ステップ970において大きいと判定され
た場合には、補正加工形状データを作成して補正NCプ
ログラムを作成し(ステップ990)、加工機1におい
て補正加工を行ない(ステップ1000)、ステップ9
20へ戻る。
【0055】図8は、加工原点の軸をずらしても、加工
条件を変更しても、補正ができない場合である。補正加
工形状データ作成の有無判断部12により、補正加工形
状データを作成して補正加工すれば補正ができると判断
される。その場合には、補正加工形状データ作成部13
により、補正加工形状データが作成され、補正NCプロ
グラム作成部14により補正NCプログラムが作成され
る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、被加工物の加工原点の
位置がずれている場合や、工具の径が誤っている場合に
ついてはこれらを検出し、操作者にこれらを通知するこ
とで、操作者が木目細かく対応することができて、高速
に精度良く加工することができる数値制御方法および数
値制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNCプログラム作成装置40の機能ブ
ロック図。
【図2】本発明の一実施例を適用した数値制御システム
の構成を示すブロック図。
【図3】実形状、誤差、設計値形状、補正量、補正形状
の関係を示す説明図。
【図4】形状誤差の具体例を示す説明図。
【図5】形状誤差の具体例を示す説明図。
【図6】形状誤差の具体例を示す説明図。
【図7】形状誤差の具体例を示す説明図。
【図8】形状誤差の具体例を示す説明図。
【図9】本発明のNCプログラム作成装置40の動作手
順を示すフローチャート。
【図10】本実施例で用いられるNCプログラム作成装
置40のハードウエアシステム構成の一例を示すブロッ
ク図。
【図11】加工原点の軸のずらし量に関する説明図。
【図12】工具径の変更量に関する説明図。
【符号の説明】
1…加工機、11…補正NCプログラム作成の有無判断
部、12…補正加工形状データ作成の有無判断部、13
…補正加工形状データ作成部、14…補正NCプログラ
ム作成部、15…補正加工の有無判断部、16設計値加
工形状データ入力部、17…設計値NCプログラム作成
部、18…NCプログラム記憶部、19…NCプログラ
ム解析部、20…NCプログラム実行部、40…NCプ
ログラム作成装置、100…形状測定装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物の理想形状についての誤差データ
    から、補正加工を行なうための補正形状データを作成
    し、該補正形状データに基づいて補正NCプログラム作
    成する数値制御方法において、 前記誤差データの値と、予め定められた許容誤差の値と
    を比較し、前記誤差データの値が前記許容誤差よりも小
    さい場合にのみ、前記被加工物の形状の補正加工を行な
    うと判断し、 該補正加工を行なうと判断された場合に、前記誤差デー
    タが、前記加工を行なう加工機における加工原点の軸が
    ずれていることに起因して発生している(軸ずれ有り)
    か否かを判断し、 該軸ずれ有りと判断された場合に、外部に軸ずれの発生
    を通知することを特徴とする数値制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記軸ずれ無しと判断された場合に、前記誤差データ
    が、前記加工を行なう加工機における工具径の誤りであ
    る(工具径誤り有り)か否かを判断し、 該工具径の誤りであると判断された場合に、外部に工具
    径の誤りの発生を通知することを特徴とする数値制御方
    法。
  3. 【請求項3】被加工物の理想形状についての誤差データ
    から、補正加工を行なうための補正形状データを作成
    し、該補正形状データに基づいて補正NCプログラム作
    成する数値制御システムにおいて、 前記誤差データの値と、予め定められた許容誤差の値と
    を比較し、前記誤差データの値が前記許容誤差よりも小
    さい場合にのみ、前記被加工物の形状の補正加工を行な
    うと判断する補正加工判断手段と、 該補正加工判断手段により補正加工を行なうと判断され
    た場合に、前記誤差データが、前記加工を行なう加工機
    における加工原点の軸がずれていることに起因して発生
    している(軸ずれ有り)か否かを判断するための軸ずれ
    判断手段と、 該軸ずれ判断手段により、軸ずれ有りと判断された場合
    に、外部に軸ずれの発生を通知する軸ずれ通知手段と、 を備えることを特徴とする数値制御システム。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記軸ずれ判断手段により、軸ずれ無しと判断された場
    合に、前記誤差データが、前記加工を行なう加工機にお
    ける工具径の誤りである(工具径誤り有り)か否かを判
    断するための工具径誤り判断手段と、 該工具径誤り判断手段により、工具径の誤りであると判
    断された場合に、外部に工具径の誤りの発生を通知する
    工具径誤り通知手段と、 を備えることを特徴とする数値制御システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記軸ずれ判断手段
    は、前記加工原点の軸ずれの度合いを判定し、 前記軸ずれ通知手段は、前記軸ずれの度合いを外部に通
    知することを特徴とする数値制御システム。
  6. 【請求項6】請求項2において、前記工具径誤り判断手
    段は、前記工具径の誤りの度合いを判定し、 前記工具径誤り通知手段は、前記工具径誤りの度合いを
    外部に通知することを特徴とする数値制御システム。
  7. 【請求項7】請求項4において、前記工具径誤り判断手
    段により、工具径の誤りであると判断された場合に、前
    記工具径の誤りの度合いに基づいて工具径を変更して補
    正NCプログラムを作成する手段と、 前記工具径誤り判断手段により、工具径の誤りで無いと
    判断された場合に補正加工形状データを作成し、該補正
    加工形状データに基づいて補正NCプログラムを作成す
    る手段と、 を備えることを特徴とする数値制御システム。
  8. 【請求項8】被加工物の理想形状についての誤差データ
    から、補正加工を行なうための補正形状データを作成
    し、該補正形状データに基づいて補正NCプログラム作
    成する数値制御システムにおいて、 前記誤差データの値と、予め定められた許容誤差の値と
    を比較し、前記誤差データの値が前記許容誤差よりも小
    さい場合にのみ、前記被加工物の形状の補正加工を行な
    うと判断する補正加工判断手段と、 該補正加工判断手段により補正加工を行なうと判断され
    た場合に、前記誤差データが、前記加工を行なう加工機
    における工具径の誤りに起因して発生している(工具径
    誤り有り)か否かを判断するための工具径誤り判断手段
    と、 該工具径誤り判断手段により、工具径誤り有りと判断さ
    れた場合に、外部に工具径誤りの発生を通知する工具径
    誤り通知手段と、 を備えることを特徴とする数値制御システム。
JP5228712A 1993-09-14 1993-09-14 数値制御方法および数値制御システム Withdrawn JPH0780753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5228712A JPH0780753A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 数値制御方法および数値制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5228712A JPH0780753A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 数値制御方法および数値制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0780753A true JPH0780753A (ja) 1995-03-28

Family

ID=16880635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5228712A Withdrawn JPH0780753A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 数値制御方法および数値制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0780753A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305725A (ja) * 2006-06-26 2006-11-09 Nissin Kogyo Co Ltd 成形型のワーク形成面の仕上げ加工方法
KR101325150B1 (ko) * 2012-05-23 2013-11-06 한국생산기술연구원 세팅 오차를 반영한 가공 공정 감시 장치 및 방법
JP2016175147A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 シチズンホールディングス株式会社 表面加工装置
JP2019217591A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 ファナック株式会社 調整要否判断装置
JP2024065176A (ja) * 2022-10-31 2024-05-15 Dmg森精機株式会社 加工プログラムの補正方法および情報処理プログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305725A (ja) * 2006-06-26 2006-11-09 Nissin Kogyo Co Ltd 成形型のワーク形成面の仕上げ加工方法
JP4486944B2 (ja) * 2006-06-26 2010-06-23 日信工業株式会社 成形型のワーク形成面の仕上げ加工方法
KR101325150B1 (ko) * 2012-05-23 2013-11-06 한국생산기술연구원 세팅 오차를 반영한 가공 공정 감시 장치 및 방법
JP2016175147A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 シチズンホールディングス株式会社 表面加工装置
JP2019217591A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 ファナック株式会社 調整要否判断装置
US10962953B2 (en) 2018-06-19 2021-03-30 Fanuc Corporation Adjustment of a deviation of an axis position of driving unit of machine tool
JP2024065176A (ja) * 2022-10-31 2024-05-15 Dmg森精機株式会社 加工プログラムの補正方法および情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2040028B1 (en) Measuring method for use on machine tools
US5513113A (en) Method of and device for correcting position of cutting-edge of tool in numerically controlled machine tool
EP1579168B2 (en) Workpiece inspection method and apparatus
EP1327495B1 (en) Measuring method and device, machine tool having such device, and work processing method
JPWO2006077629A1 (ja) 位置決め装置及び位置決め方法
JP2008114322A (ja) 工作機械における位置補正方法および位置補正装置
US11289303B2 (en) Calibrating method and calibrating system
JP2000198047A (ja) 工作機械
JP7463505B2 (ja) 構造的に同一のワークピースの機械加工中に拒絶を検出する方法及び関連する数値制御されるワークピース機械加工装置
JPH0780753A (ja) 数値制御方法および数値制御システム
JPH10111706A (ja) 数値制御工作機械の自動測定装置
JP2020140448A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP3648054B2 (ja) 主軸又はアタッチメント補正値の自動決定方法
KR101823052B1 (ko) 자동 선반 가공 후 자동 보정을 위한 가공물 측정 방법
JP2599924B2 (ja) ワイヤ放電加工機における電極ガイドの位置測定方法
JP2980933B2 (ja) 衝撃試験片自動加工システム及び衝撃試験片自動加工方法
JP2004192152A (ja) 数値制御装置
JPH0780752A (ja) 数値制御方法および数値制御システム
JPH0740193A (ja) Ncプログラム作成方法およびnc制御システム
JP7519966B2 (ja) 工作機械における接触式工具センサの校正方法及び校正プログラム、工作機械
KR100458453B1 (ko) 자동 선반의 보정장치 및 보정방법
JP4493168B2 (ja) 形状測定方法および形状測定装置
KR20230121253A (ko) 공작기계의 공구 보정 장치 및 보정 방법
JP2000190168A (ja) Nc加工方法及びその装置
JPH02109662A (ja) トレーサヘッドの検出誤差の補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128